JP2000342949A - 飛灰の混練装置 - Google Patents

飛灰の混練装置

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JP2000342949A
JP2000342949A JP11159500A JP15950099A JP2000342949A JP 2000342949 A JP2000342949 A JP 2000342949A JP 11159500 A JP11159500 A JP 11159500A JP 15950099 A JP15950099 A JP 15950099A JP 2000342949 A JP2000342949 A JP 2000342949A
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Japan
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kneading
fly ash
fly ashes
axes
tank
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JP11159500A
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English (en)
Inventor
Muneharu Ine
宗治 稲
Yoshifumi Nagasawa
吉史 長沢
Masahiro Kozai
昌浩 小財
Masahiro Kamio
昌宏 神尾
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Nikko Co Ltd
Nikko KK
Original Assignee
Nikko Co Ltd
Nikko KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 飛灰の混練、排出をスムーズに行って所望の
混練能力を発揮することができる飛灰の混練装置を提供
する。 【解決手段】 一端側に飛灰の投入部9を、他端側に排
出部10を備えた混練槽2内に二本の混練軸3、3´を
平行に回転自在に配設する。また、投入部9付近の混練
軸3、3´には飛灰を排出部10側に向けて送り込むス
クリュ−羽根11を取付ける。スクリュ−羽根11に続
く混練軸3、3´には略棒状の混練部材12を軸回りに
所定角度ずつずらしながら軸方向に所定間隔で螺旋状の
配置となるように立設する。そして、投入部9に投入さ
れた飛灰をスクリュー羽根11によって混練槽2内方へ
強制的に押し込むことによって略棒状の混練部材12を
使用していても飛灰の移動をスムーズに行い、所望の混
練能力を発揮させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、都市ゴミや産業廃
棄物等の焼却に伴い発生する飛灰にキレート剤や水を添
加して混練することにより、飛灰中に含まれる重金属を
固定し、また飛散することのようないようにする飛灰の
混練装置に関する。
【0002】
【従来の技術】飛灰には鉛、水銀、クロム等の有害な重
金属が含まれており、この重金属が溶出して環境を汚染
しないように不溶化処理などの安定化処理を行う必要が
ある。この飛灰の安定化処理方法として、薬剤による化
学的安定化法やセメント固化法があり、キレート剤また
はセメントを加え、水とともに混練装置にて混練するこ
とが行われている。
【0003】飛灰処理の混合機としては、混練が連続的
に行えるという利点から、複数の撹拌羽根を有する水平
二軸型の混練装置を使用することがある。また、飛灰に
水を添加して混練すると付着しやすい性状となるため
に、混練羽根として、棒状の混練部材を混練軸周面に位
相をずらしながら放射状に多数立設し、飛灰の付着を極
力少なくしながら混練するものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、棒状の
混練部材を回転させてそのスクリュー作用によって飛灰
を排出側に移動させる方法では、推進力が弱くて投入し
た飛灰量に見合った量の排出が行われず、特に、水の添
加量を多くして飛灰を泥状化させてしまうと排出するこ
とすらできなくなるなど、所望の混練能力を十分に発揮
することができないという問題点があった。
【0005】本発明は上記の点に鑑み、飛灰の混練、排
出をスムーズに行って所望の混練能力を発揮することが
できる飛灰の混練装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために、一端側に飛灰の投入部を、他端側に排出
部を備えた混練槽内に二本の混練軸を平行に回転自在に
配設し、投入部付近の混練軸には飛灰を排出部側に向け
て送り込むスクリュ−羽根を取付けると共に、該スクリ
ュ−羽根に続く混練軸には略棒状の混練部材を軸回りに
所定角度ずつずらしながら軸方向に所定間隔で螺旋状の
配置となるように立設したことを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に係る請求項1記載の飛灰
の混練装置にあっては、混練槽の投入部に投入された飛
灰はスクリュー羽根による強い推進力によって混練槽内
方へと強制的に送り込まれる。飛灰が混練槽内方へと進
むと、水やキレート剤を適宜添加し、略棒状の混練部材
によって混練しながら排出部へと移動させていく。この
略棒状の混練部材では飛灰を移動させるための推進力が
弱いが、スクリュー羽根によって飛灰を強制的に送り込
んでいるために混練槽内の飛灰は排出側へと順次押し出
されていく。このように、混練槽の投入部付近の飛灰を
スクリュー羽根によって混練槽内方へと強制的に送り込
むことによって飛灰の排出を容易にし、これによって所
望の混練能力を発揮できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る飛灰の混練装置の実施例
を図面に基づいて説明する。
【0009】図中の1は飛灰にキレート剤や水を添加し
て混練する混練装置であって、混練槽2内に二本の平行
な混練軸3、3´を貫通し、混練槽2の支持台4に固定
した軸受5により回転自在に配設している。
【0010】混練軸3、3´の一端部には減速機6、6
´を介して駆動用モータ7、7´を取り付け、該駆動用
モータ7、7´の駆動によって混練軸3、3´を所望の
回転数で回転可能にしている。なお、混練軸3、3´の
他端部に二点鎖線で示すようにギヤ8、8´を装着する
と混練軸3、3´を互いに同期速度で回転させることも
可能となる。
【0011】混練槽2の一端側には飛灰の投入部9を配
設する一方、他端側には排出部10を配設してある。飛
灰の投入部9の付近の混練軸3、3´には飛灰を混練槽
2内方に向けて送り込むスクリュ−羽根11を取付けて
いる。なお、このスクリュ−羽根11はスクリュー状に
連続した羽根でも、またスクリュー状に不連続に形成し
た羽根でも、またアーム先端に羽根をつけたものをスク
リュー状に配置したものであっても良い。また、混練軸
3、3´を異なった回転数で回転させるようにしたとき
は双方の混練軸3、3´に取付けたスクリュ−羽根11
が接触することのない大きさとしておくと良い。
【0012】スクリュ−羽根11に続く混練軸3、3´
には略棒状の混練部材12を軸回りに所定角度ずつずら
しながら軸方向に所定間隔で螺旋状の配置となるように
立設しており、図示例では、混練部材12を混練軸3、
3´に貫通させると共に、隣接する混練部材12をそれ
ぞれ60度ずつずらしながら配置しており、これによっ
て混練部材12を二条の螺旋状の配置とし、この螺旋状
配置の混合部材12の回転によるスクリュ−作用で飛灰
を混練しながら移動させるようにしている。
【0013】なお、混練部材12の形状については、略
棒状のものであって、丸棒、角棒、平板状のもの等、種
々の断面形状のものを採用することができ、また、この
混練部材12のずらす角度や設置本数等は何ら限定する
ものでなく、更に、螺旋状の配置とは隣接して配置する
混練部材12の位相をずらし、混練部材12を回転させ
たときにて飛灰を排出部10に向けて移動させる推進力
を与えるように配置していることを意味するものであ
る。
【0014】13は混練槽2内での飛灰の滞留時間や滞
留量を調整する排出調整板であり、図3に示すように、
調整板13に高さ調整用の長孔14を穿設し、該長孔1
4の範囲内で適宜に高さ調整をしてボルト15で固定す
るようにしている。
【0015】16は混練槽2内に添加される水による湿
気が飛灰の投入部9側に進入することを極力阻止するた
めの仕切板であって、該仕切板16には仕切高さを調整
するための仕切調整板17を取付けている。該仕切調整
板17は、図4に示すように、穿設した調整用の長孔1
8の範囲内で適宜に上下調整してボルト19で固定する
ようにしている。
【0016】しかして、上記飛灰の混練装置によって飛
灰を混練する場合、飛灰貯蔵槽(図せず)から飛灰を所
定量ずつ払い出して混練装置1の投入部9に投入し始め
ると、駆動用モータ7、7´を駆動して混練軸3、3´
を回転させる。
【0017】混練軸3、3´が回転すると、飛灰はスク
リュー羽根11によって混練槽2内方へと送り込まれて
略棒状の混練部材12群の中へと移動していく。なお、
スクリュー羽根11による飛灰の送り能力は、飛灰貯蔵
槽から投入される飛灰供給量と略同等以上とする。
【0018】そして、混練部材12の上位でかつ仕切板
16の近くの適宜位置に配設した添加ノズル(図示せ
ず)より水やキレート剤を適宜量ずつ添加し、螺旋状配
置の混練部材12の回転によって混ぜ合せながらそのス
クリュー作用によって排出部10方向へと移動させてい
く。なお、混練部材12の羽根は略棒状であるために飛
灰を移動させる推進力は小さいが、スクリュー羽根11
によって飛灰が強制的に次々と押し込まれてくることに
よって略棒状の混練部材12でも飛灰をスムーズに移動
させて排出部10から安定的に排出させる。
【0019】このように、スクリュー羽根11によって
飛灰を混練槽2内方へ強制的に押し込むことによって略
棒状の混練部材12を使用していても送りがスムーズに
行われ、安定的な排出が可能となり、これによって所望
の混練能力を発揮させることができる。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明の飛灰の混練装置に
あっては、一端側に飛灰の投入部を、他端側に排出部を
備えた混練槽内に二本の混練軸を平行に回転自在に配設
し、投入部付近の混練軸には飛灰を排出部側に向けて送
り込むスクリュ−羽根を取付けると共に、該スクリュ−
羽根に続く混練軸には略棒状の混練部材を軸回りに所定
角度ずつずらしながら軸方向に所定間隔で螺旋状の配置
となるように立設したので、スクリュー羽根によって飛
灰を混練槽内方へと強制的に送り込むことによって略棒
状の混練部材12を使用していても送りがスムーズに行
われて安定的に排出され、所望の混練能力を発揮でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る飛灰の混練装置の一実施例を示す
一部切り欠き正面図である。
【図2】図1の一部切り欠き平面図である
【図3】図2のA−A線矢視図である。
【図4】図2のB−B線矢視図である。
【符号の説明】
1…混練装置 2…混練槽 3、3´…混練軸 7、7´…駆動用モー
タ 9…投入部 10…排出部 11…スクリュー羽根 12…略棒状の混
練部材 13…排出調整板 17…仕切調整板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神尾 昌宏 兵庫県明石市大久保町江井島1013番地の1 日工株式会社内 Fターム(参考) 4D004 AA37 AB03 CA15 CA34 CB28 CC03 CC06 4G078 AA01 AB20 BA01 BA07 DA01 DA09 DA28 DB03 EA10

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端側に飛灰の投入部を、他端側に排出部
    を備えた混練槽内に二本の混練軸を平行に回転自在に配
    設し、投入部付近の混練軸には飛灰を排出部側に向けて
    送り込むスクリュ−羽根を取付けると共に、該スクリュ
    −羽根に続く混練軸には略棒状の混練部材を軸回りに所
    定角度ずつずらしながら軸方向に所定間隔で螺旋状の配
    置となるように立設したことを特徴とする飛灰の混練装
    置。
JP11159500A 1999-06-07 1999-06-07 飛灰の混練装置 Pending JP2000342949A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006167542A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Fujisash Co 混練部材及びロータ及び飛灰等用混練機
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