JPH0585341B2 - - Google Patents

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JPH0585341B2
JPH0585341B2 JP1245771A JP24577189A JPH0585341B2 JP H0585341 B2 JPH0585341 B2 JP H0585341B2 JP 1245771 A JP1245771 A JP 1245771A JP 24577189 A JP24577189 A JP 24577189A JP H0585341 B2 JPH0585341 B2 JP H0585341B2
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films
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thermoplastic resin
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Takeo Hayashi
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【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は、チユーブラー法で二軸延伸した結晶
性熱可塑性樹脂フイルムの熱処理方法及び装置に
関し、食品包装、コンピユータのような工業製品
の包装、バツグインボツクス、ドラムの内装等の
分離で利用することができる。 [背景技術] プラスチツクフイルムを例えばチユーブラー法
で二軸延伸した後、フイルム分子の配向を固定さ
せて寸法安定性を得るために熱処理を施してい
る。 この熱処理の際、チユーブ状の例えばナイロン
−6フイルムを偏平に折り畳んだ状態でテンター
法により、200℃近傍の熱処理を施すと、上下の
フイルム同士が融着するため処理後に2枚に分離
することができず、製品として使用することがで
きないという問題点が生じていた。このような問
題点は、特にプラスチツクフイルムがポリアミド
系のような結晶性熱可塑性樹脂フイルムの場合に
顕著となる。 そこで、この問題を解決するために、従来、例
えば二軸延伸された偏平チユーブ状フイルムの耳
部を切開して2枚のフイルムに分離した後、エン
ドレスのベルト状物により両フイルム間に空隙を
保つた状態でテンターに導入し、フイルムの両端
をクリツプで保持しながら熱処理を施す改良テン
ター方式が提案されている(特公昭46−15439号
公報参照)。 また、この改良テンター法以外にも、チユーブ
状フイルムに圧縮空気を入れてバブルを形成した
状態で熱処理を施すチユーブラー方式を採用した
場合にも、熱溶着の問題は回避できる。 [発明が解決しようとする課題] 上述した改良テンター法による熱処理によれ
ば、熱融着は発生しないが、ボーイング現象(フ
イルムの延伸に伴い、フイルム両端に比べて中央
部の延伸がフイルムの移動方向に遅れを生じる現
象)が発生し、これに伴つてフイルム物性の面内
異方性及び二次加工(印刷等)の阻害要素となる
たるみ等の問題点が生じていた。熱処理温度を下
げれば、ボーイング率は低くなるが、ボイル、レ
トルト等の熱処理を施す場合には、収縮率が大き
くなりすぎて問題がある。 また、上述したチユーブラー法による熱処理に
よれば、高い寸法安定性を得ようとして180℃以
上の温度で熱処理すると、バブルが揺れて安定し
た熱処理が困難になるという問題が生じる。この
問題を回避するために、低い温度で熱処理すれ
ば、逆に良好な寸法安定性が得られなくなる。 一方、本出願人は、特願昭63−296575におい
て、チユーブラー法により二軸延伸した結晶性熱
可塑性樹脂フイルムを2段階に分けて熱処理する
方法及び装置を提案した。この発明において、第
2段目の熱処理はテンター方式としたが、第1段
目の熱処理方式については特に限定していない。
しかし、この第1段目の熱処理も第2段目の熱処
理と同様にテンター方式とした場合には、ボーイ
ング率を小さくする効果は認められるが、第1段
目の熱処理で既にボーイングが発生しているた
め、その効果に限界がある。加えて、フイルムの
両端部を切除するトリミング操作が2度必要にな
るため、生産効率が劣る。 本発明は、フイルムの融着を起こさず、かつボ
ーイング率の低減を図ることができる結晶性熱可
塑性樹脂フイルムの熱処理方法及び装置を提供す
ることを目的とする。 [課題を解決するための手段及び作用] 本発明に係る結晶性熱可塑性樹脂フイルムの熱
処理方法は、結晶性熱可塑性樹脂フイルムをチユ
ーブラー法により二軸延伸する工程と、チユーブ
ラー法により、このフイルムの収縮開始温度以上
であつて、このフイルムの融点から20℃低い温度
以下の温度でこのフイルムに第1段目の熱処理を
施す工程と、このフイルムの両端部を切開して2
枚のフイルムに分離する工程と、テンター法によ
り、両フイルム間に空気が介在した状態で、前記
第1段目の熱処理温度以上の温度であつて、前記
フイルムの融点以下の温度で前記フイルムに第2
段目の熱処理を施す工程と、熱処理を施した前記
フイルムを巻き取る工程とを有することを特徴と
する。 上記熱処理方法において、チユーブラー法によ
り、フイルムの収縮開始温度以上であつて、フイ
ルムの融点から20℃低い温度以下で行う第1段目
の熱処理は、好ましくはフイルムの収縮開始温度
から20℃高い温度以上であつて、フイルムの融点
から30℃低い温度以下で行う。フイルムの収縮開
始温度より低い場合には、フイルムのカールが大
きくなつて、両端部の把持が困難になる。また、
フイルムの融点から20℃低い温度より高い場合に
は、フイルム同士の融着が発生して、熱処理後2
枚に分離することができなくなる。なお、熱処理
時間は1秒以上とするのがよい。1秒以下の場合
には、熱固定が不充分となりやすい。また、上限
は特にないが、余り長いと大きな装置が必要にな
つてコスト高を招く。従つて、1〜30秒程度が好
ましい。 この第1段目の熱処理において、フイルムの弛
緩率は、0〜10%(MD方向及び/又はTD方向)
に設定する。フイルムを若干弛緩させた状態で熱
処理を施すことにより、フイルムの結晶化度を増
加させて収縮率を低減させることができ、これに
よつて寸法安定性の良好なフイルムが得られる。 テンター法で行う第2段目の熱処理において、
第1段目の熱処理温度より低い温度とした場合に
は、収縮率が大きくなつて好ましくない。また、
フイルムの融点以上の場合には、フイルム同士の
融着が発生して2枚に分離することができなくな
る。なお、熱処理時間についての条件は、上記第
1段目の熱処理の場合と同様である。この第2段
目の熱処理においても、フイルムの弛緩率は、0
〜10%に設定する。 結晶性熱可塑性樹脂とは、ポリアミド系、ポリ
エステル系、エチレン−ビニルアルコール共重合
体懸化物、ポリスチレン等の各樹脂を指す。ま
た、これらの中でポリアミド系樹脂の具体例を挙
げると、ナイロン−6(収縮開始温度45℃、融点
215℃)、ナイロン−6,6(収縮開始温度55℃、
融点260℃)等である。 また、上記熱処理方法を実施するための熱処理
装置は、結晶性熱可塑性樹脂フイルムをチユーブ
ラー法により二軸延伸する手段と、チユーブラー
法により、このフイルムを熱処理するための第1
の加熱手段と、このフイルムの両端部を切開して
2枚のフイルムに分離するためのトリミング手段
と、両フイルム間に空気を介在させながら両フイ
ルムを重ねる手段と、前記フイルムの両端部を把
持するためのテンターが設けられ、両フイルム間
に空気が介在した状態の前記フイルムを熱処理す
るための第2の加熱手段と、熱処理を施した前記
フイルムの巻取り手段とを有することを特徴とす
る。 前記フイルムをチユーブラー法により膨張させ
てバブル状とするための空気の注入手段は任意で
ある。 本熱処理装置の第1及び第2の加熱手段おいて
は、加熱効率が高く、かつ均一加熱が可能である
から、熱風炉を設けるのが好ましい。 また、2枚の分離された両フイルム間に空気を
介在させながら両フイルムを重ねるための手段に
おいて使用するロールは、空気の介在を確実にす
るために溝付きロールがよく、また表面にめつき
処理を施してフイルムに傷が付かないようにした
ものが好ましい。 [実施例] 第1図を参照して本発明の一実施例に係る熱処
理装置及びこれを使用した結晶性熱可塑性樹脂フ
イルムの熱処理方法を説明する。 本熱処理装置は、結晶性熱可塑性樹脂フイルム
1をチユーブラー法により二軸延伸する手段10
と、チユーブラー法により、このフイルムを熱処
理するための第1の加熱手段20と、このフイル
ムの両端部を切開して2枚のフイルム1A,1B
に分離するためのトリミング手段30と、両フイ
ルム1A,1B間に空気を介在させながら両フイ
ルム1A,1Bを重ねる手段40と、フイルム1
A,1Bの両端部を把持するためのテンター50
が設けられ、両フイルム1A,1B間に空気が介
在した状態のフイルム1A,1Bを熱処理するた
めの第2の加熱手段60と、熱処理を施したフイ
ルム1A,1Bの巻取り手段70とを備える。 前記二軸延伸手段10には、上方に配置された
一対の第1のピンチロール11と、結晶性熱可塑
性樹脂フイルム1を加熱するための加熱炉12
と、フイルム1を偏平に折り畳むためのV字形の
案内板13と、案内板13の下端に配置された一
対の第2のピンチロール14とが設けられる。加
熱炉12の加熱装置は、赤外線ヒータ等任意に選
ぶことができる。この二軸延伸手段10と第1の
加熱手段20との間には、ガイドロール2が設け
られる。 前記第1の加熱手段20には、上方に配置され
た一対の第1のピンチロール21と、第1のピン
チロール21から逆V字形に取付けられた案内板
22と、フイルム1を加熱するための熱風炉23
と、フイルム1を偏平に折り畳むためのV字形の
案内板24と、案内板24の下端に配置された一
対の第2のピンチロール25とが設けられる。 前記トリミング手段30には、ブレード31を
備えたトリミング装置32が設けられる。 前記両フイルム1A,1B間に空気を介在させ
ながら両フイルム1A,1Bを重ねる手段40に
は、ガイドロール2と、上下に離れて配置された
一対のロール41A,41Bと、フイルム1A,
1Bの移動方向に順に配置された3個の溝付きロ
ール42A〜42Cとが設けられる。第2図に示
すように、これらの溝付きロール42A〜42C
は、その外周面に例えば10cmピツチで交差する2
条の溝43が形成され、溝付け加工後、表面にク
ロム等のめつき処理が施されたものである。 前記テンター50には、重なつた状態の前記フ
イルム1A,1Bの両端部を把持するための図示
しない把持機構が設けられ、このテンター50が
第2の加熱手段60内に配設される。 前記第2の加熱手段60には、テンター50に
よつて把持され、両フイルム1A,1B間に空気
が介在した状態の前記フイルム1A,1Bを熱処
理するための熱風炉61が設けられる。 前記巻取り手段70には、熱処理を施した前記
フイルム1A,1Bをそれぞれ巻き取るための巻
取り機71が設けられる。 この熱処理装置を使用し、次のようにして結晶
性熱可塑性樹脂フイルム1の熱処理を行う。 先ず、チユーブラー法による二軸延伸手段10
において、加熱炉12で加熱されたチユーブ状の
結晶性熱可塑性樹脂フイルム1を、所定の内圧に
よつてバブル3に膨張させることにより横方向
(TD方向)に延伸させると共に、上下のピンチ
ロール11,14の引取り速度の差により縦方向
(MD方向)に延伸させて、二軸延伸を行う。二
軸延伸されたフイルム1は、案内板13及び第2
のピンチロール14により偏平に折り畳まれる。 なお、本実施例において、チユーブラー法にす
るためのフイルム1内への空気の注入法は任意で
ある(例えば、特開昭64−71727号公報参照)。 次に、チユーブラー法による第1の加熱手段2
0において、熱風炉23により、フイルム1の収
縮開始温度以上であつて、フイルム1の融点から
20℃低い温度以下の温度でバブル3に対して第1
段目の熱処理を施す。この第1段目の熱処理によ
り、フイルム1の結晶化度が増すため、重なり合
つたフイルム同士の滑り性が良好になつて融着を
防止することができる。加えて、この第1段目の
熱処理をチユーブラー法で行うため、最終的に得
られるフイルム1のボーイング率を低減させるこ
とができる。 次に、トリミング手段30において、この偏平
フイルム1の両端部をトリミング装置32のブレ
ード31で切開して2枚のフイルム1A,1Bに
分離する。なお、この偏平フイルム1の切開は、
両端部から若干内側にブレード31を位置させる
ことにより、一部分耳部が生じるように行つても
よく、又は偏平フイルム1の折り目部分にブレー
ド5を位置させることにより、耳部が生じないよ
うに行つてもよい。この段階におけるトリミング
によつて、後工程におけるトリミングロスを小さ
くすることができる。 次に、空気を介在させながら両フイルム1A,
1Bを重ねる手段40において、ロール41A,
41Bの上下にそれぞれフイルム1A,1Bを分
離して送通することにより、各フイルム1A,1
B内面に空気を接触させる。次に、第2図にも示
すように、3個の溝付きロール42A〜42Cに
順に送通することにより、両フイルム1A,1B
間に空気を介在させながら、両フイルム1A,1
Bを重ね合わす。このように溝付きロール42A
〜42Cを使用することにより、この溝43を介
してフイルム1A,1Bと空気との良好な接触状
態が得られ、フイルム1A,1B同士の融着を効
果的に防止することができる。 次に、第2の加熱手段60において、重なつた
状態のフイルム1A,1Bをテンター50で両端
部を把持しながら、第1段目の熱処理温度以上の
温度であつて、フイルム1の融点以下の温度でこ
れら2枚のフイルム1A,1Bを熱処理する。こ
の第2段目の熱処理によつて、フイルム1A,1
Bに寸法安定性が付与される。 最後に、巻取り手段70において、ガイドロー
ル2を介して巻取り機71により熱処理を施した
フイルム1A,1Bを巻き取る。 上記実施例において、条件を具体的に設定して
結晶性熱可塑性樹脂フイルム1の熱処理を行つた
場合の各実験例及び比較例を説明する。 実験例 1〜7 結晶性熱可塑性樹脂としてポリアミド系のナイ
ロン−6である宇部ナイロン(商品名、相対粘度
3.7)を使用し、直径40mmのスクリユーを有する
押出機から15Kg/hrで押し出した後、15℃の冷却
水中で急冷し、直径90mm、厚さ135μのチユーブ
状ナイロンフイルム(収縮開始温度45℃、融点
215℃)を作製した。 次に、チユーブラー法による二軸延伸手段10
において、この原反ナイロンフイルム1をMD方
向/TD方向=3.0/3.2の延伸倍率で同時二軸延
伸した後、折り畳むことにより、厚さ15μの偏平
チユーブ状ナイロンフイルム1を作製した。 次に、第1の加熱手段20及び第2の加熱手段
60における各実施例の処理温度及び弛緩率を下
記の表−1に示すように設定してナイロンフイル
ム1の熱処理を行つた。 熱処理後に得られたナイロンフイルム1につい
て、収縮率(95℃と115℃)とボーイング率を測
定し、融着の有無を調べ、最終的な合否の判定を
行つた結果を表−1に示す。 前記ボーイング率は、第3図に示すように、原
反ナイロンフイルム1にその移動方向に対して垂
直な方向に所定幅の標線Sを描き(第3図A参
照)、延伸及び熱処理後における線Sの遅れ量Δb
と幅lを測定し(第3図B参照)、Δb/l×100
%より算出した値である。 なお、融着の欄で、〇は融着が発生せず、×は
融着が発生を示す。また、合否判定の欄で、◎は
融着がなく、ボーイング率が5%以下で収縮率
(115℃)が5%以下の場合、〇は融着がなく、ボ
ーイング率が5%以上及び/又は収縮率(115℃)
が5%を越える場合、×は融着が発生し、収縮率
が5%を越える場合である。 比較例 1,2 上記実施例と同様に、ナイロン−6を使用して
チユーブ状ナイロンフイルムを作製した後、この
原反フイルムを二軸延伸した。 次に、このナイロンフイルムに対してテンター
法による熱処理だけを施し、その他は上記実施例
と同様にして熱処理に係るナイロンフイルムを得
た。 これらの各比較例に係るナイロンフイルムにつ
いても、上記実施例と同様に、収縮率(95℃と
115℃)とボーイング率を測定し、融着の有無を
調べ、最終的な合否の判定を行つた結果を表−1
に示す。
【表】 表−1より、各実施例に係るナイロンフイルム
1は、第1段目においてチユーブラー法で60〜
180℃の熱処理を施し、次の第2段目においてテ
ンター法で210℃の熱処理を施しているため、フ
イルム同士の融着が発生せず、また低いボーイン
グ率が得られ、結果として合否判定が〇又は◎で
あることがわかる。 これに対して、各比較例に係るナイロンフイル
ムによれば、テンター法による熱処理のみを施し
ているため、融着が発生することに加えて、ボー
イング率が高くなり、合否判定が×であることが
わかる。 なお、上記実施例においては、第1及び第2の
加熱手段20,60に熱風炉23,61を設けた
が、例えば赤外線ヒータ等を設けてもよい。 [発明の効果] 本発明に係る結晶性熱可塑性樹脂フイルムの熱
処理方法及び装置によれば、融着を起こすことな
く、熱固定のための熱処理を施すことができ、従
つてボーイング率が低く、高い寸法安定性を有す
るフイルムを安定して供給することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の熱処理装置の概略図、第2図
は溝付きロールの斜視図、第3図A,Bはボーイ
ング率の測定法を示す図である。 1…結晶性熱可塑性樹脂フイルム、3…バブ
ル、10…二軸延伸手段、12…加熱炉、20…
第1の加熱手段、23,61…熱風炉、30…ト
リミング手段、40…フイルムを重ねる手段、5
0…テンター、60…第2の加熱手段、70…巻
取り手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 結晶性熱可塑性樹脂フイルムをチユーブラー
    法により二軸延伸する工程と、 チユーブラー法により、このフイルムの収縮開
    始温度以上であつて、このフイルムの融点から20
    ℃低い温度以下の温度でこのフイルムに第1段目
    の熱処理を施す工程と、 このフイルムの両端部を切開して2枚のフイル
    ムに分離する工程と、 テンター法により、両フイルム間に空気が介在
    した状態で、前記第1段目の熱処理温度以上の温
    度であつて、前記フイルムの融点以下の温度で前
    記フイルムに第2段目の熱処理を施す工程と、 熱処理を施した前記フイルムを巻き取る工程
    と、 を有することを特徴とする結晶性熱可塑性樹脂フ
    イルムの熱処理方法。 2 結晶性熱可塑性樹脂フイルムをチユーブラー
    法により二軸延伸する手段と、 チユーブラー法により、このフイルムを熱処理
    するための第1の加熱手段と、 このフイルムの両端部を切開して2枚のフイル
    ムに分離するためのトリミング手段と、 両フイルム間に空気を介在させながら両フイル
    ムを重ねる手段と、 前記フイルムの両端部を把持するためのテンタ
    ーが設けられ、両フイルム間に空気が介在した状
    態の前記フイルムを熱処理するための第2の加熱
    手段と、 熱処理を施した前記フイルムの巻取り手段と、 を有することを特徴とする結晶性熱可塑性樹脂フ
    イルムの熱処理装置。 3 第2請求項記載の結晶性熱可塑性樹脂フイル
    ムの熱処理装置において、 第1及び第2の加熱手段に熱風炉を設けたこと
    を特徴とする結晶性熱可塑性樹脂フイルムの熱処
    理装置。 4 第2又は第3請求項記載の結晶性熱可塑性樹
    脂フイルムの熱処理装置において、 2枚に分離された両フイルム間に空気を介在さ
    せながら両フイルムを重ねるための手段に溝付き
    ロールを使用することを特徴とする結晶性熱可塑
    性樹脂フイルムの熱処理装置。
JP24577189A 1989-09-20 1989-09-20 結晶性熱可塑性樹脂フィルムの熱処理方法及び装置 Granted JPH03106635A (ja)

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