JP3220432B2 - 2軸配向結晶性ナイロンフィルムの製造方法 - Google Patents

2軸配向結晶性ナイロンフィルムの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は2軸配向結晶性ナイ
ロンフィルムの製造方法に関するもので、更に詳しくは
チューブ形の結晶性ポリマー樹脂を適切な割合でインフ
レーションして2軸で配向させたフィルムを連続的に製
造する方法において、特別に考案された熱処理方法によ
りフィルムの厚さの違いがあまりなく、熱水収縮率およ
びフィルム幅方向の収縮率の差が少ないと共に、フィル
ムの平面性も優れて後加工(印刷、積層)および殺菌包
装工程で変形なく使用することができる、2軸配向結晶
性ナイロンフィルムの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】2軸配向結晶性ナイロンフィルムはガス
遮断性、耐寒性、耐熱性等が他の物質のフィルムより優
れており、肉加工食品およびレトルト食品等の食品包装
材料および様々な工業製品の包装用素材で広く使われて
いる。フィルムを製造する際に、所定の温度の条件にて
制御された状態で結晶性ポリマー樹脂フィルムを延伸さ
せて分子配向を起こし、それによって抗張力、衝撃強
度、耐薬品性等のフィルムの物理的な性質を改良するこ
とは既によく知られている。
【0003】しかしながら、これらの分子配向はフィル
ムの他の性質に影響を及ぼす微細構造変化を招来してし
まい、特に温度によって寸法安定性が不足する欠点があ
る。すなわち、配向されたフィルムは温度によって配向
方向へ収縮し、特に軟化温度叉は樹脂フィルムの分子配
向を果たす為に受けた配向温度より高い温度では、収縮
が著しく発生する。後加工工程での著しい収縮性は外観
を損なわせるため商品の価値を低下させる障害要因にな
る。
【0004】従って、配向されたフィルムを延伸した
後、一般的に延伸温度より高い温度で加熱して結晶化さ
せて収縮に対して安定化させることはよく知られている
事実で、これを緊張熱処理叉は熱固定と言われている。
一般的に延伸したフィルムを熱固定する方法としては下
記のような3つの方法がある。
【0005】第一番目はヒートロール叉はヒートベルト
にプレート(plate)状フィルムを取り付けて加熱する
方法であり、該方法は基本的に熱固定中フィルムにボ−
イング(bowing)があまり生じないので、熱固定後のフ
ィルムの熱収縮とこの外の力学特性に異方向性を随伴し
ない利点がある。しかしながら、熱固定中のフィルムの
幅方向(TD)の収縮を完全に除去することが困難であ
り、すなわち、フィルムの両側端部にいくらか発生する
収縮を完全に防止することが難しく、厚さ偏差、力学特
性等の局部的異方向性の発生を阻止することができない
限界がある。
【0006】第二番目は、テンターを用いて走行するク
リップにプレート状フィルムを取り付けて走行させなが
ら熱風を吹き込まれて加熱固定する方法である。しか
し、これらの方法は熱固定中のフィルムに著しいボ−イ
ングと熱収縮とその外の力学特性に異方向性が生じられ
て、印刷工程、ラミネート工程での不均一収縮と熱湯殺
菌する際の製品の捩じれ等の不良が発生する問題点を有
する。
【0007】第三番目は、日本特開平3−106635
号に記載されているもので、円筒状オーブンの中でチュ
ーブ状フィルムを再膨張させて走行させ、熱風を吹き込
み熱固定する方法で、該方法では熱固定中フィルムにボ
−イングは発生せず、前記第一番目のような局部的な異
方向性も発生しない。
【0008】しかしながら、この方法による場合、熱処
理オーブンでのフィルムの加熱方式が熱風によるため、
フィルムの融点近傍の高い温度、例えば融点より10〜
30℃低い温度で熱固定するときチューブ状フィルムの
の周期的な変動とか、チューブ状フィルムの揺動が起
こって十分な熱固定が不可能である。特に、図1の(a)
に示したように、チューブ状フィルムの1個所が少し揺
動する場合、そこのフィルムは熱風の吐出口に近くにあ
るので温度が上昇することになり、軟化も進行してだん
だん不均衡膨張が増えてしまう。
【0009】更に、チューブ内の空気量は一定のため不
均衡膨張部の上部のフィルムの径が短くなってチューブ
状フィルムの径の周期的な変動が発生する結果が生じ、
また該現象は通常長い間にわたって進行し、容易に止ま
らない。また、この現象はフィルム温度が融点より40
℃低い温度以上の高温で生じるため結果的にこのような
高温での熱固定は不可能になって熱固定が不充分にな
リ、残留熱水収縮率も十分に低くすることができない結
果が起こる。このような条件では図1bに示したような
チューブ状フィルムの揺動現象が発生して熱固定を十分
に行うことができなくなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上述し
たような従来の技術の問題点を除去することにあり、フ
ィルムの厚さの偏差はほとんどなく、熱水収縮率および
幅方向の収縮差が少ないと共に、フィルムの平面性も優
れ、フィルムの後加工(印刷、積層)および殺菌包装工
程でも変形することなく使用することができる、2軸配
向結晶性ナイロンフィルムの製造方法を提供する。
【0011】
【課題を解決する為の手段】本発明は、環状ダイから吐
出された溶融管状フィルムを急冷固化させた後、再加熱
して空気を内へ押し込み、同時に2軸延伸したフィルム
を、2軸延伸時の温度ないしそれより30℃高い温度の
範囲に加熱して、予備熱処理を行った後、4つの区間に
区分されたチューブラー熱処理オーブンへ導入させ、こ
こにおいて該チューブラー熱処理オーブンの第一の区間
の熱風の温度は2軸延伸時の温度ないしそれより40℃
高い温度以下として、遠赤外線輻射加熱と共に加熱し、
前記チューブラー熱処理オーブンの第二〜第四の区間の
熱風の温度はフィルムの温度より20℃〜70℃低い温
度として、遠赤外線輻射加熱に応じてフィルムを強制対
流冷却させながらフィルムの温度を最終的に結晶性ポリ
マー樹脂の融点より5〜25℃低い温度まで上げて、熱
固定を行った後、強制風冷し、断ち切って巻き取ること
を特徴とする2軸配向結晶性ナイロンフィルムの製造方
法を提供する。前記2軸延伸時の温度は、80〜120
℃である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下で図面を参考にして本発明を
更に詳しく説明する。本発明によって2軸配向結晶性ナ
イロンフィルムを製造する場合に、本発明の効果をもっ
とも向上させるために、延伸するとき予備熱処理するこ
とができる。具体的には、2軸延伸フィルムがチューブ
ラー熱処理オーブンへ投入される前に折り畳まれた状態
の管状のフィルムを直六面体状の予備熱処理オーブンへ
投入して熱風を吹き込んで2軸延伸温度(80〜120
℃)以上、これより30℃高い温度以下、すなわち、フ
ィルムの熱収縮応力が最大になる温度以上、これより3
0℃高い温度以下でフィルムのMD(Machine Directio
n)張力を非常に低くなるように抑制させると共にTD
(Traverse Direction)は実質的に無張力の状態に予備
熱処理することができる。
【0013】このような予備熱処理が行われると、最大
収縮応力が低くなっている状態のフィルムがチューブラ
ー熱処理オーブンへ注ぎ込まれて、管状の膨れる形態で
熱固定する時熱水収縮応力により起こるチューブ状フィ
ルムの径の一時的な縮小はずっと緩和され、その結果オ
ーブンの中でチューブ状フィルムの径の変化(すなわ
ち、一旦、縮小したのち再膨張して戻す変化)はほとん
ど見ることができない位にチューブ状フィルムの安定性
は向上される。
【0014】本発明で用いられる予備熱処理装置
多数のエアロール叉はエアパイプ(Air pipe)表面に多
数の穴叉はスリット(Slit)が設けられている。該穴叉
はスリットを介して熱風を吹き込まれてフィルムが流動
(floating)状態で走行する時、該エア叉はエアパイプ
群を加熱するためフィルムにシワが生じない。
【0015】本発明のチューブラー方式による熱固定は
図2に示したようなチューブラー熱処理によって行われ
るが、ここで加熱は主に遠赤外線ヒータ4による赤外線
伝導熱により行い、同時に一定温度の熱風を熱風排出口
3を介して噴射させる。
【0016】本発明のチューブラー方式による熱固定に
用いられるチューブラー熱処理オーブンは4つの区間で
区分されている。第一番目の区間では2軸延伸時のフィ
ルム温度(80〜120℃)以上、これより40℃高い
温度以下の熱風と遠赤外線輻射加熱を並行して加熱を行
う、以外の区間、すなわち第二番目、第三番目及び第四
番目の区間の熱風の温度はフィルム温度より20〜70
℃程度の低い温度で遠赤外線輻射加熱に応じてフィルム
を強制対流冷却させながら熱固定を行う。
【0017】第一番目の区間では実温に近いフィルムが
熱処理オーブンへ入り込みながら熱収縮応力が最大にな
る温度(80〜120℃)、すなわち2軸延伸温度まで
至るあいだはフィルムの熱収縮応力が急激に、強く発生
する区間であることより異常膨張の危険はほとんどない
ので、熱風の温度は必ずしもフィルムの温度より低い必
要はなく、熱収縮応力が最大になる温度(80〜120
℃)以上、これより40℃程度高い温度までの熱風を噴
射しても差し支えない。すなわち、この区間のフィルム
は遠赤外線輻射加熱と熱風により加熱される。2軸延伸
時の温度より40℃を超える温度の熱風を噴射する場合
には、フィルムの温度は2軸延伸温度以上に早くがる
ので、急激なフィルムの収縮によるチューブ状フィルム
の揺動が生じてしまい、好ましくない。
【0018】以外の区間での加熱は主に遠赤外線による
輻射伝導熱によって行い、同時にチューブ状フィルム
対して、フィルムの表面より20〜70℃低い温度の熱
風を噴射してフィルムを冷却させることによって、チュ
ーブ状フィルムの異常膨張、周期的なチューブ状フィル
ムの径の変動等の揺動を抑制させ、フィルムの表面温度
をフィルムの融点より約5〜25℃低い温度まで昇温さ
せて熱固定を完結させることができる。このような加熱
方式ではチューブ状フィルムのいずれかで異常膨張が起
こるとしてもフィルムの表面温度より20℃以上低い温
度の熱風によって強制対流冷却されるので、異常膨張の
進行が阻止され、その結果チューブ状フィルムの径の周
期的な変動等の揺動は起こらない。
【0019】フィルムと熱風との温度差が20℃未満で
ある場合はチューブ状フィルムの異常膨張を阻止する効
果が不充分であり、一方温度差が70℃を超える場合は
チューブ状フィルムの異常膨張を阻止する効果、すなわ
チューブ状フィルムの安定化はよくなるがフィルムの
温度を徐々に昇温させるために遠赤外線輻射エネルギー
を相当に増大させなければならないのでエネルギー効率
の面で好ましくない。
【0020】フィルムの残留熱収縮率は、前記のような
方法により実際最低限度まで下げることができるが、こ
のように熱固定が完了されたフィルムの平面性にわずか
な問題がある場合、該フィルムをテンターに投入して融
点より約5〜15℃低い温度で2次熱固定することによ
り優れた平面性を有するフィルムが得られる。このよう
にテンターによる2次熱固定をする場合には、先工程で
あるチューブラー熱固定オーブンでの1次熱固定時のフ
ィルム温度は必ずしも融点より5〜25℃低い温度まで
上がる必要はなく、融点より25〜35℃低い温度でも
充分であることが実験的に確認された。本発明を更に具
体的に説明するためにナイロン6樹脂フィルムの製造を
例に挙げて説明すると下記の通りである。
【0021】一般的に2軸延伸フィルムの製造に用いら
れるナイロン6樹脂はいろいろな添加剤と少量のモノマ
ー、オリゴマーが含まれているので実際的な融点は約2
15℃である。該ナイロン6樹脂を押出機により溶融、
混連して円形ダイから押出し、円筒状の溶融フィルムを
冷却水により急冷固化させて、未延伸原緞を製造した
後、該未延伸原緞を延伸機へ投入して再加熱させ、内部
に空気が押し込まれて膨張し、MD、TD各々約3倍で
同時に2軸延伸させて延伸フィルムが得られる。該同時
2軸延伸時のフィルム温度、すなわち延伸温度は延伸開
始点から延伸終了点まで温度の勾配を有するが、たいて
い80〜120℃である。延伸終了点を超えたフィルム
はすぐ冷風にて冷却されて、フィルムを板状に折り畳む
装置を介して延伸装置から通り抜ける。このようにフィ
ルムは延伸終了後すぐ冷却されるので延伸時のフィルム
の変形応力の大部分は凍結されて内部応力としてフィル
ムの中に残留することになる。
【0022】該2軸延伸フィルムを予備熱処理せず、内
部に空気が押し込まれて再膨張させ、チューブラー熱処
理オーブンの内へ投入させて熱処理を行う場合にはオー
ブンの内部でフィルムを加熱して、フィルムの温度を昇
温させて最大温度が融点より約5〜30℃低い温度、す
なわち180〜200℃になるようにして内部応力を除
く。この時、オーブンへ投入されたフィルムが実温から
80〜120℃ すなわち、延伸温度として収縮応力が
最大になる温度に至るまでの第1区間では収縮応力が急
激に生じてチューブ状フィルムは一旦わずか縮径する。
また、フィルムの温度が上昇することにより内部の応力
は緩和され、すなわち収縮応力は下がり、同時にチュー
ブ状フィルムも急に縮径するので内部の空気圧によって
チューブ状フィルムの径は膨張復元して第2区間を通過
し、またフィルムの温度が最大温度185〜210℃ま
で上昇した状態で第3区間と第4区間を介してフィルム
がオーブンから通り抜けた後、すぐ冷風によリ強制冷却
になって板状で折り畳まれる。
【0023】第1区間の熱風噴射温度は110〜160
℃、フィルムの到達温度は120〜160℃であり、第
2区間の熱風噴射温度は130〜155℃、フィルムの
到達温度は160〜185℃である。第3区間の熱風噴
射温度は130〜180℃、フィルムの表面温度は18
5〜210℃であり、少なくとも1〜3秒のあいだ滞留
した後、フィルムは熱風噴射温度が140〜185℃、
フィルムの表面温度が190〜210℃である第4区間
を少なくとも1〜3秒のあいだ滞留した後、導出されて
冷風にて冷却される。また第1区間では遠赤外線輻射エ
ネルギーと熱風の熱エネルギーとの双方で同時にフィル
ムを加熱しているが、第2区間、第3区間、第4区間で
の遠赤外線輻射エネルギーはいつも熱風による強制対流
冷却に対してフィルムが昇温されるのに足りるエネルギ
ーをフィルムに供給する役割をする。
【0024】このような条件の下ではチューブ状フィル
の異常膨張、周期的なチューブ状フィルムの径の変
動、揺動等の問題点はほとんど見られない。熱処理オー
ブンを通り抜けて強制冷風された後、板状で折り畳まれ
たフィルムの熱収縮率は3〜4%(MD、TDの平均
値)であって、熱固定が十分に完結されたことが見られ
る。
【0025】フィルムを区間と関係なく均一な温度の熱
風で加熱する場合にはチューブ状フィルムの径の周期的
な変動および揺動を防止することは非常に困難であり、
またこのような条件でチューブ状フィルムの径の周期的
な変動、揺動等を抑制しながら運転する為にはフィルム
の最大温度を175℃以下に制限しなければならない。
また、製造されたフィルムは充分に熱固定されていない
ので、熱収縮率(115℃)は約5%以上であり、フィ
ルムの厚さの偏差が起こり、後加工するとき印刷特性叉
はラミネーション特性もよくない。
【0026】ナイロン6樹脂が用いられた前記の改良効
果をもっと向上させるために予備熱処理工程を追加する
場合について説明する。すなわち、2軸延伸したナイロ
ンフィルムを主熱処理オーブンへ投入させる前に前記の
ような直六面体の予備熱処理オーブン叉はエアパイプ、
エアロール等を利用したエア流動方式の予備熱処理装置
を導入してフィルムの張力がTDでは実質的に無張力、
MDでは非常に低い張力状態、すなわち自由に収縮可能
な状態で熱処理を行う。この時、2軸延伸時のフィルム
の温度(80〜120℃)が、2軸延伸フィルムの熱収
縮応力が最大になる温度以上で、これより約30℃高い
温度以下、すなわちフィルムの温度が80〜150℃に
なるように加熱して、フィルムの残留熱収縮応力を低下
させた後、主熱処理オ−ブンヘ投入して熱固定を行う。
予備熱処理温度がフィルムを延伸するときの温度より低
い場合には残留熱収縮応力を除去する効果が少なく、逆
にフィルムの延伸時の温度より30℃以上高い温度では
フィルムの収縮現象が増えて後の熱固定工程によくな
い。
【0027】前記のように予備熱処理を行う場合には
ューブ状フィルムの安定性が更に向上されるため、フィ
ルムの最大到達温度を5〜10℃上げ、すなわち190
〜210℃まで上げてもチューブ状フィルムの周期的な
直径変動と揺動等は抑制される。その結果、製品フィル
ムの熱水収縮率(115℃)が2〜3%まで減少され、
レトルト殺菌のような高温にも耐える製品が得られる。
前記のようなナイロン6樹脂が用いられた例では予備熱
処理を行った場合叉は行わなかった場合でもフィルムの
ボ−イング現象はあまり生じない。従って、フィルムの
TD方向のいずれかの部分を採取しても異方性、特に熱
収縮率、熱水収縮率の異方性は見つけられない。ラミネ
ート製品の熱水殺菌、レトルト殺菌工程での袋の捩じれ
とか不均一収縮も生じない。
【0028】以上の工程から得られた熱固定2軸延伸ナ
イロン6フィルムは充分に実用化されるものであるが、
このフィルムの平面性を更に向上させるために、前記の
チューブラー熱処理オーブン工程に次いでタンタ方式の
2次熱固定を行うことができる。
【0029】2次熱固定は、チューブラー熱処理オ−ブ
ンを通過させた後、強制的に風冷された円筒形フィルム
を板状に折り畳む装置を通して折り畳み、該折り畳まれ
たフィルムをスリッティング叉は辺部トリミングして2
枚状態とした後、該2枚状フィルムの間隙に少量の空気
を介在させた状態で平行テンターオーブンに投入して、
テンタークリップの間隙を平行に叉はクリップの進行に
従って多少間隙を狭めてフィルムを進行させ、このあい
だフィルムを加熱して熱固定し、テンターオーブンを通
過したフィルムを強制風冷した後、クリップから離脱さ
せて巻き取る。
【0030】テンターオーブン内のフィルムの最大到達
温度は200〜210℃であって、この処理を行ったフ
ィルムの平面性は最高の水準で、印刷とかラミネーショ
ン工程でのピント不良とかシワの発生等トラブルは殆ど
生じなかった。また、このような条件でテンターオーブ
ン熱処理を行う場合には、チューブラー熱処理オーブン
の中のフォルムの最高表面温度は190〜210℃のよ
うな高温が必ずしも必要ではなく、180〜190℃程
度でも充分であることが熱収縮率の測定によって確認さ
れた。ただし、チューブラー熱処理オーブンの中のフィ
ルムの最高温度が180℃未満の場合には、チューブラ
ー熱処理オ−ブンを通過したフィルムの残留熱収縮応力
が充分に低くなっていないので、テンターオーブンの中
のフィルムのボ−イング現象がわずかでも発生して熱収
縮率、熱水収縮率等の異方性が起こるため、好ましくな
い。
【0031】
【実施例】本発明を以下の実施例を挙げてよりさらに説
明する。ただし、実施例に示した具体的な内容は本発明
を制限するものではなく、単なる例示に過ぎない。
【0032】実施例1 結晶性熱可塑性樹脂としてポリアミド系のナイロン6
(相対粘度3.6)を使って、直径70mmの円形ダイ
から押し出した後、18℃の冷却水の中で急冷させて直
径77mm、厚さ120μmの円筒状ナイロンフィルム
(収縮開始温度45℃、融点215℃)を製造した。該
原緞フィルムをV字形ガイド板に連続的に供給して2層
(ply)の板状フィルムが得られた。該板状の原緞フィ
ルムを熱風および赤外線ヒータを同時に使用するチュー
ブラーオーブンへ連続的に投入、加熱することにより延
伸配率MD(フィルムの移動方向)/TD(フィルムの
移動方向と直交する方向)=2.9/3.1に同時2軸
延伸した。これを16組みのガイドロールからなるV字
形板通過させて、2層の板状からなる2軸延伸フィル
ムが得られた。次いで、該板状の延伸されたナイロンフ
ィルムを直六面体状の予備熱処理オーブンの中で105
℃で4秒間予備熱処理を行った。これを熱風および赤外
線ヒータにより温度制御可能な4区間から設計されたチ
ューブラー熱処理オーブンの内部へ走行させた。この
時、第1区間の赤外線ヒータの温度は280℃であリ、
熱風の温度は130℃、最終的にフィルムの表面温度は
130℃であった。第2区間では赤外線ヒータの温度が
275℃であり、熱風の温度は150℃、フィルムの表
面温度は175℃であった。第3区間では赤外線ヒータ
の温度が260℃であり、熱風の温度は160℃、フィ
ルムの表面温度は187℃であった。最後の第4区間で
の赤外線ヒータの温度は275℃であり、熱風の温度は
160℃、フィルムの表面温度は190℃であった。熱
固定した後フィルムを断ち切って巻き取った。得られた
ナイロンフィルムの収縮率(95℃、115℃)と、平
面性、ボ−イング率、チューブ状フィルムの径の変動等
を測定して下記の表1に示した。
【0033】実施例2 前記実施例1と同様にチューブラー熱処理オ−ブンを通
過し、強制風冷した後V字形ガイド板を介して折り畳ま
れたフィルムの辺部をトリミングして2枚にした後、該
2枚状のフィルムの間隙に少量の空気を介在させて平行
テンターオーブンへ入れ、熱風でフィルムの最高温度を
210℃により2次熱固定した後、フィルムを巻き取っ
たこと以外は実施例1と同様に加工してナイロンフィル
ムを製造し、物性を測定してその結果を表1に示した。
【0034】実施例3 実施例1の延伸フィルムを予備熱処理することなく、下
記のような熱固定を行ってフィルムを製造した。チュー
ブラー熱処理オーブンの第1区間での赤外線ヒータの温
度は280℃であり、熱風の温度は130℃、最終的な
フィルムの表面温度は130℃であった。第2区間の赤
外線ヒータの温度は280℃であり、熱風の温度は15
5℃、フィルムの表面温度は177℃であった。第3区
間の赤外線ヒータの温度は280℃、熱風の温度は16
0℃、フィルムの表面温度は195℃であった。最後の
第4区間の赤外線ヒータの温度は280℃、熱風の温度
は165℃、フィルムの表面温度は205℃であった。
熱固定し、フィルムを断ち切った後、巻き取ってナイロ
ンフィルムを製造し、物性を測定して、その結果を下記
の表1に示した。
【0035】比較例1 結晶性熱可塑性樹脂としてポリアミド系ナイロン6(相
対粘度3.6)を使って、直径70mmの円形ダイから
押出した後、18℃冷却水の中で急冷させて直径77m
m、厚さ120μmの円筒状ナイロンフィルム(収縮開
始温度45℃、融点215℃)を制作した。該原緞フィ
ルムをV字形ガイド板に連続的に供給して2層(ply)
の板状フィルムが得られた。該板状の原緞フィルムを熱
風および赤外線ヒータを同時に使用するチューブラーオ
ーブンの中で連続的に投入、加熱することにより延伸配
率MD(フィルムの移動方向)/TD(フィルムの移動
方向と直交する方向)=2.9/3.1に同時2軸延伸
した。これを16組みのガイドロールからなるV字形板
を通過させて、2層の板状からなる2軸延伸フィルムが
得られた。これをチューブラー熱処理オーブンの内部へ
走行させた。チュ−ブラ−熱処理オ−ブンの中で区間に
関係なく均一な熱風でナイロンフィルムを180℃で1
次熱固定し、テンターオーブンの中で熱風でナイロンフ
ィルムを210℃で2次熱固定した後、フィルムを巻き
取ってナイロンフィルムを製造し、物性を測定してその
結果を下記の表1に示した。
【0036】比較例2 チューブラ−熱処理オーブンの中で熱風で150℃で1
次熱固定した後、テンターオーブンの中でナイロンフィ
ルムを210℃で2次熱固定したこと以外は比較例1と
同様の方法でナイロンフィルムを製造し、物性を測定し
てその結果を下記の表1に示した。
【0037】物性評価方法熱収縮率:ASTM D 2838の方法により測定
した。 *ボ−イング率:図3(a) に示したように原緞ナイロン
フィルムにその移動方向に対して直交する方向へ所定の
幅の標準線(L)を画いて、図3(b) に示したように延
伸および熱固定した後、線Lの垂れ量(△b)と延伸お
よび熱処理後のLの幅(l)とを測定して、ボ−イング
率=△b/l×100%の式によりボ−イング率を求め
た。延伸した後のボ−イング率は0%であるので熱固定
後のボ−イング率のみ示した。 *平面性:図4のように最終熱処理された全幅のフィル
ムを3m離れた棒に掛けて、水平を基準として垂れる距
離(h)を測定評価の基準とした。この時フィルムの両
側に各々2.4kgの錘を釣り下げて一定な張力を付加
した。そして、チューブ状フィルムの径変動の測定は、
円筒形フィルムを板状になるように折り畳んだ時その幅
の変動値(5m間隙として5回測定して平均値を取る)
を測定評価した。
【0038】
【表1】
【0039】
【発明の効果】本発明の方法によって製造されたフィル
ムは、厚さの偏差が殆どなく、熱固定性が優れ、フィル
ムの後加工時の印刷特性叉はラミネーション特性が優れ
ているので、変形なく使うことができ、レトルト食品等
のいろいろな食品包装用素材で有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来技術を示したもので、(a) は、従来技術
によるチューブラー熱風炉でのフィルムの状態を示した
説明図、(b) は、チューブ状フィルムの揺動現象を示し
た従来技術によるチューブラー熱風炉でのフィルムの状
態を示した説明図である。
【図2】 本発明に用いられるチューブラー熱処理装置
の概略図である。
【図3】 ボ−イング率測定方法を示した図面である。
【図4】 平面性側定装置の概略図である。
【符号の説明】
1 チューブラー熱風炉でのフィルム 2 熱風出入口 3 熱風排出口 4 遠赤外線ヒータ 5 L=移動方向に対して垂直な方向としての所定幅の
線 6 △b=延伸および熱処理後のLの垂れ量 7 l=延伸および熱処理後のLの幅 8 h=水平から垂れた距離
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C08L 77:00 C08L 77:00 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 55/00 - 55/30 B29C 71/00 - 71/02 C08J 5/18

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】環状ダイから吐出された溶融管状フィルム
    を急冷固化させた後、再加熱して空気を内へ押し込んで
    2軸延伸したフィルムを、2軸延伸時の温度ないしそれ
    より30℃高い温度の範囲に加熱して、該フィルムの予
    備熱処理を行った後、 4つの区間に区分されたチューブラー熱処理オーブンへ
    導入させ、 ここにおいて、該チューブラー熱処理オーブンの第一の
    区間の熱風の温度は2軸延伸時の温度ないしそれより4
    0℃高い範囲の温度とし、遠赤外線輻射加熱と共に加熱
    し、 前記チューブラー熱処理オーブンの第二〜第四の区間の
    熱風の温度はフィルムの温度より20℃〜70℃低い温
    度として、遠赤外線輻射加熱に応じてフィルムを強制対
    流冷却させながら、フィルムの温度を最終的に結晶性ポ
    リマー樹脂の融点より5〜25℃低い温度まで上げて熱
    固定を行った後、 強制風冷し、 断ち切って巻き取ることを特徴とする、2軸配向結晶性
    ナイロンフィルムの製造方法。
  2. 【請求項2】環状ダイから吐出された溶融管状フィルム
    を急冷固化させた後、再加熱して空気を内へ押し込んで
    2軸延伸したフィルムを、4つの区間に区分されたチュ
    ーブラー熱処理オーブンへ導入させ、 ここにおいて、該チューブラー熱処理オーブンの第一の
    区間の熱風の温度は、2軸延伸時の温度ないしそれより
    40℃高い範囲の温度として、遠赤外線輻射加熱と共に
    加熱し、 前記チューブラー熱処理オーブンの第二から第四の区間
    の熱風の温度はフィルムの温度より20℃〜70℃低い
    温度として、遠赤外線輻射加熱に応じてフィルムを強制
    対流冷却させながら、フィルムの温度を最終的に結晶性
    ポリマー樹脂の融点より5〜25℃低い温度まで上げて
    熱固定を行った後、 強制風冷し、 断ち切って巻き取ることを特徴とする、2軸配向結晶性
    ナイロンフィルムの製造方法。
  3. 【請求項3】環状ダイから吐出された溶融管状フィルム
    を急冷固化させた後、再加熱して空気を内へ押し込んで
    2軸延伸したフィルムを、2軸延伸時の温度ないしそれ
    より30℃高い温度の範囲に加熱して、該フィルムの予
    備熱処理を行った後、 4つの区間に区分されたチューブラー熱処理オーブンへ
    導入させ、該チューブラー熱処理オーブンの第一の区間
    の熱風の温度は2軸延伸時の温度ないしそれより40℃
    高い範囲の温度とし、遠赤外線輻射加熱と共に加熱し、 前記チューブラー熱処理オーブンの第二〜第四の区間の
    熱風の温度はフィルムの温度より20℃〜70℃低い温
    度として、遠赤外線輻射加熱に応じてフィルムを強制対
    流冷却させながら、フィルムの温度を最終的に結晶性ポ
    リマー樹脂の融点より25〜35℃低い温度まで上げて
    1次熱固定を行った後、 強制風冷し、 折り畳まれた管状フィルムの両側先端をスリッティング
    またはトリミングして、管状フィルムを2枚のフィルム
    に分割し、このフィルムの間隙へ少量の空気を介在させ
    たまま平行テンター式オ−ブンへ導入して、クリップチ
    ェーン間隙を平行状態でフィルムを取り付けて進行さ
    せ、このあいだフィルム温度を結晶性ポリマ−樹脂の融
    点より5〜15℃低い温度で加熱して2次熱固定して、 強制風冷し、巻き取ることを特徴とする、2軸配向結晶
    性ナイロンフィルムの製造方法。
  4. 【請求項4】環状ダイから吐出された溶融管状フィルム
    を急冷固化させた後、再加熱して空気を内へ押し込んで
    2軸延伸したフィルムを、4つの区間で区分されたチュ
    ーブラー熱処理オーブンへ導入させ、 該チューブラー熱処理オーブンの第一の区間の熱風の温
    度は2軸延伸時の温度ないしそれより40℃高い範囲の
    温度として遠赤外線輻射加熱と共に加熱し、 前記チューブラー熱処理オーブンの第二〜第四の区間の
    熱風の温度はフィルムの温度より20℃〜70℃低い温
    度として、遠赤外線輻射加熱に応じてフィルムを強制対
    流冷却させながら、フィルムの温度を最終的に結晶性ポ
    リマー樹脂の融点より25〜35℃低い温度まで上げて
    1次熱固定を行い、 強制風冷させた後、 折り畳まれた管状フィルムの両側先端をスリッティング
    またはトリミングして、管状フィルムを2枚のフィルム
    に分割し、このフィルムの間隙へ少量の空気を介在させ
    たまま平行テンター式オ−ブンへ導入して、クリップチ
    ェーン間隙を平行状態でフィルムを取り付けて進行さ
    せ、このあいだフィルム温度を結晶性ポリマ−樹脂の融
    点より5〜15℃低い温度で加熱して2次熱固定して、 強制風冷し、巻き取ることを特徴とする、2軸配向結晶
    性ナイロンフィルムの製造方法。
  5. 【請求項5】前記2軸延伸時の温度が、80〜120℃
    である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
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