JPH0585214A - シフトレバーのロツク装置 - Google Patents
シフトレバーのロツク装置Info
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- JPH0585214A JPH0585214A JP6593491A JP6593491A JPH0585214A JP H0585214 A JPH0585214 A JP H0585214A JP 6593491 A JP6593491 A JP 6593491A JP 6593491 A JP6593491 A JP 6593491A JP H0585214 A JPH0585214 A JP H0585214A
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- lock
- shift lever
- lock body
- parking
- solenoid
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- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 キーインタロック装置とシフトロック装置と
の両方の作用が得られながら、構造が簡単で、原価・製
造手間・重量の低減を測ることのできるシフトレバーの
ロック装置を提供すること。 【構成】 シフトレバー1の駐車レンジにおけるポジシ
ョンピン12の係合位置から係合解除位置へのスライド
を規制可能なロック体3を設け、ロック体3を、前記ス
ライド規制を行うロック位置とスライドを許すアンロッ
ク位置に移動させるソレノイド4を設け、ソレノイド4
を、ブレーキの制動作動状態を検出するブレーキスイッ
チ53と、駐車レンジにおいてポジションピン12が係
合位置に配置されたことを検出するパワースイッチ54
とからの入力に基づき制御するコントローラ5を設けた
の両方の作用が得られながら、構造が簡単で、原価・製
造手間・重量の低減を測ることのできるシフトレバーの
ロック装置を提供すること。 【構成】 シフトレバー1の駐車レンジにおけるポジシ
ョンピン12の係合位置から係合解除位置へのスライド
を規制可能なロック体3を設け、ロック体3を、前記ス
ライド規制を行うロック位置とスライドを許すアンロッ
ク位置に移動させるソレノイド4を設け、ソレノイド4
を、ブレーキの制動作動状態を検出するブレーキスイッ
チ53と、駐車レンジにおいてポジションピン12が係
合位置に配置されたことを検出するパワースイッチ54
とからの入力に基づき制御するコントローラ5を設けた
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定の条件が満足され
ないとシフトレバーを駐車レンジから他のレンジにシフ
トチェンジできないようにするシフトレバーのロック装
置に関する。
ないとシフトレバーを駐車レンジから他のレンジにシフ
トチェンジできないようにするシフトレバーのロック装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シフトレバーのロック装置として
は、実開昭64−46824号公報に開示されているよ
うな、一般に、キーインタロック装置と呼ばれるもの
(以下、第1従来技術という)が知られている。
は、実開昭64−46824号公報に開示されているよ
うな、一般に、キーインタロック装置と呼ばれるもの
(以下、第1従来技術という)が知られている。
【0003】この第1従来技術は、シフトレバーが走行
レンジにある時には、シリンダ錠のキーロータをロック
ポジションまで回動させることができず、キーロータを
ロックポジションとした状態では、シフトレバーを駐車
レンジからシフトできないようにしたものである。
レンジにある時には、シリンダ錠のキーロータをロック
ポジションまで回動させることができず、キーロータを
ロックポジションとした状態では、シフトレバーを駐車
レンジからシフトできないようにしたものである。
【0004】また、他のシフトレバーのロック装置とし
て、実開昭64−34335号公報に開示されているよ
うな、一般に、シフトロック装置と呼ばれているもの
(以下、第2従来技術という)が知られている。
て、実開昭64−34335号公報に開示されているよ
うな、一般に、シフトロック装置と呼ばれているもの
(以下、第2従来技術という)が知られている。
【0005】この第2従来技術は、ブレーキを踏んだ状
態でなければ、駐車レンジからシフトレバーをシフトす
ることができないようにしたものである。
態でなければ、駐車レンジからシフトレバーをシフトす
ることができないようにしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
第1の従来技術では、駐車時におけるシフトレバーが他
のレンジにシフトされることを防止し、第2の従来技術
では、ブレーキを踏んだ状態でなければ走行可能な状態
とすることができないようにするというように、上記2
つの従来技術はそれぞれ目的が異なっており、両技術を
成立させるためには、2つの装置をそれぞれ並設する必
要があり、構成が複雑となって、原価・製造手間・重量
が増加するという問題があった。
第1の従来技術では、駐車時におけるシフトレバーが他
のレンジにシフトされることを防止し、第2の従来技術
では、ブレーキを踏んだ状態でなければ走行可能な状態
とすることができないようにするというように、上記2
つの従来技術はそれぞれ目的が異なっており、両技術を
成立させるためには、2つの装置をそれぞれ並設する必
要があり、構成が複雑となって、原価・製造手間・重量
が増加するという問題があった。
【0007】本発明は、上述の問題に着目してなされた
もので、キーインタロック装置とシフトロック装置との
両方の作用が得られながら、構造が簡単で、原価・製造
手間・重量の低減を図ることのできるシフトレバーのロ
ック装置を提供することを目的としている。
もので、キーインタロック装置とシフトロック装置との
両方の作用が得られながら、構造が簡単で、原価・製造
手間・重量の低減を図ることのできるシフトレバーのロ
ック装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明のシフトレバーのロック装置では、コントロ
ーラへの入力手段として、ブレーキが制動作動状態であ
ることを検出するブレーキセンサと、シフトレバーが駐
車レンジにシフトされその状態でポジションピンがポジ
ション溝と係合状態となっていることを検出する駐車セ
ンサとを設け、両センサからの入力信号に基づいてロッ
ク体を移動させるアクチュエータを制御するようにし
た。
めに本発明のシフトレバーのロック装置では、コントロ
ーラへの入力手段として、ブレーキが制動作動状態であ
ることを検出するブレーキセンサと、シフトレバーが駐
車レンジにシフトされその状態でポジションピンがポジ
ション溝と係合状態となっていることを検出する駐車セ
ンサとを設け、両センサからの入力信号に基づいてロッ
ク体を移動させるアクチュエータを制御するようにし
た。
【0009】即ち、本発明のシフトレバーのロック装置
は、シフトレバーに、ポジションピンが、ポジションプ
レートのポジション溝と係合してシフト規制する係合位
置と係合解除された係合解除位置とにスライド可能に設
けられ、車体に、ロック体が、前記シフトレバーの駐車
レンジにおけるポジションピンの係合位置から係合解除
位置へのスライドを規制可能に設けられ、前記ロック体
に連動するシリンダ錠が設けられ、このシリンダ錠は、
ロック体がロック位置に配置された時にキーロータをロ
ックポジションに回動可能であると共に、ロック体がア
ンロック位置に配置された時にキーロータのロックポジ
ションへの回動を規制するよう形成され、前記ロック体
には、ロック体を、前記スライド規制を行うロック位置
とスライドを許すアンロック位置に移動させるアクチュ
エータが設けられ、このアクチュエータの駆動を制御す
るコントローラが設けられ、このコントローラには、ブ
レーキが制動作動状態であることを検出するブレーキセ
ンサと、前記シフトレバーが駐車レンジであってポジシ
ョンピンが係合位置に配置されたことを検出する駐車セ
ンサとが接続され、前記コントローラは、駐車センサの
前記係合状態検出時にはロック体をロック位置へ移動さ
せ、ブレーキセンサの前記制動作動状態検出時にはロッ
ク体をアンロック位置へ移動させる制御信号をアクチュ
エータへ出力するよう構成されている手段とした。
は、シフトレバーに、ポジションピンが、ポジションプ
レートのポジション溝と係合してシフト規制する係合位
置と係合解除された係合解除位置とにスライド可能に設
けられ、車体に、ロック体が、前記シフトレバーの駐車
レンジにおけるポジションピンの係合位置から係合解除
位置へのスライドを規制可能に設けられ、前記ロック体
に連動するシリンダ錠が設けられ、このシリンダ錠は、
ロック体がロック位置に配置された時にキーロータをロ
ックポジションに回動可能であると共に、ロック体がア
ンロック位置に配置された時にキーロータのロックポジ
ションへの回動を規制するよう形成され、前記ロック体
には、ロック体を、前記スライド規制を行うロック位置
とスライドを許すアンロック位置に移動させるアクチュ
エータが設けられ、このアクチュエータの駆動を制御す
るコントローラが設けられ、このコントローラには、ブ
レーキが制動作動状態であることを検出するブレーキセ
ンサと、前記シフトレバーが駐車レンジであってポジシ
ョンピンが係合位置に配置されたことを検出する駐車セ
ンサとが接続され、前記コントローラは、駐車センサの
前記係合状態検出時にはロック体をロック位置へ移動さ
せ、ブレーキセンサの前記制動作動状態検出時にはロッ
ク体をアンロック位置へ移動させる制御信号をアクチュ
エータへ出力するよう構成されている手段とした。
【0010】
【作用】駐車を行う際には、シフトレバーを駐車レンジ
に移動させる。この時、シフトレバーを駐車レンジにシ
フトしてから、その操作の終了と共にポジションピンを
係合解除位置から係合位置にスライドさせると、駐車セ
ンサにより係合状態が検出され、これにより、コントロ
ーラから制御信号が出力されて、ロック体をロック位置
へ移動させるようアクチュエータが駆動する。
に移動させる。この時、シフトレバーを駐車レンジにシ
フトしてから、その操作の終了と共にポジションピンを
係合解除位置から係合位置にスライドさせると、駐車セ
ンサにより係合状態が検出され、これにより、コントロ
ーラから制御信号が出力されて、ロック体をロック位置
へ移動させるようアクチュエータが駆動する。
【0011】従って、ロック体がロック位置に配置さ
れ、ポジションピンを係合位置から係合解除位置へスラ
イドさせるのが規制され、駐車レンジからシフトできな
い状態となる。
れ、ポジションピンを係合位置から係合解除位置へスラ
イドさせるのが規制され、駐車レンジからシフトできな
い状態となる。
【0012】尚、この状態では、ブレーキを踏めば、再
びロック体はアンロック位置に移動され、上述のシフト
規制は解除される。
びロック体はアンロック位置に移動され、上述のシフト
規制は解除される。
【0013】また、上述のようにして、ロック体がロッ
ク位置に配置されたら、このロック体の動きに連動して
シリンダ錠では、ロックポジションへの回動が可能とな
り、シリンダ錠からエンジン始動キーを抜いて駐車状態
とすることができる。
ク位置に配置されたら、このロック体の動きに連動して
シリンダ錠では、ロックポジションへの回動が可能とな
り、シリンダ錠からエンジン始動キーを抜いて駐車状態
とすることができる。
【0014】以上のような駐車状態では、シフトレバー
を駐車レンジからシフトチェンジしようとしても、ポジ
ションピンの係合解除方向へのスライドがロック体によ
り規制されて、シフトチェンジすることができないよう
になっている。
を駐車レンジからシフトチェンジしようとしても、ポジ
ションピンの係合解除方向へのスライドがロック体によ
り規制されて、シフトチェンジすることができないよう
になっている。
【0015】シフトレバーを駐車レンジからシフトする
際には、エンジン始動キーの操作に基づき、シリンダ錠
のキーロータをロックポジションからオンポジション側
に回動させる。
際には、エンジン始動キーの操作に基づき、シリンダ錠
のキーロータをロックポジションからオンポジション側
に回動させる。
【0016】そして、ブレーキを制動状態となるまで踏
み込むと、それがブレーキセンサで検出されて、コント
ローラからはロック体をアンロック位置に移動させる制
御信号がアクチュエータに出力される。
み込むと、それがブレーキセンサで検出されて、コント
ローラからはロック体をアンロック位置に移動させる制
御信号がアクチュエータに出力される。
【0017】従って、ポジションピンのスライド規制が
解除され、シフトレバーを駐車レンジからシフトするこ
とが可能となる。
解除され、シフトレバーを駐車レンジからシフトするこ
とが可能となる。
【0018】また、このようにしてシフトレバーを駐車
レンジ以外のレンジとしている時は、駐車センサからの
入力に基づき、ロック体がアンロック位置に配置され、
これに連動してシリンダ錠はロックポジションへの回動
を規制された状態となっている。よって、シフトレバー
を駐車レンジ以外のレンジにシフトしている場合には、
ロックポジションとすることができず、エンジン始動キ
ーを抜くことができない。
レンジ以外のレンジとしている時は、駐車センサからの
入力に基づき、ロック体がアンロック位置に配置され、
これに連動してシリンダ錠はロックポジションへの回動
を規制された状態となっている。よって、シフトレバー
を駐車レンジ以外のレンジにシフトしている場合には、
ロックポジションとすることができず、エンジン始動キ
ーを抜くことができない。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0020】まず、構成について説明する。
【0021】図1は、本発明実施例のシフトレバーのロ
ック装置を示す斜視図であって、図中1はシフトレバー
を示している。
ック装置を示す斜視図であって、図中1はシフトレバー
を示している。
【0022】このシフトレバー1は、回動軸11を中心
に揺動可能に車体に支持され、駐車レンジP,リバース
レンジR,ニュートラルレンジN,ドライブレンジD,
2速レンジ,1速レンジにシフト可能に形成されて
いる。尚、この明細書では、以後、駐車レンジP以外の
レンジをまとめて走行レンジと総称する。また、前記シ
フトレバー1の揺動はリンケージ14を介して図外の変
速機に伝達されて変速が成される。
に揺動可能に車体に支持され、駐車レンジP,リバース
レンジR,ニュートラルレンジN,ドライブレンジD,
2速レンジ,1速レンジにシフト可能に形成されて
いる。尚、この明細書では、以後、駐車レンジP以外の
レンジをまとめて走行レンジと総称する。また、前記シ
フトレバー1の揺動はリンケージ14を介して図外の変
速機に伝達されて変速が成される。
【0023】このシフトレバー1には、ポジションピン
12がスライド溝13に沿って上下スライド可能に設け
られていて、シフトレバー1の側方に設けられたポジシ
ョンプレート2に形成されたポジション溝21と係合及
び係合解除可能となっている。
12がスライド溝13に沿って上下スライド可能に設け
られていて、シフトレバー1の側方に設けられたポジシ
ョンプレート2に形成されたポジション溝21と係合及
び係合解除可能となっている。
【0024】即ち、この実施例では、ポジションピン1
2がスライド溝13の上端まで上方にスライドした位置
がポジション溝21と係合する係合位置であり、スライ
ド溝13の下端まで下方にスライドした位置がポジショ
ン溝21との係合が解除される係合解除位置となる。
2がスライド溝13の上端まで上方にスライドした位置
がポジション溝21と係合する係合位置であり、スライ
ド溝13の下端まで下方にスライドした位置がポジショ
ン溝21との係合が解除される係合解除位置となる。
【0025】また、このポジションピン12の上下スラ
イドは、シフトレバー1の上部に設けられた押釦15の
操作により行うようになっている。
イドは、シフトレバー1の上部に設けられた押釦15の
操作により行うようになっている。
【0026】次に、3はロック体であり、ポジションプ
レート2に固定されたソレノイド4のプランジャ41の
先端に設けられ、ソレノイド4の駆動に基づき、図2に
示すように駐車レンジPである場合のポジションピン1
2の係合位置から係合解除位置への移動を規制可能なロ
ック位置と、この移動を許すアンロック位置(図3)に
移動可能となっている。
レート2に固定されたソレノイド4のプランジャ41の
先端に設けられ、ソレノイド4の駆動に基づき、図2に
示すように駐車レンジPである場合のポジションピン1
2の係合位置から係合解除位置への移動を規制可能なロ
ック位置と、この移動を許すアンロック位置(図3)に
移動可能となっている。
【0027】また、このロック体3は、第2,3図に示
すように、シリンダ錠8のストッパ81に、押し引き可
能なケーブル7を介して連結されている。
すように、シリンダ錠8のストッパ81に、押し引き可
能なケーブル7を介して連結されている。
【0028】即ち、シリンダ錠8は、例えば、特開昭6
3−121551号公報に記載されているような構造の
ものを用いており、シリンダケース82の内部には、エ
ンジン始動キー(図示省略)を差し込んで回すことで回
動されるキーロータ83が設けられている。このキーロ
ータ83は、エンジン始動キーの操作により、ロックポ
ジションLK,アクセサリポジションACC,オンポジ
ションON,スタートポジションSTの4つのポジショ
ンに回動可能となっており、また、この回動に連動して
キーロータ83と一体的に設けられたイグニッションス
イッチ51の切り換えが成されるようになっている。
3−121551号公報に記載されているような構造の
ものを用いており、シリンダケース82の内部には、エ
ンジン始動キー(図示省略)を差し込んで回すことで回
動されるキーロータ83が設けられている。このキーロ
ータ83は、エンジン始動キーの操作により、ロックポ
ジションLK,アクセサリポジションACC,オンポジ
ションON,スタートポジションSTの4つのポジショ
ンに回動可能となっており、また、この回動に連動して
キーロータ83と一体的に設けられたイグニッションス
イッチ51の切り換えが成されるようになっている。
【0029】尚、ロックポジションLKは、エンジン始
動キーが抜き差し可能であると共に、ステアリングをロ
ックするポジションである。アクセサリポジションAC
Cは、エンジンを停止させるが電装品の使用は可能なポ
ジションである。オンポジションONは、エンジンの駆
動が可能なポジションである。スタートポジションST
は、エンジンの駆動をスタートさせるポジションであ
る。
動キーが抜き差し可能であると共に、ステアリングをロ
ックするポジションである。アクセサリポジションAC
Cは、エンジンを停止させるが電装品の使用は可能なポ
ジションである。オンポジションONは、エンジンの駆
動が可能なポジションである。スタートポジションST
は、エンジンの駆動をスタートさせるポジションであ
る。
【0030】また、図2はキーロータ83をロックポジ
ションLKに回動させた状態を示し、図3はオンポジシ
ョンONに回動した状態を示している。
ションLKに回動させた状態を示し、図3はオンポジシ
ョンONに回動した状態を示している。
【0031】そして、前記ストッパ81は、シリンダケ
ース82にピン811を中心に回動可能に支持されてお
り、前記ロック体3がアンロック位置(第1,3図)に
ある時に、ストッパ81は、ケーブル7に押されてロッ
ク位置(キーロック)に配置されるもので、この位置で
は、ストッパ81の爪部84がキーロータ83に形成さ
れた突起部85に係合して、キーロータ83がアクセサ
リポジションACCからロックポジションLKへ回動す
るのを規制する。
ース82にピン811を中心に回動可能に支持されてお
り、前記ロック体3がアンロック位置(第1,3図)に
ある時に、ストッパ81は、ケーブル7に押されてロッ
ク位置(キーロック)に配置されるもので、この位置で
は、ストッパ81の爪部84がキーロータ83に形成さ
れた突起部85に係合して、キーロータ83がアクセサ
リポジションACCからロックポジションLKへ回動す
るのを規制する。
【0032】一方、ロック体3がロック位置(図2)に
ある時には、ストッパ81は、ケーブル7に引かれてア
ンロック位置(キーアンロック)に配置され、この位置
では、ストッパ81の爪部84はシリンダケース82の
外部に配置されてキーロータ83はロックポジションL
Kへの回動が可能となる。
ある時には、ストッパ81は、ケーブル7に引かれてア
ンロック位置(キーアンロック)に配置され、この位置
では、ストッパ81の爪部84はシリンダケース82の
外部に配置されてキーロータ83はロックポジションL
Kへの回動が可能となる。
【0033】また、前記キーロータ83の突起部85
は、ロックポジションLKとした時にストッパ81の爪
部84の先端に対応する位置に配置され、ストッパ81
がロック位置へ回動するのを規制する。
は、ロックポジションLKとした時にストッパ81の爪
部84の先端に対応する位置に配置され、ストッパ81
がロック位置へ回動するのを規制する。
【0034】前記ソレノイド4の駆動は、コントローラ
5から出力される制御信号sにより制御される。
5から出力される制御信号sにより制御される。
【0035】即ち、ソレノイド4は、非駆動時(励磁解
除時)には、プランジャ41を引き込みロック体3をア
ンロック位置に配置し、一方、駆動時(励磁時)には、
プランジャ41を突出させてロック体3をロック位置に
配置させるように駆動するものである。そして、このコ
ントローラ5は、図4に示すように、入力側に、イグニ
ッションスイッチ51とブレーキスイッチ53(ブレー
キセンサ)とパークスイッチ(駐車センサ)54が設け
られている。
除時)には、プランジャ41を引き込みロック体3をア
ンロック位置に配置し、一方、駆動時(励磁時)には、
プランジャ41を突出させてロック体3をロック位置に
配置させるように駆動するものである。そして、このコ
ントローラ5は、図4に示すように、入力側に、イグニ
ッションスイッチ51とブレーキスイッチ53(ブレー
キセンサ)とパークスイッチ(駐車センサ)54が設け
られている。
【0036】前記ブレーキスイッチ53は、ブレーキペ
ダルが所定量踏み込まれることで投入されるスイッチで
ある。
ダルが所定量踏み込まれることで投入されるスイッチで
ある。
【0037】また、パークスイッチ54は、図1に示す
ように、ポジションプレート2のポジション溝21の、
駐車レンジPに対応する位置の上縁部に固定されてお
り、この駐車レンジPにおいてポジションピン12が係
合位置となることで接触子541が移動して投入される
構造となっている。
ように、ポジションプレート2のポジション溝21の、
駐車レンジPに対応する位置の上縁部に固定されてお
り、この駐車レンジPにおいてポジションピン12が係
合位置となることで接触子541が移動して投入される
構造となっている。
【0038】そして、このコントローラ5は、イグニッ
ションスイッチ51をロックポジションLKからアクセ
サリポジションACC側に切り換えることにより起動す
るものであり、その時の作動は図5に示す通りである。
ションスイッチ51をロックポジションLKからアクセ
サリポジションACC側に切り換えることにより起動す
るものであり、その時の作動は図5に示す通りである。
【0039】即ち、ステップ101において、パークス
イッチ54がONであるかどうかを判断し、YESであ
れば、ステップ102に進み、NOであればステップ1
03に進む。
イッチ54がONであるかどうかを判断し、YESであ
れば、ステップ102に進み、NOであればステップ1
03に進む。
【0040】ステップ102では、ブレーキスイッチ5
3がONであるかどうかを判断し、YESであればステ
ップ103に進み、NOであればステップ104に進
む。
3がONであるかどうかを判断し、YESであればステ
ップ103に進み、NOであればステップ104に進
む。
【0041】ステップ103では、ソレノイド4の励磁
を解除して1回の作動流れを終える。
を解除して1回の作動流れを終える。
【0042】ステップ104ではイグニッションスイッ
チ51がオンポジションONからアクセサリポジション
ACCへ切り換ったかどうかを判断し、NOであればス
テップ101に戻り、YESであればステップ105に
進む。
チ51がオンポジションONからアクセサリポジション
ACCへ切り換ったかどうかを判断し、NOであればス
テップ101に戻り、YESであればステップ105に
進む。
【0043】ステップ105では、ソレノイド4を励磁
させ、ステップ106に進む。
させ、ステップ106に進む。
【0044】ステップ106では、イグニッションスイ
ッチ51がアクセサリポジションACC側からロックポ
ジションLKに切り換ったかどうかを判断し、YESで
あればステップ107に進みソレノイド4の励磁を解除
し、NOであればステップ105に戻る。
ッチ51がアクセサリポジションACC側からロックポ
ジションLKに切り換ったかどうかを判断し、YESで
あればステップ107に進みソレノイド4の励磁を解除
し、NOであればステップ105に戻る。
【0045】従って、コントローラ5は、イグニッショ
ンスイッチ51がONの状態でパークスイッチ54がO
Nでかつブレーキスイッチ53がOFFである時にソレ
ノイド4を励磁し、それ以外の時に励磁を解除する制御
を行う。また、イグニッションスイッチ51がアクセサ
リポジションACCの状態でパークスイッチ54がON
である時にソレノイド4を励磁する制御を行う。
ンスイッチ51がONの状態でパークスイッチ54がO
Nでかつブレーキスイッチ53がOFFである時にソレ
ノイド4を励磁し、それ以外の時に励磁を解除する制御
を行う。また、イグニッションスイッチ51がアクセサ
リポジションACCの状態でパークスイッチ54がON
である時にソレノイド4を励磁する制御を行う。
【0046】次に、実施例の作動を説明する。
【0047】(イ)駐車時(ロック状態) シフトレバー1を駐車レンジPとし、シリンダ錠8から
エンジン始動キーを抜いた状態での駐車時には、図2に
示すように、シリンダ錠8のキーロータ83がロックポ
ジションLKとなっており、これにより、キーロータ8
3の突起部85がストッパ81のロック位置方向への回
動を規制している。よって、イグニッションスイッチ5
1がOFFとなってコントローラ5に通電されずに制御
作動が成されず、ソレノイド4が励磁されていない状態
でも、ケーブル7はストッパ81により押され、ロック
体3は、図2のようにロック位置に保持されている。
エンジン始動キーを抜いた状態での駐車時には、図2に
示すように、シリンダ錠8のキーロータ83がロックポ
ジションLKとなっており、これにより、キーロータ8
3の突起部85がストッパ81のロック位置方向への回
動を規制している。よって、イグニッションスイッチ5
1がOFFとなってコントローラ5に通電されずに制御
作動が成されず、ソレノイド4が励磁されていない状態
でも、ケーブル7はストッパ81により押され、ロック
体3は、図2のようにロック位置に保持されている。
【0048】従って、この状態でシフトレバー1の駐車
解除操作を行うべく、押釦15を操作してポジションピ
ン12を下方へスライドさせようとした場合、ポジショ
ンピン12の下方スライドがロック体3により規制さ
れ、駐車レンジPから走行レンジへシフトすることがで
きない。
解除操作を行うべく、押釦15を操作してポジションピ
ン12を下方へスライドさせようとした場合、ポジショ
ンピン12の下方スライドがロック体3により規制さ
れ、駐車レンジPから走行レンジへシフトすることがで
きない。
【0049】また、このようにポジションピン12を下
方にスライドさせようとした場合に、ポジションピン1
2に与えた操作力はロック体3で受け止められてケーブ
ル7に入力されることはない。よって、ケーブル7が伸
びたり、このケーブル7を含む伝達系に破損が生じるこ
とがない。
方にスライドさせようとした場合に、ポジションピン1
2に与えた操作力はロック体3で受け止められてケーブ
ル7に入力されることはない。よって、ケーブル7が伸
びたり、このケーブル7を含む伝達系に破損が生じるこ
とがない。
【0050】(ロ)走行開始時 走行を行おうとする場合には、まず、エンジン始動キー
をシリンダ錠8に差し込み、キーロータ83をオンポジ
ションON方向へ回動させる。これにより、ストッパ8
1に対する回動規制が解除され、ロック体3はアンロッ
ク位置に移動可能な状態となる。しかし同時に、このキ
ーロータ83の回動により、イグニッションスイッチ5
1もアクセサリ側に切り換わってコントローラ5が起動
するが、この時、パークスイッチ54はONとなってい
るから、ブレーキを踏んでいなければソレノイド4に制
御信号が出力され、プランジャ41を突出させ、ロック
体3はロック位置に保持される。次にブレーキを踏むと
ブレーキスイッチ53がONとなりコントローラ5はソ
レノイド4に励磁解除の信号を出力する。
をシリンダ錠8に差し込み、キーロータ83をオンポジ
ションON方向へ回動させる。これにより、ストッパ8
1に対する回動規制が解除され、ロック体3はアンロッ
ク位置に移動可能な状態となる。しかし同時に、このキ
ーロータ83の回動により、イグニッションスイッチ5
1もアクセサリ側に切り換わってコントローラ5が起動
するが、この時、パークスイッチ54はONとなってい
るから、ブレーキを踏んでいなければソレノイド4に制
御信号が出力され、プランジャ41を突出させ、ロック
体3はロック位置に保持される。次にブレーキを踏むと
ブレーキスイッチ53がONとなりコントローラ5はソ
レノイド4に励磁解除の信号を出力する。
【0051】ソレノイド4はプランジャ41を引き込
み、ロック体3はアンロック位置に移動して、ポジショ
ンピン12を係合解除位置まで下方スライドさせること
ができるようになる。
み、ロック体3はアンロック位置に移動して、ポジショ
ンピン12を係合解除位置まで下方スライドさせること
ができるようになる。
【0052】エンジンを始動した後、シフトレバー1を
駐車レンジから走行レンジにシフトするには、ブレーキ
を踏んでブレーキスイッチ53をONにする。これによ
り、ソレノイド4の励磁が解除されてロック体3がアン
ロック位置に移動し、ポジションピン12の係合解除位
置への下方スライドが可能となり、駐車レンジPから走
行レンジへのシフトが可能となる。
駐車レンジから走行レンジにシフトするには、ブレーキ
を踏んでブレーキスイッチ53をONにする。これによ
り、ソレノイド4の励磁が解除されてロック体3がアン
ロック位置に移動し、ポジションピン12の係合解除位
置への下方スライドが可能となり、駐車レンジPから走
行レンジへのシフトが可能となる。
【0053】また、このロック体3の移動に連動して、
ストッパ81は、図3に示すように、ロック位置に配置
される。
ストッパ81は、図3に示すように、ロック位置に配置
される。
【0054】(ハ)走行時 シフトレバー1を走行レンジにシフトして走行を行って
いる時には、パーキングスイッチ54がOFFとなるこ
とで、ブレーキスイッチ53のON,OFFに関係な
く、ソレノイド2の励磁が解除されて上述したようにロ
ック体3が図3に示すアンロック位置に配置された状態
が維持され、これによりケーブル7で押されてストッパ
81はロック位置に配置されている。
いる時には、パーキングスイッチ54がOFFとなるこ
とで、ブレーキスイッチ53のON,OFFに関係な
く、ソレノイド2の励磁が解除されて上述したようにロ
ック体3が図3に示すアンロック位置に配置された状態
が維持され、これによりケーブル7で押されてストッパ
81はロック位置に配置されている。
【0055】従って、エンジン始動キーを回動操作して
キーロータ83をオンポジションON側からロックポジ
ションLKに回動させようとした場合、キーロータ83
の突起部85が爪部84に係合して、アクセサリポジシ
ョンACCよりもロックポジションLK側に回動させる
ことができない。
キーロータ83をオンポジションON側からロックポジ
ションLKに回動させようとした場合、キーロータ83
の突起部85が爪部84に係合して、アクセサリポジシ
ョンACCよりもロックポジションLK側に回動させる
ことができない。
【0056】よって、エンジンを停止させることはでき
るが、ロックポジションLKとしてエンジン始動キーを
抜き取ることはできない。
るが、ロックポジションLKとしてエンジン始動キーを
抜き取ることはできない。
【0057】また、このようにエンジン始動キーを回動
操作した場合、キーロータ83へ入力された操作力はス
トッパ81で支持されケーブル7へ伝達されることはな
い。
操作した場合、キーロータ83へ入力された操作力はス
トッパ81で支持されケーブル7へ伝達されることはな
い。
【0058】従って、この操作力がケーブル7へ入力さ
れることによる不具合が生じることはない。
れることによる不具合が生じることはない。
【0059】(ニ)駐車時 上述のように走行状態では、エンジン始動キーをロック
ポジションLK側に回動させても、アクセサリポジショ
ンACCで回動規制される。
ポジションLK側に回動させても、アクセサリポジショ
ンACCで回動規制される。
【0060】そこで、この状態からエンジン始動キーを
抜き取るには、シフトレバー1を駐車レンジPにシフト
する。すると、ポジションピン12が、パークスイッチ
54に接触してパークスイッチ54がONとなり、ソレ
ノイド4に制御信号sが出力されて励磁され、ロック体
3がロック位置に移動する。
抜き取るには、シフトレバー1を駐車レンジPにシフト
する。すると、ポジションピン12が、パークスイッチ
54に接触してパークスイッチ54がONとなり、ソレ
ノイド4に制御信号sが出力されて励磁され、ロック体
3がロック位置に移動する。
【0061】そして、このロック体3の移動に連動し
て、ストッパ81がアンロック位置に移動し、キーロー
タをロックポジションLKに回動することが可能とな
る。
て、ストッパ81がアンロック位置に移動し、キーロー
タをロックポジションLKに回動することが可能とな
る。
【0062】尚、このようにパークスイッチ54がON
の状態でアクセサリポジションACCからロックポジシ
ョンLKに切り換える際には、フローチャートのステッ
プ105,104の制御に基づきブレーキスイッチ53
の状態に関係なく、ソレノイド4が励磁される構成とな
っている。
の状態でアクセサリポジションACCからロックポジシ
ョンLKに切り換える際には、フローチャートのステッ
プ105,104の制御に基づきブレーキスイッチ53
の状態に関係なく、ソレノイド4が励磁される構成とな
っている。
【0063】こうして、キーロータ83をロックポジシ
ョンLKに回動させると、イグニッションスイッチ51
がOFFとなって、コントローラ5からのソレノイド4
への制御信号sの出力も停止され、ソレノイド4は内蔵
のスプリングによりプランジャ41を退入させようとす
るが、シリンダ錠8において、キーロータ83の突起部
85によりストッパ81のロック位置方向への回動が規
制されていることで、ロック体3のアンロック位置方向
への移動も規制され、図2に示す、ロック状態となる。
ョンLKに回動させると、イグニッションスイッチ51
がOFFとなって、コントローラ5からのソレノイド4
への制御信号sの出力も停止され、ソレノイド4は内蔵
のスプリングによりプランジャ41を退入させようとす
るが、シリンダ錠8において、キーロータ83の突起部
85によりストッパ81のロック位置方向への回動が規
制されていることで、ロック体3のアンロック位置方向
への移動も規制され、図2に示す、ロック状態となる。
【0064】以上説明したように、本発明第1実施例の
シフトレバーのロック装置では、1つの装置により従来
のシフトロック装置とキーインタロック装置との機能が
得られ、部品点数を少なくして構造を簡略化させること
ができ、これにより、原価・製造手間・重量の低減を図
ることのできるという効果が得られる。
シフトレバーのロック装置では、1つの装置により従来
のシフトロック装置とキーインタロック装置との機能が
得られ、部品点数を少なくして構造を簡略化させること
ができ、これにより、原価・製造手間・重量の低減を図
ることのできるという効果が得られる。
【0065】また、エンジン始動キーを抜いた状態で、
ポジションピン12を下方スライドさせようとした場合
も、また、シフトレバー1を走行レンジにシフトした状
態でエンジン始動キーをロックポジションLK側に回動
させようとした場合も、ケーブル7に荷重入力されるこ
とがなく、ケーブル7が伸びたり、このケーブル7を含
む伝達系に破損が生じることがないという効果が得られ
る。
ポジションピン12を下方スライドさせようとした場合
も、また、シフトレバー1を走行レンジにシフトした状
態でエンジン始動キーをロックポジションLK側に回動
させようとした場合も、ケーブル7に荷重入力されるこ
とがなく、ケーブル7が伸びたり、このケーブル7を含
む伝達系に破損が生じることがないという効果が得られ
る。
【0066】さらに、本実施例では、ソレノイド4を、
励磁時にロック体3をロック位置に配置し、非励磁時に
ロック体3をアンロック位置に配置するように構成した
ため、電気系統が故障した時に、ロック体3はアンロッ
ク位置に配置されることになり、このような故障時にロ
ック体3によるロック状態を解除するための機構が不要
となるという効果が得られる。
励磁時にロック体3をロック位置に配置し、非励磁時に
ロック体3をアンロック位置に配置するように構成した
ため、電気系統が故障した時に、ロック体3はアンロッ
ク位置に配置されることになり、このような故障時にロ
ック体3によるロック状態を解除するための機構が不要
となるという効果が得られる。
【0067】次に、本発明第2実施例及び第3実施例に
ついて説明する。尚、これら実施例を説明するにあた
り、第1実施例と同様の構成については第1実施例と同
じ符合を付けて説明を省略し、相違点のみを説明する。
また、作用についても第1実施例との相違点のみを説明
する。
ついて説明する。尚、これら実施例を説明するにあた
り、第1実施例と同様の構成については第1実施例と同
じ符合を付けて説明を省略し、相違点のみを説明する。
また、作用についても第1実施例との相違点のみを説明
する。
【0068】図6及び図7は本発明第2実施例のシフト
レバーのロック装置を示す側面図である。
レバーのロック装置を示す側面図である。
【0069】この第2実施例は、ポジションプレート2
に、駐車レンジPにおけるポジションピン12の係合解
除位置から係合位置への上方スライドに連動して、ロッ
ク体3をアンロック位置からロック位置に移動させるレ
バー200を設けた例である。
に、駐車レンジPにおけるポジションピン12の係合解
除位置から係合位置への上方スライドに連動して、ロッ
ク体3をアンロック位置からロック位置に移動させるレ
バー200を設けた例である。
【0070】即ち、レバー200は、略L字形状に形成
され、一端がポジションピン12と係合可能に形成され
ると共に、他端がロック体3に設けた係合突起201と
係合可能に形成されている。尚、レバー200の過回動
を防止するストッパ202がポジションプレート2に設
けられている。
され、一端がポジションピン12と係合可能に形成され
ると共に、他端がロック体3に設けた係合突起201と
係合可能に形成されている。尚、レバー200の過回動
を防止するストッパ202がポジションプレート2に設
けられている。
【0071】従って、この第2実施例では、シフトレバ
ー1を駐車レンジPにシフトした際には、ブレーキを踏
んでいても、即ち、ソレノイド4の励磁解除条件が成立
してロック体3をアンロック位置に配置しようとしてい
ても、このソレノイド4の駆動に関係なく、ロック体3
はロック位置に配置される。ロック体3の移動により、
ケーブル7が引張され、ストッパ81がアンロック位置
となり、キーロータ83はオンポジションONからロッ
クポジションLKへの回動が可能となる。
ー1を駐車レンジPにシフトした際には、ブレーキを踏
んでいても、即ち、ソレノイド4の励磁解除条件が成立
してロック体3をアンロック位置に配置しようとしてい
ても、このソレノイド4の駆動に関係なく、ロック体3
はロック位置に配置される。ロック体3の移動により、
ケーブル7が引張され、ストッパ81がアンロック位置
となり、キーロータ83はオンポジションONからロッ
クポジションLKへの回動が可能となる。
【0072】よって、コントローラ5において、第1実
施例のフローチャート(図5)におけるステップ104
の制御が不要となるもので、つまり、走行状態から駐車
状態とする際に、イグニッションスイッチ51を切って
コントローラ5等の電気系への電力供給停止前に、ソレ
ノイド4を駆動させる制御が不要となるものである。
施例のフローチャート(図5)におけるステップ104
の制御が不要となるもので、つまり、走行状態から駐車
状態とする際に、イグニッションスイッチ51を切って
コントローラ5等の電気系への電力供給停止前に、ソレ
ノイド4を駆動させる制御が不要となるものである。
【0073】次に、図8は、本発明第3実施例装置の要
部を示す側面図である。
部を示す側面図である。
【0074】この第3実施例は、ロック体としてポジシ
ョンプレート2に回動可能に設けたレバー303を用い
た例である。
ョンプレート2に回動可能に設けたレバー303を用い
た例である。
【0075】従って、ソレノイド4の駆動によりロック
位置とアンロック位置とに回動される。
位置とアンロック位置とに回動される。
【0076】以上、実施例を図面に基づいて説明してき
たが具体的な構成はこの実施例に限られるものではな
く、例えば実施例では、アクチュエータとしてソレノイ
ドを用いたが、モータ等他の手段を用いてもよい。
たが具体的な構成はこの実施例に限られるものではな
く、例えば実施例では、アクチュエータとしてソレノイ
ドを用いたが、モータ等他の手段を用いてもよい。
【0077】また、実施例では、ソレノイドが励磁状態
となった時に、ロック体がロック位置に移動するように
構成したが、この逆に、励磁された際にアンロック位置
に移動するように構成してもよい。
となった時に、ロック体がロック位置に移動するように
構成したが、この逆に、励磁された際にアンロック位置
に移動するように構成してもよい。
【0078】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のシフ
トレバーのロック装置にあっては、ロック体を移動させ
るアクチュエータを、ブレーキの制動作動状態を検出す
るブレーキセンサと、駐車レンジにおいてポジションピ
ンが係合位置に配置されたことを検出する駐車センサと
からの入力に基づき制御するコントローラを設けた手段
としたため、ブレーキを踏まないと駐車レンジからシフ
トすることができないシフトロック装置の機能と、キー
ロータをロックポジションとした駐車状態では駐車レン
ジからシフトできず、駐車レンジとしなければキーロー
タをロックポジションとすることができないキーインタ
ロック装置の機能とを兼ね備えるもので、構造を簡略化
して、原価・製造手間・重量の低減を図ることができる
という効果が得られる。
トレバーのロック装置にあっては、ロック体を移動させ
るアクチュエータを、ブレーキの制動作動状態を検出す
るブレーキセンサと、駐車レンジにおいてポジションピ
ンが係合位置に配置されたことを検出する駐車センサと
からの入力に基づき制御するコントローラを設けた手段
としたため、ブレーキを踏まないと駐車レンジからシフ
トすることができないシフトロック装置の機能と、キー
ロータをロックポジションとした駐車状態では駐車レン
ジからシフトできず、駐車レンジとしなければキーロー
タをロックポジションとすることができないキーインタ
ロック装置の機能とを兼ね備えるもので、構造を簡略化
して、原価・製造手間・重量の低減を図ることができる
という効果が得られる。
【図1】本発明第1実施例のシフトレバーのロック装置
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図2】第1実施例装置の要部を示す側面図である。
【図3】第1実施例装置の要部を示す側面図である。
【図4】第1実施例装置の要部であるコントローラを示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図5】第1実施例のコントローラの作動を示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図6】本発明第2実施例のシフトレバーのロック装置
の要部を示す側面図である。
の要部を示す側面図である。
【図7】本発明第2実施例のシフトレバーのロック装置
の要部を示す側面図である。
の要部を示す側面図である。
【図8】本発明第3実施例のシフトレバーのロック装置
の要部を示す側面図である。
の要部を示す側面図である。
1 シフトレバー 12 ポジションピン 2 ポジションプレート 21 ポジション溝 3 ロック体 4 ソレノイド(アクチュエータ) 5 コントローラ 53 ブレーキスイッチ(ブレーキセンサ) 54 パークスイッチ(駐車センサ) 8 シリンダ錠 83 キーロータ 303 レバー(ロック体)
Claims (1)
- 【請求項1】 シフトレバーに、ポジションピンが、ポ
ジションプレートのポジション溝と係合してシフト規制
する係合位置と係合解除された係合解除位置とにスライ
ド可能に設けられ、 車体に、ロック体が、前記シフトレバーの駐車レンジに
おけるポジションピンの係合位置から係合解除位置への
スライドを規制可能に設けられ、 前記ロック体に連動するシリンダ錠が設けられ、このシ
リンダ錠は、ロック体がロック位置に配置された時にキ
ーロータをロックポジションに回動可能であると共に、
ロック体がアンロック位置に配置された時にキーロータ
のロックポジションへの回動を規制するよう形成され、 前記ロック体には、ロック体を、前記スライド規制を行
うロック位置とスライドを許すアンロック位置に移動さ
せるアクチュエータが設けられ、 このアクチュエータの駆動を制御するコントローラが設
けられ、 このコントローラには、ブレーキが制動作動状態である
ことを検出するブレーキセンサと、前記シフトレバーが
駐車レンジであってポジションピンが係合位置に配置さ
れたことを検出する駐車センサとが接続され、 前記コントローラは、駐車センサの前記係合状態検出時
にはロック体をロック位置へ移動させ、ブレーキセンサ
の前記制動作動状態検出時にはロック体をアンロック位
置へ移動させる制御信号をアクチュエータへ出力するよ
う構成されていることを特徴とするシフトレバーのロッ
ク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6593491A JPH0585214A (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | シフトレバーのロツク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6593491A JPH0585214A (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | シフトレバーのロツク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0585214A true JPH0585214A (ja) | 1993-04-06 |
Family
ID=13301287
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6593491A Pending JPH0585214A (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | シフトレバーのロツク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0585214A (ja) |
-
1991
- 1991-03-29 JP JP6593491A patent/JPH0585214A/ja active Pending
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