JPH0585027B2 - - Google Patents

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JPH0585027B2
JPH0585027B2 JP20358688A JP20358688A JPH0585027B2 JP H0585027 B2 JPH0585027 B2 JP H0585027B2 JP 20358688 A JP20358688 A JP 20358688A JP 20358688 A JP20358688 A JP 20358688A JP H0585027 B2 JPH0585027 B2 JP H0585027B2
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Shusaku Shimada
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Yokogawa Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、入力信号の波形を観測するデジタル
オシロスコープに関するものであり、詳しくは、
波形の観測を容易にするためのトリガ信号発生回
路の改良に関するものである。
(従来の技術) デジタルオシロスコープは、入力アナログ信号
をデジタル信号に変換して一旦メモリに格納し、
この格納されたデジタルデータに基づいてCRT
などの表示器に波形を表示するものである。
第12図はこのようなデジタルオシロスコープ
の一例を示す構成説明図であり、実時間サンプリ
ング方式のサンプリングオシロスコープの例を示
している。第12図において、入力信号はサンプ
リングゲート1に入力される。サンプリングゲー
ト1はフリーランパルス発生器8から加えられる
サンプリングパルスに同期して入力信号をサンプ
リングし、デジタル信号に変換してホールド回路
2に格納する。また、入力信号はトリガ回路4に
も入力される。トリガ回路4は入力信号が予め設
定された所定の値になると時間軸用のこぎり波発
生器5に信号を出力する。時間軸用のこぎり波発
生器5は、このトリガ回路4の出力に同期して時
間軸用のこぎり波を発生し、サンプリングゲート
6に出力する。サンプリングゲート6はフリーラ
ンパルス発生器8のサンプリングパルスにより時
間軸用のこぎり波をサンプリングし、デジタル信
号に変換してホールド回路7に格納する。ホール
ド回路2,7に格納されたデータは図示しない
D/A変換器を介して表示器3のY軸、X軸に入
力され、波形が表示される。波形表示にあたつて
は、入力信号のレベルが予め設定された所定の値
になつた点を常に表示器3の表示部の左端に位置
させるようにして波形の観測を容易にしている。
9はアンブランキング回路であり、不必要な表示
を禁止する働きをしている。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、このようなデジタルオシロスコープ
は、入力信号が不規則な波形の場合には次のよう
な問題点がある。第13図Aは表示する波形の一
例を示している。点線はトリガレベルであり、入
力信号がこのレベルを低い方から高い方に向かつ
て横切つたとき、すなわち時点〜でトリガ信
号が発生し、この点が常に表示部の左端に来るよ
うに表示される。入力信号が周期信号であるとき
は各表示波形は完全に重なるので正常に表示され
るが、Aの場合には時点〜、〜、移行
の波形はすべて異なつているので、これらの波形
が重なつて同図Bのようになり、波形の観測が不
可能になるという欠点があつた。
本発明は、このような点に着目したものであ
り、その目的は、不規則波形でも表示波形の重な
りを生じることのないデジタルオシロスコープを
提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明のデジタルオシロスコープは、 アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D
変換器と、 このA/D変換器の出力データを格納するメモ
リと、 前記A/D変換器の出力データが予め設定され
た値の範囲にあるかを検出するコンパレータと、 このコンパレータの出力データを順次格納する
シフトレジスタと、 このシフトレジスタに格納されたデータから所
望の1データを選択するセレクタと、 前記アナログ信号が所定値になつたことを検出
する検出部と、 この検出部および前記セレクタの出力によりト
リガ信号を発生するトリガ信号発生部とを具備
し、 このトリガ信号により前記メモリに格納された
データを表示することを特徴とする。
(作 用) このようなデジタルオシロスコープは、入力信
号がトリガレベルを通過し、かつその時点から所
定の時間前の入力信号のレベルが予め設定された
範囲にあるときのみトリガ信号を発生して波形を
表示する。
(実施例) 以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に説
明する。
第1図は、本発明の一実施例を示す構成説明図
である。第1図において、10はアナログ信号
SAの入力端子であり、A/D変換器11の入力
端子に接続されるとともに、アナログコンパレー
タ12の一方の入力端子に接続されている。A/
D変換器11は入力端子10に加えられるアナロ
グ信号SAをクロツクCLK1に従つてサンプリン
グしてnビツトのデジタル信号SDに変換する。
このA/D変換器11の出力データSDはレート
リデユーサ13を介して複数m系統に分周された
のちメモリ14に格納されるとともに、デジタル
コンパレータ15,16の一方の入力端子に加え
られている。レートリデユーサ13およびメモリ
14によりメモリブロツクMBが構成されてい
る。コンパレータ15,16はA/D変換器11
の出力データSDが予め設定された値の範囲にあ
るかを検出するものであり、コンパレータ15の
他方の入力端子には2ビツトの上限設定値USが
加えられ、コンパレータ16の他方の入力端子に
はnビツトの下限設定値LSが加えられている。
これらコンパレータ15,16は、A/D変換器
11の出力データが下限値設定値LSよりも大き
く上限設定値USよりも小さい場合にHレベルの
出力をアンドゲート17に送出するウインドウコ
ンパレータとして動作する。アンドゲート17の
出力は1ビツトを有するN段のシフトレジスタ1
8にクロツクCLK1に同期したクロツクCLK2
に従つて順次格納される。19はシフトレジスタ
18に格納されたデータから選択信号SELに従つ
て所望の1データを選択するセレクタであり、そ
の出力はアンドゲート20に加えられる。21は
クロツクCLK1,2に同期したクロツクCLK3
をカウントするカウンタであり、そのフルカウン
ト出力をアンドゲート20に送出する。このカウ
ンタ21はシフトレジスタ18にセレクタ19を
介して送出されるべきデータが蓄積されるまでの
時間を管理するものであり、選択信号SELに応じ
た数のデータが蓄積された時点でフルカウント出
力を送出するように初期値が設定される。アンド
ゲート20の出力端子はフリツプフロツプ22の
データ端子に接続されている。フリツプフロツプ
22のクロツク端子にはクロツクCLK1,2,
3に同期したクロツクCLK4が加えられ、出力
端子Qはフリツプフロツプ23のデータ端子に接
続されている。フリツプフロツプ23のクロツク
端子にはアナログコンパレータ13の出力信号が
加えられている。フリツプフロツプ23の出力端
子Qは時間軸信号発生部24に接続されている。
なお、シフトレジスタ14、セレクタ17、コン
パレータ18,19、アンドゲート20およびカ
ウンタ21によりレベルシーケンストリガ回路
LST1が構成されている。
このように構成された装置の動作を第2図のタ
イミングチヤートを用いて説明する。第2図にお
いて、aはA/D変換器11のサンプルクロツク
CLK1を示し、このクロツクCLK1の立ち上が
りでA/D変換器11からbに示すようなnビツ
トの出力データSDが変換出力される。cはウイ
ンドウコンパレータ15,16の1ビツトの判定
出力である。dはシフトレジスタ18に加えられ
るデユーテイレシオ50%のクロツクCLK2であ
り、クロツクCLK1に同期している。シフトレ
ジスタ18は、このクロツクCLK2が加えられ
ることによりウインドウコンパレータの判定出力
データをラツチするとともにラツチされているデ
ータを1段ずつシフトさせてNデータ過去の判定
結果を保持する。eはフリツプフロツプ22に加
えられるクロツクCLK4であり、クロツク2を
反転させたパルスになつている。フリツプフロツ
プ22はこのクロツクCLK4の立ち上がりでア
ンドゲート20の出力をラツチする。fはセレク
タ19から選択的に出力されるデータであり、本
実施例ではシフトレジスタ18の第1段目のデー
タを選択出力する例を示している。すなわち、セ
レクタ19は1クロツクだけ過去のデータをアン
ドゲート20に出力する。gはカウンタ21に加
えられるクロツクCLK3であり、クロツクCLK
2と同相になつている。カウンタ21はクロツク
CLK2の立ち上がりで1カウントを行い、フル
カウントになつた時点でhに示すようなHレベル
の出力をアンドゲート20に送出する。このHレ
ベルのカウンタ出力がアンドゲート20に加えら
れることにより、その時点以降のセレクタ19の
出力が有効になる。過去のデータとして(l+
1)サンプル前のデータを用いる場合には、l個
のデータがシフトレジスタ18およびメモリ14
に格納された時点でカウントアツプしてアンドゲ
ート20にHレベルの出力信号を送出するように
カウンタ21の初期値を設定する。本実施例のよ
うに過去のデータとして2サンプル前のデータを
用いる場合にはlを1としてカウンタ21の初期
値を設定することになる。iはフリツプフロツプ
22の出力である。コンパレータ15,16の出
力信号は、A/D変換器11の出力データが下限
設定値LSより大きく上限設定値USより小さいと
きにHレベルになる。フリツプフロツプ22はク
ロツクCLK4の立ち上がりに従つてアンドゲー
ト20の出力信号をラツチするので、lクロツク
過去のデータが下限設定値LSと上限設定値USの
間にあるときのみその出力がHレベルになる。j
はアナログコンパレータ12の出力信号TGを示
している。アナログコンパレータ12の出力信号
TGは、アナログ入力信号SAがトリガレベルよ
り大きくなるとLレベルからHレベルに変化す
る。フリツプフロツプ23はこの出力信号TGの
タイミングでフリツプフロツプ22の出力をラツ
チし、このフリツプフロツプ23の出力の立ち上
がりにより時間軸信号発生部24は時間軸信号を
発生する。
第3図は、このような一連の動作を説明するた
めの波形図である。図において、SAはアナログ
入力信号、TLはトリガレベル、Wはコンパレー
タ15,16で検出する下限設定値LSと上限設
定値USの間のウインドウ、Tはカウンタ21に
入力されるクロツクCLK3の周期に相当する。
この実施例では、セレクタ19を介して読み出さ
れるシフトレジスタ18の1段目のデータがA/
D変換器11の出力データがコンパレータ15,
16のウインドウ内にあることを表しかつアナロ
グ入力信号SAがトリガレベルTLを通過したとき
のみ時間軸信号を発生させる。
これにより、区間t2の波形のみが表示されるこ
とになり、従来のように複数の波形が重なつて観
測しにくくなることはない。なお、カウンタ21
の初期値、コンパレータ15,16に対する下限
設定値LSおよび上限設定値USは表示したい波形
に応じて適宜設定すればよい。
そして、このような構成によれば、A/D変換
器11から変換出力されるデータをA/D変換器
のサンプリングレートでレベルシーケンストリガ
用のデータとして利用できるので、A/D変換器
11でサンプリングされてからレベルシーケンス
トリガ用のデータとして利用可能になるまでの時
間を例えば2クロツク過去までに短縮できる。ま
た、シフトレジスタ18およびセレクタ19は1
ビツトのものでよく、A/D変換器11のnビツ
トの変換データを直接シフトレジスタに格納して
格納されたデータをセレクタで選択する構成に比
べて回路規模を1/nに縮小できる。
なお、第1図の実施例ではレベルシーケンスト
リガ回路LST1が1系統の例を示したが、第4
図に示すようにレベルシーケンストリガ回路
LST1の内のコンパレータ15,16、アンド
ゲート17、シフトレジスタ18およびセレクタ
19の組合せLST1′を複数系統(例えば2系
統)設けてそれらの出力の論理積や論理和をフリ
ツプフロツプ22の入力にしてもよい。そして、
各組合せLST1′でそれぞれ異なる過去の時点の
データを選択することにより、複雑なトリガをか
けることができる。
ところで、第1図の実施例では過去に遡及しよ
うとするデータの数が増えるのに応じてシフトレ
ジスタ18の段数が増加するとともにセレクタ1
9の構成規模も大きくなり、例えば過去数10デー
タまで遡及しようとするとその回路規模は実用的
ではなくなる。このような場合には、第5図に示
すようなレベルシーケンストリガ回路を併用すれ
ばよい。
第5図の回路によれば、A/D変換器11の出
力を複数のメモリに順に格納することによつて過
去のデータの判定点を複数にしてより複雑な判定
を行うことができ、同様の回路構成で数10以上の
過去のデータまでも容易に遡及することができ
る。
第5図において、25はレートリデユーサであ
り、その内部に7つのレジスタ26〜32が含ま
れている。A/D変換器11の出力はレジスタ2
6〜28および29に並列に入力される。また、
レジスタ26〜28の出力はそれぞれレジスタ3
0〜32に入力される。レジスタ26〜28はそ
れぞれクロツクCLKc〜CLKaによつて、レジス
タ29〜32はクロツクCLKdによつて駆動され
る。33〜36はメモリであり、クロツクCLK
5の立ち上がりでデータを書込み、クロツク
CLK6の立ち上がりでデータを読み出す。これ
らのメモリは、レートリデユーサ24の出力を格
納し、また格納されたデータをデジタルコンパレ
ータ37に出力する。これらの切り換えはスイツ
チ38〜41で行われる。42〜45はカウンタ
であり、クロツクCLK5によつてカウントアツ
プされその出力はそれぞれスイツチ46〜49を
介してメモリ33〜36のアドレスバスに入力さ
れる。カウンタ42〜45はメモリ33〜36に
格納された過去のデータを読み出すためのアドレ
スを指定するものである。カウンタ62はA/D
変換器11の出力データをメモリ33〜36に書
込むときのアドレスを指定するものであつて、ク
ロツクCLK6によりカウントアツプされる。カ
ウンタ62とカウンタ42〜45の出力の切り換
えはそれぞれスイツチ46〜49で行う。スイツ
チ38〜41および46〜49はCLK7で駆動
される。デジタルコンパレータ37には4つのウ
インドウコンパレータが含まれ、これらのウイン
ドウコンパレータにはそれぞれスイツチ38〜4
1で選択されたメモリ33〜36から読み出され
たデータが入力され、このデータが予め設定され
た上限設定値、下限設定値の間にあるときにHレ
ベルを出力する。50はシフトレジスタであり、
クロツクCLK5に同期してデジタルコンパレー
タ37の出力を並列に入力する。また、クロツク
CLK1に同期して左方向にデータを回転させる。
シフトレジスタ50の出力は並列に取出され、セ
レクタ51〜54に入力される。セレクタ51〜
54は入力された4ビツトの並列出力のどの出力
を取出すかを選択する。セレクタ51〜54の出
力はアンドゲート55〜58に入力され、さらに
その出力はアンドゲート59に入力される。アン
ドゲート55〜58にはまたイネーブル信号が入
力され、この信号によりゲートの開閉を行う。ア
ンドゲート59の出力はフリツプフロツプ18の
データ端子Dに入力される。60は分周器であ
り、クロツクCLK2が入力され、これをそのま
ま、1/2、1/4に分周した出力を出力する。61は
セレクタであり、分周器60の出力を選択する。
セレクタ61の出力はフリツプフロツプ18のク
ロツク端子に入力される。クロツクCLK5,6,
7の周期はクロツクCLK1の周期の4倍になる
ように選定する。なお、この回路では省略してい
るが、所定の数のデータが格納されるまでデジタ
ルコンパレータ37の出力を禁止する第1図のカ
ウンタ21と同じ働きをするものを使用すること
もできる。
次にこのような回路の動作を説明する。最初に
レートリデユーサ25の動作について説明する。
第6図にクロツクCLK1およびクロツクCLKa〜
CLKdのタイミングを示す。クロツクCLKa〜
CLKdはクロツクCLK1の4倍の周期を有し、か
つそれらの位相は互いに1/4周期ずつずれている。
クロツクCLKa〜CLKcはそれぞれその立ち上が
りのタイミングでA/D変換器11の出力をレジ
スタ26〜28に格納する。また、クロツク
CLKdの立ち上がりでA/D変換器11およびレ
ジスタ26〜28の出力がそれぞれレジスタ29
〜32に格納される。このレジスタ29〜32に
格納されたデータはそれぞれメモリ33〜36に
格納される。すなわち、レートリデユーサ25は
A/D変換器12の出力を順にメモリ33〜36
に分配して格納する働きをする。このようにする
ことによつて、メモリ33〜36としてサイクル
タイムの長いものを使用することができ、かつ複
数の点の過去のデータでトリガすることができ
る。
次に全体の動作を説明する。最初に現在からk
個前(クロツクCLK2のkクロツク前)のデータ
を参照する場合を説明する。この場合は k=4K+M (0≦M<4) ……(1) とし、カウンタ42〜45のカウント値をカウン
タ62のカウント値よりKまたは(K+1)過去
のアドレスを指定するように設定する。すなわち
Mの値により、カウンタ42〜45のカウント値
をこの順にM個だけ現在よりK過去のアドレスを
出力するようにし、残りを(K+1)過去のアド
レスを指定するようにする。但しM=0のときは
すべてK過去のアドレスを指定するようにする。
この様子を第7図Aに示す。この図はM=2の場
合を示す。現在のアドレスをlとすると、カウン
タ62のカウント値lに対してカウンタ42,4
3はl−K、カウンタ44,45はl−K−1を
カウントするようにする。メモリ33〜36には
カウンタ62で指定されるアドレスに現在のデー
タが書込まれ、またカウンタ42〜45で指定さ
れるアドレスのデータが読み出されるので、デジ
タルコンパレータ37には現在からk〜k−3ク
ロツク過去のデータが出力される。この様子を第
7図Bに示す。lは現在のデータが書込まれるア
ドレスであり、読み出しはこのアドレスlから前
記(1)式で示されるKまたはK+1過去のアドレス
に対して行う。M=2なので、メモリ33,34
はl−K−1、メモリ35,36はl−Kに設定
する。このデータはデジタルコンパレータ37で
予め設定された所定の範囲と比較され、その結果
がクロツクCLK5の立ち上がりに同期してシフ
トレジスタ50に4ビツト並列に入力される。こ
れをCに示す。シフトレジスタ50には左からメ
モリ33〜36のアドレスl−K−1、l−Kの
データが格納される。また、矢印のようにクロツ
クCLK1で左側に回転される。そのため、4ビ
ツト並列で処理されていた判定結果が直列に変換
される。この判定結果はセレクタ51〜54に入
力される。セレクタは51のみ、またイネーブル
信号によりアンドゲート55のみが選択されるよ
うに設定されているので、判定結果はセレクタ5
1、アンドゲート55,59を通り、フリツプフ
ロツプ22のデータ端子Dに印加される。また、
セレクタ61は分周器60の1/1出力すなわち
分周しない出力が選択され、フリツプフロツプ2
2のクロツク端子に印加される。以後の動作は第
1図と同じなので、説明を省略する。この回路で
はセレクタ51のみを選択し、過去の1データの
みを参照するようにしたが、セレクタ51〜54
を適宜選択することにより連続する1〜4点を参
照するようにすることができる。
次に過去のレベルを参照する点が離散した複数
点の場合を第8図により説明する。図において、
カウンタ62およびカウンタ42〜45のタイミ
ングチヤートに示した数字はそれぞれのカウンタ
のカウント値を示す。また、クロツクCLK7,
1,5,6のタイミングは第7図と同じなので省
略する。この例において、複数の点をクロツク
CLK1のk1,k2,k3クロツク過去の3点とする
と、Bに示すようにカウンタ42〜44で指定さ
れるアドレスをカウンタ62で指定されるアドレ
スに比べてそれぞれ K1=int(k1/4) K2=int(k2/4) K3=int(k3/4) …(2) で計算されるK1〜K3だけ過去のアドレスを指定
するように設定する。なお、上式でint( )は整
数部分をとることを表わす。またカウンタ45は
使用しい。そのため、デジタルコンパレータ37
にはそれぞれカウンタ42〜44で指定した過去
のデータが入力される。これらのデータが予め設
定されている範囲にあることをデジタルコンパレ
ータ37で判定し、判定結果をCに示すようにシ
フトレジスタ50を介してセレクタ51〜54に
入力する。この場合はシフトレジスタ50はデー
タのシフトは行わず、単なるバツフアとして使用
する。セレクタ51〜54のうち51〜53が選
択され、カウンタ42〜44で指定した過去のデ
ータがすべて所定の範囲内にあることをアンドゲ
ート59で判定し、その結果をフリツプフロツプ
22のデータ端子Dに印加する。なお、この例で
はデジタルコンパレータ37に入力されるデータ
はクロツクCLK1の周期の4倍の周期で更新さ
れるので、セレクタ61により分周器60でクロ
ツクCLK2を1/4分周したクロツクをフリツプフ
ロツプ22のクロツク端子に印加するようにす
る。そのため、現在から参照する過去の点までの
時間はクロツクCLK1の周期の4倍だけ不確定
性を生じる。
第9図により参照する過去のデータ点が2点の
場合を説明する。この場合は参照する過去の点を
k1,k2クロツクとし、前記(2)式で示したように遅
らせるアドレスの値をK1、K2とすると、第9図
Aのようにカウンタ42,44にK1だけ遅れた
アドレスを、カウンタ43,45にK2だけ遅れ
たアドレスを出力するようにする。すなわち、
K1とK2を交互に設定するようにする。この関係
をBに示す。このようににすると、例えばCに示
すようにシフトレジスタ50にはその左側からク
ロツクCLK2の周期を基準にして4(l−K1)、
4(l−K2)、4(l−K1)+2、4(l−K2)+2
クロツクだけ遅れた、デジタルコンパレータ37
による判定結果が格納される。シフトレジスタ5
0はクロツクCLK1により矢印で示すように2
クロツク単位で左側にシフトされる。セレクタ6
1によりクロツクCLK1を1/2分周したクロツク
をフリツプフロツプ22のクロツク端子に印加す
ることにより、2点の過去のデータでトリガする
ことができる。なお、このような回路構成ではカ
ウンタ42〜45に設定する値によりクロツク
CLK1の周期の2倍の時間の不確定性が生じる。
また、第5図ではレートレデユーサ25により4
つのメモリ33〜36に順番に格納するようにし
たが、レートレデユーサ25により、より多くの
メモリに分配するようにすれば、参照する過去の
点の数を任意に変えることができる。
このように構成される回路では、A/D変換器
11で変換されたデータのレートをレートリデユ
ーサ25で落してからメモリに書込んだ後コンパ
レータ37に読み出してフリツプフロツプにセツ
トするまでのサイクルはレートリデユーサ25で
分周されたサイクルで行われ、シフトレジスタ5
0に移された後に元のクロツクレートでトリガ発
生用のフリツプフロツプにセツトされる。このた
めに、データがサンプリングされてから8クロツ
ク後にレベルシーケンストリガがセツトされるこ
とになり、9データ過去のデータしか利用するこ
とができない。反面、カウンタ42〜45の設定
に応じて、回路規模を増大させることなく第1図
の回路よりもさらに遠い過去のデータを容易に読
み出してトリガを設定することができる。
そこで、第10図に示すように第1図の回路の
一部LST1と第5図の回路の一部LST2を組合
せてLST1のアンドゲート20から出力される
データとLST2のアンドゲート59から出力さ
れるデータとをセレクタ63に入力し、mデータ
以前のデータを利用する場合にはLST2の出力
データをフリツプフロツプ22に出力して2〜
(m−1)のデータを利用する場合にはLST1の
出力データをフリツプフロツプ22に出力すれば
よい。このように構成することにより、回路規模
を大幅に増大させることなく、広い範囲にわたつ
て所望のデータを利用することができる。
なお、これらの回路ではアナログ入力信号SA
はクロツクCLK1に同期してデジタル信号に変
換されるので、アナログコンパレータ13の出力
はクロツクCLK1に非同期に発生することにな
り、これらの信号の間にジツタが発生する。従つ
て、クロツクCLK1の立ち上がりとアナログコ
ンパレータ13の出力の立ち上がりの時間差を測
定して補正することによつて高精度の測定を行う
ことができ、またこの時間差による表示波形のゆ
らぎを解消できる。この様な時間差を測定する回
路の一例を第11図に示す。この図において、6
4は正弦波発振器であり、その出力はコンパレー
タ65に入力され、矩形波に変換される。このコ
ンパレータ65の出力はクロツクCLK1になる。
また正弦波発振器64の出力はA/D変換器66
およびバツフア68を介して移相器69に入力さ
れる。移相器68の出力はバツフア69を介して
A/D変換器70に入力される。移送器68は例
えば遅延素子等で構成され、入力信号の位相を90
度移送させる。またA/D変換器66,70はア
ナログコンパレータ13の出力によつて変換を開
始する。このようにすると、A/D変換器66,
70の出力X、Yおよび測定する時間差tの関係
は、 X=√(22)sin(ωt) Y=−√(22)cos(ωt) (ω:正弦波の角周波数) となり、時間差tを正確に求めることができる。
また、第5図のアンドゲート59をオアゲート
に変えると、どれかの参照する過去の点でトリガ
されると表示するようにすることもできる。
さらに、波形を表示する表示部に波形表示と同
時にデジタルコンパレータ37に設定されている
設定値の範囲および参照する過去の点の不確定性
の範囲を表示するようにすると、より扱いを容易
にすることができる。この場合、最初に過去の参
照点を参照しないようにして表示させ、この表示
された波形を見ながら過去の参照点のトリガ範囲
を設定するようにすると、設定が簡単にできる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、不規則
波形でも表示波形の重なりを生じることのないデ
ジタルオシロスコープが実現できる。
また、過去の参照点およびその範囲を的確に設
定することによつて例外的な事象でも部分だけを
抜出して正確に捕えることが可能になり、低レー
トの高速等価時間サンプリングにも有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す構成説明図、
第2図は第1図の動作を説明するタイミングチヤ
ート、第3図は第1図の動作を説明する波形例
図、第4図および第10図は本発明の他の実施例
を示す構成説明図、第5図は第10図で用いる他
の回路の具体例を示す構成説明図、第6図〜第9
図は第5図の動作を説明するためのタイミングチ
ヤート、第11図は時間差測定回路の具体例を示
す構成説明図、第12図は従来のデジタルオシロ
スコープの一例位を示す構成説明図、第13図は
第12図の表示動作を説明する波形例図である。 10…入力端子、11…A/D変換器、12…
アナログコンパレータ、15,16…デジタルコ
ンパレータ、18…シフトレジスタ、19…セレ
クタ、17,20…アンドゲート、21…カウン
タ、22,23…フリツプフロツプ、24…時間
軸信号発生部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アナログ信号をデジタル信号に変換するA/
    D変換器と、 このA/D変換器の出力データを格納するメモ
    リと、 前記A/D変換器の出力データが予め設定され
    た値の範囲にあるかを検出するコンパレータと、 このコンパレータの出力データを順次格納する
    シフトレジスタと、 このシフトレジスタに格納されたデータから所
    望の1データを選択するセレクタと、 前記アナログ信号が所定値になつたことを検出
    する検出部と、 この検出部および前記セレクタの出力によりト
    リガ信号を発生するトリガ信号発生部とを具備
    し、 このトリガ信号により前記メモリに格納された
    データを表示することを特徴とするデジタルオシ
    ロスコープ。
JP20358688A 1988-08-16 1988-08-16 デジタルオシロスコープ Granted JPH0252259A (ja)

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