JPH0584785A - 射出成形金型におけるゲート駒の製造法 - Google Patents
射出成形金型におけるゲート駒の製造法Info
- Publication number
- JPH0584785A JPH0584785A JP27353391A JP27353391A JPH0584785A JP H0584785 A JPH0584785 A JP H0584785A JP 27353391 A JP27353391 A JP 27353391A JP 27353391 A JP27353391 A JP 27353391A JP H0584785 A JPH0584785 A JP H0584785A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gate
- hole
- coating film
- dowel
- piece
- Prior art date
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- Pending
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ゲート孔の寸法精度を十分、規格内に収め、
しかも、ゲート孔のエッジをシャープな形状に維持した
理想的なゲート駒を製造できる、射出成形金型における
ゲート駒の製造法を提供する。 【構成】 スプールからゲートを介してキャビティ内に
樹脂を射出するために、金型本体に対して嵌合するゲー
ト駒（１）に、耐摩耗性材料のコーティング膜（３）を
形成する、射出成形金型におけるゲート駒の製造法にお
いて、上記ゲート駒（１）の外表面に対して上記コーテ
ィング膜（３）を形成した後に、上記ゲートのためのゲ
ート孔（２）を形成することを特徴とする。
しかも、ゲート孔のエッジをシャープな形状に維持した
理想的なゲート駒を製造できる、射出成形金型における
ゲート駒の製造法を提供する。 【構成】 スプールからゲートを介してキャビティ内に
樹脂を射出するために、金型本体に対して嵌合するゲー
ト駒（１）に、耐摩耗性材料のコーティング膜（３）を
形成する、射出成形金型におけるゲート駒の製造法にお
いて、上記ゲート駒（１）の外表面に対して上記コーテ
ィング膜（３）を形成した後に、上記ゲートのためのゲ
ート孔（２）を形成することを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、スプールからゲートを
介してキャビティ内に樹脂を射出するために、金型本体
に対して嵌合するゲート駒に、耐摩耗性材料のコーティ
ング膜を形成する、射出成形金型におけるゲート駒の製
造法に関する。
介してキャビティ内に樹脂を射出するために、金型本体
に対して嵌合するゲート駒に、耐摩耗性材料のコーティ
ング膜を形成する、射出成形金型におけるゲート駒の製
造法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、上述のような射出成形金型におけ
るゲート駒の製造法においては、図２の（ａ）ないし
（ｃ）に示されるように、先ず、ゲート駒２１に対し
て、スプールから金型本体（図示せず）内のキャビティ
に連通するゲート孔２２を形成し、その状態で、ゲート
駒２１の外周面に、上記金型本体に対する嵌合のため
に、耐摩耗性の材料、例えば、Ｔi Ｃ、Ｔi Ｎ、金属メ
ッキなどのコーティング膜２３を形成するのである。
るゲート駒の製造法においては、図２の（ａ）ないし
（ｃ）に示されるように、先ず、ゲート駒２１に対し
て、スプールから金型本体（図示せず）内のキャビティ
に連通するゲート孔２２を形成し、その状態で、ゲート
駒２１の外周面に、上記金型本体に対する嵌合のため
に、耐摩耗性の材料、例えば、Ｔi Ｃ、Ｔi Ｎ、金属メ
ッキなどのコーティング膜２３を形成するのである。
【０００３】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
述の従来例では、ゲート孔の中まで、コーティング膜が
形成される関係で、予め予想されるコーティング膜厚を
差し引いた値で、ゲート孔の寸法取りを行う。このた
め、コーティング膜厚にバラツキがあると、ゲート孔の
寸法が規格内に仕上げられなくなるおそれがあり、ま
た、図２の（ｃ）に示すように、上記ゲート孔の縁にコ
ーティング材料のダレを生じ、シャープな形状のエッジ
が得られず、その結果、成形時、安定したゲート切れを
満足させることができない。
述の従来例では、ゲート孔の中まで、コーティング膜が
形成される関係で、予め予想されるコーティング膜厚を
差し引いた値で、ゲート孔の寸法取りを行う。このた
め、コーティング膜厚にバラツキがあると、ゲート孔の
寸法が規格内に仕上げられなくなるおそれがあり、ま
た、図２の（ｃ）に示すように、上記ゲート孔の縁にコ
ーティング材料のダレを生じ、シャープな形状のエッジ
が得られず、その結果、成形時、安定したゲート切れを
満足させることができない。
【０００４】
【発明の目的】本発明は上記事情に基いて成されたもの
で、ゲート孔の寸法精度を十分、規格内に収め、しか
も、ゲート孔のエッジをシャープな形状に維持した理想
的なゲート駒を製造できる、射出成形金型におけるゲー
ト駒の製造法を提供しようとするものである。
で、ゲート孔の寸法精度を十分、規格内に収め、しか
も、ゲート孔のエッジをシャープな形状に維持した理想
的なゲート駒を製造できる、射出成形金型におけるゲー
ト駒の製造法を提供しようとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】このため、本発明では、
スプールからゲートを介してキャビティ内に樹脂を射出
するために、金型本体に対して嵌合するゲート駒に、耐
摩耗性材料のコーティング膜を形成する、射出成形金型
におけるゲート駒の製造法において、上記ゲート駒の外
表面に対して上記コーティング膜を形成した後に、上記
ゲートのためのゲート孔を形成するのである。
スプールからゲートを介してキャビティ内に樹脂を射出
するために、金型本体に対して嵌合するゲート駒に、耐
摩耗性材料のコーティング膜を形成する、射出成形金型
におけるゲート駒の製造法において、上記ゲート駒の外
表面に対して上記コーティング膜を形成した後に、上記
ゲートのためのゲート孔を形成するのである。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の製造法を図１を参照して、具
体的に説明する。図において、符号１はゲート駒であ
り、スプールからゲートを介してキャビティ内に樹脂を
射出するために、金型本体、特に、上型（図示せず）に
対して嵌合されるものである。当初、上記ゲート駒１に
はゲート孔のための下孔２Ａが穿設してあり（図１の
（ａ）参照）、この状態で、先ず、上記ゲート駒１に対
して、耐摩耗性の材料、例えば、Ｔi Ｃ、Ｔi Ｎ、金属
メッキなどのコーティング膜３を形成する（図１の
（ｂ）参照）。その後、所定寸法で、ゲート穴２を穿設
するのであるが（図１の（ｃ）参照）、この場合、孔加
工には、ワイヤーカット、放電加工、切削加工などが採
用できる。また、上記ゲート駒を、所謂「ピンゲート」
に構成しても良い。
体的に説明する。図において、符号１はゲート駒であ
り、スプールからゲートを介してキャビティ内に樹脂を
射出するために、金型本体、特に、上型（図示せず）に
対して嵌合されるものである。当初、上記ゲート駒１に
はゲート孔のための下孔２Ａが穿設してあり（図１の
（ａ）参照）、この状態で、先ず、上記ゲート駒１に対
して、耐摩耗性の材料、例えば、Ｔi Ｃ、Ｔi Ｎ、金属
メッキなどのコーティング膜３を形成する（図１の
（ｂ）参照）。その後、所定寸法で、ゲート穴２を穿設
するのであるが（図１の（ｃ）参照）、この場合、孔加
工には、ワイヤーカット、放電加工、切削加工などが採
用できる。また、上記ゲート駒を、所謂「ピンゲート」
に構成しても良い。
【０００７】このようにして、ゲート駒１を構成した場
合には、図からも明らかなように、ゲート孔２はコーテ
ィング膜３の膜厚に影響されることなく、正確に加工さ
れ、高い寸法精度を維持できる。また、上記ゲート孔の
縁は、コーティング後に孔加工される関係で、コーティ
ングに際して形成されたダレ部分が除去され、シャープ
な形状となるから、安定したゲート切れが実現できる。
合には、図からも明らかなように、ゲート孔２はコーテ
ィング膜３の膜厚に影響されることなく、正確に加工さ
れ、高い寸法精度を維持できる。また、上記ゲート孔の
縁は、コーティング後に孔加工される関係で、コーティ
ングに際して形成されたダレ部分が除去され、シャープ
な形状となるから、安定したゲート切れが実現できる。
【０００８】
【発明の効果】本発明は、以上述べたようになり、スプ
ールからゲートを介してキャビティ内に樹脂を射出する
ために、金型本体に対して嵌合するゲート駒に、耐摩耗
性材料のコーティング膜を形成する、射出成形金型にお
けるゲート駒の製造法において、上記ゲート駒の外表面
に対して上記コーティング膜を形成した後に、上記ゲー
トのためのゲート孔を形成するので、ゲート孔の寸法精
度を十分、規格内に収め、しかも、ゲート孔のエッジを
シャープな形状に維持した理想的なゲート駒を製造でき
る効果が得られる。
ールからゲートを介してキャビティ内に樹脂を射出する
ために、金型本体に対して嵌合するゲート駒に、耐摩耗
性材料のコーティング膜を形成する、射出成形金型にお
けるゲート駒の製造法において、上記ゲート駒の外表面
に対して上記コーティング膜を形成した後に、上記ゲー
トのためのゲート孔を形成するので、ゲート孔の寸法精
度を十分、規格内に収め、しかも、ゲート孔のエッジを
シャープな形状に維持した理想的なゲート駒を製造でき
る効果が得られる。
【図１】本発明の一実施例を加工順に示す要部の縦断側
面図である。
面図である。
【図２】従来の製造手順を示す要部の縦断側面図であ
る。
る。
１ ゲート駒 ２ ゲート孔 ２Ａ 下孔 ３ コーティング膜
Claims (1)
- 【請求項１】 スプールからゲートを介してキャビティ
内に樹脂を射出するために、金型本体に対して嵌合する
ゲート駒に、耐摩耗性材料のコーティング膜を形成す
る、射出成形金型におけるゲート駒の製造法において、
上記ゲート駒の外表面に対して上記コーティング膜を形
成した後に、上記ゲートのためのゲート孔を形成するこ
とを特徴とする射出成形金型におけるゲート駒の製造
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27353391A JPH0584785A (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | 射出成形金型におけるゲート駒の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27353391A JPH0584785A (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | 射出成形金型におけるゲート駒の製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0584785A true JPH0584785A (ja) | 1993-04-06 |
Family
ID=17529173
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27353391A Pending JPH0584785A (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | 射出成形金型におけるゲート駒の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0584785A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100719642B1 (ko) * | 1998-06-23 | 2007-05-17 | 콸콤 인코포레이티드 | 공통 채널 소프트 핸드오프를 가지는 셀룰러 통신 시스템및 그 방법 |
-
1991
- 1991-09-26 JP JP27353391A patent/JPH0584785A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100719642B1 (ko) * | 1998-06-23 | 2007-05-17 | 콸콤 인코포레이티드 | 공통 채널 소프트 핸드오프를 가지는 셀룰러 통신 시스템및 그 방법 |
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