JPH0584415U - 板金加工機械用安全装置 - Google Patents
板金加工機械用安全装置Info
- Publication number
- JPH0584415U JPH0584415U JP3166792U JP3166792U JPH0584415U JP H0584415 U JPH0584415 U JP H0584415U JP 3166792 U JP3166792 U JP 3166792U JP 3166792 U JP3166792 U JP 3166792U JP H0584415 U JPH0584415 U JP H0584415U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guard plate
- sheet metal
- safety guard
- plate portion
- safety device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は加工金型内に手を入れるのを自動的
に阻止する為の安全装置を提供することを目的とするも
のである。 【構成】本考案は板金加工機械本体1の作業者側に、加
工金型側へは回動しないストッパ−機構を有した回動軸
部5を横架せしめ、該回動軸部5に下金型3と上金型4
との空間部aを遮断する安全ガ−ド板部6を吊下せし
め、該安全ガ−ド板部6先端と受け台2との間が手が挿
入できない程度の隙間を設け、被加工物Aの曲げに応じ
て上記安全ガ−ド板部6を跳ね上げる機構とした板金加
工機械用安全装置である。
に阻止する為の安全装置を提供することを目的とするも
のである。 【構成】本考案は板金加工機械本体1の作業者側に、加
工金型側へは回動しないストッパ−機構を有した回動軸
部5を横架せしめ、該回動軸部5に下金型3と上金型4
との空間部aを遮断する安全ガ−ド板部6を吊下せし
め、該安全ガ−ド板部6先端と受け台2との間が手が挿
入できない程度の隙間を設け、被加工物Aの曲げに応じ
て上記安全ガ−ド板部6を跳ね上げる機構とした板金加
工機械用安全装置である。
Description
【0001】
本考案は加工中に加工金型内に手を入れるのを自動的に阻止する為の板金加工 機械に取り付ける安全装置に関するものである。
【0002】
板金加工機械では、被加工物の取り替えなどの安全対策として、加工金型手前 に光線を用いたバリヤ−を設け、これを遮断すると機械の作動を停止させる安全 装置がある。
【0003】
しかし上記光線による安全装置では、被加工物が小さい場合、加工金型の近く まで作業者が手を持っていかねばならないので光線を遮ってしまい、安全装置が 働いてしまうことが多々ある。 又加工工程中に被加工物が光線を遮ると、そこで安全装置が働いて加工途中で 機械が停止する等の問題があり、安全装置を切って使用しているのが現状である 。 本考案では上記問題点を解消するために、被加工物の曲げ加工に応じて手挿入 防止用の遮蔽板が可動する安全装置を提供することを目的とするものである。
【0004】
本考案の上記目的は次の如き構成の装置によって達成できる。即ちその要旨は 板金加工機械本体の作業者側に、加工金型側へは回動しないストッパ−機構を有 した回動軸部を横架せしめ、該回動軸部に下金型と上金型との空間部を遮断する 安全ガ−ド板部を吊下せしめ、該安全ガ−ド板部先端と受け台との間が手が挿入 できない程度の隙間を設けたことを特徴とする板金加工機械用安全装置である。 更に上記安全ガ−ド板部の先端側を、被加工物の曲げに応じて跳ね上げられる ように、湾曲形状に成形加工する、又はロ−ラ−を枢支した機構とする。 又上記被加工物の曲げによって安全ガ−ド板部を跳ね上げるのではなく、機械 的連結機構、あるいはエア−シリンダ−、モ−タ−などの駆動装置によって跳ね 上げる機構とするものである。更に上記安全ガ−ド板部を、透明素材、スリット 状、又はパンチング穴用に打ち抜き、加工側が見えるような構成とするものであ る。
【0005】
本考案では、図1から図4に示すように、例えば被加工物Aの90度曲げ加工 の場合、被加工物Aを金型に挿入する時、安全ガ−ド板部6は金型側には回動し ないようにストッパ−が付いているので、手を挿入することは出来ない。従って 被加工物Aを安全ガ−ド板部6と受け台2上面との隙間より挿入するしかなく、 手が空間部a内に入ることはない。 次に加工時には、被加工物Aは金型を中心に、手前側と後側とで水平より45 度づつ跳ね上がる。この場合に、図1では安全ガ−ド板部6の先端側が湾曲形状 に成形されている為に、被加工物Aの曲げに応じてスム−ズに回動することが可 能となる。
【0006】 図2の場合では、被加工物Aの曲げに応じてア−ム8先端のロ−ラ−7が被加 工物A面を摺動し、上記安全ガ−ド板部6をスム−ズに回動させる。 図3の場合では、上金型4の下降に応じて押し棒部9がテコ部10の基端側を 押し上げ、それによってテコ部10の先端側が安全ガ−ド板部6をスム−ズに回 動させる。 図4の場合では、上金型の下降、あるいは上昇に応じて駆動装置11が安全ガ −ド板部6をスム−ズに回動させる。
【0007】
以下本考案に係る板金加工機械用安全装置を、その実施例を示す図面を参酌し 乍ら詳述する。 実施例1 図1に示すように板金加工機械本体1は、受け台2と同受け台2の後端に設置 される下金型3と、同下金型3に対して、上下動する上金型4より構成されるも のである。そこで上記下金型3と上金型4との間の空間部aの手前に、回転軸部 5を横架し、この回転軸部5に対して、受け台2上面から指が入らない状態(約 5mm以下)の隙間を設けるように安全ガ−ド板部6を吊下する。又その先端を 図中想像線でしめすように、被加工物Aの曲げに応じて回動し易いように、湾曲 形状に形成する。 実施例2 図2に示すように、下金型3と上金型4との間の空間部aの手前に、回転軸部 5を横架し、この回転軸部5に対して、受け台2上面から指が入らない状態の隙 間を設けるように安全ガ−ド板部6を吊下する。そして安全ガ−ド板部6の先端 側に、先端にロ−ラ−7が枢支されたア−ム8の基部を連結する。
【0008】 実施例3 図3に示すように、下金型3と上金型4との間の空間部aの手前に、回転軸部 5を横架し、この回転軸部5に対して、受け台2上面から指が入らない状態の隙 間を設けるように安全ガ−ド板部6を吊下する。次に上金型4の後部側に、押し 棒部9を連結する。そして下金型3の後部側に、テコ部10を設け、上記上金型 4の下降に伴い、押し棒部9の先端によってテコ部10を作動させ、上記安全ガ −ド板部6を被加工物Aの曲げに応じて上方向に回動させる機構とするものであ る。 実施例4 図4に示すように、下金型3と上金型4との間の空間部aの手前に、回転軸部 5を横架し、この回転軸部5に対して、受け台2上面から指が入らない状態の隙 間を設けるように安全ガ−ド板部6を吊下する。そして安全ガ−ド板部6の上方 位置に、エア−シリンダ、あるいはモ−タ−などの駆動装置11を設け、同駆動 装置11によって、被加工物Aの曲げに応じて上記安全ガ−ド板部6を上方向に 回動させる機構とするものである。 なお上記それぞれの安全ガ−ド板部6は、回転軸部5に対して空間部a側へは 回動できないようにストッパ−などの停止機構を設けた機構とする。 更に上記安全ガ−ド板部6は、透明な素材、あるいはスリット状、パンチング 穴の打ち抜きを施し、安全ガ−ド板部6の裏側が見えるようにすることが望まし い、又安全ガ−ド板部6の幅は、加工金型の幅と同等とする、あるいは数個に分 割状とするものである。
【0009】
以上述べて来た如く本考案によれば、既存の板金加工機械に簡単に取り付ける ことが可能となり、光線型に比べ非常に安価となる。又安全ガ−ド板部によって 加工金型内に手を入れることができなくなり、更に加工途中で機械が非常停止す ることがない。更に構造がシンプルで、かつ動作は機械的なため故障することが 殆どなく、安全ガ−ド板部を透明な物、又はスリット状若しくはパンチング穴様 の打ち抜きを施せば金型部や加工状況も見ることが可能となる。
【0010】
【図1】本考案の実施例1の作動機構を示す説明図であ
る。
る。
【図2】本考案の実施例2の作動機構を示す説明図であ
る。
る。
【図3】本考案の実施例3の作動機構を示す説明図であ
る。
る。
【図4】本考案の実施例4の作動機構を示す説明図であ
る。
る。
a 空間部 A 被加工物 1 板金加工機械本体 2 受け台 3 下金型 4 上金型 5 回転軸部 6 安全ガ−ド板部 7 ロ−ラ− 8 ア−ム 9 押し棒部 10 テコ部 11 駆動装置
Claims (6)
- 【請求項1】 板金加工機械本体の作業者側に、加工金
型側へは回動しないストッパ−機構を有した回動軸部を
横架せしめ、該回動軸部に下金型と上金型との空間部を
遮断する安全ガ−ド板部を吊下せしめ、該安全ガ−ド板
部先端と受け台との間が手が挿入できない程度の隙間を
設けたことを特徴とする板金加工機械用安全装置。 - 【請求項2】 上記安全ガ−ド板部の先端側を、被加工
物の曲げに応じて跳ね上げられるように、湾曲形状に成
形加工されたことを特徴とする請求項1記載の板金加工
機械用安全装置。 - 【請求項3】 上記安全ガ−ド板部の先端側に、被加工
物の曲げに応じてスム−ズに摺動しながら跳ね上げられ
るようにロ−ラ−を枢支したことを特徴とする請求項1
記載の板金加工機械用安全装置。 - 【請求項4】 上記安全ガ−ド板部を、上金型の昇降に
応じて機械的な連結機構によって跳ね上げるようにした
ことを特徴とする請求項1記載の板金加工機械用安全装
置。 - 【請求項5】 上記安全ガ−ド板部を、被加工物の曲げ
に応じてエア−シリンダ−、あるいはモ−タ−などの駆
動装置によって跳ね上げるようにしたことを特徴とする
請求項1記載の板金加工機械用安全装置。 - 【請求項6】 上記安全ガ−ド板部を、透明な素材、又
は指が入らない程度のスリット状あるいはパンチング穴
様の打ち抜きを施し、加工側が見えるようにしたことを
特徴とする請求項1、2、3、4、若しくは5記載の板
金加工機械用安全装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3166792U JPH0584415U (ja) | 1992-04-14 | 1992-04-14 | 板金加工機械用安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3166792U JPH0584415U (ja) | 1992-04-14 | 1992-04-14 | 板金加工機械用安全装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0584415U true JPH0584415U (ja) | 1993-11-16 |
Family
ID=12337484
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3166792U Pending JPH0584415U (ja) | 1992-04-14 | 1992-04-14 | 板金加工機械用安全装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0584415U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010000541A (ja) * | 2008-06-19 | 2010-01-07 | Sacma Limbiate Spa | 安全装置部品を成形するためのプレス装置 |
WO2021094444A1 (de) * | 2019-11-13 | 2021-05-20 | EVOBEND GmbH | Biegemaschine und verfahren zum bearbeiten eines werkstücks mit einer biegemaschine |
-
1992
- 1992-04-14 JP JP3166792U patent/JPH0584415U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010000541A (ja) * | 2008-06-19 | 2010-01-07 | Sacma Limbiate Spa | 安全装置部品を成形するためのプレス装置 |
WO2021094444A1 (de) * | 2019-11-13 | 2021-05-20 | EVOBEND GmbH | Biegemaschine und verfahren zum bearbeiten eines werkstücks mit einer biegemaschine |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007021695A (ja) | 食肉スライサー | |
EP1681134A1 (en) | Device for generating guidance lines | |
JPH0584415U (ja) | 板金加工機械用安全装置 | |
KR101522826B1 (ko) | 보조 안전커버를 포함하는 절단기 | |
KR102118626B1 (ko) | 절단 장치 | |
JP6450186B2 (ja) | ワーク切断装置 | |
JPH0733413U (ja) | プレス曲げ機用金型 | |
JP2932425B2 (ja) | 卓上紙裁断機の安全装置 | |
JP3055640U (ja) | 積載鋼板の一枚取り装置 | |
CN219310781U (zh) | 一种切割机 | |
EP0058547A1 (en) | Apparatus for cutting printing plates | |
JPH07195295A (ja) | 直条部材の切断装置 | |
JPH0739530Y2 (ja) | シャーリングマシンのワーク支持装置 | |
JPS6227296Y2 (ja) | ||
JPH0723204Y2 (ja) | 卓上切断機の安全カバー | |
JP2009066802A (ja) | 丸鋸盤安全装置 | |
JPS5940975Y2 (ja) | 剪断機 | |
JPH0344398Y2 (ja) | ||
JP3001072U (ja) | 切断機の切れ端除去装置 | |
JPH0525776Y2 (ja) | ||
JPS60237Y2 (ja) | プレス機における安全カバ−装置 | |
JPH06701U (ja) | 携帯用鋸機 | |
JP2640862B2 (ja) | 切断機のセフティカバー回動装置 | |
JPH0529778Y2 (ja) | ||
JPH0751281Y2 (ja) | ほぞ取り機 |