JPH0584321U - 救急絆創膏 - Google Patents

救急絆創膏

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JPH0584321U
JPH0584321U JP833493U JP833493U JPH0584321U JP H0584321 U JPH0584321 U JP H0584321U JP 833493 U JP833493 U JP 833493U JP 833493 U JP833493 U JP 833493U JP H0584321 U JPH0584321 U JP H0584321U
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JP
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film
punched
soft plastic
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plastic adhesive
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武志 西川
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Nippon Zoki Pharmaceutical Co Ltd
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Nippon Zoki Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易剥離構造を有する救急絆創膏を提供す
る。 【構成】 硬質のポリ塩化ビニルフィルム3の一端部近
傍に、軟質のプラスチック粘着フィルムに向かって押圧
したとき硬質のポリ塩化ビニルフィルム3の一部が打ち
抜けるように所定形状の切り込み4を設けて打ち抜き部
5が形成され、打ち抜き部5側の軟質のプラスチック粘
着フィルムの一端部が、打ち抜き部5の一部に掛かるよ
うに打ち抜き部5に積層接着されてなる簡易剥離構造を
有する救急絆創膏。 【効果】 従来の剥離構造に比べて剥離するのが容易で
あり材料費や加工費を低減させるとともに、美しい外観
を持ち、且つ患部に使用する際にも都合が良い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は簡易剥離構造を有する救急絆創膏、更に詳しくは指などで押圧するこ とにより、積層接着された硬質のプラスチックフィルムと軟質のプラスチック粘 着フィルムとを容易に剥離することのできる簡易剥離構造を有する救急絆創膏に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
剥離して使用する積層部材又は一部に積層構造を有する各種物品、例えば救急 絆創膏などの剥離部には、従来例えば剥離部の一部を非粘着性としたり、その一 部を取手状に加工した部分(セパレータ)を設け、剥離の際はセパレータ部分を 指で摘んで本体より引き離す操作を行っていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、救急絆創膏に上記のようなセパレータを設けた場合にはセパレ ータ部分の材料費が付加されるとともに加工工程が多くなるため加工費が高くな り、又セパレータが付いているため救急絆創膏の外観が悪くなるという問題点を 有していた。更に例えば片面に粘着剤が塗布されているプラスチック粘着フィル ムなどにおいては、基材より該フィルムを剥離しようとするとき、セパレータ部 分がかならずしも明瞭ではない場合が多く、その部分を見つけ出して摘むのに手 間取ったり、又該部分が軟質のプラスチックフィルムであるため摘んだり引っ張 ったりし難いなどの欠点を有していた。又、セパレータを有していない救急絆創 膏においては、ナイフなどの刃物を用いたり、或いは爪を立てて開封又は剥離す る状態であった。
【0004】 本考案は上記従来技術における問題点を解決するためのものであり、その目的 とするところは、剥離構造を有する救急絆創膏において、従来の剥離構造に比べ て剥離するのが容易であり材料費や加工費を低減させるとともに、美しい外観を 持ち、且つ患部に使用する際にも都合が良い簡易剥離構造を有する救急絆創膏を 提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち本考案の救急絆創膏は、薬液を内包した硬質のプラスチックフィルム と、硬質のプラスチックフィルムに対向する片面に粘着剤が塗布されている軟質 のプラスチック粘着フィルムとが積層接着されてなる救急絆創膏において、 硬質のプラスチックフィルムの一端部近傍に、軟質のプラスチック粘着フィル ムに向かって押圧したとき硬質のプラスチックフィルムの一部が打ち抜けるよう に所定形状の切り込みを設けて打ち抜き部が形成され、打ち抜き部側の軟質のプ ラスチック粘着フィルムの一端部が、打ち抜き部の一部に掛かるように打ち抜き 部に積層接着されてなる簡易剥離構造を有することを特徴とする。
【0006】 硬質のプラスチックフィルムの一端部近傍に設ける切り込みの大きさ、形状は 軟質のプラスチック粘着フィルムの大きさ、形状、接着強度及び打ち抜き時の作 業性等を考慮して適宜選択する。切り込みの形状としては例えば円形、楕円形、 弓形、矩形、各種多角形、又は直線及び曲線で構成された不定形が挙げられる。 切り込みの大きさも任意に選択できるが、指で押圧して打ち抜くことができるよ うにすると使用し易い。又、切り込みを設ける打ち抜き部の数は、軟質のプラス チック粘着フィルムの大きさなどを考慮して1個又は複数個設けることができる 。
【0007】 更に、所定形状の切り込みは溝又は一定間隔で設けたスリット、ミシン目等と してもよく、硬質のプラスチックフィルムの材質の性状に応じて適宜選択する。
【0008】
【作用】
硬質のプラスチックフィルムの一端部近傍を、指などにより軟質のプラスチッ ク粘着フィルムに向かって押圧することによって、硬質のプラスチックフィルム の一部を簡単に打ち抜くことができる。又、その後、軟質のプラスチック粘着フ ィルムの一端部が打ち抜き部の一部に接着された状態で軟質のプラスチック粘着 フィルムを硬質のプラスチックフィルムから剥離することができるので、打ち抜 き部を指で摘んで、軟質のプラスチック粘着フィルムの粘着性を何ら損なうこと なく、例えばガーゼなどに吸収された状態の薬液を保持した軟質のプラスチック 粘着フィルムを患部に接着することができる。
【0009】
【実施例】
以下の実施例において、本考案を更に詳細に説明する。なお、以下の実施例は 限定的な意味を有するものではない。
【0010】 図1は本考案の救急絆創膏の一例を示す。薬液部1を設け、該薬液部1に円錐 状の突起2を有する硬質のポリ塩化ビニルフィルム3の一端に溝状の切り込み4 を入れて打ち抜き部5を形成した。図2は図1の救急絆創膏を裏側から見た状態 を示す。図中、6は硬質のポリ塩化ビニルフィルム3の裏面に張り合わせ、硬質 のポリ塩化ビニルフィルム3と一緒になって薬液を密封するためのアルミ箔、7 は薬液を吸収させるためのガーゼ、8は片面に粘着剤は塗布されている軟質のプ ラスチック粘着フィルム(例えば、軟質のポリ塩化ビニルフィルム)である。
【0011】 本考案の救急絆創膏は、簡易剥離構造を有することにより以下のような操作を 簡単に行うことができる。すなわち、薬液部1を押圧して突起2によりアルミ箔 6を破って薬液をガーゼ7に吸収させた後、又はその前に、図3に示すように指 9を打ち抜き部5に当て、図中下方に押圧して図4に示すように打ち抜き部5を 打ち抜くとともに軟質のプラスチック粘着フィルム8の一端を硬質のポリ塩化ビ ニルフィルム3より剥離する。次いで、図5に示すように両手の指9,10で硬 質のポリ塩化ビニルフィルム3及び軟質のプラスチック粘着フィルム8の一端に 接着されている打ち抜き部5を摘み、軟質のプラスチック粘着フィルム8全体を 硬質のポリ塩化ビニルフィルム3より剥離する。
【0012】 次いで、図6に示すように指9で打ち抜き部5を摘みながら軟質のプラスチッ ク粘着フィルム8を患部に貼付し、最後に図7に示すように打ち抜き部5を軟質 のプラスチック粘着フィルム8より剥離して、残りの一端部も患部に貼付する。
【0013】
【考案の効果】
本考案の救急絆創膏は上記構成からなり、硬質のプラスチックフィルムの一端 部近傍を指などにより軟質のプラスチック粘着フィルムに向かって押圧すること によって、硬質のプラスチックフィルムの一部を簡単に打ち抜くことができるた め、道具を用いることなく軟質のプラスチック粘着フィルムを容易に硬質のプラ スチックフィルムから剥離することができる。
【0014】 又、その後、軟質のプラスチック粘着フィルムの一端部が打ち抜き部の一部に 接着された状態で軟質のプラスチック粘着フィルムを硬質のプラスチックフィル ムから剥離することができるので、打ち抜き部を指で摘んで、軟質のプラスチッ ク粘着フィルムの粘着性を何ら損なうことなく、ガーゼなどに吸収された状態の 薬液を保持した軟質のプラスチック粘着フィルムを患部に接着することができる 。このため、末端の粘着性が損なわれることによって接着後軟質のプラスチック 粘着フィルムが患部から容易に剥離することもなく、それ故、患部に救急絆創膏 を確実に貼付することができる。
【0015】 又、硬質のプラスチックフィルムの一端部近傍に単に切り込みを設けるのみで あるため、従来のセパレータなどの剥離のための付属物を設ける場合に比べて製 造工程が簡単となり、加工費や材料費を低減することができるため商品価格の低 減に効果がある。
【0016】 更に、外観上セパレータが突出することがないため、商品のデザインを向上さ せる効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の救急絆創膏の一実施例の斜視図であ
る。
【図2】図1の救急絆創膏を裏側から見た斜視図であ
る。
【図3】本考案の救急絆創膏を使用する場合において、
打ち抜き部を指で押圧する状態を示す説明図である。
【図4】図3に次いで、打ち抜き部及び軟質のプラスチ
ック粘着フィルムの一端部を硬質のプラスチックフィル
ムから剥離した状態を示す説明図である。
【図5】図4に次いで、軟質のプラスチック粘着フィル
ム全体を硬質のプラスチックフィルムから剥離する状態
を示す説明図である。
【図6】図5に次いで、ガーゼなどに吸収された状態の
薬液を保持した軟質のプラスチック粘着フィルムを患部
に接着する状態を示す説明図である。
【図7】図6に次いで、最後に打ち抜き部を軟質のプラ
スチック粘着フィルムから剥離する状態を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 薬液部 2 突起 3 硬質のポリ塩化ビニルフィルム 4 切り込み 5 打ち抜き部 6 アルミ箔 7 ガーゼ 8 軟質のプラスチック粘着フィルム 9,10 指

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薬液を内包した硬質のプラスチックフィ
    ルムと、硬質のプラスチックフィルムに対向する片面に
    粘着剤が塗布されている軟質のプラスチック粘着フィル
    ムとが積層接着されてなる救急絆創膏において、 硬質のプラスチックフィルムの一端部近傍に、軟質のプ
    ラスチック粘着フィルムに向かって押圧したとき硬質の
    プラスチックフィルムの一部が打ち抜けるように所定形
    状の切り込みを設けて打ち抜き部が形成され、打ち抜き
    部側の軟質のプラスチック粘着フィルムの一端部が、打
    ち抜き部の一部に掛かるように打ち抜き部に積層接着さ
    れてなる簡易剥離構造を有することを特徴とする救急絆
    創膏。
JP1993008334U 1993-02-05 1993-02-05 救急絆創膏 Expired - Lifetime JPH0710742Y2 (ja)

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JP1993008334U JPH0710742Y2 (ja) 1993-02-05 1993-02-05 救急絆創膏

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Publications (2)

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JPH0584321U true JPH0584321U (ja) 1993-11-16
JPH0710742Y2 JPH0710742Y2 (ja) 1995-03-15

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011016802A (ja) * 2002-06-10 2011-01-27 Euro-Celtique Sa 経皮送達デバイスに含有された活性薬剤の誤用を防止する、経皮送達デバイスの廃棄システム

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5541338U (ja) * 1978-09-08 1980-03-17
JPS5767725U (ja) * 1980-10-08 1982-04-23
JPS5892920U (ja) * 1981-12-14 1983-06-23 日本臓器製薬株式会社 救急絆創膏

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JPH0710742Y2 (ja) 1995-03-15

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