JPH058359Y2 - - Google Patents

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JPH058359Y2
JPH058359Y2 JP18645386U JP18645386U JPH058359Y2 JP H058359 Y2 JPH058359 Y2 JP H058359Y2 JP 18645386 U JP18645386 U JP 18645386U JP 18645386 U JP18645386 U JP 18645386U JP H058359 Y2 JPH058359 Y2 JP H058359Y2
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JP
Japan
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ring
belt
ear
contact surface
shoulder
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JP18645386U
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JPS6391744U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、無段変速機に使用されるベルトに関
し、詳しくは、被駆動側プーリの回転によりベル
トがプーリから離れていく非タイト側の直線部開
始点でのエレメントの前倒れに伴うエレメントに
よるリングのたたきによる破損を低減するとに関
する。
【従来の技術】
従来この種のベルトは、第2図aに示すように
V型のエレメント10を多数、一直線上に重ねて
環状に整列配置し、それらのエレメント10,1
0,…にリング30を巻掛けて無端に一体構成
し、エレメント10,10,…同士の押付けによ
り動力伝達するようになつている。、また、かか
るベルト使用の無段変速機1は、プライマリ軸2
のプーリ3が図示しない固定プーリと可動プーリ
とを有し、これと平行配置されたセカンダリ軸4
のプーリ5も図示しない固定プーリと可動プーリ
を有する。そして各固定プーリと可動プーリとは
軸方向の反対側に配置され、これに上述のベルト
6が巻付けられてベルト6の各プーリ3,5にお
ける巻付け径の比を変えることで無段変速する。 ここで、各エレメント10の形状は第2図b,
cのようになつており、シヨルダ18の接触面1
8aが前後および左右方向で山形の円弧状を成
し、リング30の内周部30aとの摩擦抵抗を減
じている。またイヤー19の接触面19aは上述
と対向して凹形の円弧状を成り、リング30の外
周部30bとの摩擦抵抗を減じている。 なおこの種のベルトに関しては、実開昭59−
180037号公報、実開昭59−79653号公報の先行技
術がある。
【考案が解決しようとする問題点】
ところで、この種の多数のエレメント10,1
0,…を重ねた押圧式ベルトでは、第2図dのよ
うに非タイト側直線部開始点でプーリ5から離脱
したエレメント10が直線方向に向きを変える際
に、エレメント10自体がもつ回転慣性モーメン
トMを受けて前倒しになり、イヤー19の接触面
19aがリング30の外周部30bに衝突してた
たく。ここで、イヤー接触面19aは凹形円弧状
であるから、リング30に対し点接触の面圧の大
きい状態でたたくことになり、リング30の耐久
性を減じるという問題がある。 本考案は、このような点に鑑みてなされたもの
で、エレメントの前倒しの際のリング側へのダメ
イジを低減するようにした無段変速機用ベルトを
提供することを目的としている。
【問題点を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、エレメン
トにおけるシヨルダに巻掛けられたリングの外周
側に、エレメントの外れを防ぐイヤーを有する構
成において、上記リングと接触する上記イヤーと
上記シヨルダの接触面を、エレメントの左右方向
において常に上記リングと面接触するように同心
の円弧状に形成するように構成されている。
【作用】
上記構成に基づき、ベルト非タイト側でエレメ
ントが前倒しになつた場合に、イヤー接触面の広
い範囲がリング外周部に面接触して面圧低下する
ようになる。 こうして本考案では、エレメントの前倒しの際
のリングへのたたきによる衝撃が分散して、リン
グの破損を防ぎベルトの耐久性を向上することが
可能となる。
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。 第1図a,bにおいてVベルト6を詳細に説明
すると、複数のエレメント10と無端のリング3
0から成る。エレメント10は、V字形の側面1
1を有するボデー12にピラー13を介してヘツ
ド14が設けられる形状でり、ボデー12の正面
にプーリに沿って傾動させるテーパ17が設けら
れる。また、ボデー12の左右の中高形状のシヨ
ルダ18にはリング30が巻掛けてあり、ヘツド
14の左右のイヤー19でエレメント10のリン
グ30に対する離脱を防止している。更にピラー
13の左右には、リング30との接触を防ぐため
に切欠いたフイレツト20が形成され、ボデー1
2の下部には、リング30により押付力の分布を
均一化するための切欠き21が設けてある。 リング30は、小さい曲率半径でブーリに巻付
いた際に生じる曲げ応力を低減するため、可撓性
の薄い帯状部材を複数枚重ねたものである。 そこで、エレメント10を多数、デインプル1
5とホール16とを係合しながらベルト走行方向
に対し直列に並べて順次重合し、環状に整列す
る。そして各エレメント10の間にリング30を
巻掛けて一体化することで、ベルト6を構成して
いる。 一方、上記エレメント10においてシヨルダ1
8の接触面18aは、前後、左右方向に山形円弧
状を成し、ベルト駆動時はリング30が左右方向
の円弧形状に沿い弯曲している。またリング30
とシヨルダ18と反対側のイヤー19の接触面1
9aは、前後方向に凹形円弧状であるが、左右方
向には接触面18aと略同心円の円弧状(R1
R2)を成し、リング30の外周部30bに対し
左右方向の広い範囲で線あるいは面接触可能にな
つている。 上記構成により、エレメント10がプーリ内部
に入つて回転モーメントを受けると、シヨルダ1
8およびイヤー19の前後方向の円弧状接触面1
8a,19aによりリング30に対し容易に傾動
し、かつリング30とエレメント10は曲率半径
の相違により相対回転する。そしてセカンダリ軸
4のプーリ5の回転によりベルト6がプーリ5か
ら離れていく非タイト側直線部の開始点でエレメ
ント10が前倒しになると、弯曲しているリング
30の外周部30bに対しイヤー接触面19aの
左右方向の円弧形状で広い範囲が面接触し、面圧
を分散するようになる。
【考案の効果】
以上述べてきたように、本考案によれば、 エレメントの非タイト側直線部での前倒しの際
のリングに対するたたきによる衝撃が低減するの
で、リングの耐久性が向上し、ベルトの騒音も低
減する。 エレメントのイヤー接触面の形状を変えるだけ
であるから、構造も簡単である。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本考案のベルトの実施例を示す正面
図、bは同断面図、第2図aはベルト式無段変速
機を示す側面図、bとcは従来のエレメントの正
面図と断面図、dはエレメントの前倒し状態を示
す断面図である。 6……ベルト、10……エレメント、18……
シヨルダ、19……イヤー、18a,19a……
接触面、30……リング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エレメントにおけるシヨルダに巻掛けられたリ
    ングの外周側に、エレメントの外れを防ぐイヤー
    を有する構成において、 上記リングと接触する上記イヤーと上記シヨル
    ダの接触面を、エレメントの左右方向において常
    に上記リンクと面接触するように同心の円弧状に
    形成したことを特徴とする無段変速機用ベルト。
JP18645386U 1986-12-02 1986-12-02 Expired - Lifetime JPH058359Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18645386U JPH058359Y2 (ja) 1986-12-02 1986-12-02

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18645386U JPH058359Y2 (ja) 1986-12-02 1986-12-02

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Publication Number Publication Date
JPS6391744U JPS6391744U (ja) 1988-06-14
JPH058359Y2 true JPH058359Y2 (ja) 1993-03-02

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ID=31136024

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JP18645386U Expired - Lifetime JPH058359Y2 (ja) 1986-12-02 1986-12-02

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JP2557994B2 (ja) * 1990-02-05 1996-11-27 日産自動車株式会社 Vベルト

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JPS6391744U (ja) 1988-06-14

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