JPH0583595A - 出力回路 - Google Patents

出力回路

Info

Publication number
JPH0583595A
JPH0583595A JP3242248A JP24224891A JPH0583595A JP H0583595 A JPH0583595 A JP H0583595A JP 3242248 A JP3242248 A JP 3242248A JP 24224891 A JP24224891 A JP 24224891A JP H0583595 A JPH0583595 A JP H0583595A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
input terminal
npn transistor
emitter
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3242248A
Other languages
English (en)
Inventor
Michiko Tateishi
通子 立石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP3242248A priority Critical patent/JPH0583595A/ja
Publication of JPH0583595A publication Critical patent/JPH0583595A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Picture Signal Circuits (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】映像信号をアナログ,ディジタル変換器に入力
する際に行なわれるレベル調整処理,いわゆるクランプ
処理の際に生じるクランプずれを防ぐことを目的とす
る。 【構成】エミッタフォロアとそれをバイアスする為のエ
ミッタ接地アンプの構成から成る出力回路において、前
段のエミッタ接地アンプの電流源を構成するNPNトラ
ンジスタ23のベースを電圧源に接続し常に電流を流す
電流源とし、終段エミッタフォロワの電流源を構成する
NPNトランジスタ22のベースをクランプパルス入力
端子に接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は出力回路に関し、特に映
像信号をアナログ,ディジタル変換器に入力する際に行
なわれるレベル調整処理,いわゆるクランプ処理に好適
な出力回路に関する。
【0002】
【従来の技術】映像信号をアナログディジタル変換器
(以下ADCと称す)に入力する際に、その変換レンジ
を有効に用いるためには第1の映像信号の基底レベル
(以下ペデスタルレベルと称す)がADCの基底レベル
に等しいこと,第2に映像信号の振幅がADCの変換レ
ンジに等しいことが必要である。そうしたクランプ回路
の出力回路の一例としては従来図6の回路が用いられて
きた。
【0003】制御信号入力端子1,クランプパルス入力
端子2,PNPトランジスタ11,NPNトランジスタ
21,抵抗31,32,コンデンサ41,エミッタに抵
抗33,34をもつNPNトランジスタ23,22によ
り構成される2つの電流源と出力端子3より構成され、
制御信号入力端子1はPNPトランジスタ11のベース
及びコンデンサ41の一端に共通に接続され、PNPト
ランジスタ11のエミッタは抵抗31を介し、NPNト
ランジスタ21のコレクタを直接に電源の一端に接続さ
れ、PNPトランジスタ11のコレクタはNPNトラン
ジスタ21のベースと共通に抵抗21を介し、コンデン
サ41の残る一端とともにNPNトランジスタ23のコ
レクタに接続され、NPNトランジスタ21のエミッタ
はNPNトランジスタ22のコレクタに接続し、これを
出力端子3と1,NPNトランジスタ23,22のベー
スを共通にクランプパルス入力端子2としている。
【0004】こうした構成においてPNPトランジスタ
11はエミッタ接地増幅器として制御信号入力端子1に
より到来する信号を増幅し、また、NPNトランジスタ
21は前述の増幅出力をエミッタフォロア構成によりイ
ンピーダンス変換するように働く。
【0005】また、抵抗32とコンデンサ41は発振防
止のため高周波域での位相補償として働く。さらに、N
PNトランジスタ23,22,抵抗33,34で構成さ
れる電流源はPNPトランジスタ11,NPNトランジ
スタ21にバイアス電流を供給しているが、これはクラ
ンプパルス入力端子2に適度なバイアスが与えられたと
き、すなわち、クランプパルス入力時においてであり、
非クランプ期間においては電流供給を停止し、出力端子
3がハイインピーダンスとなるように動作する。
【0006】次に、この出力回路を映像信号のクランプ
に用いた例をもってその応用について説明する。図7は
図6の従来の出力回路を組み込んだクランプ回路の例で
ある。このクランプ回路は差動増幅器61,定電圧源7
1,エミッタに抵抗35をもつNPNトランジスタ2
4,コンデンサ42,映像信号入力端子4を含む。差動
増幅器61の反転入力は定電圧源71により接地され、
かつ、その出力は図6の従来例における制御入力端子と
され、従来例の出力端子は差動増幅器61の非反転入力
に接続されるとともにコンデンサー42を介して映像信
号入力端子4とされ、差動増幅器61の電源の一端は電
源に接続され、残る一端はNPNトランジスタのコレク
タより抵抗35を介して接地され、NPNトランジスタ
のベースは図6の従来例におけるクランプパルス入力端
子2と共通に接続されている。
【0007】次に図7のクランプ回路の動作を図8の波
形図を用いて説明する。図8においてSvaは映像信号
入力端子5に印加される映像信号であり、Pcはクラン
プパルス(クランプパルス入力端子2に印加される)、
Svbはクランプ後の映像信号でNPNトランジスタ2
1のエミッタ電位,Vcは定電圧源71の電位でありク
ランプレベルを示している。
【0008】まず、T1以前において、クランプパルス
Pcが入力されていないとき、図7のクランプ回路にお
いてNPNトランジスタ24,23,22はカットオフ
状態となるためNPNトランジスタ21のエミッタはハ
イインピーダンスとなっており、映像信号はNPNトラ
ンジスタ21のエミッタにそのままSvbとして現われ
る。
【0009】T1において、映像信号Svaのペデスタ
ル電位が現われており、この映像信号をADCに入力す
る場合には、この電位をADCの基底レベルに合せたい
のであるが、図8のT1以前ではこれにずれを生じてい
る。
【0010】ここで、VcはADCが基底レベルにもと
づくクランプレベルと考える。T1〜T2においてはN
PNトランジスタ24,23,22がクランプパルスP
cにより駆動され図7のクランプ回路全体が動作を開始
するが、NPNトランジスタ21のエミッタが差動増幅
器61の非反転入力に接続され、PNPトランジスタ1
1は反転増幅器となっているため全体としては負帰還の
かかった増幅器が構成されているためNPNトランジス
タ21のエミッタ電位は定電圧源71の電位Vcになる
ように働くことになる。
【0011】すなわち、NPNトランジスタ21とNP
Nトランジスタ22は、コンデンサ42を充放電するこ
とにより、映像信号Svaのプデスタル電位とクランプ
電位Vcとの差をコンデンサ42の両端電位におきか
え、NPNトランジスタ21のエミッタに得られる映像
信号Svbのペテスタル電位をクランプ電位Vcに等し
くする。
【0012】また、T2以後、クランプパルスPcの無
い期間ではNPNトランジスタ21のエミッタ端はハイ
インピーダンスとなるため、映像信号Svaに等価な信
号が得られる。
【0013】よって、クランプパルスPcを映像信号S
vaのペデスタル期間に同期して入力し、クランプ電圧
VcをADCの基底電位に等しく設定すればNPNトラ
ンジスタ21のエミッタ端にはADCに入力する良好な
映像信号Svbが得られることとなる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】図7のクランプ回路に
おいて、非クランプ期間にはNPNトランジスタ21の
エミッタ端はハイインピーダンス状態であることが必要
であるが、従来の出力回路では2つの点について、問題
があった。
【0015】この点につき図9の波形図により説明す
る。図9においてPcはクランプパルス,Vc41は制
御入力端1の電位、IE23はNPNトランジスタ21
のエミッタ電流,VE23は同電位を示している。
【0016】T2において、NPNトランジスタ21,
NPNノランジスタ22によるコンデンサ42の充放電
は完了しており、VE23はクランプ電位Vcに等しく
なっているとする。
【0017】T2以前のIE23は省略されているが、
これはNPNトランジスタ21,NPNトランジスタ2
2のシンク,フォース電流が等しく相殺されているため
である。
【0018】T2以降、クランプパルスが消えると、N
PNトランジスタ24,23,22は動作を停止し、N
PNトランジスタ21のエミッタ端はハイインピーダン
スになるはずであるが、ここで、第1の問題が生じる。
【0019】すなわち、差動増幅器61の出力Vc41
はNPNトランジスタ24が停止するために電源電位に
近づくか、又はハイインピーダンス状態になるが、仮に
ハイインピーダンス状態となった場合においても、PN
Pトランジスタ11,抵抗31により電源電位に終端さ
れているためVc41は徐々に上昇をつづけ、ついには
電源電位に達する。
【0020】すると、コンデンサ41の抵抗32端電位
が上昇し、その上昇レベルによっては抵抗32を介して
NPNトランジスタ21をバイアス1,このバイアス電
流によりコンデンサ41が放電され、抵抗32端電位が
十分下がるまでIE23を発生させることになり、T2
直後にVE23はIE23によりコンデンサ42が充電
される分だけクランプ電位Vcからずれることになる。
【0021】第2の問題は差動増幅器61出力のリーク
電流である。差動増幅器61出力のリーク電流は本来微
少なものでなければいけないが、この電流が発生する
と、PNPトランジスタ11のベースを介して供給され
るため、PNPトランジスタの電流増幅率(以下hFE
と称す)倍され、そのコレクタに現れ、さらに、この電
流はNPNトランジスタ21のベースにしか流出路を見
出せないためさらにNPNトランジスタのhFE倍され
た電流としてNPNトランジスタ21のエミッタ電流I
E23として現われる。
【0022】一般にPNPトランジスタ,NPNトラン
ジスタノhFEは集積回路においても各々30,100
程度は得られるものであるから差動増幅器61の出力端
リークは約3000倍となってNPNトランジスタ21
のエミッタ電流IE23として現われ、これはコンデン
サ42を充電することによりVE23を徐々にクランプ
電位Vcから遠ざけることとなる。
【0023】このように従来の出力回路によるクランプ
回路はクランプ期間においてはクランプ電位からのずれ
を生じると言う問題があった。
【0024】本発明の目的は、クランプ電位のずれを防
止する出力回路を提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明の出力回路は、第
1〜第3の入力端子,第1の極性を有する第1,第2の
トランジスタ,第2の極性を有する第3のトランジス
タ,抵抗,コンデンサ,任意の接続手段,出力端子,ス
イッチ可能な第1,第2の電流源を有する。
【0026】第1の入力端子は第1のトランジスタのベ
ースに接続され、第2の入力端子は第1のトランジスタ
のコレクタ,前記コンデンサの一端,第2のトランジス
タのベースに共通に接続され、第1のトランジスタのエ
ミッタ,第3のトランジスタのコレクタは直接に、ま
た、第2のトランジスタのエミッタは前記抵抗を介して
電源の一端に各々接続され、第2のトランジスタのコレ
クタは第3のトランジスタのベースとともに前記任意の
接続手段を介し、前記コンデンサの残る一端と接続さ
れ、かつ該接続点及び第3のトランジスタのエミッタは
各々第1,第2のスイッチ可能な電流源を介して電源の
他端に接続され、第1,第2のスイッチ可能な電流源の
制御入力を共通に第3の入力端子とし、第3のトランジ
スターのエミッタと第2のスイッチの接続点をもって前
記出力端子としている。
【0027】また、任意の接続手段は抵抗,または抵抗
とダイカードとを直列に接続し構成されている。第1,
第2のスイッチ可能な電流源は各々エミッタに抵抗を接
続されたトランジスタで構成され、そのベースをもって
制御入力としている。
【0028】さらに、第1,第3の入力端子は映像信号
のクランプ期間に係るパルス入力端子であり、第2の入
力端子は映像信号のクランプ電圧に係る入力端子であ
る。
【0029】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の第1の実施例の回路図である。本実
施例は反転非クランプパルス入力端子50,制御信号入
力端子1,クランプパルス入力端子2,PNPトランジ
スタ11,12,NPNトランジスタ21,抵抗31,
32,コンデンサ41,エミッタに抵抗33,34をも
つNPNトランジスタ23,22により構成される2つ
の電流源,出力端子3より構成されている。PNPトラ
ンジスタ12のエミッタは電源の一端に接続され、その
ベースは反転非クランプパルス入力端子50とされると
ともに制御入力端子1とともにPNPトランジスタ11
のベース及びコンデンサ41の一端に共通に接続され、
PNPトランジスタ11のエミッタは抵抗31を介し、
NPNトランジスタ21のコレクタを直属に電源の一端
に接続され、PNPトランジスタ1のコレクタはNPN
トランジスタ21のベースと共通に抵抗32を介し、コ
ンデンサ41の他の一端とともにNPNトランジスタ2
3のコレクタに接続され、NPNトランジスタ21のエ
ミッタはNPNトランジスタ22のコレクタに接続し、
これを出力端子3とし、NPNトランジスタ23,22
のベースを共通にクランプパルス入力端子2としてい
る。
【0030】こうした構成においてクランプ期間では、
PNPトランジスタ12はそのベース入力である反転非
クランプパルス入力端子50からの信号によりカットオ
フ状態におかれ、PNPトランジスタ11はエミッタ接
地増幅器として制御信号入力端子1より到来する信号を
増幅し、またNPNトランジスタ21は増幅出力をエミ
ッタフォロア構成によりインピーダンス変換として働
き、抵抗32とコンデンサ41は発振防止のため高周波
域での位相補償として働く。さらにはNPNトランジス
タ23,22,抵抗33,34で構成される電流源はP
NPトランジスタ11,NPNトランジスタ21にバイ
アス電流を共通する。
【0031】また、非クランプ期間においてはNPNト
ランジスタ23,22は電流供給を停止し、出力端子3
がハイインピーダンスになる。
【0032】さらに、非クランプ期間においては、反転
非クランプパルス入力によりPNPトランジスタ12が
オンし、制御入力端子1を電源を一端に短絡するため、
制御入力端子1にリーク電流等が生じた場合もこの電流
はPNPトランジスタ12のエミッタ,コレクタを介し
て供給されることになりNPNトランジスタ21のエミ
ッタに現われることも、hFE倍されることもない。
【0033】次に図2を参照して本発明の第2の実施例
について説明する。本実施例は図1に示す抵抗32に直
列にダイオード51を加えたもので、その他の構成は第
1の実施例と同様であるため詳述は省く。
【0034】また、その動作においてもクランプ期間中
はNPNトランジスタのコレクタ端のDCバイアスレベ
ルがダイオードの順方向電圧降下分低下することを除け
ば同様であり、この詳述も省く。非クランプ期間におい
ては従来例ではNPNトランジスタのコレクタ端電位が
上昇し、コンデンサ41の放電によりNPNトランジス
タ21がバイアスされてしまう。第1の実施例において
はPNPトランジスタ12が制御入力端子2を電源の一
端へ短絡することから、クランプ期間の終了直後にコン
デンサ41によるNPNトランジスタ21のバイアスが
予想されるが、本実施例においてはNPNトランジスタ
23をコレクタ端電位が上昇した場合においてもコンデ
ンサ41の放電電流はダイオード51に阻止されNPN
トランジスタ21をバイアスすることは無くなる。
【0035】次に図3を参照して本発明の第3の実施例
を説明する。本実施例は制御信号入力端子1,クランプ
パルス入力端子2,PNPトランジスタ11,NPNト
ランジスタ21,抵抗31,32,コンデンサ41,電
圧源72,エミッタに抵抗33,34をもつNPNトラ
ンジスタ23,22により構成される2つの電流源,出
力端子3より構成される。
【0036】制御入力端子1はPNPトランジスタ11
のベース及びコンデンサ41の一端に共通に接続され、
NPNトランジスタ21のコレクタは直接に電源の一端
に接続されPNPトランジスタ11のエミッタは抵抗3
1を介し電源の一端に接続される。PNPトランジスタ
11のコレクタはNPNトランジスタ21のベースと共
通に抵抗32を介し、コンデンサ41の残る一端ととも
にNPNトランジスタ23のコレクタに接続される。N
PNトランジスタ23のベースは電圧源72に接続さ
れ、NPNトランジスタ21のエミッタは、NPNトラ
ンジスタ22のコレクタに接続され、これを出力端子3
とし、NPNトランジスタ22,23のエミッタは抵抗
34,33を介して各々電源の他端に接続され、NPN
トランジスタ22のベースはクランプパルス入力端子2
としている。
【0037】このような構成において、クランプ期間に
おいてPNPトランジスタ11はエミッタ接地幅器とし
て、制御信号入力端子1より到来する信号を増幅し、ま
たNPNトランジスタ21は前述の増幅出力をエミッタ
フォロア構成によりインピーダンス変換として働く。
【0038】抵抗32とコンデンサ41は発振防止のた
め高周波域での位相補償として働き、さらにはNPNト
ランジスタ23,22抵抗33,34で構成される電流
源はPNPトランジスタ11,NPNトランジスタ21
にバイアス電流を供給する。
【0039】非クランプ期間においてはNPNトランジ
スタ22は電流供給を停止し出力端子3がハイインピー
ダンスになる。
【0040】さらに非クランプ期間においては制御入力
端子1にリーク電流が生じた場合や、クランプ期間終了
直後にNPNトランジスタ23のコレクタ端電位が上昇
し及びコンデンサ41の放電によりNPNトランジスタ
21がバイアスされる場合、本実施例ではNPNトラン
ジスタ23が常に電流を供給している為、リーク電流や
コンデンサ41の放電はNPNトラジスタ23に流れ込
む為NPNトランジスタ21をバイアスされることは無
くなる。これにより従来非クランプ期間にNPNトラン
ジスタ21が流し出した500μA近い電流数μAに減
らすことができる。
【0041】次に図4を参照して本発明の第4の実施例
について説明する。本実施例は図3に示すNPNトラン
ジスタ21,電圧源72による電流源の替りに抵抗32
に直列に抵抗33を設けそれを抵抗34と共通の電源端
に接続したものでその他の構成は図3の実施例と同様で
ある為詳述は省く。またその動作も同様であり、同等の
効果を得ることが出来る。
【0042】次に、図5を参照して本発明の第5の実施
例について説明する。本実施例は、図3の実施例のNP
Nトランジスタ23のコレクタにエミッタが接続される
NPNトランジスタ25を設け、そのコレクタを電源端
にそのベースを任意の電圧源73に接続したものでその
他の構成は図3の実施例と同様である為、詳述は省く。
【0043】またその動作においても、電圧源73をク
ランプ期間中のNPNトランジスタ23のコレクタ電位
と同等以下の電位にすることにより、クランプ期間にお
いてはNPNトランジスタ25はカットオフ状態におか
れる。
【0044】非クランプ期間においては、コンデンサ4
1の放電が終りNPNトランジスタ23のコレクタ電位
が電圧源73よりベース・エミッタ間電圧分(約0.7
v)ほどさがると、NPNトランジスタ25がオン状態
となり、電流源を構成するNPNトランジスタ23の供
給する電流は、NPNトランジスタ25に流れる。従っ
て、トランジスタ23のコレクタ電位は電圧源73より
ベースエミッタ間電圧だけ低い電圧に固定され、非クラ
ンプ期間中に生じるNPNトランジスタ23のコレクタ
電位がベース電位より低くなり飽和する状況がなくなる
効果を得ることができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、従来の出
力回路がクランプ回路に用いられた場合に生じていたク
ランプ後のクランプ電位からのずれを厳密に抑制する良
好なクランプ回路を提供するものであり、クランプ回路
に限らずバイポーラ回路による厳密なハイインピーダン
ス状態をとりうる出力回路を提供するという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す回路図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す回路図である。
【図3】本発明の第3の実施例を示す回路図である。
【図4】本発明の第4の実施例を示す回路図である。
【図5】本発明の第5の実施例を示す回路図である。
【図6】従来例を示す回路図である。
【図7】図6に示す回路をクランプ回路に用いた例を示
す回路図である。
【図8】図7の動作を示す波形図である。
【図9】図7の動作を示す波形図である。
【符号の説明】
1 制御信号入力端子 2 クランプパルス入力端子 3 出力端子 4 映像信号入力端子 11 PNPトランジスタ 21〜25 NPNトランジスタ 31〜35 抵抗 41〜42 容量 61 差動増幅器 71〜73 電圧源

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2の入力端子と、第1の極性
    を有する第1のトランジスタと、第2の極性を有する第
    2のトランジスタと、第1及び第2の抵抗と、コンデン
    サと、出力端子と、第1の電流源と、スイッチ可能な第
    2の電流源とを有し、前記第1の入力端子は前記第1の
    トランジスタのベース及び前記コンデンサの一端に共通
    に接続され、前記第2のトランジスタのコレクタは電源
    の一端に直接接続され、前記第1のトランジスタのエミ
    ッタは前記第1の抵抗を介して前記電源の一端に接続さ
    れ、前記第1のトランジスタのコレクタは前記第2のト
    ランジスタのベースとともに前記第2の抵抗を介し前記
    コンデンサの他の一端と接続され、この接続点は前記第
    1の電流源を介して電源の他端に接続され、前記第2の
    トランジスタのエミッタはスイッチ可能な前記第2の電
    流源を介して前記電源の他端に接続され、前記第2の電
    流源の制御入力を第2の入力端子とし、前記第2のトラ
    ンジスタのエミッタと第2のスイッチとの接続点をもっ
    て前記出力端子としたことを特徴とする出力回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の出力回路において、前記
    第1の電流源及び前記第2の電流源は各々エミッタに抵
    抗を接続されたトランジスタで構成され、前記第1の電
    流源のトランジスタのベースは任意の電圧源に接続さ
    れ、前記第2の電流源のトランジスタのベースをもって
    制御入力したことを特徴とする出力回路。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の出力回路において、前記
    第2の入力端子は映像信号のクランプ期間に係るパルス
    入力端子とし、前記第1の入力端子は映像信号のクラン
    プ電圧に系る入力端子としたことを特徴とする出力回
    路。
JP3242248A 1991-09-24 1991-09-24 出力回路 Pending JPH0583595A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3242248A JPH0583595A (ja) 1991-09-24 1991-09-24 出力回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3242248A JPH0583595A (ja) 1991-09-24 1991-09-24 出力回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0583595A true JPH0583595A (ja) 1993-04-02

Family

ID=17086451

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3242248A Pending JPH0583595A (ja) 1991-09-24 1991-09-24 出力回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0583595A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6229371B1 (en) 1998-03-18 2001-05-08 Nec Corporation Clamp circuit

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6229371B1 (en) 1998-03-18 2001-05-08 Nec Corporation Clamp circuit

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4059808A (en) Differential amplifier
JP3697679B2 (ja) 安定化電源回路
KR870002693B1 (ko) 증폭기 장치
US5831473A (en) Reference voltage generating circuit capable of suppressing spurious voltage
JPH0476524B2 (ja)
JPH07235868A (ja) 電流バッファ回路
JPH0583595A (ja) 出力回路
KR100291237B1 (ko) 클램프 회로
JP3263410B2 (ja) トランジスタの制御電流補償用回路装置
JPH11346125A (ja) Srpp回路
JPH03283811A (ja) レベル変換回路
JP2000091857A (ja) オペアンプ及びそれを用いたボルテージフォロワ回路
JPH0419881Y2 (ja)
JP3400354B2 (ja) 電流源回路
JPH0514767A (ja) クランプ回路
KR930007795B1 (ko) 저전압동작형 증폭회로
US4230980A (en) Bias circuit
JP2931713B2 (ja) クランプ回路
EP0508711A1 (en) Transistor direct-coupled amplifier
JP2623954B2 (ja) 利得可変増幅器
JP2002353754A (ja) エミッタフォロワ回路
JPH0716138B2 (ja) 増幅回路装置
JP3041917B2 (ja) ピークホールド回路
JP2982192B2 (ja) クランプ回路
JP2723703B2 (ja) 演算回路

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990810