JPH0583401B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0583401B2
JPH0583401B2 JP62043864A JP4386487A JPH0583401B2 JP H0583401 B2 JPH0583401 B2 JP H0583401B2 JP 62043864 A JP62043864 A JP 62043864A JP 4386487 A JP4386487 A JP 4386487A JP H0583401 B2 JPH0583401 B2 JP H0583401B2
Authority
JP
Japan
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tire
reinforcing layer
tread
base
tread ring
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP62043864A
Other languages
English (en)
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JPS63212104A (ja
Inventor
Eiji Nakasaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP62043864A priority Critical patent/JPS63212104A/ja
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Publication of JPH0583401B2 publication Critical patent/JPH0583401B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/86Optimisation of rolling resistance, e.g. weight reduction 

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、注型成形によるタイヤ基体にトレツ
ドリングを嵌合させることによつて、重量が軽減
できかつ転がり抵抗を減じうる空気入りタイヤに
関する。
〔従来技術〕
タイヤの基体に、トレツドリングを外嵌すると
ともに、該基体の内側から空気圧を加えることに
より、基体を膨張させ嵌合部間に生じる摩擦力に
よつてトレツドリングを固定する固定トレツドリ
ングを具えた空気入りタイヤが知られている。
このようなタイヤにあつては、トレツドリング
は、その剛性を高めるため、内面近傍に補強体を
設けたものも存在する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし前記構成のものでは補強体を介在させる
ことによつて、トレツドリングの補強体と内面と
の間のゴム層が破壊し易く、又タイヤが2重構成
であるために、トレツド部の厚みが一体ものとし
て形成された従来のタイヤに比べて厚肉となる結
果、タイヤの重量が重く、かつ転がり抵抗が大と
なりその結果燃料の消費が増大するという問題が
ある。
前記問題点の一端を解決すべく、実公昭46−
7762号公報によつて、補強体の内側にさらに補強
層を介在させたトレツドリングを提案している。
前記提案のものではトレツドリングの強度は増大
するものの、重量の軽減と転がり抵抗を減少させ
るに至つていない。しかも基体はトレツドリング
を嵌め合わせるため、その嵌合面を高精度に形成
する必要があり、製作に手間を要す。
本発明は、タイヤ基体を高分子材料により形成
するとともに、トレツドリングにコードの向きを
違えた2つの補強層を介在させることを基本とし
て、タイヤの重量を減少でき、しかも転がり抵抗
を減じうるとともに、パンクの危険をも防止し走
行の安全性を高め、前記問題点を解決しうる空気
入りタイヤの提供を目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、高分子材料の注型成形により形成さ
れたタイヤ基体の外周面に、該外周面に嵌着しう
る内面と、タイヤトレツド面をなす外面とを具え
るリングのトレツドリングを嵌合させるととも
に、該トレツドリングに、前記内面に近接して配
され該トレツドリングの軸方向にのびるコード体
からなる第1の補強層と、該第1の補強層の外側
に、第1の補強層のコードと交叉する向きにコー
ドが配される第2の補強層とを設けた空気入りタ
イヤである。
以下、本発明の手段の一実施例を図面に基づき
説明する。
第1〜4図において空気入りタイヤ1は、タイ
ヤ基体2と、該タイヤ基体2の外周面3と嵌合す
るトレツドリング4とを具える。
タイヤ基体2は、第3図に示すごとく、タイヤ
の赤道面C近傍で2分され、その向き合う面を互
いに接合する一対の半環状部材19,20からな
り、本例では各半環状部材19,20には夫々前
記向き合う側に突出する円環状の張出し片21,
22を設ける。
前記張出し片21,22は重ね合わせることに
よつてトレツドリング4を嵌合しうる前記外周面
3を形成する。トレツド部の接地面側に位置する
張出し片21には、その内周面に、該張出し片2
1の根元を起点とし、又その先端を終点とする略
斜めZ字状に折曲がる折曲部からなる鉤状部23
を形成し、又張出し片22は、張出し片21の鉤
状部23と嵌合する同形状に折曲がる鉤部24を
外周面に有し、張出し片21,22は、鉤状部2
3,24を係合させ重合することにより、赤道面
Cと交わる面で重ね合わされる。
又張出し片21,22はその重ね合わせによ
り、該重ね合わせ部の肉厚T1が他のクラウン部
の肉厚T2よりも厚肉となるよう張出し片21は
接地面から外向きに、又張出し片22は、内腔面
から内向きに夫々膨出させるごとく形成する。又
張出し片21,22の巾寸度即ち重なり合う巾W
は、5mm程度とする。なお本実施例のように張出
し片21,22に鉤状部23,24を設けて係合
させたことによつて、前記半環状部材19,20
を接合一体化する際、通常必要となる両者の固定
が不必要となり、装置の簡略化と作業の簡易化と
を図るとともに、接合時のタイヤ基体2の変形が
防止できる。又半環状部材19,20の重合わせ
部の肉厚T1を他のクラウン部の肉厚T2よりも
大としたのは、接合に際しての係合部即ち重合わ
せ部のエラストマーを溶融させ他の部分と同一厚
さとするに際してエラストマーの溶融とともに、
接合境界面に沿い均一に流動拡散させ、強固な接
合面を形成するためである。
前記半環状部材19,20を接合一体化するに
は、第4図に示す如く前記張り出し片21,22
の係合部分を中心に金型26に挟持させ溶融加圧
する。金型26は上金型27と下金型29とを具
え、上金型27つまり外周面側に位置する金型は
略平坦に形成され係合部分の溶融と同時に係合部
分の境界におけるエラストマーを相互に混合さ
せ、両者の接合強度が増大する。なお係合部分の
溶融には加熱によるほか、高周波の照射によるい
わゆる高周波ウエルダーを採用することができ
る。
本発明において、半環状部材19,20は、ポ
リエステル系エラストマ、ポリウレタン系エラス
トマー等の高分子材料を注型法に従つて形成さ
れ、又成型法としても、射出成型、真空成型等の
方法が採用できる。
このようにタイヤ基体2を注型法による成形に
より形成することによつて、タイヤ基体2の母材
が緻密となり、従つてトレツド部の厚みを薄くす
ることができる。
又半環状部材19,20のビード部は第3図に
示す如く非伸張性ビードコアー15を埋設するこ
とができ、又各半環状部材19,20は赤道面に
沿う端面を夫々形成するとともに、該端面を衡合
させたうえ加熱し、両部材を溶着することによつ
て、鉤状部23,24及び張り出し片21,22
を省略することもできる。
又前記タイヤ基体2には外周面3の両端部、即
ちタイヤ基体2のシヨルダ端にはトレツドリング
4のずれ落ちを防ぐ鍔状のフランジ部32,32
を設ける。
このようにタイヤ基体2は高分子材料の注型成
形によるものであるため、緻密に形成され剛性を
高め、又寸法精度のバラツキも著減しうる。
トレツドリング4は、前記タイヤ基体2の外周
面3に嵌合する内面5とトレツド面をなす外面6
とを具えるリング状をなす。又トレツドリング4
には前記内面5に近接して配される第1の補強層
7と該第1の補強層7の外側に配設される第2の
補強層9とを設ける。
第1の補強層7は、主補強層14と副補強層1
5の2つの補強層とからなる。主補強層14は内
面5の全幅に略等しい巾寸度を有する帯状のプラ
イとして形成され、例えば多数本の金属コード、
合成樹脂等の高張力のコードをトレツドリング4
の軸方向に配するコード体34を具える。
他方、副補強層15は前記主補強層14と内面
5との間に介在するとともに、赤道Cを中心とし
て中間部を中抜することにより、両端部のみが主
補強層14の端部近傍にのびる中抜き帯状、すな
わち左右に分割された一対の小巾のプライを具
え、又そのコードは前記トレツドリング4の軸方
向に対して略30度傾斜して配されるとともに、多
数のコードが環状に並ぶコード体35の周囲をキ
ヤンバス等の布体36を用いて覆つている。これ
によつて周囲ゴムとの剛性段差およびそれによる
応力集中を大巾に緩和でき、内面ゴムの損傷を防
いでタイヤ耐久性を向上する。又布体36は、副
補強層15のコード端を覆うとともに、主補強層
14の外端部内側にも位置しうることとなり、主
補強層14のコード端の内側ゴムでの損傷防止に
役立つ。又第2の補強層9は、本実施例では1枚
のコードプライからなり、かつそのコード11は
前記補強層14,15と同様に金属、又は合成樹
脂を用いて生成される。コード11はトレツドリ
ング4の周方向の向きに配される。なお第2の補
強層9の巾寸度は第1の補強層7と略同巾に形成
される。このようにトレツドリング4に、第1、
第2の補強層7,9を設けることによつて、トレ
ツドリング4の剛性が高まり、タイヤ基体2に強
固に嵌合できる。
然して、タイヤ基体2の外周面3にトレツドリ
ング4を嵌合しかつ、タイヤ基体2の内腔に圧縮
空気を送給することにより、タイヤ基体2は半径
方向に膨張しトレツドリング4を固定する。
トレツドリング4は、第1、第2の補強層7,
9の2つの補強層を設け、しかも第1の補強層7
は内面5に近接して配したため、前記タイヤ基体
2の膨張に伴う半径方向への拡径が抑止される。
しかもタイヤ基体2が注型で形成され、通常の成
形法によるものに比べて剛性が高いため、両者は
強固かつ確実に固定される。
なおタイヤ基体2の外周面3とトレツドリング
4の内面5とは互いに嵌まり合いさえすれば、ト
レツドリング4の内面5の嵌合面を波状に形成し
てもよく、径寸度の異なる異径部を段差を介して
接続したものであつてもよく、本発明は種々な態
様のものに変形できる。
〔発明の効果〕
叙上の如く本発明の空気入りタイヤはタイヤ基
体を高分子材料の注型成形により形成したため、
タイヤ基体のゴム層が従来の成形法によるものに
比べて緻密となりかつ重量を軽減でき、又寸法精
度の確保が容易となる。さらにタイヤ基体の剛性
が高まることにより、トレツドリング内面近傍に
第1、第2の補強層を設けたことと相俟つて、タ
イヤの転がり抵抗を小さくし、動力の燃費を節減
しうるのみならずタイヤ基体の破壊を防止でき、
パンクの発生を抑止することによつてタイヤの安
全性をも高める。
又注型成形のタイヤ基体とトレツドリングとの
組合せたため、部材のモジユール化が容易とな
り、製造が簡易となることと相俟つて大巾なコス
トダウンが可能となる等多くの効果を奏しうる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す軸方向断面
図、第2図はそのA−A線断面図、第3図はタイ
ヤ基体の一例を示す断面図、第4図はタイヤ基体
の接合の一例を示す部分断面図である。 2……タイヤ基体、3……外周面、4……トレ
ツドリング、5……内面、6……外面、7……第
1の補強層、9……第2の補強層、10,34,
35……コード体、11……コード、14……主
補強層、15……副補強層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 タイヤ基体と、その外周面に嵌合するトレツ
    ドリングとからなり、かつタイヤ基体は、高分子
    材料の注型成形により形成されかつタイヤ赤道面
    近傍で2分された半環状部材を、この半環状部材
    に設けた向き合う円環状の張出し片を上下に重ね
    合わせて接合することにより形成され、 かつ前記トレツドリングは、トレツド基体の前
    記外周面に嵌着しうる内面とタイヤトレツド面を
    なす外面とを具えるリング体でありかつ前記内面
    に近接して配され軸方向にのびるコードからなり
    しかも前記内面の全巾に亘る主補強層14と、主
    補強層14の内面側かつ端部に位置し軸方向に対
    して傾きしかも布体により覆つた小巾のプライか
    らなる副補強層15とを具えた第1の補強層7、
    および該第1の補強層7の外側に配されかつ周方
    向のコードを有するプライを用いた第2の補強層
    9を設けてなる空気入りタイヤ。
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