JPH0583399U - 遠心圧縮機の入口案内翼装置 - Google Patents

遠心圧縮機の入口案内翼装置

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JPH0583399U
JPH0583399U JP2211992U JP2211992U JPH0583399U JP H0583399 U JPH0583399 U JP H0583399U JP 2211992 U JP2211992 U JP 2211992U JP 2211992 U JP2211992 U JP 2211992U JP H0583399 U JPH0583399 U JP H0583399U
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JP
Japan
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centrifugal compressor
vanes
swing
guide vane
inlet guide
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Withdrawn
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JP2211992U
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English (en)
Inventor
国広 川東
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 遠心圧縮機の入口筒体内に配置した複数のベ
ーン1の回転操作軸12に、等長の揺動レバー2をその
回転操作軸12方向の揺動吸収が可能なように連結し、
隣合う揺動レバー2相互を、隣合う回転操作軸12心間
距離と同じ長さのロッド4で同方向、同角度の揺動可能
に連結し、さらに、1つの回転操作軸12に、歯車機構
を介して駆動軸8を接続する構成の入口案内翼装置。 【効果】 部品点数が少なくて済み、遠心圧縮機ユニッ
トの軸方向長さおよびスペースが短くなり、装置がコン
パクトになり、製造、組立が簡単である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、遠心圧縮機の容量調整用として圧縮機の入口に設けられる入口案内 翼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
遠心圧縮機容量調整用としての入口案内翼装置は、例えば、特開昭57−73 900号公報によって公知であり、図5乃至図8に構造が示される。遠心圧縮機 の入口筒体内に、9等分周した径方向に配置した9個のベーン1を、その入口筒 体軸に対する角度を一斉に変えてガス入口aにおけるガスの流れ方向を変えるこ とにより、遠心圧縮機の容量調整が成されるが、ベーン1の角度を変える機構は 、以下に述べる通りである。
【0003】 図5,6において、駆動軸8の往復動によりリング15に回転を与える。リン グ15が回転すると、自在継手3、ロッド4(ベーン1全閉時のロッド位置b) を介してレバー2に回転が与えられる。レバー2の回転によりベーン1の開度が 変わり、ベーン1全開時のロッド位置cまで容量調整が行える。この場合、リン グ15はリングローラ9とローラガイド10によって保持される。また、入口案 内翼装置が遠心圧縮機内蔵式のときは、駆動軸8は図8のように、シール11を 介して圧縮機外部から操作するのが一般的である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前述の従来装置は、レバー2およびロッド4の他に、リング15、リングロー ラ9、ローラガイド10を備えていて部品点数が多い。また、それらの部品をベ ーン1の前方に離して設ける関係上、組立軸方向の長さが長く遠心圧縮機ユニッ トとしての軸方向スペースが大きくならざるを得ない。さらに、駆動軸8が自軸 方向に動くために、入口案内翼装置が遠心圧縮機内蔵式のときは、この動く範囲 を考慮したシール方式が必要となり、構造が複雑化する。
【0005】 本考案の目的は部品点数の減少による構造の簡易化ならびに遠心圧縮機全体の コンパクト化を図る入口案内翼装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の目的を達成するため以下に述べる構成としたものである。即 ち、本考案は、複数のベーンを遠心圧縮機の入口筒体内に配置して、該入口筒体 内通路を開閉し得る回転可能に取付け、各ベーンの回転操作軸には、等長の揺動 レバーを該回転操作軸方向の揺動吸収可能にそれぞれ連結していて、隣合う揺動 レバー相互を、それら揺動レバーが連結されるベーンの回転操作軸心間距離と等 長のロッドによって同方向かつ同角度の揺動可能に連結させているとともに、複 数のベーンの内の一つの回転操作軸に対し、歯車機構を介して駆動軸を接続して なることを特徴とする遠心圧縮機の入口案内翼装置である。
【0007】 本考案はまた、揺動レバーとロッドとが自在継手を介して連結される構成を特 徴とする遠心圧縮機の入口案内翼装置である。
【0008】
【作用】
本考案によれば、ベーンを回転するための機構が、必要最小限の短い寸法で済 む揺動レバーと、揺動レバー相互を連結するためのロッドと、回転操作軸に嵌合 する歯車機構と、駆動軸との4種の部材であって、部品点数が少なく、また、ベ ーンの前方に必要とされる部材の設置スペースが狭くて良くて、遠心圧縮機の小 型化を推進し得る。 さらに、各ベーンの回転操作軸には、等長の揺動レバーを 該回転操作軸方向の揺動吸収可能にそれぞれ連結しているので、揺動レバーを一 斉に回転する際の動きが円滑になり、軽快、確実に圧縮機の容量調整が行える。 また、揺動レバーとロッドとを自在継手を介して連結させることにより、揺動レ バーの動きはより一層円滑になる。
【0009】
【実施例】 以下、本考案の実施例について添付図面に基づいて詳細に説明する。 図1および図2は、本考案の一実施例の要部を示す平面図および正面図である 。遠心圧縮機の入口筒体のハウジング6には、周知の構成のベーン1が該ベーン 1と一体である回転操作軸12によって回転可能に取付けられる。回転操作軸1 2には、径方向に貫通して装着されるピン7によって揺動レバー2の一端部が連 結されていて、この揺動レバー2は、該回転操作軸12方向の揺動角度α内での 揺動を吸収し得るように連結される。揺動レバー2は、等しい長さのレバーが使 用されていて、図3に示すように、例えば一端の連結部分において、回転操作軸 12を遊介挿し得る切欠きを設けることにより、この切欠きに介挿させた回転操 作軸12に対しピン7により連結すれば、該回転操作軸12方向の揺動を吸収し 得るように連結することが可能である。この場合、開閉角度を揃えた各ベーン1 に対して、各揺動レバー2は、同方向の平行的に連結する。
【0010】 ベーン1に連結した隣合う揺動レバー2に対して、自在継手3を両端部に固着 して有するロッド4を橋架してピン等により回動自在に連結する。この場合の自 在継手3を含むロッド4の有効長さ、即ち、両端の連結点間の距離は、隣合うベ ーン1の回転操作軸12における軸心間距離に合致させることが必要である。
【0011】 このように、揺動レバー2とロッド4とにより連鎖結合されている複数のベー ン1のうちの1つを選んで、その回転操作軸12に歯車5を嵌合固定する。図1 ,2に例示したものは、歯車5に平歯車が使用されていて、駆動軸8の端部に嵌 合固定される歯車13例えば平歯車と噛み合っている。駆動軸8は、ハウジング 6の適当個所に軸支持されていて、図示例の平歯車結合になるものでは、駆動軸 8が回転操作軸12と平行な方向に引き出される構造である。なお、歯車5と歯 車13とからなる歯車機構としては、図4に例示する構造のものでも良く、この 例では、傘歯車からなる歯車機構であって、駆動軸8を回転操作軸12に対して 直角方向に引き出すことが可能であり、遠心圧縮機の形態に応じて何れかの歯車 機構を採用すればよい。
【0012】 以上の構成において、図示しない操作装置によって駆動軸8を回動させると、 歯車機構、ロッド4を介して全ての揺動レバーが連動して揺動し、回転操作軸1 2が回動して各ベーン1が一体に回動し、入口筒体の流路が開閉されて遠心圧縮 機の容量が制御されるのである。
【0013】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、遠心圧縮機の入口案内翼装置が、ベーン の回転操作軸に対し該軸方向の揺動吸収可能にそれぞれ連結した等長の揺動レバ ーと、隣合う揺動レバーを連結する回転操作軸心間距離と等長のロッドと、複数 のベーンの内の一つの回転操作軸に対し、歯車機構を介して接続する駆動軸とか ら形成されていて、部品点数が少なくて済むことに加えて、回動リングの如き大 掛かりな部材を必要としないために、特に遠心圧縮機ユニットの軸方向長さおよ びスペースが短くなって装置がコンパクトになるとともに、製造、組立が簡単で ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の要部を示す平面図である。
【図2】本考案の一実施例の要部を示す正面図である。
【図3】図1における回転操作軸と揺動レバーの連結部
拡大図である。
【図4】本考案の他実施例の歯車機構を示す正面図であ
る。
【図5】従来の入口案内翼装置の要部を示す平面図であ
る。
【図6】従来の入口案内翼装置の要部を示す正面図であ
る。
【図7】遠心圧縮機の略示ベーン配置図である。
【図8】従来の入口案内翼装置の駆動軸取出し部の略示
構造図である。
【符号の説明】
1…ベーン、 2…揺動レバー、 3…自在継手、 4…ロッド、 5…歯車、 8…駆動軸、 12…回転操作軸、 13…歯車。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のベーンを遠心圧縮機の入口筒体内
    に配置して、該入口筒体内通路を開閉し得る回転可能に
    取付け、各ベーンの回転操作軸には、等長の揺動レバー
    を該回転操作軸方向の揺動吸収可能にそれぞれ連結して
    いて、隣合う揺動レバー相互を、それら揺動レバーが連
    結されるベーンの回転操作軸心間距離と等長のロッドに
    よって同方向かつ同角度の揺動可能に連結させていると
    ともに、複数のベーンの内の一つの回転操作軸に対し、
    歯車機構を介して駆動軸を接続してなることを特徴とす
    る遠心圧縮機の入口案内翼装置。
  2. 【請求項2】 揺動レバーとロッドとが自在継手を介し
    て連結される請求項1記載の遠心圧縮機の入口案内翼装
    置。
JP2211992U 1992-04-09 1992-04-09 遠心圧縮機の入口案内翼装置 Withdrawn JPH0583399U (ja)

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JP2211992U JPH0583399U (ja) 1992-04-09 1992-04-09 遠心圧縮機の入口案内翼装置

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JP2211992U JPH0583399U (ja) 1992-04-09 1992-04-09 遠心圧縮機の入口案内翼装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0583399U true JPH0583399U (ja) 1993-11-12

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ID=12074002

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JP2211992U Withdrawn JPH0583399U (ja) 1992-04-09 1992-04-09 遠心圧縮機の入口案内翼装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014077310A1 (ja) * 2012-11-15 2014-05-22 三菱重工業株式会社 遠心圧縮機

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Effective date: 19960801