JPH058333U - 吹出口ユニツトのシヤツター装置 - Google Patents

吹出口ユニツトのシヤツター装置

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JPH058333U
JPH058333U JP6211191U JP6211191U JPH058333U JP H058333 U JPH058333 U JP H058333U JP 6211191 U JP6211191 U JP 6211191U JP 6211191 U JP6211191 U JP 6211191U JP H058333 U JPH058333 U JP H058333U
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豊 石塚
豊 斉藤
保男 戸田
大成 堀
昌宏 平山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吹出ガイド孔から吹き出す空気の吹出速度を
落とすことなく風量の調整を行うために、バケットに流
入する空気量を制限するのではなく、使用する吹出ガイ
ド孔の数を制限することによって風量を制限する。 【構成】 蓋体2の下面に吹出ガイド孔8を開閉するブ
レード9a〜9hと、ブレードの一端に設けられた揺動
ピン17が挿入されるカム溝が形成されたカム軸10
と、このカム軸を回動する調整用シャフト26と、この
調整用シャフト26とカム軸10を連結するジョイント
27とによって構成される揺動手段によって、前記吹出
ガイド孔8の下方を閉鎖するブレード9a〜9hを順次
揺動させて吹出ガイド孔8を開放し、所望の吹出空気量
を得る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、2重床利用の空気供給空調システムのフロアから吹き出す温調空 気の量を制御する吹出口ユニットのシャッター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、OA機器の導入に伴い、配線等を2重床の内部に収納することによって 室内の美化を図ることが行われている。また、この2重床を利用して室内の空調 及びOA機器の発生する熱を除去するために、床方向から室内を温調し、OA機 器から出る熱を天井に開口した吸入口から吸入して空調装置に送る2重床利用の 空気供給空調システムが、特開平3−67948号公報に示されている。
【0003】 現在において、この2重床利用の空気供給空調システムは、図9に示すように 、2重床の上部床100と下部床101の間に形成された空間102内に温調さ れた空気が充満しており、この温調された空気は、吹出口ユニット103から室 内に吹き出すものである。
【0004】 この吹出口ユニット103は、有底の円筒状をし、複数の空気の外部流入孔1 04が形成された塵埃等を収集する塵収集かご(アウターケース)105と、該 塵収集かご105内に収納され、前記塵収集かご105に形成された外部流入孔 104と同一の位置に開口する内部流入孔106が形成されたスロット装置(イ ンナーケース)107とによって構成されるバケット部111と、吹出ガイド孔 110を有する蓋体108によって構成されている。
【0005】 この吹出口ユニット103において、前記スロット装置107を回動させるこ とによって該スロット装置107に形成された内部流入孔106と、前記塵収集 かご105に形成された外部流入孔104がスライドし、前記内部流入孔106 と外部流入孔104によって形成された開口から温調された空気が流入し、この 開口によって制限された空気が、蓋体108に形成された吹出ガイド孔110か ら室内に吹出し、室内の空気を撹拌すると共に、OA機器等の暖気を上方に押上 げ、天井の吸入口から吸入して空調機器に送られるものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述の構成の吹出口ユニット103においては、供給された空気は、 床面近くの室内空気を誘引しながら床上1.7 〔m〕程度まで気流として立ち上が る必要があるが、バケット部111による吸入空気量の減少方向への調整につれ て、吹出ガイド孔110から吹き出す吹出空気の吹出速度が低下し、このため所 定の高さまで気流が立ち上がらず、床面近くに冷気が滞留して、室内の上下に温 度差が生じていた。
【0007】 このために、この考案は、吹出ガイド孔から吹き出す空気の吹出速度を落とす ことなく風量の調整を行うために、バケットに流入する空気量によって吹出空気 量を制限するのではなく、使用する吹出ガイド孔の数を制限することによって吹 出量を制限する吹出口ユニットのシャッター装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
しかして、この考案は、フロアに設けられ、複数の吹出ガイド孔を有する蓋体 と、該蓋体の下面全体にわたり設けられたブレードと、前記蓋体の吹出ガイド孔 を開閉すべく前記ブレードを揺動させる揺動手段とより成ることにある。
【0009】
【作用】
したがって、この考案においては、蓋体に設けられた複数の吹出ガイド孔を閉 鎖するブレードを前記蓋体の下面に設け、このブレードを必要吹出空気量に応じ て適宜揺動させることによって前記吹出ガイド孔を開放し、所望の吹出風量を吹 出速度を低減させることなく得ることができるものである。
【0010】
【実施例】 以下、この考案の実施例について図面により説明する。図1において示される 吹出口ユニット1は、蓋体2とバケット3によって構成されており、該バケット 3がフロア4の下方に画成された空気通路6にフロア側から突出するように、フ ロア4に開口した開口部5に嵌挿されるものである。
【0011】 バケット3は有底円筒形状をしており、該バケット3の環状側面には、空気通 路6から温調された空気が流入する流入口7が複数設けられている。
【0012】 蓋体2は円盤形状をしており、該蓋体2には図2で示すように径方向に複数の 吹出ガイド孔8が形成されている。この吹出ガイド孔8は、前記蓋体2の上面に 形成された開口と前記蓋体2の下面に形成された開口が、同一方向に所定のずれ をもって連通しており(この実施例においては、下面の開口に対して上面の開口 が反時計方向にずれて連通している)、下方から吹き出した空気は渦巻き状に上 方に吹き上がるように形成されている。
【0013】 図3で示す前記蓋体2の下面には、前記吹出ガイド孔8の開口を閉扉するブレ ード9(各々9a〜9h)によって構成されるシャッター装置が設けられており 、また下面中央には、カム軸10が取付られている。
【0014】 尚、図1において2点鎖線で示されているものは、ブレード9が開扉した状態 を示すものである。
【0015】 前記ブレード9は、図4で示されるように略扇形をしており、一方の径方向の 辺(揺動支点辺14)の蓋体2の中心側に揺動支点ピン11を、外周側にヒンジ 12を介してねじ固定部13を有しており、また他方の辺(揺動辺15)の蓋体 2の中心側には中心方向に垂直に所定の高さ突出して形成されたアーム16を介 して、中心方向に延出した揺動ピン17が形成されている。
【0016】 このブレード9の揺動支点ピン11は、前記蓋体2の下面中央に形成された開 口に挿入され固着された図6に示す保持プレート18に放射状に形成された溝1 9に挿入され、ねじ穴32で前記保持プレート18とねじ止めされる押さえプレ ート20によって揺動自在に保持される。またブレード9の揺動支点辺14の他 端は、ねじ固定部13が蓋体2の外周近傍にねじ止めされることによって固定さ れるものである。
【0017】 カム軸10は、図5(a),(b)に示すように中央に貫通孔21を有する上 部を切り欠いた半球形状をしており、側面外周に前記揺動ピン17が挿入係合さ れる閉扉用カム溝22、移行用カム溝23、及び開扉用カム溝24が連続して形 成されている。また、中央の貫通孔21の周囲には複数の係止爪25が突設され 、この係止爪25が下記するジョイント27に嵌合するものである。
【0018】 カム軸10を蓋体2の上面から回動させるために、前記蓋体2の中央に設けら れた貫通孔28に挿入され、上面にコイン又はドライバー等が挿入される溝34 を有する頭部26aと、切欠き26dを両側に有する中央部26bと、ナット3 1が螺合するねじ部26Cから構成される図7に示される調整用シャフト26と 、この調整用シャフト26の切欠き26dの部分に挿入係合され、内部に前記切 欠き26dと嵌合する開口部32と、前記係止爪25に嵌合する嵌合溝33を有 する図7に示されるジョイント27と、調整用シャフト26のねじ部26cにナ ット31によってねじ止めされたワッシャ30によって保持され、前記ジョイン ト27を前記係止爪25に押さえつけるバネ29とが設けられ、いわゆるカム軸 回動機構が構成されている。
【0019】 しかして、蓋体2の上面に位置する前記調整用シャフト26の頭部26aに形 成された溝34をコイン又はドライバー等によって回動させると、調整用シャフ ト26が回動し、これによってシャフト26の切欠き26dに挿入係合されたジ ョイント27が回動する。このジョイント27の回動によって前記カム軸10が 回動するものである。
【0020】 以上の構成により、ブレード9の揺動ピン17と、カム軸10に設けられた閉 扉用カム溝22、移行用カム溝23、及び開扉用カム溝24と、カム軸10を回 動させるカム溝回動機構によって揺動手段が構成されるものである。
【0021】 以下、この揺動手段の動作について説明する。図8(b)で示される前記各ブ レード9a〜9hが全閉の場合、前記ブレード9の揺動ピン17は、カム軸10 の外周面に形成された閉扉用カム溝22内に位置しており、カム軸10が前記カ ム軸回動機構により所定方向(この実施例においては蓋体2の下面に対して時計 方向)に回動されると、先ず第1のブレード9aの揺動ピン17が、前記閉扉用 カム溝22から移行用カム溝23を経て開扉用カム溝24に移動する。揺動ピン 17が開扉用カム溝24に移動した場合、揺動支点ピン11からヒンジ12に至 る揺動支点辺14を揺動支点としてブレード9aの揺動辺15が揺動し、このた めにフレード9aは吹出ガイド孔8を図9(a)で示すように開扉するものであ る。
【0022】 さらにカム軸10を所定方向に回動させると、次にブレード9bの揺動ピン1 7が、閉扉用カム溝22から移行用カム溝23を経て開扉用カム溝24に移動し て吹出ガイド孔8を開扉する。この動作は、同様にブレード9hまで繰り返すこ とができる。尚、開扉したブレードの揺動ピン17は、開扉用カム溝24の位置 に保持されるので、開扉状態が維持されるものである。
【0023】 また、前記ブレードが全開の場合、各々のブレード9a〜9hの揺動ピン17 は、開扉用カム溝24内に位置しており、カム軸10が所定方向の逆方向(蓋体 の下面に対して反時計方向)に回動することにより、先ずブレード9hの揺動ピ ン17が、開扉用カム溝24から移行用カム溝23を経て閉扉用カム溝22に移 動することにより、揺動辺15が押し下げられてブレード9hは吹出ガイド孔8 を閉扉するものである。以上の動作を繰り返すことによりブレード9g〜9aの 閉扉が行われるものである。尚、閉じられたブレードの揺動ピン17は、閉扉用 カム溝22に保持されるものである。
【0024】 これにより、カム軸10を所定方向に回動させるこにより、ブレード9a〜9 hを順次開扉することができ、また逆方向に回動させることによりブレード9h 〜9aを順次閉扉することができるため、カム軸10を所定角回動させることに より、所望の吹出風量を得ることができるものである。また、この方法において は、ブレード9a〜9hが開扉した場合、このブレード9a〜9hは吹出ガイド 孔8への空気ガイドの役目を果たすことができるものである。
【0025】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、蓋体の下面に設けた吹出ガイド孔を 閉鎖する複数のブレードを、適宜揺動させることによって各々のブレードが閉鎖 する吹出ガイド孔を開放するため、温調空気の吹出速度を低減することなく吹出 風量を調整できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例に係る吹出口ユニットの断面
図である。
【図2】この考案の実施例に係る蓋体の上部平面図であ
る。
【図3】この考案の実施例に係る蓋体の下部平面図であ
る。
【図4】ブレードの形状を示す斜視図である。
【図5】(a)はカム軸の側面図であり、(b)は平面
図である。
【図6】保持プレートの平面図である。
【図7】調整用シャフト及びジョイントの斜視図であ
る。
【図8】(a)はブレードの一部が開扉した場合の蓋体
下面の斜視図であり、(b)はブレードが全閉した場合
の蓋体下面の斜視図である。
【図9】従来の吹出口ユニットの説明断面図である。
【符号の説明】
1 吹出口ユニット 2 蓋体 3 バケット 4 フロア 6 空気通路 8 吹出ガイド孔 9 ブレード 10 カム軸 11 揺動支点ピン 17 揺動ピン 22 閉扉用カム溝 23 移行用カム溝 24 開扉用カム溝 26 調整用シャフト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 戸田 保男 埼玉県大里郡江南町大字千代字東原39番地 株式会社ゼクセル江南工場内 (72)考案者 堀 大成 東京都千代田区神田司町2丁目3番地 株 式会社大林組東京本社内 (72)考案者 平山 昌宏 東京都千代田区神田司町2丁目3番地 株 式会社大林組東京本社内

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 フロアに設けられ、複数の吹出ガイド孔
    を有する蓋体と、 該蓋体の下面全体にわたり設けられたブレードと、 前記蓋体の吹出ガイド孔を開閉すべく前記ブレードを揺
    動させる揺動手段とより成ることを特徴とする吹出口ユ
    ニットのシャッター装置。
JP1991062111U 1991-07-11 1991-07-11 吹出口ユニットのシャッター装置 Expired - Lifetime JP2542257Y2 (ja)

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JP2542257Y2 JP2542257Y2 (ja) 1997-07-23

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200453512Y1 (ko) * 2009-06-18 2011-05-09 문치영 토출방향 조절 바닥선회취출구
KR20160147150A (ko) * 2015-06-12 2016-12-22 한온시스템 주식회사 차량용 공조장치
JP2018171962A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 豊田合成株式会社 空調用レジスタ

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JPH0244637U (ja) * 1988-09-22 1990-03-27

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