JPH0583205U - 仮止めボルト - Google Patents

仮止めボルト

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JPH0583205U
JPH0583205U JP3274092U JP3274092U JPH0583205U JP H0583205 U JPH0583205 U JP H0583205U JP 3274092 U JP3274092 U JP 3274092U JP 3274092 U JP3274092 U JP 3274092U JP H0583205 U JPH0583205 U JP H0583205U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
temporary fixing
fixing bolt
bolt
pin
Prior art date
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Pending
Application number
JP3274092U
Other languages
English (en)
Inventor
友明 鴻上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa House Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiwa House Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa House Industry Co Ltd filed Critical Daiwa House Industry Co Ltd
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Publication of JPH0583205U publication Critical patent/JPH0583205U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 仮止めボルト21の仮止め可能な状態と仮止
め箇所への挿抜自在な状態を、仮止めボルト21を差し
込んだ側から確認できるようにする。 【構成】 軸芯11に直交して出没するピン19を装填
した貫通孔14を一端に有し、他端をボルト16にして
ナット17を螺着した桿状部材18によって仮止めボル
ト21を構成し、そのボルト16の先端に貫通孔14の
上下方向を示す目印15を付ける。ピン19は貫通孔1
4の中で滑って出没し、それに応じて仮止めボルト21
が仮止め可能な状態か仮止め箇所に挿抜自在な状態にな
るが、その状態は貫通孔14の上下方向を示す目印15
によって、仮止めボルト21を差し込んだ側から確認す
ることが出来る。従って、仮止めボルト21は、差し込
んだ側から先端を覗いてピン19や貫通孔14を目視す
ることの出来ない程度に大きい建築部材間24・25の
仮止めに好都合である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主として建築部材の組立工事に使用される仮止めボルトに関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
建築部材の組立工事においては、組み立てる鉄骨柱や鉄骨梁、外壁パネル等の 建築部材の開けられた螺子孔を重ね合わせ、シノやボルトを重ね合わせた孔に差 し込んで建築部材間を仮止めし、又、螺子山の刻設されていない孔の開けられた 建築部材では孔を合わせてから万力によって部材間を仮止めし、その仮止め状態 において部材をずらす等して仮組立ての建築部材間の位置合わせを行い、その後 、それらの重ね合わせた孔に差し込んだボルトを本締めして建築部材を組み立て ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
かかる従来工法では、建築部材間の接合位置調整のために差し込まれるシノに よって重ね合わせた孔が傷付けられ、又、仮止めに用いたボルトが孔から外れな くなったり、そのボルトの螺子山が傷め付けられたりしている。
【0004】 又、万力は足場の高い所での建築部材間の仮止めには使い難い。
【0005】 そして又、建築部材の重ね合わせた孔の位置から建築部材の端縁に到る距離の 大きい場合や、重ね合わせた部材があまり厚い場合には、建築部材間の仮止めに 万力が使えなくなる場合もある。
【0006】 そこで本考案は、重ね合わされる建築部材の組立用孔に挿抜自在に差し込んで 建築部材間を仮止めすることの出来る仮止めボルトを提供しようとするものであ る。
【0007】
【課題を解決するための手段】
即ち、本考案を係る仮止めボルト21は、(a) 軸芯11に直交しており両 端の開口12・13の口径が異なる貫通孔14が一端に開けられており、他端に 断面の縦横の方向を示す目印15が付けられており、且つ、目印15のある当該 他端部分がボルト16になっていてナット17が螺着されており、軸芯11が真 っ直ぐな桿状部材18によって構成され、(b) 長さBが貫通孔14の長さA と同じかそれよりも短く、一端の太さが貫通孔14の口径の小さい方の開口13 の口径Cよりも細く、他端の太さが当該口径の小さい開口13の口径Cよりも太 くなったピン19が、その太さが細い一端20を口径の小さい開口13の外側に 出没自在に貫通孔14に装填されていることを特徴とするものである。
【0008】 桿状部材18のボルト16になっている部分の太さDは、貫通孔14の開けら れている他の部分の太さよりも細くするとよい。
【0009】 そのためには、寸切ボルトの先端側にパイプを差し込んで太くし、そのパイプ の分だけ太くなった部分に貫通孔14を開けて桿状部材18を作ることも出来る 。
【0010】 目印15は、図2と図3と図4に図示する如くボルト16の先端周縁の片側を 削り、或いは、ボルト16の先端に刻印し、或いは又、ボルト16の先端にペン キを塗着し、或いは又、図1に図示する如くボルト16の先端に三角形状突起を 付ける等して付けることが出来る。
【0011】 貫通孔14は、細いドリルによって開けた孔の途中まで太い別のドリルを差し 込み、その後から太いドリルを差し込んで出来る太い孔部分12を長くし、太い ドリルを途中まで差し込んだ場合に残る細い孔13を短くし、太いドリルを途中 まで差し込んで貫通孔14の途中に内径の変わる段差22が出来るようにすると よい。
【0012】 ピン19は、貫通孔14の内径の大きい部分12に嵌合する太い部分23を短 くし、内径の細い部分13に嵌合する細い部分20を長くし、そうすることによ って、その細い部分20が貫通孔14から十分長く突き出るようにするとよい。
【0013】 その場合、口径の大きい貫通孔14の開口12の周縁を押し潰して貫通孔内部 より内径を小さくし、そうすることによって貫通孔14に装填したピン19が、 その口径の大きい開口12から脱落しないようにするとよい。
【0014】 次に、仮止めボルト21の使い方について説明するに、仮止めボルト21は、 図4に図示する如く貫通孔14の口径の小さい開口13を上に向け、或いは、図 3に図示する如く貫通孔14を横向きにして仮止めすべき建築部材24・25の 重ね合わされた孔26・27に差し込んみ、貫通孔14を反対側に突き出してか らボルト16を回して貫通孔14の口径の小さい開口13を下に向ける。
【0015】 その貫通孔14の口径の小さい開口13を下に向けた状態では、貫通孔14に 装填したピン19が自重によって滑り落ち、その細い先端20が貫通孔14から 下向きに突き出ることになる(図3)。
【0016】 そして、そのようにピン19の細い先端20が貫通孔14から下向きに突き出 た状態においてナット17を締めると、ナット17とピン19の間で孔26・2 7の周縁が挟まれることになり、それによって重ね合わせた建築部材24と25 の間が仮止めされることになる。
【0017】 図中、28はワッシャーである。 ワッシャー28には、建築部材24・25に開けられた孔26・27の大きさ に応じた内径のものが適宜選択使用される。
【0018】 次に、仮止めボルト21を建築部材24・25の孔26・27から外すときは 、ナット17を弛めてボルト16を回し、孔26・27に挿入する場合のように 貫通孔14の口径の小さい開口13を上向きにする。
【0019】 そうするとピン19は自重によって貫通孔14の中で下向きに滑り、貫通孔1 4の口径の小さい開口13から突き出ていたピン19の細い先端20が貫通孔1 4の中へと落ち込むことになり(図4)、ピン19が建築部材の孔26・27の 周囲に引っ掛かることが無くなるので、建築部材の孔26・27から仮止めボル ト21を抜き取ることが出来るようになる。
【0020】 建築部材24・25が薄手のものであって、仮止めボルト21の孔26・27 に差し込む先端部分が必要以上に長くなる場合には、図1に図示する如く円筒形 ワッシャー29をボルト16に装着して孔26・27への差し込む部分を実質的 に短くなるようにすればよい。
【0021】
【考案の効果】
本考案による仮止めボルト21は、ボルト16の回転に応じてピン19が出没 し、孔26・27の周縁に引っ掛かる仮止め可能な状態と孔26・27に挿抜自 在な状態に変化する。
【0022】 そして、その変化の仕方は、ボルト16に付けた目印15が上向きになるか下 向きになるかによって、仮止めする孔26・27に差し込んだ側からハッキリと 目視確認することが出来る。
【0023】 このため、仮止めする建築部材24・25が大きいものであって、差し込んだ 側からピン19の突き出される裏側を見ることが出来ない場合でも、ピン19が 貫通孔14から突き出ているか否かを確認することが出来、それによって建築部 材24・25を確りと仮止めすることが出来、又、建築部材24・25からの取 り外しもスムースになる。
【0024】 そして仮止めボルト21は建築部材24・25の孔26・27に螺着するもの ではなく、孔26・27の周縁を挟持するものであるから、孔26・27が螺子 孔であってもその螺子山を傷付けることなく、一種類の仮止めボルト21によっ て大小異なる螺子孔26・27の仮止めに使用することが出来、太さの異なる種 々のボルトを用意する必要がなくなり、仮止め作業が標準化され効率よく作業す ることが出来るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る仮止めボルトの使用状態での斜視
図である。
【図2】本考案に係る仮止めボルトの使用状態での側面
図である。
【図3】本考案に係る仮止めボルトの使用状態での断面
側面図である。
【図4】本考案に係る仮止めボルトの使用状態での断面
側面図である。
【符号の説明】
11 軸芯 12 開口 13 開口 14 貫通孔 15 目印 16 ボルト 17 ナット 18 桿状部材 19 ピン 20 細い部分 21 仮止めボルト 22 段差 23 太い部分 24 部材 25 部材 26 孔 27 孔 28 ワッシャー 29 円筒形ワッシャー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) 軸芯11に直交しており両端の開
    口12・13の口径が異なる貫通孔14が一端に開けら
    れており、他端に断面の縦横の方向を示す目印15が付
    けられており、且つ、目印15のある当該他端部分がボ
    ルト16になっていてナット17が螺着されており、軸
    芯11が真っ直ぐな桿状部材18によって構成されてい
    ること、 (b) 長さBが前記貫通孔14の長さAと同じかそれ
    よりも短く、一端の太さが当該貫通孔14の口径の小さ
    い方の開口13の口径Cよりも細く、他端の太さが当該
    口径の小さい開口13の口径Cよりも太くなったピン1
    9が、その太さが細い一端20を当該口径の小さい開口
    13の外側に出没自在に、当該貫通孔14に装填されて
    いること、 を特徴とする仮止めボルト。
JP3274092U 1992-04-17 1992-04-17 仮止めボルト Pending JPH0583205U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3274092U JPH0583205U (ja) 1992-04-17 1992-04-17 仮止めボルト

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JP3274092U JPH0583205U (ja) 1992-04-17 1992-04-17 仮止めボルト

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JPH0583205U true JPH0583205U (ja) 1993-11-12

Family

ID=12367240

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JP3274092U Pending JPH0583205U (ja) 1992-04-17 1992-04-17 仮止めボルト

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JP (1) JPH0583205U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5942236A (ja) * 1982-08-02 1984-03-08 シカゴ・ニユ−マテイツク・ツ−ル・カンパニ− ソケツトリテ−ナ
JPS6246010U (ja) * 1985-09-09 1987-03-20

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5942236A (ja) * 1982-08-02 1984-03-08 シカゴ・ニユ−マテイツク・ツ−ル・カンパニ− ソケツトリテ−ナ
JPS6246010U (ja) * 1985-09-09 1987-03-20

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