JPH0583183U - 移動式足場 - Google Patents

移動式足場

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JPH0583183U
JPH0583183U JP4905091U JP4905091U JPH0583183U JP H0583183 U JPH0583183 U JP H0583183U JP 4905091 U JP4905091 U JP 4905091U JP 4905091 U JP4905091 U JP 4905091U JP H0583183 U JPH0583183 U JP H0583183U
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JP
Japan
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building
wall
pair
wall surface
stage
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Application number
JP4905091U
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English (en)
Inventor
玲子 田辺
章一 真壁
勇吾 細川
Original Assignee
株式会社工業技術研究所
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 壁つなぎ材に横ゆれに対しても十分な強度が
期待でき、倒壊が起きるのを防止することができる移動
式足場を提供すること。 【構成】 建物の壁面2に沿って所定間隔をおいて立設
された1対の建枠3と、これら建枠3間に昇降可能に配
置されたステージとを具えている。各建枠3と建物の壁
面2がそれぞれ垂直方向および水平方向に間隔をおいて
複数個配置された壁つなぎ材25,25によって連結してい
る。水平方向に隣接する各壁つなぎ材25,25に平面から
みて略X状となった補強材としての1対の平板33,33の
各両端部を固定している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、高層ビルディングなどの建物の壁面の清掃、補修等に使用される 移動式足場、特に建枠と建物の壁面の連結部の補強に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の足場における建枠と建物の壁面は、図11および図12にその連結 部を示すように建枠70を構成する脚柱71と建物の壁面72が壁つなぎ材73によって 連結されていた。壁つなぎ材73は主材74の一端部がアンカーボルト75によって建 物の壁面72に水平に固定された従材75にねじ嵌合され、かつ主材74の他端部がつ かみ金具76に回動可能に取付けられている。つかみ金具76はヒンジ部77により開 閉可能になっているとともに、ボルト78とナット79により脚柱71に取付けられる ようになっている。80は作業者が作業をするステージである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前記従来の足場は、壁つなぎ材73が建物の壁面72に対して直交する 向きに取付けられ、これを補強するものがなかったので、該壁面に対する引っ張 りや圧縮にはそれなりの強度を保てるが、地震などによる横ゆれに対しては弱く 、大きい横ゆれの場合には壁つなぎ材73が横方向にゆれて簡単に折れ曲がり、足 場自体が倒壊する恐れがあった。 そこでこの考案は、前記のような問題点を解決し、壁つなぎ材に横ゆれに対し ても十分な強度が期待でき、倒壊が起きるのを防止することができる移動式足場 を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、この考案は、前記のような足場であって、水平方向 に隣接する各壁つなぎ材に平面からみて略X状となった1対の補強材の各両端部 を固定している。1対の補強材の交叉部はヒンジピン又は自在連結部材で連結さ れている。またこの場合、各壁つなぎ材がそれぞれ建物の壁面と直交する線に対 して建枠から建物の壁面に向けて水平方向に所定角度開いた1対の部材からなる ように構成してもよい。
【0005】
【作用】
前記のような構成によれば、横ゆれに対して平面からみて略X状となった補強 材が、壁つなぎ材が横方向にゆれるのを補強する。したがって、壁へつなぎ材の 横ゆれに対する強度が高くなり、壁つなぎ材が従来のように簡単に折れ曲がるこ とがなくなる。
【0006】
【実施例】
図1はこの考案の一実施例を示す移動式足場の一部省略の正面図、図2はその 平面図である。両図において1は足場で、建物の壁面2に沿って所定間隔をおい て立設された1対の建枠3,3′と、これら建枠間に昇降可能に配置されたステ ージ4とを具えている。建枠3,3′は左右対称となっている以外、同様な構造 となっているので、以下には建枠3の構造について説明し、建枠3′の構造につ いての説明は同一符号にダッシュを付することにより省略することとする。
【0007】 建枠3は4本の脚柱5を有し、該脚柱間に上下に所定間隔をおいて板付布枠6 が複数段設けられている。各板付布枠6の半部には下段の板付布枠6と上段の板 付布枠6との間を作業者が移動できる階段7が設置されている。
【0008】 ステージ4は両端部が図3にも示すようにワイヤ8,9を介して吊り具10によ り懸吊され、吊り具10は建枠3の頂部に設けたホイスト11にチェーン12を介して 取付けられ、ホイスト11が地上に設置した図示しないスイッチを押すことにより 水平状態を保って昇降されるようになっている。14は建枠3のステージ側に立設 されたガイドレールで、昇降時にステージ4の両端部の前後面をガイドするよう になっている。ガイドレール14には高さ方向に所定間隔をおいて突部15が設けら れ、該突部間が係合切欠き部16に形成されており、この係合切欠き部16には上昇 時に図4に示すようにステージ4の下部に設けたストッパ部材17の係合爪18がそ のテーパ状の上面で突部15を乗り越えて通過し、停止位置で水平状の下面が係合 するようになっている。係合爪18は図4の左半部のように外方へ突出する位置と 右半部のように突出しない内側の位置とに回動可能となっている。この係合爪18 は外方へ突出した位置でステージ4の落下防止の機能を果たし、スイッチにより 作動する図示しない作動部材によって回動されるようになっている。20はそれぞ れレバー21によって、図4の右半部のように外方へ突出する位置と左半部のよう に突出しない内側の位置とに進退可能となった係合棒で、前進により係合切欠き 部16に係合して係合爪18とともにステージ4の落下防止を果たすようになってい る。23はステージ4の手摺りである。
【0009】 25,25′は従来の壁つなぎ材73と同様な壁つなぎ材で、この壁つなぎ材25, 25′はその一方の壁つなぎ材25を図5,6に拡大して示すように主材26の一端部 がアンカーボルト27によって建物の壁面2に水平に固定された従材28にねじ嵌合 され、かつ主材26の他端部が脚柱5に嵌挿されたクランプ部材29を介してボルト 30により取付けられている。同じ高さ位置にある水平方向に隣接する壁つなぎ材 25,25の主材26と従材28には平面からみて略X状となり、交叉部がヒンジピン32 により連結された1対の細巾平板33,33の各両端部が取付ピン34によって固定さ れている。
【0010】 図7,8は図5,6の変形例である。35は壁つなぎ材であり、主材36の一端部 がアンカーボルト37によって建物の壁面2に水平に固定された従材38にねじ嵌合 され、かつ主材36の他端部が脚柱5に嵌挿されたクランプ部材39を介してボルト 40により取付けられている。壁つなぎ材35,35の従材38,38には平面からみて略 X状となり、交叉部が自在連結金具42により連結された1対の単管パイプ43,43 の各両端部がクランプ部材44を介し、一方のパイプ43が従材38,38の表面、かつ 他方のパイプ43が従材38,38の裏面に位置するようにそれぞれ固定されている。
【0011】 前記のように壁つなぎ材25,25間又は壁つなぎ材35,35間に補強材としての平 板33,33又は単管パイプ43,43を略X状に設けたので、地震などによって横ゆれ が生じてもこの平板33,33又は単管パイプ43,43によって補強された壁つなぎ材 25,25又は壁つなぎ材35,35の横ゆれに対する強度が高くなり、壁つなぎ材25, 25又は壁つなぎ材35,35は簡単に折れ曲がることがない。
【0012】 図9,10は別の実施例であり、この実施例において51,51は壁つなぎ材で、そ れぞれ建物の壁面2と直交する線Xに対して建枠3から建物の壁面2に向けて水 平方向に所定角度θ開いた状態で固定されている。すなわち、壁つなぎ材51,51 は主材52の一端部がアンカーボルト53によって建物の壁面2に水平に固定された 従材55にねじ嵌合され、かつ主材52の他端部が脚柱5につかみ金具56により取付 けられている。この実施例においても前記した実施例と同様な作用が期待できる 。
【0013】 尚、前記各実施例に示した補強材としての平板33,33や単管パイプ43,43、壁 つなぎ材51,51は好ましい一例を示したにすぎず、この考案は、要旨を変更しな い範囲でこれら部材をさらに別の設計としてもよいことは言うまでもない。
【考案の効果】
請求項1の考案は前記のような構成からなるので、略X状となった1対の補強 材による補強によって壁つなぎ材に横ゆれに対しても十分な強度がもたせること ができ、従来のように建枠が倒壊するような事態を防止することができる。また 、従来の壁つなぎ材に簡単に取付けることができるので、極めて経済的でもある 。請求項2の考案は補強に際して両補強材が一体となって補強するため、補強が より強固になる。請求項3の考案は壁つなぎ材が補強を兼ねる構造なので、構造 が簡素で、製作費も安価に抑えることができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す移動式足場の一部省
略の正面図である。
【図2】同上の平面図である。
【図3】ステージの昇降機構を示す側面図である。
【図4】ステージに設けた落下防止機構を示す拡大側面
図である。
【図5】図2のA部の拡大平面図である。
【図6】図5の一部省略の拡大側面図である。
【図7】変形例を示す図5と対応する平面図である。
【図8】図7の一部省略の拡大側面図である。
【図9】別の実施例を示す要部平面図である。
【図10】図9のB部の拡大平面図である。
【図11】従来例を示す要部平面図である。
【図12】図11のC部の拡大側面図である。
【符号の説明】
1 足場 2 壁面 3,3′ 建枠 4 ステージ 5 脚柱 25,25′,35,51 壁つなぎ材 32 ヒンジピン 33 平板 42 自在連結金具 43 単管パイプ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の壁面に沿って所定間隔をおいて立
    設された1対の建枠と、これら建枠間に昇降可能に配置
    されたステージとを具え、前記各建枠と建物の壁面がそ
    れぞれ垂直方向および水平方向に間隔をおいて複数個配
    置された壁つなぎ材によって連結されている移動式足場
    であって、水平方向に隣接する各壁つなぎ材に平面から
    みて略X状となった1対の補強材の各両端部を固定した
    ことを特徴とする足場。
  2. 【請求項2】 1対の補強材の交叉部がヒンジピン又は
    自在連結部材で連結されている請求項1記載の足場。
  3. 【請求項3】 建物の壁面に沿って所定間隔をおいて立
    設された1対の建枠と、これら建枠間に昇降可能に配置
    されたステージとを具え、前記各建枠と建物の壁面がそ
    れぞれ垂直方向および水平方向に間隔をおいて複数個配
    置された壁つなぎ材によって連結されている移動式足場
    であって、各壁つなぎ材がそれぞれ建物の壁面と直交す
    る線に対して建枠から建物の壁面に向けて水平方向に所
    定角度開いた1対の部材からなっていることを特徴とす
    る足場。
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Effective date: 19950926