JPH0583040A - 位相比較器 - Google Patents

位相比較器

Info

Publication number
JPH0583040A
JPH0583040A JP24342391A JP24342391A JPH0583040A JP H0583040 A JPH0583040 A JP H0583040A JP 24342391 A JP24342391 A JP 24342391A JP 24342391 A JP24342391 A JP 24342391A JP H0583040 A JPH0583040 A JP H0583040A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
signal
compared
transistors
bases
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24342391A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhide Tanaka
康英 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Radio Co Ltd filed Critical Japan Radio Co Ltd
Priority to JP24342391A priority Critical patent/JPH0583040A/ja
Publication of JPH0583040A publication Critical patent/JPH0583040A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manipulation Of Pulses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】電位レベルが同一の信号の位相比較を行うこと
ができて、比較されるべき信号のレベルシフトの必要を
なくした位相比較器を提供すること。 【構成】トランジスタQ1およびQ2からなる動増幅回
路D1と、トランジスタQ1に並列接続したトランジス
タQ3と、コレクタ負荷R2をトランジスタQ1と共通
にしたトランジスタQ4およびコレクタ負荷R1をトラ
ンジスタQ2と共通にしたトランジスタQ5からなる差
動増幅回路D2と、トランジスタQ5に並列接続したト
ランジスタQ6とを備え、トランジスタQ2およびQ5
のベースに閾値電圧を印加し、トランジスタQ1および
Q4のベースに比較すべき一方の信号を印加し、トラン
ジスタQ3およびQ6のベースに比較すべき他方の信号
を印加するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はPLL回路などに用いら
れる位相比較器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の位相比較器は図3に示すように、
トランジスタQ11〜Q16からなる2重平衡形のマル
チプレクサによるスイッチングタイプで構成されてい
た。この位相比較器において、比較すべき一方の信号B
はトランジスタQ15およびQ16のベースに印加さ
れ、比較すべき他方の信号AはトランジスタQ11およ
びQ14のベースに印加され、トランジスタQ11〜Q
14は信号Aによってスイッチング動作をさせて、比較
すべき両信号の位相差に比例した電流をコレクタ負荷に
流して、コレクタ電圧によって位相比較出力を得てい
る。
【0003】上記した従来例の位相比較器は、図4
(a)および図4(b)にそれぞれ示す比較すべきそれ
ぞれの信号A、B間の位相差に基づいて発生する出力V
outは、図4(c)に示す如くである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の位相比較器によるときは、比較すべきそれぞれの信号
AおよびBにおいて、信号Aは回路上段のトランジスタ
にQ11〜Q14のベースに、信号Bは回路下段のトラ
ンジスタQ15およびQ16のベースに印加するため、
信号Bは信号Aに対して電位レベルを下げなければなら
ないという問題点があった。
【0005】また、このために信号Bを入力する際にレ
ベルシフトさせることが行われるが、このレベルシフト
によって信号Bの位相が変化してしまって、正確な位相
比較ができないという問題点があった。
【0006】本発明は、電位レベルが同一の信号の位相
比較を行うことができて、比較されるべき信号のレベル
シフトの必要をなくした位相比較器を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の位相比較器は、
第1および第2のトランジスタとからなる第1の差動増
幅回路と、第1のトランジスタに並列接続した第3のト
ランジスタと、コレクタ負荷を第1のトランジスタと共
通にした第4およびコレクタ負荷を第2のトランジスタ
と共通にした第5のトランジスタとからなる第2の差動
増幅回路と、第5のトランジスタに並列接続した第6の
トランジスタとを備え、第2および第5のトランジスタ
のベースに閾値電圧を印加し、第1および第4のトラン
ジスタのベースに比較すべき一方の信号を印加し、第3
および第6のトランジスタのベースに比較すべき他方の
信号を印加することを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明の位相比較器によれば、比較すべき一方
の信号および他方の信号の閾値電圧に対するレベルに基
づいて第1、第3、第4および第6のトランジスタが動
作し、比較すべき2つの信号間の位相差に対応した出力
を発生して位相比較動作をする。また、この場合、比較
すべき2つの信号は同レベルで入力できるため、レベル
シフトを必要とせず、レベルシフトのために位相が変化
してしまうようなことは無くなる。
【0009】
【実施例】以下本発明を実施例により説明する。
【0010】図1は本発明の一実施例の構成を示す回路
図である。
【0011】本実施例は、コレクタ負荷抵抗R1および
R2、トランジスタQ1およびQ2、電流源I1で差動
増幅回路D1を構成し、トランジスタQ1にトランジス
タQ3を並列接続し、コレクタ負荷抵抗R2をコレクタ
負荷とするトランジスタQ4およびコレクタ負荷R1を
コレクタ負荷とするトランジスタQ5、電流源I2で差
動増幅回路D2を構成し、さらにトランジスタQ4にト
ランジスタQ6を並列接続して構成してあり、トランジ
スタQ1のコレクタ出力を位相比較出力として取り出し
てある。
【0012】上記のように構成した本実施例において、
トランジスタQ1のベースおよびトランジスタQ4のベ
ースに比較するべき一方の信号Aおよび
【0013】
【数1】
【0014】をそれぞれ各別に印加し、トランジスタQ
3のベースおよびトランジスタQ6のベースに比較する
べき他方の信号Bおよび
【0015】
【数2】
【0016】をそれぞれ各別に印加し、トランジスタQ
2のベースおよびQ5のベースには電圧源Vthの出力
電圧が印加してある。電圧源Vthの出力電圧は
【0017】
【数3】
【0018】に設定してある。
【0019】上記のように構成した本実施例において、
信号AおよびBが共に電圧源Vthの出力電圧より低い
ときは、トランジスタQ1はオフ状態に、トランジスタ
Q3はオン状態に、トランジスタQ4はオン状態、トラ
ンジスタQ6はオフ状態に制御される。
【0020】したがって、電流源I1およびI2の出力
電流をIとしたとき、コレクタ負荷抵抗R2に流れる電
流i2は、 i2=2×I 電源電圧をVccとしたとき、出力電圧Voutは、 Vout=Vcc−2×I×R2 そこで出力電圧Voutは低電位となる。
【0021】信号Aが電圧源Vthの出力電圧より高
く、信号Bが電圧源Vthの出力電圧より低いときは、
トランジスタQ1はオン状態に、トランジスタQ3はオ
ン状態に、トランジスタQ4はオフ状態、トランジスタ
Q6はオフ状態に制御される。
【0022】したがって、コレクタ負荷抵抗R2に流れ
る電流i2は、 i2=I 出力電圧Voutは、 Vout=Vcc−I×R2 そこで出力電圧Voutは高電位となる。
【0023】信号AおよびBが共に電圧源Vthの出力
電圧より高いときは、トランジスタQ1はオン状態に、
トランジスタQ3はオフ状態に、トランジスタQ4はオ
フ状態、トランジスタQ6はオン状態に制御される。
【0024】したがって、コレクタ負荷抵抗R2に流れ
る電流i2は、 i2=2×I 出力電圧Voutは、 Vout=Vcc−2×I×R2 そこで出力電圧Voutは低電位となる。
【0025】信号Aが電圧源Vthの出力電圧より低
く、信号Bが電圧源Vthの出力電圧より高いときは、
トランジスタQ1はオフ状態に、トランジスタQ3はオ
フ状態に、トランジスタQ4はオン状態、トランジスタ
Q6はオン状態に制御される。
【0026】したがって、コレクタ負荷抵抗R2に流れ
る電流i2は、 i2=I 出力電圧Voutは、 Vout=Vcc−I×R2 そこで出力電圧Voutは高電位となる。
【0027】そこで、上記の各状態を図示すれば、図2
に示す如くになる。図2において、(a)は信号Aに状
態を、(b)は信号Bの状態を、(c)は出力の状態を
それぞれ示しており、図4と比較すれば明らかなよう
に、図2は図4と同様の入出力関係であり、本実施例の
入出力関係は2重平衡形のマルチプレクサによる場合と
同一であって、二重平衡形のマルチプレクサによる位相
比較器と同じ位相比較が行える。
【0028】さらに本実施例において、信号Aおよび信
号Bは電位レベルは同一でよく、信号のレベルシフトを
行う必要はなく、レベルシフトのために位相が変化する
ようなことは生ぜず、正確な位相比較を行うことができ
る。
【0029】
【発明の効果】以上説明した如く本発明の位相比較器に
よれば、コレクタ負荷抵抗を共通にした2つの差動増幅
回路を構成し、2つの差動増幅回路中において共通のコ
レクタ負荷抵抗に接続されたそれぞれ一方のトランジス
タに、各別にトランジスタを並列接続して構成したため
に、比較されるべき2つの信号の電位レベルは同一でよ
く、信号のレベルシフトを行う必要はなく、レベルシフ
トのために位相が変化するようなことは生ぜず、正確な
位相比較を行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す回路図である。
【図2】本発明の一実施例の作用の説明に供する入出力
波形図である。
【図3】従来例の構成を示す回路図である。
【図4】従来例の作用の説明に供する入出力波形図であ
る。
【符号の説明】
Q1〜Q6…トランジスタ R1、R2…コレクタ負荷抵抗 I1、I2…電流源 Vth…電圧源

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1および第2のトランジスタとからなる
    第1の差動増幅回路と、第1のトランジスタに並列接続
    した第3のトランジスタと、コレクタ負荷を第1のトラ
    ンジスタと共通にした第4およびコレクタ負荷を第2の
    トランジスタと共通にした第5のトランジスタとからな
    る第2の差動増幅回路と、第5のトランジスタに並列接
    続した第6のトランジスタとを備え、第2および第5の
    トランジスタのベースに閾値電圧を印加し、第1および
    第4のトランジスタのベースに比較すべき一方の信号を
    印加し、第3および第6のトランジスタのベースに比較
    すべき他方の信号を印加することを特徴とする位相比較
    器。
JP24342391A 1991-09-24 1991-09-24 位相比較器 Pending JPH0583040A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24342391A JPH0583040A (ja) 1991-09-24 1991-09-24 位相比較器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24342391A JPH0583040A (ja) 1991-09-24 1991-09-24 位相比較器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0583040A true JPH0583040A (ja) 1993-04-02

Family

ID=17103652

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24342391A Pending JPH0583040A (ja) 1991-09-24 1991-09-24 位相比較器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0583040A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6213315A (ja) * 1985-07-11 1987-01-22 Shizuoka Pref Gov 芯材入り合成樹脂製品の製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56162176A (en) * 1980-04-14 1981-12-12 Sony Corp Multiplying circuit
JPS5995705A (ja) * 1982-11-24 1984-06-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電界効果トランジスタ回路

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56162176A (en) * 1980-04-14 1981-12-12 Sony Corp Multiplying circuit
JPS5995705A (ja) * 1982-11-24 1984-06-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電界効果トランジスタ回路

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6213315A (ja) * 1985-07-11 1987-01-22 Shizuoka Pref Gov 芯材入り合成樹脂製品の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0773205B2 (ja) レベル変換回路
KR100188821B1 (ko) 정전압발생회로
JP2008544714A (ja) 低電圧vccを供給される差動トランジスタ対電流スイッチ
JPH03106215A (ja) スイツチングヒステリシスを有するトリガ回路
JP2990785B2 (ja) 論理回路
JPS5938773B2 (ja) レベルシフト回路
JPH042295A (ja) 非対称信号生成回路
JP2911494B2 (ja) 加速切換入力回路
JPH0583040A (ja) 位相比較器
JP2779388B2 (ja) 定電圧発生回路
JP3225527B2 (ja) 遅延回路
JP2896029B2 (ja) 電圧電流変換回路
JPH03214808A (ja) 電圧比較回路
JPH09162721A (ja) 電流切換型論理回路
JPS6331214A (ja) 可変遅延回路
US20010013794A1 (en) Buffer circuit
JPH08139531A (ja) 差動アンプ
JPH05259841A (ja) 電圧比較回路
JPH04334120A (ja) Ecl出力回路
JPH05235709A (ja) シュミット回路
JP3016152B2 (ja) クリップ回路
JPH07105710B2 (ja) 論理回路
JPS6143018A (ja) 信号切換回路
JPS5916311B2 (ja) 比較回路
JPH06260925A (ja) レベルシフト回路