JPH0582953U - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JPH0582953U
JPH0582953U JP2520792U JP2520792U JPH0582953U JP H0582953 U JPH0582953 U JP H0582953U JP 2520792 U JP2520792 U JP 2520792U JP 2520792 U JP2520792 U JP 2520792U JP H0582953 U JPH0582953 U JP H0582953U
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JP
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paper
sheet
cassette
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feeding
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JP2520792U
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Inventor
市郎 大野
昌弘 福田
茂喜 中嶋
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 軸18を中心に回動する支持ブラケット1
7,この支持ブラケット17の側面板17aと17b間
に回転自在に支持された給紙ローラ21,この給紙ロー
ラ21に圧接するように前記支持ブラケット17の前面
板17cに板バネを介して支持された摩擦部材23等か
ら成る給紙アセンブリの自重により前記給紙ローラ21
をカセット装着部に装着された用紙カセット26内の用
紙1上に圧接すると共に、摩擦部材23が逃げ部27b
内に入り込んで用紙1の前端に傾斜した姿勢で対向する
ようにした。 【効果】 安定した給紙性能能及び安定した分離性能が
得られる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電子写真プリンタやファクシミリ装置あるいは複写機等の印刷装置 あるいは原稿読み取り装置等に適用される給紙装置に関するもので、特に着脱式 のカセットを用いる給紙装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7は従来のこの種の給紙装置を示す側断面図で、図において1は用紙(印刷 前の白紙または印刷された原稿)、2はこの用紙1を多数枚収納可能とした用紙 カセットであり、この用紙カセット2は給紙装置本体のカセット装着部に矢印A 方向から挿入して装着できるものとなっている。
【0003】 3は用紙カセット2の固定底板、4は用紙カセット2内に軸5を介して回動自 在に設けられた可動底板であり、この両底板3,4上に前記用紙1が積載されて いる。 4aは前記可動底板3の幅方向に設けられた溝で、この溝4aをガイドとして 移動する左右一対の用紙ガイド6が用紙カセット2内に設けられ、この用紙ガイ ド6によって用紙カセット2は各サイズの用紙幅に対応可能な共用型となってい る。
【0004】 7は圧縮スプリングで、前記可動底板4の自由端を上方に付勢するように配置 されており、この圧縮スプリング7によって前記可動底板3上の用紙1の前端が 前記カセット装着部の開口部側に配置された給紙ローラ12に圧接するものとな っている。 8は支持板で、軸9を介して前記用紙カセット2の給紙ローラ12側の端部に 回動自在に取り付けられており、この支持板8の前記給紙ローラ12と対向する 面にはゴム等による摩擦部材10が接着剤等によって固着されている。
【0005】 この摩擦部材10の用紙1に対する摩擦力は、給紙ローラ12の用紙1に対す る摩擦力よりも小さく、用紙1同志の摩擦力よりは大きく設定されている。 11はこの摩擦部材10が前記給紙ローラ12に圧接するように支持板8を付 勢する圧縮スプリングである。 13は前記給紙ローラ12の中心軸で、図示しない駆動源からの動力を受け、 給紙ローラ12と一体に回転するようになっている。
【0006】 14aと14bは上下一対のガイド板で、前記給紙ローラ12の近傍に配置さ れている。 15aと15bは前記ガイド板14a,14bにより案内されて搬送されてく る用紙1を挟持して印刷装置(または原稿読み取り装置等)の印刷部(または原 稿読み取り部等の所定の処理部)16に送り込む上下一対のレジストローラであ る。
【0007】 この構成の動作は次の通りである。 まず、図7に示す状態、すなわち給紙装置のカセット装着部に装着した用紙カ セット2内の最上部の用紙1が圧縮スプリング7の付勢力により給紙ローラ12 に圧接すると共に、摩擦部材10がこの用紙1の近傍で圧縮スプリング11の付 勢力により給紙ローラ12に圧接した状態において、図示しない駆動源により給 紙ローラ12が矢印B方向に回転すると、前記最上部の用紙1が給紙ローラ12 の摩擦力を受け、摩擦部材10に向かって繰り出される。
【0008】 このとき最上部の用紙1のみが繰り出された場合、用紙1に対する摩擦力は、 前記のように摩擦部材10よりも給紙ローラ12の方が大きいので、前記最上部 の用紙1は給紙ローラ12と摩擦部材10との間を通ってガイド板14a,14 b間に送られる。 また、前記最上部の用紙1と下側の用紙1とが互いに密着して2枚同時に繰り 出された場合は、その下側の用紙1は摩擦部材10により止められて重送が防止 され、最上部の用紙1のみがガイド板14a,14b間に送られる。
【0009】 ガイド板14a,14b間に送られた最上部の用紙1は、このガイド板14a と14bの案内により反転されて搬送され、予め回転しているレジストローラ1 5a,15bに挟持される。 そしてこのレジストローラ15a,15bにより印刷装置の印刷部16に送り 込まれる。
【0010】 このようにして、用紙カセット2内の用紙1が順次1枚づつ印刷装置の印刷部 16に給紙され、所定の印刷が行われる。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上述した従来の給紙装置では、可動底板上の用紙を圧縮スプリン グの付勢力により給紙ローラに圧接させているため、つまり圧縮スプリングによ って給紙圧力を与えているため、可動底板上の用紙の積載量や用紙サイズ、ある いは紙質等の違いにより給紙圧力が変化して、用紙を多数枚繰り出したり、逆に 全く繰り出さない等の繰り出し不良を生じ、安定した給紙ができないという問題 がある。
【0012】 これを図8を用いて詳細に説明すると、図8は従来の給紙装置の問題点を説明 するための図で、この図に示したように、可動底板4上に積載した用紙1の重量 をW、可動底板4の回動中心となる軸5から可動底板4上の用紙1の重心までの 距離をr1 、圧縮スプリング7が可動底板4に加える力をP、このPを加える位 置から前記軸5までの距離をr2 、用紙1を給紙ローラ12に圧接させる給紙圧 力をP1 、このP1 を加える位置から前記軸5までの距離をr3 とすると、前記 給紙圧力P1 は、 Pr2 −Wr1 P1 = ──────── ・・・・・(1) r3 となる。
【0013】 この(1)によれば、可動底板上の用紙の積載量や用紙サイズ、あるいは紙質 等により用紙の重量Wが変化すると、給紙圧力P1 も大きく変化するため、給紙 圧力P1 が大きいときは用紙を多数枚繰り出し易くなり、逆に給紙圧力P1 小さ くなると用紙の繰り出しができなくなる等の繰り出し不良を生じ、安定した給紙 が不可能になるという問題がある。
【0014】 また、この他にも従来の給紙装置では、用紙が2枚繰り出されたときの用紙間 の分離を行う摩擦部材とこの摩擦部材を付勢する圧縮スプリングが用紙カセット に設けられていて、用紙カセットを給紙装置本体のカセット装着部に装着したと き、前記摩擦部材が圧縮スプリングにより給紙装置本体側の給紙ローラに圧接さ せるようにしているため、用紙カセットとカセット装着部との寸法誤差等によっ て給紙ローラに対する摩擦部材の圧接力が変化し易く、そのため用紙の2枚繰り 出し時の分離性能が不安定になるという問題もあった。
【0015】 本考案はこれらの問題を解決するためになされたもので、安定した給紙性能及 び分離性能が得られる給紙装置を実現することを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本考案は、給紙ローラを有する給紙装置本体と、こ の給紙装置本体に設けられたカセット装着部に着脱自在に装着される用紙カセッ トとを有し、この用紙カセット内の用紙を給紙ローラの回転により繰り出して所 定の処理装置に給紙する給紙装置において、前記給紙装置本体は、左右一対の側 面板と前面板を有しかつ両側面板に設けた軸を介してよりカセット装着部内に回 動可能に設けられた略コの字形の支持ブラケットと、前記側面板間に支持された 前記給紙ローラと、該給紙ローラにより用紙が2枚以上繰り出されたとき該給紙 ローラに直接接触していない用紙を止めるために前記支持ブラケットの前面板に 取り付けられた摩擦部材と、この摩擦部材が前記給紙ローラに圧接するように付 勢する付勢手段とを有する給紙アセンブリを備え、前記用紙カセットは、用紙収 容部と、この用紙収容部の前端側に位置する逃げ部とを有すると共に、この逃げ 部の底部を用紙収容部の用紙積載用底部よりも低くした構造として、前記用紙カ セットがカセット装着部に装着されたとき、前記給紙ローラが給紙アセンブリの 自重により前記用紙に圧接すると共に、前記摩擦部材が逃げ部内に入り込んで用 紙の前端に傾斜した姿勢で対向するようにしたことを特徴とする給紙装置。
【0017】
【作用】
このような構成を有する本考案は、給紙ローラが給紙アセンブリの自重により 前記用紙に圧接した状態で、この給紙ローラが回転することにより用紙が繰り出 され、そして2枚以上の用紙が繰り出された時は、給紙ローラに常時圧接してい る摩擦部材により給紙ローラに直接接触していない用紙を止められ、これにより 最上部の用紙のみが処理装置の処理部に送られる。
【0018】 このように本考案では給紙ローラが給紙アセンブリの自重により前記用紙に圧 接しているため、用紙積載用底部上の用紙の積載量や用紙サイズ、あるいは紙質 等の違いに拘わらず常に一定の給紙圧力が得られ、この一定の給紙圧力のもとで 給紙ローラにより用紙が繰り出されるため、用紙を多数枚繰り出したり、逆に全 く繰り出さない等の繰り出し不良の発生を著しく抑制することができ、安定した 給紙が可能となる。
【0019】 また、摩擦部材は給紙ローラを支持する支持ブラケットの前面板に取り付ける と共に、付勢手段により給紙ローラに常時圧接させているため、用紙カセットと カセット装着部との寸法誤差等による影響を受けず、これにより給紙ローラに対 する摩擦部材の圧接力を常に一定に保ことができるので、安定した分離性能も得 られる。
【0020】
【実 施 例】
以下に図面を参照して実施例を説明する。 図1は本考案による給紙装置の一実施例を示す斜視図、図2(I),(II)は 図1の実施例の要部拡大側断面図である。 図において1は用紙、15aと15bはレジストローラ、16は印刷装置の印 刷部16であり、これらは従来のものと同一であるので、同一符号によって示し ている。
【0021】 17は後述する支持ブラケットで、この支持ブラケット17は左右一対を成す 側面板17a,17bと前面板17cによって略コの字形に形成されており、両 側面板17a,17bの一端に設けた軸18a,18bを介して給紙装置のカセ ット装着部内に回動自在に設けられている。 また、一方の側面板17aには軸19が設けられており、この軸19には前記 軸18aに回転自在に取り付けられたギア20aと噛み合うギア20bが回転自 在に取り付けられている。
【0022】 尚、前記側面板17a,17b間の間隔は後述する用紙カセットの幅よりも広 くなるように設定されている。 21は給紙ローラで、この給紙ローラ21は中心軸22を介して前記支持ブラ ケット17の側面板17a,17b間に回転自在に支持されており、そして前記 中心軸22の一端には前記ギア20bと噛み合うギア20cが固定されている。
【0023】 23は摩擦部材で、この摩擦部材23は前記支持ブラケット17の前面板17 cの内面に付勢手段としての板バネ24を介して支持されており、前記給紙ロー ラ21による用紙の繰り出し方向に対して所定角度傾斜した姿勢で給紙ローラ2 1に常時圧接している。 尚、前記給紙ローラ21及び摩擦部材23は、材質的には従来のものと同一で あり、従って摩擦部材23の用紙1に対する摩擦力は、給紙ローラ21の用紙1 に対する摩擦力よりも小さく、かつ用紙1同志の摩擦力よりは大きく設定されて いる。
【0024】 25は前記支持ブラケット17の前面板17cの外面側に設けたレバーで、こ のレバー25によって前記支持ブラケット17や給紙ローラ21及び摩擦部材2 3等から成る給紙アセンブリを持ち上げ、軸18a,18bを中心にして図1に 示す矢印C方向と逆の方向に回動させると、その持ち上げた位置に前記給紙アセ ンブリが図示しない係止手段により係止保持されるようになっている。
【0025】 26は前記用紙1を多数枚収納可能な用紙カセットで、給紙装置のカセット装 着部に矢印A方向から挿入して装着できるものとなっている。 この用紙カセット26は、用紙収納部27aの前端側に前記給紙アセンブリが 図1に示す矢印C方向に回動したとき前記摩擦部材23が入り込んで逃げるため の逃げ部27bが設けられていて、その際同時に支持ブラケット17の前面板1 7cの両端の逃げも行えるように、逃げ部27bの両側壁を切り欠いている。
【0026】 尚、用紙カセット26の一部を切り欠く代わりに、前面板17cの両側端を切 り欠いて逃げを行うようにすることも可能である。 28aは前記用紙収納部28aの用紙積載用底部、28bは前記逃げ部27b の底部で、この底部28bは用紙1を積載する前記用紙積載用底部28aよりも 低く形成されており、更に底部28bには透孔29が設けられている。
【0027】 30は前記用紙積載用底部28aの下面に軸31を介して回動自在に取り付け られた略L字形の用紙規制部材、32はこの用紙規制部材30を所定の方向に付 勢する捩じりバネで、この捩じりバネ32により用紙規制部材30の自由端は前 記透孔29から逃げ部27b内に入り込んで垂直に起立し、用紙積載用底部28 a上の用紙1の前端に当接して、用紙1の前端を同一位置に揃えるように規制す るものとなっている。
【0028】 尚、前記捩じりバネ32は、前記支持ブラケット17や給紙ローラ21及び摩 擦部材23等から成る給紙アセンブリの自重量から用紙積載用底部28a上の用 紙1に対する給紙ローラ21の最適給紙圧力を引いた値のバネ力に設定されてい る。 33a〜33cは前記給紙ローラ21により繰り出された用紙1をレジストロ ーラ15a,15b間に案内するガイド板で、給紙ローラ21の近傍に配置され ている。
【0029】 次に上述した構成の作用について説明する。 まず、レバー26によって給紙アセンブリを持ち上げ、軸18a,18bを中 心として図1に示す矢印C方向と逆の方向に回動させて、その持ち上げた位置に 前記給紙アセンブリを図示しない係止手段により係止保持させておき、この状態 で、予め多数枚の用紙1を用紙収納部27aに収容して用紙積載用底部28a上 に積層した用紙カセット26をカセット装着部に矢印A方向から挿入して装着す る。
【0030】 その後、前記レバー25により給紙アセンブリを押し下げて前記係止手段によ り係止を解除すると、給紙アセンブリは軸18a,18bを中心として矢印C方 向に自重により回動し、図2(I)に示したように給紙ローラ21が用紙カセッ ト26内の最上部の用紙1の前端に突き当たったところで給紙アセンブリの回動 が停止する。
【0031】 また、前記給紙アセンブリの矢印C方向の回動に伴い、支持ブラケット17の 前面板17cにより用紙規制部材30が押し下げられて軸31を中心に下方に回 動すると共に、前記前面板17cに板バネ24を介して支持された摩擦部材23 が支持ブラケット17の逃げ部27bに入り込み、これにより摩擦部材23は前 記用紙1の先端に傾斜した姿勢で対向した状態となる。
【0032】 従って、前記給紙ローラ21は一定の圧力、つまり給紙アセンブリに自重によ り用紙接触点に加わる総自重量から捩じりバネ32からの圧力(反力)を引いた 給紙圧力Pで用紙1に圧接する。 この状態で図示しない駆動源からの動力がギア20aに伝えられると、その動 力はギア20bを介してギア20cに伝達され、これにより中心軸22と一体に 給紙ローラ21が矢印B方向に回転する。
【0033】 この給紙ローラ21の回転により、前記最上部の用紙1が給紙ローラ21の摩 擦力を受けて摩擦部材23に向かって繰り出され、繰り出された用紙1は給紙ロ ーラ21と摩擦部材23との間を通ってガイド板33a,33b間に送られる。 尚、前記最上部の用紙1と下側の用紙1とが互いに密着して2枚同時に繰り出 された場合は、その下側の用紙1は摩擦部材23により止められて重送が防止さ れ、最上部の用紙1のみがガイド板33a,33b間に送られる。
【0034】 ガイド板33a,33b間に送られた最上部の用紙1は、このガイド板14a と14b、及びガイド板14bと14cの案内により反転されて搬送され、予め 回転しているレジストローラ15a,15bに挟持される。 そして、このレジストローラ15a,15bにより印刷装置の印刷部16に送 り込まれ、所定の印刷が行われる。
【0035】 このようにして用紙カセット26内の用紙1が順次1枚づつ印刷装置の印刷部 16に給紙されるが、用紙1を1枚給紙する毎に前記支持ブラケット17は軸1 8a,18bを中心に矢印C方向に回動するので、給紙ローラ21は常に最上部 の用紙1に前記給紙圧力Pで圧接する。 また、給紙毎における支持ブラケット17の矢印C方向への回動に伴って前面 板17cにより用紙規制部材30が押し下げられ、軸31を中心に下方に回動す ると共に、前記摩擦部材23も逃げ部27b内を下方に移動する。
【0036】 この逃げ部27bの底部28bは用紙積載用底部28aよりも低く設けられて いるため、図2(I)に示したように用紙1が残り1枚になったときでも摩擦部 材23は用紙1の先端に対向する位置に移動することができ、これにより最後( 残り2枚の状態)まで摩擦部材23による用紙1の分離が確実に行われることに なる。
【0037】 尚、上述した実施例では図示しない駆動源からの動力をギア20a〜20cを 介して給紙ローラ21の中心軸22に伝達するものとしたが、このギア20a〜 20cの代わりにベルト及びプーリ等を設けて前記駆動源からの動力を給紙ロー ラ21の中心軸22に伝達することも可能である。 また、上述した用紙カセット26は軸31を中心回動する用紙規制部材30を 有する構造としたが、これに限定されるものではない。
【0038】 すなわち、図3は本考案で用いる用紙カセット26の別の実施例を示す要部斜 視図、図4はその側断面図で、この両図に示したように平板状の用紙規制部材3 4を用紙カセット26の逃げ部27bの底部28bに設けた透孔により上下動し 得るように逃げ部27b内に配置すると共に、この用紙規制部材34を用紙積載 用底部28aとの間に挟んでその上下動をガイドするための凸部35を逃げ部2 7bの側壁に形成し、かつ前記用紙規制部材34の両側に設けた凹部内にスプリ ング36を配して、図1〜図2に示した支持ブラケット17が矢印C方向に自重 により回動したとき、支持ブラケット17の前面板17cにより用紙規制部材3 4が押し下げられる構造としてもよい。
【0039】 図5は本考案で用いる用紙カセット26の更に別の実施例を示す斜視図、図6 はその要部側断面図で、この両図に示したように用紙カセット26の逃げ部27 b内に配置した平板状の用紙規制部材37の両端に設けたガイド軸38を、前記 逃げ部27の側壁に水平に設けた横長のガイド穴39に通して用紙カセット26 外に突出させると共に、この用紙規制部材37を用紙積載用底部28a側へ付勢 する圧縮スプリング40を設けて、前記用紙カセット26を給紙装置のカセット 装着部に挿入する際、前記ガイド軸38の両端がカセット装着部の側壁に突き当 たり、これにより用紙規制部材37が、逃げ部27b内への支持ブラケット17 の前面板17c及び摩擦部材23の逃げ込み動作の妨げにならないように移動す る構造としてもよい。
【0040】 更に、この他、前記各実施例において、用紙積載用底部28aの幅方向に溝を 形成し、この溝をガイドとして移動する左右一対の用紙ガイドを設けることで、 前記用紙カセット26を各サイズの用紙幅に対応可能な共用型とすることも可能 である。
【0041】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、左右一対の側面板と前面板を有しかつ両側面板 に設けた軸を介してよりカセット装着部内に回動可能に設けられた略コの字形の 支持ブラケットと、前記側面板間に支持された前記給紙ローラと、該給紙ローラ により用紙が2枚以上繰り出されたとき該給紙ローラに直接接触していない用紙 を止めるために前記支持ブラケットの前面板に取り付けられた摩擦部材と、この 摩擦部材が前記給紙ローラに圧接するように付勢する付勢手段とを有する給紙ア センブリを給紙装置本体に備え、この給紙装置本体のカセット装着部に装着され る用紙カセットには、用紙収容部と、この用紙収容部の前端側に位置する逃げ部 とを設けると共に、この逃げ部の底部を用紙収容部の用紙積載用底部よりも低く した構造として、前記用紙カセットがカセット装着部に装着されたとき、前記給 紙ローラが給紙アセンブリの自重により前記用紙に圧接すると共に、前記摩擦部 材が逃げ部内に入り込んで用紙の前端に傾斜した姿勢で対向するようにしている 。 従って本考案では、前記のように給紙ローラが給紙アセンブリの自重により 前記用紙に圧接しているため、用紙積載用底部上の用紙の積載量や用紙サイズ、 あるいは紙質等の違いに拘わらず常に一定の給紙圧力が得られ、この一定の給紙 圧力のもとで給紙ローラにより用紙が繰り出されるため、用紙を多数枚繰り出し たり、逆に全く繰り出さない等の繰り出し不良の発生を著しく抑制することがで き、安定した給紙が可能になるという効果が得られる。
【0042】 また、摩擦部材は給紙ローラを支持する支持部ラケットの前面板に取り付ける と共に、付勢手段により給紙ローラに常時圧接させているため、用紙カセットと カセット装着部との寸法誤差等による影響を受けず、これにより給紙ローラに対 する摩擦部材の圧接力を常に一定に保つことができるので、安定した分離性能も 得られるという効果も期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による給紙装置の一実施例を示す斜視図
である。
【図2】図1の実施例の要部拡大側断面図である。
【図3】本考案で用いる用紙カセットの別の実施例を示
す要部斜視図である。
【図4】図3の側断面図である。
【図5】本考案で用いる用紙カセットの更に別の実施例
を示す斜視図である。
【図6】図5の要部側断面図である。
【図7】従来の給紙装置を示す側断面図である。
【図8】従来の給紙装置の問題点を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
1 用紙 17 支持ブラケット 17a,17b 側面板 17c 前面板 18a,18b,19 軸 20a〜20c ギア 21 給紙ローラ 22 中心軸 23 摩擦部材 25 レバー 26 用紙カセット 27a 用紙収納部 27b 逃げ部 28a 用紙積載用底部 28b 底部 30 用紙規制部材 31 捩じりバネ 34 用紙規制部材 36 スプリング 34 用紙規制部材 36 スプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/00 309 7369−2H H04N 1/00 108 C 7046−5C L 7046−5C

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙ローラを有する給紙装置本体と、こ
    の給紙装置本体に設けられたカセット装着部に着脱自在
    に装着される用紙カセットとを有し、この用紙カセット
    内の用紙を給紙ローラの回転により繰り出して所定の処
    理装置に給紙する給紙装置において、 前記給紙装置本体は、左右一対の側面板と前面板を有し
    かつ両側面板に設けた軸を介してよりカセット装着部内
    に回動可能に設けられた略コの字形の支持ブラケット
    と、前記側面板間に支持された前記給紙ローラと、該給
    紙ローラにより用紙が2枚以上繰り出されたとき該給紙
    ローラに直接接触していない用紙を止めるために前記支
    持ブラケットの前面板に取り付けられた摩擦部材と、こ
    の摩擦部材が前記給紙ローラに圧接するように付勢する
    付勢手段とを有する給紙アセンブリを備え、 前記用紙カセットは、用紙収容部と、この用紙収容部の
    前端側に位置する逃げ部とを有すると共に、この逃げ部
    の底部を用紙収容部の用紙積載用底部よりも低くした構
    造として、 前記用紙カセットがカセット装着部に装着されたとき、
    前記給紙ローラが給紙アセンブリの自重により前記用紙
    に圧接すると共に、前記摩擦部材が逃げ部内に入り込ん
    で用紙の前端に傾斜した姿勢で対向するようにしたこと
    を特徴とする給紙装置。
JP2520792U 1992-04-20 1992-04-20 給紙装置 Pending JPH0582953U (ja)

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JP (1) JPH0582953U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013010628A (ja) * 2011-06-30 2013-01-17 Canon Inc 記録装置

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JP2013010628A (ja) * 2011-06-30 2013-01-17 Canon Inc 記録装置

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