JPH0582572A - 半導体装置樹脂封止用金型及び樹脂封止方法 - Google Patents

半導体装置樹脂封止用金型及び樹脂封止方法

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Publication number
JPH0582572A
JPH0582572A JP23852591A JP23852591A JPH0582572A JP H0582572 A JPH0582572 A JP H0582572A JP 23852591 A JP23852591 A JP 23852591A JP 23852591 A JP23852591 A JP 23852591A JP H0582572 A JPH0582572 A JP H0582572A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
mold
heater
semiconductor device
cavity
Prior art date
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Pending
Application number
JP23852591A
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English (en)
Inventor
Toshio Noda
利雄 野田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH0582572A publication Critical patent/JPH0582572A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】超薄型パッケージの半導体装置の樹脂外郭体が
破損することなく金型より離型出来る。 【構成】常時加熱するヒータ5とは別に、局部的に加熱
するサブヒータ7を金型のキャビティ面の近部に埋設
し、金型の型締め、型開きの動作と同期させ、サブヒー
タ7のオン・オフ動作させ、キャビティ面の温度を均一
に加熱する。このことによりキャビティ面に接する樹脂
外郭体3の硬化及び離型剤の浸出の一様化を図ってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体素子を樹脂封止
する半導体装置樹脂封止金型及び樹脂封止方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図4(a)及び(b)は従来の半導体装
置樹脂封止金型の一例を動作順に示す断面図である。従
来、この種の半導体装置樹脂封止金型は、例えば、図4
(a)に示すように、樹脂外郭体3の外形を形成する窪
みを有し、加熱用のヒータ5が埋設される上型1及び下
型2と、樹脂外郭体3を成形後にその樹脂外郭体3を型
離しするエジェクタピン5を有していた。
【0003】この金型を使用して、半導体素子を樹脂封
止する場合は、まず、半導体素子が搭載されるリードフ
レームを上型1と下型とで挾み、溶融樹脂を上型1及び
下型2の窪みで形成する空間に流す。このことにより、
空間に樹脂が充愼され、樹脂外郭体3に成形される。次
に、所定時間経過後、上型1と下型2とを引離すると同
時にエジェクターピン5が型面より突出して樹脂外郭体
3は型より引き離される。
【0004】このときの金型の加熱温度は、キャビティ
を形成する窪み面より離れた部分に埋設される温度セン
サA6で検知し、温度が例えば175℃に一定になるよ
うにヒータ6の電流をオンオフして制御していた。
【0005】また、この樹脂外郭体3であるパッケージ
がますます薄刑傾向にあり、最近では、厚さ1mmのも
のも実現している。このような超薄型パッケージの半導
体装置の樹脂成形に隙しては、種々の工夫が行なわれて
きた。特に、樹脂封止後の金型より樹脂外郭体3を離型
させるのに、上述した例に示すように複数のエジェクタ
ーピンを設けるのも一つの具体例である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように半導体装置樹脂封止金型では、樹脂外郭体の型
離るが円滑に行なわれることなく、しばしば、図4
(b)に示すように、樹脂外郭体3の一部が金型の窪み
に被着したままになり、エジェクターピン4で無理に押
されることによって樹脂外郭体3が破損したり、リード
が折れ曲ったりする問題点があった。
【0007】本発明の目的は、離型性を良くし、樹脂外
郭体に損傷を与えることなく樹脂封止出来る半導体装置
樹脂封止金型及び樹脂封止方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置樹脂
封止金型は、上型及び下型に埋設される第1のヒータ
と、上型の窪み及び下型の窪みとで形成する空間部であ
るキャビティの近旁に埋設される第2のヒータとを備
え、前記第1のヒータは常時電流を流し一定の温度を加
熱し、前記第2のヒータは型締め・型開きの動作によっ
て電流を断通させることを特徴としている。
【0009】本発明の半導体装置の樹脂封止方法は、あ
らかじめ一定温度に加熱される金型の窪みでなす空間部
に半導体素子を搭載するリードフレームを配置し、この
空間部に溶融樹脂を充愼するときに空間部近旁を局部的
に加熱し、前記溶融樹脂を硬化させ前記半導体素子及び
前記リードフレームを樹脂封止することを特徴としてい
る。
【0010】
【作用】前述の問題を引き起す原因が金型のキャビティ
を形成する窪み面の温度分布が一様でないことによるも
のという知見を得た。すなわち、温度の低い部分は、樹
脂硬化が不十分であることと、樹脂中に含まれる離型剤
の抽出が不十分であることが重なり、離型が部分的に行
なわれず、エジェクターピンの押し出しによる樹脂外郭
体の破損あるいはリードの折れ曲りを引き起すことであ
る。
【0011】本発明はかかる現象を考慮し、キャビティ
を窪み面を局部的に加熱し、樹脂硬化の促進及び離型剤
の浸出を促し、かつ樹脂の成形収縮を大きくし、結果的
に離型性を向上させたことである。これらのことは、単
に成形金型全体の金型温度を上げることで実現できそう
であるが、実際に温度を上げるだけでは、キャビティ面
を均一に加熱することが出来ず、樹脂の流動性のバラン
スが崩れる。すなわち、部分的に硬化が進み流動性を失
うことである。そこで、本発明は、キャビティ面の近い
金型部分に新にヒータを埋設し、型締め型開き動作と同
期させてヒータをオンオフし、キャビティ面を均一な温
度にし、樹脂硬化の促進及び離型材の浸出も一様にする
ことを図り、型離れ易くしたことである。
【0012】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0013】図1は本発明の一実施例を示す半導体装置
樹脂封止金型の断面図である。この半導体装置樹脂封止
金型は、図1に示すように、キャビティ面に近い部分に
ヒータ5と別にサブヒータ7を埋設し、この部分の温度
を検出する温度センサB8を設けたことである。それ以
外は従来例と同じである。
【0014】図2は図1の半導体装置樹脂封止金型の加
熱回路を示すブロック図、図3は図2の加熱回路の動作
を説明するためのタイムチャートである。次に、この半
導体装置樹脂封止金型による樹脂封止方法を説明する。
まず、図2に示す温度コントローラ9によりヒータ5及
びサブヒータ7に電流を流す。次に、温度センサA6及
び温度センサB8が所定の温度175℃に達したら、半
導体素子が搭載されたリードフレームを金型で挾む。次
に、溶融樹脂をキャビティに注入し、樹脂外郭体3を形
成する。このたき、温度センサA6が所定温度値を越え
たら、自動的にヒータ5に流す電流はオフする。従っ
て、図3に示すように、ヒータの電流は断続的にオンオ
フを行う。一方、サブヒータ7による局所加熱の上限は
175℃より高い温度に設定してあるので、その所定の
温度までなだらかに上昇する。次に、注入後、所定時間
経過後、下型2を下降させ、型開きを行うと同時にサブ
ヒータ7の電流をオフする。このとき、温度の慣性によ
り温度センサB8の付近の温度は175℃より高い値を
示している。次に従来と同様にエジェクタ4を作動さ
せ、樹脂外郭体3を離脱させる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、金型を常
時加熱するヒータとは別に、キャビティ面に近接して金
型に埋設されるとともに局部的に加熱するサビヒータを
設け、このサブヒータのオンオフ動作を金型の型締め型
開きの動作と同期させることによって、金型の樹脂成形
面である。キャビティ面の温度を均一化を図り、樹脂流
動性を一様にして樹脂外郭体を破損することなく容易に
離型できる半導体装置樹脂封止金型及び樹脂封止方法が
得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置樹脂封止金型の一実施例を
示す断面図である。
【図2】図1の半導体装置樹脂封止金型の加熱回路を示
すブロック図である。
【図3】図2の加熱回路の動作を説明するためのタイム
チャートである。
【図4】従来の半導体装置樹脂封止金型の一例を動作順
に示す断面図である。
【符号の説明】
1 上型 2 下型 3 樹脂外郭体 4 エジェクターピン 5 ヒータ 6 温度センサA 7 サブヒータ 8 温度センサB 9 温度コントローラ 10 成形コントローラ 11 クロックジェネレータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上型及び下型に埋設される第1のヒータ
    と、上型の窪み及び下型の窪みとで形成する空間部であ
    るキャビティの近旁に埋設される第2のヒータとを備
    え、前記第1のヒータは常時電流を流し一定の温度を加
    熱し、前記第2のヒータは型締め・型開きの動作によっ
    て電流を断通させることを特徴とする半導体装置樹脂封
    止金型。
  2. 【請求項2】 あらかじめ一定温度に加熱される金型の
    窪みでなす空間部に半導体素子を搭載するリードフレー
    ムを配置し、この空間部に溶融樹脂を充愼するときに空
    間部近旁を局部的に加熱し、前記溶融樹脂を硬化させ前
    記半導体素子及び前記リードフレームを樹脂封止するこ
    とを特徴とする半導体装置の樹脂封止方法。
JP23852591A 1991-09-19 1991-09-19 半導体装置樹脂封止用金型及び樹脂封止方法 Pending JPH0582572A (ja)

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JP23852591A JPH0582572A (ja) 1991-09-19 1991-09-19 半導体装置樹脂封止用金型及び樹脂封止方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007258495A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体パッケージの製造方法および装置ならびに半導体パッケージ
CN102049840A (zh) * 2009-11-04 2011-05-11 三星半导体(中国)研究开发有限公司 一种电子器件的塑封模具及塑封方法

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