JP2002113739A - 樹脂封止装置及び樹脂封止方法 - Google Patents

樹脂封止装置及び樹脂封止方法

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JP2002113739A
JP2002113739A JP2000309994A JP2000309994A JP2002113739A JP 2002113739 A JP2002113739 A JP 2002113739A JP 2000309994 A JP2000309994 A JP 2000309994A JP 2000309994 A JP2000309994 A JP 2000309994A JP 2002113739 A JP2002113739 A JP 2002113739A
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pot
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molten resin
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Michio Osada
道男 長田
Keiji Maeda
啓司 前田
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Towa Corp
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶融樹脂の粘度を均一にするポット内部の温
度分布を実現して、樹脂封止後の製品の信頼性を高める
樹脂封止装置及び樹脂封止方法を提供する。 【解決手段】 対向する上型1及び下型2と、下型2に
設けられたポット3と、ポット3に昇降自在に設けられ
たプランジャ4と、ポット3に投入された顆粒状樹脂6
と、ポット3の周囲に深さ方向に沿って埋設されたヒー
タH1,H2,H3,H4とを備え、ヒータH1,H
2,H3,H4は、型面に近いヒータH1,H2間の間
隔が他のヒータ同士の間隔よりも小さくなるように埋設
され、かつ、等しいエネルギーが印加されている。これ
により、ポット3内部の温度分布は下部から上部に向か
って全体として緩やかに上昇するので、カル部8に向か
って押し出される直前には、顆粒状樹脂6は完全に溶融
し、十分に低い均一な粘度になる。したがって、ワイヤ
の変形・断線や、硬化樹脂におけるボイドの発生が抑制
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リードフレーム等
の上に載置されたチップ状電子部品を樹脂封止する樹脂
封止装置及び樹脂封止方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、リードフレーム、プリント基板等
(以下、基板という。)の上に搭載されたチップ状電子
部品(以下、チップという。)を樹脂封止するには、次
のようにして行っていた。まず、下型に設けられたポッ
トに、熱硬化性樹脂からなる樹脂タブレットを投入し、
ポットの周囲においてポットの深さ方向に沿って等間隔
に配置されたヒータにより、樹脂タブレットを加熱して
溶融させる。次に、プランジャにより溶融樹脂を押圧し
てキャビティに注入する。次に、更に加熱し続けて溶融
樹脂を硬化させて、硬化樹脂を形成する。これにより、
キャビティ内において、基板上に搭載されたチップを樹
脂封止する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の樹脂封止によれば、ポット内部における温度分布に
起因する、次のような問題があった。すなわち、ポット
の深さ方向に沿って等間隔にヒータが配置されているの
で、ポットの上部においては、ポットの上端が空間に解
放されていることから、温度が上昇しにくい。一方、ポ
ット下部及び中部では、深さ方向の温度分布はほぼ一定
している。すなわち、ポット下部及び中部では、上部よ
りも高い温度になって温度分布が一定している。この場
合には、図3に示すように、ポット内の位置によって、
溶融樹脂の樹脂粘度に不均一が生じる可能性がある。図
3は、従来の樹脂封止において、ポット内の位置に対応
する、加熱時間と溶融樹脂の樹脂粘度との関係を説明す
る図である。樹脂タブレットを投入後一定時間が経過
し、樹脂タブレットの温度が上昇し溶融している時点で
は、ポット下部及び中部におけるポットの内部温度TLM
はポット上部における内部温度TU よりも高くなり、こ
れによってポット下部及び中部では、ポット上部に比較
して樹脂粘度が低くなることがある(図3のt1の時
点)。この状態でプランジャが溶融樹脂を押圧すれば、
ポット上部で粘度が十分に低くなっていない溶融樹脂が
キャビティに注入されるおそれがある。更に時間が経過
すると、ポット下部及び中部では溶融樹脂の硬化が始ま
り、ポット上部に比較して樹脂粘度が高くなる可能性が
ある(図3のt2の時点)。この状態でプランジャが溶
融樹脂を押圧すれば、ポット下部及び中部で粘度が上昇
し始めた溶融樹脂がキャビティに注入されるおそれがあ
る。これらのことにより、キャビティに注入される溶融
樹脂の樹脂粘度、すなわち流動性が不均一になる結果、
チップと基板との配線に使用されたワイヤの変形・断線
や、硬化樹脂におけるボイドが発生して、樹脂封止後の
製品の信頼性を低下させるおそれがある。
【0004】本発明は、上述の課題を解決するためにな
されたものであり、キャビティに対する溶融樹脂の注入
開始から終了までの期間において樹脂粘度を均一にする
ポット内部の温度分布を実現して、樹脂封止後の製品の
信頼性を向上させる、樹脂封止装置及び樹脂封止方法を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の技術的課題を解決
するために、本発明に係る樹脂封止装置は、互いに対向
する金型からなる金型セットに設けられたキャビティに
溶融樹脂を注入して硬化させることにより、型面に載置
された基板上において電子部品を樹脂封止する樹脂封止
装置であって、金型セットのうち少なくとも1つの金型
に設けられ溶融樹脂の原料となる原料樹脂が貯留される
貯留手段と、金型において貯留手段近傍に設けられ原料
樹脂を加熱して溶融させる発熱手段とを備えるととも
に、発熱手段は貯留手段内において底部付近よりも金型
の型面付近が高温になるように発熱することを特徴とす
るものである。
【0006】これによれば、貯留手段内において、先に
キャビティに注入されるべき上部の原料樹脂が、先に溶
融する。以下、貯留手段内で上部の溶融樹脂がキャビテ
ィに注入されるにつれて、キャビティに注入される順に
底部に存在する原料樹脂に至るまで順次溶融する。した
がって、キャビティに注入される直前の溶融樹脂は、十
分に低い粘度になるとともに、注入開始から終了までの
間ほぼ均一な粘度に保たれるので、ワイヤの変形・断線
が抑制される。
【0007】また、本発明に係る樹脂封止装置は、上述
の樹脂封止装置において、貯留手段及びキャビティの真
空度を高める真空引き手段を更に備えたことを特徴とす
るものである。
【0008】これによれば、余分な空気が金型セットの
外部に排出されるとともに、溶融樹脂がキャビティに流
れ込みやすくなる。したがって、溶融樹脂におけるボイ
ドの発生が抑制されるとともに、ワイヤの変形・断線が
いっそう抑制される。
【0009】上述の技術的課題を解決するために、本発
明に係る樹脂封止方法は、互いに対向する金型からなる
金型セットに設けられたキャビティに溶融樹脂を注入し
て硬化させることにより、型面に載置された基板上にお
いて電子部品を樹脂封止する樹脂封止方法であって、金
型セットのうち少なくとも1つの金型に設けられた貯留
手段に溶融樹脂の原料となる原料樹脂を投入する工程
と、金型に設けられた発熱手段を使用して原料樹脂が投
入された貯留手段を加熱することにより、該原料樹脂を
溶融させて溶融樹脂を形成する工程と、金型セットを型
締めする工程と、溶融樹脂を押圧することによりキャビ
ティに注入する工程と、注入された溶融樹脂を引き続き
加熱して硬化させる工程と、金型セットを型開きする工
程とを備えるとともに、発熱手段は、貯留手段内におい
て底部付近よりも金型の型面付近が高温になるように発
熱することを特徴とするものである。
【0010】これによれば、貯留手段内において、先に
キャビティに注入されるべき上部の原料樹脂を、先に溶
融させる。以下、貯留手段内で上部の溶融樹脂がキャビ
ティに注入されるにつれて、キャビティに注入する順
に、底部に存在する原料樹脂に至るまで順次溶融させ
る。したがって、キャビティに注入される直前の溶融樹
脂を、十分に低い粘度にするとともに、注入開始から終
了までの間ほぼ均一な粘度に保つので、ワイヤの変形・
断線を抑制することができる。
【0011】また、本発明に係る樹脂封止方法は、上述
の樹脂封止方法において、貯留手段及びキャビティの真
空度を高める工程を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0012】これによれば、余分な空気を金型セットの
外部に排出するとともに、溶融樹脂をキャビティに注入
しやすくする。したがって、溶融樹脂におけるボイドの
発生を抑制するとともに、ワイヤの変形・断線をいっそ
う抑制することができる。
【0013】また、本発明に係る樹脂封止方法は、上述
の樹脂封止方法において、原料樹脂が顆粒状であること
を特徴とするものである。
【0014】これによれば、貯留手段に投入されている
原料樹脂全体の表面積を、樹脂タブレットを使用する場
合よりも大きくすることになる。したがって、原料樹脂
に熱を速やかに伝導させて、原料樹脂を速やかに溶融さ
せることができる。また、顆粒状の原料樹脂を必要な量
だけ貯留手段に投入することにより、樹脂タブレットを
使用する場合よりも樹脂のむだを少なくすることができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)本発明に係る
樹脂封止装置及び樹脂封止方法の第1の実施形態を、図
1を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る樹脂
封止装置の構成を示す正面断面図であって、ポット内部
のA−A線における温度分布を示す図を追加したもので
ある。図1において、上型1に対向して設けられた下型
2には、円筒状の空間であるポット3が設けられ、ポッ
ト3にはプランジャ4が昇降自在に設けられている。ポ
ット3には、上型1と下型2との間に進退自在に設けら
れた供給装置5によって、熱硬化性の顆粒状樹脂6が充
填されている。後述するように、この顆粒状樹脂6が加
熱されて、溶融性樹脂になる。ここで、上型1と下型2
とは、併せて金型セットを構成する。更に、下型2に
は、基板が載置される凹部7が設けられているととも
に、ポット3の周囲にその深さ方向に沿って、ヒータH
1,H2,H3,H4が埋設されている。これらのヒー
タH1,H2,H3,H4は、少なくとも下型2の型面
に近いヒータH1とヒータH2との間隔が、他のヒータ
同士の間隔よりも小さくなるようにして埋設されてい
る。また、各ヒータH1,H2,H3,H4には、等し
いエネルギーが印加されている。一方、上型1には、ポ
ット3に対向する位置に、溶融樹脂を分岐させるための
カル部8が設けられている。更に、カル部8に順次連通
して、溶融樹脂が流動する樹脂流路を構成するランナ部
9,ゲート部10が設けられ、更に溶融樹脂が充填され
るキャビティ11が設けられている。
【0016】ここで、本実施形態に係る樹脂封止装置の
特徴は、少なくとも下型2の型面に近いヒータH1とヒ
ータH2との間隔が、他のヒータ同士の間隔よりも小さ
くなるようにして埋設されていることである。これによ
り、ポット3及びプランジャ4のA−A線における内部
温度は、図1において下型2の左側に実線で描いたよう
な温度分布を有する。すなわち、ポット3上部が空間に
解放されていることにより、本来であれば温度が低下す
るはずのポット3上部の内部温度は、近接して配置され
たヒータH1,H2により、ポット3の中部及び下部よ
りも高くなる。更に、ポット3上部の内部温度は、各ヒ
ータH1,H2,H3,H4に印加される電力を適当に
設定することにより、顆粒状樹脂6が溶融して溶融樹脂
に変化するのに十分な温度になる。また、ポット3の上
部においても、ポット3の内部温度の低下が最小限に抑
制される。これらにより、全体としてポット3内部の温
度分布は、下型2の左側に破線で描いたように、下部か
ら上部に向かって緩やかに上昇する温度勾配を有する。
【0017】以下、本実施形態に係る樹脂封止装置の動
作を説明する。図1に示した各ヒータH1,H2,H
3,H4により、ポット3内部の温度分布を、下部から
上部に向かって全体として緩やかに上昇する温度勾配に
する。すなわち、ポット3内部において、下部付近より
も金型の型面付近が高温になるように、各ヒータH1,
H2,H3,H4にエネルギーを印加して発熱させる。
この状態で、まず、供給装置5によってポット3に顆粒
状樹脂6を投入する。ポット3上部における内部温度が
中部及び下部よりも高いので、先にキャビティ11に注
入されるべきポット3上部の顆粒状樹脂6の粘度が先に
低下して、溶融樹脂に変化する。
【0018】次に、プランジャ4を上昇させて、ポット
3上部における溶融樹脂を、カル部8,ランナ部9,ゲ
ート部10を順次経由させて、キャビティ11に注入す
る。一方、プランジャ4を更に上昇させて、もともとポ
ット3の中部及び下部に存在した顆粒状樹脂6を、温度
が高くなっている領域へと徐々に移動させる。このこと
により、ポット3の中部及び下部における顆粒状樹脂6
の粘度を徐々に低下させ溶融樹脂に変化させて、順次キ
ャビティ11に注入する。
【0019】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、ポット3内部が、下部から上部に向かって全体とし
て緩やかに上昇する温度勾配になる。したがって、ポッ
ト3内部では、上部の顆粒状樹脂6が先に溶融し、以
下、溶融樹脂がキャビティ11に注入されるに伴い、中
部及び下部の顆粒状樹脂6が順次溶融する。これによ
り、カル部8に向かって押し出される直前の段階では、
顆粒状樹脂6は、溶融するのに十分な温度で適当な時間
だけ加熱されているので、完全に溶融樹脂に変化してい
るとともに、図3において樹脂粘度が鍋底状になった部
分に相当する十分に低い粘度になっている。したがっ
て、キャビティ11に注入される溶融樹脂は、注入され
ている間ほぼ均一な低粘度に保たれるので、ワイヤの変
形・断線や、硬化樹脂におけるボイドの発生を抑制する
ことができる。また、顆粒状樹脂6を使用することによ
り、ポット3に投入された熱硬化性樹脂全体の表面積
が、樹脂タブレットを使用する場合よりも大きくなる。
したがって、顆粒状樹脂6を速やかに溶融させて、溶融
樹脂に変化させることができる。更に、必要な量だけ顆
粒状樹脂6をポット3に投入することにより、樹脂タブ
レットを使用する場合よりも樹脂のむだを少なくするこ
とができる。
【0020】(第2の実施形態)本発明に係る樹脂封止
装置及び樹脂封止方法の第2の実施形態を、図2を参照
して説明する。図2は、本実施形態に係る樹脂封止装置
の構成を示す正面断面図であって、ポット内部のA−A
線における温度分布を示す図を追加したものである。図
2において、キャビティ11に連通してエアベント12
が設けられ、エアベント12に連通して真空経路13が
設けられている。真空経路13は、上型1から引き出さ
れて、バルブ14を経由して真空引き機構15に接続さ
れている。この真空引き機構15は、上型1と下型2と
が型締めした状態において、キャビティ11,ゲート部
10,ランナ部9,カル部8までの空間を吸引する。
【0021】本実施形態によれば、第1の実施形態と同
様に、キャビティ11に注入される溶融樹脂は、注入さ
れている間ほぼ均一な低粘度に保たれるので、ワイヤの
変形・断線や、硬化樹脂におけるボイドの発生を抑制す
ることができる。加えて、本実施形態によれば、次のよ
うな効果が得られる。上型1と下型2とが型締めした状
態でキャビティ11からカル部8までの空間を吸引する
ので、余分な空気が金型セットの外部に排出されるとと
もに、溶融樹脂がキャビティ11に流れ込みやすくな
る。したがって、溶融樹脂におけるボイドの発生を抑制
するとともに、ワイヤの変形・断線をいっそう抑制する
ことができる。
【0022】また、上型1と下型2とが型開きした状態
で、図1に示された供給装置5が顆粒状樹脂6を供給す
る際に、真空引き機構15を使用してポット3周辺の雰
囲気を吸引してもよい。これにより、顆粒状樹脂6の投
入により発生しやすい樹脂の微小片が、金型セットの外
部に排出される。したがって、樹脂の微小片が型面に付
着しにくいので、金型セットのクリーニングが容易にな
る。
【0023】なお、以上説明した各実施形態において
は、各ヒータH1,H2,H3,H4について、少なく
とも最も上部に位置するヒータH1,H2同士の間隔
を、他のヒータ同士の間隔よりも小さくして配置した。
これに限らず、各ヒータH1,H2,H3,H4それぞ
れ同士の間隔を、順に大きくしてもよい。また、ヒータ
同士の間隔を等しくして、各ヒータH1,H2,H3,
H4の順に、印加するエネルギーを小さくしてもよい。
【0024】また、下型2に設けたポット3に顆粒状樹
脂6を投入することとしたが、細長い円柱状の樹脂タブ
レットを使用することもできる。この場合には、上型1
にポット3を設け、そのポット3に樹脂タブレットを嵌
装してもよい。更に、上型1と下型2とに限らず、水平
方向に対向する金型セットにおいて、水平方向に設けら
れたポットに樹脂タブレットを投入することもできる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、キャビティに注入され
る溶融樹脂は、十分に低い粘度になるとともに、注入さ
れている間ほぼ均一な粘度に保たれるので、ワイヤの変
形・断線が抑制される。また、余分な空気が金型セット
の外部に排出されるので、溶融樹脂におけるボイドの発
生が抑制されるとともに、溶融樹脂がキャビティに流れ
込みやすくなるので、ワイヤの変形・断線がいっそう抑
制される。また、顆粒状の原料樹脂を使用することによ
り原料樹脂が速やかに溶融するので、樹脂封止に要する
時間が短縮される。更に、必要な量だけ顆粒状の原料樹
脂が貯留手段に投入されるので、樹脂のむだが少なくな
る。これらにより、樹脂封止後の製品の信頼性を向上さ
せるとともに、樹脂封止時間の短縮と原料樹脂の使用量
削減とを可能にする樹脂封止装置及び樹脂封止方法を提
供できるという、優れた実用的な効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る樹脂封止装置の
構成を示す正面断面図であり、ポット内部のA−A線に
おける温度分布を示す図を追加したものである。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る樹脂封止装置の
構成を示す正面断面図であり、ポット内部のA−A線に
おける温度分布を示す図を追加したものである。
【図3】従来の樹脂封止において、ポット内の位置に対
応する、加熱時間と溶融樹脂の樹脂粘度との関係を説明
する図である。
【符号の説明】
1 上型 2 下型 3 ポット(貯留手段) 4 プランジャ 5 供給装置 6 顆粒状樹脂 7 凹部 8 カル部 9 ランナ部 10 ゲート部 11 キャビティ 12 エアベント 13 真空経路 14 バルブ 15 真空引き機構(真空引き手段) H1,H2,H3,H4 ヒータ(発熱手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向する金型からなる金型セット
    に設けられたキャビティに溶融樹脂を注入して硬化させ
    ることにより、型面に載置された基板上において電子部
    品を樹脂封止する樹脂封止装置であって、 前記金型セットのうち少なくとも1つの金型に設けられ
    前記溶融樹脂の原料となる原料樹脂が貯留される貯留手
    段と、 前記金型において前記貯留手段近傍に設けられ前記原料
    樹脂を加熱して溶融させる発熱手段とを備えるととも
    に、 前記発熱手段は、前記貯留手段内において底部付近より
    も前記金型の型面付近が高温になるように発熱すること
    を特徴とする樹脂封止装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の樹脂封止装置において、 前記貯留手段及びキャビティの真空度を高める真空引き
    手段を更に備えたことを特徴とする樹脂封止装置。
  3. 【請求項3】 互いに対向する金型からなる金型セット
    に設けられたキャビティに溶融樹脂を注入して硬化させ
    ることにより、型面に載置された基板上において電子部
    品を樹脂封止する樹脂封止方法であって、 前記金型セットのうち少なくとも1つの金型に設けられ
    た貯留手段に前記溶融樹脂の原料となる原料樹脂を投入
    する工程と、 前記金型に設けられた発熱手段を使用して前記原料樹脂
    が投入された貯留手段を加熱することにより、該原料樹
    脂を溶融させて溶融樹脂を形成する工程と、 前記金型セットを型締めする工程と、 前記溶融樹脂を押圧することにより前記キャビティに注
    入する工程と、 前記注入された溶融樹脂を引き続き加熱して硬化させる
    工程と、 前記金型セットを型開きする工程とを備えるとともに、 前記発熱手段は、前記貯留手段内において底部付近より
    も前記金型の型面付近が高温になるように発熱すること
    を特徴とする樹脂封止方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の樹脂封止方法において、 前記貯留手段及びキャビティの真空度を高める工程を備
    えたことを特徴とする樹脂封止方法。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載の樹脂封止方法にお
    いて、 前記原料樹脂が顆粒状であることを特徴とする樹脂封止
    方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100829032B1 (ko) * 2007-02-26 2008-05-16 (주)대호테크 고화소 다초점 렌즈 제조장치의 온도편차를 최소화한 히터블럭 장치

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