JPH0582084U

JPH0582084U - 電気機器収納用箱体

Info

Publication number: JPH0582084U
Application number: JP3080892U
Authority: JP
Inventors: 滝雄神谷
Original assignee: 河村電器産業株式会社
Priority date: 1992-04-10
Filing date: 1992-04-10
Publication date: 1993-11-05

Abstract

(57)【要約】【目的】電気機器収納用箱体の電気機器のメンテナン
ス性を向上させることを目的とする。【構成】電気機器収納用箱体１は各種電気機器が取り
付けられる本体２と、この本体２の開口面を施蓋及び解
蓋する扉体３とを有する。本体２は背板４、左側板５、
右側板６、底部側板７及び電気機器取り付け板８で構成
され、扉体３は天井部側板９及び正面部被覆板１０で構
成されている。本体２の左側板５及び右側板６の正面開
口部近傍には係合溝１１，１１が設けられている。また
扉体３の正面部被覆板１０の長手方向両端部近傍には係
合突起１２，１２が設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、各種の電気機器を収納する電気機器収納用箱体に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、各種の電気機器を収納する電気機器収納用箱体は、図３に示すように本体２１に扉体２２が取り付けられており、その扉体２２は図４に示すような蝶番２３を介して開閉されるように構成されている。また扉体２２には平面ハンドル２４が取り付けられており、その平面ハンドル２４を手前に引いたり、元に戻したりする操作により、扉体２２裏面に設けられた図４及び図５に示すようなラッチ板２５が回動し、ラッチ板２５が本体２１との係合が解除されたり、再び係合されることにより扉を開閉できるようになっている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら上記従来の電器機器収納用箱体は、扉体２２の回動空間に、扉体２２を開く時の障害になる物があると扉体２２を十分に開放できないため、箱体内部の電器機器のメンテナンス等に支障があるという問題がある。また、電器機器収納用箱体を設置した当初は、扉体２２の開放に際して障害になる物が無かった場合でも、その後の設備増強、レイアウトの変更等により、扉体２２の回動動作に支障となる物が設けられることがあり、箱体内部の電器機器のメンテナンス等に支障が出てくるという問題がある。

【０００４】そこで本考案では、扉体の開閉を本体と扉体とを係合状態で上下スライド式にすると共に、扉体を本体から分離できるようにすることによって、従来電気機器収納用箱体の扉の開閉では支障となるようなものがあっても、本体の開口面を全面的に開放できるようにすることを解決すべき技術的課題とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記課題解決のための技術的手段は、各種の電気機器が取り付けられる本体と、この本体の開口面を施蓋及び解蓋する扉体とを有する電気機器収納用箱体において、本体を背板、左側板、右側板、底部側板及び電気機器取り付け板で構成すると共に、扉体を天井部側板及び正面部被覆板で構成し、本体と扉体とを係合状態で上下にスライド可能とすると共に、扉体を本体から分離可能に構成することである。

【０００６】

【作用】

上記構成の電気機器収納用箱体において、扉体を施蓋状態から解蓋し本体の開口部を全面的に開放するためには、扉体を本体の正面部開口面に沿って施蓋方向のと逆の垂直方向にスライドさせた後、扉体と本体との係合を外すことによって扉体を本体から分離し、所要のメンテナンス等を行なうことができるように本体の開口面を全面的に露出させる。

【０００７】

【実施例】

図１及び図２は本考案に係る電気機器収納用箱体の実施例である。以下これらの図面に基づき本考案を説明する。

【０００８】電気機器収納用箱体１は各種電気機器が取り付けられる本体２と、この本体２の開口面を施蓋及び解蓋する扉体３とを有する。本体２は背板４、左側板５、右側板６、底部側板７及び電気機器取り付け板８で構成され、扉体３は天井部側板９及び正面部被覆板１０で構成されている。本体２の左側板５及び右側板６の正面開口部近傍には係合溝１１，１１が設けられている。また扉体３の正面部被覆板１０の長手方向両端部近傍には係合突起１２，１２が設けられている。尚、係合溝は扉体に設けてもよく、この場合本体には係合突起が設けられる。

【０００９】以上のように構成された電気機器収納用箱体１において、本体２に扉体３を施蓋する場合、本体２の左側板５及び右側板６の正面開口部近傍の係合溝１１，１１と、扉体３の正面部被覆板１０の長手方向両端部近傍の係合突起１２，１２とが互いに係合するように本体２の上部から扉体３を接近させ、係合溝と係合突起が係合した状態で扉体３を本体２側に垂直方向下方にスライドさせると、本体２と扉体３は密着状態で固定される。

【００１０】一方本体２から扉体３を解蓋する場合、扉体３を垂直方向上方にスライドさせると、扉体３は係合溝に沿って移動し、係合溝が施されていない部分まで移動した時、扉体３は本体２から外れる。

【００１１】

【考案の効果】

以上のように本考案によれば、各種の電気機器が取り付けられる本体と、この本体の開口面を施蓋及び解蓋する扉体とを有する電気機器収納用箱体において、本体を背板、左側板、右側板、底部側板及び電気機器取り付け板で構成すると共に、扉体を天井部側板及び正面部被覆板で構成し、本体と扉体とを係合状態で上下にスライド可能とすると共に、扉体を本体から分離可能に構成したため、電気機器が全面的に露出され、所要のメンテナンス等を十分に行なうことができるという効果がある。

【提出日】平成５年２月１５日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００３

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら上記従来の電器機器収納用箱体は、扉体２２の回動空間に、扉体２２を開く時の障害になる物があると扉体２２を十分に開放できないため、箱体内部の電器機器のメンテナンス等に支障があるという問題がある。また、電気機器収納用箱体を設置した当初は、扉体２２の開放に際して障害になる物が無かった場合でも、その後の設備増強、レイアウトの変更等により、扉体２２の回動動作に支障となる物が設けられることがあり、箱体内部の電気機器のメンテナンス等に支障が出てくるという問題がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る電気機器収納用箱体の実施例の斜
視外観図である。

【図２】図１の要部断面図である。

【図３】従来の電気機器収納用箱体の斜視外観図であ
る。

【図４】従来の電気機器収納用箱体の扉開放状態の斜視
外観図である。

【図５】従来の電気機器収納用箱体の扉裏面を示した正
面図である。

【符号の説明】

１・・・電気機器収納用箱体、２・・・本体、３・・・
扉体、４・・・背板、５・・・左側板、６・・・右側
板、７・・・底部側板、８・・・電気機器取り付け板、
９・・・天井部側板、１０・・・正面部被覆板、１１・
・・係合溝，１２・・・係合突起

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】各種の電気機器が取り付けられる本体と、
該本体の開口面を施蓋及び解蓋する扉体とを有する電気
機器収納用箱体において、本体を背板、左側板、右側
板、底部側板及び電気機器取り付け板で構成すると共
に、扉体を天井部側板及び正面部被覆板で構成し、本体
と扉体とを係合状態で上下にスライド可能とすると共
に、前記扉体を本体から分離可能としたことを特徴とす
る電気機器収納用箱体。