JPH0582060A - X線発生装置 - Google Patents

X線発生装置

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JPH0582060A
JPH0582060A JP3066050A JP6605091A JPH0582060A JP H0582060 A JPH0582060 A JP H0582060A JP 3066050 A JP3066050 A JP 3066050A JP 6605091 A JP6605091 A JP 6605091A JP H0582060 A JPH0582060 A JP H0582060A
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anticathode
rotating
electric motor
cathode
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Manabu Noguchi
学 野口
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J35/00X-ray tubes
    • H01J35/02Details
    • H01J35/04Electrodes ; Mutual position thereof; Constructional adaptations therefor
    • H01J35/08Anodes; Anti cathodes
    • H01J35/10Rotary anodes; Arrangements for rotating anodes; Cooling rotary anodes
    • H01J35/101Arrangements for rotating anodes, e.g. supporting means, means for greasing, means for sealing the axle or means for shielding or protecting the driving
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2235/00X-ray tubes
    • H01J2235/10Drive means for anode (target) substrate
    • H01J2235/1026Means (motors) for driving the target (anode)
    • H01J2235/1033Means (motors) for driving the target (anode) mounted within the vacuum vessel
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2235/00X-ray tubes
    • H01J2235/12Cooling
    • H01J2235/1204Cooling of the anode
    • HELECTRICITY
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    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2235/00X-ray tubes
    • H01J2235/12Cooling
    • H01J2235/1225Cooling characterised by method
    • H01J2235/1262Circulating fluids
    • H01J2235/1266Circulating fluids flow being via moving conduit or shaft

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転対陰極を回転駆動する電動機の高トルク
化に適し、また、回転対陰極の小型化や軽量化にも適し
たX線発生装置を提供すること。 【構成】 対陰極収容ケース12内に収容された回転対
陰極11を回転駆動する電動機13を、回転力の出力部
となるロータ13aと該ロータ13aを回転させるため
のコイル部13bとで構成し、前記ロータ13aを前記
回転対陰極に固定して気密ケース12a内に配置した構
成としたことにより、装置の小型化が容易となり、ま
た、コイル部13bを気密ケース部12aの外側に配置
するようにしたため、保守などが容易になり、さらに、
ロータ13aがコイル部13bの外周に位置する構造と
したために高トルク化が容易になった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業業上の利用分野】本発明は、回転対陰極型のX線
発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、回転対陰極型のX線発生装置の
従来例を示したもので、図中の符号1は回転対陰極、2
は陰極収容ケース、3は電動機である。前記回転対陰極
1は、電子銃4から発射された熱電子eの衝突によって
X線5を発生する中空の陰極部1aと、該陰極部1aに
連なる中空円筒状の軸部1bとを有している。そして、
この回転対陰極1の中空部には、この回転対陰極1と同
心の円筒状を呈した仕切り部材6によって、冷媒の循環
流路7が形成されている。この循環流路7は、前記仕切
り部材6と回転対陰極1との間の間隙を冷媒供給路7a
とし、仕切り部材6の内側を冷媒排出路7bとしたもの
で、矢印で示すように、冷媒を流す。
【0003】前記陰極収容ケース2は、前記陰極部1a
および電子銃4の周囲を真空雰囲気に保つ気密ケース部
2aと、前記軸部1bに外嵌する軸受け8を介して前記
回転対陰極1を回転自在に支持する軸支用ケース部2b
とを備えてなる。前記気密ケース部2aの所定位置に
は、図示のように、陰極部1aから発射されたX線5を
透過させるX線透過窓2cが装備されている。また、前
記軸支用ケース部2bの後端部(図の右端部)は前記仕
切り部材7の端部に液密に連結され、さらに、軸支用ケ
ース部2bの後端部寄りの位置には、図示のように冷媒
供給路6aに連通する冷媒供給口2dが設けられてい
る。
【0004】前記電動機3は、前記回転対陰極1を回転
駆動するためのもので、回転力の出力部となるロータ3
aが前記軸部1bに固定され、このロータ3aを回転さ
せるためにのロータ3aの外周を囲う如く配置されるコ
イル部3bが軸支用ケース部2bに固定された構造をな
している。
【0005】なお、図2において、符号9aは前記気密
ケース部2a内の真空状態を維持するための気密シール
であり、また9bは冷媒が軸受け8や電動機3側に流入
しないようにする液密シールである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述した従
来のX線発生装置においては、電動機3の取付けのため
に、回転対陰極1の軸部1bの長さ寸法が大きくなり、
その結果、回転対陰極1の小型化や軽量化が困難になる
という問題があった。
【0007】また、一般に、電動機3の設置スペースは
限られており、冷却性能の向上あるいは回転対陰極1の
大型化や重量化に備えて電動機3の高トルク化を図ろう
としても、コイル部3bの所要寸法等からロータ3aの
径の拡大が難しく、現実的には、電動機3の高トルク化
ができないという問題もあった。
【0008】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもの
で、回転対陰極を回転駆動する電動機の高トルク化に適
し、また、回転対陰極の小型化や軽量化にも適したX線
発生装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のX線発
生装置は、熱電子の衝突によってX線を発生する陰極部
を有した回転対陰極と、前記陰極部の周囲を真空雰囲気
に保つ気密ケース部を備えた陰極収容ケースと、前記回
転対陰極を回転駆動する電動機とを具備してなる。
【0010】そして、前記電動機は、回転力の出力部と
なるロータが該ロータを回転させるためのコイル部の外
周に位置する構造として、前記ロータを前記回転対陰極
に固定するとともに、前記コイル部を陰極収容ケースに
固定したことを特徴とする。請求項2に記載のX線発生
装置は、請求項1のものを改善したもので、前記陰極収
容ケースの気密ケース部の壁面に、前記コイル部を取り
付けたことを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1に記載のX線発生装置においては、電
動機のロータがコイル部の外周に位置する構造で、ロー
タによる回転力の作用半径が従来よりも大幅に拡大され
るため、コイル部の寸法が従来と同様でも大きなトルク
を得ることが可能になり、寸法の拡大させずに高トルク
化を図ることが可能になる。
【0012】また、請求項2に記載の構成とすれば、電
動機の取付けスペースを回転対陰極の軸部上に確保する
必要がなくなるため、回転対陰極の軸部の長さ寸法を縮
小して、回転対陰極の小型化や軽量化を図ることも可能
になる。
【0013】
【実施例】図1は、本発明に係るX線発生装置の一実施
例の要部の概略構成を示したもので、図中の符号11は
回転対陰極、12は陰極収容ケース、13は電動機、1
4は電動機13に給電するリード線である。
【0014】前記回転対陰極11は、電子銃(図示略)
から発射された熱電子の衝突によってX線を発生する中
空の陰極部11aを有している。そして、前記陰極部1
1aには、中空円筒状の軸部11bが連結されており、
図示はしないが、回転対陰極11の内部には、従来の場
合と同様に、前記軸部11bおよび陰極部11a内に挿
通させた仕切り部材によって、陰極部11aを冷却する
冷媒の循環流路が確保されている。
【0015】前記陰極収容ケース12は、前記陰極部1
1aおよび電子銃の周囲を真空雰囲気に保つ気密ケース
部12aと、該気密ケース部12aに連結されて設けら
れて前記回転対陰極11を回転自在に支持する軸支用ケ
ース部12bとを備えている。前記軸支用ケース部12
bは、図示はしないが、前記軸部11bに外嵌する軸受
けを介して前記回転対陰極11を回転自在に支持してお
り、また、前記気密ケース部12aとの境界には、気密
ケース部12a内の真空度を低下させないように、気密
シールが施されている。さらに、軸支用ケース部12b
においては、図示はしないが、従来と同様に、回転対陰
極11内の冷媒の循環流路に連絡する冷媒供給口や冷媒
排出口が装備されている。
【0016】前記電動機13は、前記回転対陰極11を
回転駆動するためのブラシレスのDCモータで、回転力
の出力部となるロータ13aが該ロータ13aを回転さ
せるためのコイル部13bの外周に位置する構造として
いる。そして、前記ロータ13aは前記回転対陰極11
の陰極部11aに固定し、前記コイル部13bは陰極収
容ケース12の気密ケース部12aの外壁面に取り付け
た構造としている。
【0017】前記気密ケース部12aのコイル部13b
を取り付ける部分(壁部)12cは、前記陰極部11a
に取り付けたロータ13aと前記コイル部13bとの位
置関係が合うように、コイル部13bの形状に合致した
凹部形状に形成されている。以上の如きX線発生装置に
おいては、電動機3の取付けスペースを回転対陰極11
の軸部11b上に確保する必要がなくなるため、軸部1
1bの長さ寸法を縮小して、回転対陰極11の小型化や
軽量化を図ることができる。
【0018】また、電動機13のロータ13aが、コイ
ル部13bの外周に位置する構造で、ロータ13aによ
る回転力の作用半径を従来よりも大幅に拡大されるた
め、コイル部13bの寸法が従来と同様でも、大きなト
ルクを得られるようになる。
【0019】しかも、前記一実施例のように、電動機1
3のコイル部13bを気密ケース部12aの外部に配置
する構造とした場合には、コイル部13bの保守等も容
易になり、X線発生装置の保守性能の向上も期待するこ
とができる。
【0020】なお、一実施例では、電動機13のコイル
部13bを気密ケース部12aの外部に取り付ける構造
としたが、図3に示すように、気密ケース部12a内に
収容する構造としても良い。
【0021】また、電動機13の高トルク化だけで良い
場合であれば、図4に示すように、従来の場合と同様
に、回転対陰極11の軸部11b上に、電動機13の設
置スペースを確保した構造とすることも考えられる。な
お、図4において、図2と同じ符号を付した部品は、図
2の場合と同一の部品であることを示す。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載のX線発生装置においては、電動機のロータが
コイル部の外周に位置する構造で、ロータによる回転力
の作用半径が従来よりも大幅に拡大されるため、コイル
部の寸法が従来と同様でも大きなトルクを得ることが可
能になり、寸法の拡大させずに高トルク化を図ることが
可能になる。
【0023】また、請求項2に記載の構成とすれば、電
動機の取付けスペースを回転対陰極の軸部上に確保する
必要がなくなるため、回転対陰極の軸部の長さ寸法を縮
小して、回転対陰極の小型化や軽量化を図ることも可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るX線発生装置の一実施例
の要部の説明図である。
【図2】図2は、従来のX線発生装置の構成説明図であ
る。
【図3】図3は、本発明に係るX線発生装置の他の実施
例の要部の説明図である。
【図4】図4は、本発明に係るX線発生装置のさらに他
の実施例の要部の説明図である。
【符号の説明】
11 回転対陰極 11a 陰極部 11b 軸部 12 陰極収容ケース 12a 気密ケース部 12b 軸支用ケース部 13 電動機 13a ロータ 13b コイル部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年8月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 X線発生装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転対陰極型のX線発
生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、回転対陰極型のX線発生装置の
従来例を示したもので、図中の符号1は回転対陰極、2
は対陰極収容ケース、3は電動機である。前記回転対陰
極1は、電子銃4から発射された熱電子eの衝突によっ
てX線5を発生する中空の対陰極部1aと、該対陰極部
1aに連なる中空円筒状の軸部1bとを有している。そ
して、この回転対陰極1の中空部には、この回転対陰極
1と同心の円筒状を呈した仕切り部材6によって、冷媒
の循環流路7が形成されている。この循環流路7は、前
記仕切り部材6と回転対陰極1との間の間隙を冷媒供給
路7aとし、仕切り部材6の内側を冷媒排出路7bとし
たもので、矢印で示すように、冷媒を流す。
【0003】前記対陰極収容ケース2は、前記対陰極部
1aおよび電子銃4の周囲を真空雰囲気に保つ気密ケー
ス部2aと、前記軸部1bに外嵌する軸受け8を介して
前記回転対陰極1を回転自在に支持する軸支用ケース部
2bとを備えてなる。前記気密ケース部2aの所定位置
には、図示のように、対陰極部1aから発射されたX線
5を透過させるX線透過窓2cが装備されている。ま
た、前記軸支用ケース部2bの後端部(図の右端部)は
前記仕切り部材7の端部に液密に連結され、さらに、軸
支用ケース部2bの後端部寄りの位置には、図示のよう
に冷媒供給路6aに連通する冷媒供給口2dが設けられ
ている。
【0004】前記電動機3は、前記回転対陰極1を回転
駆動するためのもので、回転力の出力部となるロータ3
aが前記軸部1bに固定され、このロータ3aを回転さ
せるためにロータ3aの外周を囲う如く配置されるコイ
ル部3bが軸支用ケース部2bに固定された構造をなし
ている。
【0005】なお、図2において、符号9aは前記気密
ケース部2a内の真空状態を維持するための気密シール
であり、また9bは冷媒が軸受け8や電動機3側に流入
しないようにする液密シールである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述した従
来のX線発生装置においては、電動機3の取付けのため
に、回転対陰極1の軸部1bの長さ寸法が大きくなり、
その結果、回転対陰極1の小型化や軽量化が困難になる
という問題があった。
【0007】また、一般に、電動機3の設置スペースは
限られており、冷却性能の向上あるいは回転対陰極1の
大型化や重量化に備えて電動機3の高トルク化を図ろう
としても、コイル部3bの所要寸法等からロータ3aの
径の拡大が難しく、現実的には、電動機3の高トルク化
ができないという問題もあった。
【0008】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもの
で、回転対陰極を回転駆動する電動機の高トルク化に適
し、また、回転対陰極の小型化や軽量化にも適したX線
発生装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】 (1)熱電子の衝突によってX線を発生する対陰極部を
有した回転対陰極と、前記対陰極部の周囲を真空雰囲気
に保つ気密ケース部を備えた対陰極収容ケースと、前記
回転対陰極を回転駆動する電動機とを具備してなるX線
発生装置であって、前記電動機は、回転力の出力部とな
るロータと、このロータを回転させるためのコイル部と
からなり、前記ロータが前記回転対陰極に固定されて前
記気密ケース部内に配置されているものであることを特
徴とした構成とし、構成1の態様として、(2)構成1
のX線発生装置において、前記電動機のコイル部が前記
気密ケース部の外側に配置されていることを特徴とした
構成とし、さらに、構成1又は2の態様として、(3)
構成1又は2のX線発生装置において、前記電動機は、
前記ロータが前記コイル部の外周に位置する構造を有し
ていることを特徴とした構成とした。
【0010】
【作用】上述の構成1によれば、前記電動機ロータが回
転対陰極に固定されて前記気密ケース部内に配置されて
いる構造であるため、従来のように、電動機の取付けス
ペースを回転対陰極の軸部上に確保する必要がなくな
り、回転対陰極の軸部の長さ寸法を縮小して、回転対陰
極の小型化や軽量化が可能になった。
【0011】また、構成2によれば、電動機のコイル部
が気密ケース部の外側に配置された構成となっているこ
とから、電動機の保守などが容易になるとともに、構成
3によれば、電動機のロータがコイル部の外周に位置す
る構造としたので、ロータによる回転力の作用半径が従
来よりも大巾に拡大され、コイル部の寸法を従来と同じ
とした場合でも大きなトルクを得ることが可能になる。
【0012】
【実施例】図1は、本発明に係るX線発生装置の一実施
例の要部の概略構成を示したもので、図中の符号11は
回転対陰極、12は対陰極収容ケース、13は電動機、
14は電動機13に給電するリード線である。
【0013】前記回転対陰極11は、電子銃(図示略)
から発射された熱電子の衝突によってX線を発生する中
空の対陰極部11aを有している。そして、前記対陰極
部11aには、中空円筒状の軸部11bが連結されてお
り、図示はしないが、回転対陰極11の内部には、従来
の場合と同様に、前記軸部11bおよび対陰極部11a
内に挿通させた仕切り部材によって、対陰極部11aを
冷却する冷媒の循環流路が確保されている。
【0014】前記対陰極収容ケース12は、前記対陰極
部11aおよび電子銃の周囲を真空雰囲気に保つ気密ケ
ース部12aと、該気密ケース部12aに連結されて設
けられて前記回転対陰極11を回転自在に支持する軸支
用ケース部12bとを備えている。前記軸支用ケース部
12bは、図示はしないが、前記軸部11bに外嵌する
軸受けを介して前記回転対陰極11を回転自在に支持し
ており、また、前記気密ケース部12aとの境界には、
気密ケース部12a内の真空度を低下させないように、
気密シールが施されている。さらに、軸支用ケース部1
2bにおいては、図示はしないが、従来と同様に、回転
対陰極11内の冷媒の循環流路に連絡する冷媒供給口や
冷媒排出口が装備されている。
【0015】前記電動機13は、前記回転対陰極11を
回転駆動するためのブラシレスのDCモータで、回転力
の出力部となるロータ13aが該ロータ13aを回転さ
せるためのコイル部13bの外周に位置する構造として
いる。そして、前記ロータ13aは前記回転対陰極11
の対陰極部11aに固定し、前記コイル部13bは対陰
極収容ケース12の気密ケース部12aの外壁面に取り
付けた構造としている。前記気密ケース部12aのコイ
ル部13bを取り付ける部分(壁部)12cは、前記対
陰極部11aに取り付けたロータ13aと前記コイル部
13bとの位置関係が合うように、コイル部13bの形
状に合致した凹部形状に形成されている。以上の如きX
線発生装置においては、電動機3の取付けスペースを回
転対陰極11の軸部11b上に確保する必要がなくなる
ため、軸部11bの長さ寸法を縮小して、回転対陰極1
1の小型化や軽量化を図ることができる。
【0016】また、電動機13のロータ13aが、コイ
ル部13bの外周に位置する構造で、ロータ13aによ
る回転力の作用半径が従来よりも大幅に拡大されるた
め、コイル部13bの寸法が従来と同様でも、大きなト
ルクを得られるようになる。
【0017】しかも、前記一実施例のように、電動機1
3のコイル部13bを気密ケース部12aの外部に配置
する横造とした場合には、コイル部13bの保守等も容
易になり、X線発生装置の保守性能の向上も期待するこ
とができる。
【0018】なお、一実施例では、電動機13のコイル
部13bを気密ケース部12aの外部に取り付ける構造
としたが、図3に示すように、気密ケース部12a内に
収容する構造としても良い。
【0019】また、電動機13の高トルク化だけで良い
場合であれば、図4に示すように、従来の場合と同様
に、回転対陰極11の軸部11b上に、電動機13の設
置スペースを確保した構造とすることも考えられる。な
お、図4において、図2と同じ符号を付した部品は、図
2の場合と同一の部品であることを示す。また、図示し
ないが、電動機13のコイル部13bの保守などの容易
性を確保する為だけならば、コイル部13bを気密ケー
ス部12aの外側に配置するという条件のみを満たせば
よく、必ずしもロータ13aがコイル部13bの外周を
囲むという構造にする必要はなく、従来のように、ロー
タがコイル部内に位置するような構造にしてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、対陰極
収容ケース内に収容された回転対陰極を回転駆動する電
動機を、回転力の出力部となるロータと該ロータを回転
させるためのコイル部とで構成し、前記ロータを前記回
転対陰極に固定して気密ケース内に配置した構成とした
ことにより、装置の小型化が容易となり、また、コイル
部を気密ケースの外側に配置するようにしたため、保守
などが容易になり、さらに、ロータがコイル部の外周に
位置する構造としたために高トルク化が容易になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るX線発生装置の一実施例
の要部の説明図である。
【図2】図2は、従来のX線発生装置の構成説明図であ
る。
【図3】図3は、本発明に係るX線発生装置の他の実施
例の要部の説明図である。
【図4】図4は、本発明に係るX線発生装置のさらに他
の実施例の要部の説明図である。
【符号の説明】 11 回転対陰極 11a 対陰極部 11b 軸部 12 対陰極収容ケース 12a 気密ケース部 12b 軸支用ケース部 13 電動機 13a ロータ 13b コイル部
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱電子の衝突によってX線を発生する陰
    極部を有した回転対陰極と、前記陰極部の周囲を真空雰
    囲気に保つ気密ケース部を備えた陰極収容ケースと、前
    記回転対陰極を回転駆動する電動機とを具備してなるX
    線発生装置であって、 前記電動機は、回転力の出力部となるロータが該ロータ
    を回転させるためのコイル部の外周に位置する構造とし
    て、前記ロータを前記回転対陰極に固定するとともに、
    前記コイル部を陰極収容ケースに固定したことを特徴と
    するX線発生装置。
  2. 【請求項2】 前記陰極収容ケースの気密ケース部の壁
    面に、前記コイル部を取り付けたことを特徴とする請求
    項1に記載のX線発生装置。
JP3066050A 1991-03-29 1991-03-29 X線発生装置 Pending JPH0582060A (ja)

Priority Applications (2)

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JP3066050A JPH0582060A (ja) 1991-03-29 1991-03-29 X線発生装置
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