JPH0581800B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0581800B2
JPH0581800B2 JP61261932A JP26193286A JPH0581800B2 JP H0581800 B2 JPH0581800 B2 JP H0581800B2 JP 61261932 A JP61261932 A JP 61261932A JP 26193286 A JP26193286 A JP 26193286A JP H0581800 B2 JPH0581800 B2 JP H0581800B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
drainage
main
main body
inner cylindrical
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP61261932A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63115987A (ja
Inventor
Hisao Nakai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ARUMASU KK
Original Assignee
ARUMASU KK
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Publication date
Application filed by ARUMASU KK filed Critical ARUMASU KK
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Publication of JPS63115987A publication Critical patent/JPS63115987A/ja
Publication of JPH0581800B2 publication Critical patent/JPH0581800B2/ja
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  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は中高層建築物の各階層を垂直方向に貫
通する排水本管と、各階層の排水用の枝管とを接
合する排水集合管の改良に関する。
〔従来の技術〕
一般に集合住宅やホテル、ビルなどの中高層建
築物では、各種の衛生、又は厨房設備器具からの
排水を総合的に集中させて下水道に導く手段が採
られており、例えば、第5図に示すように、建築
物の各階層を貫通する排水本管1と、各種の衛生
又は厨房設備器具2を順次水平方向でつなぐ枝管
3とを各階層毎に排水集合管4で接合し、各階層
での排水を排水本管1に集中させる排水配管シス
テムとなつている。また排水本管1の最上部に
は、通気口5が設けられ、最下部は排水桝6等へ
接続される。このような排水配管システムでは、
多量の排水が排水本管1を急速に流下するため
に、排水騒音が発生したり、また落下衝撃が非常
に大きくなる他排水本管1内に負圧が発生した場
合に衛生又は厨房設備器具2のトラツプの封水が
破れてしまう。そのため、従来にあつてはそのほ
とんどが排水集合管4の内壁に羽根板を突設し、
排水本管1および枝管3から流れ込んでくる排水
を強制的に旋回させ、排水本管1の内壁に沿つて
流下する低速の管壁流を形成するなどして上記問
題点を解決していた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の排水集合管4
にあつては、その内部で強制的に旋回流を発生さ
せ排水本管1の内壁に沿う管壁流をつくるので、
排水本管1の中心部には大気に連通する空気柱が
形成されるものの、排水集合管4の内部、特に枝
管3に通じる上部付近での通気の確保は必ずしも
十分とは言えなかつた。これは排水本管1を流下
する間に排水の旋回力が弱まり、排水本管1の下
端から排水集合管4内に落下する際にはほとんど
直線状となつて流れ、空気柱と枝管3との間に水
膜をつくつてしまうためである。その結果、排水
集合管4の内部に負圧域が形成され、枝管3のト
ラツプの封水が切れるおそれがあつた。
そこで本発明の技術的課題は、排水集合管の内
部に排水本管の中心部に形成される空気柱と枝管
とを連通する通気ゾーンを形成することによつ
て、トラツプの封水破壊を確実に防止する点にあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記技術的課題の解決のために、本体
の上端部および下端部には建築物の各階層を貫通
する排水本管が接続されると共に、本体の胴部に
は排水用の枝管が接続されてなる排水集合管にお
いて、上記本体の上部に接続される排水本管の下
方に連続して本体内に挿入され下端部を上記胴部
内に開放した内筒管を設け、この内筒管の下端部
に、該内筒管の軸方向上向きに切り込まれ、内筒
管の内壁を伝わつて流下する管壁流を分流させる
V字状切込みを形成したことを特徴としている。
〔作用〕
上述の手段によれば、排水本管内を流下してき
た排水管壁流は内筒管の下端部に形成したV字状
切込みと、排水の粘性作用によつて生じる誘導現
象によつて分流され左右に振り分けられるため
に、該V溝の下方近傍に上記空気柱と枝管とを連
通する通気ゾーンが形成されることになる。
〔実施例〕
以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を詳
細に説明する。
第1図乃至第3図に示す本発明の実施例におい
て、排水集合管7は大径円筒状の胴部9およびそ
の下部にテーパ部10を有する本体8と、この本
体8の肩部11を通して本体8内に下半部が挿入
され下端部を胴部9の内部に開放した内筒管12
とで構成される。本体8の上端部および下端部に
は建築物の各階層を貫通する上部排水本管13お
よび下部排水本管14がそれぞれ接続されるが、
上部排水本管13との接続では、内筒管12の上
端部に上部排水本管13の下端部を管継手等によ
つて連結している。両者の接続において、上記内
筒管12は上部排水本管13と同一径の部材によ
つて形成されており、実質的には上部排水本管1
3がそのまま連続して本体8内に突入した構造と
なつている。また、上記排水本管13と同一径の
部材によつて形成される下部排水本管14との接
続では、本体8のテーパ部10の下端から一体に
延びる下部接続管17に下部排水本管14の上端
部を管継手等によつて連結している。
上記内筒管12は若干の肉厚を有する円筒部材
によつて形成されており、その下端部には、第1
図および第2図に示すように、内筒管12の上方
に深く切り込んだV字状切込み20が円周上の4
箇所に形成されている。このV字状切込み20
は、内筒管12の内壁に沿つて流下してきた排水
を分流作用によつて左右方向に振り分け、その隙
間に通気ゾーン21を形成して上部排水本管13
の中心部に形成される空気柱と枝管22,23内
部との連通を確保するためのものである。上記V
字状切込み20での排水の振り分けは、水の粘性
作用によるもので、内筒管12の内壁に沿つて流
下してきた排水がV字状切込み20の縁部に達し
た時に、排水と管内壁の粘性作用によつてそのま
ま落下せずにV字状切込み20の縁部を伝わつて
流れるため、第2図に示すような左右方向に広が
る流線24が形成されることになる。
一方、上述の本体8の胴部9には、建物の各階
層に配設された枝管22,23の端部がそれぞれ
接続されているが、この枝管22,23との接続
では、胴部9の周壁に一体形成された接続枝管2
5,26に管継手等によつて連結されている。ま
た、この実施例では、枝管22,23は、第3図
に示すように、本体8の中心から偏位した部位に
接続されており、枝管22,23から流れ込んで
くる排水を本体8内の接線方向に流入させて旋回
流を発生できるようにしてある。
従つて、このような構成からなる排水集合管7
にあつては、第4図に示すように、上部排水本管
13を流下してきた排水は、内筒管12の下端部
に形成されたV字状切込み20によつて分流され
左右方向に振り分けられ、排水集合管7内から枝
管22,23に抜ける空気通路27が確保され
る。また、円周方向に振り分けられて外方に拡が
つた内筒管12からの落下排水は、本体8の胴部
9およびテーパ部10の各内壁に衝突した後、内
壁に沿つて流れ落ち、そのまま水の粘性によつて
下部排水本管14の内壁に沿つて流速の遅い管壁
流を形成するので、排水本管の中心部にも空気柱
を形成して排水本管内を大気圧に保つことができ
る。そのため、この空気柱と枝管22,23内と
が上記通気ゾーン21を介して連通することにな
り、トラツプの封水破壊が確実に防止されること
になる。また、この実施例では、上記管壁流によ
る流速の低下によつて排水騒音の発生および落下
衝撃が軽減される他、本体8内の流路には、羽根
板のような邪魔物がないので、上部排水本管13
および枝管22,23からの排水流路が確保され
て排水中に混入した異物が引掛かることもなくス
ムーズな排水の流れが得られることになる。
一方、この実施例において、枝管22,23か
ら排水集合管7に流れ込んでくる排水は、本体8
内に接線方向に流入してくるため、内壁に沿つた
旋回流が形成され、上部排水本管13からの流下
排水と一緒になつて管壁流を形成する。
尚、上記実施例では内筒管12の下部に4箇所
のV字状切込み20を形成した例について説明し
たが、4箇所に限定されないことは勿論である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明に係る排水集合管
によれば、本体内に上部排水本管に連続する内筒
管を設け、この内筒管の下端部に、該内筒管の軸
方向上向きに切り込まれ、内筒管の内壁に伝わつ
て流下する管壁流を分流させるV字状切込みを形
成したから、このV字状切込み水の分流作用によ
つて本体内に排水本管の中心部の空気層と枝管と
を連通する通気ゾーンを形成することができ、ト
ラツプの封水破壊を確実に防止することができ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る排水集合管の断面図、第
2図は内筒管の下端部の斜視図、第3図は第1図
中−線断面図、第4図は排水集合管の排水の
流れを示す説明図、第5図は中高層建築物の排水
配管図である。 7……排水集合管、8……本体、9……胴部、
12……内筒管、13……上部排水本管、14…
…下部排水本管、20……V字状切込み。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 本体の上端部および下端部には建築物の各階
    層を貫通する排水本管が接続されると共に、上記
    本体の胴部には排水用の枝管が接続されてなる排
    水集合管において、 上記本体の上部に接続される排水本管の下方に
    連続して本体内に挿入され下端部を上記胴部内に
    開放した内筒管を設け、この内筒管の下端部に、
    該内筒管の軸方向上向きに切り込まれ、内筒管の
    内壁を伝わつて流下する管壁流を分流させるV字
    状切込みを形成したことを特徴とする排水集合
    管。
JP26193286A 1986-11-05 1986-11-05 排水集合管 Granted JPS63115987A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26193286A JPS63115987A (ja) 1986-11-05 1986-11-05 排水集合管

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26193286A JPS63115987A (ja) 1986-11-05 1986-11-05 排水集合管

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63115987A JPS63115987A (ja) 1988-05-20
JPH0581800B2 true JPH0581800B2 (ja) 1993-11-16

Family

ID=17368701

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26193286A Granted JPS63115987A (ja) 1986-11-05 1986-11-05 排水集合管

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63115987A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57179492A (en) * 1981-04-28 1982-11-05 Kojima Seisakusho Kk Pipe joint with tongue piece for preventing collision of drain

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57179492A (en) * 1981-04-28 1982-11-05 Kojima Seisakusho Kk Pipe joint with tongue piece for preventing collision of drain

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63115987A (ja) 1988-05-20

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