JPH0581637U - 記録計の記録機構 - Google Patents

記録計の記録機構

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JPH0581637U
JPH0581637U JP2114692U JP2114692U JPH0581637U JP H0581637 U JPH0581637 U JP H0581637U JP 2114692 U JP2114692 U JP 2114692U JP 2114692 U JP2114692 U JP 2114692U JP H0581637 U JPH0581637 U JP H0581637U
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JP2114692U
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利和 紫桃
光伸 佐藤
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Chino Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 打点と印字を一機構で行い記録機構の小型化
を図る。 【構成】 支軸1 に沿って移動するキャリッジ2 には、
後方に延びるカムフォロー15が形成された支持ブラケッ
ト4 と、中心に支軸1 が挿通された回転伝達子5が装備
されている。支持ブラケット4 には、先端に打点用と印
字用の打点突起8aA,8aD を等ピッチで交互に備えた打点
子8 、後端には両面にそれぞれ連動ピン9aと切換ピン9b
を有したピンギヤ9 が支軸1 と直交する連動軸7 を介し
て軸支されている。回転伝達子5 には、前記連動ピン9a
と係合し、該連動ピン9aが通過するように切欠部19a が
配設されたスパイラルカム19と、カムフォロー15に当接
する円周カム20の形成された連動部材18が固定されてい
る。また、記録機構の筐体を構成する左右の0側板21と
スパン側板22には切換ピン9bを押圧して打点,印字状態
を切り換える切換軸21a,22a が形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、多種のデータを同一記録紙上に、データに応じた色分けで打点及び 印字を行う記録計の記録機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の記録計の記録機構は、図8で示すように、記録紙の横幅と平行する2本 の支軸101,102に沿って移動するキャリッジ103に対して、各種測定値 のトレンド記録を行う打点手段104と、前記測定値を示す点文字,記号等を記 録紙に記録する印字手段105とを個別に装備している。 打点手段104は支軸101に設けられたキー溝101aと係合して同軸回転 する打点用回転伝達子106と、打点用支持ブラケット107とで大略構成され ている。 打点用回転伝達子106は円柱形状をしており、その中心には支軸101が挿 通される軸穴106aが設けられ、軸穴106aの内壁面には支軸101のキー 溝101aと係合するキー106bが設けられている。
【0003】 打点用支持ブラケット107は、支軸101と平行な方向に向けたピン108 でキャリッジ103に枢支され、バネ等により常に前方が下方へ付勢されている 。該打点用支持ブラケット107には、支軸101と直交する向きに伝動軸10 9が軸支されている。この伝動軸109の先端には円周面上に打点突起110a を等ピッチで備えた(ここでは、ピッチが60°で6個(6色)の打点突起を有 する。)円板状の打点子110が取り付けられ、伝動軸109の後端にはピン1 11aを備えたピンギヤ111が取り付けられている。また、打点用支持ブラケ ット107の一側には後方に延びるカムフォロー112が配設されている。 そして、前記打点用回転伝達子106の外周には、前記ピンギヤ111のピン 111aと係合するスパイラルカム106cと打点用支持ブラケット107のカ ムフォロー112と当接する円周カム106dが配設されている。
【0004】 次に、印字手段105は支軸102に設けられたキー溝102aと係合して同 軸回転する印字用回転伝達子113と、印字用支持ブラケット114とで大略構 成されている。 印字用回転伝達子113は、打点用回転伝達子106と同様に円柱形状で中心 に軸穴113aとキー113bが設けられ、この軸穴113aに支軸102が挿 通されている。 また、キャリッジ103の下部には支軸102と直交方向に延びるガイドピン 115が備えられ、ガイドピン115に沿って摺動する印字動作子116を具備 しおり、この印字動作子116の後端には、カムフォロー116aが形成されて いる。 印字用支持ブラケット114は支軸102と平行な方向に向けたピン117で 印字動作子116に枢支され、印字用支持ブラケット114の先端にはプロッタ ペン118を備えた印字ヘッド119が設けられている。また、印字用支持ブラ ケット114は、支軸102と平行するガイド棒120で下側から支えられてい る。 そして、印字用回転伝達子113の外周には、押し出しカム113cが配設さ れており、前記カムフォロー116aはガイドピン115に巻回された圧縮バネ 121により押し出しカム113cの外周に当接されている。
【0005】 図9に示すように、上述した従来の記録機構は、打点手段104において、支 軸101の回転により打点用回転伝達子106のスパイラルカム106cがピン ギヤ111を伝動軸109を軸に回転させ、打点用回転伝達子106の1回転毎 に伝動軸109を介して打点子110を一ピッチづつ送る。そして、円周カム1 06dは、打点用支持ブラケット107のカムフォロー112と当接して打点用 支持ブラケット107の前方を上方に保持し、支軸101の回転に伴い打点子1 10が1ピッチづつ送られた後に打点用支持ブラケット107を前傾させて打点 子110が記録紙に接近し下側に位置する打点突起110aで打点を行っている 。 また、印字手段105において支軸102の回転により印字用回転伝達子11 3の押し出しカム113cが印字用支持ブラケット114を押し出して印字ヘッ ド119のプロッタペン118を記録紙に接触させ、さらにガイド棒120の上 下動により印字ヘッド119のプロッタペン118を上下させることで印字を行 っている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の記録計の記録機構では、キャリッジ103に打 点手段104と印字手段105とが個別に装備され、さらに、打点手段104で 1つの駆動機構、印字手段105で2つの駆動機構を用い、計3つの独立した駆 動機構を必要とするために、部品点数及び駆動機構が多く構成が複雑になるだけ でなく、打点,印字機構(キャリッジ103)が大型でスペースを必要としてい た。また、部品点数及び駆動機構が多いことによりコストが高くなってしまうと いう問題点があった。
【0007】 そこで本考案は、上記問題点を解消するために、部品点数及び駆動機構の数を 減少させてキャリッジの小型化を図ることができる記録計の記録機構を提供する ことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
次に、上記の目的を達成するため、この考案の記録計の記録機構は、打点子8 の搭載されたキャリッジ2を支軸1に沿って移動し、該支軸1の回転によって前 記打点子8を昇降させて記録紙に各種測定値の記録,文字等の打点及び印字を行 う記録計の記録機構において、 複数の打点用と印字用の打点突起8aA,8aDが等ピッチで交互に配設さ れた打点子8と、 両面の所定の円周上にそれぞれピン9a,9bを有し、前記打点子8に軸7を 介して連結されたピンギヤ9と、 該ピンギヤ9と係合し、該ピンギヤ9の一方のピン9aが所定のタイミング位 置で通過して前記係合状態が解除するように切欠部19aが配設されたスパイラ ルカム19と、 記録機構の筐体を構成する側板21,22に固設され、前記ピンギヤ9の他方 のピン9bを押圧して前記打点子8を打点または印字状態に切り換える軸21a ,22aとを具備したことを特徴としている。
【0009】
【作用】
スパイラルカム19はピンギヤ9の一方のピン9aと係合し、支軸1の1回転 で打点子8を2ピッチ分回転させて打点用または印字用の打点突起8aA,8a Dのうち何方か一方のみで記録紙上に点を打つ。 打点状態から印字状態(または印字状態から打点状態)に切り換える場合には 、スパイラルカム19の切欠部19aがピンギヤ9のピン9aの位置に合わせて 停止する。 次に、キャリッジ2を支軸1に沿って側板22(または21)側に移動して当 接させる。そして、軸22a(または21a)がピンギヤ9のピン9bを押圧し てピンギヤ9のピン9aが切欠部19aを通過し、打点子8を1ピッチ分回転さ せ印字状態(または打点状態)に切り換える。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面を参照して具体的に説明する。 図1は本考案による記録計の記録機構の一実施例を示す分解斜視図である。 本考案による記録機構は、記録紙の横幅と平行する支軸1に沿って移動するキ ャリッジ2に打点印字手段3が装備されている。
【0011】 図1に示すように、打点印字手段3は、支持ブラケット4と、支軸1に設けら れたキー溝1aと係合して同軸回転する回転伝達子5とで大略構成されている。 支持ブラケット4は、升形状の枠体で支軸1と平行するピン6が支持ブラケッ ト4の側部を貫通してキャリッジ2の両側壁に枢支されている。 また、この支持ブラケット4には、支軸1と直交する向きに伝動軸7が支持ブ ラケット4の前後方向に突出して軸支され、該伝動軸7の先端(記録紙側)には 円周面上に打点突起8aを等ピッチで複数個(この実施例では、ピッチ30°で 12個)備えた円板状の打点子8が取り付けられている。
【0012】 そして、伝動軸7の後端には伝動軸7を中心とする円板の後ろ側の面の外周付 近に延出した連動ピン9aを等ピッチで複数個(この実施例では、ピッチ30° で12個)備えたピンギヤ9が取り付けられている。 また、ピンギヤ9の前側の面の外周付近には、切換ピン9bが等ピッチで複数 個(この実施例では、ピッチ60°で6個)配設されている。
【0013】 さらに、支持ブラケット4の枠内の伝動軸7にはベベルギヤ10が取り付けら れており、このベベルギヤ10の上方には、これと噛合するベベルギヤ11が伝 動軸7と直交する連動軸12を軸に配設されている。この連動軸12の上端には 、位置決め板13によって前記打点突起8aに対応して位置決め保持されて打点 突起8aにインクを供給する円柱状のインクドラム14が着脱自在に取り付けら れている。
【0014】 このインクドラム14は、打点突起8aの個数分(12個)インク供給用のイ ンクパッド14aが配設されている。該インクパッド14aは、1個おきに印字 用の黒色のインクパッド14aを6個有し、そして残りの6個は打点用の6種の 色のインクパッド14aを有している。即ち、打点子8は1個おき(60°毎) に6個の印字用の打点突起8aDを有し、この印字用の打点突起8aDと位相を 30°ずらして60°毎に6個(6色)の打点用の打点突起8aAを有すること となる。なお、インクドラム14は位置決め板13に対して着脱できる構成でイ ンクパッド14aにインクが無くなった時に交換される。
【0015】 また、支持ブラケット4の一側には後方に延びるカムフォロー15が形成され 、支持ブラケット4をキャリッジ2に枢支するピン6の一端に巻回されたコイル バネ16がカムフォロー15とキャリッジ2に掛かり、常に支持ブラケット4の 前方が下方に付勢されている。
【0016】 前記回転伝達子5は円柱形状をしており、その両端をキャリッジ2の両壁に穿 設された穴部17に枢支されている。この回転伝達子5の中心には軸穴5aが穿 設され、軸穴5aの内壁面には支軸1のキー溝1aと係合するキー5bが設けら れている。 また、回転伝達子5の中程外周には連動部材18が固定されている。そして連 動部材18の外周には、前記ピンギヤ9の連動ピン9aと係合するスパイラルカ ム19が形成されている。さらに、連動部材18の一側端面には円周カム20が 固定されている。この円周カム20は、前記カムフォロー15と当接し、所要の タイミングで支持ブラケット4を前傾させる他は、支持ブラケット4の前方を上 げた状態に保持している。
【0017】 そして、記録機構の筐体を構成するゼロ側板21には、前記ピンギヤ9の切換 ピン9bと当接する切換軸21aが形成され、相反するスパン側板22にも同様 に切換ピン9bと当接する切換軸22aが形成されている。 さらに、ゼロ側板21およびスパン側板22の少なくとも一方(図中ではゼロ 側板21)には、前記支持ブラケット4の下部に位置する保持軸23が形成され ている。 また、キャリッジ2の両側面には、切換軸21a,22aが挿通する嵌通孔2 a,2aが穿設されている。
【0018】 ここで、前記スパイラルカム19を図2のスパイラルカムの展開図で示す。 スパイラルカム19は、支軸1の回転に伴って矢印A方向に回転し、ピンギヤ 9の連動ピン9a,9a間を通過する。 (イ)はスパイラルカム19の1回転分の全長を示す。 支軸1の1回転に伴い矢印A方向に回転するスパイラルカム19は、斜めに形 成された部分(ロ)でピンギヤ9の連動ピン9aを2個分(60°)送ることに より打点子8を2ピッチ分(60°)送る。また、残りの真直に形成された部分 (ハ)では、ピン9aを送らずピンギヤ9を保持している。そして、この真直な 部分(ハ)の範囲内の所要の部分(ニ)において前記円周カム20の作用により 支持ブラケット4を前傾させて記録紙に点を打つ。さらに、真直で円周カム20 の作用のない部分(ホ)の任意の位置には、連動ピン9aが通過する切欠部19 aが形成されている。 このスパイラルカム19の説明において、スパイラルカム19が支軸1の回転 に伴って連動ピン9a,9a間を通過する順序は(ロ)→(ホ)→(ニ)の繰り 返しとなるが、この順序は限定されるものではなく、(ロ),(ホ),(ニ)の 順序位置を変えてカムを形成してもその効果に変わりはない。
【0019】 次に、上記のように構成された記録機構の動作について図3(a),(b)を 参照して説明する。 打点または印字を行う際には、まず打点および印字の何方を行うか選択し、打 点状態または印字状態に切り換える。そして、キャリッジ2を支軸1に沿って記 録紙の幅方向にスライドさせて記録紙上の所定位置まで移動し停止させる。 そして、支軸1を図中矢印A方向に回転させ、同軸回転する回転伝達子5が支 軸1と同方向に回転し連動部材18のスパイラルカム19と係合するピンギヤ9 を介して打点子8を回転させる。
【0020】 この時スパイラルカム19は、支軸1の1回転によりピンギヤ9の連動ピン9 aを2個送り打点子8を60°回転させる。これにより打点子8に等ピッチ(3 0°)で配設された打点突起8aの内、交互(60°毎)に設定されている打点 用または印字用の打点突起8aA,8aDの何方か切り換えられている方の打点 突起8a(8aAまたは8aD)のみが記録紙に点を打つ打点印字位置に送られ る。 また、円周カム20は、支持ブラケット4のカムフォロー15と当接して支持 ブラケット4の前方を上方に保持し、支軸1の回転に伴い打点突起8a(8aA または8aD)が送られた後に支持ブラケット4を前傾させて打点子8が記録紙 に接近し、打点印字位置にある打点用または印字用の打点突起8aA,8aDで 測定値用の複数色の打点またはデジタル印字を行う。なお、デジタル印字は複数 回の点を打つことで文字とする。
【0021】 次に、打点状態および印字状態への切換動作を図4及び図5(a),(b), (c)を参照して説明する。 図4は打点突起と切換ピンの位置関係を示す正面図である。 図4に示すように打点および印字時には伝動軸7の中心Oを通る記録紙面Pと の垂線上に打点用および印字用の打点突起8aA,8aDが位置している。切換 ピン9bの位置は、この垂線に対し中心Oを起点として位相を15°ずらして設 定されている。
【0022】 例えば、図5(a)で示すように上側の切換ピン9bが垂線の右側に位置して いる時に垂線上の打点印字位置には打点用の打点突起8aAが位置して打点を行 っているとする。 この打点状態から印字状態に切り換えるには、まず、スパイラルカム19の切 欠部19aをピンギヤ9の連動ピン9aの位置に合わせて支軸1の回転を止める 。 そして、図5(b)で示すようにキャリッジ2を支軸1に沿ってスパン側板2 2側に移動させる。キャリッジ2の側端より突設する回転伝達子5がスパン側板 22に当接した時に、スパン側板22の切換軸22aがキャリッジ2の嵌通孔2 aを通り抜けピンギヤ9の上側に位置する切換ピン9bを押圧する。 この切換軸22aは、切換ピン9bを押してピンギヤ9を30°回転させる長 さに設定されている。 従って、打点子8はピンギヤ9の回転に伴って30°回転し、印字用の打点突 起8aDが打点印字位置に移動することにより印字状態に切り換えられる。 また、印字状態から打点状態に切り換えるには、図5(c)で示すようにキャ リッジ2を支軸1に沿ってゼロ側板21側に移動させる。 そして、ゼロ側板21の切換軸21aが切換ピン9bを押圧し、打点子8を前 述した方向と逆方向に30°回転させて打点用の打点突起8aAが打点印字位置 に移動することにより打点状態に切換えられる。
【0023】 また、これらの切り換え動作は、どの打点突起8a(8aA,8aD)で点を 打っていても切り換えを行うことができる。 そして、印字用の打点突起8aDは、6個全てが黒色のインクで点を打ち特に 色を指定する必要がないので、打点状態から印字状態に切り換えられた時に、打 点印字位置にある印字用の打点突起8aDですぐに点を打ち始めることができる 。 しかし、打点用の打点突起8aAは、6個それぞれが異なる色のインクで点を 打つために、印字状態から打点状態に切り換えられた時に、所望の色の打点用の 打点突起8aAが打点印字位置になく所望の色で打点したい場合は、すぐに点を 打つことができないため、下記の手段を行っている。 従って、図6に示すようにゼロ側板21の切換軸21aで印字状態から打点状 態に切り換えた後に、切換軸21aが切換ピン9bの軌跡から外れる位置までキ ャリッジ2を支軸1に沿って移動させる。 この位置では、図7に示すように支持ブラケット4の下側にゼロ側板21の設 けられた保持軸23があるので、支軸1を回転させて打点動作を行っても、支持 ブラケット4は保持軸23部分より下部には移動せず記録紙に打点しない。そし て、この動作を繰り返して行い、所望の色の打点突起8aAが打点印字位置に移 動させて通常の打点動作にもどす。
【0024】 また、例えば6種の色の打点用の打点突起8aAをC1,C2,C3,C4, C5,C6とし、この順で打点子8に配設されているとする。 そして、打点状態でC2の打点突起8aAで点を打ち終わった所で印字状態に 切り換えて印字を行い、再び打点状態に切り換えた時に打点印字位置にある打点 用の打点突起8aAはC5であったとする。 この場合、順序通りに打点するならば、所望の打点突起8aAはC3であるか ら、前述した手段で保持軸23によってC5,C6,C1,C2を記録紙に打点 させずにC3を打点印字位置に移動させてから打点を行えばよいが、この種の記 録計は紙送り速さが1時間に1〜1500mm(任意設定),打点間隔が約5秒で 打点するので、C3,C4の1回分の測定値を放棄し、C5の色の測定値から点 を打ちはじめても全体の測定結果に支承はない。
【0025】 従って、このように構成された記録計の記録機構では、切換軸21a,22a により切換ピン9bを押圧して打点状態と印字状態の切り換えを行うことにより 、打点手段と印字手段の2つの手段を一機構内に収めることができ、支軸1だけ の一駆動で打点及び印字を行うことができる。
【0026】 ところで、上述した実施例ではインクドラム14よりインクを供給するタイプ の打点子8を使用した例について説明したが、打点子に予めインクが注入されて いるインク注入式の打点子を使用してもよく、この場合インクドラム14を回転 保持させる機構(ベベルギヤ10,11、連動軸12、位置決め板13)が不要 となり、さらに構成の簡素化が図れる。
【0027】
【考案の効果】
以上説明したように本考案による記録計の記録機構によれば打点手段と印字手 段の2つの手段を一機構内に収めて一機構で兼用して打点及び印字が行える。ま た、これにより部品点数及び駆動機構の数を減少させることができるので、構成 が簡素でキャリッジの小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による記録計の記録機構の一実施例を示
す分解斜視図
【図2】スパイラルカムの展開図
【図3】(a),(b)同記録機構の動作を示す側断面
【図4】打点突起と切換ピンの位置関係を示す正面図
【図5】(a),(b),(c)打点,印字状態の切り
換えを示す動作図
【図6】切換軸と保持軸の位置関係を示す正面図
【図7】保持軸と支持ブラケットの位置関係を示す側断
面図
【図8】従来の記録機構の分解斜視図
【図9】従来の記録機構の側断面図
【符号の説明】
1…支軸,2…キャリッジ,8…打点子,8a(8a
A,8aD)打点突起,9…ピンギヤ,9a…連動ピ
ン,9b…切換ピン,19…スパイラルカム,19a…
切欠部,21…0側板,21a…切換軸,22…スパン
側板,22a…切換軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 打点子(8)の搭載されたキャリッジ
    (2)を支軸(1)に沿って移動し、該支軸(1)の回
    転によって前記打点子(8)を昇降させて記録紙に各種
    測定値の記録,文字等の打点及び印字を行う記録計の記
    録機構において、 複数の打点用と印字用の打点突起(8aA,8aD)が
    等ピッチで交互に配設された打点子(8)と、 両面の所定の円周上にそれぞれピン(9a,9b)を有
    し、前記打点子(8)に軸(7)を介して連結されたピ
    ンギヤ(9)と、 該ピンギヤ(9)と係合し、該ピンギヤ(9)の一方の
    ピン(9a)が所定のタイミング位置で通過して前記係
    合状態が解除するように切欠部(19a)が配設された
    スパイラルカム(19)と、 記録機構の筐体を構成する側板(21,22)に固設さ
    れ、前記ピンギヤ(9)の他方のピン(9b)を押圧し
    て前記打点子(8)を打点または印字状態に切り換える
    軸(21a,22a)とを具備したことを特徴とする記
    録計の記録機構。
JP2114692U 1992-04-07 1992-04-07 記録計の記録機構 Pending JPH0581637U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002120404A (ja) * 2000-10-16 2002-04-23 Sekonic Corp 記録計の打点印字制御方法

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