JPH0581509U - 再生機能を有する操作弁 - Google Patents

再生機能を有する操作弁

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JPH0581509U
JPH0581509U JP2964792U JP2964792U JPH0581509U JP H0581509 U JPH0581509 U JP H0581509U JP 2964792 U JP2964792 U JP 2964792U JP 2964792 U JP2964792 U JP 2964792U JP H0581509 U JPH0581509 U JP H0581509U
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JP
Japan
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port
actuator port
cylinder
actuator
spool
Prior art date
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Pending
Application number
JP2964792U
Other languages
English (en)
Inventor
清 白井
光治 山下
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 シリンダの戻り油をスムーズにシリンダに供
給してシリンダに真空が発生しないようにする。 【構成】 操作弁本体1のスプール孔10にスプール1
1を摺動自在に嵌挿し、スプール11が第1位置の時に
第1ポンプポート2の圧油を第1アクチュエータ6に供
給し、かつ第2アクチュエータポート7の戻り油を第2
タンクポート9に流出させ、スプール11が第2位置の
時に第2ポンプポート3の圧油を第2アクチュエータポ
ート7に供給し、かつ第1アクチュエータポート6の戻
り油を第1タンクポート8に流出させる。操作弁本体1
にスプール11が第2の位置の時に第1アクチュエータ
ポート6と連通する再生用ポート16を形成し、再生用
油孔17で第2アクチュエータポート7に連通して第1
アクチュエータポート6の戻り油を第2アクチュエータ
7に供給する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、パワーショベルのアームシリンダ等の作業機を作動するシリンダー にポンプの吐出圧油を供給する油圧回路に用いる再生機能を有する操作弁に関す る。
【0002】
【従来の技術】
パワーショベルのアームシリンダーにはポンプ吐出圧油を操作弁によって供給 しているが、操作弁を切換えてアームシリンダーのボトム室に圧油を供給すると 共に、ヘッド室をタンクに連通してアームシリンダーを伸長してアームを下降す る際に、そのアームシリンダーが、アーム自重落下によって伸長側に作動される と、ボトム室への供給油量が不足してボトム室内が負圧となることがある。 そこで、アームシリンダを伸長する際にヘッド室内の圧油をボトム室に供給し てボトム室内を真空にすることなくアームの下降速度を増すことができる再生機 能を有する操作弁が種々提案されている。
【0003】 例えば、操作弁本体に第1アクチュエータポートと第1タンクポートを吸込弁 を有する通路で連通し、ボトム室内が真空になると吸込弁よりタンクの圧油を第 1アクチュエータポートに吸い込んでボトム室内に供給してボトム室内を真空に せずにアーム下降速度を増すことができる再生機能を有する操作弁が知られてい る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
かかる操作弁であると油圧ポンプ吐出流量と吸込弁の吸込容量によりアーム最 大下降速度、つまりシリンダの最大作動速度が決定されるから、シリンダに作用 する外力が非常に大きくそのシリンダの外力による作動速度が前述の最大作動速 度よりも速くなるとシリンダの圧油供給側に負圧が生じ、操作弁を操作してシリ ンダを外力による作動方向と反対方向に作動する場合に真空部分に圧油が充満す るまでシリンダが作動しないから操作弁を操作してからシリンダが作動するまで に時間遅れが生じて操作性が低下する。
【0005】 そこで、本考案は前述の課題を解決できるようにした再生機能を有する操作弁 を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
操作弁本体1のスプール孔10内にスプール11を、第1ポンプポート2の圧 油を第1アクチュエータポート6に供給し、かつ第2アクチュエータポート7の 圧油を第2タンクポート9に流出する第1の位置及び第2ポンプポート3の圧油 を第2アクチュエータポート7に供給し、かつ第1アクチュエータポート6の圧 油を第1タンクポート8に流出する第2の位置に摺動自在に嵌挿し、前記操作弁 本体10にスプール11が第2の位置の時に第1アクチュエータポート6と第2 アクチュエータポート7に連通する再生用油孔17を形成し、この再生用17に 第2アクチュエータポート7から第1アクチュエータポート6への圧油流れを阻 止する逆流防止弁18を設けて成る再生機能を有する操作弁。
【0007】
【作 用】
第1アクチュエータポート6の戻り油を再生用油孔17で第2アクチュエータ ポート7に供給できるので、シリンダ21が外力で作動する時にシリンダ21か らの戻り油をシリンダ21に供給してシリンダ21の作動速度を速くできるし、 シリンダ21の外力が大きくシリンダ21が外力により速く作動する場合でもそ の戻り油をスムーズにシリンダ21に供給してシリンダ21内に真空が発生しな いようにできるので、操作弁を切換えてシリンダ21を反対方向に作動する際に 時間遅れなく作動できて操作性が向上する。
【0008】
【実 施 例】
図1に示すように、操作弁本体1には第1・第2ポンプポート2,3、第1・ 第2出口ポート4,5、第1・第2アクチュエータポート6,7、第1・第2タ ンクポート8,9がスプール孔10に開口して形成され、そのスプール孔10に はスプール11が摺動自在に嵌挿してある。 該スプール11には第1ポンプポート2と第1出口ポート4を連通・遮断する 第1小径部12、第2ポンプポート3と第2出口ポート5を連通・遮断する第2 小径部13、第1アクチュエータポート6と第1タンクポートト8を連通・遮断 する第3小径部14、第2アクチュエータポート7とと第2タンクポート9を連 通・遮断する第4小径部15が形成してある。 前記第1出口ポート4と第1アクチュエータポート6及び第2出口ポート13 と第2アクチュエータポート7はロードチェック弁Aを介してそれぞれ連通して いる。
【0009】 前記弁本体1の第1ポンプポート2と第1アクチュエータポート6との間には スプール孔10に開口した再生用ポート16が形成され、この再生用ポート16 は再生用油孔17で第2アクチュエータポート7に連通し、その再生用油孔17 には逆流防止弁18が設けられて第2アクチュエータポート7から再生用ポート 16に圧油が流れないようにしてある。 前記スプール11には第1アクチュエータポート6と再生用ポート16を連通 ・遮断する小径部19と切欠溝20が形成してあり、スプール11を右方に摺動 して第2ポンプポート3と第2出口ポート5を第2小径部13で連通し、かつ第 1アクチュエータポート6と第1タンクポート8を第3小径部14で連通した時 に第1アクチュエータポート6と再生用ポート16が連通するようにしてある。
【0010】 次に作動を説明する。 スプール11を右方に摺動して第2アクチュエータポート7よりシリンダ21 の第1室22に供給し、第2室23内の圧油を第1アクチュエータ6に流出する 時に、シリンダ21に負荷24で外力Fが作用してシリンダ21が作動し、第2 室23内の圧力が第1室22内の圧力より高くなると、第2室23内の圧油が第 1アクチュエータポート6、小径部19、切欠溝20、再生用ポート16、再生 用油孔17より第2アクチュエータポート7に流出してシリンダ21の第1室2 2に供給される。 シリンダ21の外力Fによる作動が終了して第1室22内の圧力が第2室23 内の圧力より高くなると逆流防止弁18で第2アクチュエータポート7から第1 アクチュエータポート6への圧油流れを阻止する。
【0011】 次に第2実施例を図2を参照して説明する。 操作弁本体1の一端面1aに再生用ポート16に連通した第1油孔25と第1 タンクポート8に連通した第2油孔26を形成し、この操作弁本体1の一端面1 aに補助弁本体27を取付け、その補助弁本体27に、前記第1・第2油孔25 ,26に開口した第1・第2ポート28,29と、その第1・第2ポート28, 29を連通する連通孔30を形成して再生用ポート16と第1タンクポート8を 連通する連通用回路31とする。 前記補助弁本体27の連通孔30にスプール32を嵌挿し、このスプール32 をバネ33で第1ポート28と第2ポート29を遮断する第1位置に保持し、受 圧室34内の圧油で第1ポート28と第2ポート29を連通する第2位置に押す ようにして開閉弁35とし、その受圧室34をポート36で逆流防止弁18のバ ネ室18aに開口し、そのバネ室18aをポペット18bの孔37で再生用油孔 17の第2アクチュエータ側に開口して前記受圧室34に第2アクチュエータ7 の圧力を供給するようにする。
【0012】 次に作動を説明する。 前記シリンダ21をパワーショベルのアーム38を作動するアームシリンダと し、その第1室22を第1アクチュエータポート6に接続し、第2アクチュエー タポート7を第2室23に接続する。 スプール11を右方に摺動して第2アクチュエータポート7よりシリンダ21 の第2室23に圧油を供給してアーム38を下降する時には外力でシリンダ21 が作動するから前述と同様に第1室22内の圧油が第2室23内に供給される。 バケット39が地面40に接して掘削開始すると第2室23内の圧力が急激に 高くなり、その圧力は第2アクチュエータポート7、再生用回路17、孔37、 バネ室18a、ポート36より受圧部34に供給されてスプール32をバネ33 に抗して押して第2位置とする。 これにより、第1ポート28と第2ポート29が連通して連通用回路31が連 通して第1アクチュエータポート6の圧油、つまりシリンダ21の第1室22か らの戻り油が第1タンクポート8に流出して第1室22内の圧力が低下して第2 室23内の圧力との圧力差が大となり、シリンダ21の推力が大となってバケッ ト39による掘削力が増大する。
【0013】
【考案の効果】
第1アクチュエータポート6の戻り油を再生用油孔17で第2アクチュエータ ポート7に供給できるので、シリンダ21が外力で作動する時にシリンダ21か らの戻り油をシリンダ21に供給してシリンダ21の作動速度を速くできるし、 シリンダ21の外力が大きくシリンダ21が外力により速く作動する場合でもそ の戻り油をスムーズにシリンダ21に供給してシリンダ21内に真空が発生しな いようにできるので、操作弁を切換えてシリンダ21を反対方向に作動する際に 時間遅れなく作動できて操作性が向上する。 第2アクチュエータポート7の圧力が高い時には開閉弁35を連通状態として 第1アクチュエータポート6の戻り油を連通用回路31で第1タンクポート8に 流出してシリンダ21の圧油供給側の室と戻り側の室の圧力差を大にできるから 、シリンダ21の推力を大きくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す操作弁の断面図であ
る。
【図2】本考案の第2実施例を示す操作弁の断面図であ
る。
【符号の説明】
1…操作弁本体、2…第1ポンプポート、3…第2ポン
プポート、4…第1出口ポート、5…第2出口ポート、
6…第1アクチュエータポート、7…第2アクチュエー
タポート、8…第1タンクポート、9…第2タンクポー
ト、10…スプール孔、11…スプール、16…再生用
ポート、17…再生用油孔、18…逆流防止弁、31…
連通用回路、35…開閉弁。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作弁本体1のスプール孔10内にスプ
    ール11を、第1ポンプポート2の圧油を第1アクチュ
    エータポート6に供給し、かつ第2アクチュエータポー
    ト7の圧油を第2タンクポート9に流出する第1の位置
    及び第2ポンプポート3の圧油を第2アクチュエータポ
    ート7に供給し、かつ第1アクチュエータポート6の圧
    油を第1タンクポート8に流出する第2の位置に摺動自
    在に嵌挿し、前記操作弁本体10にスプール11が第2
    の位置の時に第1アクチュエータポート6と第2アクチ
    ュエータポート7に連通する再生用油孔17を形成し、
    この再生用17に第2アクチュエータポート7から第1
    アクチュエータポート6への圧油流れを阻止する逆流防
    止弁18を設けて成る再生機能を有する操作弁。
  2. 【請求項2】 再生用回路17における逆流防止弁18
    より第1アクチュエータポート6側と第1タンクポート
    8を通過する連通用回路31を形成し、この連通用回路
    31を開閉する開閉弁35を設け、この開閉弁35をバ
    ネ力で閉状態となり、かつ第2アクチュエータポート7
    の圧力で開状態となるようにした請求項1記載の再生機
    能を有する操作弁。
JP2964792U 1992-04-08 1992-04-08 再生機能を有する操作弁 Pending JPH0581509U (ja)

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JP2964792U JPH0581509U (ja) 1992-04-08 1992-04-08 再生機能を有する操作弁

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JP2964792U JPH0581509U (ja) 1992-04-08 1992-04-08 再生機能を有する操作弁

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Publication Number Publication Date
JPH0581509U true JPH0581509U (ja) 1993-11-05

Family

ID=12281901

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JP2964792U Pending JPH0581509U (ja) 1992-04-08 1992-04-08 再生機能を有する操作弁

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018098138A1 (en) * 2016-11-22 2018-05-31 Parker-Hannifin Corporation Hydraulic valve with switching regeneration circuit

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02134401A (ja) * 1988-11-10 1990-05-23 Diesel Kiki Co Ltd 油圧制御装置

Patent Citations (1)

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