JPH0581334B2 - - Google Patents

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JPH0581334B2
JPH0581334B2 JP62180309A JP18030987A JPH0581334B2 JP H0581334 B2 JPH0581334 B2 JP H0581334B2 JP 62180309 A JP62180309 A JP 62180309A JP 18030987 A JP18030987 A JP 18030987A JP H0581334 B2 JPH0581334 B2 JP H0581334B2
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Heizaburo Kato
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Sankyo Manufacturing Co Ltd
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、一対のロール間に板材を挟持しその
板材をプレス機械等の製造機械中に一定長づつ間
欠的に送り込んでいくためのロールフイード装置
に関する。
[従来の技術] 先に、本出願人は、一対のロール間に板状の材
料を挟持し、その板材材料をプレス機械等の製造
機械中に一定長づつ間欠的に送り込んでいくため
のロールフイード装置であつて、板状材料の正確
な位置決めを行うことができるロールフイード装
置を提案した(実願昭62/59639号)。このロール
フイード装置は、上下ロール間の距離を材料の板
厚に合わせて調整するための材料厚調整機構と、
上下ロールによつて材料を送る際のロールが材料
をつかむ力を調整するための挟持力調整機構と、
材料の送長さを調整するための送長さ調整機構と
を設けている。
[発明が解決しようとする問題点] 前記ロールフイード装置における材料厚調整と
挟持力調整と送長さ調整は、前記の各調整機構の
それぞれにこれらと連動して作動することにより
調整量を示すカウンタを設け、作業者がこれらの
カウンタによる表示を視認しながらマニユアル操
作をすることによつて行われていた。このマニユ
アル操作の補助として小型モータを使用すること
により調整作業の軽減を図るようにした装置も提
案されているが、全体的に作業者にかかる負担が
大きく、また一般的に調整作業が作業者に依存す
るため調整のバラツキが発生するという問題点を
有している。
本発明の目的は、材料厚調整機構、材料の挟持
力調整機構、材料の送長さ調整機構の各々を数値
制御によつて作動させることによつて作業者の負
担を軽減し、上記バラツキをなくすようにしたロ
ールフイード装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明によるロールフイード装置は、 一対のロールと、 間隔調節駆動部を含み、入力される間隔調整量
に応答して前記間隔調整駆動部により前記一対の
ロール間の距離を調整するための材料厚調整機構
と、 挟持力調整駆動部を含み、入力される挟持力調
整量に応答して前記挟持力調整駆動部により、板
材への前記一対のロールによる挟持力を調整する
ための挟持力調整機構と、 送り長さ調整駆動部を含み、入力される送り長
さ調整量に応答して前記送り長さ調整駆動部によ
り、前記板材の送り長さを調整するための送り長
さ調整機構と、 フイード動作に先立ち、間隔調整命令、挟持力
調整命令、あるいは送り長さ調整命令を入力する
ための手段であつて、間隔調整命令、挟持力調整
命令、及び送り長さ調整命令のいずれかに対応す
る制御が行われている間は、間隔調整命令、挟持
力調整命令、及び送り長さ調整命令のいずれの入
力も禁止する演算制御手段と、及び 前記間隔調整駆動部、前記挟持力調整駆動部及
び前記送り長さ調整駆動部に共通に設けられ、前
記間隔調整命令に応答して間隔調整量を前記間隔
調整駆動部に出力し、前記挟持力調整命令に応答
して挟持力調整量を前記挟持力調整駆動部に出力
し、及び前記送り長さ調整命令に応答して送り長
さ調整量を前記送り長さ調整駆動部に出力するた
めの駆動制御手段とを具備する。
〔作用〕
本発明によるロールフイード装置では、フイー
ド動作を実行する前に、演算制御手段に入力され
る命令に従つて、駆動制御手段が調整量を決定し
てその命令に対応する調整駆動部に出力する。こ
れにより、調整駆動部は調整機構を駆動して、間
隔、挟持力調整、あるいは送り長さ調整を行う。
[実施例] 以下に本発明の一実施例を添付図面に基づいて
説明する。
第1図は本発明による数値制御が適用される、
ロールフイード装置の全体構成を示し、第2図は
電気的構成とウオームギヤホイール機構から成る
制御装置の構成を示す。
先ず第1図に従つてロールフイード装置の全体
構成を説明する。ロールフイード装置は、プーリ
5を介して回転駆動される駆動軸2と、揺動回転
駆動装置150と、第1ロール軸12a上に一体
に嵌着された上側の第1ロール17aと、第1ロ
ール軸12aと平行に延びる第2ロール軸12b
上に一体に嵌着され、第1ロール17aと協働し
て板材を挟持移送するよう構成された下側の第2
ロール17bと、両ロールを連動する連動機構1
55と、揺動回転駆動装置150の揺動回転を上
記連動機構155に伝達する回転伝達装置152
と、ロールレリース装置153と、板材ブレーキ
装置151とを備えている。第1ロール17a及
び第2ロール17bは、第1図破線で示すように
それぞれ横断面がセクター形、即ち扇形をしたロ
ールで構成されている。このロールフイード装置
において、板状材料はロール17a,17bで挟
持されることによつてガイド部材21の上面を右
方から左方へ移送され、プレス機械等に送給され
る。このロールフイード装置には、後述するよう
に、上下ロール17a,17b間の距離を材料の
板厚に合せて調整する材料厚調整機構と、ロール
17a,17bによつて材料を送る際にロールが
材料を把持する力を調整する挟持力調整機構と、
材料の送長さを調整する送長さ調整機構とが設け
られ、これらの機構によつて、一対のロール17
a,17b間に板材を挟持しその板材をプレス機
械等へ所定長づつ間欠的に送込むことができる。
次に上記各機構の構成について説明する。
材料厚調整機構は、中間部分がロール軸12a
に嵌着された枢動体185とウオームギヤホイー
ル機構186Aと間隔調整駆動部とから構成され
る。
枢動体185は、一端が枢軸187の一端に嵌
着されるとともに長手方向の中間位置で第1ロー
ル軸12aの一端に嵌着され、第1図中第1ロー
ル17aに対して紙面上手前側に位置しかつ第1
揺動アーム14a及びスライドブロツク10等に
対して紙面上裏側に位置する枢動板185Aと、
この枢動板185Aと同一形状をなしていてこれ
と平行に延び、一端が枢軸187の他端に嵌着さ
れるとともに長手方向の中間位置で第1ロール軸
12aの他端に嵌着され、第1図中第1ロール1
7aに対して紙面上裏側に位置する枢動板(図示
されていない)とを有する。これら枢動板の自由
端同志を第1図の紙面と直交する方向へ延びる板
材185Bで連結した構成のものになつている。
ウオームギヤホイール機構186Aは、第2ね
じ棒34に螺合する第2ホイール33と、第2ウ
オーム軸31の一端に設けられて第2ホイール3
3に係合する第2ウオームギヤ32とを有してい
る。第2ウオームギヤ32と第2ホイール33
は、ロールフイード装置のハウジング1に固定さ
れたケース30内に収納されている。また、第2
ねじ棒34の下端にはピン35を介して支持ブロ
ツク36が取り付けられ、この支持ブロツク36
が、板部材185Bに形成した下方へ開いた凹所
の頂面に当接している。第2ウオーム軸31は、
間接調整駆動部としてのサーボモータ101の回
転がジヨイント、軸、タイミングベルトを介し伝
えられ、駆動される。
上記の構成より、第2ウオーム軸31をサーボ
モータ101の作動によつて時計方向又は反時計
方向へ回転駆動すれば、第2ウオームギヤ32及
び第2ホイール33を介して第2ねじ棒34が、
その回転方向に応じて上方又は下方へ移動し、支
持ブロツク36を介して枢動体185の自由端部
が上方又は下方へ移動する。従つて、枢動体18
5は枢軸187を中心として反時計方向又は時計
方向へ枢動して、第1ロール軸12a及びこれと
一体の第1ロール17aを上方又は下方へ移動さ
せ、両ロール17a,17b間の間隙幅を変化さ
せる。このように、第2ウオーム軸31を時計方
向又は反時計方向へ適当量回転させることによつ
て、両ロール間の間隙幅を移送すべき板材の厚さ
に応じた適切値に調節することができる。
挟持力調整機構は、前記枢動体185とウオー
ムギヤホイール機構186Bと挟持力調整駆動部
とから構成される。
ウオームギヤホイール機構186Bは、第1ね
じ棒44に螺合する第1ホイール43と、第1ウ
オーム軸41の一端に設けられて第1ホイール4
3に係合する第1ウオームギヤ42を有してい
る。また、第1ウオームギヤ42と第1ホイール
43は、ロールフイード装置のハウジング1に固
定されたケース30内に収納されている。また、
第1ねじ棒44の下端は、枢動体185の板部材
185Bに形成した上方に開いた凹所の底面にス
プリング46を介して当接している。第1ウオー
ム軸41は、挟持力調整駆動部としてのサーボモ
ータ102の回転がジヨイント、軸、タイミング
ベルトを介し第1ウオーム軸41に伝えられ、駆
動される。
上記の構成より、第1ウオーム軸41をサーボ
モータ102の作動で時計方向又は反時計方向へ
回転駆動すれば、第1ウオームギヤ42及び第1
ホイール43を介して第1ねじ棒44が上方又は
下方へ移動し、枢動体185の自由端部を下方へ
押圧するスプリング46のばね力が変化する。す
なわち、枢軸187を中心として枢動体185を
時計方向へ付勢するスプリング46のばね力が変
化するため、第1ロール軸12a及びこれと一体
の第1ロール17aを第2ロール17bへ向けて
押圧する力が変化する。従つて、第1ウオーム軸
41を時計方向又は反時計方向へ適当量回転させ
ることによつて、両ロール17a,17b間に挟
持された材料に加える挟持力を適当値に調節する
ことができる。
次に送り長さ調整駆動部を含む送長さ調整機構
について概略的に説明する。
第1図において、回転伝達装置152は、ター
レツト7の中心軸に一体に嵌着されていて点0を
中心としてターレツト7と一体に揺動回転Aを行
なう揺動体8と、揺動体8内の摺動ブロツク80
を連動機構155のスライダ10に連結するコン
ロツド9とを有している。揺動体8は、摺動ブロ
ツク80を揺動体8の長手方向へ摺動させること
によつて揺動体8の揺動角に対するスライドブロ
ツク10の左右への摺動量を変化させ、それによ
つて揺動体8の揺動角に対する両ロール17a,
17bの回転角を変化させることができる構成の
ものとなつている。この揺動体自体の構成、作用
は例えば実願昭62−59639号及び実願昭59−36868
号に詳細に説明されている。簡単に説明すると、
送り長さ調整駆動部としてのサーボモータ103
によりロツド158を回転させることによつて、
ウオームギヤ159及びホイール160を介して
回転軸85及びこれと一体の平歯車87を回転さ
せれば、弧面歯車86、その回転軸、プーリ及び
ベルト等を介してねじ棒157及び摺動ブロツク
80がアーム8a内をアーム8aの長手方向へ移
動する。そして、このように摺動ブロツク80が
移動すると、上記したように揺動体8の揺動角に
対する両ロール17a,17bの回転角が変化す
る。従つて、摺動ブロツク80を移動させること
によつて両ロールの回転角を変化させ、それによ
つて、ロールフイード装置によつて間欠的に移送
される板材の一回ごとの移送量を変化させること
ができる。そして、この実施例ではロツド158
の回転をサーボモータ103によつて行つてい
る。
次に制御装置の構成について説明する。制御装
置の制御の対象は、材料厚調整機構のウオーム軸
31に回転駆動力を与えるサーボモータ101
と、挟持力調整機構のウオーム軸41に回転駆動
力を与えるサーボモータ102と、送長さ調整機
構のロツド158に回転駆動力を与えるサーボモ
ータ103である。
104は操作者によつて操作されるキーボード
で、このキーボード104は材料厚、挟持力、送
長さの各指示データを別々に入力することができ
る入力装置である。105はテープ入力装置で、
テープによつてもデータやその他制御用プログラ
ム等を入力することができる。これらの入力装置
からのデータは演算処理回路106に入力され
る。演算処理回路106は各サーボモータの状態
と各サーボモータに関連する入力データと基準点
情報とに基づき各サーボモータについて指示動作
に必要な回転方向と回転角度の制御用データを求
める。演算処理回路106は、入出力部である
I/O107と、入力データや各サーボモータの
状態に係るデータ等を記憶するメモリ108と、
データの処理を行い、必要な制御用指令信号を出
力するCPU109から成り、これらはバスで相
互に接続されている。演算処理回路106と入力
装置とにより演算制御手段が構成される。
110は比較回路で、この比較回路110はパ
ルス整形方向判別回路111と偏差カウンタ11
2とD/Aコンバータ113と加算器114と
F/Vコンバータ115とを含んでいる。演算処
理回路106のCPU109から出力される回転
角度に係る指令パルスS1と回転方向に係る指令符
号S2はパルス整形方向判別回路111に入力され
る。パルス整形方向判別回路111には、更に各
サーボモータ101,102,103の出力軸の
回転位置を表わす信号がパルス信号形式でフイー
ドバツクされて入力される。パルス整形方向判別
回路111は、入力された指令パルスの数を指令
符号の極性によつて与えられる回転方向を指定し
て偏差カウンタ112にセツトする。偏差カウン
タ112にセツトされた値はD/Aコンバータ1
13で電圧値に変換され、速度指令信号として、
サーボアンプ116で増幅された後対応する各サ
ーボモータ101,102,103に与えられ
る。各サーボモータは、それぞれ対応する速度指
令信号によつて、指定された回転速度で指定され
た回転角度まで駆動される。比較回路110とサ
ーボアンプ116は駆動制御部を構成する。
サーボモータ101,102,103は、ハウ
ジング1に付設されたモータケース1A内に固設
され、それぞれエンコーダ101A,102A,
103Aと運転状態指令機構101B,102
B,103Bとを備えている。エンコーダはそれ
ぞれ対応する各サーボモータの出力軸の回転に伴
つて得られる出力軸の回転位置を表わす位置信号
と、その周波数によつて出力軸の回転速度を表わ
す速度信号とを出力する。位置信号と速度信号は
いずれもパルス信号である。各サーボモータ10
1,102,103からの位置信号は、フイード
バツクされ、前述のようにパルス整形方向判別回
路111に入力されると共に、速度信号はF/V
コンバータ115に入力され、その周波数に対応
した電圧信号に変換された後に負の値として加算
器114に与えられる。
運動状態指令機構101B,102B,103
Bはいずれも同じ構成を有し、軸受117,11
7で回転自在に支持されねじ118Aを有し且つ
サーボモータの出力軸に固設された歯車119と
かみ合う歯車120を有するねじ棒118と、ね
じ118Aに螺合しねじ棒118の回転に伴いそ
の回転方向に対応して移動する接触子121と、
この接触子121に触れたときにのみオンとなる
例えば4個のリミツトスイツチ122〜125と
から構成される。サーボモータ101,102,
103の各運転状態指令機構の4個のリミツトス
イツチ122,123,124,125の出力信
号はそれぞれ演算処理回路106のI/O107
に入力されている。リミツトスイツチ122〜1
25のうち、リミツトスイツチ123は基準値指
令スイツチであり、リミツトスイツチ124は最
大値指令スイツチであり、両側のリミツトスイツ
チ122,125は機械的極限停止指令スイツチ
である。上記最大値指令スイツチは調整能力の限
界値を示す最大値指令を出し作業者の注意を促す
ためのスイツチであり、機械的極限停止指令スイ
ツチは機械の破損を防止すべく機械的移動能力の
限界値を示す指令を出し、装置を速やかに停止さ
せ、作業者の注意を促すためのスイツチである。
サーボモータ101,102,103の数値制
御の仕方はどれも同じであるので、ここでは一例
として材料厚調整機構のサーボモータ101の数
値制御について説明する。作業者は例えばキーボ
ード104を使用して調整しようとする材料厚の
数値をデータとして入力する。この入力データは
I/O107を通つてメモリ108に格納され
る。また、メモリ108内には、運転状態指令機
構101Bのリミツトスイツチ122〜125か
らの基準点情報等、その他の制御用プログラム等
が記憶されている。メモリ108内記憶された上
記入力データはCPU109によつて読出され、 CPU109は入力データ等に基づき制御用デ
ータを求め、偏差カウンタ112に対し、得られ
た制御用データの数値に対応する指令パルスS1
発生すると共に、調整しようとする材料厚までに
至るためのサーボモータ101の回転方向の支持
を指令符号S2として出力する。こうして偏差カウ
ンタ112にサーボモータ101の回転すべき方
向と量とがデイジタル値でセツトされる。指令パ
ルスS1に対応するデイジタル値に基づいて指令符
号S2に従つて制御動作が行なわれている間、入力
装置からの指示データ及び命令の入力を禁止す
る。これは、駆動制御部が間隔調整駆動部、挟持
力調整駆動部及び送り長さ調整駆動部に共通のた
めである。偏差カウンタ112にセツトされたデ
イジタル値はD/Aコンバータ113でアナログ
信号に変換され、速度信号として、サーボアンプ
116で増幅された後サーボモータ101に供給
される。サーボモータ101は速度信号を受けて
その出力軸101Cを指定された方向に回転す
る。出力軸101Cの回転力はウオーム軸31に
伝達され、前述したように両ロール17a,17
bの間の距離を移送すべき板材の厚さに応じてキ
ーボード104で指示された適切な値に調節しよ
うとする。一方、サーボモータ101が回転する
と、サーボモータ101の出力軸の回転状態は、
エンコーダ101Aを介して位置信号と速度信号
として取出される。位置信号はサーボモータ10
1の出力軸の初期の位置から回転した角度分をパ
ルスの数で表わす信号である。この位置信号は、
パルス整方向判別回路111に入力された後、偏
差カウンタ112に送られ、この位置信号の各パ
ルスによつて偏差カウンタ112にセツトされた
デイジタル数値を1つずつ減少する。偏差カウン
タ112にセツトされた値が0になると、CPU
109から与えられた指令パルス分の角度だけサ
ーボモータ101が回転動作したことになり、こ
のため比較回路110の出力電圧が0になつてサ
ーボモータ101が停止することになる。このよ
うに、操作者によつてキーボード104を介して
入力された板材の厚さの数値データに一致するよ
うに両ロール17a,17b間の距離が調節され
た後サーボモータ101の回転動作は停止され、
ロール17a,17bの間の距離についてバラツ
キのない正確な位置決め制御が行われる。またエ
ンコーダ101Aから出力された速度信号は、
F/Vコンバータ115によつて出力軸101C
の回転速度に比例した電圧に変換され、加算器1
14に負の値で与えられることによりD/Aコン
バータ113から出力された速度信号から減算さ
れる。これにより、サーボモータ101の出力軸
の回転速度は、D/Aコンバータ113から出力
される速度信号によつて指定される速度に近づ
き、D/Aコンバータ113からの速度信号とエ
ンコーダ101Aからの速度信号とが一致した状
態でサーボモータ101は一定速度で回転し、安
定な回転、すなわち安定な送り制御を行うことが
できる。更にサーボモータ101が回転動作する
と同時に、歯車119,120を介してその出力
軸の回転動作はねじ棒118に伝達され、ねじ棒
118も同時に回転する。ねじ棒118が回転す
ると、これと螺合関係にある接触子121はねじ
棒118上において出力軸の回転方向に対応する
ねじ棒の軸方向に移動する。リミツトスイツチ1
23が存在する点が両ロール17a,17b間の
幅に関し基準幅を示す基準点を表わしており、こ
の基準点より最大幅でリミツトスイツチ124の
位置までの調整が許容される。ロール17a,1
7b間の幅がリミツトスイツチ122で定められ
る幅以下又はリミツトスイツチ125で定められ
る幅以上になるのは禁止される。従つてサーボモ
ータ101が回転駆動されると、調整されるロー
ル17a,17b間の幅に応じて接触子121も
移動することになるが、接触子121の移動によ
つてリミツトスイツチ122,123,124,
125のいずれかがオンになると、その信号は演
算処理回路108に入力され、I/O107を通
してメモリ108に記憶される。CPU109、
リミツトスイツチ122〜125から与えられた
情報によつて数値制御を継続するか否か等を判断
する。例えば、リミツトスイツチのうち125が
オンであるときにはそれ以上のロール間幅になる
ような数値制御は禁止される。このようにリミツ
トスイツチ122〜125のいずれかのオン動作
で与えられる情報でサーボモータ101によつて
駆動される材料厚調整機構の調整状態を確認する
ことが可能となる。そして、演算処理回路106
にはCRT等の表示装置126が設けられており、
この表示装置126には、作業者から入力された
数値データ、サーボモータ101の運転状態、ロ
ール17a,17b間の幅の具体的数値等の数値
制御に必要な各種情報が表示される。作業者は表
示装置126から提供される情報を参考にしつつ
数値制御を行う。
上記では材料厚調整機構の数値制御について説
明したが、他の挟持力調整機構、材料送長さ調整
機構の各サーボモータ102,103も演算処理
回路106や比較回路110等を用いて同様に制
御される。これらの3つの調整機構の制御は、共
通の制御回路を用いるので、同時に行われず、別
別に所定の順序で行われることになる。なお、上
記サーボモータの代わりにパルスモータ等の制御
用駆動装置を使用することもできる。
なお、材料送長さ調整機構に関しては、前記実
願昭59−36858号に詳述されるように、入力軸の
揺動回転角αと出力軸の揺動回転角βとリンク長
さRとの関係は、β=f(α、R)という関数で
表わされ、スライダの摺動量と出力軸の揺動回転
角とは直線関係にない。そこで、本実施例では、
演算処理回路106のメモリ108に予め入力軸
と出力軸の上記関係をプログラムで記憶させ、こ
のプログラムによつて補正を行い制御を行うもの
とする。
[発明の効果] 以上の説明で明らかなように本発明によれば、
一対のロールを備え、このロールで板状材料を挟
持し、一定長ずつ間欠的に送り込む働きを有する
ロールフイード装置において、前記ロールの間
隔、挟持力、送長さを調整するための機構の駆動
をそれぞれ対応する制御用モータで行い、且つ各
制御用モータの回転動作を制御するための数値制
御装置を設けるようにしたため、作業者が入力装
置を用いて調整すべき数値データを与えるだけで
前記ロール間隔等が自動的に調整され、作業者の
調整作業を軽減し、作業者の能力に依存する調整
のバラツキをなくす効果が生じる。また、本実施
例に示すように各調整機構に共通に駆動制御部を
設けているので、数値制御装置の構成を簡単化す
ることができ、かつ低価格で操作性のよいロール
フイード装置を提供することができる。本発明の
ロールフイード装置では、フイード動作の実行中
に駆動制御部が各調整機構を駆動制御することは
ない。フイード動作の実行前に各調整機構の調整
は完了されている。従つて、各調整機構を同時に
は駆動制御できないとしてもたいした問題ではな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るロールフイード装置の全
体構成を示す部分断面説明図、第2図は制御装置
の構成図である。 [符号の説明]、1A……モータケース、17
a,17b……ロール、101,102,103
……サーボモータ、101A,102A,103
A……エンコーダ、101B,102B,103
B……運転状態指令機構、104……キーボー
ド、105……テープ入力装置、106……演算
処理回路、110……比較回路、126……表示
装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一対のロールと、 間隔調節駆動部を含み、入力される間隔調整量
    に応答して前記間隔調整駆動部により前記一対の
    ロール間の距離を調整するための材料厚調整機構
    と、 狭持力調整駆動部を含み、入力される狭持力調
    整量に応答して前記狭持力調整駆動部により、板
    材への前記一対のロールによる狭持力を調整する
    ための狭持力調整機構と、 送り長さ調整駆動部を含み、入力される送り長
    さ調整量に応答して前記送り長さ調整駆動部によ
    り、前記板材の送り長さを調整するための送り長
    さ調整機構と、 フイード動作に先立ち、間隔調整命令、狭持力
    調整命令、あるいは送り長さ調整命令を入力する
    ための手段であつて、間隔調整命令、狭持力調整
    命令、及び送り長さ調整命令のいずれかに対応す
    る制御が行われている間は、間隔調整命令、狭持
    力調整命令、及び送り長さ調整命令のいずれの入
    力も禁止する演算制御手段と、及び 前記間隔調整駆動部、前記狭持力調整駆動部及
    び前記送り長さ調整駆動部に共通に設けられ、前
    記間隔調整命令に応答して間隔調整量を前記間隔
    調整駆動部に出力し、前記狭持力調整命令に応答
    して狭持力調整量を前記狭持力調整駆動部に出力
    し、及び前記送り長さ調整命令に応答して送り長
    さ調整量を前記送り長さ調整駆動部に出力するた
    めの駆動制御手段とを具備し、 調整された間隔、調整された狭持力、及び調整
    された送り長さに従つて、フイード動作を行うこ
    とを特徴とするロールフイード装置。 2 前記駆動制御手段は、 駆動予定量を保持し、駆動対象の実際の移動の
    量を駆動予定量から減算し、減算された結果を駆
    動予定量として保持するためのカウンタ手段と、 前記カウンタ手段からの駆動予定量と実際の移
    動の速度に対応する量との差を発生するための差
    手段と、及び 前記差手段からの差の量に従つて、駆動対象の
    調整量を駆動対象の駆動部に出力する駆動量出力
    部とを具備し、 前記駆動対象が設定値に近付くにつれて駆動速
    度が遅くなるように調整量が出力されることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載のロールフイ
    ード装置。
JP62180309A 1987-07-20 1987-07-20 Roll fielding device Granted JPS6422429A (en)

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