JP2000015342A - 電動式ベンダの制御方法および制御装置 - Google Patents
電動式ベンダの制御方法および制御装置Info
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- Control Of Presses (AREA)
Abstract
場合にも、ラムに無理な力を加えずに、高速かつ高精度
にラムの移動制御が行えるようにする。 【解決手段】 各駆動軸の制御系15〜18は、位置制
御部20と、速度制御部21と、電流制御部22と、パ
ワー制御部23とを備え、基準軸(DS1軸、DS4
軸)以外の駆動軸(DS2軸、DS3軸)の制御系1
6、17は、当該駆動軸(DS2軸、DS3軸)の速度
制御部21からの電流指令信号を電流制御部22に出力
する場合と、基準軸(DS1軸、DS4軸)における電
流フィードバック信号を当該駆動軸(DS2軸、DS3
軸)のトルク指令信号として電流制御部22に出力する
場合とを切換える制御切換部24を備える。
Description
される3軸以上の駆動軸を有するラムに装着される上金
型と、固定テーブルに装着される下金型とによって板材
の曲げ加工を行う電動式ベンダの制御方法および制御装
置に関するものである。
ル)を駆動し、このラムに装着された上金型と、前記ラ
ムに対向配置される固定テーブルに装着された下金型と
によって板材の曲げ加工を行う所謂電動式ベンダが知ら
れている。
力が極端に小さいベンダを除き、ラムを上下方向に位置
決め制御するサーボ軸(一般に、「DS軸」と呼ばれて
いる。)を複数軸設けるのが一般的である。前記ラム
は、モータと連結されるボールナットの回転によりボー
ルねじを介して上下方向に移動される。また、各DS軸
に対応してラムの上下位置を検出するリニアエンコーダ
が設けられ、前記モータおよびリニアエンコーダがサー
ボ制御装置に電気的に接続されている。こうして、サー
ボ制御装置が複数のDS軸制御系に同時に目標位置を指
令することにより、各DS軸制御系はその指令された目
標位置に向かって各DS軸を駆動し、これによってラム
の位置決めが行われる。
れている従来のラム位置決め制御系においては、複数の
DS軸制御系に同時に目標位置を指令するようにされて
いるが、現実には各DS軸に加わる負荷イナーシャ、粘
性摩擦力、外乱等が等しくはなく、またラムを介して各
DS軸は相互干渉系の関係になっていることから、例え
ば各DS軸の負荷に差が生じた場合に、その負荷の大き
なDS軸にはラムを介して他のDS軸から外力(トルク
外乱)が加わることになり、サーボモータに大きな電流
が流れたり、ラム自体に無理な力が加わったり、所望の
位置決め精度が得られなかったりするといった問題点が
ある。
めになされたもので、各軸の負荷に差があったり負荷変
動があった場合にも、ラムに無理な力を加えずに、高速
かつ高精度にラムの移動制御を行うことのできる電動式
ベンダの制御方法および制御装置を提供することを目的
とするものである。
的を達成するために、第1発明による電動式ベンダの制
御方法は、電動機により駆動される3軸以上の駆動軸を
有するラムに装着される上金型と、固定テーブルに装着
される下金型とによって板材の曲げ加工を行う電動式ベ
ンダの制御方法であって、前記駆動軸を基準駆動軸とそ
の基準駆動軸を除く他の駆動軸とに分割し、前記基準駆
動軸においては、その駆動軸位置に対応して設けられる
位置検出器からの位置検出信号に基づく位置フィードバ
ック制御が実行され、前記他の駆動軸においては、その
駆動軸位置に対応して設けられる位置検出器からの位置
検出信号に基づく位置フィードバック制御と、前記基準
駆動軸のトルクを当該他の駆動軸のトルク指令とするト
ルクフィードバック制御のいずれかの制御が選択的に実
行されることを特徴とするものである。
位置に対応して設けられる位置検出器からの位置検出信
号に基づき位置フィードバック制御され、これによって
各駆動軸に係るラム位置が例えばNC装置から指令され
る目標位置に一致するように制御される。また、これら
駆動軸のうち基準駆動軸を除く他の駆動軸は、前記位置
フィードバック制御と、前記基準駆動軸のトルクを当該
他の駆動軸のトルク指令とするトルクフィードバック制
御とを切換えて制御される。例えば4軸の駆動軸を有す
る系においては、ラムの左右両端の駆動軸を基準駆動軸
とするのが好適である。この場合、中央部の2つの駆動
軸がトルクフィードバック制御に切換わったときには、
これら中央部の駆動軸が両端の基準駆動軸にトルク追従
することになり、各駆動軸の負荷に差があったりあるい
は負荷変動があっても、ラムは全駆動軸からほぼ均等の
駆動力を得ることができ、ラムに無理な力が加わること
なく高速移動制御することが可能となる。
装置は、電動機により駆動される3軸以上の駆動軸を有
するラムに装着される上金型と、固定テーブルに装着さ
れる下金型とによって板材の曲げ加工を行う電動式ベン
ダの制御装置であって、各駆動軸を駆動する各サーボモ
ータの制御装置は、外部からの位置指令信号と、各駆動
軸位置に対応して設けられる位置検出器からの位置フィ
ードバック信号とを受けて速度指令信号を出力する位置
制御部と、この位置制御部からの速度指令信号に基づき
電流指令信号を生成する速度制御部と、この速度制御部
からの電流指令信号と電流フィードバック信号とに基づ
き電流制御を行う電流制御部と、この電流制御部からの
信号に基づきサーボモータを直接制御するパワー制御部
とを備え、前記各制御装置のうち所定の基準駆動軸を除
く他の駆動軸に係る制御装置は、当該他の駆動軸の速度
制御部からの電流指令信号を電流制御部に出力する場合
と、前記基準駆動軸における電流フィードバック信号を
当該他の駆動軸のトルク指令信号として電流制御部に出
力する場合とを切換える制御切換部を備えることを特徴
とするものである。
ダの制御方法をより具体的に実現するための制御装置に
関するものである。この第2発明において、各駆動軸を
駆動する各サーボモータは、位置制御部と速度制御部と
電流制御部とパワー制御部とを備える制御装置によって
駆動制御される。この制御装置においては、各軸の位置
制御部に、外部の例えばNC装置からの位置指令信号が
入力されるとともに、各駆動軸位置に対応して設けられ
る位置検出器からの位置フィードバック信号が入力さ
れ、これら入力信号に基づいて位置制御部からは速度制
御部に対し速度指令信号が出力される。また、速度制御
部においては、位置制御部より入力される速度指令信号
に基づき電流指令信号が生成されて電流制御部に出力さ
れる。この電流制御部は、速度制御部からの電流指令信
号と電流フィードバック信号とに基づき電流制御を行
う。さらに、パワー制御部においては、電流制御部から
の信号に基づきサーボモータ駆動用の実電流が生成され
て、この実電流に基づき各サーボモータが直接駆動され
る。一方、これら各駆動軸の制御装置のうち基準駆動軸
を除く他の駆動軸に係る制御装置には更に制御切換部が
設けられている。この制御切換部は、当該他の駆動軸の
速度制御部からの電流指令信号を電流制御部に出力する
場合と、前記基準駆動軸における電流フィードバック信
号を当該他の駆動軸のトルク指令信号として電流制御部
に出力する場合とを切換えるものである。このように構
成されているので、基準駆動軸以外の他の駆動軸におい
ては、目標位置信号と位置フィードバック信号との偏差
を0にする位置フィードバック制御と、前記基準駆動軸
のトルクを当該他の駆動軸のトルク指令とするトルクフ
ィードバック制御とが選択的に実行される。したがっ
て、このトルクフィードバック制御が実行されたときに
は、各駆動軸の負荷に差があったりあるいは負荷変動が
あっても、ラムは全駆動軸からほぼ均等の駆動力を得る
ことができることになり、ラムに無理な力が加わること
なく高速移動制御することが可能となり、前記第1発明
と同様の作用・効果を奏するものである。
の制御方法および制御装置の具体的な実施の形態につい
て、図面を参照しつつ説明する。
ベンダの部分斜視図が示されている。
駆動されるラム(上部可動テーブル)1と、このラム1
に対位して固定配置される固定テーブル(下部固定テー
ブル)2とが備えられ、ラム1の下部にはパンチ保持装
置3を介して図示されないパンチ(上金型)が取り付け
られ、固定テーブル2の上面にはダイ保持装置を介して
ダイ(いずれも図示せず)が取り付けられている。
イドフレーム5,5が一体に設けられ、各サイドフレー
ム5,5の上端部を連結するように支持フレーム6が設
けられている。この支持フレーム6には、複数基(本実
施例では4基)のラム駆動装置7が取り付けられてお
り、これらラム駆動装置7の下端部にラム1が揺動自在
に連結されている。こうして、ラム駆動装置7の作動に
よってラム1が昇降動されることにより、パンチとダイ
との間に介挿される板材(ワーク)が折り曲げられるよ
うになっている。
装置によって制御されるACサーボモータ8を駆動源と
してその駆動力をタイミングベルト9を介して図示され
ないボールナットに伝え、このボールナットに連結され
るボールねじ10を上下方向に移動させることにより、
このボールねじ10に連結されるラム1を上下駆動させ
るように構成されている。
軸(以下、向かって左側からDS1軸、DS2軸、DS
3軸、DS4軸という。)位置に対応してインクリメン
タルタイプのリニアエンコーダ11が取り付けられ、そ
の検出子12が伸び補正ブラケット13に取り付けられ
ている。このリニアエンコーダ11からの検出データ
は、後述されるように位置フィードバックに用いられ
る。ここで、前記伸び補正ブラケット13は、前記サイ
ドフレーム5,5に沿うように設けられる2枚のサイド
プレート13a,13aと、左右のサイドプレート13
a,13aを連結するビーム13bとにより構成されて
いる。このようにリニアエンコーダ11の検出子12を
伸び補正ブラケット13に取付けることで、各リニアエ
ンコーダ11は、各サイドフレーム5,5の負荷変化に
よる変形の影響を受けることがなく、ラム1の各駆動軸
毎の絶対位置を計測することが可能である。なお、本実
施例では、リニアエンコーダ(本体)11をラム1に取
付け、検出子12を補正ブラケット13に取付けるもの
としたが、これらの取付け位置は逆にしても良い。
各サーボモータ8の現在位置を検出するためのモータエ
ンコーダ14(図2参照)が付設されている。なお、こ
のモータエンコーダ14からの検出データは、後述され
るように速度フィードバックに用いられる。
制御装置について、図2を参照しつつ説明する。
では、ラム1の左右両端に配されるDS1軸およびDS
4軸を基準駆動軸とする。)の制御系15,18とその
他の2軸(中間部に配されるDS2軸およびDS3軸)
の各制御系16,17からなる4つの制御系により構成
されている。なお、図2においては、DS3軸およびD
S4軸に係る各制御系17,18の詳細構成はそれぞれ
DS2軸およびDS1軸に係る制御系16,15と同様
であるため省略されている。
各制御系15,18は、NC装置19からの位置指令信
号(移動量信号)と、各駆動軸毎のリニアエンコーダ1
1からの位置フィードバック信号とを受けて速度指令信
号を出力する位置制御部20と、この位置制御部20か
らの速度指令信号と、モータエンコーダ14からの速度
フィードバック信号との差から演算される速度偏差量信
号に基づき電流指令信号を演算してそれを出力する速度
制御部21と、この速度制御部21から出力される電流
指令信号と、電流フィードバック信号との差から演算さ
れる電流偏差量信号が入力され、この入力信号に基づい
てパワー制御部23に実電流を生成させる信号を出力す
る電流制御部22と、この電流制御部22からの信号に
基づきサーボモータ8を直接駆動するパワー制御部23
とを備える構成とされている。
軸)を除く他の駆動軸(DS2軸およびDS3軸)に係
る制御系16,17においては、前記基準駆動軸の制御
系における速度制御部21と電流制御部22との間に制
御切換部24が設けられるとともに、この制御切換部2
4からの指令によってNC装置19から位置制御部20
に入力される位置指令信号をON・OFF切換えする切
換えスイッチ25が設けられている。なお、この切換え
スイッチ25がON時には位置制御が実行され、OFF
時にはトルク制御が実行される。
フィードバック信号(基準軸のトルク)をその駆動軸の
トルク指令として電流制御部22に出力したり、あるい
は基準駆動軸と同様の位置制御系として機能させるとき
には、速度制御部21からの電流指令を電流制御部22
に出力したりするための切換器である。この制御切換部
24は、その詳細構成が図3に示されているように、基
準駆動軸からの電流フィードバック信号の高周波ノイズ
成分を除去するためのローパスフィルタ26と、このロ
ーパスフィルタ26通過後の信号が入力される補償回路
27と、この補償回路27の出力信号と速度制御部21
からの電流指令信号とを選択的に切換える切換えスイッ
チ28と、この切換えスイッチ28と前記位置制御部2
0前段の切換えスイッチ25とを連動して切換え操作す
る切換判別器29とを備え、また前記補償回路27にト
ルクバイアスをかけるためのバイアス設定器30を備え
ている。ここで、補償回路27は、例えば比例、積分、
微分の各要素から構成されるか、あるいはそれら要素の
一部から構成されるものであり、制御系の即応性および
安定性を決定する回路である。また、前記バイアス設定
器30は、例えばラム1にクラウニングを付けたい場合
などにその値を設定して用いられる。
されている。図示のように、NC装置19から入力され
る移動量信号は速度パターン生成部31に入力され、こ
の速度パターン生成部31において予め設定された最大
速度および加減速時間に基づき速度パターンが生成され
る。次いで、この生成された速度パターンに基づいて、
制御系の1実行時間当たりに換算された目標位置が目標
位置演算部32において順次演算される。さらに、この
目標位置演算部32にて演算された目標位置信号と、リ
ニアエンコーダ11からの位置フィードバック信号との
差(位置偏差)が後段のゲイン演算部33に出力され
る。この後、このゲイン演算部33において、前記位置
偏差量にゲイン定数Kpが乗算される。このゲイン定数
Kpは、一般に位置ループゲインと呼ばれ、制御系の応
答性、安定性を決めるパラメータである。
を、ラム1が図5に示される移動パターンで動く場合を
例にとって説明する。
から速遅切換位置(H2)まで高速で下降し、この速遅
切換位置(H2)から加圧位置(H4)までは遅下降す
る。この遅下降の際、途中のクラウニングON/OFF
切換位置(H3)では一旦停止してラム1にクラウニン
グをつけ、再度加圧位置(H4)まで遅下降する。そし
て、加工が終了するとラム1はクラウニングON/OF
F切換位置(H3)まで上昇し、クラウニングを解除し
て待機位置(H1)まで速上昇する。
ム1がクラウニングON/OFF切換位置(H3)から
加圧位置(H4)に移行し、この加圧位置(H4)にお
いてラム1を保持する工程が所望の加工精度を得るため
に最も重要な工程であり、その他の工程においては、生
産性向上の観点からラム1の移動速度を大きくすること
が重要となる。このことから、本実施例では、H3〜H
4〜H3の区間については全DS軸位置制御を行い、そ
の他の区間については左右端の基準駆動軸(DS1軸お
よびDS4軸)は位置制御を行い、基準駆動軸以外の駆
動軸(DS2軸およびDS3軸)はトルク制御を行うよ
うにされている。以下に、H1〜H2〜H3〜H4〜H
3〜H1の各工程毎に順次説明する。
ド)について この工程においては、DS2軸およびDS3軸の制御切
換部24における切換判別器29がトルク制御実行工程
であることを認識し、切換えスイッチ25および切換え
スイッチ28をトルク制御位置、すなわち切換えスイッ
チ25をOFF位置(図2に示される位置)にし、切換
えスイッチ28をA位置(図3に示される位置)にす
る。これにより、NC装置19から入力された位置指令
信号はDS1軸およびDS4軸の位置制御部20に入力
され、この指令信号に基づきDS1軸およびDS4軸の
各サーボモータ8が駆動されてラム1が上下移動され
る。このラム1の昇降時にそのラム1の各駆動軸位置で
の上下位置はリニアエンコーダ11にて検出され、位置
フィードバックとして位置制御部20に帰還され、NC
装置19からの位置指令信号に一致するようにDS1軸
およびDS4軸の各制御系15,18は各サーボモータ
8を駆動する。
が駆動されると、電流制御部22の電流フィードバック
信号が生成されてその電流制御部22に帰還されるとと
もに、DS1軸の電流フィードバック信号がDS2軸の
制御切換部24に、DS4軸の電流フィードバック信号
がDS3軸の制御切換部24(図示省略)にそれぞれ伝
達される。例えばDS1軸の制御系15からDS2軸の
制御系16に入力された電流フィードバック信号は、図
3に示されるようにローパスフィルタ26および補償回
路27を経由し、DS2軸の電流フィードバック信号を
減算して電流制御部22に印加される。こうして、DS
2軸においては、DS1軸からの電流フィードバック信
号がその電流制御(トルク制御)の指令値とされ、DS
2軸のサーボモータ電流が前記電流フィードバックと一
致するように制御される。同様に、DS3軸は、DS4
軸からの電流フィードバック信号に基づきトルク制御さ
れる。
ド)について この工程においては、前記(1)に示されるH1〜H2
の工程と同様、基準駆動軸(DS1軸およびDS4軸)
については位置制御、基準駆動軸以外の駆動軸(DS2
軸およびDS3軸)についてはトルク制御が実行され
る。
N、ラム遅下降モード)について 前記H2〜H3の工程で、DS1軸およびDS4軸は最
終的にH3の位置に位置決めされる。この位置決め完了
を確認した後、切換判別器29によって切換えスイッチ
25および切換えスイッチ28が位置制御位置、すなわ
ち切換えスイッチ25がON位置に、切換えスイッチ2
8がB位置にされる。これによりDS2軸、DS3軸に
おいては、NC装置19からの位置指令信号がそれぞれ
DS2軸、DS3軸の位置制御部20に入力されるとと
もに、速度制御部21の出力信号が電流制御部22に入
力され、全DS軸制御系15〜18において位置制御が
実行されることになる。このように全駆動軸を位置制御
モードにした後、クラウニングが必要な加工の場合には
DS2軸、DS3軸に位置オフセットをかけてラム1を
故意に歪ませてクラウニングを付けることになる。次い
で、全駆動軸がクラウニングの姿勢を保ちつつ遅下降で
下死点まで移動し、曲げ加工を行う。
ド、クラウニングOFF) 加工終了後、ラム1は速上昇で上昇し、DS2軸、DS
3軸の位置オフセットを解除してクラウニング状態から
ラム平行状態になる。この工程においても、全駆動軸に
ついて位置制御が実行される。
ド) この工程においては、基準駆動軸(DS1軸およびDS
4軸)については位置制御、基準駆動軸以外の駆動軸
(DS2軸およびDS3軸)についてはトルク制御が実
行される。以上の(1)〜(5)のサイクルを繰り返す
ことにより、一連の曲げ加工工程が高速かつ高精度に実
施される。
系において、ラム1の左右両端の駆動軸(DS1軸、D
S4軸)が基準駆動軸とされ、中央の2軸(DS2軸、
DS3軸)が基準駆動軸にトルク追従する駆動軸とされ
ているので、これら中央の2軸は、トルクフィードバッ
ク制御に切換わったときに基準駆動軸にトルク追従して
駆動されることになる。したがって、4軸が個別に位置
制御されてラム1に無理な力が加わったりすることがな
く、ラム1は全駆動軸からほぼ均等の駆動力を得ること
ができ、ラム1を高速移動させることができるという効
果を奏するのである。
動軸を基準駆動軸とし、中央に位置する駆動軸をトルク
追従する駆動軸としたが、基準駆動軸とトルク追従駆動
軸とは交互に配置するようにしても良い。
軸を有する電動式ベンダについて説明したが、本発明
は、駆動軸が3軸のものや5軸以上のものに対しても適
用できるのは言うまでもない。なお、駆動軸が4軸以外
の場合には、その軸数に応じて基準駆動軸とトルク追従
駆動軸とを適宜設定する必要がある。
の部分斜視図である。
構成図である。
である。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】 電動機により駆動される3軸以上の駆動
軸を有するラムに装着される上金型と、固定テーブルに
装着される下金型とによって板材の曲げ加工を行う電動
式ベンダの制御方法であって、 前記駆動軸を基準駆動軸とその基準駆動軸を除く他の駆
動軸とに分割し、前記基準駆動軸においては、その駆動
軸位置に対応して設けられる位置検出器からの位置検出
信号に基づく位置フィードバック制御が実行され、前記
他の駆動軸においては、その駆動軸位置に対応して設け
られる位置検出器からの位置検出信号に基づく位置フィ
ードバック制御と、前記基準駆動軸のトルクを当該他の
駆動軸のトルク指令とするトルクフィードバック制御の
いずれかの制御が選択的に実行されることを特徴とする
電動式ベンダの制御方法。 - 【請求項2】 電動機により駆動される3軸以上の駆動
軸を有するラムに装着される上金型と、固定テーブルに
装着される下金型とによって板材の曲げ加工を行う電動
式ベンダの制御装置であって、 各駆動軸を駆動する各サーボモータの制御装置は、外部
からの位置指令信号と、各駆動軸位置に対応して設けら
れる位置検出器からの位置フィードバック信号とを受け
て速度指令信号を出力する位置制御部と、この位置制御
部からの速度指令信号に基づき電流指令信号を生成する
速度制御部と、この速度制御部からの電流指令信号と電
流フィードバック信号とに基づき電流制御を行う電流制
御部と、この電流制御部からの信号に基づきサーボモー
タを直接制御するパワー制御部とを備え、 前記各制御装置のうち所定の基準駆動軸を除く他の駆動
軸に係る制御装置は、当該他の駆動軸の速度制御部から
の電流指令信号を電流制御部に出力する場合と、前記基
準駆動軸における電流フィードバック信号を当該他の駆
動軸のトルク指令信号として電流制御部に出力する場合
とを切換える制御切換部を備えることを特徴とする電動
式ベンダの制御装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP19140398A JP3989094B2 (ja) | 1998-07-07 | 1998-07-07 | 電動式ベンダの制御方法および制御装置 |
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