JPH058132U - 環状ガスケツト - Google Patents

環状ガスケツト

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JPH058132U
JPH058132U JP4348691U JP4348691U JPH058132U JP H058132 U JPH058132 U JP H058132U JP 4348691 U JP4348691 U JP 4348691U JP 4348691 U JP4348691 U JP 4348691U JP H058132 U JPH058132 U JP H058132U
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JP
Japan
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annular gasket
gasket
sewn
butted
thread
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Application number
JP4348691U
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English (en)
Inventor
重久 揃
Original Assignee
株式会社阿保パツキング製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】製造コストの低減が図れ、ガスケット強度が高
くもって耐久性も向上した環状ガスケットを得ること。 【構成】アラミド繊維製の長尺状のガスケット1及び2
の突き合わせ部3を、太さ50番のポリエステル製の糸21
によりピッチ3mm,振幅6mmの千鳥状に縫合し、その後
前記千鳥状に縫合した糸21を覆うようにシリコン系接着
シール材23を塗布した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は例えば内燃機関のシリンダブロックにオイルパンを締結する際に、該 シリンダブロックとオイルパンとの間に介装される環状ガスケットに関する。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関においてはシリンダブロックの下部にオイルパンが設けられており、 各潤滑部位に供給される潤滑用のオイルが貯溜されている。 そして、従来のオイルパンは、シリンダブロックの下部フランジ部に、該フラ ンジ部の形状に合わせた形状の環状ガスケットを介して、締結ボルト等により締 結される。
【0003】 ここで、前記環状ガスケットは締結ボルトによる締結力に起因する面圧力を受 け略一様に圧縮され、該環状ガスケットが有する弾性作用によりフランジ部にお いて液密状態を構成するものである。もって、従来のガスケットはアスベストや アラミド繊維等のジョイントシートやビータシートで圧縮性を有する弾性材料よ りなっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記のように環状にガスケットを形成するためには、平板状のガス ケット原板より外径寸法を合わせまた内部をくり抜く必要があるが、前記くり抜 いたガスケット材料が廃材となるため、歩留りの向上が図れない。このため、従 来では、図6〜図8に示すように前記フランジ部の幅Tを有する長尺状のガスケ ット1及び2を直角に突き合わせたり(突き合わせ部3)、斜めに突き合わせた り(突き合わせ部4)、また凸部5と凹部6とを設け嵌入させることにより突き 合わせたり(突き合わせ部7)した後に、当該突き合わせ部3,4または7に接 着材を塗布して接合することにより、環状ガスケット10を得ていた。
【0005】 しかしながら、突き合わせ部3,4または7に接着材を塗布して接合する接合 方法を用いて得られた環状ガスケット10にあっては、当該突き合わせ部3,4ま たは7における曲げ強度,引張強度が弱く、もって環状ガスケット10を組み立て たり搬送したりする際に前記突き合わせ部3,4または7において曲がったり、 剥離が生じたりする惧れがある。このために、その取扱には十分な注意が必要と なり、大量生産等における生産効率の向上の妨げになる惧れもある。また、強度 が弱いため耐久性も確保できない。
【0006】 また、長尺状のガスケット1及び2の厚みを厚くして接着面積を増やすことに より接着材塗布に係る接合力を増大して、前記曲げ強度,引張強度を増強するこ とも考えられるが、厚みが厚くなるほど、経年劣化によりガスケットの弾性力低 下に起因する液密性の低下につながり、好ましくない。 そこで、本考案は以上の実情に鑑みなされたもので、製造コストの低減が図れ 、ガスケット強度が高くもって耐久性も向上した環状ガスケットを得ることを目 的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このため、本考案は、上部物体と下部物体との間に介装されると共に、圧縮性 を有する周方向に分割された複数の弾性材料を接合してなる環状ガスケットにお いて、前記接合部を縫合材により縫合すると共に、当該接合部に少なくとも前記 縫合部を覆って液密性を有するエラストマーを塗布するようにした。
【0008】
【作用】
かかる構成とすることにより、環状ガスケットを圧縮性を有する周方向に分割 された複数の弾性材料を接合して形成することが可能となり、また該接合部を縫 合材により縫合するようにしたので接合部における曲げ強度,引張強度が高くな り、もって当該接合部が屈曲したり、剥離したりすることが防止でき、環状ガス ケットの耐久性が確保できる。
【0009】 また、前記接合部に少なくとも前記縫合部を覆って液密性を有するエラストマ ーを塗布するようにしたので、該エラストマーの有する液密性及びエラストマー であることに係る弾性作用により、該縫合部においても、上部物体と下部物体と の間の液密状態が確実に構成される。
【0010】
【実施例】
以下本考案に係る実施例を内燃機関のシリンダブロック(図示せず)とオイル パン(図示せず)との間に介装される環状ガスケットを例にとり、図に基づいて 説明する。尚、図6〜図8に示した従来例と同一要素には同一符号を付して説明 を省略する。
【0011】 図1〜図3に示す環状ガスケット20は厚み 1.5mm、幅20mmのアラミド繊維製の 長尺状のガスケット1及び2を直角に突き合わせたり(突き合わせ部3)、斜め に突き合わせたり(突き合わせ部4)、また凸部5と凹部6とを設け嵌入させる ことにより突き合わせたり(突き合わせ部7)して、構成されるものである。そ の後に、当該突き合わせ部3,4または7を、太さ50番のポリエステル製の糸21 によりピッチ3mm,振幅6mmの千鳥状に縫合し、その後前記千鳥状に縫合した糸 21を覆うようにシリコン系接着シール材23を塗布している。
【0012】 かかる構成とすることにより、環状ガスケット20を圧縮性を有するアラミド繊 維製ジョイントシートの長尺状のガスケット1及び2を接合して形成することが 可能となり、1枚のガスケット材料から打抜き等により環状ガスケット20を製作 しなくてもよく、廃材が殆どでなくなるので製造コストの低減が図れる。更に本 実施例では、突き合わせ部3,4または7を糸21により縫合するようにしたので 、突き合わせ部3,4または7においては、曲げや引張の外力が作用しても該外 力が糸21に作用することとなるため、当該突き合わせ部3,4または7における 曲げ強度,引張強度が高くなり、もって当該突き合わせ部3,4または7が屈曲 したり、剥離したりすることが防止でき、環状ガスケット20の耐久性が確保でき る。
【0013】 尚、本実施例においては、縫合の際に用いた糸21をより滑り易いポリエステル 製として、作業製の向上を図ったが、木綿製の糸でもよいことは勿論である。 また、前記突き合わせ部3,4または7において前記糸21を全て覆うように、 液密性を有するエラストマーとしてのシリコン系接着シール材23を塗布するよう にしたので、該シリコン系接着シール材23の有するシール性により液密性が保た れ、またシリコン系であることにより弾性作用が奏され、シリンダブロック(図 示せず)とオイルパン(図示せず)との間の液密状態が確実に構成される。
【0014】 また、環状ガスケット20の厚みも厚くする必要がなく、経年劣化によりガスケ ットの弾性力低下に起因する液密性の低下を防止できる。 さらに、図4に示すように、長尺状のガスケット1及び2の突き合わせ部3に 凸部31を設け、該凸部31をホッチキス32等で固定したり、また図5に示すように 挟持部材33で加締めることにより、突き合わせ部3の強度を更に高くすることも 可能である。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によると、上部物体と下部物体との間に介装され ると共に、圧縮性を有する複数の弾性材料を接合してなる環状ガスケットにおい て、前記接合部を縫合材により縫合すると共に、当該接合部に少なくとも前記縫 合部を覆って液密性を有するエラストマーを塗布するようにしたので、環状ガス ケットを圧縮性を有する複数の弾性材料を接合して形成することが可能となり、 製造コストの低減が図れる。また該接合部も縫合材により補強されて環状ガスケ ットの耐久性も確保され、さらに、上部物体と下部物体との間の液密状態も確実 に奏されるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る環状ガスケットの突き
合わせ部の部分平面図
【図2】本考案の他の実施例に係る環状ガスケットの突
き合わせ部の部分平面図
【図3】本考案の他の実施例に係る環状ガスケットの突
き合わせ部の部分平面図
【図4】本考案の他の実施例に係る環状ガスケットの平
面図
【図5】本考案の他の実施例に係る図4におけるA−A
断面概略図
【図6】従来例に係る環状ガスケットの突き合わせ部の
部分平面図
【図7】従来例に係る環状ガスケットの突き合わせ部の
部分平面図
【図8】従来例に係る環状ガスケットの突き合わせ部の
部分平面図
【符号の説明】
1 長尺状のガスケット 2 長尺状のガスケット 3 突き合わせ部 4 突き合わせ部 7 突き合わせ部 20 環状ガスケット 21 糸 23 シリコン系接着シール材

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】上部物体と下部物体との間に介装されると
    共に、圧縮性を有する周方向に分割された複数の弾性材
    料を接合してなる環状ガスケットにおいて、前記接合部
    を縫合材により縫合すると共に、当該接合部に少なくと
    も前記縫合部を覆って液密性を有するエラストマーを塗
    布したことを特徴とする環状ガスケット。
JP4348691U 1991-06-11 1991-06-11 環状ガスケツト Pending JPH058132U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020162123A1 (ja) * 2019-02-04 2020-08-13 Nok株式会社 密封構造
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