JPH0581050B2 - - Google Patents

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JPH0581050B2
JPH0581050B2 JP61194048A JP19404886A JPH0581050B2 JP H0581050 B2 JPH0581050 B2 JP H0581050B2 JP 61194048 A JP61194048 A JP 61194048A JP 19404886 A JP19404886 A JP 19404886A JP H0581050 B2 JPH0581050 B2 JP H0581050B2
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base metal
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layer
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Kinji Sugyama
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Sanken Electric Co Ltd
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Sanken Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳现な説明】 産業䞊の利甚分野 本発明は、シリコン基板ぞの電極圢成法、特に
アルゎンプラズマを利甚しおむオンプレヌテむン
グを行うシリコン基板ぞの電極圢成法に関連す
る。
埓来の技術 汎甚圢パワヌトランゞスタ及び敎流ダむオヌド
等の個別半導䜓装眮におけるシリコン基板電極の
圢成法ずしおは、無電解ニツケルメツキ法が倚甚
されおいる。無電解ニツケルメツキ法を䜿甚する
理由は、ニツケルに察する半田の濡れ性が良奜
で、たた、前蚘半導䜓装眮の補造の際、金属補リ
ヌド材やステム材等の倖郚電極ずシリコン基板ず
を半田で接続するず、良奜な電気的特性、熱的特
性及び倧きな機械的匷床の接続を埗るこずができ
るからである。
次に、無電解ニツケルメツキ法によ぀おシリコ
ン基板に電極を圢成する工皋を瀺す第図〜
に埓぀お説明する。図䞭においお、は、既
に熱拡散法による䞍玔物導入で−接合が圢成
されたシリコン基板である。は、シリコン基
板の衚面に無電解ニツケルメツキ法で圢成さ
れたニツケルを䞻成分ずするニツケルメツキの第
局である。
第図は、のシリコン基板を窒玠ガス䞭、
550〜700℃で30分〜時間熱凊理を斜した状態を
瀺す。は、第局の䞀郚が熱凊理によ
りシリコン基板に拡散した残郚である。
は、第局がシリコン基板に拡散しお圢
成されたニツケルシリサむド局である。
熱凊理前の状態の第局は、シリコン基
板ぞの密着力が匱い䞊に、半導䜓装眮の電気
的特性ずしお必芁な抵抗性接觊オヌミツク接
觊は埗られない。しかし、熱凊理埌の状態で
は、密着力が匷化され、抵抗性接觊も埗られる。
ただし、倖郚電極ず接続するため残郚に溶
融半田を接觊させおも、濡れ性を埗るこずはでき
ない。即ち、無電解ニツケルメツキ法に䜿甚され
るメツキ济は、䞻成分である塩化ニツケルず添加
剀のフオスフむン酞゜ヌダずを含み、フオスフむ
ン酞の還元䜜甚を利甚しおニツケルをシリコン基
板䞊に析出させる。埓぀お、析出したニツケル局
䞭には倚量〜10重量の燐が含有されおい
る。この析出したニツケル局は、熱凊理によ぀お
盞倉化を起こし、非晶質から結晶質に転じ燐化ニ
ツケルNi3Pを生じる。この際、反応に関䞎
しない䜙剰の燐成分は気䞭に蒞発する。燐化ニツ
ケルは化孊的にも安定な成分であり、燐化ニツケ
ルを含むニツケル局では溶融半田に察する濡れ性
を埗るこずができないのである。埓぀お、溶融半
田に察する濡れ性を埗るためには、曎に䞋蚘の凊
理が必芁である。
第図は、の衚面局である残郚を王
氎又は熱硝酞を䞻成分ずする゚ツチング剀で溶解
陀去した状態を瀺す。は、ニツケルシリサむド
局の䞊に、曎に、無電解ニツケルメツキ法に
より、ニツケル局を圢成した状態を瀺す。ニ
ツケル局は、倚量の燐を含有するが、熱凊理
を行぀おいないから、溶融半田に察する濡れ性を
埗るこずができる。
䞊述のように無電解ニツケルメツキ法によ぀お
圢成されるニツケル電極は、䞋蚘問題を発生す
る。
シリコン基板䞊に付着する析出物が、燐ずニ
ツケルずの混合物及び化合物を含むため、埌の
熱凊理で盞倉化及び組成倉化を起こす。たた、
溶融半田を接觊させたずき燐ガスが蒞発し、凝
固した半田内に埮少気泡を残す。これらのた
め、半田の接着匷床が䞍十分ずなる。
ニツケルの析出速床がシリコン基板の衚面状
態及び履歎に圱響され易いこずもあ぀お、ニツ
ケルの厚さを正確に制埡するこずが困難であ
る。
シリコン基板の圢䞍玔物が拡散された面ず
圢䞍玔物が拡散された面ずで析出速床が異な
る。これは、䞡䞍玔物の衚面濃床に差がある堎
合顕著ずなる。
シリコン基板の衚面に埮かな汚れがあるずメ
ツキの䞍析出郚ができ易い。
メツキ工皋の前凊理及び埌凊理で倚量の氎を
䜿甚する。
メツキ廃液凊理が必芁である。
半導䜓装眮の電気的特性ずしお必芁な電極の
抵抗性接觊を埗るためには、熱凊理が必芁であ
る。
溶融半田に察する濡れ性を確保するため、䞊
蚘熱凊理埌、再床メツキ凊理を行う必芁があ
る。
䞊蚘無電解ニツケルメツキ法の欠点を改善する
ため、真空蒞着法を利甚するこずも行われおい
る。真空蒞着法で半田接続可胜なニツケルの電極
を圢成する堎合、シリコン基板に盎接にニツケル
を蒞着したのでは、充分な密着性及び抵抗性接觊
は埗られない。このため、チタン、クロム、モリ
ブデン等のベヌス金属をシリコン基板に蒞着し、
その䞊にニツケルを蒞着するずいう二局構造ずす
る。
発明が解決しようずする問題点 しかし、䞊蚘蒞着法でも䞋蚘の欠点がある。
ベヌス金属及びニツケルを単に蒞着した状態
では、電極ずしお密着力が䞍十分である。充分
な密着力を埗るためには、無電解ニツケルメツ
キ法の堎合ず同様に、蒞着埌、曎に熱凊理を必
芁ずする。
蒞着前に行われるシリコン基板ぞの掗浄凊理
の良吊が電極の密着力に倧きな圱響を䞎えるの
で、電極密着力の䜎䞋及びバラツキ幅の拡倧が
生じ易い。たた、電極密着力の䜎䞋及びバラツ
キ幅の拡倧を最小限の抑えるために、蒞着前の
シリコン基板の掗浄凊理及び取扱いを極めお厳
密に行う必芁がある。
本発明は、熱凊理を行わない堎合でも、高い電
極密着力及び䜎抵抗性接觊が安定しお埗られるシ
リコン基板ぞの電極圢成法を提䟛するこずを目的
ずする。
問題点を解決するための手段 本発明のシリコン基板ぞの電極圢成方法は、蒞
発源䟛絊郚ず蒞発源䟛絊郚に察向しお配眮された
シリコン基板ずの間の領域に高呚波プラズマ励起
甚コむルを盎線状に配眮しお、シリコン基板の雰
囲気を枛圧する排気工皋ず、蒞発源䟛絊郚に察し
お負の盎流電圧をシリコン基板郚分に印加し、雰
囲気䞭に垌ガスを導入するず共に、高呚波プラズ
マ励起甚コむルに高呚波電力を䟛絊しお高呚波プ
ラズマ励起甚コむルの呚囲に垌ガスのプラズマを
発生させ、シリコン基板に垌ガスのむオンで衝撃
を䞎えおシリコン基板の衚面をクリヌニングする
クリヌニング工皋ずを含む。クリヌニング工皋の
埌に、シリコン基板に金属局が圢成される。この
シリコン基板ぞの電極圢成法は、曎に蒞発源䟛絊
郚ずシリコン基板ずの間の空間で10〜30Vcmの
電界匷床を䞎えお盎流電圧の印加状態でか぀垌ガ
スのプラズマの発生状態でチタン又はクロムから
遞択されたベヌス金属を蒞発源䟛絊郚から蒞発さ
せ、クリヌニングしたシリコン基板の衚面に高呚
波プラズマ励起甚コむルの内偎を通぀おベヌス金
属を付着させお第のベヌス金属局を圢成する第
ベヌス金属局圢成工皋ず、雰囲気䞭に窒玠含有
ガスを導入し、盎流電圧の印加状態で、高呚波プ
ラズマ励起甚コむルに高呚波電力を䟛絊しお窒玠
のプラズマを発生させるず共に、蒞発源䟛絊郚か
らベヌス金属を蒞発させ、第のベヌス金属局の
䞊にベヌス金属の窒化物局を圢成する窒化物局圢
成工皋ず、窒玠含有ガスの導入を停止し、盎流電
圧の印加状態でか぀垌ガスのプラズマの発生状態
に戻しお、蒞発源䟛絊郚からベヌス金属を蒞発さ
せ、窒化物局の䞊に第のベヌス金属局を圢成す
る第ベヌス金属局圢成工皋ず、盎流電圧の印加
状態でか぀垌ガスのプラズマの発生状態で蒞発源
䟛絊郚からニツケルを蒞発させ、第のベヌス金
属局の䞊にニツケル局を圢成するニツケル局圢成
工皋ずを含む。
䜜 甹 シリコン基板の衚面を予めクリヌニングした
埌、蒞発源䟛絊郚から蒞発したベヌス金属粒子
は、垌ガスのプラズマ領域においお、高呚波プラ
ズマ励起甚コむルに䟛絊される高呚波電力の゚ネ
ルギを受けお、励起粒子、むオン粒子又は䞭性粒
子ずな぀お加速されおシリコン基板に到達する。
この結果、シリコン基板の衚面に匷固に付着した
第のベヌス金属局が圢成される。次に、窒玠含
有ガスを導入し、窒玠のプラズマを発生させるず
共に、ベヌス金属を蒞発させるず、第のベヌス
金属局の䞊に匷固に付着したベヌス金属の窒化物
局が圢成される。その埌、窒玠含有ガスの導入を
停止し、垌ガスのプラズマの発生状態に戻しお、
ベヌス金属を蒞発させるず、前蚘窒化物局の䞊に
匷固に付着した第のベヌス金属が圢成される。
最埌に蒞発源䟛絊郚からニツケルを蒞発させる
ず、第のベヌス金属の䞊に匷固に付着したニツ
ケル局が圢成される。
この発明によるシリコン基板ぞの電極圢成方法
では、攟電状態が安定しおおり、䜎圧で操䜜可胜
である。たた、シリコン基板䞊に圢成される皮膜
は粒子が緻密で密着性がよい。曎に、プラズマ発
生状態で他の工皋ず共に連続的に窒玠を掻性ガス
ずしおベヌス金属の窒化物金属化合物を圢成
するこずができる。たた、コむルに察する電力量
ず通電時間によりシリコン基板の付着物質の量及
び密着性を制埡するこずができる。
実斜䟋 以䞋、本発明の実斜䟋を図面に぀いお説明す
る。第図は、本発明によるシリコン基板ぞの電
極圢成法に䜿甚するむオンプレヌテむング装眮の
抂略図である。図䞭、はベヌスプレヌト、は
ステンレス補ベルゞダヌ、は真空チ゚ンバ、
はベヌス金属ずしおのチタン及びニツケルを入れ
た回転切換匏のルツボ図瀺せずを備えた蒞発
源䟛絊郚、は蒞発源䟛絊郚に察向しお基板ホ
ルダに取付けたシリコン基板、は蒞発源䟛絊
郚ずシリコン基板ずの間に配眮された高呚波
プラズマ励起甚コむル、は高呚波電源、は高
呚波電源ず高呚波プラズマ励起甚コむルの間
にあるマツチングボツクス、は蒞発源を加熱
する電子銃図瀺せずに電力を䟛絊する蒞発甚
電源、はシリコン基板に向か぀お移動する正
むオンを加速する盎流電圧を印加する加速甚盎流
電源、は真空チ゚ンバ内に䟛絊する垌ガス
又は窒玠含有ガスの流量を制埡する制埡バルブで
ある。
䞊蚘構成においお、予め衚面を枅浄に凊理した
耇数のシリコン基板を基板ホルダに取り付
け、ベルゞダを閉鎖しお、真空チ゚ンバ内を
排気する。真空チ゚ンバ内が、×10-3Paパ
スカル以䞋の真空床に達したずき、制埡バルブ
を開匁しお、真空チ゚ンバ内にアルゎンガ
スを導入し、その分圧を×10-2Paに保持する。
その埌、高呚波プラズマ励起甚コむルに500W
の高呚波電力を䟛絊するず、高呚波プラズマ励起
甚コむルを䞭心ずしお蒞発源䟛絊郚ずシリコ
ン基板を含む広い範囲にアルゎンのプラズマが
発生する。このずき、シリコン基板の衚面は、
電子ずむオンの易動床の差によるセルフ・バむア
ス効果により盎流電界が印加された状態ず等䟡ず
なる。曎に、アルゎンむオンの移動速床を加速す
るため、蒞発源䟛絊郚を接地し、これず基板ホ
ルダずの間に基板ホルダ偎を負ずする500V
の盎流電圧を印加する。埓぀お、アルゎンむオン
は、基板ホルダずほが同電䜍ずなるシリコン基
板に向か぀お高速床で移動し、シリコン基板
の衚面に衝突ボンバヌドメントする。埓぀
お、シリコン基板の衚面はむオン゚ツチングに
よりクリヌニングされる。このクリヌニング工皋
の時間は、玄20分である。
その埌、500Vの盎流電圧の印加はそのたたに、
アルゎン圧力をやや䜎めお×10-2Paに保持し、
蒞発源䟛絊郚に眮かれたベヌス金属ずしおのチ
タンに電子銃から発せられた電子ビヌムを圓おお
チタンを蒞発させる。蒞発したチタン粒子は、ア
ルゎンプラズマの䞭心領域である高呚波プラズマ
励起甚コむルの付近で高呚波電力の゚ネルギを
受けお励起粒子、むオン粒子又は䞭性粒子ずな
り、高速床でシリコン基板に向か぀お移動しお
これに付着し、チタンの第のベヌス金属局を圢
成する。この堎合、第のベヌス金属局は、玄
1000Åの膜厚に圢成される。
第のベヌス金属局の圢成埌、アルゎンガスの
代りに窒玠ガスを導入しお、窒玠のプラズマを発
生させるず共に、蒞発源䟛絊郚からチタンを蒞
発させる。この結果、窒玠ずチタンが反応しお埗
られる窒化チタンTiNから成る窒化物局が
第のベヌス金属局の䞊に圢成される。窒化物局
は、玄2000Åの膜厚に圢成される。なお、窒玠ガ
スの代りにアンモニアガスを導入しお窒玠のプラ
ズマを発生させおもよい。
次に、窒玠ガスの導入を停止し、盎流電圧の印
加状態でか぀アルゎンのプラズマの発生状態の䞋
で、蒞発源䟛絊郚からチタンを蒞発させるず、
窒化物局の䞊に第のベヌス金属局ずしおチタン
膜が圢成される。第のベヌス金属局は、玄1000
Åの膜厚に圢成される。
最埌に、蒞発源をニツケルに切換え、䞊蚘チタ
ンの蒞発工皋ず同条件で蒞発源䟛絊郚からニツ
ケルを蒞発させる。埓぀お、ニツケル粒子は、高
呚波プラズマ励起甚コむルの付近で高呚波電力
の゚ネルギを受けお励起粒子、むオン粒子又は䞭
性粒子ずなり、高速床でシリコン基板に向か぀
お移動しおこれに付着し、第のベヌス金属局の
䞊にニツケル局を圢成する。この堎合、ニツケル
局は、玄6000Åの膜厚に圢成される。埓぀お、第
図に瀺すように、シリコン基板には、このシ
リコン基板の䞊に付着した第のベヌス金属局
、第のベヌス金属局の䞊に付着した窒
化物局、窒化物局の䞊に付着した第の
ベヌス金属局及び第のベヌス金属局の
䞊に付着したニツケル局からなる電極が圢成
される。
本発明の電極圢成法で埗られる電極は、シリコ
ン基板を半田で倖郚電極ず接着する堎合に良奜な
付着力を瀺す。たた、アルミニりム線のワむダボ
ンデむングによる接続やアルミニりムろう材によ
る倖郚電極ずの接続を行う堎合に有効である。即
ち、窒化物局が介圚しない堎合、アルミニり
ムずシリコンの反応が起こに易いこずから、ニツ
ケル局の䞊に来るアルミニりム材ずシリコン
基板のシリコンの反応が生じるこずがある。こ
の反応が生じた堎合、電極の密着力及び倖郚電極
の接続匷床が䜎䞋する。圢導電性シリコンの郚
分でこの反応が起こるず、圢導電性シリコンが
圢導電性シリコンに転換する危険もある。しか
し、本発明の電極圢成法で埗られる電極では、窒
化物局が極めお緻密に圢成されるため、窒化
物局がアルミニりムずシリコンの盞互拡散を
阻止し、これらの反応を確実に防止する。
本発明のシリコン基板ぞの電極圢成法では、充
分に䜎抵抗の抵抗性接觊特性オヌミツク接觊
が埗られる。この抵抗性接觊特性は、比抵抗
0.018Ω・cm、厚さ280ÎŒmの圢シリコンり゚ハ
に衚面䞍玔物濃床×1021cm-3、深さ1.7ÎŒmのN+
圢拡散局を圢成したものに本発明の方法により電
極を圢成したずきのデヌタで、接觊抵抗倀は9m
Ωである。䞀方、シリコン母材比抵抗ず2.2mm角
4.84mm2に切り出したチツプ寞法から蚈算で求
められた抵抗倀は10.4mΩである。埓぀お、完党
に近い抵抗性接觊特性を埗おいる。
第図は、2.1mm2の面積を有するシリコン基板
に本発明の方法、真空蒞着法及び無電解ニツケル
メツキ法により電極を圢成した䞊で、これらに半
田を介しおリヌド線を接続し、匕匵詊隓にお電極
の密着力を枬定した結果を瀺す。この匕匵詊隓で
は、各電極に察し20個のサンプルを準備した図
䞭の䞞印がそれぞれ枬定倀を瀺す。図䞭、は、
本発明で埗られたチタン−窒化チタン−チタン−
ニツケルの四局電極の密着力を瀺す。は、真空
蒞着法で埗られた同じくチタンずニツケルの二局
電極の密着力を瀺す。は、無電解ニツケルメツ
キ法で埗られたニツケルシリサむドずニツケルの
二局電極の密着力を瀺す。この図から明らかな通
り、は、䞉角圢印で瀺される平均倀で11.7Kgの
密着力を瀺し、か぀砎断個所は電極郚でなくシリ
コン基板結晶内である。これに察し、及びの
平均密着力は、それぞれ7.5Kg及び10.4Kgで、
よりかなり䜎く、か぀䞊䞋限のバラツキが非垞に
倧きい。なお、真空蒞着法によるのデヌタは、
蒞着埌の熱凊理を斜しおいないものである。しか
し、蒞着埌に熱凊理を斜したずしおも、ず同皋
床の電極密着力が埗られるだけで、平均倀及びバ
ラツキのいずれにおいおもより劣぀おいる。
本発明のシリコン基板ぞの電極圢成法では、真
空チ゚ンバ内に䟛絊する垌ガスは、実甚的には
アルゎンが最適である。
本発明のシリコン基板ぞの電極圢成法では、各
粒子を加速するため、蒞発源䟛絊郚ずシリコン基
板郚分ずの間に盎流電圧を印加する。この盎流電
圧を倧きくするず、シリコン基板に到達するむオ
ンアルゎンむオン、窒玠むオン、ベヌス金属む
オン、ニツケルむオンの運動゚ネルギが倧きく
なり、アルゎンむオンによるクリヌニング効果が
倧きくなり、たたベヌス金属むオン及びニツケル
むオンのシリコン基板ぞのくい蟌み力が高たる。
しかし、電極の密着力がシリコン基板の剥離匷床
で制限されるこずから、蒞着源䟛絊郚ずシリコン
基板の間の空間の電界匷床が10Vcm皋床で電極
の密着力は飜和の傟向を瀺す。たた、この電界匷
床が30Vcm皋床を越えるず、付着した金属局が
むオンのスパツタリング䜜甚によ぀お荒れおした
うので奜たしくない。埓぀お、この電界匷床が10
〜30Vcmずなるように盎流電圧を印加するのが
よい。
シリコン基板ずニツケル局ずの間に介圚させる
ベヌス金属ずしおは、緻密な窒化物局を圢成でき
る点を含めお、チタン又はクロムのいずれでも䜿
甚できる。ただし、本発明の方法によ぀お圢成し
たクロムは、ケミカル゚ツチングによ぀お加工す
るのが困難である。たた、リヌド線を半田接続す
る際に塩玠系のフラツクスを䜿うず、クロム局が
塩玠で腐食しお電極の密着力が䜎䞋する。ベヌス
金属ずしお䜿甚されるチタンは、電極の加工性、
半田接続、量産する䞊での安定性のいずれにおい
おも問題ない䞊に、電極の密着力をクロムの堎合
より倧きい倀が埗られる。䟋えば、チタン及びク
ロムを比范した実隓では、䞋蚘の結果が埗られ
た。
ベヌス金属 密着力Kg チタン 11.5 クロム 10.0 埓぀お、チタンをベヌス金属ずしお介圚させる
のが奜適である。
なお、フラツクスを䜿わないで半田接続を行う
堎合、ニツケル面では半田に察する濡れ性が䞍足
するこずがある。このような堎合は、ニツケル局
の圢成埌に蒞発源を銀に切換え、ニツケル局
の䞊に玄2000Åの銀局を圢成すればよい。
発明の効果 䞊蚘のように、本発明のシリコン基板ぞの電極
圢成法では、シリコン基板䞊に順次、第のベヌ
ス金属局、窒化物局、第のベヌス金属局及びニ
ツケル局が匷固に付着する。埓぀お、電極の熱凊
理工皋を必芁ずするこずなく、シリコン基板䞊に
埓来以䞊に高い密着力で䜎抵抗接觊性の電極が圢
成される。たた、この電極は、倖郚電極ずの接続
状態も良奜か぀安定しおいる。即ち、本発明のシ
リコン基板ぞの電極圢成法は、埓来の無電解ニツ
ケルメツキ法あるいは真空蒞着法に比べ、䞋蚘の
利点がある。
無電解ニツケルメツキ法ず真空蒞着法のいず
れに察しおも、電極の密着力が向䞊し、密着力
のバラツキも少ない。
緻密な窒化物局の存圚によ぀お、倖郚電極ず
の接続に䜿甚される半田材やアルミニりム材ず
シリコン基板ずの反応が確実に防止され、この
反応による電極密着力の䜎䞋及び倖郚電極の接
続匷床の䜎䞋が生じない。
無電解ニツケルメツキ法では、第局目のメ
ツキ、熱凊理及び第局目のメツキ等の凊理、
及びこれらの凊理の前埌凊理を含む耇雑か぀煩
瑣な凊理工皋を含み、必然的に党凊理工皋時間
が長くなる。これに察しお本発明の方法では、
党凊理工皋時間を倧幅に短瞮するこずができ
る。
真空蒞着法に察しおも、電極の熱凊理を必芁
ずしない分、党凊理工皋時間を短瞮するこずが
できる。
無電解ニツケルメツキ法で必芁な倚量の化孊
薬品及び氎を䜿甚するこずなく、これに䌎぀お
廃液凊理ずいう問題もない。
無電解ニツケルメツキ法の堎合の燐のような
埌工皋で䞍具合を招く成分を含たせないように
電極を圢成できる。埓぀お、半田によるリヌド
線接続のための熱凊理工皋で䞍具合成分が電極
から蒞発しお接続䞍良を起こすようなこずはな
い。
真空蒞着法ず比べお、電極の結晶方䜍がそろ
぀おおり、密床も高い。埓぀お、倖郚電極ずの
接続状態が良奜か぀安定しおいる。
真空蒞着法ず比べお、電極圢成前のシリコン
基板の凊理によ぀お電極の密着力が巊右されな
い。埓぀お、シリコン基板の取扱が簡単である
し、䞊蚘の利点を生む䞀因ずもな぀おいる。
コむルに察する電力量ず通電時間によりシリ
コン基板の付着物質の量及び密着性を制埡する
こずができる。
【図面の簡単な説明】
第図は、本発明によるシリコン基板ぞの電極
圢成法に䜿甚するむオンプレヌテむング装眮の抂
略図、第図は、本発明のシリコン基板ぞの電極
圢成法で電極が圢成されたシリコン基板の断面
図、第図は、本発明による電極ず埓来の電極の
密着力を瀺すグラフ、第図は、埓来の無電解ニ
ツケルメツキ法によるシリコン基板ぞの電極の圢
成状態を瀺す断面図である。   ベヌスプレヌト、  ベルゞダヌ、
  真空チ゚ンバ、  蒞発源䟛絊郚、  
シリコン基板、  基板ホルダ、  高呚波
プラズマ励起甚コむル、  高呚波電源、 
 マツチングボツクス、  蒞発甚電源、
  加速甚盎流電源、  制埡バルブ、
  第のベヌス金属局、  窒化物局、
  第のベヌス金属局、  ニツケル
局。

Claims (1)

  1. 【特蚱請求の範囲】  蒞発源䟛絊郚ず該蒞発源䟛絊郚に察向しお配
    眮されたシリコン基板ずの間の領域に高呚波プラ
    ズマ励起甚コむルを盎線状に配眮しお、前蚘シリ
    コン基板の雰囲気を枛圧する排気工皋ず、 前蚘蒞発源䟛絊郚に察しお負の盎流電圧を前蚘
    シリコン基板郚分に印加し、前蚘雰囲気䞭に垌ガ
    スを導入するず共に、前蚘高呚波プラズマ励起甚
    コむルに高呚波電力を䟛絊しお前蚘高呚波プラズ
    マ励起甚コむルの呚囲に前蚘垌ガスのプラズマを
    発生させ、前蚘シリコン基板に垌ガスのむオンで
    衝撃を䞎えおシリコン基板の衚面をクリヌニング
    するクリヌニング工皋ず、 前蚘クリヌニング工皋の埌に、前蚘シリコン基
    板に金属局を圢成するシリコン基板ぞの電極圢成
    法においお、 前蚘蒞発源䟛絊郚ず前蚘シリコン基板ずの間の
    空間で10〜30Vcmの電界匷床を䞎えお前蚘盎流
    電圧の印加状態でか぀前蚘垌ガスのプラズマの発
    生状態でチタン又はクロムから遞択されたベヌス
    金属を前蚘蒞発源䟛絊郚から蒞発させ、クリヌニ
    ングした前蚘シリコン基板の衚面に前蚘高呚波プ
    ラズマ励起甚コむルの内偎を通぀お前蚘ベヌス金
    属を付着させお第のベヌス金属局を圢成する第
    ベヌス金属局圢成工皋ず、 前蚘雰囲気䞭に窒玠含有ガスを導入し、前蚘盎
    流電圧の印加状態で、前蚘高呚波プラズマ励起甚
    コむルに高呚波電力を䟛絊しお窒玠のプラズマを
    発生させるず共に、前蚘蒞発源䟛絊郚から前蚘ベ
    ヌス金属を蒞発させ、前蚘第のベヌス金属局の
    䞊に前蚘ベヌス金属の窒化物局を圢成する窒化物
    局圢成工皋ず、 前蚘窒玠含有ガスの導入を停止し、前蚘盎流電
    圧の印加状態でか぀前蚘垌ガスのプラズマの発生
    状態に戻しお、前蚘蒞発源䟛絊郚から前蚘ベヌス
    金属を蒞発させ、前蚘窒化物局の䞊に第のベヌ
    ス金属局を圢成する第ベヌス金属局圢成工皋
    ず、 前蚘盎流電圧の印加状態でか぀前蚘垌ガスのプ
    ラズマの発生状態で前蚘蒞発源䟛絊郚からニツケ
    ルを蒞発させ、前蚘第のベヌス金属局の䞊にニ
    ツケル局を圢成するニツケル局圢成工皋ず、 を含むこずを特城ずするシリコン基板ぞの電極圢
    成法。
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