JPH0580896B2 - - Google Patents

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JPH0580896B2
JPH0580896B2 JP62319378A JP31937887A JPH0580896B2 JP H0580896 B2 JPH0580896 B2 JP H0580896B2 JP 62319378 A JP62319378 A JP 62319378A JP 31937887 A JP31937887 A JP 31937887A JP H0580896 B2 JPH0580896 B2 JP H0580896B2
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gas
piston
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water supply
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Shigeru Nakajima
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Olympus Optical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、送気、送水、送ガスを選択的に行
なうことができる内視鏡の改善に関する。
[従来の技術] 内視鏡を使用して腸内の部位を電気メスにより
手術する場合、腸内に発生する可燃性のガスの発
生によつて爆発を起こすおそれがある。
そこで、腸内に炭酸ガスなどの不燃性のガスを
送り込み、可燃性のガスと置換して爆発を防止す
ることが考え出されてきている。
こうした送ガスは有効であるが、従来の内視鏡
は、送気管路の上流側に、リーク孔を設けてな
り、常時は送気管路の上流側へ供給されてきた空
気(送気ポンプより送られるもの)を外部に逃
し、送気を必要とするときのみ、そのリーク孔を
手指で塞いで送気するものであるため、送ガスに
適用すると、せつかくのガスの大部分が外部にリ
ークしてしまいもつたいない。
そこで、これまで種々の方法が考え出されてき
ている。例えば、本出願人が出願した実願昭61−
12116号もその一つである。
これには、送ガス送水の切換に適した弁体を送
気送水切換弁(操作部に有るもの)の弁体に代え
て装着して、挿入部、操作部、ユニバーサルコー
ド内の送気送水管路をそのまま用いて、送ガス、
送水を行なうことができるようにしたものであ
る。
具体的には、送気送水切換弁の弁座体と挿脱可
能な外形をもつピストンの内部に、送ガスの流れ
を制御(遮断、連通)するための常閉の開閉弁を
設ける他、ピストンの外周部に弁座体の内面と接
する密封リング(シール部材)を設けて、送ガ
ス、送水が流通する流路を確保することが行なわ
れている。
こうした送気送水用の弁体に代えて送ガス送水
用の弁体を置換する構造は、別途に送ガス系統を
設けるものに比べ内視鏡がコンパクトですむ他、
内視鏡の良好な操作性をそのまま維持できる利点
をもつている。もちろん、送ガス機能が無い内視
鏡にも使用できる長所もある。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、こうした送ガス送水の切換構造は、
弾性部材より構成された密封リングを金属壁に押
付けて、送気管路の上流側と下流側とを仕切る構
造なので、おのずと上流側と下流側との圧力差に
限界がある。そのため、送ガス源側で送ガス時の
ガス圧を調整しなければならない。
すなわち、一般に送ガス源には、普通、不燃性
のガスが充填されたガスボンベが用いられる。し
かし、このガスボンベを内視鏡内の送気管路に直
接接続しなければならない上、内視鏡自身(送気
管路)にはリリーフ弁等のリリーフ構造が無いた
めに、ガスボンベの出口で送ガス時のガス圧を設
定しなければならないこととなる。
ところが、ユーザーがガスボンベでのガス圧の
設定を誤ると、高圧のガスが内視鏡の送気管路内
に入つてしまう難点をもつ。
そのため、もし、管内のガス圧が、先の限界圧
力差を超えると、過圧ガスが密封リングを通して
患者の体腔内へ流れ込んでしまう。しかも、過圧
ガスであるために、一気に過送ガスとなつてしま
い、患者に重大な損傷を負わせる危険性がある。
加えて、密封リングは傷つきやすく、多数回の
金属面との摺動(弁体の着脱等による)により簡
単に傷つく場合もある。このようなときは、高圧
ガスを加えなくとも知らないうちに送ガスをして
しまうので、その分、さらに過送ガスをしてしま
う危険性が高まるものである。
むろん、こうした過送ガスは密封リングだけで
なく、開閉弁でも発生する(摺動等により弁を構
成する弾性部材が傷ついた場合)おそれをもつて
いる。
この発明は、このような問題点に着目してなさ
れたもので、患者に過送ガスが流れるのを防ぐこ
とができる内視鏡を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段及び作用] この内視鏡では、開閉弁の下流部および送ガス
が流通する流路を維持するシール部材の下流側
に、送ガスを外部へ逃すためのリーク路を形成す
る。これにより、シール部からの高圧ガスを内視
鏡の外部へ逃して、患者に流入するのを防ぐ。
[実施例] 以下、この発明を第1図ないし第5図に示す第
1の実施例にもとづいて説明する。第5図中1は
内視鏡(フアイバースコープ)で、この内視鏡1
について説明すれば、2は操作部、3はその操作
部2の前部側に連結された挿入部、4は操作部2
の側部に連結されたユニバーサルコードである。
そして、これらにて内視鏡の1の本体を構成して
いる。
また5は、挿入部3および操作部2内に挿通さ
れたイメージガイドフアイバー、6は、吸引管路
7と共に挿入部3、操作部2およびユニバーサル
コード4内に挿入配置された送気送水用の配管
(流体供給管路)である。そして、イメージガイ
ドフアイバー5の先端は挿入部3の先端部に設け
た観察窓8に連結され、また後端は操作部2の頭
部に設けた接眼部9にそれぞれ連結されており、
接眼部9から観察窓8の前方を観察することがで
きるようにしている。
また送気送水用の配管6は、送気管路10と送
水管路11との2つから構成される。そして、送
気管路10、送水管路11の先端部は、挿入部3
の先端部付近で合流した後、挿入部3の先端に設
けた噴出ノズル12に接続されていて、洗浄水、
気体を観察窓8に外表面に吹き付けることができ
るようにしている。また送気管路10、送水管路
11の後端部は、吸引管路7の後端部と共に、ユ
ニバーサルコード4の先端に連結されたコネクタ
ー13に連結されていて、送気送水に必要な洗浄
水ならびに気体を、光源装置内の送気ポンプ(い
ずれも図示しない)、後述する送水タンク14か
ら受ける構造にしている。
すなわち、コネクター13廻りの構造について
述べれば、15はコネクター13の先端面に突設
された細管状の送気口金(光源装置内の送気ポン
プと接続する部分)、16はコネクター13の側
面に突設された送水口金、17はその送水口金1
6と並んで突設された送ガス口金、18はそれら
とは反対の部位に突設された吸引ポンプ(図示し
ない)と接続自在な吸引口金である。送水口金1
6は、たとえば中央に洗浄水が流通する管腔をも
つ他、その管腔の外周側に気体が流通する管腔を
もつ2重筒構造から構成される。そして、送水口
金16の中央の管腔に送水管路11の後端が接続
され、送水口金16の外周側の管腔に送気管路1
0の後端が接続されている。また送気管路10の
後端側は、送ガス口金17に内蔵した接続連動式
の切換弁19を介して送気口金15にも接続され
ていて、ガスボンベ20(不燃性ガスである炭酸
ガスを充填されているもの)を接続する否かによ
り、自動的に送気口金15、送ガス口金17のい
ずれかを選択して、送気ポンプから空気、あるい
はガスボンベ20からガスを受けることができる
ようにしている。
具体的には、切換弁19廻りには第4図に示さ
れるような構造が用いられている。すなわち、2
1はコネクター13の外郭壁13aに突設された
筒状の口金部品、22はその口金部品21の基端
に連結された有底のシリンダ、23はそのシリン
ダ22内に該シリンダ22の軸方向に沿つて進退
自在に嵌装された有底状のピストンである。シリ
ンダ22の口金部品21側の一部分の径は大径と
なつていて、その部分ならびに口金部品21の後
端で囲まれる部位に弁室24を構成している。ま
たその弁室24と対応するピストン23の外周部
には、弁室24の両端間の寸法よりは小さな寸法
をなして、上下一対のリングの弁体25,25が
突設されている。そして、こうしたピストン23
をその内部に配した圧縮スプリング26で付勢す
る他、シリンダ22の底部側に送気口金15と連
通する空気流入口27を形成、ならびに弁室24
の壁部に送気管路10と連通する流出口28を形
成する構造が用いられている。つまり、口金部品
21側の弁体25の板面が口金部品21の基端に
形成された弁座29と密着して、常時は、口金部
品自身の孔部で形成されるガス流入口30が閉塞
され、同時に弁室24内を通じ空気流入口27と
流出口28とが連通する構造になつている。な
お、31は空気流入口27と送気口金15とを結
ぶチユーブ、32は流出口28と送気管路10と
を結ぶチユーブ、33はピストン23とシリンダ
22との間に介装された密閉リング(ピストン2
3の内部の孔部分にゴミ等が入らないように封止
して洗浄性を高めるため)、23aは弁室24の
内面と摺動自在に嵌合してピストン23の動きを
ガイドする嵌合部である。
またこの送ガス口金17に接続されるガスボン
ベ20の接続具35について述べれば、36はガ
ス接続具本体である。ガス接続具本体36は、筒
状で、かつ送ガス口金17の内孔部17a(ガス
流入口30を除く部分)に対応した挿脱自在な形
状を呈している。なお、このガス接続具本体36
の後端部に送ガス用配管37を介してガスボンベ
20が接続されるものである。このガス接続具本
体36の先端部内には、弁室38が形成されてい
る。そして、ガス接続具本体34の先端面には、
ガス流入口30と挿脱自在な外形で、先端周壁に
ガス流出口39a…が形成された有底筒状のピス
トン39が進退自在に突設され、ピストン39の
進退動作に応じガスの流入出を制御する構造にし
ている。
詳しくは、ピストン39の後端部にフランジ4
0を設けて、弁室38内に進退自在に配する。こ
のフランジ40の外周部に複数の孔部41…を設
ける他、ピストン39の根元部にピストン39の
内外を連通させるための孔部42を複数設ける。
そして、弁室38の先端側の端面にリング状の弁
体43を設ける他、弁室38内にピストン39を
突出側へ付勢させる圧縮スプリング44を介装し
た構造となつていて、フランジ40の弁体43に
対する密着により、常時,孔部41…を閉塞して
ガスの流出を遮断する。つまり、ピストン39の
退避動により孔部41…が開放して、ピストン3
9の先端からガスが流出する構造となつている。
しかるに、この接続具35を先の送ガス口金1
7に接続することにより、ピストン39で切換弁
19のピストン23を押し出し、接続具35の孔
部41…を開放せしめると同時に、底側の弁体2
5(切換弁19)の弁室24の端面に対する密着
で空気流入口27を遮断していき、孔部39a、
弁室24、流出口28を通してガスボンベ20の
ガスを送気管路10に送ることができるようにな
つている。なお、接続時にピストン39が確実に
押し込まれるよう圧縮スプリング44の弾性力を
送ガス口金17の圧縮スプリング26の弾性力よ
り強く定めている。
つまり、自動的に、非接続時は、送ガス管路1
0へ送気送水に必要な空気をに導き、接続時は同
じく送ガス送気に必要なガスを導くことができる
ようにしている。但し、45はガス接続具本体3
6の外周に回転自在に設けられた上記口金部品2
1の先端部とねじ込み自在なねじリング、46は
ガス接続具本体36の先端部外周に設けられ口金
部品21との摺動部間をシールするための密封リ
ング、47は送ガス用配管37の介装された開閉
弁、48は同じく圧力計である。
なお、吸引口金18には吸引管路7の後端が接
続される。
一方、操作部2には送気送水切換弁50および
吸引切換弁51が並んで設けられている。そし
て、送気送水切換弁50が送気管路10、送水管
路11上に配置され、また吸引切換弁51が吸引
管路7上に配置され、送気送水切換弁50にて送
気送水の切換えを行なうことができるようにして
いる他、吸引切換弁19にて吸引の切換えを行な
うことができるようにしている。なお、吸引管路
7の先端は挿入部3内に配された処置具挿通用チ
ヤンネル53に連通していて、処置具挿通用チヤ
ンネル53の先端開口を利用して吸引が行なわれ
るようになつている。但し、処置具挿通用チヤン
ネル53の基端は操作部2において外部に開口
し、その開口で形成される挿入口54には鉗子栓
55が着脱自在に設けられている。
そして、このように構成された内視鏡1は、そ
の送気送水切換弁50を利用して、通常の送気送
水の切換えと送ガス送水の切換えとを行える構造
となつている。具体的には、交換自在な通常の送
気送水切換用の第1の弁体56と送ガス送水切換
用の第2の弁体57との2種類の弁体を用い、送
気送水は第1の弁体56を送気送水切換弁50の
弁座体58に装着、ならびに送気口金15を光源
装置の送気ポンプ(図示しない)に接続すること
により行ない(送ガス口金17には何も接続しな
い)、送ガス送水は第1の弁体56の代わりに第
2の弁体57を装着、ならびに送ガス口金17に
接続具35を接続することにより行なうようにし
ている。なお、いずれのときも送水口金16に送
水タンク14を接続して、当該送水タンク14を
利用して送気、送ガス、送水に必要な通路を確保
するものである。
そして、こうした送気送水の切換えに必要な第
1の弁体56の構造が装着構造と共に、第3図に
示され、同じく第2の弁体57の構造が装着状態
と共に第1図および第2図に示されている。
ここで、こうした切換えに必要な部品を説明す
る前に送水タンク14について説明すれば、これ
は内部が洗浄水で満たされた密閉容器59に送気
チユーブ60、送水チユーブ61を接続する他、
チユーブ先端に上記送水口金16と接続自在な2
重筒状構造(中央に洗浄水が、外周囲に気体が流
れる管腔をもつ)の接続具62を接続して構成さ
れる。そして、送気チユーブ60の後端は液層上
方の空気層に開口し、また送水チユーブ61の後
端は液層に開口していて、接続具62を送水口金
16に接続した状態で、接続具62の外周囲の管
腔を通じ空気あるいはガスを流入させることによ
り、液層の加圧により接続具62の中央の管腔を
通し洗浄水を出すことができる構造となつてい
る。
つぎに切換えに必要な部品について説明すれ
ば、まず、第1および第2の弁体56,57が装
着される弁座体58には第3図に示ような構造が
用いられている。すなわち弁座体58には略有底
筒状で、かつ開口側を大径筒部58aとし、また
底部側を小径筒部58bとしたものが用いられ
る。そして、弁座体58の取付けには、底部側を
操作部2の内部に配する他、操作部2の外部に突
き出る開口端を外郭壁2aに取着した装着環63
にねじ止めして固定する構造が用いられている。
そして、こうした弁座体58の周壁の上段に上記
送気管路10の下流側管路10aを接続、同じく
中段に送気管路10の上流側管路10bを接続、
さらに同じく下段に送水管路11の上流側管路1
1aを接続している他、弁座体58の周壁上、上
流側管路11aと上流側管路10aとの間に送水
管路11の下流側管路11bを接続している。な
お、装着環63の口金部分63aの径には従来の
ものに比べ若干大きく設定したものを用い、その
上部に装着フランジ63bを形成する構造が用い
られている。
また、第1の弁体56には、上記大径筒部58
aと対応する軸部65aおよび上記小径筒部58
bと対応する軸部65bとからなるピストン65
の軸部65a側に、操作釦66をその下面に突設
した連結管67を介し連結する他、軸部65aの
外周側に形成した突当フランジ部68と操作釦6
6との間に、上記装着フランジ63bと嵌着自在
な装着座69を移動自在に設ける。そして、装着
座69と操作釦66との間に圧縮スプリング70
を介装した構造が用いられ、第3図のようにピス
トン65を弁座体58に挿入しつつ、装着座69
を装着フランジ63bに嵌着することにより、弁
座体58に第1の弁体56を脱着自在に装着でき
るようにしている。また第1の弁体56には、軸
部65bの先端外周に位置して略断面コ字状をな
す密封リング71が設けられている他、大径筒部
58aと小径筒部58bとの境界のテーパ部分に
対応した中段外周には逆止弁72が設けられてい
る。なお、軸部65aの先端外周にも密封リング
73が設けられている。そして、これら密封リン
グ71,73および逆止弁72は、それらの配置
が第3図の左側で表わされるAの待機状態のと
き、上流側管路10bから流入された気体が軸部
65aの外周に設けた開孔74、同じく軸心に設
けたリーク孔75、さらには操作釦66に設けた
リーク孔76を通じ外部にリークするよう配置設
定される他、その状態のままリーク孔76を指で
塞げば、上流側管路10bから流入された気体を
逆止弁72、逆止弁72と密封リング73との間
の空間を通じ下流側管路10aに導くように設定
されている。そして、さらに第1の弁体56は、
リーク孔76を指で塞ぎつつ操作釦66を圧縮ス
プリング70の弾性力に抗して押し込むことによ
り、第3図の右側のBで表わされるように上流側
管路11aと下流側管路11bとを密封リング7
1の空間を通じ連通させると同時に、上流側管路
10bからの流入を逆止弁72の閉止および密封
リング71のシールで遮断するよう設定されてお
り、第1の弁体56の装着から送気送水が可能な
構造となつている。なお、待機状態では密封リン
グ71で、上流側管路11aと下流側管路11b
との間を遮断する。
また第2の弁体57にはつぎのような構造が用
いられている。すなわち、80は弁座体58の内
径にならう形状の外形をもつ送水切換用のピスト
ン、81はそのピストン80に内蔵された送ガス
切換用のピストンである。送水切換用のピストン
80は、先端部に先の第1の弁体56と同様な断
面コ字状の密封リング82をもつ他、中央から後
端に至る部位に弁室83をもつ第1のピストン部
80aと、先端部に弁座80bが形成された筒状
の第2のピストン部80cと連結して構成されて
いる。またピストン部80cの後端には連結管部
80dが連結されていて、その連結管部80dに
中空状の操作釦84が連結されている。そして、
連結管部80dとピストン部80cとの境部に形
成された突当段部85と、操作釦84との間に
は、先の装着座69と同じ形状の装着座86が移
動自在に設けられている他、装着座86と操作釦
84との間には圧縮スプリング87が介装されて
いて、装着座86を装着フランジ63bに嵌着す
ることにより、第2の弁体57の全体を第1の弁
体56のときと同様、弁座体58に装着すること
ができるようにしている。むろん、圧縮スプリン
グ87で押し下げられる装着座86には突当段部
85と突き当たる段部をもつていて、これにより
当該動きが規制される。なお、口金部分63aの
径が従来のものとは異なるために、先の第1およ
び第2の弁体56,57以外の弁体が取付けられ
ることはない(従来の送気送水と誤使用されない
ため)。
また送ガス切換用のピストン81は、先端部に
弁部88(常閉の開閉弁に相当)を有してなる。
そして、このピストン81の軸部が、操作釦84
を通じ第2のピストン部80cの内部に進退自在
に挿入され、弁部88を弁室83に納めている。
またピストン81の上端部には中空状の釦部89
が連結されている。そして、この操作釦89の下
端とその直下の連結管部分に形成されたスプリン
グ座との間に、圧縮スプリング90が巻装されて
いて、ピストン81を持上げている。そして、こ
のピストン81の持上げにより、弁部88を弁座
80bに突き当て弁座80bのポートを常時閉じ
るようにしている。つまり、釦部89を押すこと
により、弁座88のポートを開くことができるよ
うにしている。むろん、圧縮スプリング87の弾
性力は圧縮スプリング90の弾性力より強く定め
ているので、釦部89を押して行くとピストン8
1、ピストン82の順に各ピストンが下降するよ
うになつている。なお、ピストン80とピストン
81の間には、高圧のガスが送り込まれたときに
弁部88が必要以上に潰れることを防ぐためのス
トツパー91a,91bが設けられている。
そして、こうした第2の弁体57につぎのよう
な切換構造が用いられている。すなわち、第1の
ピストン部80aの周壁上、弁室83の最下段と
対応する部位に、その弁室83の内外を連通する
第1の孔部92を設ける他、第2のピストン部8
0cの周壁上に、その第2のピストン部80cの
内腔と連通する第2の孔部93を設けて、弁座8
0bのポートを介して第1および第2のピストン
部80a,80cの内外を連絡するようにする。
そして、第1および第2のピストン部80a,8
0c上、第1の孔部92の直上部、第2の孔部9
3の直上部にそれぞれ密封リング94,95を設
ける他、大径筒部58aと小径筒部58bとの境
界のテーパ部分と対応する位置に密封リング96
を設けて、送ガスと送水の切換えをする構造にし
ている。
ここで、それについて述べれば密封リング8
2,95,96は、当該配置から第1図の左側で
表わされるCの待機状態時(ストツパー91a,
91bならびに突当段部85で規制されるまでピ
ストン80,81が押し上げられている状態)、
いずれも弁座体58の内面と密着して、弁座体5
8とピストン80との間にそれぞれ弁室97,9
8,99(送ガス、送水の流路)を形成してい
る。そして、こうした配置を使つて、待機状態
時、密封リング82と密封リング96とのシー
ル、さらには弁部88の閉塞で、上流側管路10
bと下流側管路10aとの間を遮断し、かつ同時
に密封リング82のシールにて上流側管路11a
と下流側管路11bとの間を遮断するようにして
いる他、その状態から第1図の右側に示すように
釦部89を押込んだとき(Dの状態)、弁座80
bのポートが開放して第1および第2の孔部9
2,93を通じ上流側管路10bと下流側管路1
0aとの間を連通するようにしている。そして、
さらに第2の弁体57は、それに続けて第2図に
示すように操作釦84を押込んだとき、内接解除
から上流側管路11aと下流側管路11bとを弁
室97を通じ連通すると同時に、密封リング94
の内接により上流側管路10bからの流入を当該
密封リング94および密封リング96のシールで
遮断するようにしており、これにて送ガス送水の
切換えを可能としている。
そして、こうした第2の弁体57に要部となる
リーク路が設けられている。リーク路には、第1
図および第2図に示されるようにピストン81の
内部に、弁部88の直上部分から釦部89の孔部
に渡り軸方向沿いにリーク穴100を形成する。
そして、このリーク穴100の底部側の周壁に、
リーク孔100と、ピストン81およびピストン
80間の空間とを連通させる孔部101を設けた
構造が用いられている。そして、これにて弁部8
8の下流部ならびに送ガスが流れる流路を確保す
る密封リング96の下流側を大気に連ねる構造
(連絡構造)にしている。つまり、弁部88、密
封リング96を越えてリークする送ガスを外部に
逃すことができる構造となつている。但し、リー
ク穴100の開孔は、送ガスの際、指で塞ぐもの
である。
なお、第1図および第2図において、102は
孔部101の上方の摺動面部分をシールするため
の密封リング、103は第5図において、挿入部
3、操作部2、ユニバーサルコード4に渡り挿通
されたライトガイドフアイバーである。
しかして、こうした構成を使い、通常の内視鏡
1の使い方をするときは、弁座体58に第1の弁
体56を装着する。これは、ピストン65を弁座
体58に挿入して、装着座69を装着フランジ6
3bに嵌着することで行なわれる(第3図に示す
如く)。ついで、送水口金16に接続具62を差
込んで送水タンク14を内視鏡1に接続するとと
もに、送気口金15を光源装置(図示しない)に
接続する。こののち、送気源となる送気ポンプを
作動させれば、送気ポンプから吐出した空気が、
送気口金15から切換弁19を通じて内視鏡1に
入り、管路抵抗の差異(抵抗が小)から第3図の
Aで示す待機状態のように上流側管路10b、リ
ーク孔75を通じて外部へリークしていく。
そして、こうした待機状態からリーク孔76を
指で塞げば、通常の送気が行なわれる。すなわ
ち、リーク孔76の閉塞により、外部に至る流路
が遮断され、リーク孔76に至る空気が下流側管
路10aに送り込まれることになる。
またそのリーク孔76を塞ぎつつ、操作釦66
を第3図のBで示すように押込めば、上流側管路
10bの開口が密封リング71、逆止弁72でシ
ールされると同時に、上流側管路11aと下流側
管路11bとの間で密封リング71を通じ連通し
て、通常の送水が行なわれる。すなわち、送気ポ
ンプからの空気で、送気口金15、切換弁19、
送気チユーブ60を通じ送水タンク14の液層を
加圧して、洗浄水を送水チユーブ61を通じ送水
管路11へ送り込む。
また、こうした通常の送気送水でなく、送ガス
送水を行なうときには、まず、先の送気送水用の
第1の弁体56に代えて、弁座体58に送ガス送
水用の第2の弁体57を先の第1の弁体56を取
付けたときと同じ要領で装着する。ついで、送ガ
ス口金17に接続具35を差込んで、ガスボンベ
20を内視鏡1に接続する。これにより、切換弁
19の流路が切換わり、ガスボンベ20と送気管
路10とが連通していく。こののち、開閉弁47
を開けば送ガス送水に必要な準備が整う。この状
態は、第1図の待機状態Cのように上流側管路1
0bと下流側管路10aとの間が、弁座80bの
「閉」により遮断されるために炭酸ガス(不燃性
ガス)が流出しない他、上流側管路11aと下流
側管路11bとの間も密封リング82により遮断
されているために洗浄水も流出しない。
そして、こうした待機状態から指でリーク穴1
00を塞ぎつつ、釦部89を押込めば、第1図の
Dに示されるようにピストン81の下降で弁座8
0bのポートが開き、弁室83と弁座80bの直
上の弁室104とが連通していく。つまり、上流
側管路10bから流出する炭酸ガスが第1の孔部
92、弁室83、弁座80b、弁室104、第2
の孔部93を通じて、下流側管路10aに送り込
まれていく。なお、この際、リーク穴100は操
作する指で塞がれているために、送ガスが第2の
弁体57を通して大気(外部)にリークすること
はない。
そして、これに続き操作釦84までも押込め
ば、第2図に示されるように上流側管路10bの
開口が密封リング94,96で遮断されると同時
に、密封リング82の内接が解除されて上流側管
路11aと下流側管路11bとが連通していく。
これにより、先の通常時のときの全く同様、送水
タンク14の液層の加圧が行なわれ、洗浄水が送
水管路11へ送り込まれていく。
ここで、こうした使用に際し、待機状態時Cの
時に、ユーザーの設定のミスにより、ガスボンベ
20の送ガス圧を高圧にしてしまうと、送ガス圧
が密封リング96の遮断能力を超えていた場合
や、密封リング96および弁部88の劣化や損傷
(例えば、下流側管路10aの開口端に面取加工
を施して、第2の弁体57の着脱時、密封リング
96が開口を通過する際の切れを防いでいるが、
それでも切れる時がある)した場合、あるいは何
らかの原因で弁部88が完全に戻らなくなるトラ
ブルの発生から、過送ガスが起こしてしまう問題
に至る。
しかし、この発明によると、たとえこのような
トラブルが発生したとしても、弁部88および密
封シール96の下流側にリーク路が形成されてい
るために、弁室99および弁室104に流れ込ん
だガスは、ほとんど患者側(下流側管路10a)
に流れ込まずにリーク穴100から大気(外部)
へリークしていくことになる。むろん、これには
下流側管路10aの管路抵抗がリーク路の抵抗よ
りもはるかに大きいことも起因している。
これ故、常に安全に処置を行なうことができ
る。
また送ガス口金17に対する接続具35の接続
で、自動的に送気管路と送ガス管路とを切換える
ようにしたので、扱いが容易である。
また、第1の実施例に限らず、第6図および第
7図に示す第2の実施例、第8図に示す第3の実
施例、第9図に示す第4の実施例、第10図およ
び第11図に示す第5の実施例、第12図および
第13図に示す第6の実施例、第14図に示す第
7の実施例のようにしてもよい。
第2の実施例は、第1の実施例のように送水切
換用のピストン80の内部に弁部88(常閉の開
閉弁)を設けたものでなく、ピストン80の先端
外部に弁部88を設けて、送ガス送水の切換えを
行なうようにしたものである。
具体的には、この第2の弁体57には、先端に
弁座80bが形成された中空状のピストン80の
先端側に、第1の実施例と同様の密封リング82
を備えたピストン先端部120を設ける。そし
て、このピストン先端部120の弁座80bと対
応する部位に弁部88を設け、このピストン先端
部120をピストン80内に挿通した送ガス切換
用のピストン81の軸部に連結せしめる。そし
て、ピストン80から突出したピストン81の上
端部に中空状の操作釦121を設ける他、操作釦
121と操作釦66との間に2段アクシヨンのス
ライダ機構122を設ける。さらに、ピストン8
1の軸部に開閉弁123(弁部124および弁座
125よりなる)を設ける他、ピストン80の外
周に下段側から密封リング126,127、逆止
弁128(いずれも弁座体58の内面と接する)
を設けて、流路を切換えるようにした構造が用い
られている。
詳しくは、スライダ機構122には、操作釦1
21の直下の軸部分の周囲に装着座86に連なる
円筒壁129を配するとともに、その円筒壁12
9の端部に筒状のスライダ130を摺動自在に被
せる。そして、円筒壁129に形成されたスプリ
ング受とスライダ130の底部壁との間に圧縮ス
プリング131を介装する他、該スライダ130
の外周部に形成されたスプリング受と操作釦12
1の底部との間に先の圧縮スプリング131より
は強い弾性の圧縮スプリング132を介装して、
ピストン81を、円筒壁129の根元部に形成し
たストツパ133の部位まで押し上げる。そし
て、それと同時に、2つのストツパ134,13
5を使つて、l1、さらにはそのl1からl2離れた位
置まで順次押し下げるようにした構造が用いられ
る。つまり、l1の押込み力量を圧縮スプリング1
31で定め、l2の押込み力量を圧縮スプリング1
32で定め、各押込み量の違いによる手感の区別
で、l1分、l2分、操作できるようにしている。
そして、第6図の左側のFで表わされる待機状
態時、弁部88が弁座80bに密着して下流側管
路10a側を遮断する他、密封リング82および
密封リング126で上流側管路10bを遮断する
よう設定されている。なお、送水管路11は密封
リング82で第1の実施例と同様に遮断される。
さらに、第6図の右側のGで表わされる送ガス時
は、l1押し込んだとき、弁部85が弁座80bか
ら離れ、ピストン80の先端側に形成される弁室
135aと開閉弁123の弁室136とが連通す
るよう設定されていて、この状態のとき上流側管
路10bから下流側管路10aに送ガスできるよ
うにしている。さらにまた第7図のHで表わされ
る送水時は、さらにピストン81をl2押込んだと
き、開閉弁123の弁部124が弁座125と当
接して、弁室135と弁室136との間を遮断し
て送ガスを止めるとともに、密封リング82の内
接を解除して上流側管路11aと下流側管路11
bとを連通するよう設定され、送ガスを使つて送
水を行なうことができるようにしている。
そして、こうした第2の弁体57のピストン8
1の軸部に第1の実施例と同様、リーク穴100
および孔部101が設けられ、弁部124の下流
側、ならびに密封リング126の下流側にリーク
路を連ねており、第1の実施例と同様、ユーザー
のミスで送ガス圧を高くしたとしても、遮断能力
を超える送ガスを大気に逃すことができるように
している。つまり、Fで示す大気状態において、
上流側管路10bのガス圧が高く密封リング12
6の遮断能力を超えたときは、その送ガスが密封
リング126,127間に形成された孔部136
a、開閉弁123の弁室136、孔部101、リ
ーク路100を通じ大気(外部)へリークしてい
く(管内抵抗の差異にもよる)。むろん、弁部8
8からの送ガスも孔部101、リーク路100を
通じ大気へリークしていく。また密封リング12
6,127の両方共、破損(先の第1の実施例で
述べた理由と同様)したり、完全に密着していな
くとも送ガスを逃す。
また第2の実施例に示されるように孔部93と
下流側管路10aとの間に逆止弁128を設け
て、上流側から下流側に対してのみ流れを許す構
造は、下流側管路10aからの逆流を抑えること
ができる。具体的には、体腔内からの汚物の逆流
や、送水管路11の途中に副送水口を設けてシリ
ンジにより加圧送水を行なうときの逆流に有効で
有る。
しかも、第2の実施例、それに加えて密封リン
グ102,126,127および逆止弁128が
使用中、弁座体58に対して摺動しないので、劣
化が少ない利点をもつ。
一方、第3の実施例は、シリンダ22の底部と
側部に空気流入口27、流出口28を設けて、第
1の実施例と同様、ピストン23を使つて自動的
に空気とガスの流路を切換えるようにしたもので
ある。
詳しくは、第1の実施例でピストン23の中段
に設けている弁体25を当該ピストン23の端部
に設け、これに対応して空気流入口27およびチ
ユーブ31をシリンダ22の底部側に設け、第1
の実施例と同様、接続具35を送ガス口金17に
差込むことで、ガス流入口30と流出口28とを
連通させる構造にしている。なお、139は弁室
24内を仕切るフランジ139aに設けられた流
通用の孔部である。
また、第4の実施例は、先の第2の実施例の変
形例で逆止弁128の構造が異なつている。具体
的には、ピストン80の周壁に内外を連通する孔
部140を複数設ける他、その孔部140が臨む
外周面にリング状の弁収容溝141を形成し、こ
の弁収容溝141内に円筒状のゴムで構成される
弁体142を嵌挿して、逆止弁128としたもの
である。
こうした逆止弁構造は、第2の弁体57の装着
時、弁体142が弁座体58の内面と摺接しない
ですむので、損傷が少なくてすむ利点をもたら
す。
第5の実施例は、先の第2の実施例の変形例で
スライダ機構122、逆止弁128、ピストン8
1のシール構造および開閉弁123の各構造が異
なつている。
具体的には、スライダ機構122は第6図に示
されるように装着座86を構成する内側の固定用
部材86aをピストン80の上端に一体に連結さ
せた構造となつている。そして、これで第2の実
施例で必要であつた円筒壁129の部品をなく
し、その分、操作釦121の廻りの小形化を図つ
ている。
また逆止弁128は、該逆止弁128の上端側
を延長し、この延長した部分の外周部にシール用
突部128aを形成して、第6図において逆止弁
128の直上に設けたピストン80の外周面と弁
座体58の内周面との間をシールする部材を兼ね
た構造となつている。こうした構造は、逆止弁1
28が、ピストン80と弁座体58との間のシー
ルを兼ねた一体な構造なので、コストが安価で、
また小形ですむ利点をもたらす。しかも、一体な
ので組立て性も向上する効果がある。
さらにピストン81のシール構造は、ピストン
81の軸部に設けた密封リング102を傘状の弁
体から構成し、これをピストン81の弁部124
の直上に配した構造にしている。なお、この傘状
の弁体の密封部材を弁部124の直上に配するに
伴い、リーク孔100の深さを深くして弁部12
4の直下に孔部101を設ける構造にしている。
こうした傘状の弁体にする構造にすると、ピス
トン81の摺動抵抗を小さくすることができる効
果をもたらす。
さらにまた開閉弁123は、テーパ部で弁部1
24を受けるのではなく平面で受けるようにした
構造を用いている。具体的には、下面が平坦な弁
部124を用い、またこの弁部124と組合う弁
座125には座面を平面にしたものを用いてお
り、平面同志の接離にて開閉動作を行なうように
している。
こうした開閉弁123にすると、弁部124の
弁座125に対する食い付きを防止することがで
きる他、耐久性(寿命)を向上させることができ
る効果をもたらす。しかも、突き当て位置の精度
が向上する利点もある。この点はピストン81の
移動量で認識できる。すなわち、弁部124を弁
座125に突き当てると、弁部124を構成する
ゴムが変形するが、その変形によるピストン81
の移動量は弁部124をテーパにした方に比べ平
面にした方が小さくてすむ。
第6の実施例は、その第5の実施例をさらに変
形したもので、弁部124をなくして、その代わ
りに弁部124を支持する支持部分124aの厚
みを大きくして、その支持部分124の下面部分
およびその下面部分に連なるピストン81の下部
側の外周面部分に渡り、溝150を設けた点で異
なつている。
そして、この溝150により、第13図のHで
表わされる送水時、送ガスの一部を溝125を通
し下流側管路10aにガスを送り、噴霧送水を行
えるようにしている。
第7の実施例は、第3の実施例と同様、切換弁
19の変形を示している。詳しくは、この切換弁
19には、第4図でピストン23の中段に設けて
いる弁体25,25を有底状のピストン23の底
部側に設ける他、口金部品21の端面の弁座29
を延長させる。そして、端に配された弁体25の
端面に空気流入口27の開口縁と当接する環状の
シール部155を形成する他、ピストン23の先
端に連結した筒状をなす接続部受け部材156の
フランジ部156aと口金部品21の弁座直下の
段部との間に圧縮スプリング26を介装した構造
が用いられている。そして、これにより、常時は
ピストン23の弁体25が弁座29から離反して
空気流入口27と流出口28との間に形成された
流路を連通させる(送気時)。そして、口金部品
21の先端部に連結した差込口部品158に接続
部35の先端部を差込んで、第1の実施例と同
様、接続部35のリング45(接続部35の先端
を取付けるための部品)で固定すれば、ピストン
23の端の弁体25のシール部155が空気流入
口27の開口縁と密接して、空気流入口27と流
入口28との間の流路を遮断するようにしてい
る。そして、こうした構造に加えて、接続部受け
部材156と連通するピストン23の周壁に孔部
158を設けられていて、差込みによる流路の遮
断と同時に孔部158およびピストン23と口金
部品21との間を通し、送ガスを流出口28に送
れる構造となつていて、先の実施例と同様、ピス
トン23の動きから送ガス送水の切換えを行なえ
るようにしている。なお、159は差込口部品1
58の内側に設けた、接続部35の装着時、当該
先端外周と密接してシールするシール部材であ
る。
またピストン23の周壁には、この他、洗浄
時、ピストン23内に溜る水が外部に容易にでる
よう、水はけをよくするための孔部160も設け
ている。
但し、第6図ないし第14図において、第1の
実施例と同じ構成部品には同一符号を附してその
説明を省略した。
なお、いずれの実施例共、イメーガイドフアイ
バーを用いた内視鏡にこの発明を適用したが、も
ちろん固体撮像素子を用いた内視鏡等にも適用で
きることはいうまでもない。
〔発明の効果〕
以上説明したようにこの発明によれば、トラブ
ルとなるシール部からの高圧ガスを内視鏡の外部
へ逃すことができるようになる。
これ故、患者に過送ガスが流れるのを防ぐこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図はこの発明の第1の実施例
を示し、第1図は送ガス送気を行なう弁体の構造
を、待機ならびに送ガス状態と共に示す断面図、
第2図はその送水状態を示す断面図、第3図は送
気送水を行なう弁体の構造を、待機ならびに送水
状態と共に示す断面図、第4図は不燃性ガスを受
ける送ガス口金を、それに内蔵された流路切換構
造と共に示す断面図、第5図は内視鏡の全体を示
す概略的な構成図、第6図はこの発明の第2の実
施例の要部となる送ガス送水を行なう弁体を、待
機ならびに送気状態と共に示す断面図、第7図は
その送水状態を示す断面図、第8図はこの発明の
第3の実施例の要部となる送ガス口金廻りを示す
断面図、第9図はこの発明の第4の実施例の要部
となる送ガス送水を行なう弁体構造を示す断面
図、第10図はこの発明の第5の実施例の送ガス
送気を行なう弁体の構造を、待機ならびに送ガス
状態と共に示す断面図、第11図はその送水状態
を示す断面図、第12図はこの発明の第6の実施
例の送ガス送気を行なう弁体の構造を、待機なら
びに送ガス状態と共に示す断面図、第13図はそ
の送水状態を示す断面図、第14図はこの発明の
第7の実施例の要部となる送ガス口金廻りを示す
断面図である。 1……内視鏡、2……操作部、3……挿入部、
4……ユニバーサルコード、10……送気管路、
11……送水管路、56……第1の弁体(送気送
水切換用)、57……第2の弁体(送ガス送水切
換用)、58……弁座体、88……弁部(常閉の
開閉弁)、96……密封リング(シール部材)、1
00,101……リーク穴、孔部(リーク路)、
128……逆止弁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 挿入部、操作部およびユニバーサルコードに
    渡り、1本以上の管路を挿入配置してなる流体供
    給管路と、この流体供給管路の途中に介装した弁
    座体と、この弁座体に装着され、シール部材のシ
    ールにより送ガスが流通する流路を維持し、かつ
    また常閉の開閉弁の操作により送ガスの流れを制
    御する弁体とを有する内視鏡において、前記開閉
    弁の下流部および送ガスが流通する流路を維持す
    るシール部材の下流側に、送ガスを外部へ逃すた
    めのリーク路を形成したことを特徴とする内視
    鏡。 2 リーク路は、下流側に逆止弁が設けられてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
    の内視鏡。
JP62-319378A 1987-02-13 1987-12-17 内視鏡 Granted JPH012620A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62-319378A JPH012620A (ja) 1987-02-13 1987-12-17 内視鏡
US07/153,334 US4800869A (en) 1987-02-13 1988-02-08 Endoscope

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62-30759 1987-02-13
JP3075987 1987-02-13
JP62-319378A JPH012620A (ja) 1987-02-13 1987-12-17 内視鏡

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JPS642620A JPS642620A (en) 1989-01-06
JPH012620A JPH012620A (ja) 1989-01-06
JPH0580896B2 true JPH0580896B2 (ja) 1993-11-10

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JPS642620A (en) 1989-01-06

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