JPH058065U - 負作動形電磁ブレーキ - Google Patents

負作動形電磁ブレーキ

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Publication number
JPH058065U
JPH058065U JP6221791U JP6221791U JPH058065U JP H058065 U JPH058065 U JP H058065U JP 6221791 U JP6221791 U JP 6221791U JP 6221791 U JP6221791 U JP 6221791U JP H058065 U JPH058065 U JP H058065U
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JP
Japan
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armature
stator
fixed
leaf spring
negative
Prior art date
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Pending
Application number
JP6221791U
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English (en)
Inventor
泰二 鈴木
健治 桑原
厚 小倉
正行 川井
敬恭 濱
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miki Pulley Co Ltd
Original Assignee
Miki Pulley Co Ltd
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Publication date
Application filed by Miki Pulley Co Ltd filed Critical Miki Pulley Co Ltd
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Publication of JPH058065U publication Critical patent/JPH058065U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガタ音の発生やバックラッシュを防止でき、
長寿命化が図れるようにする。 【構成】 アーマチュア吸引用の電磁コイル3とアーマ
チュア弾発用の圧縮コイルばね6を備えたステータ2を
モータの本体1の軸方向に固定し、ステータ2に対して
アーマチュア4を軸方向に移動可能に支持し、アーマチ
ュア対向面にライニング17を取り付けたロータ15
を、ステータ2との間によってアーマチュア4を挟み込
むようにモータ軸8に固着し、電磁コイル3への通電時
にはアーマチュア4がステータ2側に吸引移動して制動
解放状態となり、電磁コイル3への通電停止時には圧縮
コイルばね6の弾発力によってアーマチュア4がロータ
15側に移動しライニング17に押圧されて制動状態と
なる負作動形電磁ブレーキにおいて、ステータ2とアー
マチュア4との間に介在させた板ばね7をステータ2と
アーマチュア4とに止着し、この板ばね7を介してアー
マチュア4をステータ2に一体にした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電磁コイルへの通電時に制動解放状態となり、通電停止時に制動力 を付与できる単板形の負作動形電磁ブレーキに関する。
【0002】
【従来の技術】
図4に、従来から知られる単板形の負作動形電磁ブレーキを示す。この図で、 被制動装置となるモータの本体21側に固定されるステータ22には、電磁コイ ル23が内蔵されているとともに、圧縮コイルばね26が取り付けられている。 このステータ22の外面側には、カラー29に案内されてステータ22側とライ ニング27を取り付けたロータ25側に移動可能なアーマチュア24が取り付け られている。 ステータ22の軸心に挿通されたモータ軸28には、ロータハブ25aを介し てロータ25が固着されている。 この構成の負作動形電磁ブレーキでは、モータに電源が投入されると同時に、 電磁コイル23に通電され、この電磁コイル23の吸引力によってアーマチュア 24が圧縮コイルばね26に抗してステータ22側に吸着される。このときロー タ25とアーマチュア24との間に空隙が生じて制動解放状態となり、モータ軸 28が回転する。 またモータに給電されていた電源を遮断すると、同時に電磁コイル23への通 電が停止され、アーマチュア24は圧縮コイルばね26の弾発力でロータ25側 に押し出されて、ライニング27との間に制動力が生じ、モータ軸28を急速に 停止させる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来の単板形の負作動形電磁ブレーキでは制動解放時に、回転するロ ータ25の振動がアーマチュア24に伝わって、このアーマチュア24からガタ 音が発生したり、アーマチュア24の振動で嵌め合い部の磨耗が進行するなどの 問題が生じていた。 また制動発生時には、バックラッシュが発生したり、アーマチュア24の遊び によるガタ音が発生するという問題があった。
【0004】 本考案は、このような従来の技術が有する課題を解決するために提案されたも のであり、ガタ音の発生やバックラッシュを防止でき、長寿命化が図れる負作動 形電磁ブレーキを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本考案は、アーマチュア吸引用の電磁コイルとアー マチュア弾発用の圧縮コイルばねを備えたステータを被制動装置の本体の軸方向 に固定し、上記ステータに対してアーマチュアを軸方向に移動可能に支持し、ア ーマチュア対向面にライニングを取り付けたロータを、上記ステータとの間に上 記アーマチュアを挟み込むように上記被制動装置の駆動軸に固着し、上記電磁コ イルへの通電時には上記アーマチュアが上記ステータ側に吸引移動して制動解放 状態となり、上記電磁コイルへの通電停止時には上記圧縮コイルばねの弾発力に よって上記アーマチュアがロータ側に移動し上記ライニングに押圧されて制動状 態となる負作動形電磁ブレーキにおいて、上記ステータと上記アーマチュアとの 間に板ばねを配し、この板ばねの一側をステータに止着し、他側をアーマチュア に止着し、この板ばねの撓みを利用してアーマチュアを軸方向に移動可能とし、 上記板ばねによってアーマチュアの回転方向の遊びを除去した構成である。
【0006】
【作用】
上述した構成によれば、アーマチュアが板ばねを介してステータに一体となっ ているので、アーマチュアが回転方向に固定され、振動音の発生とバックラッシ ュを防げる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案による負作動形電磁ブレーキの具体的な実施例を図面に基づき 詳細に説明する。図1に、単板形の負作動形電磁ブレーキの一実施例を示す。 この図で、被制動装置となるモータの本体1には、モータ軸方向にこの電磁ブ レーキのステータ2側が固着される。このステータ2には、従来例のものと同様 電磁コイル3が内蔵されているとともに、アーマチュア4をロータ5側に弾発す るための圧縮コイル6ばねが埋め込まれている。 ステータ2の外面側に配されるアーマチュア4は、図示しない支持部材によっ て軸方向に移動可能に支持されている。このアーマチュア4は、円板状の板バネ 7によってステータ2に取り付けられている。図2に示すこの板ばね7は、アー マチュア4と同一の外径を有するとともに、中心部にモータ軸8が挿通される中 心孔9が穿設されている。この中心孔9の内径は、アーマチュア4の中心孔と同 径である。この板ばね7の外周縁部には、中央部の円還状部7aに連結片7bに よって連結される複数の取付け片7cが周回り方向に突出して設けられている。 これら取付け片7cには、ステータ2側への取り付け用の一側のねじ取付孔10 とアーマチュア4側への取り付け用の他側のねじ取付孔11とが交互に穿設され ている。これらねじ取付孔10とねじ取付孔11に挿通されるねじ12,13に よって板ばね7の取付け片7cが、ステータ2とアーマチュア4に交互に締め付 けられて固着されることにより、アーマチュア4が板ばね7を介してステータ2 に一体に取り付けられる。 軸受14を介してステータ2の軸心に支持されたモータ軸8には、ロータハブ 15におけるキーの結合とねじ16の締め付けによりロータ5が固着され、この ロータ5のアーマチュア対向面には、ライニング17が取り付けられている。
【0008】 このように構成される負作動形電磁ブレーキでは、アーマチュア4が板ばね7 を介してステータ2に一体となっているので、アーマチュア4の回転方向のガタ がなくなり、スラスト方向には撓みを持たせることができる。 これにより、電磁コイル3に通電が行なわれて、アーマチュア4がステータ2 側に吸着される制動解放時には、アーマチュア4からのガタ音の発生を防止でき る。また電磁コイル3への通電が停止され、圧縮コイルばね6の弾発力でアーマ チュア4がステータ2側に押圧される制動発生時には、バックラッシュの発生を 防止できる。
【0009】 つぎに、図3に示す他の実施例を説明する。この実施例では、ステータ2とア ーマチュア4との間の外周側に複数の板ばね18を配し、これら板ばね18の一 側をステータ2にねじ12により止着し、他側をアーマチュア4にねじ13によ り止着したものである。
【0010】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、アーマチュアを板ばねを介してステータ に一体としたので、アーマチュアの回転方向のガタがなくなり、制動解放状態に おけるガタ音の発生が防止できるとともに、制動時におけるバックラッシュの発 生を防げる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による負作動形電磁ブレーキの断面図で
ある。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】他の実施例の板ばねを示す断面図である。
【図4】従来の負作動形電磁ブレーキの断面図である。
【符号の説明】
1 モータの本体 2 ステータ 3 電磁コイル 4 アーマチュア 5 ロータ 6 圧縮コイルばね 7 板ばね 7c 取付け片 8 モータ軸 9 中心孔 10,11 ねじ取付孔 12,13 ねじ 14 軸受 15 ロータハブ 17 ライニング 18 板ばね
フロントページの続き (72)考案者 川井 正行 神奈川県川崎市中原区今井南町461三木プ ―リ株式会社内 (72)考案者 濱 敬恭 神奈川県川崎市中原区今井南町461三木プ ―リ株式会社内

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 アーマチュア吸引用の電磁コイルとアー
    マチュア弾発用の圧縮コイルばねを備えたステータを被
    制動装置の本体の軸方向に固定し、上記ステータに対し
    てアーマチュアを軸方向に移動可能に支持し、上記ステ
    ータとの間に上記アーマチュアを挟み込むように上記被
    制動装置の駆動軸にロータを固着し、上記電磁コイルへ
    の通電時には上記アーマチュアが上記ステータ側に吸引
    移動して制動解放状態となり、上記電磁コイルへの通電
    停止時には上記圧縮コイルばねの弾発力によって上記ア
    ーマチュアがロータ側に移動し押圧されて制動状態とな
    る負作動形電磁ブレーキにおいて、 上記ステータと上記アーマチュアとの間に板ばねを配
    し、この板ばねの一側をステータに止着し、他側をアー
    マチュアに止着し、この板ばねの撓みを利用してアーマ
    チュアを軸方向に移動可能とし、上記板ばねによってア
    ーマチュアの回転方向の遊びを除去したことを特徴とす
    る負作動形電磁ブレーキ。
JP6221791U 1991-07-12 1991-07-12 負作動形電磁ブレーキ Pending JPH058065U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6221791U JPH058065U (ja) 1991-07-12 1991-07-12 負作動形電磁ブレーキ

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JP6221791U JPH058065U (ja) 1991-07-12 1991-07-12 負作動形電磁ブレーキ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH058065U true JPH058065U (ja) 1993-02-02

Family

ID=13193764

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6221791U Pending JPH058065U (ja) 1991-07-12 1991-07-12 負作動形電磁ブレーキ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20120022064A (ko) * 2010-08-31 2012-03-09 로베르트 보쉬 게엠베하 압력 공급 유닛용 선형 구동기, 유체 어셈블리용 압력 공급 유닛 및 유체 어셈블리

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6426896U (ja) * 1987-08-06 1989-02-15

Patent Citations (1)

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