JPH0580464B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0580464B2
JPH0580464B2 JP60188733A JP18873385A JPH0580464B2 JP H0580464 B2 JPH0580464 B2 JP H0580464B2 JP 60188733 A JP60188733 A JP 60188733A JP 18873385 A JP18873385 A JP 18873385A JP H0580464 B2 JPH0580464 B2 JP H0580464B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
ammonia
reaction
nitroaniline
general formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60188733A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6160637A (ja
Inventor
Uaaningu Kurausu
Fuorutsu Georuku
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoechst AG
Original Assignee
Hoechst AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoechst AG filed Critical Hoechst AG
Publication of JPS6160637A publication Critical patent/JPS6160637A/ja
Publication of JPH0580464B2 publication Critical patent/JPH0580464B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C209/00Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton
    • C07C209/04Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by substitution of functional groups by amino groups
    • C07C209/06Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by substitution of functional groups by amino groups by substitution of halogen atoms
    • C07C209/10Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by substitution of functional groups by amino groups by substitution of halogen atoms with formation of amino groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings or from amines having nitrogen atoms bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、クロルニトロベンゼン例えば2,4
−ジクロルニトロベンゼンと無水アンモニアとを
反応させることによつて、追加の精製操作なしで
高い純度及び収率でクロル−o−ニトロアニリン
を製造する方法に関する。 既に知られているようにクロルニトロアニリン
は、染料、医薬品及び植物保護剤の製造のための
価値の高い前−及び中間−生成物である。 例えば、エタノール溶液の2,4−ジクロルニ
トロベンゼンをアンモニアと反応させることによ
つて5−クロル−2−ニトロアニリンを製造する
ことは既に知られている(アンナーレン・デル・
ケミー(A.)182(1876)94,109;ルクイユ
(Recueil)72,44頁以下(1953))。しかしこの製
造方法には、なかんずくエタノールが水および常
に過剰に存在するアンモニアと無限に混和するた
めに、大きな欠点があるので該方法を工業的に利
用することは不可能である。得られた反応混合物
の後処理の際に水と混合しなければならず、その
際同様に無限に水と混合する他の水溶性の低分子
量のアルカノールまたはグリコールエーテル例え
ばメタノール、イソプロパノール、tert.−ブタノ
ールまたはジエチレングリコールジメチルエーテ
ル中アンモニアの溶液を使用する類似の処理方法
も上記理由から工業的に不可能である。 そのほかに、5−クロル−2−ニトロアニリン
を水性の系でのアンモノリシスによつて製造する
場合(ルクイユ(Recueil)72,44頁以下
(1953))、同様に常に、しかも反応条件に大して
左右されずにかなりの量の3−クロル−4−ニト
ロアニリンと5−アミノ−2−ニトロアニリン
(ジアミン)とが生じ、非常に温和な反応条件だ
と、未反応の出発生成物も存在しうる。 そのような混合物の精製は、多大の労力や費用
を費さなければ、又、収率を低下させなければ、
工業的に実施することができず、重要な環境問題
とも結びついている。そのほかに、純粋な5−ク
ロル−2−ニトロアニリンと比較して、このよう
にして得られた反応混合物は熱安定性が非常に下
がつているので、そのような方法を工業的規模で
行う場合には安全技術上の問題が生じる。 ヨーロツパ特許出願第0057861号(米国特許第
4421694号)によれば、5−クロル−2−ニトロ
アニリンは、2,4−ジクロルニトロベンゼンを
塩素化芳香族炭化水素中でアンモニアと反応させ
ることによつて、約95%までの収率及び約96%ま
での純度で得られる。選択性は前記の既知の方法
よりも改善されているがまだ十分ではなく、塩素
化炭化水素を使用することは労働衛生の見地から
もちゆうちよされる。このように例えば、クロル
ベンゼンおよびジクロルベンゼンの最高許容作業
場濃度の値は50ppmで顕著に低い。一般に、健康
の危険を減らすために塩素化炭化水素の使用を、
絶対に必要な最小量に制限する傾向がある。 ところで驚くべきことに、一般式(1)
【化】 (式中R1及びR2は水素原子または塩素原子を
意味する) で示されるクロル−o−ニトロアニリンを、一般
式(2)
【化】 (式中R1及びR2は前記の意味をもつ) で示されるクロルニトロベンゼンと無水アンモニ
アとを一般式(3)
【化】 (式中R3はC1〜C4−アルキル基例えばメチル
基、エチル基、n−ブチル基、イソブチル基、
tert.−ブチル基、プロピル基またはイソプロピル
基を表わし、R4及びR5は水素原子またはC1〜C4
−アルキル基を意味する) で示される芳香族炭化水素の存在下で約120℃か
ら200℃まで、殊に150℃から180℃までの温度で
反応させることによつて、ほとんど定量的な収率
及びほとんど100%の純度で製造することができ
るということが見い出された。 前記一般式(2)のクロルニトロベンゼンとしては
例えば2,3,4−及び2,4,5−トリクロル
ニトロベンゼン、2,3,4,5−テトラククロ
ルニトロベンゼンそして特に2,4−ジクロルニ
トロベンゼンを挙げることができる。 各場合にニトロ基に対してp−位にあつて既に
知られているように活性化されている塩素原子
は、本発明による方法の条件では反応に関与しな
い。 上記一般式(3)の芳香族炭化水素としては例えば
トルエン、エチルベンゼン、キシレン及びメシチ
レンを挙げることができ、トルエン及びキシレン
を使用するのが特に好ましい。 上記一般式(3)の炭化水素の混合物も使用するこ
とができる。 本方法で優先的に使用される一般式(3)の芳香族
炭化水素は一般に、入手可能であり、安価であ
り、労働衛生の見地からは塩素化芳香族炭化水素
よりも問題を起さない。 使用されるべきアンモニアも使用される芳香族
炭化水素もできるだけ無水でなければならない;
なぜなら、水が多く存在するほど、上記一般式(2)
の出発生成物におけるニトロ基に対してo−位に
活性塩素とアミノ基との置換が衰退するからであ
る。 しかし、得られた反応混合物の後処理の際に芳
香族炭化水素中に溶解したままである水量は、本
発明による方法には無害である。 芳香族炭化水素の量は、広い範囲で変えること
ができる。生じた反応混合物の冷却後に、まだた
やすく攪拌することができ且つ自由に流動しうる
懸濁液が得られるように量比を選ぶのが好まし
い。 変換の速度及び完全性を決定するパラメーター
は、反応温度及び使用されるアンモニアの量であ
る。一般に式(2)のクロルニトロベンゼン1モル当
りNH32モルの理論量で十分であるけれども、
この割合を越える量を使用するのが好ましい。そ
の場合、出発生成物とアンモニアとのモル比は約
1:3から1:12まで変えることができ、1:6
から1:8までのモル比が有利に選ばれる。消費
されなかつたアンモニアは、通常の方法によつて
回収して再使用することができる。 反応温度は、広い幅で変動しうる。有利に約
120℃と200℃との間の温度が選ばれる;優先的に
150〜180℃の温度で反応が行われる。相応に大過
剰のアンモニアと一緒でその際約3〜6時間の反
応時間になる。非常に高い選択性は、温度の高さ
にも、また使用されるアンモニアの量にも左右さ
れない。これらのパラメーターの組合せは、変換
の完全性または必要な反応時間を決定するだけで
ある。 本発明による方法は詳しくは、出発生成物(一
般式(2)のクロルニトロベンゼン)を式(3)の芳香族
炭化水素と一緒にオートクレーブに導入して無水
アンモニアを一度にまたは少しずつ配量するよう
に行うことができる。 反応生成物は通常の方法で単離される。このよ
うに例えばオートクレーブを圧抜きし−この際、
過剰のアンモニアは、回収して他のバツチに供給
することができる−そして生じた反応混合物を冷
却させた後に、得られた結晶懸濁液から生成物を
取し、同様に沈殿した塩化アンモニウムを水で
洗い落すことができる。芳香族炭化水素から主と
して成る液は、他の処置なしで再使用すること
ができる。特に有利な後処理方法では芳香族炭化
水素を水蒸気蒸留で除き、生成物を水性懸濁液か
ら取する。この場合にも炭化水素を水の分離後
にじかに再び次のバツチのために使用することが
できる。この場合、炭化水素に溶解したこん跡の
水は、本発明による方法の意味で妨害にならな
い。 当該技術水準に属する方法と比較した本発明に
よる方法の特別の長所は高い選択性であり、反応
はこの高い選択性で進行する。ほとんど定量的な
変換でジアミノ化は事実上起らないので、費用の
かかる精製操作はやらなくてもよい。反応には、
温度及び濃度は広範囲にわたつて決定的でないの
で、一般に入手可能な安価な芳香族炭化水素が反
応触質として必要であるに過ぎない。ジアミノニ
トロベンゼンの生成を避ける結果として非常に増
大した熱安定性が得られそして、既知の方法によ
つて得られる混合物に存在する抑制されない分解
反応の起りやすい性質が抑えられる。 以下、例を挙げて本発明による方法を説明する
が、本発明による方法は以下の例だけに制限され
ない。%の表示は重量%を示す。 例 1 192g(1モル)の2,4−ジクロルニトロベ
ンゼンと400gのキシレンとを鋼製オートクレー
ブの中へ導入する。オートクレーブを密閉した
後、136g(8モル)のアンモニアガスを噴射し、
混合物を5時間170℃に加熱する;その際約
70barの圧力に設定する。次にオートクレーブを
冷却させ、圧抜きし、キシレンを水蒸気で追出
す。水性の結晶懸濁液から生成物を過によつて
得て、塩化物のなくなるまで水で洗う。 124.2℃の融点を有する171gの5−クロル−2
−ニトロアニリンが得られ、これは理論量の99%
の収率に相当する。ガスクロマトグラフイーによ
る分析では、5−クロル−2−ニトロアニリンの
含量は98.8%である(ジアミン含量は<0.2%)。 例 2 170℃で5時間の代りに180℃で3時間バツチを
加熱し、その他の点は例1に記載したと同様に行
うと、5−クロル−2−ニトロアニリンが例1と
同じ収率及び純度で得られる。 例 3 192g(1モル)の2,4−ジクロルニトロベ
ンゼンを300gのトルエンと一緒に鋼製オートク
レーブの中へ導入する。102g(6モル)のアン
モニアを噴射後、バツチを6時間170℃に加熱す
る。生じた反応混合物を例1に記載したように後
処理した後に、5−クロル−2−ニトロアニリン
が例1と同じ収率及び純度で得られる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式(1) 【式】 (式中R1及び2は水素原子または塩素原子を意
    味する) で示されるクロル−O−ニトロアニリンを、 一般式(2) 【式】 (式中R1及びR2は前記の意味をもつ) で示されるクロルニトロベンゼンとアンモニアと
    を昇温下で反応させることによつて製造する方法
    において、無水アンモニアを使用し、 一般式(3) 【式】 (式中R3はC1〜C4−アルキル基を表し、R4
    びR5は水素原子またはC1〜C4−アルキル基を意
    味する) で示される芳香族炭化水素の存在下に120℃〜200
    ℃までの温度で反応を行うことを特徴とする方
    法。 2 150℃から180℃までの温度で反応を行う特許
    請求の範囲第1項記載の方法。 3 式(2)で示されるクロルニトロベンゼンとアン
    モニアとを1:3ないし1:12のモル比で使用す
    る特許請求の範囲第1項記載の方法。 4 式(2)で示されるクロルニトロベンゼンとアン
    モニアとを1:6ないし1:8のモル比で使用す
    る特許請求の範囲第1項記載の方法。 5 トルエンまたはキシレンの存在下で反応を行
    う特許請求の範囲第1項記載の方法。
JP60188733A 1984-08-30 1985-08-29 クロル‐0‐ニトロアニリンの製法 Granted JPS6160637A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3431827.5 1984-08-30
DE19843431827 DE3431827A1 (de) 1984-08-30 1984-08-30 Verfahren zur herstellung von chlor-o-nitroanilinen

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6160637A JPS6160637A (ja) 1986-03-28
JPH0580464B2 true JPH0580464B2 (ja) 1993-11-09

Family

ID=6244230

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60188733A Granted JPS6160637A (ja) 1984-08-30 1985-08-29 クロル‐0‐ニトロアニリンの製法

Country Status (7)

Country Link
EP (1) EP0173202B1 (ja)
JP (1) JPS6160637A (ja)
BR (1) BR8504162A (ja)
CA (1) CA1241665A (ja)
DD (1) DD236520A5 (ja)
DE (2) DE3431827A1 (ja)
MX (1) MX159907A (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3922036A1 (de) * 1989-07-05 1991-01-31 Hoechst Ag Verfahren zur herstellung von 4,5-dichlor-2-nitro-anilin
DE19829357A1 (de) 1998-07-01 2000-01-05 Bayer Ag Verfahren zur Herstellung von 2-Nitro-5-(phenylthio)-anilinen
FR2787445B1 (fr) 1998-12-17 2001-01-19 Rhone Poulenc Agrochimie Procede de preparation de para-trifluoromethylanilines polyhalogenees
JP4945840B2 (ja) * 2000-11-29 2012-06-06 井関農機株式会社 コンバイン
CN102531923A (zh) * 2012-02-21 2012-07-04 南通市东昌化工有限公司 5-氯-2-硝基苯胺的生产方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2305573A (en) * 1941-07-07 1942-12-15 American Cyanamid Co Preparation of nitrophenyl amines
US3002998A (en) * 1959-05-13 1961-10-03 Lloyd A Kaplan Preparation of 1,3,5-triamino-2,4,6-trinitrobenzene
DE3104310A1 (de) * 1981-02-07 1982-08-19 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Verfahren zur herstellung von 5-chlor-2-nitroanilin

Also Published As

Publication number Publication date
BR8504162A (pt) 1986-06-24
EP0173202A3 (en) 1986-12-03
EP0173202B1 (de) 1990-03-28
DE3431827A1 (de) 1986-03-13
DD236520A5 (de) 1986-06-11
CA1241665A (en) 1988-09-06
MX159907A (es) 1989-09-29
EP0173202A2 (de) 1986-03-05
DE3576816D1 (de) 1990-05-03
JPS6160637A (ja) 1986-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1777215B1 (en) Method for producing 2-amino-5-iodobenzoic acid
AU2002315530B2 (en) Process for preparing 4-aminodiphenylamine
JPH0580464B2 (ja)
US4855501A (en) Process for preparation of monomethylhydrazine
US5504264A (en) Process for preparing 1,3-difluorobenzene
US4421694A (en) Process for the preparation of nitroanilines
JPH0226621B2 (ja)
US4247479A (en) Process for the manufacture of aromatic amines from α, β-unsaturated cycloaliphatic ketoximes
US4393211A (en) Preparation of aromatic sulfohalides
JPS6072864A (ja) 2‐アミノ‐アルキルピリジン類の製造方法
US4647700A (en) Process for the preparation of meta-chloroanilines
JPS6252730B2 (ja)
JPH0115505B2 (ja)
JPH0242043A (ja) 4―ニトロ―3―トリフルオロメチルアニリンの製造方法
US20030028020A1 (en) Process for the synthesis of high purity melamine
JPS6372661A (ja) アルキルヒドラジン類の製造方法
JPH02233649A (ja) 2‐ニトロ‐4‐トリフルオロメチルアニリンの製造方法
JPH05194330A (ja) 3,5−ジクロルアニリンの製造方法
JPS61171456A (ja) 1,4−ジブロモベンゼンのアミノ化方法
EP0218350A1 (en) Process for preparing N-alkylaminophenols
PL185231B1 (pl) Sposób wytwarzania kwasu tioglikolowego
CA2216043A1 (en) Production of aminophenols
JPH0529024B2 (ja)
US7465828B2 (en) Method for preparing hydrazodicarbonamide using biuret as starting material
JPH03109367A (ja) モノメチルヒドラジンの水溶液の合成方法