JPH058005U - 油圧装置 - Google Patents

油圧装置

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JPH058005U
JPH058005U JP5426791U JP5426791U JPH058005U JP H058005 U JPH058005 U JP H058005U JP 5426791 U JP5426791 U JP 5426791U JP 5426791 U JP5426791 U JP 5426791U JP H058005 U JPH058005 U JP H058005U
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hydraulic
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hydraulic pump
temperature
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JP5426791U
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信良 羽生田
野口  真児
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヒータを使用せずに簡易な構成で油温を適正
に維持する。 【構成】 作動油を貯溜するタンク7と、タンク7の作
動油を加圧してアクチュエータに供給する油圧ポンプ1
と、タンク7の油温を検出する手段6と、油温検出手段
6の検出した油温が設定値を下まわると油圧ポンプ1を
運転する手段5とを備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、油圧アクチュエータを駆動する油圧装置に関し、更に詳しくは油圧 装置の油温制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
建物の地震等による振動を抑制する制振装置として、例えば所定の質量を持っ た可動マスを建物の屋上に配置し、地震時にはこの可動マスを油圧アクチュエー タが駆動することにより、可動マスの慣性力を建物の振動方向と逆向きに建物に 作用させるアクティブ方式の制振装置が知られている。
【0003】
【考案の課題】
この制振装置は建物の振動検出と同時に作動するようになっているが、その際 に油圧アクチュエータを駆動する作動油の温度が低いと作動油の粘性が大きくな っているために、好ましい応答性のもとで可動マスを駆動できない恐れがあった 。このため、非作動状態においても作動油の温度は一定範囲に保つ必要があった 。
【0004】 油温を上昇させるには、油圧ポンプをあらかじめ暖気運転しておくか、タンク をヒータで暖めれば良い。
【0005】 しかしながら、突然の振動に対処する制振装置の場合には暖気運転を行うだけ の時間的余裕がなく、またタンクを常時ヒータで暖めておくと作動油が局部的に 熱せられることで劣化しやすくなるという問題があった。また、ヒータを使用す る場合には火災防止に関する特別の配慮も必要であった。
【0006】 本考案は、以上の問題点を解決すべくなされたもので、ヒータを使用せずに簡 易な構成で油圧装置の油温を適正に維持することを目的とする。
【0007】
【課題を達成するための手段】
本考案は、作動油を貯溜するタンクと、タンクの作動油を加圧してアクチュエ ータに供給する油圧ポンプとを備えた油圧装置において、タンクの油温を検出す る手段と、油温検出手段の検出した油温が設定値を下まわると油圧ポンプを運転 する手段とを備えている。
【0008】
【作用】
タンクの油温が一定以下に低下すると油圧ポンプが運転され、作動油を加圧循 環させることにより油温を上昇にさせる。
【0009】 したがって、油圧ポンプを常時運転することなく、常に油温を好ましい範囲に 維持できる。
【0010】
【実施例】
図1〜図3に本考案の実施例を示す。
【0011】 図1において、1は容量可変型の油圧ポンプであり、別ユニットとして供給さ れる図示されない制振装置に吐出油を供給するものである。
【0012】 制振装置は可動マスを駆動するアクチュエータと、振動を検出する振動センサ と、アクチュエータに油圧ポンプ1とタンク7を接続する電磁弁と、電磁弁を制 御するコントローラとを備える。
【0013】 これにより、振動センサが振動を検出すると、コントローラが電磁弁を介して 油圧ポンプ1の吐出油をアクチュエータに供給し、アクチュエータを駆動して可 動マスを動かすようになっている。
【0014】 油圧ポンプ1は吐出圧が一定に保たれるように吐出圧に応じて傾転角を変化さ せるレギュレータ2を備える。
【0015】 油圧ポンプ1の運転はモータ3の回転により行われる。モータ3は電源ユニッ ト4から供給される電力により回転する。
【0016】 電源ユニット4は油圧ポンプ1の運転手段としてのタイマ5に接続され、タイ マ5からの入力信号に応じてモータ3に電力を供給する。
【0017】 油圧ポンプ1に吸込用作動油を供給するタンク7には油温検出手段として温度 スイッチ6が設けられる。この温度スイッチ6はタイマ5に接続され、タンク7 内の作動油の温度が設定値以下に下がるとタイマ5をスタートさせる。
【0018】 タイマ5はスタート後設定時間だけ電源ユニット4に信号を出力し、電源ユニ ット4はこの信号出力時間だけモータ3に電力を供給する。
【0019】 なお、制振装置のコントローラには油圧ポンプ1の吐出油でアクチュエータを 駆動する制振モードと、油温維持のために油圧ポンプ1を運転する油温維持モー ドが設定される。コントローラは建物が制振動作を必要とせず、かつタイマ5が 作動した時にのみ油温維持モードになり、油温維持モードでは可動マスが建物を 加振しない程度に極くゆっくりと駆動されるように電磁弁を制御する。
【0020】 次に作用を説明する。
【0021】 制振装置の非作動時すなわち待機状態において、タンク7の作動油の温度が設 定値以上なら、モータ3には電力が供給されず、油圧ポンプ1は停止している。
【0022】 タンク7の油温が設定値以下に下がると、温度スイッチ6がオンに切り換わり 、タイマ5が電源ユニット4に信号出力を開始する。
【0023】 これに伴い、電源ユニット4がモータ3に電力を供給し、モータ3が回転して 油圧ポンプ1の運転が開始される。油圧ポンプ1はタンク7の作動油を吸い込ん で加圧しながら吐出し、加圧過程で作動油温度を上昇させる。
【0024】 一方、タイマ5の起動により制振装置のコントローラは油温維持モードとなり 、油圧ポンプ1の吐出油によりアクチュエータが極く低速で作動する。
【0025】 この結果、温度上昇した油圧ポンプ1の吐出油は電磁弁、アクチュエータを循 環してタンク7に還流し、制振装置全体の作動油の温度をまんべんなく上昇させ る。さらに、循環途中におけるエネルギー損失が熱を発生させ、循環する作動油 の温度を上昇させる。
【0026】 設定時間が経過するとタイマ5は電源ユニット4への信号出力を停止し、電源 ユニット4からモータ3への通電が停止し、油圧ポンプ1の運転も停止する。
【0027】 このようにして、制振装置の待機状態においてタンク7の作動油温度が設定値 以下に低下すると一定時間油圧ポンプ1が運転され、作動油温度を上昇させつつ 作動油を循環させるので、作動油は常に好ましい応答性の得られる温度に維持さ れ、制振動作の必要時には制振装置は直ちに可動マスを駆動することができる。
【0028】 なお、この実施例では油温維持モードにおいてアクチュエータが低速で駆動さ れるようにしたが、コントローラが電磁弁をタンク7に切り換えて油圧ポンプ1 の吐出油の全量をタンク7に還流するように構成しても油温上昇を図ることがで きる。
【0029】 あるいは、コントローラが制振動作時と同様に電磁弁を制御したり、アクチュ エータが中立位置を保持するように電磁弁を制御する構成としても良い。
【0030】 図2は別の実施例を示し、ここではタイマ5を設けずに2接点型の温度スイッ チ6が温度検出手段と油圧ポンプ1の運転手段を兼用している。すなわち、温度 スイッチ6は油温が設定下限温度を下まわるとオンに切り換わって電源ユニット 4を介してモータ3に通電し、油温が設定上限温度を越えるとオフに切り換わっ てこの通電を停止する。この構成によれば待機状態における制振装置の油温をさ らに細かく制御することができる。
【0031】 図3はさらに別の実施例を示し、ここでは油圧ポンプ1を固定容量ポンプで構 成し、吐出口に一定圧力を越えた吐出油をタンク7に還流するリリーフ弁13を 設けている。このように、本考案は油圧ポンプ1の形式を問わずに適用すること ができる。
【0032】
【考案の効果】
以上のように、本考案はタンクの油温を検出して、油温が設定値以下に下がる と油圧ポンプを運転するようにしたので、アクチュエータが使用されない状態に おいてもタンクの作動油は常に一定温度以上に保持される。このため、簡易な構 成でアクチュエータ起動時の応答性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す油圧装置の回路図であ
る。
【図2】別の実施例を示す油圧装置の回路図である。
【図3】さらに別の実施例を示す油圧装置の回路図であ
る。
【符号の説明】
1 油圧ポンプ 3 モータ 4 電源ユニット 5 タイマ 6 温度スイッチ 7 タンク

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 作動油を貯溜するタンクと、タンクの作
    動油を加圧してアクチュエータに供給する油圧ポンプと
    を備えた油圧装置において、タンクの油温を検出する手
    段と、油温検出手段の検出した油温が設定値を下まわる
    と油圧ポンプを運転する手段とを備えたことを特徴とす
    る油圧装置。
JP1991054267U 1991-07-12 1991-07-12 油圧装置 Expired - Lifetime JP2575440Y2 (ja)

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JPH058005U true JPH058005U (ja) 1993-02-02
JP2575440Y2 JP2575440Y2 (ja) 1998-06-25

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