JPH057985U - 油冷式スクリユ圧縮機 - Google Patents

油冷式スクリユ圧縮機

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Publication number
JPH057985U
JPH057985U JP5461291U JP5461291U JPH057985U JP H057985 U JPH057985 U JP H057985U JP 5461291 U JP5461291 U JP 5461291U JP 5461291 U JP5461291 U JP 5461291U JP H057985 U JPH057985 U JP H057985U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
mechanical seal
bearing
compressor
discharge
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Pending
Application number
JP5461291U
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English (en)
Inventor
昇 壷井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
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Publication of JPH057985U publication Critical patent/JPH057985U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 油の粘土の低下によるメカニカルシール部の
焼付き、破損を生じることなく、吐出ガスから分離,析
出するドレン水の減少を可能にする。 【構成】 圧縮機本体11内のロータ室17、吐出側の
軸受20,軸封部22、および吸込側の軸受19,メカ
ニカルシール21に給油するようにした油冷式スクリュ
圧縮機において、上記軸受19,メカニカルシール21
に供給する油を空冷する空冷手段3を設けて形成してあ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、圧縮機本体内のロータ室、吐出側の軸受,軸封部、および吸込側の 軸受部,メカニカルシールに給油するようにした油冷式スクリュ圧縮機に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図2に示す油冷式スクリュ圧縮機が公知であり(特公昭63−2911 7号公報)、圧縮機本体11、吐出流路12、および油供給流路13を設けて形 成してある。圧縮機本体11は、一方が吸込口14に、他方が吐出口15に開口 したケーシング16のロータ室17内に収納した互いに噛み合う雌雄一対のスク リュロータ18を備え、このスクリュロータ18は軸受19,20により回転可 能に支持してある。さらに、軸受19の反ロータ室側には軸封手段の一種である メカニカルシール21が、また軸受20のロータ室側には軸封部22が設けてあ る。 吐出口15に接続した吐出流路12には、油分離回収器23が設けてあり、こ こで吐出口15から吐出されたガスと油とを分離して、油は下方の油溜まり部2 4に一旦溜め、油分離エレメント25を経て油と分離されたガスは、上方に続く 吐出流路12より送り出されるようになっている。
【0003】 一方、油供給流路13は、油溜まり部24に接続しており、温度調節弁26, 油クーラ27を経て、圧縮機本体11内のロータ室17、吐出側の軸受20,軸 封部22、および吸込側の軸受19,メカニカルシール21の各給油箇所に至っ ている。また、温度調節弁26からは直接油クーラ27の出側に通じる分岐流路 28が設けてあり、油溜まり部24からの油の温度が高い程、油クーラ27を通 す油量を増大させ、逆に上記油の温度が低い程、分岐流路28を通す油量を増大 させ、圧縮機の吐出温度は温度調節弁26で定めた設定値になるようになってい る。 そして、上記給油箇所に供給された油は、吐出口15より圧縮ガスとともに吐 出され、油分離回収器23にて回収され、以後上記同様に循環使用に供される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記油冷式スクリュ圧縮機では、吐出ガスの温度が低くなると吐出ガスからド レン水が分離、析出し油分離回収器23内に溜まり、この結果頻繁にこのドレン 水を抜く作業が必要になり、非常に手間がかかることになる。したがって、省力 化のためには油分離回収器23内でのドレン水の発生を防止する必要がある。そ して、このためには温度調節弁26の設定値(吐出温度の設定値)を、例えば9 0°Cと高くする必要がある。 圧縮機本体11の消費動力と給油量が決まると、自ずから給油温度が決まるた め、この場合には給油温度は約80°Cとなる。 一方、上記従来の圧縮機では、上記各給油箇所に同じ温度の油を供給するよう になっている。
【0005】 給油の目的が、ロータ間のシール,吐出温度の調節にあるロータ室17、同じ く軸受20の冷却,軸封部22でのガス漏れ防止にある軸受20,軸封部22へ の給油については問題はないが、給油の目的がメカニカルシール21の摺動部の 冷却にあるこのメカニカルシール21への給油について不具合が生じる。 即ち、給油温度が上述したように約80°Cにも達すると、メカニカルシール 21の摺動面の温度が上がり過ぎ、さらに給油温度が上がると、油の粘度が低下 して、上記摺動面に油膜が形成されなくなり、この箇所が焼付き、ひいては破損 するという問題が生じる。 本考案は、斯る従来の問題点を課題としてなされたもので、油の粘土の低下に よるメカニカルシール部の焼付き、破損を生じることなく、吐出ガスから分離, 析出するドレン水の減少を可能とした油冷式スクリュ圧縮機を提供しようとする ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するために、本考案は、圧縮機本体内のロータ室、吐出側の軸 受,軸封部、および吸込側の軸受部,メカニカルシールに給油するようにした油 冷式スクリュ圧縮機において、上記軸受部,メカニカルシールに供給する油を空 冷する空冷手段を設けて形成した。
【0007】
【作用】
上記考案のように構成することにより、各給油箇所に適した温度の油が供給さ れるようになる。
【0008】
【実施例】
次に、本考案の一実施例を図面にしたがって説明する。 図1は、本考案に係る油冷式スクリュ圧縮機を示し、図2に示す圧縮機と互い に共通する部分には、同一番号を付して説明を省略する。 本実施例では、油供給流路13のうち、吸込側の軸受19,メカニカルシール 21に至る部分を、ケーシング16内に形成した二つの流路1,2と、この流路 1,2を接続する流路でもある空冷手段3とから形成してあり、メカニカルシー ル21に適温の油を供給するように形成してある。 そして、このように形成することにより、各給油箇所に給油の目的に合った温 度の油を供給して、油の粘土の低下によるメカニカルシール21の焼付き、破損 を生じることなく、吐出ガスから分離,析出するドレン水を減少させるようにし てある。 また、流路1,2はケーシング16の当接する二つのフランジ部にて、互いに 近接位置で開口しており、空冷手段3が容易に取付けられるようになっている。
【0009】 なお、上記実施例では、流路1,2をケーシング16内に形成したものを示し たが、本考案は、これに限るものでなく、この他流路1,2をケーシング16外 に、即ち配管によって形成したものも含むものである。
【0010】
【考案の効果】 以上の説明より明らかなように、本考案によれば、圧縮機本体内のロータ室、 吐出側の軸受,軸封部、および吸込側の軸受部,メカニカルシールに給油するよ うにした油冷式スクリュ圧縮機において、上記軸受部,メカニカルシールに供給 する油を空冷する空冷手段を設けて形成してある。 このため、各給油箇所に適した温度の油が供給されるようになり、油の粘土の 低下によるメカニカルシール部の焼付き、破損を生じることなく、吐出ガスから 分離,析出するドレン水の減少が可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る油冷式スクリュ圧縮機の全体構
成図である。
【図2】 従来の油冷式スクリュ圧縮機の全体構成図で
ある。
【符号の説明】
3 空冷手段 11 圧縮機本体 17 ロータ室 19,20 軸受 21 メカニカルシール 22 軸封部

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 圧縮機本体内のロータ室、吐出側の軸
    受,軸封部、および吸込側の軸受部,メカニカルシール
    に給油するようにした油冷式スクリュ圧縮機において、
    上記軸受部,メカニカルシールに供給する油を空冷する
    空冷手段を設けて形成したことを特徴とする油冷式スク
    リュ圧縮機。
JP5461291U 1991-07-15 1991-07-15 油冷式スクリユ圧縮機 Pending JPH057985U (ja)

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JPH057985U true JPH057985U (ja) 1993-02-02

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ID=12975568

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JP (1) JPH057985U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2005061900A1 (ja) * 2003-12-22 2007-07-12 三菱電機株式会社 スクリュー圧縮機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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