JP2766045B2 - 回転形無給油式圧縮機 - Google Patents

回転形無給油式圧縮機

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JP2766045B2
JP2766045B2 JP15001590A JP15001590A JP2766045B2 JP 2766045 B2 JP2766045 B2 JP 2766045B2 JP 15001590 A JP15001590 A JP 15001590A JP 15001590 A JP15001590 A JP 15001590A JP 2766045 B2 JP2766045 B2 JP 2766045B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は空冷式オイルフリースクリユー圧縮機に関す
る。
〔従来の技術〕
空冷式のオイルフリースクリュー圧縮機では、従来、
特開昭62−85194号公報に記載のように、圧縮機本体と
オイルクーラとは離間して配置されていた。特に、小型
のスクリュー圧縮機では、オイルクーラによる熱交換を
促進するため、オイルクーラを側壁面近傍に配置してい
た。一方、大型のオイルフリースクリュー圧縮機では、
装置のコンパクト化を図るため、大型化に伴い大きくな
ったオイルクーラを、圧縮機本体に比べて軽量であると
の理由で圧縮機本体の上方に配置することが多かった。
〔発明が解決しようとする課題〕
空冷式のオイルフリースクリュー圧縮機においては、
圧縮機の運転中に圧縮室内に潤滑油が混入するのを防止
するため、非接触型の油切シールをロータ軸に取り付け
ている。この油切シールは、ロータの回転に伴い発生す
る遠心力や流体力により油切シールに付着または油切シ
ールに流入した潤滑油の流れ方向を変えることによりシ
ールする構造であるから、圧縮機の運転を停止するとシ
ール作用が働かない。また、上記大型のオイルフリー圧
縮機で多用される圧縮機本体の上方に設けたオイルクー
ラの場合、圧縮機の運転が停止されると、停止時にこの
オイルクーラに残留している潤滑油が自重(位置ヘッ
ド)により、圧縮機本体に逆流する。
これらの原因により、圧縮機の運転を停止すると、従
来のオイルフリースクリュー圧縮機では潤滑油の混入を
嫌う圧縮室内へ潤滑油が混じり込む恐れがあった。
本発明は、上記従来技術の不具合に鑑みなされたもの
であり、その目的は空冷式のオイルフリースクリュー圧
縮機において、オイルフリーであるべき圧縮室への潤滑
油の混入を防止することである。これをさらに具体的に
言えば、オイルクーラからオイルフリースクリュー圧縮
機本体への潤滑油の逆流を防止することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は雄、雌一対のロ
ータと、これら両ロータの一端部に取り付けられたタイ
ミングギヤと、前記両ロータを収納するケーシングと、
前記両ロータのタイミングギヤ取付け部より内側部及び
両ロータの他端部に配設され、両ロータを回転可能に支
持する軸受とを有し、前記両ロータと前記ケーシングと
の間に圧縮室を形成する圧縮機本体と;この圧縮機本体
に付設され、前記圧縮機本体に含まれるタイミングギヤ
及び軸受を潤滑する潤滑油を収納するギヤケーシング
と;タイミングギヤ及び軸受を潤滑し高温となった潤滑
油を冷却し、前記圧縮機本体の上方に配設されたオイル
クーラと;このオイルクーラと圧縮機本体との間を連通
し、オイルクーラから圧縮機本体へ潤滑油を供給する油
配管と;この油配管の中間部から分岐し、前記ギヤケー
シングに接続された分岐配管とをオイルフリースクリュ
ー圧縮機が有するものである。
〔作用〕
本発明は、オイルクーラで冷却された潤滑油を圧縮機
本体へ供給する油配管の途中から分岐する分岐管をオイ
ルスクリュー圧縮機位に設けることにより、圧縮機の運
転中は圧縮機本体が有する軸受及びタイミングギヤを潤
滑する潤滑配管として上記油配管を利用し、一方、圧縮
機の停止時にはオイルクーラ中に残留する潤滑油を分岐
管を経由してギヤケーシングへ導くようにしている。こ
れにより、オイルフリースクリュー圧縮機の圧縮室内に
潤滑油が混入するのを防止できる。
〔実施例〕 本発明の一実施例を第1図ないし第3図により説明す
る。
第1図に本発明の油配管系統を示す。
第2図に圧縮機本体回りの油配管系統を示す。
第3図に圧縮機本体の断面図を示す。
圧縮空気は吸込絞り弁8より吸入され圧縮機本体1で
所定の圧力まで昇圧され吐出される。
圧縮機本体は第3図に示す構造となつており、ピニオ
ンギヤ20より駆動系が伝達され、雄ローラ9が回転す
る、雌ロータ10の回転は雄タイミングギヤ26と雌タイミ
ングギヤ18により駆動され雄ロータ9と雌ロータ10は非
接触によりオイルフリーエアを圧縮させる。雄ロータ9
は雄ロータ吸入側軸受21と雄ロータ吐出側軸植受24,25
で支えられ回転する。同様に雌ロータ10も雌ロータ吸入
側軸受21と雌ロータ吐出側軸受16,17で支えられてい
る。
各部軸受及びギヤには油潤滑されており、この油を圧
縮室内に入れないため油切り装置13,15,22,23によりシ
ールしオイルフリーエアが圧縮されるようになつてい
る。
次に、第1図により油配管系統について説明する。ギ
ヤケース3の下部に油が溜められておりオイルポンプ4
により油圧が上げられオイルクーラ2により冷却された
油は圧縮機本体の軸受21,24,25,14,16,17及びギヤ20,1
8,26を潤滑し、ギヤケーシング内に回収される。
一方、圧縮機本体1にはオイルクーラ2より油配管5
を通じて給油される。この場合、オイルクーラ2の位置
が圧縮機本体1よりも高い位置にあるため、停止時オイ
ルクーラ2側より油が圧縮機本体1の方へ逆流してく
る。この逆流してくる油を圧縮機本体内に入いらないよ
うにするために油配管に分岐管7を設け、この下部より
油回収配管6をギヤケーシング3に連結し、この油回収
配管6により、逆流してくる油をギヤケーシング3の中
に回収するものである。
第3図に示す圧縮機本体1の油切りシール機場は非接
触シールを使用しているため運転中のみ、シールの機能
をもつており、停止中に油の浸入を防止する機能をもつ
ていないためである。また、油回収配管6は運転中には
ギヤケーシング3内の軸受,ギヤ(図示せず)の潤滑に
使用しており、運転中に無駄に油を逃がすことのないよ
うにし、停止時のみ油の逆流してくるものをギヤケーシ
ング3内に回収し、オイルフリースクリユー圧縮機の雄
ロータ9及び雌ロータ8の中の圧縮室に油が混入するの
を防止させるものである。
〔発明の効果〕
本発明によるとオイルフリースクリユー圧縮機の圧縮
機本体より上部に配置されるオイルクーラをもつ構造に
於いて、停止時、オイルクーラから油が逆流し、圧縮機
本体内に入いるのを防止し、常に、オイルフリースクリ
ユー圧縮機としての機能を保つのに大きな効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の油配管系統図、第2図は圧
縮機本体回りの油配管系統図、第3図は、圧縮機本体の
断面図を示す。 1……圧縮機本体、2……オイルクーラ、3……ギヤケ
ーシング、4……オイルポンプ、5……油配管、6……
油回収配管、7……油分岐管、8……吸入絞り弁、9…
…雄ロータ、10……雌ロータ、11……ケーシング、12…
…Sケーシング、13,15,22,23……油切り装置、14……
雌吸入側軸受、16,17……雌吐出側軸受、18……雌タイ
ミングギヤ、19……口カバ、20……ピニオンギヤ、21…
…雄吸入側軸軸、24,25……雄吐出側軸受、26……雄タ
イミングギヤ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】雄、雌一対のロータと、これら両ロータの
    一端部に取り付けられたタイミングギヤと、前記両ロー
    タを収納するケーシングと、前記両ロータのタイミング
    ギヤ取付け部より内側部及び両ロータの他端部に配設さ
    れ、両ロータを回転可能に支持する軸受とを有し、前記
    両ロータと前記ケーシングとの間に圧縮室を形成する圧
    縮機本体と;この圧縮機本体に付設され、前記圧縮機本
    体に含まれるタイミングギヤ及び軸受を潤滑する潤滑油
    を収納するギヤケーシングと;タイミングギヤ及び軸受
    を潤滑し高温となった潤滑油を冷却し、前記圧縮機本体
    の上方に配設されたオイルクーラと;このオイルクーラ
    と圧縮機本体との間を連通し、オイルクーラから圧縮機
    本体へ潤滑油を供給する油配管と;この油配管の中間部
    から分岐し、前記ギヤケーシングに接続された分岐配管
    とを有することを特徴とする回転形無給油式圧縮機。
JP15001590A 1990-06-11 1990-06-11 回転形無給油式圧縮機 Expired - Lifetime JP2766045B2 (ja)

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JPH0443885A JPH0443885A (ja) 1992-02-13
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