JPH0579836U - シート状スイッチ - Google Patents

シート状スイッチ

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JPH0579836U
JPH0579836U JP2720392U JP2720392U JPH0579836U JP H0579836 U JPH0579836 U JP H0579836U JP 2720392 U JP2720392 U JP 2720392U JP 2720392 U JP2720392 U JP 2720392U JP H0579836 U JPH0579836 U JP H0579836U
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switch
electrode plate
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sheet
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JP2720392U
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一幸 近藤
進 上総
進 長安
圭二 森上
浩三 横山
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Mitsuboshi Belting Ltd
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Mitsuboshi Belting Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 荷重を除去しても瞬時に電極板の変形を復元
させ、かつ動作荷重の上昇を阻止したシート状スイッチ
を提供する。 【構成】 このシート状スイッチ1は可撓性を有する一
対の絶縁性基材3間に、上下電極板4、5間にスペーサ
6を配置して電極板4、5間に空間部8を設けたスイッ
チ部2が介在され、このスイッチ部2が長さ方向に所定
間隔を置いて配置されている。前記スイッチ部2は一方
の電極板4の両端部が他方の電極板5から突出し、この
突出部9が他方の電極板5を設置した絶縁性基材3上に
固定され、更に上記絶縁性基材3の一方が導電性部材で
回路10を形成した連続体であるとともに、他方の絶縁
性基材3が不連続体であって一定間隔をおいて複数配置
されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はシート状スイッチに係り、粉体等の高さを検知できるシート状スイッ チに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のシート状スイッチは、特開昭60−150517号公報に示されるよう に、ポリエステルなどのフィルムに導電材を印刷しリード線を引き出したものの 一対を微小間隔をもって対向させ、これを上下方向より押圧することによって前 記フィルム上の導電材を接触させスイッチONにするものがある。また、上記導 電材を印刷したポリエステルフィルム間に所定厚さのスペーサを介在させたスイ ッチも提案されている。 更に、可撓性を有する一対の樹脂フィルム間に上下電極板を重ねて介在し、上 記電極板間にスペーサを配置して上下電極板間に空間部を設けたシート状スイッ チがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、樹脂のフィルムに導電材を印刷したものは、ポリエステルなどのフィ ルムを撓ましてスイッチのON、OFFを行うので、その回数を重ねることによ ってどうしてもフィルムは疲労してしまったり、更には過荷重によって破損して しまうという問題があった。 また、このスイッチは、動作荷重をはるかに越える重荷重が加わったとき、ポ リエステルフィルムが塑性変形して電極同志が密接して復元性がなくなり、また 導電性塗料が圧縮力によって破損する問題もあった。
【0004】 更に、大きな問題としては、上下電極板を一定間隔をおいて配置した上記シー ト状スイッチを粉体等の高さを検知するセンサーに使用する場合、粉体はスイッ チの樹脂フィルムに押圧力だけでなく引張り力を与えるために、連続した樹脂フ ィルムは張ってしまい、粉体の位置するスイッチの動作荷重が大きくなる欠点が あった。 本考案はこのような問題を改善するものであり、高荷重を除去しても瞬時に電 極板の変形を復元させ、かつ動作荷重の上昇を阻止したシート状スイッチを提供 する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記本考案のシート状スイッチは、可撓性を有する一対の絶縁性基材間に、上 下電極板間にスペーサを配置して上下電極板間に空間部を設けたスイッチ部が介 在され、このスイッチ部が長さ方向に所定間隔を置いて配置されたシート状スイ ッチにおいて、前記スイッチ部として上下電極板の長さが相違して、一方の電極 板の両端部が他方の電極板から突出し、この突出部が他方の電極板を設置した絶 縁性基材上に固定され、更に上記絶縁性基材の一方が導電性部材で回路を形成し た連続体であるとともに、他方の絶縁性基材が不連続体であって一定間隔をおい て複数配置されている構成からなる。 また、本考案は不連続体の絶縁性基材を構成する各短尺絶縁性基材が、それぞ れのスイッチ部を被覆するように分離して配置されているシート状スイッチや、 導電性部材の回路が連続体の絶縁性基材にのみに形成されているシート状スイッ チも含む。
【0006】
【作用】
上記シート状スイッチでは、スイッチ部が絶縁性基材間に配置された長さの異 なる電極板間にスペーサを挟持し、長尺の電極板の両端部を短尺の電極板から突 出させ、この突出部を短尺の電極板の設置されている絶縁性基材上に固定する構 成からなっているため、長尺の電極板は湾曲して短尺の電極板から分離した状態 になる。従って、スイッチ部に荷重を与えて、これを除去しても瞬時に長尺の電 極板は短尺の電極板から分離し元の位置に復元する。 しかも、上記絶縁性基材の一方を導電性部材で回路を形成した連続体にすると ともに、他方の絶縁性基材を不連続体としスイッチ部ごとに分離してこれを被覆 しているため、粉体等による絶縁性基材の引張り力は他のスイッチ部に影響を及 ぼしにくいため、それぞれのスイッチ部の動作荷重の上昇が阻止される。
【0007】
【実施例】
図1は本考案に係るシート状スイッチの要部平面図、図2は図1のA−A断面 図、そして本考案に係るシート状スイッチの平面図であり、シート状スイッチ1 はスイッチ部2がポリエステルやポリイミド等の合成樹脂フイルムからなる一対 の絶縁性基材3間に介在し、長さ方向に所定間隔を置いて配置されている。 各スイッチ部2は、弾性と導電性を持つリン青銅等の上電極板4と下電極板5 が重ねられ、この上下電極板4、5の両端部に合成樹脂からなる絶縁材のスペー サ6と粘着テープ7とを配置して、上下電極板4、5に空間部8を形成している 。
【0008】 また、上記スペーサ6はポリエステルやポリイミドなどの絶縁性樹脂フィルム が用いられ、その厚みは上電極板4と、下電極板5との間隔になる厚みであって 、0.025〜0.5mmの範囲が好ましい。0.025mm未満であると上電 極4と下電極板5との間の間隔が小さくなりすぎてスイッチの誤動作につながる ことがある。また、0.5mmを超えると上電極板2の撓わみ量が大きくなって スイッチの動作荷重が大きくなる。
【0009】 しかして、本考案では上電極板4が下電極板5より長くなっており、上電極板 4の両端部は下電極板5の端部から突出し、突出部9、9は下電極板5が設置さ れている絶縁性基材3面に粘着テープ7等で固定されている。このため、上電極 板4は突出部9を基準にして湾曲した形状になり、スペーサ6、6間に位置する 上電極板4は常時下電極板5から分離している。上電極板4が荷重を受けると、 下電極板5に接触してスイッチONになり、荷重を除去すると上電極板4は下電 極板5から瞬時に分離し復元してスイッチOFFになる。
【0010】 また、本考案では上記絶縁性基材3の一方が連続体からなる長尺絶縁性基材1 1であり、導電性塗料、導電性皮膜等の導電性部材で回路10を形成して上電極 板4と下電極板5に接触している。他方の絶縁性基材3は不連続体であって、各 短尺絶縁性基材12は 一定間隔で設けられた各スイッチ部2を被覆するように 分離して配置されている。このため、粉体等による短尺絶縁性基材12の引張り 力は他のスイッチ部−に影響を及ぼしにくいため、それぞれのスイッチ部2の動 作荷重の上昇が阻止される。 そして、この短尺絶縁性基材12には、導電性部材の回路10が形成されてい ない。従って、本実施例のシート状スイッチ1では、長尺絶縁性基材11には両 側部に上電極板2に接するライン回路13とこの回路13の間に各スイッチ部2 の下電極板3に接するライン回路14が複数本並列されている。 尚、短尺絶縁性基材12は2つのスイッチ部2を被覆するように分離して配置 されてもよいが、3つのスイッチ部2を被覆すると動作荷重が上昇する。
【0011】 以下に本考案のスイッチの動作荷重の効果を確認する。本実施例のスイッチは 図1に示す構造と基本的に同一である。 導電性塗料のライン回路を5本平行に付着した厚さ175μm、長さ1,00 0mmのポリエステルからなる長尺の樹脂フイルムを1枚と、回路を有しない厚 さ175μm、長さ250mmのポリエステルからなる短尺の樹脂フイルムを3 枚用意し、8×60×0.1mmのリン青銅板からなる3個の下電極板を300 mmの間隔を設けて長尺の樹脂フイルムに粘着テープで固着するとともに、ライ ン回路に接触させた。
【0012】 次いで、8×75×0.1mmのリン青銅板からなる3個の上電極板を厚さ1 00μmのポリエステル樹脂からなるスペーサを40mmの間隔をおいて配置固 定して下電極板に重ね、下電極板から突出した部分を長尺の樹脂フイルム上に粘 着テープにより固定し、もう一方の短尺の樹脂フイルムをそれぞれの上電極板に 被せてシート状スイッチを得た。 このシート状スイッチを粉体を入れる容器の内壁に張り付けた後、容器内に粉 体を入れて、各水準に位置しているスイッチ部の動作荷重を測定した。 その結果、粉体の量が変位しても3つのスイッチ部の動作荷重はそれぞれ4g 、6g、6gであった。
【0013】 一方、比較例1のシート状スイッチは短尺の樹脂フイルムの代わりに長尺の樹 脂フイルムを用いたものである。このシート状スイッチの3つのスイッチ部の動 作荷重はそれぞれ5g、9g、16gであった。 このように粉体の量が増して樹脂フイルムに引張り力がかかると、スイッチ部 の動作荷重が増してくることが判る。
【0014】 次に、本考案のスイッチの復元性との効果を確認する。本実施例のスイッチは 前述の構造と同一である。 また、比較例2のシート状スイッチは下電極板と上電極板の寸法が同じもので あり、厚さ100μmの片面粘着層付ポリエステル樹脂からなるスペーサ−を4 0mmの間隔をおいて上下電極板間に配置固定した。樹脂フイルムは長尺のもの を2枚使用した。 これらのスイッチに30kg/10cm×10cmの負荷を60°Cで1日中 与えた後、これを除去したときの電気抵抗値を測定した。 その結果、本実施例のスイッチでは電気抵抗値が瞬時に10MΩ以上になった が、比較例2のスイッチは10MΩになるまでに5分間要した。
【0015】
【考案の効果】
以上のように本考案のシート状スイッチでは、スイッチ部が絶縁性基材間に配 置された長さの異なる電極板間にスペーサを挟持し、長尺の電極板の両端部を短 尺の電極板から突出させ、この突出部を短尺の電極板の設置されている絶縁性基 材上に固定する構成からなっているため、長尺の電極板は湾曲して短尺の電極板 から分離した状態になり、スイッチ部に荷重を与えて、これを除去しても瞬時に 長尺の電極板は短尺の電極板から分離し元の位置に復元する。 しかも、絶縁性基材の一方を導電性部材で回路を形成した連続体にするととも に、他方の絶縁性基材を不連続体としているため、粉体等による絶縁性基材の引 張り力は他のスイッチ部に影響を与えないため、それぞれのスイッチ部の動作荷 重の上昇が阻止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るシート状スイッチの要部平面図で
ある。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本考案に係るシート状スイッチの平面図であ
る。
【符号の説明】
1 シート状スイッチ 2 スイッチ部 3 絶縁性基材 4 上電極板 5 下電極板 6 スペーサ 7 粘着テープ 8 空間部 9 突出部 10 回路 11 長尺絶縁性基材 12 短尺絶縁性基材 13 ライン回路 14 ライン回路
フロントページの続き (72)考案者 森上 圭二 神戸市長田区浜添通4丁目1番21号 三ツ 星ベルト株式会社内 (72)考案者 横山 浩三 神戸市長田区浜添通4丁目1番21号 三ツ 星ベルト株式会社内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を有する一対の絶縁性基材間に、
    上下電極板間にスペーサを配置して上下電極板間に空間
    部を設けたスイッチ部が介在され、このスイッチ部が長
    さ方向に所定間隔を置いて配置されたシート状スイッチ
    において、前記スイッチ部として上下電極板の長さが相
    違して、一方の電極板の両端部が他方の電極板から突出
    し、この突出部が他方の電極板を設置した絶縁性基材上
    に固定され、更に上記絶縁性基材の一方が導電性部材で
    回路を形成した連続体であるとともに、他方の絶縁性基
    材が不連続体であって一定間隔をおいて複数配置されて
    いることを特徴とするシート状スイッチ。
  2. 【請求項2】 不連続体の絶縁性基材を構成する各短尺
    絶縁性基材が、それぞれのスイッチ部を被覆するように
    分離して配置されている請求項1記載のシート状スイッ
    チ。
  3. 【請求項3】 導電性部材の回路が連続体の絶縁性基材
    にのみに形成されている請求項1記載のシート状スイッ
    チ。
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