JPH0579187U - パッキング - Google Patents

パッキング

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JPH0579187U
JPH0579187U JP2655692U JP2655692U JPH0579187U JP H0579187 U JPH0579187 U JP H0579187U JP 2655692 U JP2655692 U JP 2655692U JP 2655692 U JP2655692 U JP 2655692U JP H0579187 U JPH0579187 U JP H0579187U
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packing
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章 飯島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接合部近傍において、作用流体により生じる
圧力波及び衝撃力によるパッキングの破損を防止しよう
とするものである。 【構成】 パッキングを構成するパッキング本体の内周
に沿って、例えばスチールウール等からなる圧力緩衝部
を配設することにより、この緩衝部の変形により、作動
流体の圧力波及び気泡の潰れによる衝撃波を吸収するこ
とで、直接作動流体の圧力波及び衝撃力がパッキング本
体を構成する弾性材に作用して生じるパッキングの変
形、更には破損を阻止して密閉性を保持しつつ、作動流
体の接合部からの漏出等を防止することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、水、油等の流体の通路、特にその接合部において密閉性を保持す べく挟持、固定されるパッキングの構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、水、油等の流体の通路、特にその接合部において密閉性を保持すべく挟 持、固定されるパッキングは、例えばアルミニウム、銅又は鉄等の金属板の上下 面にゴム等の弾性体を一体に接合してなるものが一般的であり、このパッキング を接合部に挟持、固定させることにより、金属製板体の上下面に一体に接合され たゴム等の弾性体が固定時の圧力により変形することによって、上記水、油等の 流体の通路、特に接合部における面の不整合を吸収し密閉性を保持するものであ る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来のものにおいては、流体の通路を流れる水又は油等の作動流 体の圧力が高圧であり、かつその作動流体による圧力変動が大きい場合には、パ ッキングの近傍において作動流体中に含有される気泡が顕在化し、さらに作動流 体を通して伝達される圧力波と、この圧力波により潰れる気泡が生じる衝撃力( キャビテーションエロージョン)とが、作動流体の通路の接合部において挟持、 固定されるパッキングの、金属板の上下面に一体に接合されるゴム等の弾性体に 広く作用しすることにより、この弾性体の外部方向に向かっての変形を招き、最 終的には外部まで、圧力波及び衝撃力による弾性体の変形が貫通してしまい、接 合部における密閉性を損ね、作動流体の漏出等を発生させるおそれがある。
【0004】 そのため、かかる接合部における密閉性を保持するガスケットに対して樹脂コ ーティングを施してなるもの(実開昭60−156287号)が提案されている が、樹脂コーティング自体は作動流体による気泡の発生を防止することができず 、この気泡の潰れに伴って発生する衝撃力(キャビテーションエロージョン)に 対して強度が低いことから、気泡が潰れることにより発生する衝撃力(キャビテ ーションエロージョン)によって樹脂コーティングに穿孔が生じ、この樹脂コー ティングに生じた穿孔を通じて金属部分が侵食され、十分な密閉性を保持するこ とができなくなる場合がある。
【0005】 そこで、この考案は上記従来のものの有する欠点を改善するものであり、簡単 な構造により、作動流体によって生じた気泡の潰れによる衝撃波を原因とするパ ッキングの変形を防止すべく、圧力波自体を吸収させようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そのために、密閉性を保持すべく接合部に挟持、固定され、金属板よりなるパ ッキング本体の内周に、スチールウール等からなる圧力緩衝部を配設してなるも のである。
【0007】
【作用】
上記構成を具えるので、接合部の間に挟持、固定されるパッキングに対して、 圧力波及びこの圧力波によってパッキングの近傍において発生する気泡の潰れに よる衝撃力が加わっても、パッキング本体の内周に配設されるスチールウール等 からなる緩衝部が変形することにより分散されて吸収されるため、直接作動流体 による圧力波及び気泡の潰れによる衝撃力がパッキング本体を構成する弾性材に 作用し破損して生じる燃料等の流体の漏出を防止できる。
【0008】
【実施例】
この考案を図に示す実施例により更に説明する。(1)は、この考案の実施例 を具えるディーゼルエンジン等に使用される燃料配管であり、このディーゼルエ ンジンの燃料配管(1)は、フィードポンプから圧送されてくる燃料が通るパイ プ(2)を一体にロー付け接合するアイユニオン(3)と、このアイユニオン( 3)とジョイントボルト(4)を介して固定され、一体に流路(6)を形成して 成るフューエルフィルター取付部(5)から構成され、アイユニオン(3)とジ ョイントボルト(4)の間及びアイユニオン(3)とフューエルフィルター取付 部(5)との間には、密閉性を維持すべくパッキング(7)が挟持固定されてい るものである。
【0009】 そして、この燃料配管(1)において、アイユニオン(3)とジョイントボル ト(4)の間及びアイユニオン(3)とフューエルフィルター取付部(5)との 間に挟持、固定してなるパッキング(7)は、金属板(9)の上下面に一体に弾 性材(10)を接合させてなるパッキング本体(8)の内周に、スチールウール 等からなる圧力緩衝部(11)を、接着或はパッキング本体(8)をかしめるこ とにより一体に固定して配設してなるものである。
【0010】 この考案は以上の構成を具えるので、フィードポンプからアイユニオン(3) に一体に接合されるパイプ(2)内を燃料(12)(黒矢印)が圧送されると、 このパイプ(2)内を圧送される燃料が、アイユニオン(3)とフューエルフィ ルター取付部(5)を一体にするジョイントボルト(4)に当り攪拌されること により生じる気泡(13)がアイユニオン(3)上部のパッキング(7)の内周 近傍に貯留することになる(図3)。
【0011】 このとき、アイユニオン(3)上部のパッキング(7)の内周近傍に貯留する 気泡(13)において、更に燃料(12)の圧送により生じる圧力波及び、この 圧力波により気泡(13)が潰れることにより生じる衝撃波(キャビテーション エロージョン)が、アイユニオン(3)とジョイントボルト(4)との間に挟持 、固定されるパッキングに対して負荷を加えることとなっても、パッキング本体 (2)の内周に配設されるスチールウール等からなる圧力緩衝部(11)が、こ の圧力波及び衝撃波(キャビテーションエロージョン)によって変形することに より分散されて吸収されるため、直接作動流体である圧送される燃料(12)が 、圧力波及び気泡(13)の潰れによる衝撃力によってパッキング本体(2)を 構成する弾性材(10)に作用して破損させることで生じる、このパッキング( 7)の破損部より作動流体である燃料(12)等が漏出することを防止できるも のである。
【0012】 なお、この実施例においては、金属板(9)間に弾性材(10)を接合してな るパッキング本体(8)の内周にスチールウール等の圧力緩衝部(11)を配設 することで、この圧力緩衝部(11)の変形により圧力波及び気泡(13)が潰 れることによる衝撃力を吸収し、パッキング本体(8)への破損を防止しようと するものであるが、このスチールウール等からなる圧力緩衝部(11)の他にも 、圧力緩衝部(11)にアルミ発泡材や粗度の高い焼結金属、或は樹脂発泡体を 使用しても良く、また弾性材(10)を挟持する金属板(9)の内周に径方向に 向かって複数のスリット(14)を設けてなるものとしたり、上記金属板(9) の内周に沿って複数の凹陥部(15)を配置しても良いものである。
【0013】
【考案の効果】
以上のとおり、作動流体の圧力波及び作動流体の圧送により生じる気泡の潰れ による衝撃力を吸収する圧力緩衝部をパッキングを構成するパッキング本体の内 周に沿って配設することにより、作動流体の圧力波及び作動流体の圧送により生 じる気泡の潰れによる衝撃力を変形することにより吸収し、パッキングを構成す る弾性材の破損を防止することができ、またその吸収構造も簡易なものとするこ とができるので安価に確保することも可能となる上、互換性があることからあら ゆる部品に使用することができる優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を具える燃料配管の部分断面
図である。
【図2】この考案の実施例であるパッキングの構造を示
す拡大断面図である。
【図3】このパッキングの取付状態を示す要部拡大断面
図である。
【図4】この考案のその他の実施例であるパッキングに
使用される金属板の平面図である。
【図5】同様に、その他の実施例であるパッキングに使
用される金属板の平面図である。
【符号の説明】
1 燃料配管 2 パイプ 3 アイユニオン 4 ジョイントボルト 5 フューエルフィルター取付部 6 流路 7 パッキング 8 パッキング本体 9 金属板 10 弾性材 11 圧力緩衝部 12 燃料 13 気泡 14 スリット 15 凹陥部
【手続補正書】
【提出日】平成4年4月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉性を保持すべく接合部に挟持、固定
    され、金属板よりなるパッキング本体の内周に、スチー
    ルウール等からなる圧力緩衝部を配設してなるパッキン
    グ。
JP1992026556U 1992-03-31 1992-03-31 パッキング Expired - Fee Related JP2575373Y2 (ja)

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JPH0579187U true JPH0579187U (ja) 1993-10-26
JP2575373Y2 JP2575373Y2 (ja) 1998-06-25

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02292596A (ja) * 1989-03-22 1990-12-04 Jean Walterscheid Gmbh 旋回ねじ締め機構
JPH04107362A (ja) * 1990-08-28 1992-04-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd シールパッキン

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02292596A (ja) * 1989-03-22 1990-12-04 Jean Walterscheid Gmbh 旋回ねじ締め機構
JPH04107362A (ja) * 1990-08-28 1992-04-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd シールパッキン

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JP2575373Y2 (ja) 1998-06-25

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