JPH0578952A - レピア織機用給糸カツタ - Google Patents
レピア織機用給糸カツタInfo
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- JPH0578952A JPH0578952A JP31130191A JP31130191A JPH0578952A JP H0578952 A JPH0578952 A JP H0578952A JP 31130191 A JP31130191 A JP 31130191A JP 31130191 A JP31130191 A JP 31130191A JP H0578952 A JPH0578952 A JP H0578952A
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- JP
- Japan
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- yarn
- cutter
- weft
- rapier
- movable blade
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 給糸カッタを高速化に対応可能な回転式のも
のとして構成し、給糸カッタの回転運動によってヤーン
ガイドの機能を分担させ、ヤーンガイドの駆動機構や給
糸カッタの駆動機構を簡略化することである。 【構成】 給糸カッタの固定刃に対して可動刃を回転式
とし、この可動刃にヤーンフックを突出状態で取り付け
ている。このヤーンフックは回転中に変位したよこ糸を
引っ掛けてレピアヘッドの把持位置に案内してから、開
放状態の固定刃と可動刃との間に導く。レピアヘッドが
案内されたよこ糸を完全に把持した後に、可動刃は固定
刃の位置を通過し、よこ糸をレピアヘッドと織布の給糸
側端部との間で切断する。
のとして構成し、給糸カッタの回転運動によってヤーン
ガイドの機能を分担させ、ヤーンガイドの駆動機構や給
糸カッタの駆動機構を簡略化することである。 【構成】 給糸カッタの固定刃に対して可動刃を回転式
とし、この可動刃にヤーンフックを突出状態で取り付け
ている。このヤーンフックは回転中に変位したよこ糸を
引っ掛けてレピアヘッドの把持位置に案内してから、開
放状態の固定刃と可動刃との間に導く。レピアヘッドが
案内されたよこ糸を完全に把持した後に、可動刃は固定
刃の位置を通過し、よこ糸をレピアヘッドと織布の給糸
側端部との間で切断する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レピア織機用の回転式
給糸カッタの改良に関する。
給糸カッタの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】レピア織機では、よこ入れすべきよこ糸
を選択して待機位置から変位させてから、レピアヘッド
で変位状態のよこ糸を把持して、レピアヘッドのよこ入
れ運動によってたて糸開口中によこ入れする。このよこ
入れ開始前に、よこ糸は、レピアヘッドと織布の給糸側
端部との間で給糸カッタによって切断される。このよう
に、レピア織機のよこ入れでは、よこ入れすべきよこ糸
をレピアの把持位置に案内し、また切断のために給糸カ
ッタに導く必要がある。
を選択して待機位置から変位させてから、レピアヘッド
で変位状態のよこ糸を把持して、レピアヘッドのよこ入
れ運動によってたて糸開口中によこ入れする。このよこ
入れ開始前に、よこ糸は、レピアヘッドと織布の給糸側
端部との間で給糸カッタによって切断される。このよう
に、レピア織機のよこ入れでは、よこ入れすべきよこ糸
をレピアの把持位置に案内し、また切断のために給糸カ
ッタに導く必要がある。
【0003】従来、一般に選択されたよこ糸を給糸カッ
タに導く方法としては、給糸カッタと別にヤーンフック
を設ける場合、レピア自体の運動を使用する場合とがあ
る。
タに導く方法としては、給糸カッタと別にヤーンフック
を設ける場合、レピア自体の運動を使用する場合とがあ
る。
【0004】給糸カッタと別にヤーンフックを設ける場
合に、選択されたよこ糸をヤーンフックによってレピア
と給糸カッタとに導く必要があるため、ヤーンフックを
上下方向に傾斜させて往復運動させている。このため、
それらの駆動機構が複雑になり、また給糸カッタとヤー
ンフックごとに同期状態の駆動手段が必要となる。な
お、この場合の給糸カッタは、固定刃に対し可動刃を揺
動させる鋏式のカッタである。
合に、選択されたよこ糸をヤーンフックによってレピア
と給糸カッタとに導く必要があるため、ヤーンフックを
上下方向に傾斜させて往復運動させている。このため、
それらの駆動機構が複雑になり、また給糸カッタとヤー
ンフックごとに同期状態の駆動手段が必要となる。な
お、この場合の給糸カッタは、固定刃に対し可動刃を揺
動させる鋏式のカッタである。
【0005】また、レピア自体の運動を使用する場合
に、選択されたよこ糸をレピア自体が把持して、給糸カ
ッタの作用域へ導くため、レピアの構造が複雑になり、
しかも大型となる。この場合のカッタも通常鋏式のもの
となっている。鋏式(揺動式)のカッタでは、可動刃が
切断動作を行った後に、元の状態に戻るときに、レピア
ヘッドと干渉するため、レピアヘッドがよこ入れを終え
て待機位置に復帰した後でなければ、可動刃を元の位置
に戻すことが不可能となる。したがって、揺動式の給糸
カッタでは、織機の高速化に充分対応できないことにな
る。
に、選択されたよこ糸をレピア自体が把持して、給糸カ
ッタの作用域へ導くため、レピアの構造が複雑になり、
しかも大型となる。この場合のカッタも通常鋏式のもの
となっている。鋏式(揺動式)のカッタでは、可動刃が
切断動作を行った後に、元の状態に戻るときに、レピア
ヘッドと干渉するため、レピアヘッドがよこ入れを終え
て待機位置に復帰した後でなければ、可動刃を元の位置
に戻すことが不可能となる。したがって、揺動式の給糸
カッタでは、織機の高速化に充分対応できないことにな
る。
【0006】なお、レピア織機やその他の無杼織機用の
給糸カッタとして、鋏式(揺動式)のものと回転式のも
のとがあり、それらは特開昭61−146846号公
報、特開昭60−209055号公報、特開昭64−3
3246号公報、特開昭61−83354号公報や特開
昭61−225354号公報などに示されている。
給糸カッタとして、鋏式(揺動式)のものと回転式のも
のとがあり、それらは特開昭61−146846号公
報、特開昭60−209055号公報、特開昭64−3
3246号公報、特開昭61−83354号公報や特開
昭61−225354号公報などに示されている。
【0007】
【発明の目的】したがって、本発明の目的は、給糸カッ
タを高速化に対応可能な回転式のものとして構成し、給
糸カッタの回転運動によってヤーンフックの機能を分担
させ、ヤーンフックの駆動機構や給糸カッタの駆動機構
を簡略化することである。
タを高速化に対応可能な回転式のものとして構成し、給
糸カッタの回転運動によってヤーンフックの機能を分担
させ、ヤーンフックの駆動機構や給糸カッタの駆動機構
を簡略化することである。
【0008】
【発明の解決手段】上記目的の下に本発明は、給糸カッ
タの固定刃に対して可動刃を回転式とし、この可動刃を
製織運動と同期して一方向に回転するカッタホルダに取
り付けており、このカッタホルダに可動刃の半径方向の
長さより長いヤーンフックを取り付けている。このヤー
ンフックは、可動刃とともに回転し、回転中に、よこ入
れ選択により変位したよこ糸を引っ掛けてレピアヘッド
の把持位置に案内してから、開放状態の固定刃と可動刃
との間に導く。レピアヘッドが案内されたよこ糸を完全
に把持した後に、可動刃は回転しながら固定刃の位置を
通過し、よこ糸をレピアヘッドと織布の給糸側端部との
間で切断する。これによって、よこ入れすべきよこ糸
は、織布の端部から分離し、レピアヘッドのよこ入れ運
動によるよこ入れを可能とする。
タの固定刃に対して可動刃を回転式とし、この可動刃を
製織運動と同期して一方向に回転するカッタホルダに取
り付けており、このカッタホルダに可動刃の半径方向の
長さより長いヤーンフックを取り付けている。このヤー
ンフックは、可動刃とともに回転し、回転中に、よこ入
れ選択により変位したよこ糸を引っ掛けてレピアヘッド
の把持位置に案内してから、開放状態の固定刃と可動刃
との間に導く。レピアヘッドが案内されたよこ糸を完全
に把持した後に、可動刃は回転しながら固定刃の位置を
通過し、よこ糸をレピアヘッドと織布の給糸側端部との
間で切断する。これによって、よこ入れすべきよこ糸
は、織布の端部から分離し、レピアヘッドのよこ入れ運
動によるよこ入れを可能とする。
【0009】このような給糸カッタではヤーンフックと
カッタの駆動源が1つですむため、構造が簡略化でき、
またそれらの動作の同期が確実であり、しかも、ヤーン
フックおよび可動刃が一方向に回転すれば足りるため、
レピアヘッドのよこ入れ動作中にも所定の回転位置に復
帰でき、したがって織機の高速運動に充分に追従でき
る。
カッタの駆動源が1つですむため、構造が簡略化でき、
またそれらの動作の同期が確実であり、しかも、ヤーン
フックおよび可動刃が一方向に回転すれば足りるため、
レピアヘッドのよこ入れ動作中にも所定の回転位置に復
帰でき、したがって織機の高速運動に充分に追従でき
る。
【0010】
【実施例】図1および図2は、レピア織機1の主要部と
の関連で、本発明のレピア織機用給糸カッタ10の取り
付け位置を示している。複数のよこ糸2は、よこ入れ側
でそれぞれ選択レバー3に通され、レピアヘッド5の通
過経路と立体的に交差し、織布4の給糸側の端部で既に
織り組織として打ち込まれたよこ糸2につながってい
る。
の関連で、本発明のレピア織機用給糸カッタ10の取り
付け位置を示している。複数のよこ糸2は、よこ入れ側
でそれぞれ選択レバー3に通され、レピアヘッド5の通
過経路と立体的に交差し、織布4の給糸側の端部で既に
織り組織として打ち込まれたよこ糸2につながってい
る。
【0011】レピアヘッド5は、C字状断面のレピアガ
イド6に案内され、たて糸7の開口8の方向によこ入れ
運動として往復直線運動可能な状態で配置されており、
先端部分でよこ糸2の把持のために溝状の把持部51を
形成し、またこの把持部51の近くで糸押え52を有し
ている。
イド6に案内され、たて糸7の開口8の方向によこ入れ
運動として往復直線運動可能な状態で配置されており、
先端部分でよこ糸2の把持のために溝状の把持部51を
形成し、またこの把持部51の近くで糸押え52を有し
ている。
【0012】そして、本発明のレピア織機用給糸カッタ
10は、織布4のよこ入れ側の端部で、レピアガイド6
に形成されたU字状の切り欠き61の部分に臨み、筬9
の筬打ち運動の障害とならない位置に傾斜状態で設けら
れている。
10は、織布4のよこ入れ側の端部で、レピアガイド6
に形成されたU字状の切り欠き61の部分に臨み、筬9
の筬打ち運動の障害とならない位置に傾斜状態で設けら
れている。
【0013】図3および図4は、レピア織機用給糸カッ
タ10の構成を示している。レピア織機用給糸カッタ1
0は、固定刃12、可動刃13、ヤーンフック14およ
び回転軸15に取り付けられたカッタホルダ16などに
よって組み立てられている。固定刃12は、板ばね17
を介在させながら、ばねホルダ18に対し板ばね17の
付勢方向に変位可能な状態で、2本の案内ピン11によ
りブラケット19に取り付けられている。
タ10の構成を示している。レピア織機用給糸カッタ1
0は、固定刃12、可動刃13、ヤーンフック14およ
び回転軸15に取り付けられたカッタホルダ16などに
よって組み立てられている。固定刃12は、板ばね17
を介在させながら、ばねホルダ18に対し板ばね17の
付勢方向に変位可能な状態で、2本の案内ピン11によ
りブラケット19に取り付けられている。
【0014】そして、回転軸15は、ブラケット19の
内部の玉軸受け20と、他方のギヤボックス21の内部
の玉軸受け22によって回転自在に支持されており、レ
ピア織機1の主軸の回転と連動する駆動軸23、ベベル
ギヤ24、25によって一方向に回転駆動されるように
なっていて、ブラケット19側の端部でカッタホルダ1
6を回り止め状態で支持し、このカッタホルダ16によ
って可動刃13を固定刃12に対向させながら擦り合う
状態で対向させている。
内部の玉軸受け20と、他方のギヤボックス21の内部
の玉軸受け22によって回転自在に支持されており、レ
ピア織機1の主軸の回転と連動する駆動軸23、ベベル
ギヤ24、25によって一方向に回転駆動されるように
なっていて、ブラケット19側の端部でカッタホルダ1
6を回り止め状態で支持し、このカッタホルダ16によ
って可動刃13を固定刃12に対向させながら擦り合う
状態で対向させている。
【0015】また、ヤーンフック14は、可動刃13の
半径方向の長さより長く、可動刃13の背面側に取り付
けねじ26などによって固定されており、回転軌跡の接
線方向から見てほぼZ状となっており、固定刃12と向
き合う位置で可動刃13より突出した状態でへの字形に
形成されており、可動刃13と向き合う位置で引っ掛け
部14aとそれに続く案内部14bを形成している。
半径方向の長さより長く、可動刃13の背面側に取り付
けねじ26などによって固定されており、回転軌跡の接
線方向から見てほぼZ状となっており、固定刃12と向
き合う位置で可動刃13より突出した状態でへの字形に
形成されており、可動刃13と向き合う位置で引っ掛け
部14aとそれに続く案内部14bを形成している。
【0016】図5および図6は、動作の順序を示してい
る。レピア織機1の運転時に、駆動軸23は、レピア織
機1の主軸と所定の回転比で連動し、回転軸15を回転
させて、可動刃13を反時計方向に回転させている。一
方、複数のよこ糸2は、それぞれの選択レバー3を通っ
て織布4の端部につながっている。選択レバー3が待機
位置にあるとき、よこ糸2は、切り欠き61の上方位置
でヤーンフック14の回転軌跡域に臨んでいない。しか
し、選択レバー3が待機位置から選択位置へと移動する
と、選択されたよこ糸2は、ヤーンフック14の回動軌
跡域と交差する位置に変位する。そこで、ヤーンフック
14は、回転中に、引っ掛け部14aで待機位置から変
位したよこ糸2を引っ掛けて、固定刃12の方向に移動
させる。この間に、よこ糸2は、ヤーンフック14の回
転に伴い、案内部14bを滑りながら可動刃13の方向
に導かれていく。
る。レピア織機1の運転時に、駆動軸23は、レピア織
機1の主軸と所定の回転比で連動し、回転軸15を回転
させて、可動刃13を反時計方向に回転させている。一
方、複数のよこ糸2は、それぞれの選択レバー3を通っ
て織布4の端部につながっている。選択レバー3が待機
位置にあるとき、よこ糸2は、切り欠き61の上方位置
でヤーンフック14の回転軌跡域に臨んでいない。しか
し、選択レバー3が待機位置から選択位置へと移動する
と、選択されたよこ糸2は、ヤーンフック14の回動軌
跡域と交差する位置に変位する。そこで、ヤーンフック
14は、回転中に、引っ掛け部14aで待機位置から変
位したよこ糸2を引っ掛けて、固定刃12の方向に移動
させる。この間に、よこ糸2は、ヤーンフック14の回
転に伴い、案内部14bを滑りながら可動刃13の方向
に導かれていく。
【0017】このとき、よこ入れすべきよこ糸2は、選
択レバー3とヤーンフック14との間で直線状に張ら
れ、切り欠き61の内部にあって、レピアヘッド5の把
持部51の入り口の近くに臨んでいる。この状態でレピ
アヘッド5がよこ入れのためにレピアガイド6に沿って
よこ入れ方向に移動すると、よこ入れすべきよこ糸2は
溝状の把持部51の内部に入り、さらにその内部で糸押
え52によって把持される。
択レバー3とヤーンフック14との間で直線状に張ら
れ、切り欠き61の内部にあって、レピアヘッド5の把
持部51の入り口の近くに臨んでいる。この状態でレピ
アヘッド5がよこ入れのためにレピアガイド6に沿って
よこ入れ方向に移動すると、よこ入れすべきよこ糸2は
溝状の把持部51の内部に入り、さらにその内部で糸押
え52によって把持される。
【0018】よこ糸2が把持部51の内部で把持された
あとに、固定刃12と可動刃13とは、それらの間で選
択されたよこ糸2を切断し、織布4の端部から分離させ
る。これによって、よこ入れすべきよこ糸2は、織布4
から分離し、選択レバー3側から供給されて、レピアヘ
ッド5のよこ入れ運動により、たて糸7の開口8の中に
よこ入れできる状態となる。そこで、レピアヘッド5
は、よこ糸2を把持しながらたて糸7の開口8中に当該
よこ糸2をよこ入れし、単独でまたは受け取り側のレピ
アヘッドに引き渡して、よこ入れを行っていく。
あとに、固定刃12と可動刃13とは、それらの間で選
択されたよこ糸2を切断し、織布4の端部から分離させ
る。これによって、よこ入れすべきよこ糸2は、織布4
から分離し、選択レバー3側から供給されて、レピアヘ
ッド5のよこ入れ運動により、たて糸7の開口8の中に
よこ入れできる状態となる。そこで、レピアヘッド5
は、よこ糸2を把持しながらたて糸7の開口8中に当該
よこ糸2をよこ入れし、単独でまたは受け取り側のレピ
アヘッドに引き渡して、よこ入れを行っていく。
【0019】選択されたよこ糸2が固定刃12と可動刃
13との間で切断されるとき、ヤーンフック14は切り
欠き61の内部を通過して、レピアガイド6の下側に位
置しているため、レピアヘッド5やレピアガイド6と干
渉しない状態となっている。したがって、可動刃13お
よびヤーンフック14は、カッタホルダ16とともに引
き続き回転し、直ちに次の切断動作に備える。
13との間で切断されるとき、ヤーンフック14は切り
欠き61の内部を通過して、レピアガイド6の下側に位
置しているため、レピアヘッド5やレピアガイド6と干
渉しない状態となっている。したがって、可動刃13お
よびヤーンフック14は、カッタホルダ16とともに引
き続き回転し、直ちに次の切断動作に備える。
【0020】なお、レピアヘッド5がこの実施例のよう
によこ糸2を垂直方向に近い状態で把持する形式の場合
に、把持動作を確実化するために、必要に応じて、図6
に示すように、レピアガイド6の近くに補助ガイド27
が設けられる。この補助ガイド27は、選択レバー3が
選択位置に移動した後、斜め上方に移動することによっ
て、選択されたよこ糸2を垂直に近い状態まで傾斜させ
て、把持部51の位置に対応させる。しかし、レピアヘ
ッド5が水平に近い状態でよこ糸2を把持する形式の場
合に、選択レバー3が選択位置に移動するだけで、選択
されたよこ糸2がレピアヘッド5の把持部51によって
把持可能な姿勢となるため、補助ガイド27は、当然不
要となる。
によこ糸2を垂直方向に近い状態で把持する形式の場合
に、把持動作を確実化するために、必要に応じて、図6
に示すように、レピアガイド6の近くに補助ガイド27
が設けられる。この補助ガイド27は、選択レバー3が
選択位置に移動した後、斜め上方に移動することによっ
て、選択されたよこ糸2を垂直に近い状態まで傾斜させ
て、把持部51の位置に対応させる。しかし、レピアヘ
ッド5が水平に近い状態でよこ糸2を把持する形式の場
合に、選択レバー3が選択位置に移動するだけで、選択
されたよこ糸2がレピアヘッド5の把持部51によって
把持可能な姿勢となるため、補助ガイド27は、当然不
要となる。
【0021】
【他の実施例】上記実施例は、カッタホルダ16に1つ
の可動刃13を固設し、その可動刃13先端より半径方
向に突出した状態でヤーンフック14を取り付けている
が、カッタホルダ16に直接ヤーンフック14を可動刃
先端より半径方向に突出するように取り付けるようにし
てもよい。さらに、これらの可動刃13およびヤーンフ
ック14は、回転軸15の回転数を低くすることによっ
て、2つ以上設けることもできる。
の可動刃13を固設し、その可動刃13先端より半径方
向に突出した状態でヤーンフック14を取り付けている
が、カッタホルダ16に直接ヤーンフック14を可動刃
先端より半径方向に突出するように取り付けるようにし
てもよい。さらに、これらの可動刃13およびヤーンフ
ック14は、回転軸15の回転数を低くすることによっ
て、2つ以上設けることもできる。
【0022】
【発明の効果】本発明では、次の特有の効果が得られ
る。可動刃およびヤーンフックが一体に回転するため、
それの駆動のための駆動源が1つで足り、また両者の動
作タイミングが常にずれないため、よこ糸の案内導き動
作やよこ糸の切断動作が常に安定な状態で行える。可動
刃およびヤーンフックが回転式として簡単な構造となる
ため、高速な回転運動が可能となり、レピア織機の高速
化に充分追従できる。ヤーンフックの回転運動中に、必
要な動作時にのみレピアヘッドの移動軌跡と干渉し、そ
の後その干渉位置から外れた位置に移動しているため、
レピアヘッドのよこ入れ運動中に次の動作に備えて移動
し、直ちに次の動作に入れる姿勢になっているため、高
速回転が可能となる。
る。可動刃およびヤーンフックが一体に回転するため、
それの駆動のための駆動源が1つで足り、また両者の動
作タイミングが常にずれないため、よこ糸の案内導き動
作やよこ糸の切断動作が常に安定な状態で行える。可動
刃およびヤーンフックが回転式として簡単な構造となる
ため、高速な回転運動が可能となり、レピア織機の高速
化に充分追従できる。ヤーンフックの回転運動中に、必
要な動作時にのみレピアヘッドの移動軌跡と干渉し、そ
の後その干渉位置から外れた位置に移動しているため、
レピアヘッドのよこ入れ運動中に次の動作に備えて移動
し、直ちに次の動作に入れる姿勢になっているため、高
速回転が可能となる。
【図1】レピア織機に対し給糸カッタを取り付けた状態
の平面図である。
の平面図である。
【図2】レピア織機に対し給糸カッタを取り付けた状態
の側面図である。
の側面図である。
【図3】給糸カッタの軸の方向から見た正面図である。
【図4】給糸カッタの軸を含む平面での断面図である。
【図5】動作説明の要部の平面図である。
【図6】動作説明の要部の側面図である。
1 レピア織機 2 よこ糸 3 選択レバー 4 織布 5 レピアヘッド 6 レピアガイド 7 たて糸 8 開口 9 筬 10 レピア織機用給糸
カッタ 12 固定刃 13 可動刃 14 ヤーンフック 15 回転軸 16 カッタホルダ
カッタ 12 固定刃 13 可動刃 14 ヤーンフック 15 回転軸 16 カッタホルダ
Claims (2)
- 【請求項1】 よこ入れすべきよこ糸(2)を選択して
待機位置から変位させ、変位したよこ糸(2)をレピア
ヘッド(5)に把持させてからレピアへッド(5)と織
布(4)の給糸側端部との間でよこ糸(2)を給糸カッ
タ(10)により切断し、切断後のよこ糸(2)をレピ
アヘッド(5)のよこ入れ運動によってたて糸(7)の
開口(8)中によこ入れするレピア織機(1)におい
て、 織布(4)の給糸側端部の近くに上向き状態で固定した
固定刃(12)と、この固定刃(12)の近くで製織運
動と同期して一方向に回転するカッタホルダ(16)
と、このカッタホルダ(16)に固定され固定刃(1
2)に向き合う可動刃(13)と、可動刃(13)先端
の回転軌跡より突出した突出部で変位したよこ糸(2)
を回転中に引っ掛けてレピアヘッド(5)の把持位置に
案内し、かつ固定刃(12)と可動刃(13)との間に
導くためにカッタホルダ(16)に固設されたヤーンフ
ック(14)とからなることを特徴とするレピア織機用
給糸カッタ(10)。 - 【請求項2】 カッタホルダ(16)に固設されたヤー
ンフック(14)の回転軌跡面をレピアヘッド(5)の
移動軌跡に対して斜交させることを特徴とする請求項1
記載のレピア織機用給糸カッタ(10)。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31130191A JPH0578952A (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | レピア織機用給糸カツタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31130191A JPH0578952A (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | レピア織機用給糸カツタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0578952A true JPH0578952A (ja) | 1993-03-30 |
Family
ID=18015490
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31130191A Pending JPH0578952A (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | レピア織機用給糸カツタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0578952A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108866766A (zh) * | 2018-09-13 | 2018-11-23 | 太平洋纺织机械(常熟)有限公司 | 剑杆织机用的纬纱剪断装置 |
CN115369551A (zh) * | 2022-08-09 | 2022-11-22 | 台嘉玻璃纤维有限公司 | 一种织布机纱钩装置和织布机 |
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1991
- 1991-09-18 JP JP31130191A patent/JPH0578952A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108866766A (zh) * | 2018-09-13 | 2018-11-23 | 太平洋纺织机械(常熟)有限公司 | 剑杆织机用的纬纱剪断装置 |
CN108866766B (zh) * | 2018-09-13 | 2024-01-02 | 太平洋纺织机械(常熟)有限公司 | 剑杆织机用的纬纱剪断装置 |
CN115369551A (zh) * | 2022-08-09 | 2022-11-22 | 台嘉玻璃纤维有限公司 | 一种织布机纱钩装置和织布机 |
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