JPS6331575B2 - - Google Patents

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JPS6331575B2
JPS6331575B2 JP55133106A JP13310680A JPS6331575B2 JP S6331575 B2 JPS6331575 B2 JP S6331575B2 JP 55133106 A JP55133106 A JP 55133106A JP 13310680 A JP13310680 A JP 13310680A JP S6331575 B2 JPS6331575 B2 JP S6331575B2
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JP
Japan
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reed
shed
drum
cam
loom
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Application number
JP55133106A
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English (en)
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JPS5653235A (en
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Korin Sutorongu Barii
Miruwaado Atokinson Shiriru
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BENTOREI UIIBINGU MASHIINARII Ltd
Original Assignee
BENTOREI UIIBINGU MASHIINARII Ltd
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Publication date
Application filed by BENTOREI UIIBINGU MASHIINARII Ltd filed Critical BENTOREI UIIBINGU MASHIINARII Ltd
Publication of JPS5653235A publication Critical patent/JPS5653235A/ja
Publication of JPS6331575B2 publication Critical patent/JPS6331575B2/ja
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D49/00Details or constructional features not specially adapted for looms of a particular type
    • D03D49/68Reeds or beat-up combs not mounted on the slay
    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03CSHEDDING MECHANISMS; PATTERN CARDS OR CHAINS; PUNCHING OF CARDS; DESIGNING PATTERNS
    • D03C13/00Shedding mechanisms not otherwise provided for

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Looms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は回転式杼道形成ドラムを有する、殊に
フランス特許出願第7703110号の明細書に記載さ
れているような種類の織機と、この種の織機のた
めの筬打ち機構とに関する発明である。
前出のフランス特許明細書に記載されている織
機は、非常に高頻度のピツク挿入回数を潜在的に
有しており、しかもそのために、同様に高頻度の
筬打ち回数を要求している。この織機において
は、縦糸が突然ではなく漸次的動きによつて機械
から離れるとき、杼道が閉じるように構成されて
いる。杼道形成ドラム上に挿入される、後続する
横糸は後続の横糸挿入針との間の距離に等しい距
離だけ離されており、更に、この横糸は、筬打ち
点(fell)までの筬打ち領域に杼を介して運ばれ
る。織物技術においては、前記筬打点は、新たに
挿入された横糸を織地そのものに向つて筬打ちす
る場所として知られている。縦糸は、杼や横糸よ
り更にゆつくり運ばれる。前出のフランス特許明
細書に記載されている筬打ち機構は、横糸を織り
合わせるために傾斜して固定された一個の櫛を有
する筬打ちローラを用いている。また、西ドイツ
特許公開公報第2151579号には、回転装着具上に
個々に枢動可能に装着された複数個の筬羽を有す
る筬打ち機構が開示されており、そこには二個ま
たは三個の筬羽を支承し、且つ、バネおよび錘に
よつてこれらの筬羽を動かす筬羽装着具が設けら
れているが、この筬打ち機構は、高いピツク挿入
回数を持つ織機には適さない。そのわけは、各筬
羽が筬羽装着具に対して接線方向に引込まれるの
で、かなりの時間、横糸を下側に押圧するからで
ある。これらの筬羽は遠心力によつて突出させら
れ、筬打ち点への摩擦に抗して横糸を前進させる
ように横糸と接することはない。更にピツクアツ
プされるべき横糸を確実に筬打ち点に進めるよう
に横糸を制御する装置は何一つ開示されていな
い。目のつんだ織成においては、個々の筬羽の不
揃いは、それらの筬羽を筬羽装着具上で早計に枢
動せしめてしまつて、横糸の筬打ちに参加するこ
とができなくなるであろう。この筬打ち点は筬羽
衝接によつて決定される。従つて、これらの筬羽
はそれらの作動のために妨げとならない領域を必
要とする。
本発明の目的は、高いピツクアツプ回数で作動
し、普通織の織物および/または目のつんだ織物
を製造することのできる筬打ち機構を有する織機
を提供することである。
本発明の他の目的は、回転式織機と随意協働す
るように調整され得る筬打ち機構を提供すること
である。
本発明によれば、回転式杼道形成ドラムと、該
ドラムの周囲の縦糸を織出し機構に案内する装置
と、前記ドラムがその半径方向外側の縦糸挿入位
置から織出し位置または織口まで回動するとき
に、次々と形成される杼道中に横糸を挿入する装
置と、挿入された横糸を縦糸の間に配置するよう
に前記杼道形成ドラムの外側に伸びるように該ド
ラムに設けられる横糸制御要素と、前記杼道形成
ドラムに同調して回転する筬羽装着具を含む筬打
ち機構と、前記筬羽装着具に枢動可能に装着さ
れ、外側に伸びる筬羽を有する複数個の筬羽装置
と、各筬羽をして、縦糸が前記杼道形成ドラムの
半径方向外側の織出し位置に向かうとき、横糸を
配置せしめ、該横糸を筬打ちせしめるようにこれ
ら筬羽を制御するカム装置と、筬打ち後に各筬羽
を織地から離れさすように前記カム装置と協働し
て、前記筬羽装置装着具の回転方向とは反対方向
に筬羽を枢動せしめる装置とを備える織機が提供
される。
好適には細い指状またはリード状の筬羽を反対
方向に枢動せしめることによつて、筬羽は前方へ
の筬打ち運動の後で効果的に捕捉され、しかも筬
打ち点を甚だしく乱すことなく引込められる。ま
たカム装置は、筬羽が杼道の中の所定の位置に正
確に挿入され、そして、筬羽の円滑な後退の前
に、ゆつくり移動する縦糸の間で横糸を筬打ち点
まで進めるように、各筬羽を位置せしめる。偽造
筬羽と呼ばれる横糸制御要素は横糸挿入用針また
は他の好適な挿入装置の案内を制御し、かつ、筬
羽が引き継ぐまで筬打ち領域内に横糸を前進させ
るように働らく。
多くの筬羽装置は必要に応じて換えられる。簡
素な共通の駆動装置が用いられ、そこにおける筬
羽装置の数は杼道形成ドラム上にある杼道形成ロ
ーラの数の整数分の一である。筬羽装置装着具
は、挿入される各横糸が筬羽装置の各筬羽によつ
て筬打ちされるように杼道形成ドラムに対してあ
る割合で回転せしめられる。これらの束縛がある
中で、少なくとも四つの筬羽装置が用いられ、そ
の筬羽装置の数が杼道形成ローラの数の1/2から
1/4に相当することが好ましい。同時に筬羽装置
がその装着具上で枢動せしめられる半径は杼道形
成ローラの半径よりもかなり小さく、また筬羽の
周速度は、横糸が筬羽装置によつて筬打ち点に到
達するように前記偽造筬羽の周速よりやや低い。
更に、各筬羽装置は杼道への出這入りの間にかな
りの角度で移動せしめられる。この方法におい
て、高速作業が、一方の筬羽装置と、他方の偽造
筬羽および杼道形成ローラとの間の干渉を起こす
ことなく、確実な筬打ち作用とともに達成され
る。
横糸制御要素は横糸挿入針を案内するための横
方向の溝を有することが好ましく、また杼道形成
ドラムは大径部と小径部とを有する複数個の前記
杼道形成ローラを持つことが好ましい。これらの
杼道形成ローラは杼道形成ドラムに関して回転可
能にされており、また、横糸制御要素の近くに配
備されている。この装置とともに、杼道形成ドラ
ムと筬羽装置との予め決められた速度比が、引き
続いて行なわれる筬羽の挿入の間に、杼道形成ロ
ーラおよび偽造筬羽をして、筬打ち機構内を通過
せしめる。
筬羽装着具は、実質的に円筒ドラム状本体とカ
ム装置とを備え、該本体はその両端において駆動
可能に連結された平行かつ回転可能な副軸によつ
て回転可能にされ、またカム装置は前記装着具本
体内の固定軸上に互いに軸線方向に隔置された複
数個のカム本体を備えていることが有利である。
この装置は軸線方向に隔置された位置で、各筬羽
装着具と各筬羽それ自体の同時かつ歪みのない動
きを確保せしめる。同時に、カム装置は、コンパ
クトに収容され、直接操作される。また、筬羽装
置の回転重量は軽量に保たれる。
前記筬羽装置装着具本体は、筬羽装置の枢動運
動を制限するための衝接部材を有しており、筬羽
装置はバネによつてカム輪郭に追従するように付
勢されている。バネは遠心力に抗するように利用
され、かつ、必要の場合、カム装置によつて画成
される位置から筬羽装置をやや離脱させしめる。
前記衝接部材は、好適には弾性プラスチツク部材
から造られていて、過度の枢動運動を抑制する。
カム装置は、各筬羽の引込み動作のための段部
を有するカタツムリ形のカム軌道を備え、また角
度位置の調整が可能である。カム装置をある特定
の角度位置にセツトすることによつて、筬羽が引
込まれる位置は確実に予め設定される。筬打ち点
は杼道形成ドラムに関して固有の位置に置くこと
ができ、また、筬打ち時機は杼道の開放または閉
鎖を早め、または、遅らせるように変更され得
る。カム装置がセツトされている角度の変更は、
横糸が筬羽によつてピツクアツプされる状態に大
きく影響することはない。
織出し機構は、織地を前記筬羽装置装着具から
離反せしめて保持し、また筬打ち点を予め定めら
れた位置に限定するための案内部材を有している
と有利である。この案内部材は、杼道形成ドラム
に対して半径方向外側に隔置され、縦糸をこのド
ラムから離脱せしめる。斯くして、この案内部材
は、予め定められた状態と位置にある各偽造筬羽
間から縦糸が放逐されることを確実にする。続い
て、筬羽が横糸を筬打ち点に進めるように引継
ぐ。
前記筬羽装置装着具と杼道形成ドラムとの同期
する回転の時機を変更する装置を備えていると好
ましい。こうして、筬羽は、偽造筬羽が筬羽を通
過して移動せしめられる時、偽造筬羽の背後に侵
入することができる。そして、その侵入移動の時
機は、正しい横糸引継ぎ作動を達成するように早
めることも、また遅らせることもできる。
前記した各態様を用いる全体の作動は、別々の
ピツクアツプ回数によつて目のあらい織成も、ま
た目のつんだ織成も可能にすることのできる確実
な筬打ちを提供する。本発明の杼道形成ドラムと
筬打ち機構は、コンパクトな機構の中に、有害な
干渉を起こすことなく、前記ドラムから筬打ち機
構へ横糸制御を移し渡すことを一対となつて果た
す。
また、本発明の筬打ち機構は、たとえ、かなり
ゆつくり動く縦糸内の筬打ち領域に相当な速度で
前進する横糸に筬打ちがなされたときでも、充分
な筬打ち作動を与えることができる。
以下、添附の図面に従つて本発明の織機を更に
詳細に説明する。
フランス特許出願第7703110号の明細書に開示
されている形式の織機は、第1図には一部省略し
て示されているが、八個のローラ2と同じく八個
の横糸制御要素または偽造筬羽4を持つ、詳細に
は図示されていない回転式杼道形成ドラムを有し
ている。各ローラ2は、前述ドラムが回転せしめ
られ、該ドラムの周速度よりかなりゆつくりと縦
糸が前進させられるとき、符号5で示される縦糸
を形成する糸に沿つて回転するための小径部およ
び大径部を形成形するように回転軸上に設けられ
ている円盤から成る。ローラ2の回転によつて形
成される杼道が第1図に符号6で示される位置か
ら、符号8で示される織出し位置又は織口に進展
せしめられるとき、横糸挿入針10が杼道内に移
動して横糸を挿入し、その後引戻される。この横
糸挿入針10は各々のローラに近接配備される偽
造筬羽装置によつて形成される溝12を通つて移
動せしめられる。偽造筬羽4は縦糸5の間に通常
突出せしめられている上部後方横糸案内要素7を
有している。杼道形成ドラムと各横糸挿入針の作
動は前記フランス特許出願の明細書に詳細に説明
されている。
前記織機は、織り上つた布地を取り出すため
に、第1図に示されるように織出し機構を有して
おり、該織出し機構は、カーブした前面端部を持
つ、実質的に半径方向に設けられた織地案内板2
0と、案内ローラ22と、大径の被駆動巻き上げ
ローラ25に弾発状態で押圧されるローラ24
と、そして案内ローラ26を含み、織地をロール
状に巻き上げるための装置とを有している。巻き
上げローラ25は、縦糸5を前進させる縦糸ビー
ム(図示せず)に従つて駆動せしめられる。
第2図に符号30で概略的に指示される筬打ち
機構は、前記案内板20の下側で、かつ、前記巻
き上げローラ25と杼道形成ドラムとの間に設置
されている。この筬打ち機構30は、多数の筬羽
装置46およびそれらの装着具32とを含む一個
の筬打ちドラムを備えている。筬羽装置のための
装着具32は突出部36と凹部38とを持つ複数
個の環状本体34から成つている。この装着具本
体34に堅固に結合するように、複数個の板片4
0が各突出部36の外周面に固着されている。こ
の板片40と突出部36の間には衝接部材42が
挿入固着されている。突出部36はまた、筬羽装
置46を枢着させるための開口44を備えてお
り、図示の実施例では、六個の筬羽装置が開口4
4に挿入される枢軸ピン56を介して装着具32
の周囲に隔設されている。筬打ちドラムの両外側
の装着具32は平歯車48をそれぞれ備えてお
り、また、装着具34には、第4図に示されるよ
うに、筬羽装置の衝接部材49のための凹陥部4
7が形成されている。
筬打ち機構30の各筬羽装置46は、第3図乃
至第5図から明らかなように、筬羽52を支持
し、各偽造筬羽4の位置に一致するように正確な
ピツチで切断された筬羽装置46と同数の基盤5
0を備えている。各基盤50は筬羽装置装着具3
2に形成された開口44に対し、枢軸ピン56に
よつて枢動状態で連結される腕金54を有してい
る。各腕金54にはフツクが設けられており、一
方、前記装着具本体34にはピン58が植込まれ
ていて、これらフツクとピンの間には、所定のカ
ム位置において筬羽装置46が凹陥部38に置か
れるように、筬羽装置46を引込み状態に付勢す
る引張バネ59が設けられている。そして、各腕
金54はカム従動子60が固着されている。
筬打ち機構全体の構成は、次のようになつてい
る。すなわち、各筬羽装置の筬羽52が、(イ)衝接
部材42に接触している基盤50の先端とともに
突出している状態と、(ロ)筬羽52が板片40によ
つて描かれる円形軌跡の内側にあつて、しかも腕
金54が、第2図に点線で示されるように、引張
バネ59の偏向力によつて衝接部材42に接触し
ているような、引込み状態との間で枢動せしめら
れるように構成されている。
前記回転式筬羽装置装着具32と筬羽装置46
との組み合わせ体は、平歯車48と装着具本体3
4とを貫通し、かつ、軸承72を介して、該組み
合わせ体をその周囲に配備せしめる、中央に配置
された固定軸70上に設けられる。この固定軸7
0は、装着具本体34に隣接して配置され、か
つ、カム従動子60と接触する複数個の固定カム
74を支承している。この固定軸70はまた、織
機の枠体76に対して半径方向に角度調整できる
状態で取り付けられている。
前記組み合わせ体は、平歯車48と噛み合う別
の平歯車80を支承する、第3図に示されるよう
な副軸78によつて固定軸70の周囲に回転せし
められる。この副軸78は、チエーン79、調整
可能な継手81およびチエーン82を介し、杼道
形成ドラム上のスプロケツト84によつて回転駆
動せしめられる。チエーンは符号85で示される
特殊スプロケツトによつて案内される。
相対速度とタイミング 織機の作動は、織成速度や、織地の目づまり具
合を増大させたり、又は、その他の織地のパラメ
ータを変更するために変えられる任意に選択され
る作動状態に関連して、以下に説明される。
杼道形成ドラムが、毎分900のピツクを挿入す
るように一分間に50回転で回転せしめられる。横
糸が各偽造筬羽のそれぞれの先端によつて引き渡
される点に当る杼道形成ドラムの半径は、該ドラ
ムの周速が秒速168cmになるように定められる。
筬羽装置装着具は一分間に900回の筬打ち作動を
与えるように一分間に150回転で回転せしめられ
る。横糸ピツクアツプ位置における各筬羽の半径
は突出状態時の筬羽の周速が毎秒約152cmになる
ように定められる。各縦糸は織密度が1m当り
600ピツクになるように毎秒2.5cmの速度で巻き取
られる。
継手81は、偽造筬羽4が関係する筬羽の列を
通過した直後に、各筬羽52が縦糸の間に突き出
るように調整される。カム74を持つ固定軸は、
筬打ち点が案内板20の端部の直下になるように
設けられている。
杼道形成 杼道形成ドラムは回転せしめられ、そして各杼
道が織地案内板に移動せしめられるとき、それら
の杼道を結果的に閉鎖するように自動的に作用す
る。各ローラ2および偽造筬羽装置は、第1図に
おいて点線で示されている外形線である弧を通つ
て移動せしめられる。第1図に示される位置にお
いて、杼道はローラP1によつて開放されたまま
の状態にある。ローラP1が上方に移動せしめら
れるとき、縦糸5の最も内側の列は、ローラP1
の小径部を渡つて、織地案内板20から、次に続
くローラP2の大径部まで略直線上に延びるよう
になる。ローラP1の大径部が、ローラP1の位
置と、第1図に示されているローラP3の略中間
位置まで移動せしめられると、杼道は閉鎖するよ
うになる。ローラP2の継続する移動が、該ロー
ラの大径部をして、最も内側にあつた縦糸列を最
も外側に押し出すことになる。斯くして、ローラ
P2が、第1図においてローラP1によつて占め
られている場所に到達するとき、杼道は既に閉じ
られていて、次の杼道が開放せしめられる位置に
来ている。
筬打ち 第1図に示されている位置の直前に、カム74
は筬羽52を最も突出せしめている。カム74
は、第2図に見られるように、筬羽を突出せしめ
るように角度αに渡つて続いている漸増する螺旋
部を有している。各筬羽が縦糸5の最も外側の列
に接近し、そして偽造筬羽4が通過した直後に、
縦糸の最も内側と最も外側の間に伸延するように
突出せしめられる。
第1図に示される位置において、杼道は閉鎖し
はじめ、そして偽造筬羽Q1は、90で示される
横糸を放逐し、そしてこの偽造筬羽Q1の背後に
ゆつくり移動させられる最突出筬羽によつて、そ
の横糸をピツクアツプせしめるように、縦糸の最
も外側の列から立ち退きはじめる。
杼道が開放しつづけているとき、筬羽R1は横
糸90を筬打ち点まで進め、そして杼道が閉鎖し
たか又は閉鎖した直後に横糸を筬打ち点に筬打ち
する。このときの杼道の閉鎖は、前記した中間位
置にあるローラP1を持つカム74の調節によつ
て定められる。
筬羽装置装着具32は引き続いて回転せしめら
れ、カム74の段部に到達する。そして、そこで
筬羽R1は筬打ち作動を完了し、後退側に枢動す
る。筬羽R1の先端は、第2図において鎖線で示
される軌跡を追従する。軌跡92で示される後方
曲折部は、筬羽装置装着具が第2図において角度
βを通過したときの筬羽R1の枢動を示してい
る。
筬羽R1が引込まされ、第1図においてR3で
示される位置をとるとき、次の開放杼道が到達
し、次の筬羽R2がローラP2の背後の横糸をピ
ツクアツプするために近づいている。このように
して、ローラおよび調整偽造筬羽装置が筬打ち機
構を通過するとき、一つの筬羽装置46はローラ
2の前方の突出状態から引込まされつつあり、も
う一つの筬羽装置46が、偽造筬羽装置の背後の
突出位置における杼道中に移動せしめられる。各
筬羽R1が引込み作動を完了すると、ローラP1
および偽造筬羽装置は、ゆつくりした筬羽の運動
に接触しないように高速度で防害しないように移
動せしめられる。なぜなら筬羽の運動はローラ2
および偽造筬羽装置の運動と重複するからであ
る。
各筬羽R1の後方枢動運動は板体40に設けら
れた衝接部材49によつて制限される。カム74
の下方の半径部は、各筬羽46をそれらの突出姿
勢に枢動せしめるようにカム従動子60を押し返
す。
目の粗い織地の場合、筬羽52は、ゆつくり動
く織地の中へ横糸を織込み、そして横糸をかき乱
さないのに足りるだけの引張バネによつて後方へ
枢動せしめられる。一方、目のつんだ織地におい
ては、各筬羽52は、瞬時に筬打ち点を押圧し、
引張バネおよび/または筬羽の筬打ち反力によつ
て生じる復帰圧によつて後方へ枢動せしめられ
る。
変形構造 第6図に示される変形構造例においては、カム
78は、筬羽装置46の枢動運動にわたる確実な
案内を発揮せしめるために凹陥部100を有して
いる。装着具54はニードル軸承102によつて
ピン状のカム従動子60を支承している。この従
動子60は板状部材104とネジ106とによつ
て装着具に保持されている。この構造は、衝接部
材42や、凹陥部47や、筬羽装置衝接部材49
や、ピン58および該ピンと組み合わされるバネ
等の使用を、もはや必要としない。作動形態は概
に説明したものと同じである。一方、製造におい
ては、いくつかの点で簡素化される。また、装置
の回転重量は減少され、確実な筬羽位置が高速作
動を可能にする。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の織機の一部切欠き側面図であ
り、第2図は第1図に示される織機の筬打ち機構
を断面で示した一部切欠き拡大側面図であり、第
3図は第1図に示される筬打ち機構および駆動構
成要素の明示のために幾つかの構成要素を取り除
いた本発明織機の平面図であり、第4図は第3図
における−線に沿つた断面図であり、第5図
は第3図における−線に沿つた断面図であ
り、そして第6図は第5図に類似して、筬打ち機
構の変形例を示す断面図である。 2……杼道形成ロール、4……横糸制御用偽造
筬羽装置、5……縦糸、20……織地案内板、3
0……筬打ち機構、32……筬羽装置装着具、4
6……筬羽装置、60……カム従動子、74……
カム装置、90……横糸。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 回転式杼道形成ドラムと、該ドラムの周囲の
    縦糸を織出し機構に案内する装置と、前記ドラム
    がその半径方向外側の縦糸挿入位置から織出し位
    置(織口)まで回動するときに、次々と形成され
    る杼道中に横糸を挿入する装置と、そして複数個
    の枢動式筬羽装置を持つ筬打ち機構とを有する織
    機であつて、回転可能な装着具32上に設けられ
    る複数個の筬羽装置46と、前記装着具32の回
    転中に、各筬羽52をして縦糸5が前記織出し位
    置に向かうときに、横糸90を配置せしめ、且
    つ、該横糸90を筬打ちせしめるように、これら
    の筬羽52の枢動位置を制御するカム装置74
    と、該カム装置と協働して、前記筬羽装置装着具
    32の回転方向とは反対方向に、前記筬羽52を
    枢動せしめる装置とを備えることを特徴とする前
    記織機。 2 前記杼道形成ドラムのが、横糸挿入用針のた
    めの横方向の開放溝を形成する横糸制御要素4を
    それぞれ有していることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項に記載の織機。 3 前記横糸制御要素4の各々は前記杼道形成ド
    ラムの周囲に配備される複数個のローラ2に近接
    配置されており、また前記ローラ2の各々は、前
    記杼道形成ドラムが縦糸に沿つて移動するとき、
    杼道を開閉せしめるようにそれぞれ大径部および
    小径部を有していることを特徴とする特許請求の
    範囲第2項に記載の織機。 4 前記筬羽装置装着具32が装着具本体34,
    40を有し、該本体34,40は一つの筬打ちド
    ラムを形成し、該ドラムの両端に駆動可能に連結
    する平行かつ回転可能な副軸78によつて、この
    本体が回転可能にされ、また、前記カム装置74
    が前記本体34,40の内側の固定軸70上に、
    軸線方向に互いに隔置された複数個のカム本体7
    4を備えることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項乃至第3項のいずれかに記載の織機。 5 前記装着具本体34,40が、前記筬羽装置
    46の各々の枢動を制限するための複数個の衝接
    部材42,49を有し、また、前記筬羽装置46
    の各々が引張バネ59によつて、カム本体74の
    輪郭に追従するようにカム本体側に付勢されてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第4項に記載
    の織機。 6 前記カム装置74が、前記筬羽装置46の
    各々の枢動運動を制御するように、それ自体を二
    重作動せしめるための溝100を有することを特
    徴とする特許請求の範囲第4項に記載の織機。 7 前記カム装置74が、各筬羽52の引込み動
    作のための段部Bを有するカタツムリ形のカム軌
    道を備え、且つ、前記引き戻しの時機を調節する
    ように角度調整可能であることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項乃至第6項のいずれかに記載の
    織機。 8 筬打ち点を所望の位置に保持するために、前
    記杼道形成ドラムの半径方向外側で、しかも前記
    回転可能な筬羽装置装着具32の上方に拡張され
    る案内部材20を備えることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項乃至第7項のいずれかに記載の織
    機。 9 前記筬羽装置装着具32と前記杼道形成ドラ
    ムの同期する回転の時機を変更するための装置8
    1が備えられていることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項乃至第8項のいずれかに記載の織機。
JP13310680A 1979-09-27 1980-09-26 Loom equipped with rotary type shuttle forming drum and beating mechanism therefor Granted JPS5653235A (en)

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