JPH057889Y2 - - Google Patents

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JPH057889Y2
JPH057889Y2 JP1987009569U JP956987U JPH057889Y2 JP H057889 Y2 JPH057889 Y2 JP H057889Y2 JP 1987009569 U JP1987009569 U JP 1987009569U JP 956987 U JP956987 U JP 956987U JP H057889 Y2 JPH057889 Y2 JP H057889Y2
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floating plate
plate
striker
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retainer plate
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車のドアに設けられるパツシブ式
シートベルトのアンカーピンやドアフツクを受け
るストライカー等を取付けるために用いられるフ
ローテイングプレートの支持構造に関する。
(従来の技術) 自動車にパツシブ式シートベルトを装備する場
合、実公昭60−34512号開示の如くシートベルト
端部のアンカープレートをドアフレームに固着
し、アンカープレートに備えるアンカーピンを受
けるためのストライカーを車体ピラー部に取付け
る必要がある。このストライカーをピラー部に取
付けるためにはピラーパネルの裏側にフローテイ
ングプレートを組込み、このフローテイングプレ
ートに備えたナツトにボルトを螺着してストライ
カーを固定するが、フローテイングプレートはピ
ラーパネルの裏側に固定されているため、アンカ
ーピンに合わせてストライカーの位置調整をする
ことができなかつた。
そこでピラーパネルの裏側にリテーナプレート
を介してフローテイングプレートを上下移動自在
に組込むことが従来から行われている。第11図
はドア閉時の断面図を示し、101はドアフレー
ム、62はピラーパネル、102はシートベル
ト、103はアンカープレート、104はアンカ
ーピン、71はストライカー、81はフローテイ
ングプレート、82はナツトであり、フローテイ
ングプレート81はリテーナプレート91にガイ
ドされている。
即ち第12図に示すようにフローテイングプレ
ート81は中間部の幅広部83がリテーナプレー
ト91の収納部92内に上下移動自在にガイドさ
れている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、斯かる従来の構造ではフローテ
イングプレート81は自重によりその幅広部材8
3がリテーナプレート91の幅広収納部92の下
端に落下してしまう。このため、車体組立ライン
でドアを組込んでからストライカー71をピラー
部に固定するに際し、フローテイングプレート8
1は常に最下端に位置しているので、ドアフレー
ム101に備えたアンカーピン104に合わせて
ストライカー71とともにフローテイングプレー
ト81を持ち上げてその位置をその都度調整する
面倒な作業を行わなければならなかつた。
つまりフローテイングプレートの位置調整は行
えるものの、常にその正規位置(所定の設定位
置)への調整が必要となつていた。
これはドアフツクを受けるストライカー等を取
付けるためのフローテイングプレートについても
同様に問題となつていた。
そこで本考案の目的は、アンカーピンやドアフ
ツクに合うストライカー等の位置がフローテイン
グプレートの車体パネルに対する移動幅の略中立
位置にくる確立が高いことに着目し、フローテイ
ングプレートを移動幅の正規位置、即ち所定の設
定位置に仮固定することにより、組立ラインでの
車体に対するストライカー等の取付けに際するフ
ローテイングプレートの位置合わせの調整が最小
限で済み、バラツキ等の発生時のみ調整作業を行
えば足りるようにしたフローテイングプレートの
支持構造を提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 以上の問題を解決して目的を達成すべく本考案
は、車体パネル62に対し移動自在に組込まれる
フローテイングプレート31の支持構造におい
て、上下および中間部にそれぞれナツト32を備
えたフローテイングプレート31を形成し、その
上部と中間部間に複数位置にて保持可能な仮止部
40を設け、この仮止部40でフローテイングプ
レート31を車体パネル62に対する移動幅の所
定の設定位置に仮止め保持するようにしたことを
特徴とする。
(作用) 仮止部40によりフローテイングプレート31
は車体パネル62に対する移動幅の所定の設定位
置、即ち正規位置に仮固定されているので、アン
カーピン104やドアフツクを受けるストライカ
ー71等を取付ける際の車体に対する位置調整が
最小限で済み、バラツキ等の発生時のみ調整作業
を行えば良くなる。
(実施例) 以下に添付図面を基に実施例を説明する。
先ず第1図乃至第5図は支持構造部のみを概略
的に表す各基本例を示し、第1図において、1は
フローテイングプレート、11はリテーナプレー
トであり、フローテイングプレート1の上下及び
中間部にはナツト2がそれぞれ備えられ、特に中
間部は幅広部3に形成され、リテーナプレート1
1にはこの幅広部3をガイドする収納部12が形
成され、この収納部12は中間部が幅広収納部1
3に、また上下部は幅狭収納部14,14にそれ
ぞれ形成され、15は取付ボルト通し用の長穴で
ある。フローテイングプレート1はその中間部の
幅広部3がリテーナプレート11に対してその幅
広収納部13内を移動する分だけ上下調整自在で
あり、第1基本例ではフローテイングプレート1
の上部及び中間部のナツト2,2間の幅狭部4と
リテーナプレート11の上部の幅狭収納部14と
の間に仮止部10を設ける。
即ちフローテイングプレート1上部の幅狭部4
の両側にそれぞれ複数個(図示では2個ずつ)の
山形部6,6を形成するとともに、リテーナプレ
ート11上部の幅狭収納部14の両側にはそれぞ
れ1個の山形部16,16を形成し、この外側の
山形部16,16を内側の山形部6,6の中間に
係合し、これによりフローテイングプレート1を
リテーナプレート11に対する上下移動幅の略中
立位置に保持する仮止部10を構成する。
斯かる状態からリテーナプレート11に対しフ
ローテイングプレート1を上下何れかに引張ると
各山形部16,16……の塑性変形により中立位
置での仮止め保持が解除され、フローテイングプ
レート1の位置調整が行える。
また第2基本例では第2図のようにフローテイ
ングプレート幅狭部4にピン7を起設し、リテー
ナプレート幅狭収納部14に仮止め用の長穴17
を形成し、この長穴17の両側に複数の山形部1
8,18を形成し、長穴17内の中間にピン7を
係合して仮止部10を構成する。
ここで、山形部を図示の如く滑らかに形成した
が、これはフリクシヨンで止まるものであれば良
く、また係合部分を破断させて調整が行えるよう
なものでも良く、係合部分の形状、方法は自由で
ある そして第3基本例では第3図のように山形部に
代えてコイルバネ21によりフローテイングされ
た駒22を内側の山形部6に弾発係合させて仮止
部10を構成し、また第4基本例では第4図のよ
うに板バネ23を内側の山形部6に直接係合させ
て仮止部10を構成した。
更に第5基本例では第5図のようにフローテイ
ングプレート幅広部3とリテーナプレート幅広収
納部13との肩部3a,13aとの間に軟らかい
上下左右4個に分割されたゴム25……を介装し
て仮止部10を構成した。
尚、仮止部の構造は以上の基本例に限らず任意
のものを採用し得、また係合個所を後調節可能な
ように多段階的に設けても良い。
次に具体的な実施例を説明するに第6図a及び
bはフローテイングプレート31を示し、その一
面には上中下のナツト32……が溶接により固着
して備えられ、各ナツト32……間は幅狭部3
4,34に形成され、各幅狭部34はナツト32
を備える面側に屈曲されており、図示では上方の
幅狭部34の両側に複数(図示では4個ずつ)の
鋭角な山形部36,36が形成されている。この
フローテイングプレート31は第7図に示すリテ
ーナプレート41にガイドされ、このリテーナプ
レート41の裏側には第8図に示すガイドプレー
ト51が溶接により固着される。このガイドプレ
ート51にはフローテイングプレート31中間部
の幅広部33と幅狭部34,34をガイドする幅
広収納部53とその上下の幅狭収納部54,54
が形成されており、図示では上下の幅狭収納部5
4の両側にそれぞれ1個ずつの鋭角な山形部56
が形成されている。
そしてリテーナプレート41には上中下の取付
ボルト通し用の長穴45……が形成され、ガイド
プレート51の中央部にも同様の長穴55が1個
だけ形成され、ガイドプレート51を左右の接合
片57,57にてリテーナプレート41の裏側に
固着する。このリテーナプレート41とガイドプ
レート51との間にフローテイングプレート31
を組込み、フローテイングプレート31の各ナツ
ト32がリテーナプレート41の各長穴45の中
央に位置する状態で仮止部40を構成する両山形
部36,56を係合し、これによりリテーナプレ
ート41に対してフローテイングプレート31を
中立状態で仮止め保持する。
第9図は車体ピラー部61内に組込んだ状態を
示し、ピラー部61は車体パネルをなすアウター
パネル62とインナーパネル63とを接合して内
部に空間が形成され、この空間内にリテーナプレ
ート41を組込んでアウターパネル62の裏側に
接合して固着し、特に後方(図示では右側)のア
ウターパネル62とインナーパネル63の接合部
間にリテーナプレート41をサンドイツチする。
この状態でアウターパネル62にはリテーナプレ
ート41の各長穴45と一致する長穴65が形成
されており、またリテーナプレート41には重量
軽減窓47が形成されている。
更にアウターパネル62の表側にストライカー
71が取付けられる。ストライカー71は第10
図に示すようにパツシブ式シートベルト用のもの
で、シートベルト端部のアンカーピン(第11図
参照)を受ける溝部72が上下2段に設けられ、
また上中下には円穴73……が形成されている。
この円穴73からボルト76を通してピラー部6
1内のフローテイングプレート31のナツト32
に緩く螺着しておく。
そしてドアを開閉してアンカーピン104に対
するストライカー71の位置合わせを行つた後、
ナツト32にボルト76を締結する。この場合、
フローテイングプレート31は正規位置(所定の
設定位置)である中立位置に保持されており、一
般にアンカーピン104はその中立位置にくる確
立が高いため、大半のものはフローテイングプレ
ート31の位置合わせの調整をすることなくスト
ライカー71の溝部72にアンカーピン104が
一致する。またバラツキの発生等により一致しな
い場合であつても、ストライカー71を上下に移
動させれば、リテーナプレート41に対するフロ
ーテイングプレート31の仮止部40の係合が解
除されるので、位置調整が簡単に行える。
以上の実施例ではバツシブ式シートベルト用の
ストライカーを取付けるためのフローテイングプ
レートを説明したが、ドアフツク用のストライカ
ー等を取付けるためのフローテイングプレートに
ついても同様である。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、フローテイング
プレートを移動幅の所定の設定位置に仮止めして
保持したため、組立ラインでの車体に対するスト
ライカー等の取付けに際してフローテイングプレ
ートの位置合わせの調整が最小限で済み、バラツ
キ等の発生時のみ調整作業を行えば足りるように
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本構造の第1基本例を示す正面図、第
2図乃至第5図は第2乃至第5基本例を示す各要
部正面図、第6図a及びbは実施例に係るフロー
テイングプレートの正面図と側面図、第7図はリ
テーナプレートの正面図、第8図はガイドプレー
トの正面図、第9図は車体ピラー部の横断面図、
第10図はストライカーの斜視図、第11図はパ
ツシブ式シートベルトのアンカーピンとの関係を
示す従来の車体ピラー部の横断面図、第12図は
従来例に係るフローテイングプレートとリテーナ
プレートの要部正面図である。 尚、図面中、31はフローテイングプレート、
32はナツト、33は幅広部、34は幅狭部、3
6は山形部、40は仮止部、41はリテーナプレ
ート、45は長穴、51はガイドプレート、53
は幅広収納部、54は幅狭収納部、55は長穴、
56は山形部、61は車体ピラー部、62は車体
パネル、65は長穴、71はストライカー、76
はボルト、104はアンカーピンである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体パネルに対し移動自在に組込まれるフロー
    テイングプレートの支持構造において、上下およ
    び中間部にそれぞれナツトを備えたフローテイン
    グプレートを形成し、その上部と中間部間に複数
    位置にて保持可能な仮止部を設け、この仮止部で
    フローテイングプレートを車体パネルに対する移
    動幅の所定の設定位置に仮止め保持するようにし
    たことを特徴とするフローテイングプレートの支
    持構造。
JP1987009569U 1987-01-26 1987-01-26 Expired - Lifetime JPH057889Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987009569U JPH057889Y2 (ja) 1987-01-26 1987-01-26

Applications Claiming Priority (1)

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JP1987009569U JPH057889Y2 (ja) 1987-01-26 1987-01-26

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Publication Number Publication Date
JPS63117647U JPS63117647U (ja) 1988-07-29
JPH057889Y2 true JPH057889Y2 (ja) 1993-02-26

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ID=30795005

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005245773A (ja) * 2004-03-04 2005-09-15 Tadayuki Tange 湯たんぽ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61176049U (ja) * 1985-04-24 1986-11-01

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JP2005245773A (ja) * 2004-03-04 2005-09-15 Tadayuki Tange 湯たんぽ

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