JPH0578865U - 機器蓋体の開閉機構 - Google Patents
機器蓋体の開閉機構Info
- Publication number
- JPH0578865U JPH0578865U JP2550092U JP2550092U JPH0578865U JP H0578865 U JPH0578865 U JP H0578865U JP 2550092 U JP2550092 U JP 2550092U JP 2550092 U JP2550092 U JP 2550092U JP H0578865 U JPH0578865 U JP H0578865U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 機器本体と蓋体とが分離可能な開閉機構にお
いて、蓋体の開閉動作を何回行っても、ピンが弛まない
機器蓋体の開閉機構を提供する。 【構成】 機器本体21と蓋体22の一辺に互い違いに
かみ合うヒンジ継手部23を形成し、該ヒンジ継手部2
3に挿入された取り外し可能なピン1を芯にして蓋体2
2が開閉する機器蓋体の開閉機構において、該ピン24
に円周溝2を設け、その円周溝2に先端が嵌まる弾性体
3を前記ヒンジ継手部23に取り付けたものである。
いて、蓋体の開閉動作を何回行っても、ピンが弛まない
機器蓋体の開閉機構を提供する。 【構成】 機器本体21と蓋体22の一辺に互い違いに
かみ合うヒンジ継手部23を形成し、該ヒンジ継手部2
3に挿入された取り外し可能なピン1を芯にして蓋体2
2が開閉する機器蓋体の開閉機構において、該ピン24
に円周溝2を設け、その円周溝2に先端が嵌まる弾性体
3を前記ヒンジ継手部23に取り付けたものである。
Description
【0001】
本考案は、機器本体と蓋体の一辺に互い違いにかみ合うヒンジ継手部を形成し 、該ヒンジ継手部に挿入された取り外し可能なピンを芯にして蓋体が開閉する機 器蓋体の開閉機構に関し、特にピンを抜くことによって蓋体が機器本体から分離 できるものに関する。
【0002】
近年の電子機器は、例えばキーボード付の機器本体とディスプレイ付の蓋体と から成り、ヒンジ継手部を介して開閉自在な構造のものが多い。このような機器 本体と蓋体とを一体不可分のものにすると、点検・修理などの場合に不便である ので、蓋体が機器本体から分離できる開閉機構が採用されるようになった。
【0003】 このように分離可能な機器蓋体の開閉機構の従来例を図4により説明する。2 点鎖線で表された機器本体21と蓋体22の一辺に、凸部22aと凹部21aと が互い違いにかみ合うヒンジ継手部23が形成されている。そして、このヒンジ 継手部23に、一端がネジ部24aであり、他端がドライバー差し込み溝24b となったピン24が螺入されている。このピン24を芯にして蓋体22が機器本 体21に対して開閉自在となっている。そして、このピン24の差し込み溝24 bにドライバーを差し込み、ネジ24aとヒンジ継手部23の螺合を弛めてピン 24を引き抜くと、蓋体22は本体21から分離できる。
【0004】
しかしながら、上述の機器蓋体の開閉機構において、蓋体22の開閉動作を繰 り返すと、ネジの弛む方向にもピンが回転するので、次第にピンが弛んで自然に 抜けてしまうというという問題点を有している。
【0005】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、機器本体と蓋体とが分離可能な開閉機構において、 蓋体の開閉動作を何回行っても、ピンが弛まない機器蓋体の開閉機構を提供する ことにある。
【0006】
上記目的を達成するために、本考案の機器蓋体の開閉機構は、機器本体と蓋体 の一辺に互い違いにかみ合うヒンジ継手部を形成し、該ヒンジ継手部に挿入され た取り外し可能なピンを芯にして蓋体が開閉する機器蓋体の開閉機構において、 該ピンに円周溝を設け、その円周溝に先端が嵌まる弾性体を前記ヒンジ継手部に 取り付けたものである。また、前記ヒンジ継手部の軸方向にスリットを設け、該 スリットは工具の先端が差し込み可能であって、前記弾性体の付勢力に対抗して ピンの端面を押せる位置に設けられたものがある。
【0007】
ヒンジ継手部に挿入されるピンに円周溝を設け、その円周溝に先端が嵌まる弾 性体をヒンジ継手部に取り付けたことで、蓋体の開閉動作によってピンが回転し てもピンが軸方向に力を受けず、軸方向に力を加えると抜ける。また、スリット に工具先端を差し込み、ピン端面を押すと軸方向力が加えられる。
【0008】
以下、本考案の実施例を図1を参照しつつ説明する。1はピン、2はピン1の 適当な位置に設けられる円周溝、3は弾性体としての板バネ、4は板バネ3をヒ ンジ継手部23に固定する固定ネジである。なお、2点鎖線で表されたヒンジ継 手部23は、図4で説明したものと同様に、機器本体21と蓋体22の一辺がそ れぞれ凹部21aと凸部22aとなってそれらが互い違いにかみ合うように形成 されている。
【0009】 固定ネジ4は、ヒンジ継手部23を形成する機器本体21と蓋体22の一辺の 蓋体22の開閉の妨げにならない適当な位置(例えば機器本体21の内側)に取 り付けられ、この固定ネジ4に板バネ3の一端3bが固定される。その板バネ3 の先端3aが嵌まり込むように、ピン1の適当な位置に円周溝2は設けられてお り、蓋体22が開閉動作を行ってもピン1は回転するだけで、軸方向に力を受け ないようになっている。このピン1をヒンジ継手部23に挿入するときは、ピン 1を外から方向に押してやれば、ピン1の端面1aが板バネ3の先端3aを簡 単に押し上げ、先端3aが円周溝2に嵌まり込む図示の位置に固定される。
【0010】 上述の機器蓋体の開閉機構の作動を説明する。蓋体22はピン1を芯として回 転することにより開閉する。この開閉動作によって、ピン1は周方向に力を受け て回転する。しかし、ピン1の円周溝2を板バネ3の先端3aによって止めてい るので、ピン1がいくら回転しても、ピン1は軸方向には力を受けず、自然に抜 けてしまうことはない。また、方向とは逆方向にピン1に軸方向の力を加える と、板バネ3の先端3aが円周溝2からピン1に乗り上げる。そうすると、簡単 にピン1は抜ける。
【0011】 次に図2及び図3より、ピン1をヒンジ継手部23より簡単に抜き出せる構造 について説明する。図2のように、ヒンジ継手部23には軸方向にスリット11 が設けられ、このスリット11を工具12の先端13が貫通して、ピン1の端面 1aに接触できるような位置にスリットの左端11aは設けられている。また、 図3のように、ピン1の端面1aに接触している工具12の先端13を方向に 動かすと、ピン1は方向に押し出され、板バネ3の先端3aを付勢力に打ち勝 って方向に押し上げる。スリット11の右端11bは、板バネ3の先端3aが ピン1の側面に乗り上げた状態で保持されるまで、ピン1を押すように長手方向 に開口している。その後は、ヒンジ継手部23よりスリット11の長さ分だけピ ン1が機器本体21端面から突出しているので、この突出部分を指などで摘んで 引き出せばよい。
【0012】
ヒンジ継手部に挿入されるピンに円周溝を設け、その円周溝に先端が嵌まる弾 性体をヒンジ継手部に取り付けたので、ピンを芯にして蓋体が開閉動作を行って も、ピンは周方向に力を受けるだけで、軸方向に力を受けないので、蓋体を何度 開閉してもピンが弛んだり自然にはずれることはなく、ピンに軸方向力を加える と抜けるので、簡単に蓋体を本体から分離することができる。また、ヒンジ継手 部のスリットに工具先端を差し込めばピン端面を軸方向に押すことができるので 、手近な工具を使って簡単に蓋体を分離させることができる。
【図1】本考案の機器蓋体の開閉機構の要部斜視図であ
る。
る。
【図2】スリット付開閉機構の要部斜視図である。
【図3】ピンの抜き出し要領を示す斜視図である。
【図4】従来の機器蓋体の開閉機構の要部斜視図であ
る。 1 ピン 2 円周溝 3 板バネ(弾性体) 11 スリット 12 工具 13 工具の先端 21 機器本体 22 蓋体 23 ヒンジ継手部
る。 1 ピン 2 円周溝 3 板バネ(弾性体) 11 スリット 12 工具 13 工具の先端 21 機器本体 22 蓋体 23 ヒンジ継手部
Claims (2)
- 【請求項1】 機器本体と蓋体の一辺に互い違いにかみ
合うヒンジ継手部を形成し、該ヒンジ継手部に挿入され
た取り外し可能なピンを芯にして蓋体が開閉する機器蓋
体の開閉機構において、該ピンに円周溝を設け、その円
周溝に先端が嵌まる弾性体を前記ヒンジ継手部に取り付
けたことを特徴とする機器蓋体の開閉機構。 - 【請求項2】 前記ヒンジ継手部の軸方向にスリットを
設け、該スリットは工具の先端が差し込み可能であっ
て、前記弾性体の付勢力に対抗してピンの端面を押せる
位置に設けられた請求項1記載の機器蓋体の開閉機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992025500U JP2579762Y2 (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 機器蓋体の開閉機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992025500U JP2579762Y2 (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 機器蓋体の開閉機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0578865U true JPH0578865U (ja) | 1993-10-26 |
JP2579762Y2 JP2579762Y2 (ja) | 1998-08-27 |
Family
ID=12167789
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992025500U Expired - Lifetime JP2579762Y2 (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 機器蓋体の開閉機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2579762Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02118078U (ja) * | 1989-03-09 | 1990-09-21 |
-
1992
- 1992-03-26 JP JP1992025500U patent/JP2579762Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02118078U (ja) * | 1989-03-09 | 1990-09-21 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2579762Y2 (ja) | 1998-08-27 |
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