JPH0578496U - ウエブロール製造機におけるウエブ切断装置 - Google Patents

ウエブロール製造機におけるウエブ切断装置

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JPH0578496U JP1951292U JP1951292U JPH0578496U JP H0578496 U JPH0578496 U JP H0578496U JP 1951292 U JP1951292 U JP 1951292U JP 1951292 U JP1951292 U JP 1951292U JP H0578496 U JPH0578496 U JP H0578496U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウエブロール製造機におけるウエブ切断装置
において、例えば切断しにくいナイロン繊維入りのウエ
ブであっても、自動でしかも確実に切断し得るようにす
る。 【構成】 ウエブ切断装置4を、巻取位置Aと仮受位置
Bとの間に張設されるウエブQをその下面側から支持で
き且つ該ウエブQの全幅に亘る長さを有する刃物移動用
のスリット71を設けた受台7と、刃先が受台7の上面
から突出した状態でスリット71内をウエブ幅方向に移
動可能なる如く設けた刃物41と、該刃物41をウエブ
幅方向に移動せしめる刃物駆動装置47と、受台7上に
張設されたウエブQをスリット71の前後両縁部上に間
隔をもって押し付ける2つの押圧部55,55を有する
押圧部材51と、該押圧部材51をウエブ押圧位置と上
方退避位置との間で上下動せしめる押圧部材駆動装置5
7とを備えて構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本願考案は、原反ロールから繰出されるウエブを所定長さづつ巻取ってウエブ ロールを製造するようにしたウエブロール製造機に関し、さらに詳しくは、その ようなウエブロール製造機におけるウエブ巻回体を切り離すためのウエブ切断装 置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えばトイレットペーパーのようなウエブロールを製造するウエブロール製造 機は、一般に、原反ロールから繰出されるウエブを巻取装置により所定長さづつ 巻取って巻回体を形成し、該巻回体をウエブが連続したままで巻取位置から仮受 位置へ移動させ、続いて巻取位置から仮受位置の間に張設されているウエブを切 断装置によって切断することにより巻回体をウエブから切り離してウエブロール を製造するようになっている。この種のウエブロール製造機に使用されているウ エブ切断装置は、一般に刃物を上方退避位置から切断位置まで下動させることに よってウエブを切断するようにした切断方式が採用されている。このような刃物 上下動式のウエブ切断装置では、刃物を1回下動させることによってウエブをそ の全幅に亘って同時に切断し得るようになっている。
【0003】 ところで、近年では、商品の高品質化志向に伴い、特に肌ざわりや水濡れ強度 などを向上させる観点から、ナイロン繊維を混入したウエブが普及している。こ のようなナイロン繊維入りのウエブは、肌ざわりや水濡れ強度などが良好となる 反面、巻回体をウエブから切り離す際の切断がしにくい性質を有している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記した従来のウエブロール製造機に使用されている刃物上下動式 のウエブ切断装置では、ウエブの全幅に亘って同時に切断する必要があるため、 例えば砕木パルプのみで製造された通常のウエブの場合は比較的容易に切断し得 るものの、上記のようにナイロン繊維入りのウエブの場合にはうまく切断できな いという問題があった。尚、このようなナイロン繊維入りのウエブを切断するに 際して、従来では刃物を手動でウエブ幅方向に移動させることによって行う例が あったが、このように手動で行うには作業員が拘束されるとともに、作業能率が 低くなる。
【0005】 本考案は、上記した従来の問題点に鑑み、例えば切断しにくいナイロン繊維入 りのウエブであっても、自動でしかも確実に切断し得るようにしたウエブロール 製造機におけるウエブ切断装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本願請求項1の考案は、原反ロールから繰出されるウエブを巻取装置により所 定長さづつ巻取って巻回体を形成し、該巻回体をウエブが連続したままで巻取位 置から仮受位置へ移動させ、続いて巻取位置と仮受位置との間に張設されている ウエブを切断装置によって切断することにより巻回体をウエブから切り離してウ エブロールを製造するようにしたウエブロール製造機おけるウエブ切断装置にお いて、巻取位置と仮受位置との間に張設されるウエブをその下面側から支持でき 且つウエブの全幅に亘る長さを有する刃物移動用のスリットを設けた受台と、刃 先が受台の上面から突出した状態でスリット内をウエブ幅方向に移動可能なる如 く設けた刃物と、該刃物をウエブ幅方向に移動せしめる刃物駆動装置と、受台上 に張設されたウエブをスリットの前後両縁部上に間隔をもって押し付ける2つの 押圧部を有する押圧部材と、該押圧部材をウエブ押圧位置と上方退避位置との間 で上下動せしめる押圧部材駆動装置とを備え、巻取位置と仮受位置との間に張設 されたウエブを押圧部材の各押圧部で押し付けた状態で刃物を移動させることに よりウエブを切断し得るようにしたことを特徴としている。
【0007】 又、本願請求項2の考案は、上記請求項1記載のウエブロール製造機における ウエブ切断装置において、押圧部材の各押圧部を相互に近接・離間方向に撓曲自 在なる弾性体で形成するとともに、該各押圧部をそれぞれ前後方向の外側に向け て下降傾斜させた状態で形成したことを特徴としている。
【0008】
【作用】
本願請求項1記載のウエブロール製造機では、巻取位置においてウエブを所定 長さだけ巻取った巻回体は、該巻取位置から仮受位置へ移動されて、巻取位置と 仮受位置との間に設けられた受台上にウエブが張設される。次にウエブ切断装置 が作動するのであるが、まず上方退避位置にあった押圧部材が押圧部材駆動装置 によって下動せしめられて、該押圧部材の2つの押圧部が受台のスリットを前後 に跨ぐ位置においてそれぞれウエブを受台上に押し付けるようになる。続いて、 この状態で刃物駆動装置が作動して刃物がスリット内をウエブ幅方向に移動し、 2つの押圧部で固定された部分の中間部のウエブをその全幅に亘って切断するよ うになる。このウエブ切断装置によれば、押圧部材の2つの押圧部でウエブを固 定した状態で、刃物を機械的に移動させてウエブを切断するようにしているので 、切断作用がスムーズに行われる。
【0009】 又、本願請求項2記載のウエブロール製造機におけるウエブ切断装置によれば 、押圧部材の2つの押圧部が弾性体で形成され、さらに該各押圧部はそれぞれ前 後方向の外側に向けて下降傾斜させた状態で形成しているので、各押圧部がウエ ブを介して受台上に押し付けられたときに、該各押圧部がそれぞれ外側に向けて 弾性変形するようになり、それによって各押圧部間にあるウエブを前後方向に緊 張させるようになる。このように、切断予定位置にあるウエブを前後方向に緊張 させると、そこに刃物を移動させたときにウエブが刃物に押されて撓むことがな くなり、切断作用がより一層スムーズに行われる。
【0010】
【考案の効果】
本願請求項1記載のウエブロール製造機におけるウエブ切断装置は、2つの押 圧部でウエブを受台上に押し付けた状態で、その各押圧部間に固定されたウエブ をウエブ幅方向に走行する刃物で切断するようにしているので、ウエブを容易に 切断でき、例えばナイロン繊維入りのウエブであってもスムーズに切断すること ができ、しかもその切断作用を自動で行うことができるという効果がある。
【0011】 又、本願請求項2記載のウエブロール製造機におけるウエブ切断装置では、押 圧部材の各押圧部がウエブを受台上に押し付けたときに、該各押圧部がその弾性 作用によりそれぞれ前後外側に変形して、各押圧部間のウエブを前後に緊張させ ることができ、刃物がその緊張状態のウエブを切断するようになるので、該ウエ ブをより一層確実に切断することができるという効果がある。
【0012】
【実施例】
図1〜図5を参照して本願考案の実施例を説明すると、この実施例のウエブロ ール製造機は、原反ロールPからウエブQを繰出すためのウエブ繰出し装置1と 、繰出されるウエブQを所定長さづつ巻芯Sの回りに巻付けるための巻取装置3 と、該巻取装置3のウエブ巻取位置A側に巻芯Sを順次1本づつ供給するための 巻芯供給装置2と、巻取装置3のウエブ巻取位置Aにおいて巻芯Sの周りに所定 長さのウエブを巻回してなる巻回体Rを該巻取位置Aから排出するための巻回体 排出装置8と、該巻取位置Aから排出された巻回体Rを一時的に保持するための 仮受装置6と、仮受位置Bに保持された巻回体RをウエブQから切り離すための ウエブ切断装置4とを備えて構成されている。
【0013】 ウエブ繰出し装置1は、原反ロールPからウエブQを一単位の長さづつ間欠的 に繰出すようになっており、その発停動作は巻取装置3と連動して行われる。
【0014】 巻取装置3は、相互に近接させた状態で相互に同一方向に回転せしめられる2 つの巻取ロール(第1の巻取ロール31と第2の巻取ロール32)と、該両巻取 ロール31,32間で形成される巻回体Rを上方から押さえる押えロール33と を有し、該3つのロール(31,32,33)間に形成されるウエブ巻取位置A において巻芯Sの回りにウエブQを巻取らせることができるようになっている。 押えロール33は、シリンダ(図示省略)によって上下に揺動せしめられるよう になっていて、巻取位置Aにおいて順次巻太っていく巻回体Rの上面側を押圧し ながら順次上動せしめられ、さらに巻取位置Aにおいて所定長さのウエブQを巻 取った後(巻取作用が停止した後)、図1に鎖線33′で示す如く上動せしめら れて、巻取位置Aにある巻回体Rを排出可能なる如く操作されるようになってい る。尚、この押えロール33は、巻芯Sの回りに切断されたウエブ先行側端を巻 付ける際には、図3において実線図示する如く巻芯Sの上面に接触する位置まで 下動する。
【0015】 巻芯供給装置2は、巻芯載置台21上にストックされている巻芯Sを、ロータ リードラム22と昇降装置23により順次1本づつ巻取位置Aの直前位置まで供 給するようになっている。尚、巻取位置Aの直前位置まで供給された巻芯Sは、 巻回体排出装置8により巻取位置Aまで押出されるようになっている。
【0016】 巻回体排出装置8は、シリンダ81が使用されており、巻取位置Aでのウエブ 巻取りが終わった直後に該シリンダ81が伸長して、プッシャー82の前方に待 機している巻芯Sを押し出すことにより、該巻芯Sを介して巻取位置Aにある巻 回体Rを該巻取位置Aから排出するようになっている。巻取位置Aから排出され た巻回体Rは、ウエブQが連続したままで受台7(後述する)を介して仮受装置 6部分まで転動する。尚、巻回体Rが巻取位置Aから排出されると、その直後に 押えロール33が下動して、次の巻芯Sを巻取位置Aに押圧保持するようになる 。又、シリンダ81のプッシャー82は、巻取位置Aに供給された巻芯Sを押え ロール33で押圧するのと相前後して後方退避位置まで後退せしめられる。
【0017】 仮受装置6は、巻取装置3から適宜間隔を隔てた位置に設置されている。この 仮受装置6は、上部に巻回体Rを載置保持し得る間隔をもって並置された2つの ロール(第1のロール61と第2のロール62)を有している。第1及び第2の 各ロール61,62は、モータ63によって左回転方向に低速で回転せしめられ 、仮受装置6上に載置された巻回体Rをウエブ巻取方向(右回転方向)に回転せ しめるようにしている。尚、仮受装置6上に載置されている巻回体RにウエブQ が連続している状態では巻取位置Aと仮受位置B間においてウエブQが緊張して 該巻回体Rは回転することがなく、切断装置4によって巻取位置Aと仮受位置B 間でウエブQが切断されたときに巻回体Rが回転せしめられて該巻回体Rの回り にウエブ切断端が巻取られるようになっている。
【0018】 巻取装置3(巻取位置A)と仮受装置6(仮受位置B)間にはウエブ切断装置 4が設けられている。このウエブ切断装置4は、巻取位置Aと仮受位置B間に張 設されるウエブQをその下面側から支持する受台7と、該受台7の下面側にあっ てウエブ幅方向に移動可能に設置した刃物41と、該刃物41をウエブ幅方向に 移動せしめる刃物駆動装置47と、受台7の上方にあって該受台7上に張設され たウエブQを押圧固定するウエブ押え装置5とを備えて構成されている。
【0019】 受台7の前後長さ方向の中間部には、該受台7上に張設されるウエブQの全幅 よりも長い範囲にスリット71が形成されている。このスリット71は例えば1 0mm程度の細幅となっている。
【0020】 刃物41は、この実施例では円盤刃物が使用されている。この刃物41は、ガ イドレール42にガイトされたスライダー43に支持されている。ガイドレール 42は受台7のスリット71と平行に設置されている。又、刃物41は、スライ ダー43に設けたブラケット44の側面に軸45で回転自在に取付けている。こ の刃物41は、受台7の下面側からスリット71内に臨ませ、且つ刃先を受台7 の上面より僅かに突出させた状態で設置している。そして、該刃物41は、スラ イダー43をガイドレール42に沿って往復移動せしめることにより、受台7の スリット71内を往復移動せしめ得るようになっている。
【0021】 又、この実施例では、刃物41が往復移動するときに該刃物41が自動的に回 転せしめられるようになっている。即ち、図4及び図5に示すように、刃物41 には同芯状にローラー91が取付けられ、又ブラケット44の側面に該刃物側ロ ーラー91とは別に左右2つのローラー92,93が取付けられ、さらに該3つ のローラー91,92,93に、両端94a,94a(図2)をそれぞれ機体側 板11,11に固定した1本の有端ベルト94を巻掛けている。尚、該有端ベル ト94はガイドレール42と平行に張設している。そして、スライダー43がガ イドレール42に沿って移動すると、刃物側ローラー91とベルト94との摩擦 力により、該刃物側ローラー91が回転して刃物41も回転せしめられるように なる。即ち、図2において、スライダー43が右位置から左方向に移動するとき には刃物41が右回転しながら移動し、逆にスライダー43が左位置から右方向 に移動するときには刃物41が左回転しながら移動するようになる。。
【0022】 刃物駆動装置47は、この実施例ではシリンダ48が採用されており、該シリ ンダ48の伸縮作動によってスライダー43をガイドレール42に対して往動又 は復動せしめ得るようにしている。尚、他の実施例では、刃物駆動装置47とし て、シリンダ48に変えて例えばモータ等による駆動方式を採用することができ る。
【0023】 ウエブ押え装置5は、受台7上に張設されたウエブQを押えるための押圧部材 51と、該押圧部材51を上下動せしめる押圧部材駆動装置57とで構成されて いる。
【0024】 押圧部材51は、横長の補強材52の下面にゴム材等からなる横長の弾性体5 3を取付け形成している。弾性体53は、ウエブ幅よりやや長い長さを有してい る。又、弾性体53の下面側には、中央部に空間部54をもって下向きの2股状 に突出する2つ(2条)の押圧部55,55が一体形成されている。この各押圧 部55,55間の間隔は、前記スリット71の幅(10mm程度)よりかなり大き く(例えば50mm程度)している。又、各押圧部55,55は、相互に近接・離 間方向に撓曲し得るようになっている。さらに、該各押圧部55,55は、それ ぞれ前後外側に向けて下降傾斜させた状態で形成している。即ち、各押圧部55 ,55は下方に向けて開くような形状となっている。
【0025】 押圧部材駆動装置57は、左右一対のシリンダ58,58を有している。この 各シリンダ58,58は、縦向きにした状態でそれぞれ押圧部材51の各端部( 補強材52の各端部)を支持固定している。そして、該シリンダ58,58の縮 小状態では押圧部材51を上方退避位置(図1、図2の実線図示位置)まで持ち 上げ、且つ該シリンダ58,58の伸長状態では押圧部材51をその各押圧部5 5,55が受台7のスリット71を前後に跨ぐ位置において受台7上のウエブQ を押圧する位置(図3、図4に示す位置)まで下動させ得るようにしている。尚 、押圧部材51が上方退避位置まで持ち上げられている状態では、該押圧部材5 1の下面と受台7の上面との間にウエブ巻回体Rを通過せしめ得るだけのスペー スが形成されるようになっている。
【0026】 上記したウエブ切断装置4は、次のように作用する。まず、巻取位置Aにおい てウエブ巻取作用中は押圧部材51が図1及び図2に示すように上動退避位置に ある。そして、ウエブ巻取作用が完了すると、巻取位置Aにおいて形成された巻 回体Rは、巻回体排出装置8によってウエブが連続したままで仮受位置Bに移動 せしめられる。この状態では、ウエブQが受台7上に張設されている。続いて、 押圧部材51が下動せしめられて、その各押圧部55,55がスリット71を前 後に跨いだ位置においてウエブQを受台7上に押し付ける。又、このとき、各押 圧部55,55は、その弾性により該各押圧部55,55間にあるウエブQを前 後に緊張させるように作用し、切断位置にあるウエブを緊張させた状態で押圧・ 固定するようになる。即ち、各押圧部55,55は、単にウエブQに接した時点 では、図4において鎖線55′,55′の状態にあるが、さらに押下げられると 各押圧部55,55がそれぞれ実線図示状態まで外側に拡開されるようになり、 そのとき両押圧部55,55間にあるウエブを前後に押し広げ、且つその状態で 固定するようになる。そして、次に、刃物41が回転しながらウエブ幅方向に移 動せしめられて、スリット71上の緊張状態にあるウエブQを該刃物41で切断 するようになる。このように、ウエブQを押圧部材51により緊張・固定させた 状態で、しかも刃物41を移動させることによって切断するようにすると、例え ばナイロン繊維入りのウエブであってもスムーズに且つ確実に切断することがで きる。
【0027】 尚、巻取位置Aと仮受位置B間においてウエブQが切断されると、仮受装置6 の各ロール61,62が回転していることにより巻回体側のウエブ切断端部が巻 回体Rの外周に巻き取られる。
【0028】 又、切断された原反ロール側のウエブ切断端部は、端部巻付装置(図示省略) によって巻取位置Aに待機している次の巻芯Sの外周に巻付けられ、続いて巻取 装置3の各ロール(両巻取ロール31,32及び押えロール33)を駆動するこ とにより、次のウエブ巻取り作業が行われる。
【0029】 仮受装置6上に載置されているウエブロールは、第1のロール61を図1にお いて符号61′で示すように上動させることにより、該仮受装置6上から次工程 側に排出される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案の実施例にかかるウエブ切断装置を備
えたウエブロール製造機の概略側面図である。
【図2】図1のIIーII矢視図である。
【図3】図1の一部状態変化図である。
【図4】図3の一部拡大図である。
【図5】図4のVーV断面図である。
【符号の説明】
3は巻取装置、4は切断装置、5はウエブ押え装置、6
は仮受装置、7は受台、41は刃物、47は刃物駆動装
置、51は押圧部材、55は押圧部、57は押圧部材駆
動装置、71はスリット、Aは巻取位置、Bは仮受位
置、Pは原反ロール、Qはウエブ、Rは巻回体である。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原反ロール(P)から繰出されるウエブ
    (Q)を巻取装置(3)により所定長さづつ巻取って巻
    回体(R)を形成し、該巻回体(R)をウエブ(Q)が
    連続したままで巻取位置(A)から仮受位置(B)へ移
    動させ、続いて前記巻取位置(A)と前記仮受位置
    (B)との間に張設されているウエブ(Q)を切断装置
    (4)によって切断することにより巻回体(R)をウエ
    ブ(Q)から切り離してウエブロールを製造するように
    したウエブロール製造機において、前記巻取位置(A)
    と前記仮受位置(B)との間に張設されるウエブ(Q)
    をその下面側から支持でき且つ該ウエブ(Q)の全幅に
    亘る長さを有する刃物移動用のスリット(71)を設け
    た受台(7)と、刃先が受台(7)の上面から突出した
    状態で前記スリット(71)内をウエブ幅方向に移動可
    能なる如く設けた刃物(41)と、該刃物(41)をウ
    エブ幅方向に移動せしめる刃物駆動装置(47)と、前
    記受台(7)上に張設されたウエブ(Q)を前記スリッ
    ト(71)の前後両縁部上に間隔をもって押し付ける2
    つの押圧部(55,55)を有する押圧部材(51)
    と、該押圧部材(51)をウエブ押圧位置と上方退避位
    置との間で上下動せしめる押圧部材駆動装置(57)と
    を備え、前記巻取位置(A)と前記仮受位置(B)との
    間に張設されたウエブ(Q)を前記押圧部材(51)の
    各押圧部(55,55)で押し付けた状態で前記刃物
    (41)を移動させることによりウエブ(Q)を切断し
    得るようにしたことを特徴とするウエブロール製造機に
    おけるウエブ切断装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の考案の構成において、押
    圧部材(51)の各押圧部(55,55)を相互に近接
    ・離間方向に撓曲自在なる弾性体で形成するとともに、
    該各押圧部(55,55)をそれぞれ前後方向の外側に
    向けて下降傾斜させた状態で形成したことを特徴とする
    ウエブロール製造機におけるウエブ切断装置。
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