JPH0578496A - 熱可塑性樹脂改質用マスターバツチの製造方法 - Google Patents

熱可塑性樹脂改質用マスターバツチの製造方法

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JPH0578496A
JPH0578496A JP26904191A JP26904191A JPH0578496A JP H0578496 A JPH0578496 A JP H0578496A JP 26904191 A JP26904191 A JP 26904191A JP 26904191 A JP26904191 A JP 26904191A JP H0578496 A JPH0578496 A JP H0578496A
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ethylene
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polybutene
olefin copolymer
temperature
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JP26904191A
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Shinichi Yagi
信一 八木
Yoshihiro Goshi
義広 合志
Saburo Matsubara
三郎 松原
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Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Petrochemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エチレン・α−オレフィン共重合体にポリブ
テンを高濃度で含有するマスターバッチを、ポリブテン
のブリードによるベタツキを生じないペレットとして長
時間安定して生産することができる製造方法を確立す
る。 【構成】 特定の性状を有するエチレン・α−オレフィ
ン共重合体30〜95重量%および特定分子量範囲のポ
リブテン5〜70重量%に、DSCによる最大ピーク温
度が上記エチレン・α−オレフィン共重合体より5℃以
上低いポリオレフィンを配合して、特定の温度範囲で混
練・押出しを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明はベタツキが少なく、作
業性の良好な熱可塑性樹脂改質用マスターバッチの製造
方法に関する。詳しくは、エチレンとα−オレフィンと
を共重合させて得られる特定の性状のエチレン・α−オ
レフィン共重合体、ポリブテンおよび特定の性状のポリ
オレフィンからなるマスターバッチの製造方法に関する
ものであり、特に、ベタツキが少なく、長期間の貯蔵に
おいてもブリードの発生がなく、ブロッキング、ブリッ
ジングなどの欠点のない作業性の良好な熱可塑性樹脂改
質用マスターバッチを提供するものである。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂を射出成形、押出成形、ブ
ロー成形、インフレーション成形等の方法で成形するこ
とにより各種の成形体、 シート、 フィルム等が製造さ
れている。一般に、そのような熱可塑性樹脂には、それ
ぞれの用途に要求される特性を付与するために、液状ま
たは固体粉末状などの各種改質剤、例えば可塑剤、充て
ん材、染料、顔料、滑剤、酸化防止剤等が配合されてい
る。これらの改質剤は、あらかじめ熱可塑性樹脂に配合
しペレット化して使用するか、あるいはあらかじめ改質
剤の含有量を多くしたマスターバッチペレットを製造
し、成形時にベース樹脂にドライブレンドして使用す
る。特に、改質剤が液状であるときは、あらかじめマス
ターバッチペレットを製造し、ドライブレンドして使用
する方法が広く採用されている。
【0003】上記改質剤としてポリブテンを用いる場合
は、ポリブテンの含有量の多いマスターバッチペレット
を製造する必要がある。しかしながら、ポリブテンは、
他のポリオレフィン系樹脂との相溶性がよくないので、
以下のような問題があった。すなわち、製造直後あるい
は数日後にはペレット表面にポリブテンがブリードして
ベタツキが多くなり、ペレット同士でブロッキングを生
じたり、ドライブレンド時にホッパー内でブリッジング
を起こして、所定量配合できなかったり、不均一なもの
となるなど作業性が著しく困難になる点である。
【0004】これらの問題点を解決するポリブテン含有
マスターバッチの製造方法として、例えば、特開平1−
201346号公報は、特定のエチレン・α−オレフィ
ン共重合体と特定の分子量範囲のポリブテンからなる2
成分系の組成物、およびこれら成分を特定の温度範囲で
混練し押出してペレットを製造する方法を提案してい
る。また、特開平2−11637号公報は、上記の成分
を150〜250℃の温度範囲で溶融混練し押出す方法
を提案している。しかし、これらの方法は、密度が比較
的小さい0.860〜0.910g/cm3 の範囲のエチレン
・α−オレフィン共重合体には適用できるが、密度が
0.910g/cm3を超える場合には長時間の貯蔵中にブリ
ードが発生し不安定なものとなる問題がある。密度が
0.910g/cm3を超えるものに対して、特開平2−11
638号公報は、エチレン・α−オレフィン共重合体の
示差走査熱量測定法(DSC)による最大ピーク温度
(Tm)より若干低い特定の温度範囲で混練し押出すこと
を提案している。しかしこの方法は混練押出機の操作に
問題があり、長時間にわたる安定した製造が困難であ
る。すなわち、実際に安定して操作できる温度範囲が狭
いため、押出し温度が制御範囲を逸脱し易く、逸脱した
際押出機内でブリードしたポリブテンがダイス付近を汚
染する結果、その後に得られたペレット表面にはポリブ
テンが付着してくる。このように、運転初期に得られる
マスターバッチペレットには問題がないが、長時間、例
えば2時間以上連続運転した後に得られるペレットには
ポリブテンが付着し、ベタツキが多くなる問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の現状に対し、広
い密度範囲のエチレン・α−オレフィン共重合体にポリ
ブテンを高濃度で含有させたマスターバッチを、ポリブ
テンのブリードによるベタツキが少なく、ドライブレン
ド時のブロッキングや、ホッパー内でのブリッジングが
なく、しかも長時間の貯蔵においてもブリード現象を生
じない優れた性状のペレットとして、連続的に長時間安
定して生産できる製造方法を確立することを課題とし
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明者らは、これら
の課題を解決するために鋭意検討した結果、広い密度範
囲の特定のエチレン・α−オレフィン共重合体とポリブ
テンに、上記共重合体とは異なる特定のポリオレフィン
を添加して、当該分野では到底考えられないような低い
温度範囲で混練し押出し成形することにより、ポリブテ
ンのブリードによるベタツキが少なく、ドライブレンド
時のブロッキングや、ホッパー内でのブリッジングなど
による作業性の低下が著しく改良され、長時間の貯蔵に
おいてもブリード現象が認めらないマスターバッチを連
続的に安定して製造する方法を見出し、本願発明に到達
したものである。すなわち本願発明は、(A)エチレン
と炭素数3〜12のα−オレフィンとを共重合させて得
られる、下記(I)〜(IV) (I)メルトフローレート(MFR) 0.01〜100g
/10min、(II)密度 0.860〜0.940g/cm3、(II
I)示差走査熱量測定法(DSC)による最大ピーク温
度(Tm)が100℃以上、(IV)沸騰n−ヘキサン不
溶分が10重量%以上の性状を有するエチレン・α−オ
レフィン共重合体を30〜95重量%、(B)数平均分
子量が300〜4,000のポリブテンを5〜70重量
%、(C)MFRが0.01〜100g/10min であり、
かつDSCによるTm が上記エチレン・α−オレフィン
共重合体のTmより5℃以上低いポリオレフィンを前記
(A)および(B)の合計量100重量部に対して1〜
50重量部含有するものを、 上記エチレン・α−オレ
フィン共重合体のTm ないし(Tm−45)℃ の温度範
囲で混練し押出すことを特徴とする熱可塑性樹脂改質用
マスターバッチの製造方法に関するものである。以下、
本願発明を詳述する。
【0007】(1)エチレン・α−オレフィン共重合体
(A) 本願発明において使用するエチレン・α−オレフィン共
重合体の製造方法は特に限定されないが、例えば、少な
くともマグネシウムおよびチタンを含有する固体触媒成
分および有機アルミニウム化合物からなる触媒の存在下
で、エチレンとα−オレフィンとを共重合して得られ
る。α−オレフィンは炭素数3〜12のものが使用でき
る。具体的には、例えばプロピレン、ブテン−1、4−
メチルペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1、デ
セン−1、ドデセン−1等が挙げられる。これらのうち
特に好ましいものは、炭素数が3〜6であるプロピレ
ン、ブテン−1、4−メチルペンテン−1およびヘキセ
ン−1である。また、本願発明の目的を逸脱しない限り
コモノマーとしてジエン類、例えばブタジエン、 1,4
−ヘキサジエンなどを併用することもできる。エチレン
・α−オレフィン共重合体中のα−オレフィンの含有量
は2〜10モル%であることが好ましい。炭素数が13
以上のα−オレフィンを用いると、ペレット表面にベタ
ツキを生じ易いので好ましくない。
【0008】使用する触媒系は、少なくともマグネシウ
ムとチタンとを含有する固体触媒成分に、有機アルミニ
ウム化合物を組み合わせたものである。該固体触媒成分
としては、例えば金属マグネシウム、水酸化マグネシウ
ム、酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、塩化マグネ
シウム等のマグネシウム塩、ケイ素、アルミニウム、カ
ルシウムから選ばれる元素とマグネシウム原子とを含有
する複塩、複酸化物、炭酸塩、塩化物あるいは水酸化物
など、更にはこれらの無機質固体化合物を含酸素化合
物、含硫黄化合物、芳香族炭化水素、ハロゲン含有物質
で処理または反応させたもの等のマグネシウムを含む無
機質固体化合物にチタン化合物を公知の方法により担持
させたものが挙げられる。上記の含酸素化合物として
は、例えば水、アルコール、フェノール、ケトン、アル
デヒド、カルボン酸、エステル、アルコキシシラン、ポ
リシロキサン、酸アミド等の有機含酸素化合物、金属ア
ルコキシド、金属のオキシ塩化物等の無機含酸素化合物
を例示することができる。含硫黄化合物としては、チオ
ール、チオエーテルのような有機含硫黄化合物、二酸化
硫黄、三酸化硫黄、硫黄のような無機硫黄化合物を例示
することができる。芳香族炭化水素としては、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、アントラセン、フェナントレ
ンのような各種の単環および多環の芳香族炭化水素化合
物を例示することができる。ハロゲン含有物質として
は、塩素、塩化水素、金属塩化物、有機ハロゲン化物の
ような化合物を例示することができる。
【0009】一方、マグネシウムを含む有機質固体化合
物に担持させるチタン化合物としては、チタンのハロゲ
ン化物、アルコキシハロゲン化物、アルコキシド、ハロ
ゲン化酸化物等を挙げることができる。チタン化合物と
しては4価のチタン化合物と3価のチタン化合物が好適
であり、4価のチタン化合物としては具体的には一般式
Ti(OR)n4-n(ここで、 Rは炭素数1〜20のアル
キル基、アリール基またはアラルキル基を示し、Xはハ
ロゲン原子を示し、nは0≦n≦4の整数である)で示
されるものが好ましく、更に具体的には四塩化チタン、
四臭化チタン、四ヨウ化チタン、モノメトキシトリクロ
ロチタン、ジメトキシジクロロチタン、トリメトキシモ
ノクロロチタン、テトラメトキシチタン、モノエトキシ
トリクロロチタン、ジエトキシジクロロチタン、トリエ
トキシモノクロロチタン、テトラエトキシチタン、モノ
イソプロポキシトリクロロチタン、ジイソプロポキシジ
クロロチタン、トリイソプロポキシモノクロロチタン、
テトライソプロポキシチタン、モノブトキシトリクロロ
チタン、ジブトキシジクロロチタン、モノペントキシト
リクロロチタン、モノフェノキシトリクロロチタン、ジ
フェノキシジクロロチタン、トリフェノキシモノクロロ
チタン、テトラフェノキシチタン等を挙げることができ
る。三価のチタン化合物としては、三塩化チタン等の三
ハロゲン化チタンが好ましい。これらのチタン化合物の
うち、四価のチタン化合物が好ましく、特に四塩化チタ
ンが好ましい。
【0010】他の触媒系の例としては、固体触媒成分と
して、いわゆるグリニヤール化合物などの有機マグネシ
ウム化合物とチタン化合物との反応生成物を用い、これ
に有機アルミニウム化合物を組み合わせた触媒系を例示
することができる。有機マグネシウム化合物としては、
例えば、一般式RMgX、R2Mg、RMg(OR)等の有機
マグネシウム化合物(ここで、Rは炭素数1〜20の有
機残基、Xはハロゲン原子を示す)およびこれらのエー
テル結合体、またこれらの有機マグネシウム化合物を更
に他の有機金属化合物、例えば有機ナトリウム、有機リ
チウム、有機カリウム、有機ホウ素、有機カルシウム、
有機亜鉛等の各種化合物を加えて変性したものを用いる
ことができる。
【0011】また他の触媒系の例としては、 固体触媒
成分として、SiO2、Al23等の無機酸化物と前記の
少なくともマグネシウムおよびチタンを含有する固体触
媒成分とを接触させて得られる固体物質を用い、これに
有機アルミニウム化合物を組み合わせたものを例示する
ことができる。 無機酸化物としてはSiO2、Al23
他にCaO、B23、SnO2等を挙げることができ、 ま
たこれらの酸化物の複酸化物もなんら支障なく使用でき
る。これら各種の無機酸化物とマグネシウムおよびチタ
ンを含有する固体触媒成分とを接触させる方法として
は、公知の方法を使用することができる。 すなわち、
不活性溶媒の存在下または不存在下に、 温度20〜4
00℃、好ましくは50〜300℃で通常5分〜20時
間反応させる方法、共粉砕処理による方法等が用いら
れ、あるいはこれらの方法を適宜組み合わせることによ
り反応させてもよい。
【0012】これらの触媒系において、チタン化合物を
有機カルボン酸エステルとの付加物として使用すること
もでき、また前記のマグネシウムを含む無機固体化合物
を有機カルボン酸エステルと接触処理させた後使用する
こともできる。また有機アルミニウム化合物を有機カル
ボン酸エステル、有機ケイ素化合物との付加物として使
用してもなんら支障はない。
【0013】上記の固体触媒成分と組み合わせるべき有
機アルミニウム化合物の具体的な例としては、 一般式
3Al、R2AlX、RAlX2、R2AlOR、RAl(O
R)X、R3Al23等の有機アルミニウム化合物(ここ
で、Rは炭素数1〜20のアルキル基、アリール基また
はアラルキル基、Xはハロゲン原子を示し、Rは同一で
もまた異なってもよい)で示される化合物が好ましく、
トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウ
ム、トリヘキシルアルミニウム、トリオクチルアルミニ
ウム、ジエチルアルミニウムクロリド、ジエチルアルミ
ニウムエトキシド、エチルアルミニウムセスキクロリ
ド、およびこれらの混合物等が挙げられる。有機アルミ
ニウム化合物の使用量は特に制限されないが、通常チタ
ン化合物に対して0.1〜1000モル倍使用すること
ができる。
【0014】また、前記触媒系をα−オレフィンと接触
させた後重合反応に用いることによって、その重合活性
を大幅に向上させ、未処理の場合よりも一層安定した状
態で運転することができる。
【0015】重合反応は通常のチーグラー型触媒による
オレフィンの重合反応と同様にして行われる。すなわち
反応は全て実質的に酸素、水等を絶った状態で、気相、
または不活性溶媒の存在下、またはモノマー自体を溶媒
として行われ、好ましくは気相または不活性溶媒の存在
下で行われる。オレフィンの重合条件は、温度が20〜
300℃、好ましくは40〜200℃であり、圧力は常
圧ないし70kg/cm2・G、好ましくは2kg/cm2・G ないし
60kg/cm2・G である。分子量の調節は重合温度、触媒
のモル比などの重合条件を変えることによってもある程
度調節できるが、重合系に水素を添加することにより効
果的に行われる。もちろん、水素濃度、重合濃度などの
重合条件の異なった2段階ないしそれ以上の多段階の重
合反応もなんら支障なく実施できる。以上の方法によ
り、本願発明の特定性状を有するエチレン・α−オレフ
ィン共重合体(A)を製造することができる。
【0016】本願発明において用いるエチレン・α−オ
レフィン共重合体(A)のメルトフローレート(MF
R)(JIS K6760準拠、 190℃、2.16kg
荷重)は、0.01〜100g/10min、好ましくは0.1
〜50g/10min、更に好ましくは0.1〜20g/10min で
ある。 密度(JIS K6760による)は0.860
〜0.940g/cm3であり、好ましくは0.910g/cm3
越えかつ0.940g/cm3以下である。更に好ましくは
0.915〜0.935g/cm3である。 示差走査熱量測定
法(DSC)による最大ピーク温度(Tm)は100℃以
上、好ましくは110〜130℃、更に好ましくは11
5〜125℃である。沸騰n−ヘキサン不溶分は10重
量%以上、好ましくは20〜95重量%、更に好ましく
は20〜90重量%である。DSCおよび沸騰n−ヘキ
サン不溶分の測定方法は後述する。エチレン・α−オレ
フィン共重合体(A)のMFRが 0.01g/10min 未満
では、 MFRが小さすぎて流動性に劣り、ペレットの
成形性が悪くなる。 また、MFRが100g/10min を
超えるとマスターバッチが軟質になりすぎ、ペレットの
表面にベタツキが発生する。また、密度が0.860g/c
m3未満では、同様にペレット表面にベタツキが発生し、
密度が0.940g/cm3を超えると、ストランド状に押出
成形することが困難になるなどペレットの成形性が低下
し、また押出成形することができたとしても長時間の貯
蔵中にブリードが発生し不安定なものとなり易い。Tm
が100℃未満では、マスターバッチ表面にベタツキが
発生する。なお、Tm が複数あるときは、最も低い温度
に相当するものをエチレン・α−オレフィン共重合体
(A)のTm とする。沸騰n−ヘキサン不溶分が10重
量%より少ないと、やはり得られたマスターバッチの表
面にベタツキが生じて好ましくない。また、これらのエ
チレン・α−オレフィン共重合体(A)は粉末状または
顆粒状のものが好ましい。
【0017】(2)ポリブテン(B) 本願発明に用いるポリブテン(B)は、その用途によっ
て広い範囲から選択でき、 例えば、工業的に通常ナフ
サクラッキングの際に得られるC4留分からブタジエン
を除いたブタン−ブテン留分を、塩化アルミニウム、シ
リカアルミナ、陽イオン交換樹脂のような酸性触媒、特
にフリーデルクラフツ型触媒の存在下で重合して得られ
る粘稠ポリマーが挙げられる。 これらのポリブテンは
通常、 数平均分子量が300〜4,000、好ましくは
400〜3,000のものが使用される。 数平均分子量
がこの範囲より小さいものは、 引火点が低くなり好ま
しくない。また長期間貯蔵した場合、一部揮散するおそ
れがある。数平均分子量がこの範囲より大きいものは、
粘度が高すぎて取扱いが困難となる。
【0018】(3)ポリオレフィン(C) 本願発明に用いるポリオレフィン(C)は、上記エチレ
ン・α−オレフィン共重合体(A)と相溶性のあるポリ
オレフィンの中から選ばれる。例えば、炭素数2〜6の
オレフィンを気相あるいは不活性溶媒の存在下でラジカ
ル発生剤またはチーグラー型触媒などの重合用触媒を用
いて重合または共重合させて得られたポリオレフィンか
ら選ぶことができる。コモノマーであるオレフィンは必
ずしも炭化水素のみである必要はなく、酢酸ビニル、ア
クリル酸エステル等のオレフィン系化合物との共重合体
であっても差し支えない。あるいはポリオレフィンに無
水マレイン酸などの極性基を導入したものでも差し支え
ない。このように、エチレン・α−オレフィン共重合体
(A)と相溶性があり、しかも後述するTm などの条件
を備えたポリオレフィンの具体的な例としては、エチレ
ンを高圧下の気相で酸素または有機過酸化物を用いてラ
ジカル重合させて得られるポリマー、すなわち、通常高
圧法低密度ポリエチレンと呼ばれるポリエチレン(以
下、LDPEと略すことがある)が挙げられる。
【0019】本願発明に用いるポリオレフィン(C)
は、MFRが0.1〜100g/10min、Tm が上記エチレ
ン・α−オレフィン共重合体(A)のTm より5℃以
上、好ましくは10℃以上低いものである。Tm が複数
あるときは最も高い温度に相当するものをポリオレフィ
ン(C)のTm とする。MFRが0.1g/10min 未満で
は、MFRが小さすぎて押出成形性が悪くなり、ペレッ
ト成形性が劣る。MFRが100g/10min を超えると、
ストランド状に押出成形した際、ストランドの表面が粘
着性を帯びて好ましくない。Tm が前記エチレン・α−
オレフィン共重合体(A)のTm よりも高いか、あるい
は低くてもその差が5℃未満であるポリオレフィン
(C)を用いると、押出し時に長時間安定した運転がで
きないなどペレットの成形性が悪くなり好ましくない。
好ましいポリオレフィン(C)としては、沸騰n−ヘキ
サン不溶分が10重量%以上のものである。沸騰n−ヘ
キサン不溶分が10重量%より少ないと、得られたマス
ターバッチの表面にベタツキが生じ易くなり好ましくな
い。
【0020】(4)配合割合 本願発明で用いるエチレン・α−オレフィン共重合体
(A)およびポリブテン(B)の配合割合は、エチレン
・α−オレフィン共重合体(A)が30〜95重量%、
好ましくは40〜90重量%、更に好ましくは45〜9
0重量%であり、ポリブテン(B)が5〜70重量%、
好ましくは10〜60重量%、更に好ましくは10〜5
5重量%である。また、ポリオレフィン(C)は、エチ
レン・α−オレフィン共重合体(A)およびポリブテン
(B)の合計量100重量部に対して1〜50重量部、
好ましくは2〜40重量部、更に好ましくは5〜30重
量部である。ポリブテン(B)の量が5重量%より少な
い場合は、熱可塑性樹脂の成形加工時にマスターバッチ
の使用量が多くなりすぎ効率が悪くなる。またポリブテ
ン配合量が70重量%より多い場合はマスターバッチ表
面にベタツキが発生して好ましくない。ポリオレフィン
(C)の配合量が1重量部より少ないと、本願発明の効
果が認められない。また50重量部より多いと、相対的
にポリブテン(B)の含有量が少なくなるため、熱可塑
性樹脂の成形加工時にマスターバッチの使用量が多くな
り効率が悪くなる。
【0021】(5)熱可塑性樹脂改質用マスターバッチ
の製造方法 本願発明の熱可塑性樹脂改質用マスターバッチは、上記
のエチレン・α−オレフィン共重合体(A)、ポリブテ
ン(B)およびポリオレフィン(C)を所定の配合割合
になるよう均一に混練した後押出して得られる。マスタ
ーバッチの形状は特に限定するものではないが、通常は
扱い易さの点からペレット状であることが好ましい。こ
れらの混練、押出しには樹脂をペレット化するための任
意の公知技術が使用できる。代表的な例として、一軸押
出機あるいは二軸押出機などを用いた混練・押出し方法
が挙げられる。 このときの混練・押出し温度は、 前記
エチレン・α−オレフィン共重合体(A)のTm ないし
(Tm−45)℃ の温度範囲、 好ましくは(Tm−5)℃
ないし(Tm−40)℃、更に好ましくは(Tm−10)
℃ ないし(Tm−30)℃の温度範囲である。混練・押
出し温度がエチレン・α−オレフィン共重合体(A)の
Tm より高いと、得られるペレットの表面にブリードが
発生し、ベタツキも多くなり好ましくない。また混練・
押出し温度が(Tm−45)℃より低いと、ペレット自身
の強度が低下するか、あるいはストランド状に押出すこ
とができず、ペレット化することが困難である。また、
エチレン・α−オレフィン共重合体(A)、ポリブテン
(B)およびポリオレフィン(C)は、混練前にあらか
じめ機械的に混合しておいてもよく、また混練時に同時
にあるいはそれぞれ別に加えてもよい。本願発明のマス
ターバッチを製造する際には、上記のようにエチレン・
α−オレフィン共重合体(A)のTm よりも低い温度に
おいて混練し、押出すことが肝要であるが、 一方、ポ
リオレフィン(C)の軟化点(JIS K6760:ビ
カット法)よりも高い温度、あるいは該軟化点より低く
てもその差が10℃以下の範囲の温度で混練・押出しを
行うことが必要である。本願発明においては、押出機の
溶融混練部および出口部(ダイス)における温度が、い
ずれも上記の温度範囲にあることが必要である。
【0022】混練押出し後のペレット化工程としては、
任意の公知技術が使用できる。代表的な例としては、コ
ールドカット法、すなわち、上記条件で押出された樹脂
を水冷あるいは空冷などにより冷却した後、ペレタイザ
により切断する方法、あるいはホットカット法などが挙
げられる。
【0023】本願発明の方法においては、 従来公知の
可塑剤、 充てん材、染料、顔料、滑剤、酸化防止剤等
のほか、脂肪族系、芳香族系石油樹脂、脂環族系石油樹
脂、テルペン樹脂、ロジンおよびその誘導体等の粘着付
与樹脂類を加えて行うことができる。これらは、あらか
じめマスターバッチの各成分に配合しておいてもよく、
またマスターバッチ製造時に配合してもよい。
【0024】本願発明の製造方法により得られる熱可塑
性樹脂改質用マスターバッチは、前記のような優れた性
質を有していることから、応用範囲は極めて広い。例え
ば、 (イ)各種包装用フィルム類(ラップフィルム、ストレ
ッチフィルム、農業用フィルム等) (ロ)各種シート (ハ)被覆用材料 (ニ)遮音材料、制振材、シール材、防水材 (ホ)履物類 (ヘ)ホース、パッキン材 等各種の分野で使用される熱可塑性樹脂の改質剤として
有用である。
【0025】
【実施例】以下、本願発明を実施例により具体的に説明
するが、本願発明はこれらによって限定されるものでは
ない。最初に、DSC、沸騰n−ヘキサン不溶分および
実施例で使用した各種実用性能の測定方法ならびにエチ
レン・α−オレフィン共重合体の製造方法について説明
する。
【0026】各種性状の測定方法 (1)示差走査熱量測定法(DSC) 熱プレス成形した厚さ100μm のフィルムを試料と
し、170℃に昇温してその温度で15min 保持した
後、降温速度25℃/min で0℃まで冷却する。 次にこ
の状態から昇温速度10℃/min で170℃まで昇温し
て測定を行う。 0℃から170℃に昇温する間に現わ
れたピークの最大ピークの頂点の位置をもって最大ピー
ク温度(Tm)とする。 (2)沸騰n−ヘキサン不溶分の測定方法 熱プレスを用いて、厚さ200μm のシートを成形し、
それから20mm×30mm のシートを3枚切り取り、 二
重管式ソックスレー抽出器を用いて、沸騰n−ヘキサン
で5時間抽出を行う。n−ヘキサン不溶分を取り出し、
真空乾燥(7時間、真空下、50℃)後、次式数1によ
り沸騰n−ヘキサン不溶分を算出する。
【0027】
【数1】
【0028】(3)ペレットのベタツキ評価法 長さ50mm 程度のストランドを2枚の透明なポリエス
テルフィルム(厚さ38μm)の間にはさみ、指先で軽く
押え、 ポリエステルフィルム上に残ったストランドの
跡から、次の基準でベタツキの程度を判定した。 ◎:ベタツキなし(全く跡が残らない) ○:ほとんどなし(わずかに跡が残る) △:ややあり (かなり跡が残る) ×:あり (全面に跡が残る) (4)ペレットの成形性評価法 ストランドをホットカット装置によりペレット化すると
きの安定性を、下記の基準で判定した。 ◎:ストランドカットが安定してできる ○:ストランドカットが比較的安定してできる △:ストランド表面が荒く、ときどき切断する ×:ペレット化が困難
【0029】エチレン・α−オレフィン共重合体の製造
実施例および比較例で使用したエチレン・α−オレフィ
ン共重合体成分の製造例を示す。 <製造例1、2>実質的に無水の塩化マグネシウム、
1,2−ジクロルエタンおよび四塩化チタンから得られ
た固体触媒成分とトリエチルアルミニウムからなる触媒
を用いてエチレンとブテン−1とを共重合させ、それぞ
れMFRおよびTm の異なる2種類のエチレン・ブテン
−1共重合体A1 およびA2 を製造した。これらの共重
合体の性状を表1に示す。 <製造例3、4>実質的に無水の塩化マグネシウム、ア
ントラセンおよび四塩化チタンから得られた固体触媒成
分とトリエチルアルミニウムからなる触媒を用いてエチ
レンとプロピレンとを共重合させ、それぞれMFRおよ
びTm の異なる2種類のエチレン・プロピレン共重合体
A3 およびA4 を製造した。これらの共重合体の性状を
表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】実施例1 製造例1で製造した顆粒状のエチレン・ブテン−1共重
合体A1 に、粉末状の高圧法低密度ポリエチレン(MF
R 5g/10min、Tm 107℃、軟化点94℃、10〜8
0メッシュ; 商品名:日石レクスロン J40、日本石
油化学(株)製)を加えて均一に混合したものを、二軸押
出機のホッパー口より投入した。別に、あらかじめ80
℃に加熱したポリブテン(数平均分子量1350;商品
名:日石ポリブテン HV−300、 日本石油化学(株)
製)を、同押出機の液体添加部よりポンプを用いて押出
機に連続的に供給した。使用した二軸押出機はスクリュ
ー径30mmφ、L/D=37であり、そのダイスは径3m
mφの4穴からなり、 回転数70rpm および表2に示し
た温度条件で混練・押出しを行った。ダイスの出口部分
に取り付けたホットカット装置により、押出されたスト
ランドを連続的に切断してペレット化した。上記の条件
で二軸押出機の運転を2時間継続して行い、2時間後に
得られたペレットの性状評価結果を表2に示した。高圧
法低密度ポリエチレンの混合量は、表2に示したように
共重合体A1 とポリブテンの合計量100重量部に対し
て10重量部とした。ポリブテンの量は、共重合体A1
/ポリブテン重量比が表2に示したように、80/2
0、70/30、60/40および50/50になるように
変化させて4回の実験を行なった。いずれの実験におい
ても2時間以上にわたり安定した性状のペレットが連続
して得られ、機械的な問題も生じなかった。
【0032】実施例2、3 実施例1において、高圧法低密度ポリエチレン(実施例
1に同じ)の混合量を20および30重量部にそれぞれ
変えて同様に実験を繰り返し、結果を表2に示した。い
ずれの実験においても2時間以上にわたり安定した性状
のペレットが連続して得られ、機械的な問題も生じなか
った。
【0033】実施例4、5 実施例3の押出し温度を100℃および90℃にそれぞ
れ下げて同様の操作を繰り返し、結果を表2に示した。
いずれの実験においても2時間以上にわたり安定した性
状のペレットが連続して得られ、機械的な問題も生じな
かった。
【0034】実施例6 実施例3の押出し温度を120℃に上げて同様の操作を
繰り返し、結果を表2に示した。 この温度は共重合体
A1 のTm 122.5℃より低いので、いずれの実験に
おいても2時間以上にわたり安定した性状のペレットが
連続して得られ、機械的な問題も生じなかった。
【0035】実施例7〜9 製造例2、 3および4で製造した顆粒状のエチレン・
ブテン−1共重合体A2ならびにエチレン・プロピレン
共重合体A3 およびA4 を用い、高圧法低密度ポリエチ
レン(実施例1に同じ)の混合量を20重量部とし、押
出し温度をそれぞれ100℃、110℃および120℃
として同様に実験を繰り返し、結果を表2に示した。い
ずれの実験においても2時間以上にわたり安定した性状
のペレットが連続して得られ、機械的な問題も生じなか
った。
【0036】比較例1 実施例3の押出し温度を110℃から140℃に変え、
その他は同じ条件で行った。この温度は共重合体A1 の
Tm よりも17.5℃高い。 結果を表2に示したが、得
られたペレットはいずれもベタツキがあり、しかもポリ
ブテンの添加量が多くなるほどベタツキの程度が増大し
た。
【0037】比較例2 実施例8の押出し温度を110℃から130℃に変え、
その他は同じ条件で行った。この温度は共重合体A3 の
Tm よりも8.2℃高い。 結果を表2に示したが、得ら
れたペレットはいずれもベタツキがあり、しかもポリブ
テンの添加量が多くなるほどベタツキの程度が増大し
た。
【0038】比較例3 実施例6において高圧法低密度ポリエチレンを加えず、
その他は同じ条件(押出温度120℃)で行った。その
結果、最初の間はベタツキの少ない正常なペレットが得
られたが、運転の継続と共にポリブテン配合量の多いペ
レットにはベタツキがみられるようになった。 2時間
後には、表2のように共重合体A1/ポリブテン重量比
が70/30以下のペレットにはベタツキが生じ、 ポリ
ブテン混合量が多くなるほどベタツキの程度が増大し
た。
【0039】比較例4 製造例2で製造した顆粒状のエチレン・ブテン−1共重
合体A2 を用い、比較例3と同様に繰り返した。表2に
示したように比較例3と同じ結果が得られた。
【0040】比較例5 製造例4で製造した顆粒状のエチレン・プロピレン共重
合体A4 を用い、押出し温度を70℃に下げ、しかも高
圧法低密度ポリエチレンを加えずに実験を行った。結果
を表2に示したが、良好なストランドが得られず、ペレ
ットにするためのホットカットが不可能であった。
【0041】比較例6 実施例2おいて、(A)成分としてエチレン・ブテン−
1共重合体A1 の代わりに高密度ポリエチレン(密度
0.950g/cm3、Tm 129℃;商品名:日石スタフレ
ン E−807(F)、日本石油化学(株)製)を用い、 そ
の他は同じ条件で行った。この高密度ポリエチレンは、
密度が共重合体A1 の0.920g/cm3に比べて0.95
0g/cm3と高い。結果を表2に示したが、良好なストラ
ンドが得られず、ペレットにするためのホットカットが
不可能であった。
【0042】
【表2】
【0043】
【発明の効果】本願発明の熱可塑性樹脂改質用マスター
バッチの製造方法により、(イ)ポリブテンが表面にブ
リードせず、従って(ロ)ペレット表面のベタツキが少
なく、(ハ)ペレット同士のブロッキングが少ないため
ドライブレンド時の均一分散性がよく、(ニ)ホッパー
内でブリッジングがないためペレットを安定して供給で
き、かつ(ホ)改質剤としてのポリブテンを高濃度で含
有し、マスターバッチの効率の高い組成物を、(ヘ)連
続的に長時間安定して製造することができる。また、本
願発明の方法は(ト)ペレットの成形温度が低いため、
成形が簡単であり、成形時の熱によるペレットの変質が
生じ難く、(チ)従来技術よりもストランドの強度が高
くなり、ホットカットによるペレット化が容易である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)エチレンと炭素数3〜12のα−
    オレフィンとを共重合させて得られる、下記(I)〜(I
    V) (I)メルトフローレート(MFR) 0.01〜100g
    /10min、 (II)密度 0.860〜0.940g/cm3、 (III)示差走査熱量測定法(DSC)による最大ピー
    ク温度(Tm)が100℃以上、 (IV)沸騰n−ヘキサン不溶分が10重量%以上の性状
    を有するエチレン・α−オレフィン共重合体を30〜9
    5重量%、 (B)数平均分子量が300〜4,000のポリブテン
    を5〜70重量%、 (C)MFRが0.01〜100g/10min であり、 かつ
    DSCによるTm が上記エチレン・α−オレフィン共重
    合体のTm より5℃以上低いポリオレフィンを前記
    (A)および(B)の合計量100重量部に対して1〜
    50重量部含有するものを、 上記エチレン・α−オレ
    フィン共重合体のTm ないし(Tm−45)℃ の温度範
    囲で混練し押出すことを特徴とする熱可塑性樹脂改質用
    マスターバッチの製造方法。
JP26904191A 1991-09-19 1991-09-19 熱可塑性樹脂改質用マスターバツチの製造方法 Pending JPH0578496A (ja)

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