JPH0578422U - 中ぐり用フライス - Google Patents
中ぐり用フライスInfo
- Publication number
- JPH0578422U JPH0578422U JP2493092U JP2493092U JPH0578422U JP H0578422 U JPH0578422 U JP H0578422U JP 2493092 U JP2493092 U JP 2493092U JP 2493092 U JP2493092 U JP 2493092U JP H0578422 U JPH0578422 U JP H0578422U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- milling cutter
- shaft
- shank
- diameter
- Prior art date
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- Pending
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- Milling Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 刃部の耐摩耗性と軸部の折損強度を向上する
ことにより、寿命を長くし、1本当りのワーク加工数を
増大しうるようにする。 【構成】 刃部(5)から拡径鍔部(3)にかけての外周面
に、窒化チタン膜(8)をコーティングしたことにより、
刃部(5)の耐摩耗性が向上するとともに、軸部(4)の折
損強度が増し、1本当りのワーク加工数が従来のものに
比して格段に増大する。
ことにより、寿命を長くし、1本当りのワーク加工数を
増大しうるようにする。 【構成】 刃部(5)から拡径鍔部(3)にかけての外周面
に、窒化チタン膜(8)をコーティングしたことにより、
刃部(5)の耐摩耗性が向上するとともに、軸部(4)の折
損強度が増し、1本当りのワーク加工数が従来のものに
比して格段に増大する。
Description
【0001】
本考案は、円筒状ワークの中ぐり用フライスに関する。
【0002】
例えば、自動車用エンジンのバルブアジャスタにおける円筒形のボディーの内 面奥部に、拡径段孔を形成する場合、従来は、ボディーをチャックに装着して、 低速で回転させつつ、フライスの刃部及び軸部をボディー内に挿入し、フライス を高速回転させつつ、フライスをボディーの回転中心と直交する方向に移動させ て中ぐり加工を行なっていた。
【0003】
しかし、従来の超硬合金製のフライスでは、刃部の摩耗や軸部の折損等のため 、加工寿命が短く、フライス1本当りのワークの加工数が少ないという問題点が あった。
【0004】 本考案は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、刃部の耐摩耗性と 軸部の折損強度を向上することにより、寿命を長くし、1本当りのワーク加工数 を増大しうるようにした中ぐり用フライスを提供することを目的としている。
【0005】
上記目的を達成するため、本考案の中ぐり用フライスは、シャンクの先端に、 拡径鍔部と軸部と刃部とが順次同心に連設されるとともに、中央に油孔が穿設さ れ、かつ刃部から拡径鍔部にかけての外周面が、窒化チタン膜によりコーティン グされたことを特徴としている。
【0006】
刃部から拡径鍔部にかけての外周面に、窒化チタン膜をコーティングしたこと により、刃部の耐摩耗性が向上するとともに、軸部の折損強度が増し、1本当り のワーク加工数が従来のものに比して格段に増大する。
【0007】
以下、本考案の一実施例を、図1に基づいて説明する。 (1)はフライスで、一側面に平削面(2a)が形成されたほぼ円筒状のシャンク( 2)の先端に、拡径鍔部(3)と、シャンク(2)の外径より小径の軸部(4)と、刃 部(5)とを順次同心に連設されるとともに、全長にわたって、中央に油孔(6)が 穿設されたものよりなっている。
【0008】 拡径鍔部(3)とシャンク(2)との間、及び拡径鍔部(3)と軸部(4)との間には 、拡径鍔部(3)に近ずくにしたがって漸次径が大となるようにしたアール部(3a) (3b)を設け、同部での亀裂の発生や折損を防止しうるようになっている。
【0009】 刃部(5)は、軸部(4)の先端より前方(図1の左方)に向かって拡開するように 傾斜する傾斜部(7a)を有する6枚の右捻れのフライス刃(7)よりなっている。
【0010】 フライス(1)は、超微粒子の超硬合金よりなり、ハブ(5)の先端から拡径鍔部 にかけての外周面全体には、チタンナイトライドとして知られている窒化チタン 膜(8)がコーティングされている。
【0011】 このような窒化チタン膜(8)のコーティングは、公知のイオンプレーティング 法により行なうのがよい。 このフライス(1)を用いて、図1に想像線で示すようなバルブアジャスタにお ける円筒形のボディー(ワーク)(9)の内面奥部に、拡径段孔(10)を形成するには 、フライス(1)のシャンク(2)をスピンドル軸(図示略)に装着し、かつボディー (9)をチャック(11)に把持して、その中心軸線(L)まわりに低速で回転させつつ 、フライス(1)の刃部(5)と軸部(4)とをボディー(9)内に挿入し、フライス( 1)をスピンドル軸とともに高速回転させつつ、フライス(1)をボディー(9)の 中心軸線(L)と直交する方向に移動させて、刃部(5)をボディー(9)の内面に当 接させる。
【0012】 また、このとき、フライス(1)の油孔(6)内に切削油(図示略)を圧送して、フ ライス(1)の先端より噴出させ、かつボディー(9)の奥端面に当接して反射した 切削油を、ボディー(9)の内面とフライス(1)の刃部(5)とが当接する切削部に 供給し、さらにそこから、ボディー(9)の内面とフライス(1)との間を通って、 外部に排出する。
【0013】 この実施例のフライス(1)によると、刃部(5)から拡径鍔部(3)にかけての外 周面に、窒化チタン膜(8)をコーティングしたことにより、刃部(5)の耐摩耗性 が向上するとともに、軸部(4)の折損強度が増し、1本当りのワーク加工数が従 来のものに比して格段に、実際の例では約3倍に増大する。
【0014】 また、この実施例においては、拡径鍔部(3)を設け、またその両端にアール部 (3a)(3b)を設けたことにより、軸部(4)の強度がさらに増し、軸部(4)の折損防 止に寄与する。
【0015】
本考案によると、刃部から拡径鍔部にかけての外周面に、窒化チタよりなる表 面処理層を形成したことにより、刃部の耐摩耗性が向上するとともに、軸部の折 損強度が増し、1本当りのワーク加工数が従来のものに比して格段に増大する。
【図1】本考案の一実施例と、それによるワークの中ぐ
り加工状態を示す一部切欠側面図である。
り加工状態を示す一部切欠側面図である。
【符号の説明】 (1)フライス (2)シャンク (2a)平削面 (3)拡径鍔部 (3a)(3b)アール部 (4)軸部 (5)刃部 (6)油孔 (7)フライス刃 (7a)傾斜部 (8)窒化チタン膜 (9)ボディー
(ワーク) (10)拡径鍔部 (11)チャック (L)中心軸線
(ワーク) (10)拡径鍔部 (11)チャック (L)中心軸線
Claims (1)
- 【請求項1】 シャンクの先端に、拡径鍔部と軸部と刃
部とが順次同心に連設されるとともに、中央に油孔が穿
設され、かつ刃部から拡径鍔部にかけての外周面が、窒
化チタン膜によりコーティングされたことを特徴とする
中ぐり用フライス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2493092U JPH0578422U (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 中ぐり用フライス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2493092U JPH0578422U (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 中ぐり用フライス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0578422U true JPH0578422U (ja) | 1993-10-26 |
Family
ID=12151817
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2493092U Pending JPH0578422U (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 中ぐり用フライス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0578422U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004148471A (ja) * | 2002-10-31 | 2004-05-27 | Allied Material Corp | 単結晶ダイヤモンドを用いたエンドミル |
JP2007015025A (ja) * | 2005-07-05 | 2007-01-25 | Mitsubishi Materials Kobe Tools Corp | テーパネックエンドミル |
-
1992
- 1992-03-26 JP JP2493092U patent/JPH0578422U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004148471A (ja) * | 2002-10-31 | 2004-05-27 | Allied Material Corp | 単結晶ダイヤモンドを用いたエンドミル |
JP2007015025A (ja) * | 2005-07-05 | 2007-01-25 | Mitsubishi Materials Kobe Tools Corp | テーパネックエンドミル |
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