JPH0578335A - 三置換1,2,4−トリアジン−3,5−ジオン及び新規中間体 - Google Patents

三置換1,2,4−トリアジン−3,5−ジオン及び新規中間体

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JPH0578335A
JPH0578335A JP3022583A JP2258391A JPH0578335A JP H0578335 A JPH0578335 A JP H0578335A JP 3022583 A JP3022583 A JP 3022583A JP 2258391 A JP2258391 A JP 2258391A JP H0578335 A JPH0578335 A JP H0578335A
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triazine
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dione
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ヘルマン・ウール
Arno Widdig
アルノ・ビデイツヒ
Dieter Berg
デイーター・ベルク
Gerd Haenssler
ゲルト・ヘンスラー
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    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D253/00Heterocyclic compounds containing six-membered rings having three nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D251/00
    • C07D253/02Heterocyclic compounds containing six-membered rings having three nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D251/00 not condensed with other rings
    • C07D253/061,2,4-Triazines
    • C07D253/0651,2,4-Triazines having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D253/071,2,4-Triazines having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hetero atoms, or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
    • C07D253/075Two hetero atoms, in positions 3 and 5
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N43/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
    • A01N43/64Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with three nitrogen atoms as the only ring hetero atoms
    • A01N43/7071,2,3- or 1,2,4-triazines; Hydrogenated 1,2,3- or 1,2,4-triazines

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 本発明は一般式(I) [式中Arは任意に置換されていてもよいアリールであ
り、Rは任意に置換されていてもよい脂肪族又は環状
脂肪族ラジカルであり、Rは任意に置換されていても
よい脂肪族ラジカルである]で表わされる、三置換1,
2,4−トリアジン−3,5−ジオン、その製造方法及
び有害生物防除方法よりなる。具体的には、例えば、下
式の化合物が例示される。 【効果】 本発明による一般式(I)の化合物は有害な
菌・カビに対して選択的防除力を有し、植物保護剤、中
でも殺菌・殺カビ剤としての使用に適している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、新規三置換1,2,4−トリア
ジン−3,5−ジオン、その製造法及び有害生物防除の
ための、特に殺菌・殺カビ剤(fungicide)と
してのその利用、ならびに新規中間体に関する。
【0002】2−フェニル−1,2,4−トリアジン−
3,5−ジオンが選択的除草剤として適していることは
すでに発見されている(WO 8600-072-A )。
【0003】さらに球虫(coccidiosis)の
防除に適した種々の1−アリ−ル−6−アザウラジルは
公知である(例えばMiller,Max.W.等,
J.Med.Chem.,24,1337(198
1);BE 815-246 ;US 4631-278-A)。
【0004】さらに6−アザチミンが5−フルオロウラ
シルを用いた腫瘍の治療における添加成分として適して
いることも発見されている(J 55-111,420 )。
【0005】現在まで、殺菌・殺カビ剤(fungic
ide)として適した1,2,4−トリアジン−3,5
−ジオンは知られていない。
【0006】さらに、構造の類似した1,3,5−トリ
アジン−2,4,5−トリオンが殺菌・殺カビ作用を有
することもすでに発見されている(DE−OS(ドイツ
公開明細書) 3,618,662 参照)。
【0007】しかしながらこれらの化合物の活性はすべ
ての適用分野で、特に低適用比及び低濃度において完全
に満足すべきものというわけではない。
【0008】ここで一般式(I)
【0009】
【化7】 [式中Arは任意に置換されていてもよいアリ−ルであ
り、R1は任意に置換されていてもよい脂肪族又は環状
脂肪族ラジカルであり、R2は任意に置換されていても
よい脂肪族ラジカルである]で表される新規三置換1,
2,4−トリアジン−3,5−ジオンを見いだした。
【0010】さらに一般式(I)
【0011】
【化8】 [式中Arは任意に置換されていてもよいアリ−ルであ
り、R1は任意に置換されていてもよい脂肪族又は環状
脂肪族ラジカルであり、R2は任意に置換されていても
よい脂肪族ラジカルである]で表される新規三置換1,
2,4−トリアジン−3,5−ジオンは、一般式(I
I)
【0012】
【化9】 [式中、Ar及びR1は上記と同義である]で表され、
そのあるものも又新規化合物である二置換 1,2,4
−トリアジン−3,5−ジオンを一般式(III)
【0013】
【化10】 2−X (III) [式中R2は上記と同義であり、Xは例えばハロゲン、
サルフェ−ト、メシレ−ト、又はトシレ−トなどの残基
である]で表される化合物と、場合によっては希釈剤の
存在下で、及び場合によっては酸−結合剤の存在下で反
応させることにより得られることを見いだした。
【0014】最後に、式(I)の新規三置換1,2,4
−トリアジン−3,5−ジオンは非常に良い生物学的特
性を有し、中でも有害な菌・カビ、特にイネにおける菌
・カビの選択的防除に適していることを見いだした。
【0015】式(I)は本発明の三置換1,2,4−ト
リアジン−3,5−ジオンの一般的定義を示している。
式(I)における好ましい化合物は、[式中Arは任意
に、ハロゲン、炭素数が1−10のアルキル、炭素数が
2−10のアルケニル、炭素数が2−10のアルキニ
ル、炭素数が1−8で同一又は異なるハロゲン原子を1
−8個含むハロゲノアルキル、炭素数が1−10のアル
コキシ、炭素数が1−8で同一又は異なるハロゲン原子
を1−8個含むハロゲノアルコキシ、炭素数が1−10
のアルキルチオ、炭素数が1−8で同一又は異なるハロ
ゲン原子を1−8個含むハロゲノアルキルチオ、アミ
ノ、炭素数が1−6の直鎖又は分枝鎖状アルキル ラジ
カルを持つモノアルキルアミノ、それぞれ炭素数が1−
6の同一又は異なる直鎖又は分枝鎖状アルキル ラジカ
ルを持つジアルキルアミノ、炭素数が3−8で任意にハ
ロゲン、炭素数が1−4のアルキル、炭素数が1−4の
アルコキシ、炭素数が1−4でそれぞれ1−9個の同一
又は異なるハロゲン原子を持つハロゲノアルキル、又は
ハロゲノアルコキシ、炭素数が1−4のアルキルチオ、
及び炭素数が1−4で1−5個の同一又は異なるハロゲ
ン原子を持つハロゲノアルキルチオから成る群より選ん
だ1−6個の同一又は異なる置換基により置換されてい
てもよいシクロアルキル、又はシクロアルケニルから成
る群より選んだ1−5個の同一又は異なる置換基により
置換されていてもよいフェニルであり、R1は炭素数が
1−12の直鎖又は分枝鎖状アルキル、炭素数が3−1
2の直鎖又は分枝鎖状アルケニル、又は炭素数が3−1
2の直鎖又は分枝鎖状アルキニルであり、これらは任意
にハロゲン、炭素数が1−4のアルコキシ、炭素数が1
−4で1−9個の同一又は異なるハロゲン原子を持つハ
ロゲノアルコキシ、炭素数が1−4のアルキルチオ、及
び炭素数が1−4で1−9個の同一又は異なるハロゲン
原子を持つハロゲノアルキルチオから成る群より選んだ
1個又は多数の同一又は異なる置換基により置換されて
いてもよい;又は、R1は炭素数が3−8で任意にハロ
ゲン、炭素数が1−4のアルキル、炭素数が1−4のア
ルコキシ、炭素数が1−4で1−9個の同一又は異なる
ハロゲン原子を持つハロゲノアルキル、又はハロゲノア
ルコキシ、炭素数が1−4のアルキルチオ、及び炭素数
が1−4で1−9個の同一又は異なるハロゲン原子を持
つハロゲノアルキルチオから成る群より選んだ1−6個
の同一又は異なる置換基により置換されていてもよいシ
クロアルキルであり、R2は炭素数が1−10のアルキ
ル、炭素数が3−10のアルケニル、炭素数が3−10
のアルキニル、それぞれアルコキシ、及びアルキル部分
の炭素数が1−4のアルコキシアルキル、それぞれアル
キルチオ、及びアルキル部分の炭素数が1−4のアルキ
ルチオアルキル、アルコキシ部分の炭素数が1−4でア
ルキル部分の炭素数が1−3のアルコキシカルボニルア
ルキルであるか、又はアルキル部分の炭素数が1−5の
シアノアルキルである] で表される化合物である。
【0016】特に強調するべき式(I)の化合物は、
[式中Arはフッ素、塩素、臭素、炭素数が1−9のア
ルキル、炭素数が2−9のアルケニル、炭素数が2−9
のアルキニル、炭素数が1−7で塩素、及び/又はフッ
素原子を1−7個含むハロゲノアルキル、炭素数が1−
9のアルコキシ、炭素数が1−7で塩素、及び/又はフ
ッ素原子を1−7個含むハロゲノアルコキシ、炭素数が
1−9のアルキルチオ、炭素数が1−7で塩素、及び/
又はフッ素原子を1−7個含むハロゲノアルキルチオ、
アミノ、炭素数が1−5の直鎖又は分枝鎖状アルキル
ラジカルを持つモノアルキルアミノ、それぞれ炭素数が
1−5の同一又は異なる直鎖又は分枝鎖状アルキル ラ
ジカルを持つジアルキルアミノ、炭素数が3−7で任意
に塩素、及び/又はフッ素原子、炭素数が1−3のアル
キル、炭素数が1−3のアルコキシ、炭素数が1−3で
それぞれ1−5個の塩素、及び/又はフッ素原子を持つ
ハロゲノアルコキシ、炭素数が1−3のアルキルチオ、
及び炭素数が1−3で1−5個の塩素、及び/又はフッ
素原子を持つハロゲノアルキルチオから成る群より選ん
だ1−5個の同一又は異なる置換基により置換されてい
てもよいシクロアルキル、又はシクロアルケニルから成
る群より選んだ1−4個の同一又は異なる置換基により
置換されていてもよいフェニルであり、R1は炭素数が
1−10の直鎖又は分枝鎖状アルキル、炭素数が3−1
0の直鎖又は分枝鎖状アルケニル、又は炭素数が3−1
0の直鎖又は分枝鎖状アルキニルであり、これらはどの
場合も任意に塩素、及び/又はフッ素原子、炭素数が1
−3のアルコキシ、炭素数が1−3で1−3個の塩素、
及び/又はフッ素原子を持つハロゲノアルコキシ、炭素
数が1−3のアルキルチオ、及び炭素数が1−3で1−
3個の塩素、及び/又はフッ素原子を持つハロゲノアル
キルチオから成る群より選んだ1−3個の同一又は異な
る置換基により置換されていてもよい;R1はさらに炭
素数が3−7で任意にフッ素、塩素、炭素数が1−3の
アルキル、炭素数が1−3のアルコキシ、炭素数が1−
3で1−3個の塩素、及び/又はフッ素原子を持つハロ
ゲノアルコキシ、炭素数が1−3のアルキルチオ、及び
炭素数が1−3で1−3個の塩素、及び/又はフッ素原
子を持つハロゲノアルキルチオから成る群より選んだ1
−6個の同一又は異なる置換基により置換されていても
よいシクロアルキルであり、R2は炭素数が1−9のア
ルキル、炭素数が3−9のアルケニル、炭素数が3−9
のアルキニル、アルコキシ部分の炭素数が1又は2で、
アルキル部分の炭素数が1−3のアルコキシアルキル、
アルキルチオ部分の炭素数が1又は2で、アルキル部分
の炭素数が1−3のアルキルチオアルキル、アルコキシ
部分の炭素数が1又は2でアルキル部分の炭素数が2又
は3のアルコキシカルボニルアルキルであるか、又はア
ルキル部分の炭素数が1−3のシアノアルキルである]
で表される化合物である。
【0017】さらに特別に強調するべき式(I)の化合
物は、[式中、Arはフッ素、塩素、臭素、炭素数が1
−8のアルキル、炭素数が2−8のアルケニル、炭素数
が2−8のアルキニル、炭素数が1−6で塩素、及び/
又はフッ素原子を1−5個含むハロゲノアルキル、炭素
数が1−8のアルコキシ、炭素数が1−6で塩素、及び
/又はフッ素原子を1−5個含むハロゲノアルコキシ、
炭素数が1−8のアルキルチオ、炭素数が1−6で塩
素、及び/又はフッ素原子を1−5個含むハロゲノアル
キルチオ、アミノ、炭素数が1−4の直鎖又は分枝鎖状
アルキル ラジカルを持つモノアルキルアミノ、それぞ
れ炭素数が1−4の同一又は異なる直鎖又は分枝鎖状ア
ルキル ラジカルを持つジアルキルアミノ、炭素数が3
−6で任意に塩素、及び/又はフッ素原子、炭素数が1
−3のアルキル、炭素数が1−3のアルコキシ、炭素数
が1又は2で1−5個の塩素、及び/又はフッ素原子を
持つハロゲノアルコキシ、炭素数が1又は2のアルキル
チオ、及び炭素数が1又は2で1−5個の塩素、及び/
又はフッ素原子を持つハロゲノアルキルチオから成る群
より選んだ1−4個の同一又は異なる置換基により置換
されていてもよいシクロアルキル、又はシクロアルケニ
ルから成る群より選んだ1−3個の同一又は異なる置換
基により置換されていてもよいフェニルであり、R1
炭素数が1−9の直鎖又は分枝鎖状アルキル、炭素数が
3−9の直鎖又は分枝鎖状アルケニル、又は炭素数が3
−9の直鎖又は分枝鎖状アルキニルであり、これらはど
の場合も任意に塩素、及び/又はフッ素原子、炭素数が
1−3のアルコキシ、炭素数が1−3で1−3個の塩
素、及び/又はフッ素原子を持つハロゲノアルコキシ、
炭素数が1−3のアルキルチオ、及び炭素数が1−3で
1−3個の塩素、及び/又はフッ素原子を持つハロゲノ
アルキルチオから成る群より選んだ1又は2個の同一又
は異なる置換基により置換されていてもよい;R1はさ
らに炭素数が3−7で任意にフッ素、塩素、炭素数が1
又は2のアルキル、炭素数が1又は2のアルコキシ、炭
素数が1又は2個で1−4個の塩素、及び/又はフッ素
原子を持つハロゲノアルコキシ、炭素数が1又は2のア
ルキルチオ、及び炭素数が1又は2で1−3個の塩素、
及び/又はフッ素原子を持つハロゲノアルキルチオから
成る群より選んだ1−5個の同一又は異なる置換基によ
り置換されていてもよいシクロアルキルであり、R2
炭素数が1−8のアルキル、炭素数が3−8のアルケニ
ル、炭素数が3−8のアルキニル、アルコキシ部分の炭
素数が1又は2で、アルキル部分の炭素数が1−3のア
ルコキシアルキル、アルキルチオ部分の炭素数が1又は
2で、アルキル部分の炭素数が1−3のアルキルチオア
ルキル、アルコキシ部分の炭素数が1又は2でアルキル
部分の炭素数が2又は3のアルコキシカルボニルアルキ
ルであるか、又はアルキル部分の炭素数が1−3のシア
ノアルキルである]で表される化合物である。
【0018】例えば、本発明に従う出発物質として4−
フェニル−6−tert.−ブチル−1,2,4−トリアジ
ン−3,5−ジオン、及びヨ−化エチルを使用すると、
反応経路は次式で表される。
【0019】
【化11】 この方法において反応温度は広い温度範囲内で変えるこ
とができる。一般に反応は20℃−150℃、好ましく
は50℃−120℃で行う。
【0020】本方法を行う場合、出発物質、及びもし必
要なら酸−結合剤を大体等モル量で用いる。酸−結合剤
が過剰でも一般に害はない。
【0021】反応は希釈剤の存在下で行うのが好まし
い。適した希釈剤はすべての不活性有機溶媒である。そ
れに含まれる好ましいものは、トルエン及びキシレンな
どの炭化水素;クロロベンゼン及びクロロホルムなどの
塩素化炭化水素;アセトンなどのケトン、テトラヒドロ
フラン及びジオキサンなどのエ−テル;及びアセトニト
リルなどのニトリルである。
【0022】酸−結合剤としては通常の酸−結合剤すべ
てが可能である。それに含まれる好ましいものは、トリ
エチルアミン及びピリジンなどの3級アミン;水酸化ナ
トリウム及び水酸化カリウムなどのアルカリ金属ヒドロ
キシド、及び炭酸カリウムや炭酸水素ナトリウムなどの
アルカリ金属炭酸塩及び重炭酸塩である。
【0023】本発明の化合物は通常の方法で仕上げ、単
離する。これらは直接結晶の形態で得られるか、又は溶
媒の蒸発後に結晶又は油状で残る。
【0024】本発明の方法において出発物質として必要
な式(III)のアルキル化剤は公知である。この場合
Xはクロリド、ブロミド、ヨ−ダイド、トシレ−ト又は
サルフェ−トであることが好ましい。R2は本発明にお
ける式(I)の化合物についての記載に関連してすでに
述べた意味であることが好ましい。
【0025】式(II)は出発物質としてさらに必要な
1,2,4−トリアジン−3,5−ジオンの一般的定義
である。
【0026】式(IIa)
【0027】
【化12】 [式中Arは任意に置換されたアリ−ルであり、R1
任意に置換された脂肪族又は環状脂肪族ラジカルであ
る]で表わされ、Arがフェニル又は4−メチルフェニ
ルであり、同時にR1がメチルであるものを除く化合物
は、同様に新規化合物であり本発明の1部である。
【0028】式(II)
【0029】
【化13】 [式中Arは任意に置換されていてもよいアリ−ルであ
り、R1は任意に置換されていてもよい脂肪族又は環状
脂肪族ラジカルである]で表わされる新規、及び公知の
化合物は、一般式(IV)
【0030】
【化14】 [式中、Ar及びR1は上記と同義である]の3−チオ
キソ−1,2,4−トリアジン−5−オンを、場合によ
っては希釈剤の存在下で脱硫剤と反応させることにより
得られる。
【0031】式(II)及び(IIa)の置換基R1
びArの定義として好ましい、特に好ましい、及び特別
に好ましい定義は、式(I)に関して与えられたそれぞ
れの定義に対応する。
【0032】例えば4−フェニル−6−tert.−ブチル
−3−チオキソ−1,2,4−トリアジン−5−オンを
脱硫剤、H22/KOHと反応させると、式(II)の
化合物製造の反応経路は次式で表すことができる。
【0033】
【化15】 式(II)の化合物は通常の方法で仕上げ、単離する。
これらは結晶の形態で得られるか、又はアルカリ性であ
る反応溶液から酸の形態で沈澱させることもできる。
【0034】使用する脱硫剤は公知である(H.Neu
nhoeffer,P.F.Wiley;The Ch
emistry of Heterocyclic c
ompounds;Chemistry of 1,
2,3−triazinesand 1,2,4−tr
iazines,Tetrazines and Pe
ntazines;Wiley−Interscien
ce,N.Y.1978,p.266 及び M.Ti
sler等,J.Org.Chem.25,770(1
960)参照)。従って中でも、KOH又はNaOHの
存在下のH22;NaOBr,KMnO4,I2/NaOH
又はクロロ酢酸が使用される。
【0035】式(IV)は、式(II)の化合物の製造
のために使用する3−チオキソ−1,2,4−トリアジ
ン−5−オンの一般的定義を示す。式(IVa)
【0036】
【化16】 [式中Arは任意に置換されていてもよいアリ−ルであ
り、R1は任意に置換されていてもよい脂肪族又は環状
脂肪族である]で表わされ、Arがフェニル、4−メチ
ルフェニル、3−メチルフェニル、2−メトキシフェニ
ル、3−メトキシフェニル、2−エトキシフェニル、又
は4−クロロフェニルであり、同時にR1がメチルであ
る場合を除く化合物は、新規化合物であり本発明の1部
である。
【0037】式(IV)、[式中、Ar及びR1は上記
と同義である]で表される新規、及び公知の3−チオキ
ソ−1,2,4−トリアジン−5−オンは一般式(V)
【0038】
【化17】 [式中、R1は上記と同義である]で表されるα−ケト
カルボン酸を、一般式(VI)
【0039】
【化18】 [式中、Arは上記と同義である]で表されるチオセミ
カルバジドと、場合によっては希釈剤の存在下で及び場
合によっては酸の存在下で反応させることにより製造で
きる(M.Tisler等,J.Org.Chem.
,770(1960))。
【0040】例えば、本発明における出発物質として4
−フェニルチオセミカルバジド及び2−ケト−3,3−
ジメチル酪酸を使用すると、反応経路は次式で表すこと
ができる。
【0041】
【化19】 必要なα−ケトカルボン酸は公知である。R1は一般式
(II)及び(IV)の物質、ならびに本発明による一
般式(I)の活性化合物についての記載に関してすでに
述べた意味であることが好ましい。一般式(VI)の4
−アリ−ル−チオセミカルバジドはこれまでに公知であ
り、芳香族チオイソシアナ−トとヒドラジンから公知の
方法で得ることができる。Arは一般式(II)及び
(IV)の物質、ならびに本発明による一般式(I)の
活性化合物についての記載に関してすでに述べた意味で
あることが好ましい。
【0042】本方法において反応温度は広い温度範囲内
で変えることができる。一般に反応は、20℃−150
℃、好ましくは40℃−120℃で行う。反応を行う場
合、出発物質は等モル量で使用する。α−ケトカルボン
酸は又、対応するアルカリ金属塩から酸を加えることに
より生成することもできる。
【0043】反応は希釈剤の存在下で行うのが好まし
い。好ましい希釈剤は有機溶媒、水、又はこれらの混合
物である。トルエン又はキシレンなどの炭化水素、クロ
ロベンゼン、又はクロロホルムなどの塩素化炭化水素、
アセトンなどのケトン、テトラヒドロフラン、及びジオ
キサンなどのエ−テル、アセトニトリルなどのニトリ
ル、エタノ−ル又はメタノ−ルなどのアルコ−ルの使用
が好ましい。
【0044】使用できる酸は、通常の無機及び有機酸す
べてである。好ましい酸としては、塩酸、硫酸、リン
酸、蟻酸、酢酸及びシュウ酸が含まれる。
【0045】式(IV)の中間体は通常の方法で仕上
げ、単離する。これらは普通、結晶の形態で得るか、あ
るいは反応媒体から抽出により回収することができる。
【0046】本発明による式(I)の化合物は、強い生
物学的作用を有し、実際に望ましくない有害生物(pe
st)の防除に使用することができる。例えば本活性化
合物は植物保護剤、中でも殺菌・殺カビ剤(fungi
cide)としての使用に適している。
【0047】植物保護剤における殺菌・殺カビ剤(fung
icidal agent)はネコブカビ類(Plasmodiophoromycete
s)、卵菌類(Oomycetes)、ツボカビ類(Chytridiomyce
tes)、接合菌類(Zygomycetes)、子嚢菌類(Ascomyce
tes)、坦子菌類(Basidiomycetes)及び不完全菌類(D
euteromycetes)の防除に使用される。
【0048】上記の属名に属する菌・カビ性の病気の原
因となるいくつかの微生物を例として挙げるが、これら
に限定するものではない:ピチウム(Pythium)種、例え
ばピチウム ウルチマム(Pythium ultimum);フィトフ
トラ(Phytophthora)種、例えばフィトフトラ インフ
ェスタンス(Phytophtora infestans);シュードペロノ
スポラ(Pseudoperonospora)種、例えばシュードペロノ
スポラヒュミリ(Pseudoperonospora humili)又はシュー
ドペロノスポラ クベンシス(Pseudoperonospora cuben
sis);プラスモパラ(Plasmopara)種、例えばプラスモ
パラ ヴィチコラ(Plasmopara viticola);ペロノスポ
ラ(Peronospora)種、例えばペロノスポラ ピシ(Peron
ospora pisi)又はP.ブラシカエ(P.brassicae);エ
リシフェ(Erysiphe)種、例えばエリシフェ グラミニ
ス(Erysiphe graminis);スフェロテカ(Sphaerothec
a)種、例えばスフェロテカ フリギネア(Sphaerotheca
fuliginea);ポドスフェラ(Podosphaera)種、例えば
ポドスフェラ ロイコトリチャ(Podosphaera leucotric
ha);ヴェンチュリア(Venturia)、例えばヴェンチュ
リア インエクアリス(Venturiainaequalis);ピレノ
フォラ(Pyrenophora)種、例えばピレノフォラ テレス
(Pyrenophora teres)又はP.グラミネア(P.gramine
a)(コニディア(Conidia)型:ドレチュスレラ(drechs
lera)、syn:ヘルミントスポリウム(Helminthosporiu
m));ウロミセス(Uromyces)種、例えばウロミセス
アペンディクラツス(Uromyces appendiculatus);プク
シニア(Puccinia)種、例えばプクシニア レコンディ
タ(Puccinia recondita);チレチア(Tilletia)種、例
えばチレチア カリエス(Tilletia caries);ウスチラ
ゴ(Ustilago)種、例えばウスチラゴ ヌダ(Ustilago n
uda)又はウスチラゴ アヴェナエ(Ustilago avena
e);ペリクラリア(Pellicularia)種、例えばペリクラ
リア ササキイ(Pelliculariasasakii);ピリクラリア
(Pyricularia)種、例えばピリクラリア オリザエ(Pyr
icularia oryzae);フサリウム(Fusarium)種、例えば
フサリウム クルモルム(Fusarium culmorum);ハイイ
ロカビ(Botrytis)種、例えばボツリチス シネレア(Bo
trytis cinerea);セプトリア(Septoria)種、例えば
セプトリアノドルム(Septoria nodorum);レプトスフ
ェリア(Leptosphaeria)種、例えばレプトスフェリア
ノドルム(Leptosphaeria nodorum);セルコスポラ(Cer
cospora)種、例えばセルコスポラ カネッセンス(Cerc
osporacanescens);アルテルナリア(Alternaria)種、
例えばアルテルナリア ブラシカエ(Alternaria brassi
cae)及びシュードセルコスポレラ(Pseudocercosporell
a)種、例えばシュードセルコスポレラ ヘルポトリポ
イデス(Pseudocercosporella herpotrichoides)。
【0049】植物の病気の防除に必要な濃度における活
性化合物に対し、植物には十分耐性があるので、植物の
地上部分、成長増殖茎及び種ならびに土壌を処理するこ
とができる。
【0050】活性化合物は通常の調剤、例えば溶液、乳
液、懸濁液、粉剤、泡剤、塗布剤、顆粒剤、エーロゾ
ル、ポリマー物質中及び種子用のコーティング組成物中
の微細カプセルなど、ならびにULV調剤に転化でき
る。
【0051】これらの調剤は公知の方法で、例えば活性
化合物を伸展剤、すなわち液体溶剤、加圧下で液化した
気体及び/又は固体担体と、場合によっては界面活性剤
すなわち乳化剤及び/又は分散剤及び/又は発泡剤を用
いて混合することにより調製する。伸展剤として水を使
用する場合は 例えば有機溶媒を補助溶媒として使用で
きる。液体溶媒として適しているのは主に:キシレン、
トルエン又はアルキルナフタレンなどの芳香族、クロロ
ベンゼン、クロロエチレン、又はメチレンクロリドなど
の塩素化芳香族、又は塩素化脂肪族炭化水素、シクロヘ
キサン、又は鉱油留分を例とするパラフィンなどの脂肪
族炭化水素、ブタノール又はグリコールなどのアルコー
ル及びそのエーテルならびにエステル、アセトン、メチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトン又はシクロヘ
キサノンなどのケトン、ジメチルホルムアミドやジメチ
ルスルホキシドなどの極性の強い溶媒及び水であり;液
化した気体の伸展剤又は担体は常温常圧で気体である液
体を意味し、例えばハロゲン化炭化水素のようなエーロ
ゾルプロペラント、並びにブタン、プロパン、窒素及び
二酸化炭素である。固体担体として適したものは:例え
ばカオリン、粘土、タルク、チョーク、石英、アタパル
ジャイト、モントモリロナイト又はケイソウ土などの粉
砕した天然鉱石、及び高分散性ケイ酸、アルミナ及びケ
イ酸塩などの粉砕した合成鉱石であり;顆粒に適した固
体担体は:例えば方解石、大理石、軽石、海泡石、及び
白雲石などの粉砕して分別した天然鉱石、ならびに無機
及び有機粉末の合成顆粒、及びおが屑、ココヤシの殻、
とうもろこしの穂軸及びタバコの茎のような有機物質で
ある。乳化剤及び/又は発泡剤として適しているのは:
例えばポリオキシエチレン脂肪酸エステル、アルキルア
リール ポリグリコールエーテルを例とするポリオキシ
エチレン脂肪族エーテル、アルキルスルホネート、アリ
ールスルホネートなどの非イオン性及びアニオン性乳化
剤ならびにアルブミン加水分解生成物であり;分散剤と
して適しているのは:例えばリグニンー亜硫酸塩廃液及
びメチルセルロースである。
【0052】カルボキシメチルセルロース及び粉末、顆
粒又はラテックスの形態の天然及び合成ポリマー、例え
ばアラビアゴム、ポリビニルアルコール及びポリビニル
アセテート、ならびにセファリン、レシチンのような天
然リン脂質及び合成リン脂質などの接着剤も調剤中で用
いることができる。他に添加剤として鉱物及び植物油が
可能である。
【0053】着色料、例えば酸化鉄、酸化チタン及びプ
ルシアンブルーなどの無機顔料、及びアリザリン染料、
アゾ染料及び金属フタロシアニン染料などの有機染料、
ならびに鉄、マンガン、ほう素、銅、コバルト、モリブ
デン及び亜鉛の塩などの微量の栄養素を使用することも
できる。
【0054】調剤中には一般に0.1ー95重量%、好
ましくは0.5ー90重量%の活性化合物が含まれる。
【0055】本発明の活性化合物は他の公知の活性化合
物、例えば殺菌・殺カビ剤(fungicide)、殺虫剤、及び
殺ダニ剤(acaricide)などとの混合物ならびに栄養剤及
び成長調節剤との混合物で存在することができる。
【0056】活性化合物はそのままで又はその調剤の形
態であるいはそれから調製した施用形態で、例えば調製
ずみ溶液、乳化可能濃厚液、乳液、泡剤、懸濁液、水和
剤、塗布剤、可溶性粉剤、粉剤及び顆粒で使用できる。
これらは通常の方法で、例えば、液剤散布、液剤噴霧、
噴霧、粒剤散布、粉剤散布、泡剤適用、ハケ塗りなどに
より使用する。さらに活性化合物を超低容量法により適
用したり、活性化合物の調剤又は活性化合物そのものを
土壌中に注入することもできる。植物の種も処理でき
る。
【0057】植物の一部の処理において、施用形態の活
性化合物濃度は実質的範囲内で変えることができる。一
般にそれは1ー0.0001重量%、好ましくは0.5
ー0.001%である。
【0058】種子の処理において、一般に1キログラム
の種子について0.001ー50g、好ましくは0.0
1ー10gの活性化合物が必要である。
【0059】土壌の処理のためには、作用場所において
0.00001ー0.0重量%、好ましくは0.000
1ー0.02重量%の活性化合物濃度が必要である。
【0060】本発明の化合物は又、きゅうり及びぶどう
の木の真正べと病に対する作用を有し、適した濃度で木
葉虫に対する殺虫作用を示す。
【0061】
【製造例】(実施例2)
【0062】
【化20】 8g(0.033モル)の4−フェニル−6−tert.−
ブチル−1,2,4−トリアジン−3,5−ジオン、
6.2g(0.040モル)のヨ−化エチル及び9gの
炭酸カリウムを100mlの無水アセトニトリル中で1
2時間、還流下にて沸騰させる。冷却後、固体を濾過
し、濾液を蒸発させて残留物を熱水で粉砕する。結晶反
応生成物を吸引濾過し、メタノ−ルから再結晶する。
8.65g(理論値の96%)の所望の化合物を得る。
物理デ−タに関しては、以下の表の実施例2を参照せ
よ。
【0063】以下の表に挙げた式(I)の化合物は、上
記製造例又は本文中に記載した方法に類似の方法で製造
する:
【0064】
【化21】
【0065】
【表1】
【0066】
【式(II)の製造例】
(実施例番号 II−2)
【0067】
【化22】 10g(0.038モル)の4−フェニル−6−tert.
−ブチル−3−チオキソ−1,2,4−トリアジン−5
−オンを、170mlのメタノ−ル/水=2:1に6.
43g(0.115モル)の水酸化カリウムを溶解した
溶液に溶解し、50mlの水に12mlの過酸化水素を
溶解した溶液を加える。続いて混合物を室温で35分間
撹拌し、その後50mlの水に11mlの濃塩酸を溶解
した溶液で酸性化する。沈澱する反応生成物を吸引濾過
し、水で洗い、乾燥する。9.0g(理論値の85%)
の所望の物質が得られる。物理デ−タは以下の表の実施
例番号II−2を参照せよ。
【0068】以下の表に挙げた式(II)の化合物は上
記の実施例及び本文中の記載と類似の方法で製造する。
【0069】
【化23】
【0070】
【表2】
【0071】
【式(IV)の化合物の製造例】
(実施例番号 IV−2)
【0072】
【化24】 33.4g(0.2モル)の4−フェニル−チオセミカ
ルバジド及び30.4g(0.2モル)の2−ケト−
3,3−ジメチル酪酸 Na塩を、1lの水に55ml
の濃塩酸を溶解した溶液中で8時間還流しながら煮沸す
る。冷却後反応生成物を吸引濾過し、多量の水で洗い乾
燥する。39.5g(理論値の76%)の所望の生成物
を得る。物理デ−タは以下の表の実施例2を参照せよ。
【0073】以下の表に挙げた式(IV)の化合物は、
上記の例に類似の方法で製造する。
【0074】
【化25】
【0075】
【表3】
【0076】
【使用例】以下の化合物を比較物質として使用した:
【0077】
【化26】
【0078】
【実施例A】
ピリクラリア(Pyricularia)試験(イネ)
/保護 溶媒: 12.5重量部のアセトン 乳化剤: 0.3重量部のアルキルアリ−ル ポリグ
リコ−ル エ−テル 適した活性化合物の調剤を調製するため、1重量部の活
性化合物を上記量の溶媒と混合し、濃厚液を水及び上記
量の乳化剤で希釈し、所望の濃度とする。
【0079】保護活性の試験のため、若いイネ植物に活
性化合物の調合物をしずくがしたたるまで噴霧する。噴
霧皮膜が乾燥した後、植物にピリクラリア・オリザエ
(Pyricularia oryzae)の胞子の水
性懸濁液を接種する。次に植物を相対的大気湿度100
%、温度25℃の温室に入れる。
【0080】接種後4日目に病気感染を評価する。
【0081】
【表4】 本発明の主たる特徴及び態様は以下のとうりである。
【0082】1. 一般式(I)
【0083】
【化27】 [式中Arは任意に置換されていてもよいアリ−ルであ
り、R1は任意に置換されていてもよい脂肪族又は環状
脂肪族ラジカルであり、R2は任意に置換されていても
よい脂肪族ラジカルである]で表される三置換1,2,
4−トリアジン−3,5−ジオン。
【0084】2.第1項に記載の三置換 1,2,4−
トリアジン−3,5−ジオンにおいて、式(I)、[式
中Arは任意に、ハロゲン、炭素数が1−10のアルキ
ル、炭素数が2−10のアルケニル、炭素数が2−10
のアルキニル、炭素数が1−8で同一又は異なるハロゲ
ン原子を1−8個含むハロゲノアルキル、炭素数が1−
10のアルコキシ、炭素数が1−8で同一又は異なるハ
ロゲン原子を1−8個含むハロゲノアルコキシ、炭素数
が1−10のアルキルチオ、炭素数が1−8で同一又は
異なるハロゲン原子を1−8個含むハロゲノアルキルチ
オ、アミノ、炭素数が1−6の直鎖又は分枝鎖状アルキ
ル ラジカルを持つモノアルキルアミノ、それぞれ炭素
数が1−6の同一又は異なる直鎖又は分枝鎖状アルキル
ラジカルを持つジアルキルアミノ、炭素数が3−8で
任意にハロゲン、炭素数が1−4のアルキル、炭素数が
1−4のアルコキシ、炭素数が1−4でそれぞれ1−9
個の同一又は異なるハロゲン原子を持つハロゲノアルキ
ル、又はハロゲノアルコキシ、炭素数が1−4のアルキ
ルチオ、及び炭素数が1−4で1−5個の同一又は異な
るハロゲン原子を持つハロゲノアルキルチオから成る群
より選んだ1−6個の同一又は異なる置換基により置換
されていてもよいシクロアルキル、又はシクロアルケニ
ルから成る群より選んだ1−5個の同一又は異なる置換
基により置換されていてもよいフェニルであり、R1
炭素数が1−12の直鎖又は分枝鎖状アルキル、炭素数
が3−12の直鎖又は分枝鎖状アルケニル、又は炭素数
が3−12の直鎖又は分枝鎖状アルキニルであり、これ
らは任意にハロゲン、炭素数が1−4のアルコキシ、炭
素数が1−4で1−9個の同一又は異なるハロゲン原子
を持つハロゲノアルコキシ、炭素数が1−4のアルキル
チオ、及び炭素数が1−4で1−9個の同一又は異なる
ハロゲン原子を持つハロゲノアルキルチオから成る群よ
り選んだ1個又は多数の同一又は異なる置換基により置
換されていてもよい;又は、R1は炭素数が3−8で任
意にハロゲン、炭素数が1−4のアルキル、炭素数が1
−4のアルコキシ、炭素数が1−4で1−9個の同一又
は異なるハロゲン原子を持つハロゲノアルキル、又はハ
ロゲノアルコキシ、炭素数が1−4のアルキルチオ、及
び炭素数が1−4で1−9個の同一又は異なるハロゲン
原子を持つハロゲノアルキルチオから成る群より選んだ
1−6個の同一又は異なる置換基により置換されていて
もよいシクロアルキルであり、R2は炭素数が1−10
のアルキル、炭素数が3−10のアルケニル、炭素数が
3−10のアルキニル、それぞれアルコキシ、及びアル
キル部分の炭素数が1−4のアルコキシアルキル、それ
ぞれアルキルチオ、及びアルキル部分の炭素数が1−4
のアルキルチオアルキル、アルコキシ部分の炭素数が1
−4でアルキル部分の炭素数が1−3のアルコキシカル
ボニルアルキルであるか、又はアルキル部分の炭素数が
1−5のシアノアルキルである] で表される化合物。 3.第1項に記載の三置換 1,2,4−トリアジン−
3,5−ジオンにおいて、式(I)、[式中Arはフッ
素、塩素、臭素、炭素数が1−9のアルキル、炭素数が
2−9のアルケニル、炭素数が2−9のアルキニル、炭
素数が1−7で塩素、及び/又はフッ素原子を1−7個
含むハロゲノアルキル、炭素数が1−9のアルコキシ、
炭素数が1−7で塩素、及び/又はフッ素原子を1−7
個含むハロゲノアルコキシ、炭素数が1−9のアルキル
チオ、炭素数が1−7で塩素、及び/又はフッ素原子を
1−7個含むハロゲノアルキルチオ、アミノ、炭素数が
1−5の直鎖又は分枝鎖状アルキル ラジカルを持つモ
ノアルキルアミノ、それぞれ炭素数が1−5の同一又は
異なる直鎖又は分枝鎖状アルキルラジカルを持つジアル
キルアミノ、炭素数が3−7で任意に塩素、及び/又は
フッ素原子、炭素数が1−3のアルキル、炭素数が1−
3のアルコキシ、炭素数が1−3でそれぞれ1−5個の
塩素、及び/又はフッ素原子を持つハロゲノアルコキ
シ、炭素数が1−3のアルキルチオ、及び炭素数が1−
3で1−5個の塩素、及び/又はフッ素原子を持つハロ
ゲノアルキルチオから成る群より選んだ1−5個の同一
又は異なる置換基により置換されていてもよいシクロア
ルキル、又はシクロアルケニルから成る群より選んだ1
−4個の同一又は異なる置換基により置換されていても
よいフェニルであり、R1は炭素数が1−10の直鎖又
は分枝鎖状アルキル、炭素数が3−10の直鎖又は分枝
鎖状アルケニル、又は炭素数が3−10の直鎖又は分枝
鎖状アルキニルであり、これらはどの場合も任意に塩
素、及び/又はフッ素原子、炭素数が1−3のアルコキ
シ、炭素数が1−3で1−3個の塩素、及び/又はフッ
素原子を持つハロゲノアルコキシ、炭素数が1−3のア
ルキルチオ、及び炭素数が1−3で1−3個の塩素、及
び/又はフッ素原子を持つハロゲノアルキルチオから成
る群より選んだ1−3個の同一又は異なる置換基により
置換されていてもよい;R1はさらに炭素数が3−7で
任意にフッ素、塩素、炭素数が1−3のアルキル、炭素
数が1−3のアルコキシ、炭素数が1−3で1−3個の
塩素、及び/又はフッ素原子を持つハロゲノアルコキ
シ、炭素数が1−3のアルキルチオ、及び炭素数が1−
3で1−3個の塩素、及び/又はフッ素原子を持つハロ
ゲノアルキルチオから成る群より選んだ1−6個の同一
又は異なる置換基により置換されていてもよいシクロア
ルキルであり、R2は炭素数が1−9のアルキル、炭素
数が3−9のアルケニル、炭素数が3−9のアルキニ
ル、アルコキシ部分の炭素数が1又は2で、アルキル部
分の炭素数が1−3のアルコキシアルキル、アルキルチ
オ部分の炭素数が1又は2で、アルキル部分の炭素数が
1−3のアルキルチオアルキル、アルコキシ部分の炭素
数が1又は2でアルキル部分の炭素数が2又は3のアル
コキシカルボニルアルキルであるか、又はアルキル部分
の炭素数が1−3のシアノアルキルである]で表される
化合物。
【0085】4.第1項に記載の三置換1,2,4−ト
リアジン−3,5−ジオンにおいて、式(I)、[式
中、Arはフッ素、塩素、臭素、炭素数が1−8のアル
キル、炭素数が2−8のアルケニル、炭素数が2−8の
アルキニル、炭素数が1−6で塩素、及び/又はフッ素
原子を1−5個含むハロゲノアルキル、炭素数が1−8
のアルコキシ、炭素数が1−6で塩素、及び/又はフッ
素原子を1−5個含むハロゲノアルコキシ、炭素数が1
−8のアルキルチオ、炭素数が1−6で塩素、及び/又
はフッ素原子を1−5個含むハロゲノアルキルチオ、ア
ミノ、炭素数が1−4の直鎖又は分枝鎖状アルキル ラ
ジカルを持つモノアルキルアミノ、それぞれ炭素数が1
−4の同一又は異なる直鎖又は分枝鎖状アルキル ラジ
カルを持つジアルキルアミノ、炭素数が3−6で任意に
塩素、及び/又はフッ素原子、炭素数が1−3のアルキ
ル、炭素数が1−3のアルコキシ、炭素数が1又は2で
1−5個の塩素、及び/又はフッ素原子を持つハロゲノ
アルコキシ、炭素数が1又は2のアルキルチオ、及び炭
素数が1又は2で1−5個の塩素、及び/又はフッ素原
子を持つハロゲノアルキルチオから成る群より選んだ1
−4個の同一又は異なる置換基により置換されていても
よいシクロアルキル、又はシクロアルケニルから成る群
より選んだ1−3個の同一又は異なる置換基により置換
されていてもよいフェニルであり、R1は炭素数が1−
9の直鎖又は分枝鎖状アルキル、炭素数が3−9の直鎖
又は分枝鎖状アルケニル、又は炭素数が3−9の直鎖又
は分枝鎖状アルキニルであり、これらはどの場合も任意
に塩素、及び/又はフッ素原子、炭素数が1−3のアル
コキシ、炭素数が1−3で1−3個の塩素、及び/又は
フッ素原子を持つハロゲノアルコキシ、炭素数が1−3
のアルキルチオ、及び炭素数が1−3で1−3個の塩
素、及び/又はフッ素原子を持つハロゲノアルキルチオ
から成る群より選んだ1又は2個の同一又は異なる置換
基により置換されていてもよい;R1はさらに炭素数が
3−7で任意にフッ素、塩素、炭素数が1又は2のアル
キル、炭素数が1又は2のアルコキシ、炭素数が1又は
2個で1−4個の塩素、及び/又はフッ素原子を持つハ
ロゲノアルコキシ、炭素数が1又は2のアルキルチオ、
及び炭素数が1又は2で1−3個の塩素、及び/又はフ
ッ素原子を持つハロゲノアルキルチオから成る群より選
んだ1−5個の同一又は異なる置換基により置換されて
いてもよいシクロアルキルであり、R2は炭素数が1−
8のアルキル、炭素数が3−8のアルケニル、炭素数が
3−8のアルキニル、アルコキシ部分の炭素数が1又は
2で、アルキル部分の炭素数が1−3のアルコキシアル
キル、アルキルチオ部分の炭素数が1又は2で、アルキ
ル部分の炭素数が1−3のアルキルチオアルキル、アル
コキシ部分の炭素数が1又は2でアルキル部分の炭素数
が2又は3のアルコキシカルボニルアルキルであるか、
又はアルキル部分の炭素数が1−3のシアノアルキルで
ある]で表される化合物。
【0086】5.一般式(I)
【0087】
【化28】 [式中Arは任意に置換されていてもよいアリ−ルであ
り、R1は任意に置換されていてもよい脂肪族又は環状
脂肪族ラジカルであり、R2は任意に置換されていても
よい脂肪族ラジカルである]で表される三置換 1,
2,4−トリアジン−3,5−ジオンの製造法におい
て、一般式(II)
【0088】
【化29】 [式中、Ar及びR1は上記と同義である]で表される
二置換1,2,4−トリアジン−3,5−ジオンを一般
式(III)
【0089】
【化30】 [式中R2は上記と同義であり、Xは残基である] で
表される化合物と、場合によっては希釈剤の存在下で、
及び場合によっては酸−結合剤の存在下で反応させるこ
とを特徴とする方法。
【0090】6.第1及び5項に記載の式(I)の三置
換 1,2,4−トリアジン−3,5−ジオンを少なく
とも1種類含むことを特徴とする有害生物防除剤(Pe
st−combating agent)。
【0091】7.少なくとも1種類の第1及び5項に記
載の式(I)の三置換 1,2,4−トリアジン−3,
5−ジオンの、有害生物(Pest)防除のための利
用。
【0092】8.少なくとも1種類の第1及び5項に記
載の式(I)の三置換 1,2,4−トリアジン−3,
5−ジオンを有害生物(Pest)及び/又はその環境
に作用させることを特徴とする有害生物(Pest)−
防除の方法。
【0093】9.少なくとも1種類の第1及び5項に記
載の式(I)の三置換 1,2,4−トリアジン−3,
5−ジオンを伸展剤及び/又は界面活性剤と混合するこ
とを特徴とする有害生物防除剤(Pest−comba
ting agent)の製造法。
【0094】10.式(IIa)
【0095】
【化31】 [式中Arは任意に置換されていてもよいアリ−ルであ
り、R1は任意に置換されていてもよい脂肪族又は環状
脂肪族ラジカルである]で表わされ、Arがフェニル又
は4−メチルフェニルであり、同時にR1がメチルであ
る化合物を除く二置換1,2,4−トリアジン−3,5
−ジオン。
【0096】11.式(IVa)
【0097】
【化32】 [式中Arは任意に置換されていてもよいアリ−ルであ
り、R1は任意に置換されていてもよい脂肪族又は環状
脂肪族ラジカルである]で表わされ、Arがフエニル、
4−メチルフェニル、3−メチルフェニル、2−メトキ
シフェニル、3−メトキシフェニル、2−エトキシフェ
ニル、又は4−クロロフェニルであり、同時にR1がメ
チルである化合物を除く二置換3−チオキソ−1,2,
4−トリアジン−5−オン。
【0098】12.第10及び11項に記載の式(II
a)及び(IVa)の化合物の、より活性の高い活性化
合物への出発物質としての利用。
【化33】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アルノ・ビデイツヒ ドイツ連邦共和国デー5068オーデンター ル・アイフゲンシユトラーセ8 (72)発明者 デイーター・ベルク ドイツ連邦共和国デー5600ブツペルタール 1・ゲレルトベーク27 (72)発明者 ゲルト・ヘンスラー ドイツ連邦共和国デー5090レーフエルクー ゼン3・アムアレンツベルク58アー

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 [式中Arは任意に置換されていてもよいアリ−ルであ
    り、R1は任意に置換されていてもよい脂肪族又は環状
    脂肪族ラジカルであり、R2は任意に置換されていても
    よい脂肪族ラジカルである]で表される三置換1,2,
    4−トリアジン−3,5−ジオン。
  2. 【請求項2】 一般式(I) 【化2】 [式中Arは任意に置換されていてもよいアリ−ルであ
    り、R1は任意に置換されていてもよい脂肪族又は環状
    脂肪族ラジカルであり、R2は任意に置換されていても
    よい脂肪族ラジカルである]で表される三置換1,2,
    4−トリアジン−3,5−ジオンの製造法において、一
    般式(II) 【化3】 [式中、Ar及びR1は上記と同義である]で表される
    二置換1,2,4−トリアジン−3,5−ジオンを一般
    式(III) 【化4】 [式中R2は上記と同義であり、Xは残基である]で表
    される化合物と、場合によっては希釈剤の存在下で、及
    び場合によっては酸−結合剤の存在下で反応させること
    を特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項1及び2に記載の式(I)の三置
    換1,2,4−トリアジン−3,5−ジオンを少なくと
    も1種類含むことを特徴とする有害生物防除剤(Pes
    t−combating agent)。
  4. 【請求項4】 少なくとも1種類の請求項1及び2に記
    載の式(I)の三置換1,2,4−トリアジン−3,5
    −ジオンの、有害生物(Pest)防除のための利用。
  5. 【請求項5】 少なくとも1種類の請求項1及び2に記
    載の式(I)の三置換1,2,4−トリアジン−3,5
    −ジオンを有害生物(Pest)及び/又はその環境に
    作用させることを特徴とする有害生物(Pest)−防
    除の方法。
  6. 【請求項6】 少なくとも1種類の請求項1及び2に記
    載の式(I)の三置換1,2,4−トリアジン−3,5
    −ジオンを伸展剤及び/又は界面活性剤と混合すること
    を特徴とする有害生物防除剤(Pest−combat
    ing agent)の製造法。
  7. 【請求項7】 式(IIa) 【化5】 [式中Arは任意に置換されていてもよいアリ−ルであ
    り、R1は任意に置換されていてもよい脂肪族又は環状
    脂肪族ラジカルである]で表わされ、Arがフェニル又
    は4−メチルフェニルであり、同時にR1がメチルであ
    る化合物を除く二置換1,2,4−トリアジン−3,5
    −ジオン。
  8. 【請求項8】 式(IVa) 【化6】 [式中Arは任意に置換されていてもよいアリ−ルであ
    り、R1は任意に置換されていてもよい脂肪族又は環状
    脂肪族ラジカルである]で表わされ、Arがフエニル、
    4−メチルフェニル、3−メチルフェニル、2−メトキ
    シフェニル、3−メトキシフェニル、2−エトキシフェ
    ニル、又は4−クロロフェニルであり、同時にR1がメ
    チルである化合物を除く二置換 3−チオキソ−1,
    2,4−トリアジン−5−オン。
  9. 【請求項9】 請求項7及び8に記載の式(IIa)及
    び(IVa)の化合物の、より活性の高い活性化合物へ
    の出発物質としての利用。
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