JP3204670B2 - ピリジル−1,2,4−チアジアゾール - Google Patents

ピリジル−1,2,4−チアジアゾール

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JP3204670B2 JP51270494A JP51270494A JP3204670B2 JP 3204670 B2 JP3204670 B2 JP 3204670B2 JP 51270494 A JP51270494 A JP 51270494A JP 51270494 A JP51270494 A JP 51270494A JP 3204670 B2 JP3204670 B2 JP 3204670B2
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D417/00Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D415/00
    • C07D417/02Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D415/00 containing two hetero rings
    • C07D417/04Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D415/00 containing two hetero rings directly linked by a ring-member-to-ring-member bond
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N43/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
    • A01N43/72Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with nitrogen atoms and oxygen or sulfur atoms as ring hetero atoms
    • A01N43/82Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with nitrogen atoms and oxygen or sulfur atoms as ring hetero atoms five-membered rings with three ring hetero atoms

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規なピリジル−1,2,4−チアジアゾール、
その製造方法及びその有害生物(pest)防除剤としての
使用に関する。
ある置換された複素環が殺菌・殺カビ特性(fungicid
al property)を持つことが既に開示されている(ドイ
ツ国特許出願公開第4,033,412号参照)。かくて例えば
2−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−5−メチ
ルスルホニル−1,3,4−オキサジアゾール及び2−(4
−フルオロフェニル)−5−メチルスルホニル−1,3,4
−オキサジアゾールを菌・カビ(fungi)の防除に使用
し得る。しかしながら、これらの物質の活性は全ての施
用の分野においては、特に低い施用割合で完全には満足
できない。
式中、R1は随時置換されていてもよいピリジルを表わ
し、 そして R2は随時置換されていてもよいアリールを表わす、 の新規なピリジル−1,2,4−チアジアゾール並びにその
酸付加塩及び金属塩錯体が見い出された。
また式(I)のピリジル−1,2,4−チアジアゾール並
びにその酸付加塩及び金属塩錯体は式 式中、R1及びR2は上記の意味を有する、 の5−アリールアルキルチオ−1,2,4−チアジアゾール
を随時希釈剤の存在下、随時酸結合剤の存在下及び随時
触媒の存在下で酸化剤と反応させ、続いて必要に応じて
酸または金属塩をかくて得られる式(I)の化合物上に
加える場合に得られる。
最後に式(I)の新規なピリジル−1,2,4−チアジア
ゾール並びにその酸付加塩及び金属塩錯体は有害生物を
防除する際に極めて高度に適する。
驚くべきことに、本発明による物質は構造が類似して
おり、そして同様の作用の様式を有する従来公知の活性
化合物である2−(3−トリフルオロメチルフェニル)
−5−メチルスルホニル−1,3,4−オキサジアゾール及
び2−(4−フルオロフェニル)−5−メチルスルホニ
ル−1,3,4−オキサジアゾールよりかなり良好な病原性
微生物に対する活性を持つ。
ピリジル−1,2,4−チアジアオールの一般的定義は式
(I)により与えられる。
R1は好ましくは2−ピリジル、3−ピリジルまたは4
−ピリジルを表わし、その際にこれら基の各々がハロゲ
ン、シアノ、ニトロ、各々の場合に炭素原子1〜6個を
有する各々の場合に直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキ
ル、アルコキシまたはアルキルスルホニル、各々の場合
に炭素原子1〜6個及び同一もしくは相異なるハロゲン
原子1〜13個を有する各々の場合に直鎖状もしくは分枝
鎖状のハロゲノアルキル、ハロゲノアルコキシまたはハ
ロゲノアルキルスルホニル、アルコキシ基に炭素原子1
〜6個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシカ
ルボニル、アルコキシ部分に炭素原子1〜6個及びアル
キル部分に炭素原子1〜6個を有する直鎖状もしくは分
枝鎖状のアルコキシイミノアルキル、並びに更にハロゲ
ン及び/または各々の場合に炭素原子1〜6個を有する
直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルもしくはアルコキシ
及び/または各々の場合に炭素原子1〜6個及び同一も
しくは相異なるハロゲン原子1〜13個を有する直鎖状も
しくは分枝鎖状のハロゲノアルキルもしくはハロゲノア
ルコキシからなる同一もしくは相異なる置換基で1〜4
置換され得るフェニルからなる同一もしくは相異なる置
換基で1〜4置換されることができ、そしてR2が炭素原
子6〜10個を有するアリールを表わす。
R2は好ましくは炭素原子6〜10個を有するアリールを
表わし、その際にこれら基の各々がハロゲン、シアノ、
ニトロ、各々の場合に炭素原子1〜6個を有する各々の
場合に直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル、アルコキシ
またはアルキルスルホニル、各々の場合に炭素原子1〜
6個及び同一もしくは相異なるハロゲン原子1〜13個を
有する各々の場合に直鎖状もしくは分枝鎖状のハロゲノ
アルキル、ハロゲノアルコキシまたはハロゲノアルキル
スルホニル、アルコキシ基に炭素原子1〜6個を有する
直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシカルボニル、アル
コキシ部分に炭素原子1〜6個及びアルキル部分に炭素
原子1〜6個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコ
キシイミノアルキル、並びに更にハロゲン及び/または
各々の場合に炭素原子1〜6個を有する直鎖状もしくは
分枝鎖状のアルキルもしくはアルコキシ及び/または各
々の場合に炭素原子1〜6個及び同一もしくは相異なる
ハロゲン原子1〜13個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状
のハロゲノアルキルもしくはハロゲノアルコキシからな
る同一もしくは相異なる置換基で1〜4置換され得るフ
ェニルからなる同一もしくは相異なる置換基で1〜4置
換されることができ、そしてR2が炭素原子6〜10個を有
するアリールを表わす。
R1は殊に好ましくは2−ピリジル、3−ピリジルまた
は4−ピリジルを表わし、その際にこれらの基の各々は
フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロ、各々の
場合に炭素原子1〜4個を有する各々の場合に直鎖状も
しくは分枝鎖状のアルキル、アルコキシまたはアルキル
スルホニル、各々の場合に炭素原子1〜4個及び同一も
しくは相異なるハロゲン原子例えばフッ素、塩素及び/
または臭素1〜9個を有する各々の場合に直鎖状もしく
は分枝鎖状のハロゲノアルキル、ハロゲノアルコキシま
たはハロゲノアルコキシスルホニル、アルコキシ部分に
炭素原子1〜4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のア
ルコキシカルボニル、アルコキシ部分に炭素原子1〜4
個及びアルキル部分に炭素原子1〜4個を有する直鎖状
もしくは分枝鎖状のアルコキシイミノアルキル、並びに
/或いは更にフッ素、塩素、臭素、各々の場合に炭素原
子1〜4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル
またはアルコキシ及び/または各々の場合に炭素原子1
〜4個及びフッ素、塩素及び/もしくは臭素原子1〜9
個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のハロゲノアルキル
またはハロゲノアルコキシからなる同一もしくは相異な
る置換基で1〜3置換され得るフェニルからなる同一も
しくは相異なる置換基で1〜4置換されることができ
る。
R2は殊に好ましくは炭素原子6〜10個を有するアリー
ルを表わし、その際にこれらの基の各々はフッ素、塩
素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロ、各々の場合に炭素
原子1〜4個を有する各々の場合に直鎖状もしくは分枝
鎖状のアルキル、アルコキシまたはアルキルスルホニ
ル、各々の場合に炭素原子1〜4個及び同一もしくは相
異なるハロゲン原子例えばフッ素、塩素及び/または臭
素1〜9個を有する各々の場合に直鎖状もしくは分枝鎖
状のハロゲノアルキル、ハロゲノアルコキシまたはハロ
ゲノアルコキシスルホニル、アルコキシ部分に炭素原子
1〜4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシ
カルボニル、アルコキシ部分に炭素原子1〜4個及びア
ルキル部分に炭素原子1〜4個を有する直鎖状もしくは
分枝鎖状のアルコキシイミノアルキル、並びに/或いは
更にフッ素、塩素、臭素、各々の場合に炭素原子1〜4
個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルまたはア
ルコキシ及び/または各々の場合に炭素原子1〜4個及
びフッ素、塩素及び/もしくは臭素原子1〜9個を有す
る直鎖状もしくは分枝鎖状のハロゲノアルキルまたはハ
ロゲノアルコキシからなる同一もしくは相異なる置換基
で1〜3置換され得るフェニルからなる同一もしくは相
異なる置換基で1〜4置換されることができる。
R1は極めて殊に好ましくは2−ピリジル、3−ピリジ
ルまたは4−ピリジルを表わし、その際にこれらの基の
各々はフッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、メチル、
エチル、n−プロピル、イソプロピル、メトキシ、エト
キシ、メチルスルホニル、トリフルオロメチル、トリフ
ルオロメトキシ、トリフルオロメチルスルホニル、メト
キシカルボニル、メトキシイミノメチル並びに或いは更
にフッ素、塩素、メチル、エチル、メトキシ、トリフル
オロメチルまたはトリフルオロメトキシからなる同一も
しくは相異なる置換基で1または2置換され得るフェニ
ルからなる同一もしくは相異なる置換基で1または2置
換されることができる。
R2は極めて殊に好ましくはフェニル、α−ナフチルま
たはβ−ナフチルを表わし、その際にこれらの基の各々
はフッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、メチル、エチ
ル、n−もしくはイソプロピル、n−、イソ−、s−も
しくはt−ブチル、メトキシ、エトキシ、トリフルオロ
メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ジ
フルオロメトキシ、トリフルオロメチルスルホニル、メ
トキシカルボニル、エトキシカルボニル、メトキシイミ
ノメチル並びに/或いは更にフッ素、塩素、メチル、エ
チル、メトキシ、トリフルオロメチルまたはトリフルオ
ロメトキシからなる同一もしくは相異なる置換基で1ま
たは2置換され得るフェニルからなる同一もしくは相異
なる置換基で1〜3置換されることができる。
また本発明による好適な物質は酸並びにR1及びR2が好
適なものとして示される意味を有する式(I)のピリジ
ル−1,2,4−チアジアゾールの付加生成物である。
加え得る酸には好ましくはハロゲン化水素酸例えば塩
酸及び臭化水素酸、特に塩酸、並びにまたリン酸、硝
酸、硫酸、1及び2官能性カルボン酸及びヒドロキシカ
ルボン酸例えば酢酸、マレイン酸、コハク酸、フマール
酸、酒石酸、クエン酸、サリチル酸、ソルビン酸及び乳
酸、並びにまたスルホン酸例えばp−トルエンスルホン
酸、1,5−ナフタレンジスルホン酸またはカルホンスル
ホン酸、サッカリン及びチオサッカリンが含まれる。
本発明による更に好適な化合物は元素周期率表のII−
IV主族並びにI及びII並びにIV〜VIII亜族からの金属及
びR1及びR2が好適なものとして示される意味を有する式
(I)のピリジル−1,2,4−チアジアゾールの付加生成
物である。
これに関して殊に好適な塩は銅、亜鉛、マンガン、マ
グネシウム、スズ、鉄及びニッケルのものである。これ
らの塩の適当な陰イオンは生理学的に適合し得る付加生
成物を生成される酸から誘導されるものである。これに
関して殊に好適なかかる酸はハロゲン化水素酸例えば塩
酸及び臭化水素酸、並びにまたリン酸、硝酸及び硫酸で
ある。
製造実施例に挙げられる化合物以外に、次の式(I)
のピリジル−1,2,4−チアジアゾールを特記し得る: 例えば出発化合物として5−(4−ブロモベンジルチ
オ)−3−(4−ピリジル)−1,2,4−チアジアゾール
及び酸化剤として過マンガン酸カリウムを用いる場合、
本発明による工程の反応の径路は次式により表わし得
る: 本発明による方法を行う際に出発物質として必要とさ
れる5−アリールアルキルチオ−1,2,4−チアジアゾー
ルの一般的定義は式(II)により与えられる。この式
(II)において、R1及びR2は好ましくはこれらの置換基
に対して好適なものとして本発明による式(I)の化合
物の記載に関連して既に挙げられた基を表わす。
式(II)の5−アリールアルキルチオ−1,2,4−チア
ジアゾールは未だ開示されておらず、そして同様に本発
明の目的である。これらのものは式 式中、R1は上記の意味を有する、 の3−ピリジル−1,2,4−チアジアゾール−5−チオン
を随時希釈剤例えばアセトニトリルの存在下及び随時反
応補助剤例えば炭酸カリウムの存在下にて20乃至150℃
間の温度で式 R2−CH2−Hal (IV) 式中、R2は上記の意味を有し、そして Halはハロゲン、殊に塩素または臭素を表わす、 のアリールアルキルハロゲン化物と反応させる場合に得
られる。
式(III)の3−ピリジル−1,2,4−チアジアゾリン−
5−チオンは同様に未だ開示されておらず、そしてまた
本発明の目的である。これらのもは式 式中、R1は上記の意味を有する、 のピリジルアミジン塩酸塩を希釈剤例えばメタノールの
存在下及び反応補助剤例えばナトリウムメチラートの存
在下、及び触媒例えば硫黄の存在下にて20乃至150℃間
の温度で二硫化炭素と反応させる場合に得られる(これ
に関してはまた製造実施例参照)。
式(IV)のアリールアルキルハロゲン化物及び式
(V)のピリジルアミジン塩酸塩は一般的に公知の有機
化学の化合物である。
式(III)の化合物は式 の3−ピリジル−1,2,4−チアジアゾリン−5−チオン
としてか、または式 のその互変異性体の状態の3−ピリジル−5−メルカプ
ト−1,2,4−チアジアゾールのいずれかで存在し得る。
式(IV)のアリールアルキルハロゲン化物との反応に
おいて、このものは反応する式(III a)のメルカプト
形である。
本発明による方法は適当な酸化剤の存在下で行う。適
当なかかる酸化剤は通常硫黄酸化に使用し得る全てのも
のである。好ましくは過酸化水素または有機過酸例えば
過酢酸、4−ニトロ過安息香酸または3−クロロ過安息
香酸、或いは他に無機酸化剤例えば過ヨウ素酸、過マン
ガン酸カリウムまたはクロム酸を用いる。
用いる酸化剤に依存して本発明による方法を行う際に
適する希釈剤は無機または有機溶媒である。好ましくは
アルコール例えばメタノール、エタノール、n−もしく
はイソプロパノール及びその水との混合物または純水;
更に酸例えば酢酸、無水酢酸またはプロピオン酸、或い
は双曲性の非プロトン性溶媒例えばアセトニトリル、ア
セトン、酢酸エチルまたはジメチルホルムアミド、並び
にまた必要に応じてハロゲン化された炭化水素例えばベ
ンジン、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼ
ン、ジクロロベンゼン、石油エーテル、ヘキサン、シク
ロヘキサン、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロ
ホルムまたは四塩化炭素を用いる。
本発明による方法は随時または適当な酸結合剤の存在
下で行い得る。適当なかかる酸結合剤は通常の無機また
は有機塩基である。好ましくはアルカリ土金属、アルカ
リ金属またはアンモニウム水酸化物、酢酸塩、炭酸塩ま
たは炭酸水素塩例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水酸化アンモニウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウ
ム、酢酸カルシウム、酢酸アンモニウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリ
ウムまたは炭酸アンモニウムを用いることができる。
本発明による方法は随時または適当な触媒の存在下で
行い得る。適当なかかる触媒は硫黄酸化に通常使用し得
る全てのものである。好ましくは重金属触媒を用いる。
これに関して例として挙げ得るものはモリブデン、酸ア
ンモニウムまたはタングステン酸アンモニウムである。
本発明による方法を行う場合、反応温度は比較的広範
囲にわたって変え得る。本法は一般に−30乃至150℃間
の温度、好ましくは0乃至80℃間の温度で行う。
本発明による方法は通常大気圧下で行う。しかしなが
らまた、昇圧または減圧下で行い得る。
本発明による方法を行うために、式(II)の5−アリ
ールアルキルチオ−1,2,4−チアジアゾール1モル当り
一般に1.8〜3.0モル、好ましくは2倍モル量の酸化剤及
び適当ならば0.1〜3.0モル、好ましくは1.0〜2.0モルの
酸結合剤及び必要に応じて0.001〜2.0モル、好ましくは
0.01〜1.0モルの触媒を用いる。反応の実行並びに反応
生成物の処理及び単離は一般的に公知の方法により行う
(これに関してはまた製造実施例も参照)。
式(I)の最終生成物は常法を用い、例えばカラムク
ロマトグラフィーまたは再結晶により精製する。
特性化は融点または結晶化しない化合物の場合には屈
折率またはプロトン核磁気共鳴分光法(1H−NMR)によ
り行う。
本発明による式(I)のピリジル−1,2,4−チアジア
ゾールは酸付加塩または金属塩錯体に転化し得る。
式(I)の化合物の酸付加塩の製造のために、適当な
酸は好ましくは本発明による酸付加塩の記載に関連して
好適なものとして既に挙げられたものである。
式(I)の化合物の酸付加塩は塩生成の常法により簡
単に、例えば式(I)の化合物を適当な不活性溶媒に溶
解し、そして酸例えば塩酸を加えることにより得ること
ができ、公知の方法で、例えば濾過により単離すること
ができ、そして必要に応じて不活性有機溶媒を用いる洗
浄により精製することができる。
式(I)の化合物の金属塩錯体を製造する際に、適当
な金属塩は好ましくは本発明による金属塩錯体の記載に
関連して好適な金属塩として既に挙げられたものであ
る。
式(I)の化合物の金属塩錯体は常法により簡単に、
例えば金属塩をアルコール例えばエタノールに溶解し、
そしてこの溶液を式(I)の化合物に加えることにより
得ることができる。金属塩錯体は公知の方法で、例えば
濾過、単離及び必要に応じて再結晶により精製し得る。
本発明による活性化合物及びまた式(II)のアリール
アルキルチオ−1,2,4−チアジアゾールは有害生物に対
して強い作用を有し、そして実際に望ましくない有害な
生物を防除する際に使用し得る。本活性化合物は植物保
護剤、特に殺菌・殺カビ剤(fungicide)として適す
る。
植物保護の殺菌・殺カビ剤はプラスモジオフオロミセ
テス(Plasmodiophoromycetes)、卵菌類(Oomycete
s)、チトリジオミセテス(Chytridiomycetes)、接合
菌類(Zygomycetes)、襄子菌類(Ascomycetes)、担子
菌類(Basidomycetes)、及び不完全菌類(Deuteromyce
tes)をを防除する際に用いられる。
上記の主な見出に含まれる菌・カビ病のある原因生物
を非限定例として下に挙げる:ピチウム(Pythium)種
例えば苗立枯病(Pythium ultimum);フィトフトラ
(Phytophthora)種例えば疫病(Phytophthora infest
ans);プソイドペロノスポラ(Pseudoperonospora)種
例えばべと病(Pseudoperonospora humuliまたはPseud
operonospora cubensis);プラスモパラ(Plasmopar
a)種例えばべと病(Plasmopara viticolu);ペロノ
スポラ(Peronospora)種例えばべと病(Peronospora
pisiまたはP.brassicae);エリシフェ(Erysiphe)種
例えばうどんこ病(Erysiphe graminis);スフェロテ
カ(Sphaerotheca)種例えばうどんこ病(Sphaerotheca
fuliginea);ポドスフェラ(Podosphaera)種例えば
うどんこ病(Podosphaera leucotricha);ベンチュリ
ア(Venturia)種例えば黒星病(Venturia inaequali
s);ピレノフォラ(Pyrenophora)種例えば網斑病(Py
renophora teresまたはP.graminea);(分生胞子器
状:Drechslera、同義Helminthosporium);コクリオボ
ルス(Cochliobolus)種例えば斑点病(Cochliobolus
sativus);(分生胞子状:Drechslera、同義:Helmintho
sporium);ウロマイセス(Uromyces)種例えばさび病
(Uromyces appendiculatus);プシニア(Puccinia)
種例えば赤さび病(Puccinia recondita);ティレテ
ィア(Tilletia)種例えば網なまぐさ黒穂病(Tilletia
caries);ウスティラゴ(Ustilago)種例えば裸黒穂
病(Ustilago nudaまたはUstilago avenae);ペリキ
ュラリア(Pellicularia)種例えば紋枯病(Pellicular
ia sasakii);ピリキュラリア(Pyricularia)種例え
ばいもち病(Pyricularia oryzae);フーザリウム(F
ussarium)種例えばフーザリウム・クルモルム(Fussar
ium culmorum);ボツリティス(Botrytis)種例えば灰
色かび病(Botrytis cinerea);セプトリア(Septori
a)種例えばふ枯病(Septoria nodorum);レプトスフ
エニア(Leptosphaeria)種例えばレプトスフエリア・
ノドルム(Leptosphaeria nodorum);セルコスポラ
(Cercospora)種例えばセルコスポラ・カネセンス(Ce
rcospora canescens);アルテルナリア(Alternari
a)種例えば黒斑病(Alternaria brassicae);プソイ
ドセルコスポレラ(Pseudocercosporella)種例えばプ
ソイドセルコスポレラ・ヘルポトリコイデス(Pseudoce
rcosporella herpotrichoides)。
植物の病気を防除する際に必要な濃度で、本活性化合
物の植物による良好な許容性があるために、植物の地上
部分、生長増殖茎及び種子、並びに土壌の処理が可能で
ある。
これに関して本発明による活性化合物は果物の生長及
び野菜の栽培における病気例えばリンゴ黒星病の病原生
物(Venturia inaequalis)またはブトウベト病の病原
生物(Plasmopara viticola)を防除するか、またはイ
ネの病気例えばいもち病の病原生物(Pyricularia ory
zae)を防除する際に殊に良好に使用し得る。
その特殊な物理的及び/または化学的特性に依存し
て、本活性化合物は普通の組成物例えば、溶液、乳液、
懸濁剤、粉末、泡沫剤、塗布剤、顆粒、エアロゾル、種
子用の重合物質中の極く細かいカプセル及びコーティン
グ組成物、並びにULV冷ミスト及び温ミスト組成物に変
えることができる。
これらの組成物は公知の方法において、例えば活性化
合物を伸展剤、即ち液体溶媒及び/または固体の担体と
随時表面活性剤、即ち乳化剤及び/または分散剤及び/
または発泡剤と混合して製造される。また伸展剤として
水を用いる場合、例えば補助溶媒として有機溶媒を用い
ることもできる。液体溶媒として、主に、芳香族炭化水
素例えばキシレン、トルエンもしくはアルキルナフタレ
ン、塩素化された芳香族もしくは塩素化された脂肪族炭
化水素例えばクロロベンゼン、クロロエチレンもしくは
塩化メチレン、脂肪族炭化水素例えばシクロヘキサン、
またはパラフィン例えば鉱油留分、鉱油及び植物油、ア
ルコール例えばブタノールもしくはグリコール並びにそ
のエーテル及びエステル、ケトン例えばアセトン、メチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトンもしくはシク
ロヘキサノン、強い有極性溶媒例えばジメチルホルムア
ミド及びジメチルスルホキシド並びに水が適している;
液化した気体の伸展剤または担体とは、常温及び常圧で
は気体である液体を意味し、例えばハロゲン化された炭
化水素並びにブタン、プロパン、窒素及び二酸化炭素の
如きエアロゾル噴射基剤である;固体の担体として、粉
砕した天然鉱物、例えばカオリン、クレイ、タルク、チ
ョーク、石英、アタパルジャイト、モントモリロナイ
ト、またはケイソウ土並びに粉砕した合成鉱物例えば高
度に分散性ケイ酸、アルミナ及びシリケートが適してい
る;粒剤に対する固体の担体として、粉砕し且つ分別し
た天然岩、例えば方解石、大理石、軽石、海泡石及び白
雲石並びに無機及び有機のひきわり合成顆粒及び有機物
質の顆粒例えばおがくず、やしがら、トウモロコシ穂軸
及びタバコ茎が適している;乳化剤及び/または発泡剤
として非イオン性及び陰イオン性乳化剤例えばポリオキ
シエチレン−脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪
族アルコールエステル例えばアルキルアリールポリグリ
コールエーテル、アルキルスルホネート、アルキルスル
フェート、アリールスルホネート並びにアルブミン加水
分解生成物が適している;分散剤として、例えばリグニ
ンスルファイト廃液及びメチルセルロースが適してい
る。
接着剤例えばカルボキシメチルセルロース並びに粉
状、粒状またはラテックス状の天然及び合成重合体例え
ばアラビアゴム、ポリビニルアルコール及びポリビニル
アセテート並びに天然リン脂質例えばセファリン及びレ
シチン、及び合成リン脂質を組成物に用いることができ
る。他の添加物は鉱油及び植物油であることができる。
着色剤例えば無機顔料、例えば酸化鉄、酸化チタン及
びプルシアンブルー並びに有機染料例えばアリザリン染
料、アゾ染料及び金属フタロシアニン染料、及び微量の
栄養剤例えば鉄、マンガン、ホウ素、銅、コバルト、モ
リブテン及び亜鉛の塩を用いることができる。
調製物は一般に活性化合物0.1乃至95重量%間、好ま
しくは0.5乃至90重量%間を含有する。
本発明による活性化合物は他の公知の活性化合物、例
えば殺菌・殺カビ剤、殺虫剤、殺ダニ剤(acaricides)
及び除草剤との混合物として、並びに肥料及び他の生長
調節剤との混合物として調製物中に存在することができ
る。
本活性化合物はそのままで、その調製物の形態或いは
該調製物から調製した使用形態、例えば調製済液剤、懸
濁剤、水和剤、塗布剤、可溶性粉剤、粉剤及び粒剤の形
態で使用することができる。これらのものは普通の方法
において、例えば液剤散布(watering)、スプレー、ア
トマイジング、粒剤散布(scattering)、粉剤散布(du
sting)、フォーミング(forming)、はけ塗り等によっ
て施用される。更に、超低容量法に従って活性化合物を
施用するか、或いは活性化合物の調製物または活性化合
物自体を土壌中に注入することができる。また植物の種
子を処理することもできる。
本発明による物質を用いる場合、施用割合は施用の方
法に依存して比較的広範囲にわたって変え得る。かくて
植物の部分を処理する場合、施用形態における活性化合
物濃度は一般に1乃至0.0001重量%、好ましくは0.5乃
至0.001重量%間である。種子を処理する際には、一般
に種子1kg当り0.001〜50g、好ましくは0.1〜10gの活性
化合物を必要とする。土壌を処理する際には、作用場所
に0.00001〜0.1重量%、好ましくは0.0001〜0.02重量%
の活性化合物濃度を必要とする。
本発明による物質の製造及び使用は次の実施例から明
らかである。
製造実施例: 実施例1 過マンガン酸カリウム9.5g(0.06モル)を氷酢酸75ml
中の5−(4−ブロモベンジルチオ)−3−(4−ピリ
ジル)−1,2,4−チアジアゾール10.9g(0.03モル)に加
え、そして混合物を続いて50〜60℃で16時間撹拌した。
このものを水を加え、混合物を水酸化ナトリウム水溶液
で中和し、沈澱した二酸化マンガンを亜硫酸水素ナトリ
ウム水溶液で分解し、次に混合物をジクロロメタンで抽
出し、一緒にした有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥し、
溶媒を減圧下で除去し、残渣をエーテルと共に撹拌する
ことにより結晶化させ、結晶を吸引濾別し、そしてこの
ものを乾燥することにより処理した。
融点173℃の5−(4−ブロモベンジルスルホニル)
−3−(4−ピリジル)−1,2,4−チアジアゾール4.7g
(理論値の40%)が得られた。
出発化合物の製造: 5−メルカプト−3−(4−ピリジル)−1,2,4−チ
アジアゾール9.8g(0.05モル)を臭化4−ブロモベンジ
ル13.8g(0.055モル)及び炭酸カリウム8.3g(0.06モ
ル)と一緒にアセトニトリル100ml中で還流温度で16時
間加熱した。混合物を真空中で濃縮し、残渣をジクロロ
メタン中に取り入れ、このものを水で洗浄し、硫酸ナト
リウム上で乾燥し、次に真空中で混合物を濃縮した。残
渣をエーテルと共に撹拌することにより結晶化させ、結
晶を吸引濾別し、そして乾燥した。
融点132℃の5−(4−ブロモベンジルチオ)−3−
(4−ピリジル)−1,2,4−チアジアゾール7.8g(理論
値の43%)が得られた。
4−ピリジルアミジン塩酸塩315g(2.0モル)、メタ
ノール中の30%ナトリウムメチラート溶液1380g(6.0モ
ル)、二硫化炭素380g(5.0モル)及び硫黄粉末83.2g
(2.6モル)をメタノール2000ml中にて還流温度で16時
間加熱し、次に混合物を室温に冷却した。反応混合物を
真空中で濃縮することにより処理した。残渣を熱水に溶
解し、そして溶液を濾過した。濾液を酢酸を用いてpH4
に調整した。沈殿した固体を吸引濾別し、熱イソプロパ
ノール中に懸濁し、懸濁液を再び冷却し、固体を吸引濾
別し、そして乾燥した。
融点206℃(分解)の5−メルカプト−3−(4−ピ
リジル)−1,2,4−チアジアゾール259g(理論値の66
%)が得られた。
対応する方法及び製造する一般的指示に従って、次の
式(I)のピリジル−1,2,4−チアジアゾールが得られ
た: また次の実施例に示される式(III)の出発物質を実
施例1に示される方法により製造した。
実施例52 5−メルカプト−3−(2−ピリジル)−1,2,4−チア
ジアゾール 収量:178.5g(理論値の46%) 融点:197℃ 実施例53 5−メルカプト−3−(3−ピリジル)−1,2,4−チア
ジアゾール 収量:289g(理論値の74%) 融点:203℃(分解) 使用例: 次の使用例において、下記の化合物を比較物質として
用いた: 2−(4−フルオロフェニル)−5−メチルスルホニル
−1,3,4−オキサジアゾール 2−(3−トリフルオロメチルフェニル)−5−メチル
スルホニル−1,3,4−オキサジアゾール (共にドイツ国特許出願公開4,033,412号から公知) 実施例A 黒星病(Venturia)試験(リンゴ)/保護 溶 媒:アセトン 4.7重量部 乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエーテル 0.3重量部 活性化合物の適当な調製物を製造するために、活性化
合物1重量部を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、この
濃厚物を水で希釈して所望の濃度にした。
保護活性を試験するために、若い植物に活性化合物の
調製物をしたたり落ちる程度にぬれるまで噴霧した。噴
霧コーティングが乾燥した後、この植物にリンゴ黒星病
原細菌[apple scab causative organism(Venturia
inaequalis)]の分生胞子器の水性懸濁液を接種し、
次に20℃及び相対湿度100%で培養室に1日間置いた。
この植物を約20℃及び約70%の相対湿度で温床に置い
た。
評価を接種の12日後に行った。
この試験において、実施例2、3、4、7、8、10、
11、16、24及び25に示される本発明による物質は噴霧液
体中にて10ppmの活性化合物濃度で70%より高い作用の
程度を表わし、一方比較物質(A)及び(B)の作用の
程度はそれぞれ3%及び0%のみであった。
実施例B ベト病(Plasmopara)試験(ブドウ)/保護 溶 媒:アセトン 4.7重量部 乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエーテル 0.3重量部 活性化合物の適当な調製物を製造するために、活性化
合物1重量部を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、この
濃厚物を水で希釈して所望の濃度にした。
保護活性を試験するために、若い植物に活性化合物の
調製物をしたたり落ちる程度にぬれるまで噴霧した。噴
霧コーティングが乾燥した後、この植物にベト病(Plas
mopara viticola)の水性胞子懸濁液を接種し、次に20
〜22℃及び相対湿度100%で培養室に5日間置いた。次
にこの植物を21℃及び90℃の相対湿度で5日間温床に置
いた。次にこの植物を湿潤させ、そして培養室に1日間
置いた。
評価を接種の6日後に行った。
この試験において、実施例1、2、5、10、13、15、
17、18、19、24及び26に示される本発明による物質は噴
霧液体中にて10ppmの活性化合物濃度で80%より高い作
用の程度を表わし、一方比較物質(A)及び(B)の作
用の程度はそれぞれ0であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デーネ, ハインツ−ビルヘルム ドイツ連邦共和国デー―40789モンハイ ム・クリシヤーシユトラーセ81 (56)参考文献 特開 平1−261381(JP,A) 特開 昭63−165376(JP,A) 米国特許3478045(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 417/04 A01N 43/836 CA(STN) CAOLD(STN) REGISTRY(STN)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 式中、R1が2−ピリジル、3−ピリジルまたは4−ピリ
    ジルを表わし、その際にこれらの基の各々がハロゲン、
    シアノ、ニトロ、各々の場合に炭素原子1〜6個を有す
    る各々の場合に直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル、ア
    ルコキシまたはアルキルスルホニル、各々の場合に炭素
    原子1〜6個及び同一もしくは相異なるハロゲン原子1
    〜13個を有する各々の場合に直鎖状もしくは分枝鎖状の
    ハロゲノアルキル、ハロゲノアルコキシまたはハロゲノ
    アルキルスルホニル、アルコキシ基に炭素原子1〜6個
    を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシカルボニ
    ル、アルコキシ部分に炭素原子1〜6個及びアルキル部
    分に炭素原子1〜6個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状
    のアルコキシイミノアルキル、並びに更にハロゲン及び
    /または各々の場合に炭素原子1〜6個を有する直鎖状
    もしくは分枝鎖状のアルキルもしくはアルコキシ及び/
    または各々の場合に炭素原子1〜6個及び同一もしくは
    相異なるハロゲン原子1〜13個を有する直鎖状もしくは
    分枝鎖状のハロゲノアルキルもしくはハロゲノアルコキ
    シからなる同一もしくは相異なる置換基で1〜4置換さ
    れ得るフェニルからなる同一もしくは相異なる置換基で
    1〜4置換されることができ、そしてR2が炭素原子6〜
    10個を有するアリールを表わし、その際にこれら基の各
    々がハロゲン、シアノ、ニトロ、各々の場合に炭素原子
    1〜6個を有する各々の場合に直鎖状もしくは分枝鎖状
    のアルキル、アルコキシまたはアルキルスルホニル、各
    々の場合に炭素原子1〜6個及び同一もしくは相異なる
    ハロゲン原子1〜13個を有する各々の場合に直鎖状もし
    くは分枝鎖状のハロゲノアルキル、ハロゲノアルコキシ
    またはハロゲノアルキルスルホニル、アルコキシ基に炭
    素原子1〜6個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアル
    コキシカルボニル、アルコキシ部分に炭素原子1〜6個
    及びアルキル部分に炭素原子1〜6個を有する直鎖状も
    しくは分枝鎖状のアルコキシイミノアルキル、並びに更
    にハロゲン及び/または各々の場合に炭素原子1〜6個
    を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルもしくはア
    ルコキシ及び/または各々の場合に炭素原子1〜6個及
    び同一もしくは相異なるハロゲン原子1〜13個を有する
    直鎖状もしくは分枝鎖状のハロゲノアルキルもしくはハ
    ロゲノアルコキシからなる同一もしくは相異なる置換基
    で1〜4置換され得るフェニルからなる同一もしくは相
    異なる置換基で1〜4置換されることができる、 のピリジル−1,2,4−チアジアゾール。
  2. 【請求項2】式 式中、R1及びR2は請求の範囲第1項で定義された意味を
    有する、 のピリジル−1,2,4−チアジアゾール並びにその酸付加
    塩及び金属塩錯体を製造する際に、式 式中、R1及びR2は上記の意味を有する、 の5−アリールアルキルチオ−1,2,4−チアジアゾール
    を随時希釈剤の存在下、随時酸結合剤の存在下及び随時
    触媒の存在下で酸化剤と反応させ、続いて必要に応じて
    酸または金属塩をかくて得られる式(I)の化合物上に
    加えることを特徴とする、式(I)のピリジル−1,2,4
    −チアジアゾール並びにその酸付加塩及び金属塩錯体の
    製造方法。
  3. 【請求項3】少なくとも1つの請求の範囲第1項記載の
    式(I)のピリジル−1,2,4−チアジアゾールまたは式
    (I)のピリジル−1,2,4−チアジアゾールの酸付加塩
    もしくは金属塩錯体を含むことを特徴とする、菌・カビ
    防除用組成物。
  4. 【請求項4】菌・カビを防除する際に請求の範囲第1項
    記載のピリジル−1,2,4−チアジアゾール及び/または
    その酸付加塩及び金属塩錯体を使用する方法。
  5. 【請求項5】請求の範囲第1項記載の式(I)のピリジ
    ル−1,2,4−チアジアゾール及び/またはその酸付加塩
    もしくは金属塩錯体を菌・カビ及び/またはその生育場
    所に施用することを特徴とする、菌・カビの防除方法。
  6. 【請求項6】請求の範囲第1項記載のピリジル−1,2,4
    −チアジアゾール及び/またはその酸付加塩もしくは金
    属塩錯体を増量剤及び/または表面活性物質と混合する
    ことを特徴とする、菌・カビ防除用組成物の製造方法。
  7. 【請求項7】式 式中、R1及びR2は請求の範囲第1項で定義された意味を
    有する、 の5−アリールアルキルチオ−1,2,4−チアジアゾー
    ル。
  8. 【請求項8】式 式中、R1及びR2は請求の範囲第1項で定義された意味を
    有する、 の5−アリールアルキルチオ−1,2,4−チアジアゾール
    を製造する際に、式 式中、R1は上記の意味を有する、 の3−ピリジル−1,2,4−チアジアゾリン−5−チオン
    を式 R2CH2−Hal (IV) 式中、R2は上記の意味を有する、そしてHalはハロゲン
    を表わす、 のアリールアルキルハロゲン化物と反応させることを特
    徴とする、式(II)の5−アリールアルキルチオ−1,2,
    4−チアジアゾールの製造方法。
  9. 【請求項9】式 式中、R1は随時置換されていてもよいピリジルを表わ
    す、 の3−ピリジル−1,2,4−チアジアゾリン−5−チオ
    ン。
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