JPH0578251U - 簡易マスク - Google Patents

簡易マスク

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JPH0578251U
JPH0578251U JP2829192U JP2829192U JPH0578251U JP H0578251 U JPH0578251 U JP H0578251U JP 2829192 U JP2829192 U JP 2829192U JP 2829192 U JP2829192 U JP 2829192U JP H0578251 U JPH0578251 U JP H0578251U
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 頂角を切除した扇形の熱融着性不織布シート
2枚を、その弧縁部12を除いた縁部に熱封着部5を有
し、マスク本体1とする。弧縁部12は、熱封着部5の
両端部から切込まれた切目31によって接合部2に接合
された耳掛片40となして、耳掛片40には環形成切目
3が設けられて、耳掛部4とした簡易マスクである。 【効果】 扇形のマスク本体1は、展開すると立体的マ
スクとなり、マスク本体1の両側には接合部2により閉
環状の耳掛部4が接合されている。耳掛部4とマスク本
体1とは、不織布シートに切目31,3を入れるだけで
形成されるから、歩留高く、量産性にすぐれ、保管、輸
送に嵩張らず、かつ、使用も簡便にすることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、不織布シートを利用した簡易マスクの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
医療、食品加工、半導体製造或いは微生物産業の分野における職場では、使い 捨ての簡易マスクが広く利用され、織布、不織布、紙などの安価な素材を用いた ものが多い。
【0003】 簡易マスクは、織布などをそのまま平面的に使用したものと、立体的に裁断縫 製加工したものとがある。平面的なものは、マスク内面と鼻腔・口腔との間に空 間が少ないため、呼吸性や会話明瞭性に難点があるが、他方、加工成形が簡便で ある利点がある。
【0004】 立体的に加工された簡易マスクは、上記空間を十分確保することができるので 賞用されるが、保管、輸送に嵩高となり、加工コストも高額になる。簡易マスク の顔面への装着に関しては、簡易マスクの左右縁部に耳掛用ひもを別体に取着す るもの、平面的なマスクの左右両側に人の耳が入るだけの円孔を設けたもの、立 体的なマスクの内面に貼った粘着テープにより、顔面とマスクとを接着させる方 式がある。
【0005】 また、本出願人は、二重に重ねた熱シール性繊維シートを用いて、熱シールに より立体的なマスクに形成し、マスク内面に粘着剤層を設けた簡易マスクを提案 した(実開平4−30552号)。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
簡易マスクの装着手段に関して、上記粘着テープ、粘着層によるものが一見合 理的に見られるが、粘着剤の種類やその配列によっては着用者に違和感を与え、 特に女性顔面の化粧層により、あるいは人の汗や油脂層によって、粘着不良とな って、マスクが脱落するのが欠点であった。
【0007】 耳掛用紐の利用は、紐の製造と紐のマスクへの縫い付け加工などの取付けが製 造工程上工程増となり、量産性を妨げていた。上記の一枚シートに設けた円孔状 の耳掛けは、マスク生地から円孔部を打抜くので、不経済であり、また円孔に耳 を通すという操作は着用者には不評であった。
【0008】 本考案は、上記諸問題を解決すべく、平面的なマスクにも、立体的なマスクに おいても適用可能な耳掛部を備え、使用感良好で、成形性と経済性にすぐれた安 価に供給可能な簡易マスクを提供せんとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案の簡易マスクは、不織布シートから形成されたマスク本体及び当該マス ク本体の両側に連接部を設けて一体に接合された耳掛部から成り、当該耳掛部は マスク本体との間に連接部を終端とする区画切目が設けられて耳掛片となし、耳 掛片に環状形成切目が設けられて耳掛環となしたことを特徴とするものである。
【0011】 また、不織布シートには、湾曲状若しくは曲折状を成す一部の周縁に熱融着部 を有する上下二重の不織布シートが使用され、当該不織布シートは、熱融着部の 両側を切除して連接部に至る一対の弧状の区画切目により、開口片と一対の耳掛 片とに区分され、当該開口片をマスク本体とした簡易マスクとするのがよい。 さらに、同様に上下二重の不織布シートであって、上記不織布シートは当該区 画切目が熱融着部の両側を当該連接部として切り残して弧状に形成されて開口片 と一対の耳掛片とに区分され、当該開口片をマスク本体とした簡易マスクが採用 される。
【0012】
【作用】
マスク本体の両側には、耳掛部が一体に接合されるのであるが、不織布シート の縁部に入れた区画切目は、連接部を設けて耳掛片をマスク本体と区分し、かつ 区分された耳掛片に入れられた環形成切目が耳掛片を閉環状の一対の耳掛環とな し、当該一対の耳掛環が人の両耳の耳蓋の後側に係止されて、マスク本体が口腔 部及び鼻部を覆うように張設される。
【0013】
【実施例】
まず、本考案の最も簡単な構造の簡易マスクの実施例を以下に示す。 図1(A)は、四辺形の不織布シートの両側に、側縁部11,11に平行に区 画切目31、31を、本例では上下の両縁部10、10から中央部を切残して設 け、切残しの中央部を連接部2として、その連接部2,2に接合された耳掛け片 40,40が形成されている。
【0014】 この耳掛片4に、長手方向に向けて中央線上に環形成切目3を入れて、切目3 の両端は、シート片の両端10,10を切除せずに、シート内で終端としている 。
【0015】 図1(B)に示すように耳掛け片40を左右に開けば、耳掛環41が形成され る。そこで、不織布シートの中央部をマスク本体1とし、その両側の連接部2で 接合された耳掛部4が形成される。
【0016】 図2(A)と(B)は、図1(A)に示した一重構造の簡易マスクの不織布シ ートの裏面に、さらに、もう一枚不織布を添設し上下の縁部10、10において 、熱融着してマスク本体1を二重シートとした簡易マスクを示している。
【0017】 図1に示すようなマスクには、不織布シートには、綿不織布若しくはレーヨン 不織布が使用される。 また、熱融着部5を有する図2に示すようなマスクの不織布シートは、熱融着 性のある熱可塑性樹脂不織布を使用するか、或いは図2(B)に示すように、熱 融着部5のみ、熱可塑性の樹脂布を添着した不織布シートを使用する。熱可塑性 樹脂不織布しとては、ポリエステル系繊維、ポリプロピレン系繊維、又はポリエ チレン系の繊維の不織布や、これらの繊維を混入した綿不織布が使用できる。そ して二重シートとする場合には、裏側の不織布を極細繊維の密度高く調製したも のが好適に採用される。
【0018】 図2(C)は、本実施例の簡易マスクを、人の顔面に装着する状態を示してい る。簡易マスクの両耳掛部4,4の耳掛環41,41を人の両耳の後側に係止し て、口周りを経由する両耳間に簡易マスクを張設すれば、マスク本体1は、鼻柱 から下顎部に至る口部周辺を覆うことができる。
【0019】 以上の実施例は、マスク本体1が矩形のものを示したが、矩形の角が丸味を呈 したもの、長円形又は円形のものも適宜利用することができる。
【0020】 図3(A)は頂角が切除された概ね扇形をなす2枚の熱融着性不織布シートを 上下重積して、立体的なマスクを形成する実施例の上面図を示している。
【0021】 本例では、扇弧縁部12を除外して、突出した屈折状の外縁13が熱融着され 、当該熱融着部5の両端とから区画切目31、31が設けられて、その切目31 、31の終端の連接部2に接合された耳掛片40が形成され、当該耳掛片40の 中心線上に、両端部を除き環形成切目3が設けられて、耳掛片40は耳掛環41 が形成される。
【0022】 図3(B)は、マスクの断面図であるが、対面した扇面1a,1bをもって、 一対の開口片とし、左右に展開するとマスク本体1となる。そこで図3(A)に 示した表裏に重ねた対称形の開口片の耳掛環41を左右に引張り展開すると、同 図(C)に示した様に、融着部5を縦線状に有する開口片の両側に耳掛環41が 接合された左右対称の簡易マスクとなる。
【0023】 図4(A)は、一枚の熱融着性不織布シートを折目6で折り曲げて上下に重ね られ、その折目6の左右側方の縁部を熱封着して融着部5を設けて、当該シート は扇状をなしている。
【0024】 扇状の当該不織布シートには、本例では、当該シートの裾部の扇弧縁に沿って 、融着部5を除き、区画切目31,31が設けられ、切目31の両融着部5,5 を連接部2とした耳掛片40がその中点の切目301で切り離されている。耳掛 片40は、それぞれ端部の融着部5、5から中央部に沿って切込まれた環形成切 目3が設けられて、耳掛環41,41とされている。当該シートの裾部を開口片 となし、この裾部を開くことにより、マスク本体1とする。
【0025】 耳掛環41を左右に開いて展開すると、図4(B)に示すような、マスク本体 1の左右に耳掛部4が一体に接合された簡易マスクとなるが、本例では熱融着部 5,5の端部が連接部2、2となる構造である。
【0026】 以上のように、本考案のマスクは、不織布シートの左右縁部、又は扇状のマス クである場合には扇弧状をなす縁部に耳掛片を形成するように切目を入れるので あり、マスクの製作にあたっては、プレス又はローラに備えた切刃により、周縁 及び所要の切目の裁断を行うことができ、プレス等で熱融着部を設ける際に同時 に切目と裁断を同時に行うことも容易になし得る。
【0027】 また、図3(A)及び図4(A)に示すように、区画切目や環形成切目の終端 の先側に切目が断続するミシン目34を予め不織布シートに入れておくと、マス ク使用者がミシン目を適宜破ることにより、耳掛片の長さや耳掛環の大きさを拡 大することができ、使用者が自己の口周りを経由する両耳間距離に適した耳掛環 41を使用の都度容易に調整することができて便利である。
【0028】 不織布シートとして、ポリエステル系、ポリプロピレン系、又はポリエチレン 系等の1/10〜1/100デニール程度の極細繊維の緻密な不織布を利用する ことにより、フィルター効果に優れた簡易マスクとすることができ、このような 簡易マスクは、図3乃至図4に示したような立体的マスク形状にして、防塵用の 他、花粉瀘過用として花粉症防護用マスクに利用することができる。
【0029】
【考案の効果】
当該耳掛部は、マスク本体の外縁部に連接され形成される、かつ、一枚の、又 は二枚重ねの不織布シートから上記所要の切目を入れるだけで、簡易マスクとさ れるので、耳掛部の取付け作業を要せず製作上の歩留りが高く、量産性にすぐれ た使い捨ての簡易マスクとすることができる。
【0030】 本考案の簡易マスクは、平面的マスクと立体的マスクとを問わず、マスク本体 及び耳掛部を平面的に包装することができるので嵩張らず、保管、輸送に便利で ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る単一の不織布シートから
形成された矩形状の簡易マスクの正面図(A)及び耳掛
部を展開した斜視図(B)。
【図2】他の実施例の二重の不織布シートから形成され
た矩形状の簡易マスクの正面図(A)、断面図(B)及
び使用態様図(C)。
【図3】実施例に係る立体的簡易マスクの上面図
(A)、断面図(B)及び展開図(C)。
【図4】他の実施例に係る立体的簡易マスクの上面図
(A)及び展開図(B)。
【符号の説明】
1 マスク本体 2 連接部 3 環形成切目 31 区画切目 4 耳掛部 41 耳掛環 5 熱融着部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不織布シートにより成形されたマスク本
    体及び当該マスク本体の両側に連接部を設けて一体に接
    合された耳掛部から成り、 当該不織布シートは、当該連接部に終端を有する区画切
    目が設けられて、マスク本体と一対の耳掛片とに区分さ
    れ、 当該耳掛部が、当該耳掛片に環形成切目が設けられて耳
    掛環となしたことを特徴とする簡易マスク。
  2. 【請求項2】 上記不織布シートは、湾曲状若しくは曲
    折状を成す一部の周縁に熱融着部を有する上下二重の不
    織布シートであって、 不織布シートは、熱融着部の両側を切除して連接部に至
    る一対の弧状の区画ストロットにより、開口片と一対の
    耳掛片とに区分され、当該開口片をマスク本体とした請
    求項1記載の簡易マスク。
  3. 【請求項3】 上記不織布シートは、曲折状若しくは湾
    曲状の一部の周縁に熱融着部を有する上下二重の不織布
    シートであって、 上記不織布シートは、当該区画切目が熱融着部の両側を
    当該連接部として切り残して弧状に形成されて、開口片
    と一対の耳掛片とに区分され、当該開口片をマスク本体
    とした請求項1記載の簡易マスク。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011056240A (ja) * 2009-09-07 2011-03-24 Kang Na Hsing Enterprise Co Ltd マスクの製造方法及びそのマスク製品

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55114647U (ja) * 1979-02-05 1980-08-13

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