JP2606085Y2 - 簡易マスク - Google Patents

簡易マスク

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JP2606085Y2
JP2606085Y2 JP1992028291U JP2829192U JP2606085Y2 JP 2606085 Y2 JP2606085 Y2 JP 2606085Y2 JP 1992028291 U JP1992028291 U JP 1992028291U JP 2829192 U JP2829192 U JP 2829192U JP 2606085 Y2 JP2606085 Y2 JP 2606085Y2
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Japan
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mask
cut
fan
ring
shaped
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純子 菊池
愛 高橋
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純子 菊池
明星産商株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、不織布シートを利用し
た簡易マスクの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】医療、食品加工、半導体製造或いは微生
物産業の分野における職場では、使い捨ての簡易マスク
が広く利用され、織布、不織布、紙などの安価な素材を
用いたものが多い。
【0003】簡易マスクは、織布などをそのまま平面的
に使用したものと、立体的に裁断縫製加工したものとが
ある。平面的なものは、マスク内面と鼻腔・口腔との間
に空間が少ないため、呼吸性や会話明瞭性に難点がある
が、他方、加工成形が簡便である利点がある。
【0004】立体的に加工された簡易マスクは、上記空
間を十分確保することができるので賞用されるが、保
管、輸送に嵩高となり、加工コストも高額になる。簡易
マスクの顔面への装着に関しては、簡易マスクの左右縁
部に耳掛用ひもを別体に取着するもの、平面的なマスク
の左右両側に人の耳が入るだけの円孔を設けたもの、立
体的なマスクの内面に貼った粘着テープにより、顔面と
マスクとを接着させる方式がある。
【0005】また、本出願人は、二重に重ねた熱シール
性繊維シートを用いて、熱シールにより立体的なマスク
に形成し、マスク内面に粘着剤層を設けた簡易マスクを
提案した(実開平4−30552号)。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】簡易マスクの装着手段
に関して、上記粘着テ−プ、粘着層によるものが一見合
理的に見られるが、粘着剤の種類やその配列によっては
着用者に違和感を与え、特に女性顔面の化粧層により、
あるいは人の汗や油脂層によって、粘着不良となって、
マスクが脱落するのが欠点であった。
【0007】耳掛用紐の利用は、紐の製造と紐のマスク
への縫い付け加工などの取付けが製造工程上工程増とな
り、量産性を妨げていた。上記の一枚シートに設けた円
孔状の耳掛けは、マスク生地から円孔部を打抜くので、
不経済であり、また円孔に耳を通すという操作は着用者
には不評であった。
【0008】本考案は、上記諸問題を解決すべく、平面
的なマスクにも、立体的なマスクにおいても適用可能な
耳掛部を備え、使用感良好で、成形性と経済性にすぐれ
た安価に供給可能な簡易マスクを提供せんとするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は上記課題を解決
するために、不織布シートを折目で重ねて略扇形にした
マスク本体の前記折目と扇弧縁部を残して他の外縁を結
合し、かつ、前記扇弧縁部内に連接部を残して前記外縁
に達しない扇弧状の区画切目を形成するとともに、その
外側に所定巾で離間して前記扇弧縁部に沿い前記外縁に
達する扇弧状の環形成切目を平行に形成し、さらに、前
記区画切目より前記環形成切目の離間部 を通過して外側
に向けて開放する切目を形成してなる簡易マスク及び
記区画切目と環形成切目のいずれか一方又は両方の先側
にミシン目を形成した簡易マスク提供する。
【0010】
【作用】上記構成の本考案によれば、マスク本体の環形
成切目及び区画切目をそれぞれ開くと、マスク装着時に
耳に引掛けるべき一対の耳掛環を形成することができ
る。この一対の耳掛環が人の両耳の耳蓋の後側に係止さ
れて、マスク本体が口腔部及び鼻部を覆うように張設さ
れる。この耳掛環には環形成切目と区画切目との折り返
し部が形成されるので、それが伸縮性を持ち、かつ、ク
ッション性を有して装着感を向上させる。また、耳掛環
の大きさをミシン目によって調整することができるの
で、大人だけでなく子供でも使用できる。
【0011】
【実施例】本考案にかかる簡易マスクの実施例を図1に
基づき説明する。(A)は、一枚の熱融着性不織布
シートを折目6で折り曲げて上下に重ねられ、その折目
6の左右両側方の縁部を熱封着して熱融着部5を設け
て、当該不織布シートは略扇状をなしている。すなわ
ち、不織布シートを折目6で重ねて略扇形にしたマスク
本体1の折目6と扇弧縁部12を残して外縁13,13
を結合し、かつ、前記扇弧縁部12内の両端部付近でそ
れぞれ連接部2を残して外縁13,13に達しない扇弧
状の区画切目31を形成すると共に、その外側に所定巾
で離間して前記扇弧縁部12に沿った扇弧状の環形成切
目3,3を平行に形成し、さらに前記扇弧縁部12の略
中央部で前記区画切目31より前記環形成切目3,3の
離間部を通過して外側に向けて切目301を形成してな
る。前記区画切目31と環形成切目3のいずれか一方又
は両方の先側にミシン目34が形成されている。
【0012】扇状の当該不織布シートには、当該シート
の裾部の扇弧縁部12に沿って、熱融着部5を除き、区
画切目31,31が設けられ、区画切目31の両熱融着
部5,5を連接部2とした耳掛片40がその中点の切目
301で切り離されている。耳掛片40は、それぞれ端
部の熱融着部5、5から中央部に沿って切込まれた環形
成切目3が設けられて、耳掛環41,41とされてい
る。当該シートの裾部を開口片となし、この裾部を開く
ことにより、表裏に重ねた対称形の開口片の耳掛環41
を左右に引張り展開すると、同図(B)に示した様に、
熱融着部5を横線状に有する開口片の両側に耳掛環41
が接合された上下対称の簡易マスクとなる。
【0013】耳掛環41を左右に開いて展開すると、図
(B)に示すような、マスク本体1の左右に耳掛部4
が一体に接合された簡易マスクとなるが、本例では熱融
着部5,5の端部が連接部2、2となる構造である。
【0014】以上のように、本考案のマスクは扇弧状を
なす縁部に耳掛片を形成するように切目を入れるのであ
り、マスクの製作にあたっては、プレス又はローラに備
えた切刃により、周縁及び所要の切目の裁断を行うこと
ができ、プレス等で熱融着部を設ける際に同時に切目と
裁断を行うことも容易になし得る。
【0015】また、図1(A)に示すように、区画切目
31や環形成切目3の終端の先側に切目が断続するミシ
ン目34を、区画切目31や環形成切目3と共に形成し
ておくと、マスク使用者がミシン目34を適宜破ること
により、耳掛片40の長さ又は耳掛環41の大きさを拡
大することができ、使用者が自己の口周りを経由する両
耳間距離に適した耳掛環41を使用の都度容易に調整す
ることができて便利である。
【0016】不織布シートとして、ポリエステル系、ポ
リプロピレン系、又はポリエチレン系等の1/10〜1
/100デニール程度の極細繊維の緻密な不織布を利用
することにより、フィルター効果に優れた簡易マスクと
することができ、このような簡易マスクは立体的マスク
形状にして、防塵用の他、花粉瀘過用として花粉症防護
用マスクに利用することができる。
【0017】
【考案の効果】以上説明した本考案によれば、マスク本
体を2枚合わせとした略扇形の素材の扇弧縁部に耳掛部
を形成することにより、なるべく最小限の素材を確保で
きて省資源を図っており、さらに、マスク本体を2枚合
わせにすることでマスクとしての機能を向上させ、着用
感を良好にすることができる。そして、耳掛片は折り返
し部が形成されて当該部分が伸縮性があり、クッション
性が備わり、装着感を向上させる利点を有する。
【0018】本考案の簡易マスクは、平面的マスクと立
体的マスクとを問わず、マスク本体及び耳掛部を平面的
に包装することができるので嵩張らず、保管、輸送に便
利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる簡易マスクの実施例を示す立体
的簡易マスクの上面図(A)及び展開図(B)。
【符号の説明】
1…マスク本体 2…連接部 3…環形成切目 31…区画切目 4…耳掛部 41…耳掛環 5…熱融着部 34…ミシン目
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平4−30552(JP,U) 実開 昭55−114647(JP,U) 特公 昭59−30429(JP,B1) 実公 昭52−3915(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A62B 18/02

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不織布シートを折目で重ねて略扇形にし
    たマスク本体の前記折目と扇弧縁部を残して他の外縁を
    結合し、かつ、前記扇弧縁部内に連接部を残して前記外
    縁に達しない扇弧状の区画切目を形成するとともに、そ
    の外側に所定巾で離間して前記扇弧縁部に沿い前記外縁
    に達する扇弧状の環形成切目を平行に形成し、さらに、
    前記区画切目より前記環形成切目の離間部を通過して
    側に向けて開放する切目を形成してなることを特徴とす
    る簡易マスク。
  2. 【請求項2】 前記区画切目と環形成切目のいずれか一
    方又は両方の先側にミシン目を形成した請求項1記載
    簡易マスク。
JP1992028291U 1992-04-01 1992-04-01 簡易マスク Expired - Lifetime JP2606085Y2 (ja)

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JP1992028291U JP2606085Y2 (ja) 1992-04-01 1992-04-01 簡易マスク

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JPS55114647U (ja) * 1979-02-05 1980-08-13

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