JPH0578242U - 人体管状器官の治療具 - Google Patents

人体管状器官の治療具

Info

Publication number
JPH0578242U
JPH0578242U JP2868292U JP2868292U JPH0578242U JP H0578242 U JPH0578242 U JP H0578242U JP 2868292 U JP2868292 U JP 2868292U JP 2868292 U JP2868292 U JP 2868292U JP H0578242 U JPH0578242 U JP H0578242U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
pusher
indwelling
indwelling coil
aneurysm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2868292U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2581136Y2 (ja
Inventor
寛幸 浅野
Original Assignee
加藤発条株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 加藤発条株式会社 filed Critical 加藤発条株式会社
Priority to JP1992028682U priority Critical patent/JP2581136Y2/ja
Publication of JPH0578242U publication Critical patent/JPH0578242U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2581136Y2 publication Critical patent/JP2581136Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 例えば血管の動脈瘤内にコイルを挿入し、動
脈瘤の破裂を防止する治療などに用いられる人体管状器
官の治療具を提供する。 【構成】 コイル状又はチューブ状をなすプッシャ14
の先端部に、三次元的に丸まった形状に復帰する性質を
有する体内留置コイル15の基端部を、両者のコイルが
互いにねじり込んだ状態、あるいは体内留置コイル15
がプッシャ14のネジ溝に螺合した状態で連結させ、体
内留置コイル15を人体管状器官の所定箇所に挿入した
ら、プッシャ14を回転させたりあるいは押し引きし
て、体内留置コイル15を分離させる。体内留置コイル
15を直線状態に維持させるため、プッシャ14及び体
内留置コイル15内に芯線12を挿入してもよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば、血管の動脈瘤内に金属コイルを挿入することにより、動脈 瘤内を埋めて血液の流入を阻止し、もって動脈瘤の破裂を防止する用途などに用 いられる人体管状器官の治療具に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、血管の動脈瘤の治療方法の一つとして、カテーテルを通して金属コイル 等を動脈瘤内に挿入し、動脈瘤内を金属コイル等で埋めて血栓を作らせ、血液の 流入を防いで動脈瘤の破裂を防止する方法が採用されている。
【0003】 図7には、上記のような治療方法の一例が示されている。すなわち、動脈瘤1 aが形成された血管1内に親カテーテル2を挿入し、親カテーテル2の先端部が 動脈瘤1aの近傍に達したら、親カテーテル2の先端部外周に装着されたバルー ン3を膨らませて、親カテーテル2の先端位置を固定する。
【0004】 この状態で、親カテーテル2を通して子カテーテル4を挿入し、子カテーテル 4の先端を動脈瘤1aの入口に配置する。そして、子カテーテル4内にプラチナ 等のコイル5を挿入し、プッシャとしてのガイドワイヤ6で、子カテーテル4の 先端からコイル5を動脈瘤1a内に押し出す。こうして、多数のコイル5を動脈 瘤1a内に挿入することにより、動脈瘤1aを閉塞させる。
【0005】 また、他の方法として、ガイドワイヤの先端部に、動脈瘤内に留置すべき金属 コイルを取付け、ガイドワイヤの先端部を動脈瘤内に挿入した状態で通電加熱す ることによって金属コイルをガイドワイヤの先端から分離させ、動脈瘤内に留置 させるようにした治療具も提案されている。
【0006】 更に、他の動脈瘤の閉塞方法としては、絹糸を動脈瘤内に挿入する方法、エチ レン−ビニルアセテート共重合体からなるビーズを挿入する方法、液体閉栓物質 を注入する方法などが提案されている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、図7に示す方法では、子カテーテル4からコイル5を押し出し たとき、コイル5が動脈瘤1a内に完全に入らないで、血管1の流路側に突き出 たりしていると、コイル5によって血管1の流路が閉塞されてしまうという虞れ があった。この場合、コイル5を子カテーテル4から一旦押し出してしまうと、 子カテーテル5へ引き戻すことができないため、医師は、コイル5の押し出し作 業に多大な時間をかけて慎重に行わなければならなかった。
【0008】 また、ガイドワイヤの先端に金属コイルを取付け、通電加熱によって分離する 方法では、金属コイルが動脈瘤内に配置されたことを確認できた後に、通電加熱 してガイドワイヤから切り離すことができるが、金属コイルを切り離すのに必要 な通電時間が非常に長く、図7に示すようにバルーン3を用いて血管1内の血流 を一時的に止めていることから時間的な制約もあり、装置も大掛かりなものとな るという問題があった。
【0009】 更に、動脈瘤内に、絹糸や、合成樹脂ビーズや、液体閉栓物質を挿入して閉塞 させる方法では、これらの物質がいずれも血流によって流されやすいので、血管 の他の箇所に流れ込んで流路を閉塞させてしまう虞れがあった。
【0010】 したがって、本考案の目的は、体内に留置すべきコイルが、安全にかつ確実に 所望位置に配置されたことを確認した後に、速やかに分離することができるよう にした、特に血管の動脈瘤等の治療に適した人体管状器官の治療具を提供するこ とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案の人体管状器官の治療具は、先端が丸い頭部 をなして閉塞され、体内に留置されると三次元的に丸まった形状に復帰する性質 を有する体内留置コイルと、この体内留置コイルの基端部に係合し、回転動作又 は押し引き動作によって前記体内留置コイルを分離するプッシャとを備えている ことを特徴とする。
【0012】 上記において、本考案の好ましい態様の一つによれば、前記プッシャは、少な くとも先端部がコイル状をなし、前記体内留置コイルの基端部と、前記プッシャ のコイル先端部とが、互いにねじり込んだ状態で連結される。
【0013】 本考案の別の好ましい態様によれば、前記プッシャは、先端部外周又は内周に 前記体内留置コイルのピッチに合わせたネジ溝が形成されたチューブ状をなし、 前記体内留置コイルの基端部に螺合して連結される。
【0014】 更に、本考案の好ましい態様によれば、前記プッシャの内部及び前記体内留置 コイルの内部に挿脱自在に挿入される芯線を備えている。
【0015】
【作用】
本考案の治療具を用いて、例えば血管の動脈瘤の治療を行うには、まずカテー テルを血管に挿入し、その先端部を動脈瘤の入口に配置する。そして、カテーテ ルを介して、本考案の治療具を挿入し、先端部に装着された体内留置コイルを動 脈瘤内に挿入する。
【0016】 このとき、体内留置コイルの基端部と、プッシャの先端部とは、コイルどうし が互いにねじり込んだ状態、あるいは体内留置コイルの基端部がプッシャ先端部 のネジ溝に螺合した状態などで連結されている。また、本考案の好ましい態様に よれば、プッシャの内部を通して体内留置コイルの内部に芯線を挿入して、体内 留置コイルを直線状態に保持しておき、芯線を徐々に抜きながら体内留置コイル を動脈瘤内に挿入することもできる。
【0017】 体内留置コイルが動脈瘤内に完全に挿入されたことを確認したら、プッシャを 回転させたり、あるいは押し引きすることにより、体内留置コイルをプッシャ先 端から分離させ、動脈瘤内に留置させることができる。例えば、体内留置コイル の基端部とプッシャ先端部のコイルとが互いにねじり込んだ状態で連結されてい る場合には、プッシャを回転させることにより分離することができる。また、体 内留置コイルの基端部がプッシャ先端部のネジ溝に螺合した状態で連結されてい る場合には、プッシャを回転させたり、芯線などで体内留置コイルの移動を押え ておき、その状態でプッシャを引いたりして、体内留置コイルとプッシャとの螺 合を外し、体内留置コイルを分離することができる。
【0018】 こうして、体内留置コイルを動脈瘤内に留置すると、体内留置コイルは、それ 自体が有する弾性力や形状復帰力などにより、動脈瘤内で三次元的に丸まった形 状に復帰し、動脈瘤内を埋めて血栓を作らせるので、動脈瘤内への血液の流入が 阻止され、動脈瘤の破裂を防止することができる。なお、体内留置コイルとして は、形状記憶合金、白金、ステンレス、ピアノ線、アモルファス合金などが採用 できるが、超弾性による優れた形状復元性を有する点から変態点が35℃以下の 形状記憶合金が好ましく採用される。
【0019】 なお、本考案の治療具は、上記のような動脈瘤の治療ばかりでなく、事故等で 血管を損傷したとき大量の出血を防止するため、血管を閉塞させる血路閉塞具の 挿入などにも利用することができる。
【0020】 本考案の治療具では、上記のように、体内留置コイルが所定の位置に配置され たことを確認してから、操作者の手元側でプッシャを回転させたり、押し引きし たりして、体内留置コイルを分離することができる。また、体内留置コイルを分 離する前に挿入状態を確認して、挿入位置が誤っていた場合には、コイルを再び カテーテル内に引き戻し、挿入操作をやり直すことができる。したがって、体内 留置コイルの挿入作業を確実かつ安全に行うことができ、医師や患者に対する負 担も軽減される。
【0021】 また、体内留置コイルは、芯線を引き抜くと、三次元的に丸まった形状に復帰 するので、例えば動脈瘤内に挿入して形状復帰させたとき、その一部が動脈瘤の 入口から血管の流路側に突出するなどの不都合がほとんどなくなり、挿入ミスな どが極めて少なくなり、安全性を高めることができる。
【0022】
【実施例】
図1には、本考案による人体管状器官の治療具の一実施例が示されている。
【0023】 この人体管状器官の治療具11は、弾性を有する金属線材からなる細長い芯線 12を有している。芯線12の基端側は拡径部12aをなし、中間から先端部に かけては細径部12bをなしている。拡径部12aは、挿入操作のときの把持部 をなし、細径部12bは、体内に挿入される部分となる。この芯線12の細径部 12b外周には、金属コイルからなるプッシャ14が装着され、このプッシャ1 4の基端部が芯線12の拡径部12aに溶接、ろう付け等の手段で固着されてい る。
【0024】 プッシャ14の先端部には、同じく金属コイルからなる体内留置コイル15の 基端部が、互いにねじり込んだ連結部16を介して連結されている。連結部16 においては、プッシャ14の先端側ループと体内留置コイル15の基端側ループ とが、少なくとも2乃至3巻きほど互いにねじ込ませてある。また、体内留置コ イル15は、本考案の治療具11の最先端に位置するので、管状器官に挿入する 際に、管状器官を傷付けることなく、容易に挿入できるように、その頭部13部 分を丸く形成されている。なお、芯線12の細径部12b先端は、体内留置コイ ル15の内側に5〜10mm程度の長さで挿入されている。
【0025】 芯線12の材質としては、例えばステンレス、ピアノ線、アモルファス合金、 形状記憶合金等の弾性を有する金属線材が好ましく用いられるが、その他、FR P線材などの合成樹脂線材を用いることもできる。また、芯線12の先端部は、 例えばテーパ状に形成して柔軟性を持たせてもよい。芯線12の細径部12bの 太さは、0.05〜0.4 mm程度が好ましく、0.2 mm以下であることが更に好ましい。 また、プッシャ14の材質としては、例えばステンレス、ピアノ線、アモルファ ス合金、形状記憶合金等の弾性を有する金属線材が好ましく用いられる。
【0026】 体内留置コイル15としては、超弾性による優れた形状復元性を有する点から 変態点が35℃以下の形状記憶合金が好ましく採用される。この体内留置コイル 15は、図4に示すように、三次元的に丸まった形状に復帰するように形状記憶 されている。ただし、上記のような形状復元性が確保できれば、白金、ステンレ ス、ピアノ線、アモルファス合金などのコイルを用いることもできる。また、白 金以外の金属の場合は、体内に留置したとき、体内で腐食等を起こさないように するため、表面に金めっき等を施すことが好ましい。体内留置コイル15の直径 は、0.2 〜1mmが好ましく、0.4 mm以下が更に好ましい。また、体内留置コイル 15が三次元的に丸まった形状に復帰したとき、その直径は、3〜10mm程度が好 ましい。
【0027】 プッシャ14と体内留置コイル15とは、前述したように、連結部16におい て互いにねじ込ませて連結されているが、ねじ込んだ状態を安定して維持させる ため、それぞれのコイル14、15を平線等で構成してもよい。
【0028】 図2には、本考案による人体管状器官の治療具の他の実施例が示されている。 この実施例においては、芯線12の細径部12b先端が、体内留置コイル15の 先端部近傍まで伸びている。また、プッシャ14の基端部が、芯線12の拡径部 12aに固着されることなく、芯線12の細径部12b外周で摺動自在に挿着さ れている。他の構成は、図1の実施例と同様である。
【0029】 図3には、本考案による人体管状器官の治療具の更に他の実施例が示されてい る。この実施例においては、プッシャ14が、コイル状をなす先端部17aと、 その基端に連接された合成樹脂チューブ17bとで構成されている。この実施例 では、合成樹脂チューブ17bの基端部が芯線12の拡径部12aに固着されて いないが、芯線12に固着されていてもよい。他の構成は、図1の実施例と同様 である。
【0030】 図5、図6には、図2に示した人体管状器官の治療具11を用いて、血管の動 脈瘤1aを治療する方法が示されている。体内留置コイル15としては、三次元 的に丸まった形状に記憶させ、表面を金でめっきした、変態点35℃の形状記憶 合金からなるコイルが用いられている。
【0031】 まず、図5に示すように、穿刺針を用いて経皮的に血管1内にカテーテル21 を挿入し、動脈瘤1aの入口にカテーテル21の先端が到達するように配置させ る。次に、カテーテル21内に、本考案の治療具11を挿入し、体内留置コイル 15の先端部を動脈瘤1a内に挿入する。この状態で、プッシャ14を図中矢印 Aで示すように押し出し、かつ、把持部12aを図中矢印Bで示すように引いて 、体内留置コイル15を動脈瘤1a内に挿入しながら、体内留置コイル15内か ら芯線12を徐々に引き抜いていく。すると、体内留置コイル15は、動脈瘤1 a内で三次元的に丸まった形状に復帰する。
【0032】 なお、体内留置コイル15は、連結部16によってプッシャ14に接続されて いるので、一度押し出した後も、体内留置コイル15の位置が適当でない場合は 、カテーテル21内に引き戻して、芯線12を再び挿入し、操作を再度やり直す ことができる。
【0033】 次に、体内留置コイル15が動脈瘤1a内に確実に挿入されたことを確認した ら、プッシャ14を所定方向に回転させることにより、連結部16のねじり込み を解除して、体内留置コイル15をプッシャ14から分離する。その結果、三次 元的に丸まった形状に復帰した体内留置コイル15が、動脈瘤1a内を埋めた状 態となって留置され、血栓を作って血液の動脈瘤1a内への流入を阻止し、動脈 瘤1aの破裂を防止する。この体内留置コイル15は、三次元的に丸まった形状 になるので、動脈瘤1aの大きさによっては、一つでも充分動脈瘤1a内を埋め ることができるが、場合によっては、2個以上の体内留置コイル15を挿入する こともできる。
【0034】 また、この体内留置コイル15は、三次元的に丸まった形状になるので、血管 1内に垂れ下がる心配がなくなり、血管1の流路で血栓ができるのを防止するこ とができる。
【0035】 図8には、本考案の人体管状器官の治療具の更に他の実施例が示されている。 この実施例では、プッシャ24が可撓性を有する合成樹脂チューブからなり、そ の先端部外周に体内留置コイル15のコイルピッチに合わせた雄ネジ25が形成 されており、この雄ネジ25の外周に体内留置コイル15の基端部が螺着されて いる。したがって、プッシャ24を回転させることにより、体内留置コイル15 を分離できるようになっている。なお、プッシャ24の内部を通して体内留置コ イル15内に図示しない芯線を挿入することもできる。
【0036】 図9には、本考案の人体管状器官の治療具の更に他の実施例が示されている。 この実施例では、プッシャ34が可撓性を有する合成樹脂チューブからなり、そ の先端部内周に体内留置コイル15のコイルピッチに合わせた雌ネジ35が形成 されており、この雌ネジ35の内周に体内留置コイル15の基端部が螺着されて いる。したがって、プッシャ34を回転させることにより、体内留置コイル15 を分離できるようになっている。なお、プッシャ34の内部を通して体内留置コ イル15内に図示しない芯線を挿入することもできる。
【0037】 図10には、本考案の人体管状器官の更に他の実施例が示されている。この実 施例では、プッシャ24が可撓性を有する合成樹脂チューブからなり、その先端 部外周に体内留置コイル15のコイルピッチに合わせた雄ネジ25が形成されて おり、この雄ネジ25の外周に体内留置コイル15の基端部が螺着されている。 また、体内留置コイル15の途中に、ろう付けなどの方法で仕切り41が形成さ れており、プッシャ24を通して体内留置コイル15内に挿入された芯線12の 先端部が突き当たるようになっている。したがって、芯線12の先端部を仕切り 41に突き当てた状態で、プッシャ24を後方に引くことにより、体内留置コイ ル15の基端部を雄ネジ25から外し、体内留置コイル15を分離することがで きるようになっている。
【0038】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の人体管状器官の治療具によれば、体内留置コイ ルの基端部とプッシャの先端部とを、コイルどうしが互いにねじり込んだ状態、 あるいは体内留置コイルがプッシャ先端部のネジ溝に螺合した状態などで連結さ せたので、プッシャを回転させたり、押し引きしたりする動作により、体内留置 コイルを手軽に分離することができる。
【0039】 したがって、体内留置コイルをプッシャの先端部に連結し、予め挿入されたカ テーテル等を通して体内に挿入し、体内留置コイルが所定の位置に挿入されたこ とを確認してから、プッシャを手元側で操作することにより、体内留置コイルを 迅速に分離することができる。また、体内留置コイルの挿入状態が適切でないと きは、カテーテル内に引き戻して、操作をやり直すことができる。
【0040】 そして、体内留置コイルは、体内で三次元的に丸まった形状に復帰するので、 例えば動脈瘤内に挿入したとき、血管の流路側に垂れ下がったりすることがなく なり、安全性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の人体管状器官の治療具の一実施例を示
す断面図である。
【図2】本考案の人体管状器官の治療具の他の実施例を
示す断面図である。
【図3】本考案の人体管状器官の治療具の更に他の実施
例を示す断面図である。
【図4】同治療具の体内留置コイルが形状復帰した状態
を示す斜視図である。
【図5】本考案の人体管状器官の治療具を用いて血管の
動脈瘤内に体内留置コイルを挿入する操作の前半を示す
説明図である。
【図6】同操作の後半を示す説明図である。
【図7】従来の治療具を用いて血管の動脈瘤内に体内留
置コイルを挿入する操作を示す説明図である。
【図8】本考案の人体管状器官の治療具の更に他の実施
例を示す断面図である。
【図9】本考案の人体管状器官の治療具の更に他の実施
例を示す断面図である。
【図10】本考案の人体管状器官の治療具の更に他の実
施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 血管 1a 動脈瘤 11 人体管状器官の治療具 12 芯線 12a 拡径部 12b 細径部 14、24、34 プッシャ 15 体内留置コイル 16 連結部 17 樹脂チューブ 25 雄ネジ 35 雌ネジ 41 仕切り

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端が丸い頭部をなして閉塞され、体内
    に留置されると三次元的に丸まった形状に復帰する性質
    を有する体内留置コイルと、 この体内留置コイルの基端部に係合し、回転動作又は押
    し引き動作によって前記体内留置コイルを分離するプッ
    シャとを備えていることを特徴とする人体管状器官の治
    療具。
  2. 【請求項2】 前記プッシャは、少なくとも先端部がコ
    イル状をなし、前記体内留置コイルの基端部と、前記プ
    ッシャのコイル先端部とが、互いにねじり込んだ状態で
    連結される請求項1記載の人体管状器官の治療具。
  3. 【請求項3】 前記プッシャは、先端部外周又は内周に
    前記体内留置コイルのピッチに合わせたネジ溝が形成さ
    れたチューブ状をなし、前記体内留置コイルの基端部に
    螺合して連結される請求項1記載の人体管状器官の治療
    具。
  4. 【請求項4】 前記プッシャの内部及び前記体内留置コ
    イルの内部に挿脱自在に挿入される芯線を備えている請
    求項1〜3のいずれか1つに記載の人体管状器官の治療
    具。
JP1992028682U 1992-04-03 1992-04-03 人体管状器官の治療具 Expired - Fee Related JP2581136Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992028682U JP2581136Y2 (ja) 1992-04-03 1992-04-03 人体管状器官の治療具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992028682U JP2581136Y2 (ja) 1992-04-03 1992-04-03 人体管状器官の治療具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0578242U true JPH0578242U (ja) 1993-10-26
JP2581136Y2 JP2581136Y2 (ja) 1998-09-21

Family

ID=12255271

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992028682U Expired - Fee Related JP2581136Y2 (ja) 1992-04-03 1992-04-03 人体管状器官の治療具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2581136Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007152098A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Cordis Neurovascular Inc トルク破断特性を備えた塞栓器具の送達システム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0422908U (ja) * 1990-06-19 1992-02-25
JPH07503153A (ja) * 1991-12-12 1995-04-06 ターゲット セラピューティクス,インコーポレイテッド ねじ込み連結部を備えた離脱可能な押出し具―血管閉塞コイルアセンブリ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0422908U (ja) * 1990-06-19 1992-02-25
JPH07503153A (ja) * 1991-12-12 1995-04-06 ターゲット セラピューティクス,インコーポレイテッド ねじ込み連結部を備えた離脱可能な押出し具―血管閉塞コイルアセンブリ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007152098A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Cordis Neurovascular Inc トルク破断特性を備えた塞栓器具の送達システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2581136Y2 (ja) 1998-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5382260A (en) Embolization device and apparatus including an introducer cartridge and method for delivering the same
US6117157A (en) Helical embolization coil
US8361138B2 (en) Braided occlusion device having repeating expanded volume segments separated by articulation segments
US5725546A (en) Detachable microcoil delivery catheter
US5797953A (en) Helical embolization coil
US6096034A (en) Aneurysm closure device assembly
JP3205526B2 (ja) 動脈瘤閉鎖デバイスアセンブリ
JP2552812B2 (ja) 噛み合わせボールおよびキー溝連結部を備えた離脱可能な押出し具−血管閉塞コイルアセンブリ
CN107320146B (zh) 可脱离金属球囊递送装置和方法
JP4127960B2 (ja) 着脱可能な動脈瘤頸部ブリッジ
JPH0737200U (ja) 管状器官の治療具
JPH06505660A (ja) 改良された肺塞栓症防止フィルタおよび付属位置決め装着キット
KR100772472B1 (ko) 인공혈관 스텐트 삽입장치
JPH06246004A (ja) カテーテル
JP3537856B2 (ja) 管状器官の治療具
JPH07284534A (ja) 管状器官の治療具
JPH0578242U (ja) 人体管状器官の治療具
JPS60261465A (ja) 医療用チユ−ブ案内具
JP2581148Y2 (ja) 管状器官の治療具
JP7475020B2 (ja) 医療用デバイス
JP2567675Y2 (ja) 人体管状器官の治療具
JP2600710Y2 (ja) 管状器官の治療具
CN209574788U (zh) 一种栓塞弹簧圈输送装置用推送杆折断结构
US20230329720A1 (en) Vaso-occlusive devices and methods for making and using same
JP2600709Y2 (ja) 管状器官の治療具

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees