JP3537856B2 - 管状器官の治療具 - Google Patents

管状器官の治療具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人体の管状器官内に、
例えば動脈瘤の治療のための体内留置具、大量の出血を
防止するための血路閉塞具、管状器官を拡張するための
ステントなどを、適切に挿入するために使用される管状
器官の治療具に関する。
【0002】
【従来の技術】人体には、様々な管状器官が存在し、外
部からの手術では到達不可能な場合、あるいは、外部か
らの手術が複雑である場合などは、管状器官を通じて内
部から患部に到達し、薬剤、拡張具あるいは閉栓物質な
どを留置し、治療を行うという方法がとられてきた。例
えば、血管にできた動脈瘤を治療するとき、カテーテル
を血管内を通して動脈瘤に誘導し、そのカテーテルを通
して金属コイル等を動脈流内に挿入し、動脈瘤内を金属
コイル等で埋めて血栓を作らせ、血液の流入を防いで動
脈瘤の破裂を防止する方法が採用されている。
【0003】図12には、上記のような治療方法の一例
が示されている。すなわち、動脈瘤1aが形成された血
管1内に親カテーテル2を挿入し、親カテーテル2の先
端部が動脈瘤1aの近傍に達したら、親カテーテル2の
先端部外周に装着されたバルーン3を膨らませて、親カ
テーテル2の先端位置を固定する。
【0004】この状態で、親カテーテル2を通して子カ
テーテル4を挿入し、子カテーテル4の先端を動脈瘤1
aの入口に配置する。そして、子カテーテル4内にプラ
チナ等のコイル5を挿入し、プッシャとしてのガイドワ
イヤ6で、子カテーテル4の先端からコイル5を動脈瘤
1a内に押し出す。こうして、多数のコイル5を動脈瘤
1a内に挿入することにより、動脈瘤1aを閉塞させ
る。
【0005】また、他の方法として、ガイドワイヤの先
端部に、動脈瘤内に留置すべき金属コイルを取付け、ガ
イドワイヤの先端部を動脈瘤内に挿入した状態で、電気
分解することによって金属コイルをガイドワイヤの先端
から分離させ、動脈瘤内に留置させるようにした治療具
も提案されている(例えば特許出願公表平5−5003
22号参照)。
【0006】更に、マイクロバルーンを動脈瘤内に挿入
して閉塞する方法も知られている。すなわち、マイクロ
カテーテルの先端にバルーンを取付け、動脈瘤内に誘導
し、硬化剤でバルーンを膨張させた後、切り離すという
方法である。
【0007】更にまた、他の動脈瘤の閉塞方法として
は、絹糸を動脈瘤内に挿入する方法、エチレン−ビニル
アセテート共重合体からなるビーズを挿入する方法、液
体閉栓物質を注入する方法などが提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図12
に示す方法では、子カテーテル4からコイル5を押し出
したとき、コイル5が動脈瘤1a内に完全に入らない
で、血管1の流路側に突き出たりしていると、コイル5
によって血管1の流路が閉塞されてしまうという虞れが
あった。この場合、コイル5を子カテーテル4から一旦
押し出してしまうと、子カテーテル5へ引き戻すことが
できないため、医師は、コイル5の押し出し作業に多大
な時間をかけて慎重に行わなければならなかった。
【0009】また、ガイドワイヤの先端に金属コイルを
取付け、電気分解によって分離する方法では、金属コイ
ルが動脈瘤内に配置されたことを確認できた後に、通電
してガイドワイヤから切り離すことができるが、金属コ
イルを切り離すのに必要な通電時間が非常に長く、図1
2に示すようにバルーン3を用いて血管1内の血流を一
時的に止めていることから時間的な制約もあり、装置も
大掛かりなものとなるという問題があった。更に、電気
分解によって金属イオンが血液中に溶出して人体に悪影
響を与える虞れがあった。
【0010】更に、マイクロバルーンを動脈瘤に挿入し
て閉塞する方法では、バルーンと動脈瘤の形状が一致し
ないため、バルーンにより動脈瘤が変形しストレスがか
かったり、バルーンの誤離脱が生じる可能性があった。
また、万一動脈瘤内でバルーンが破裂した場合は、動脈
瘤自体も破裂する可能性が非常に高い。
【0011】更にまた、動脈瘤内に、絹糸や、合成樹脂
ビーズや、液体閉栓物質を挿入して閉塞させる方法で
は、これらの物質がいずれも血流によって流されやすい
ので、血管の他の箇所に流れ込んで流路を閉塞させてし
まう虞れがあった。
【0012】したがって、本発明の目的は、コイル等の
体内に留置すべき器具が、安全にかつ確実に所望位置に
配置されたことを確認した後に、速やかに分離すること
ができるようにした管状器官の治療具を提供することに
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1は、線状部材の先端部に体内留置具が
着脱自在に取付けられてなる管状器官の治療具におい
て、前記線状部材の先端部と、前記体内留置具の基端部
とに、互いに係合する係合部が設けられ、少なくとも前
記線状部材の先端部に設けられた係合部が形状記憶合金
で形成されており、前記形状記憶合金の変態点以上の温
度になると、前記線状部材の先端部に設けられた係合部
が変形することにより前記係合が解除されるように構成
されており、前記係合部は、前記体内留置具の基端部に
形成されたループ状部分と、前記線状部材の先端部に形
成された、前記ループ状部分に鎖状に係合するつかみ形
状部分とからなり、このつかみ形状部分は、その外周に
突出部を形成されて、常時開く方向に弾性付勢されてお
り、前記突出部に引き掛かって前記つかみ形状部分の外
周に圧接された形状記憶合金のコイルによって先端部が
閉じた状態に保持されており、形状記憶合金の変態点以
上の温度になると、前記コイルが変形して前記つかみ形
状部分を開かせることにより、係合が解除される構造で
あることを特徴とする管状器官の治療具を提供するもの
である。本発明の第2は、線状部材の先端部に体内留置
具が着脱自在に取付けられてなる管状器官の治療具にお
いて、前記線状部材の先端部と、前記体内留置具の基端
部とに、互いに係合する係合部が設けられ、少なくとも
前記線状部材の先端部に設けられた係合部が形状記憶合
金で形成されており、前記形状記憶合金の変態点以上の
温度になると、前記線状部材の先端部に設けられた係合
部が変形することにより前記係合が解除されるように構
成されており、前記係合部は、前記線状部材の先端部に
形成された形状記憶合金からなるU字状部分と、前記体
内留置具の基端部に設けられ、前記U字状部分の外周に
圧接されたコイル部とからなり、形状記憶合金の変態点
以上の温度になると、前記U字状部分が閉じて前記係合
が解除される構造であることを特徴とする管状器官の治
療具を提供するものである。本発明の第3は、線状部材
の先端部に体内留置具が着脱自在に取付けられてなる管
状器官の治療具において、前記線状部材の先端部と、前
記体内留置具の基端部とに、互いに係合する係合部が設
けられ、少なくとも前記線状部材の先端部に設けられた
係合部が形状記憶合金で形成されており、前記形状記憶
合金の変態点以上の温度になると、前記線状部材の先端
部に設けられた係合部が変形することにより前記係合が
解除されるように構成されており、前記係合部は、前記
体内留置具の基端部に設けられたコイル部と、前記線状
部材の先端部に設けられ、前記体内留置具の基端部のコ
イル部の外周に圧接された形状記憶合金からなるコイル
部とからなり、形状記憶合金の変態点以上の温度になる
と、前記線状部材の先端部に設けられたコイル部が拡径
して前記係合が解除される構造であることを特徴とする
管状器官の治療具を提供するものである。
【0014】本発明において、前記線状部材としては、
ガイドワイヤが好ましい。ガイドワイヤとしては、先端
部が次第に細くなるように形成された芯線と、この芯線
の先端部外周に固着されたコイルとからなるものが好ま
しく用いられる。なお、コイルの先端部がX線不透過性
を有するものであることがより好ましく、コイルの先端
部をX線不透過性とするには、コイルの先端部を金、
白金等のX線不透過性物質で形成する方法や、コイル
の先端部に金、白金等のX線不透過性物質をめっきする
方法などが採用される。ただし、ガイドワイヤとして
は、上記の他に、金属の芯線を合成樹脂膜で覆った、い
わゆる樹脂ガイドワイヤを用いることもできる。この場
合、係合部は、芯線の先端部に接合することが好まし
い。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】また、体内留置具としては、ダブルコイル
が好ましく採用される。しかし、それに限らず、試験管
ブラシのような形状を有するものや、コイルのピッチ間
に繊維を挟ませたものなど、種々の形状、材質のものを
用いることができる。体内留置具もX線不透過性を有す
るものであることが好ましく、例えば金、白金等を材質
とするものや、ステンレス、形状記憶合金などの表面に
金、白金等をめっきしたものなどが好ましく用いられ
る。
【0021】
【作用】本発明の治療具を用いて、例えば血管の動脈瘤
の治療を行うには、まずカテーテルを血管に挿入し、そ
の先端部を動脈瘤の入口に配置する。そして、カテーテ
ルを通して、本発明の治療具を挿入し、線状部材の先端
部に係合部を介して連結された体内留置具を動脈瘤内に
挿入する。
【0022】体内留置具が動脈瘤内に完全に挿入された
ことを、例えばX線透視カメラ等によって確認したら、
カテーテルを通して熱湯等を注入して係合部を加熱す
る。なお、加熱方法は、高周波誘導加熱などの手段を採
用することもできる。こうして係合部を加熱すると、形
状記憶合金でできた線状部材の先端部の係合部が変形し
て体内留置具との係合が外れ、体内留置具が動脈瘤内に
留置される。
【0023】こうして、体内留置具を動脈瘤内に留置す
ると、体内留置具は、動脈瘤内を埋めて血栓を作らせる
ので、動脈瘤内への血液の流入が阻止され、動脈瘤の破
裂を防止することができる。
【0024】本発明によれば、上記のように、体内留置
具が所定の位置に配置されたことを確認してから、体内
留置具を分離することができ、もし適切な位置にないと
きには、線状部材を引張って体内留置具をカテーテル内
に引き戻して、操作をもう1度やり直すことができる。
【0025】また、熱湯等を注入することにより、形状
記憶合金でできた係合部を瞬時のうちに変形させて、体
内留置具を解放することができる。したがって、体内留
置具の挿入作業を確実かつ安全に行うことができ、医師
や患者に対する負担も軽減される。
【0026】
【実施例】図1〜3には、本発明を理解するための参考
例である管状器官の治療具が示されている。図1に示す
ように、この管状器官の治療具は、ガイドワイヤ11
と、その先端部に分離可能に接続された体内留置具21
とで構成されている。ガイドワイヤ11は、弾性を有す
る金属線材からなる細長い芯線12を有している。芯線
12の基端側は拡径部12aをなし、中間から先端部に
かけては細径部12bをなしている。拡径部12aは、
挿入操作のときの把持部をなし、細径部12bは、体内
に挿入される部分となる。芯線12の材質としては、例
えばステンレス、ピアノ線、アモルファス合金、形状記
憶合金等の弾性を有する金属線材が好ましく用いられ
る。芯線12の細径部12bの太さは、0.05〜0.4 mm程
度が好ましく、0.2 mm以下であることが更に好ましい。
【0027】この芯線12の細径部12bの外周には、
芯線12の基部側に、ステンレス、ピアノ線、アモルフ
ァス合金、形状記憶合金等からなる第1のコイル13が
配置され、芯線12の先端側に金、白金等のX線不透過
材料からなる第2のコイル14が固着されている。これ
らのコイル13、14は、それらの両端部をろう材15
によって芯線12に接合されている。コイル14の最先
端には、形状記憶合金からなる、Y字状をなす第1の係
合部16が同じくろう材15によって固着されている。
コイル13、14の直径は、0.25〜0.45mmが好ましい。
【0028】なお、コイル13、14の外周には、例え
ばポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリ
プロピレン、ポリアミド、ポリウレタン、ポリスチレ
ン、フッ素樹脂、シリコンゴムなどの合成樹脂膜が被覆
されていてもよい。更に、この合成樹脂膜の表面に、例
えばイソシアネート基などの官能基を形成し、この官能
基にポリエチレングリコールなどの親水性ポリマーを結
合させるなどの方法で、親水性ポリマーを被覆してもよ
い。このような親水性ポリマーとしては、例えば特公平
4−14991号に開示されたような樹脂が挙げられ
る。
【0029】一方、体内留置具21は、金、白金、又は
表面に金めっきを施された金属等のX線不透過性材料か
らなるダブルコイル22で構成されている。ダブルコイ
ル22の頭部23は、管状器官に挿入する際に、管状器
官を傷付けることなく、容易に挿入できるように、溶融
等の手段で丸く形成されている。また、ダブルコイル2
2の基端には、ループ状をなす第2の係合部24が形成
されている。なお、ダブルコイル22の一次コイルの直
径は0.25〜0.4 mmが好ましく、その長さは50〜400 mmが
好ましい。また、ダブルコイル22の二次コイルの直径
は3〜8mmが好ましい。
【0030】図2は、ガイドワイヤ11の先端に形成さ
れた第1の係合部16と、体内留置具21の基端に形成
された第2の係合部24との係合状態を示している。す
なわち、つかみ形状をなす第1の係合部16の先端部
が、ループ状をなす第2の係合部24内に挿入されて、
閉じられることによって、鎖状に係合した状態となって
いる。なお、51は、ガイドワイヤ11及び体内留置具
21を挿入するためのカテーテルであり、合成樹脂チュ
ーブで構成されている。また、カテーテル51の先端部
には、白金コイル等を巻き付けた造影チップ52が取付
けられている。ただし、カテーテルとしては、市販のい
ずれのものを用いてもよい。
【0031】図3は、上記第1の係合部16の動作を示
している。すなわち、第1の係合部16は、形状記憶合
金からなるつかみ形状部材で作られており、図中左側に
示すようにその先端部がループ状に閉じられることによ
って、前記第2の係合部24に鎖状に係合している。そ
して、例えば熱湯を注入して形状記憶合金の変態温度以
上に加熱すると、図中右側に示すようにC字状に開い
て、第2の係合部24との係合が外れるようになってい
る。この場合、上記形状記憶合金の変態点は、35〜9
0℃程度が好ましく、45〜80℃がより好ましい。
【0032】次に、図1〜3に示した管状器官の治療具
を用いて、血管の動脈瘤を治療する方法について説明す
る。
【0033】まず、穿刺針を用いて経皮的に血管内にカ
テーテル51を挿入し、動脈瘤の入口にカテーテル51
の先端が到達するように配置させる。次に、カテーテル
51内に、本発明の治療具を、体内留置具21のダブル
コイル22を直線状に伸ばした状態にして挿入し、体内
留置具21をカテーテル51の先端から押し出して動脈
瘤内に配置する。体内留置具21は、カテーテル51か
ら押し出されると、ダブルコイル22が形状復帰して3
次元的に絡まったような形状となる。なお、体内留置具
21の基端部は、前記係合部24、16を介して、ガイ
ドワイヤ11の先端部に連結されているので、一度カテ
ーテル51から押し出された後も、その位置が適当でな
い場合は、カテーテル51内に引き戻して、操作を再度
やり直すことができる。
【0034】次に、体内留置具21が動脈瘤内に確実に
挿入されたことを確認したら、カテーテル51を通して
加温された生理食塩水を流し込むか、あるいは、ヒータ
ー加熱、高周波誘導などの手段によって係合部16、2
4を加熱する。その結果、形状記憶合金からなる第1の
係合部16が形状復帰し、図3中右側に示すように先端
部が開いて、第2の係合部24との係合が解除される。
その結果、体内留置具21がガイドワイヤ11から分離
して動脈瘤内に留置される。こうして、体内留置具21
が動脈瘤内に留置されると、ダブルコイルに復帰して動
脈瘤内を埋めた状態となり、血栓を作って血液の動脈瘤
内への流入を阻止し、動脈瘤の破裂を防止することがで
きる。
【0035】なお、本発明の治療具は、用途に応じて、
各種形状の体内留置具を連結して使用することができ
る。これによって、上記のような動脈瘤の治療ばかりで
なく、事故等で血管を損傷したとき大量の出血を防止す
るため、血管を閉塞させる血路閉塞具の挿入などにも利
用することができる。また、管状器官を拡張させるため
のステントの挿入にも利用できる。更に、カプセル、錠
剤などの薬を患部まで運んで留置する、いわゆるドラッ
クデリバリーシステム(DDS)にも利用することがで
きる。
【0036】図4、5には、本発明による管状器官の治
療具の一実施例が示されている。なお、図1〜3の参考
例と実質的に同一の部分には、同符号を付してその説明
を省略することにする。
【0037】この管状器官の治療具は、図1〜3に示し
た治療具のガイドワイヤ11の第1の係合部を変えただ
けで、他の構成は同じである。すなわち、第1の係合部
30は、つかみ形状をなすステンレス等の弾性を有する
金属部材31と、この金属部材31の外周に巻き付けら
れた形状記憶合金コイル34とで構成されている。
【0038】図4に示すように、つかみ形状をなす金属
部材31の先端部の内側には突出部32がそれぞれ形成
され、この先端部が閉じたときこの突出部32が前記第
2の係合部24のループに係合するようになっている。
また、上記先端部の外側にも突出部33がそれぞれ形成
されており、この突出部33に形状記憶合金コイル34
が引き掛って先端部を閉じた状態に保持している。
【0039】そして、この管状器官の治療具では、カテ
ーテル等を通して加温された生理食塩水等を注入し、第
1の係合部30を加熱すると、図5に示すように、形状
記憶合金コイル34が形状復帰し、突出部33を乗り越
えて軸方向に収縮する。その結果、金属部材31の先端
部からコイル34が外れ、金属部材31自身の弾性によ
ってその先端部が外側に開く。このため、第1の係合部
30と第2の係合部24との係合が外れ、体内留置具2
1が分離するようになっている。
【0040】図6、7には、本発明による管状器官の治
療具の他の実施例が示されている。なお、図1〜3の参
考例と実質的に同一の部分には、同符号を付してその説
明を省略することにする。
【0041】この管状器官の治療具は、図1〜3に示し
た治療具のガイドワイヤ11の第1の係合部及び第2の
係合部を変えただけで、他の構成は同じである。すなわ
ち、図6に示すように、第1の係合部35は、形状記憶
合金からなる先端部がU字状の部材からなり、第2の係
合部36は、コイルの端末をなしている。第1の係合部
35の基部外周は、ろう付け等の手段によってコイル1
4に固着されている。また、第1の係合部35の先端部
の外周には、円弧状に切り欠いた多数の凹凸35aが形
成され、この先端部が外側に開かれることによって、こ
の凹凸35aに第2の係合部36のコイル内周が嵌合し
て係合している。
【0042】そして、この管状器官の治療具では、カテ
ーテル等を通して加温された生理食塩水等を注入し、第
1の係合部35を加熱すると、図7に示すように、形状
記憶合金からなる第1の係合部35の先端部が形状復帰
して閉じ、その結果、第1の係合部35の凹凸35aと
第2の係合部36のコイル内周との嵌合が外れて、体内
留置具21が分離するようになっている。
【0043】図8、9には、本発明による管状器官の治
療具の更に他の実施例が示されている。なお、図1〜3
の参考例と実質的に同一の部分には、同符号を付してそ
の説明を省略することにする。
【0044】この管状器官の治療具も、図1〜3に示し
た治療具のガイドワイヤ11の第1の係合部及び第2の
係合部を変えただけで、他の構成は同じである。すなわ
ち、図8に示すように、第1の係合部40は、ガイドワ
イヤ11を構成するコイル14に連接された形状記憶合
金コイルからなり、第2の係合部41は、体内留置具2
1の基端部をなすコイルからなっている。そして、第1
の係合部40の形状記憶合金コイルが、第2の係合部4
1のコイル外周に圧接されて、両者が係合した状態とな
っている。なお、図中51はカテーテル、52はその先
端部に設けられた造影チップである。
【0045】そして、この管状器官の治療具では、カテ
ーテル等を通して加温された生理食塩水等を注入し、第
1の係合部40を加熱すると、図9に示すように、第1
の係合部40の形状記憶合金コイルが形状復帰して拡径
され、第2の係合部41のコイル部が第1の係合部40
から抜き出されて、体内留置具21が分離するようにな
っている。
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の管状器官
の治療具によれば、体内留置具が、線状部材の先端部
に、形状記憶合金の形状復帰力で解放される係合部を介
して連結されているので、カテーテルから一度押し出し
た後も、挿入位置を修正したい場合には、再びカテーテ
ル内に引き戻して操作をやり直すことができる。そし
て、体内留置具が適正な位置に配置されたのを確認して
から、例えば、加温された生理食塩水を流したり、高周
波誘導したりして、体内留置具を瞬時に分離することが
できるので、挿入作業を短時間で、安全かつ確実に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を理解するための参考例である管状器官
の治療具を示す説明図である。
【図2】同治療具の係合部を示す部分拡大図である。
【図3】同治療具の第1の係合部の動作を示す説明であ
る。
【図4】本発明の管状器官の治療具の一実施例を示す部
分拡大図である。
【図5】同治療具の係合が解除された状態を示す部分拡
大図である。
【図6】本発明の管状器官の治療具の他の実施例を示す
部分拡大図である。
【図7】同治療具の係合が解除された状態を示す部分拡
大図である。
【図8】本発明の管状器官の治療具の更に他の実施例を
示す部分拡大図である。
【図9】同治療具の係合が解除された状態を示す部分拡
大図である。
【図10】従来の治療具を用いて血管の動脈瘤内に体内
留置コイルを挿入する操作を示す説明図である。
【符号の説明】
11 ガイドワイヤ 12 芯線 13、14 コイル 15 ろう材 16、30、35、40 第1の係合部 21 体内留置具 24、36、41 第2の係合部 31 金属部材 34 形状記憶合金コイル 35a 凹凸 51 カテーテル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀬和 信吾 神奈川県足柄上郡中井町井ノ口2806−4 (72)発明者 小川 篤志 神奈川県足柄上郡大井町金子1673−1 (56)参考文献 特開 平6−246004(JP,A) 実開 平5−15904(JP,U) 実開 昭57−193811(JP,U) 実開 平1−77703(JP,U) 国際公開93/016650(WO,A1) 小山浩幸,脳動脈瘤治療のための形状 記憶合金による血管補修材の開発(第2 報),1992年度精密工学会秋季大会学術 講演会講演論文集,日本,社団法人精密 工学会会長 吉川弘之,1992年 9月 5日,第1分冊,第337−338頁 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 17/12 A61M 29/02

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線状部材の先端部に体内留置具が着脱自
    在に取付けられてなる管状器官の治療具において、前記
    線状部材の先端部と、前記体内留置具の基端部とに、互
    いに係合する係合部が設けられ、少なくとも前記線状部
    材の先端部に設けられた係合部が形状記憶合金で形成さ
    れており、前記形状記憶合金の変態点以上の温度になる
    と、前記線状部材の先端部に設けられた係合部が変形す
    ることにより前記係合が解除されるように構成されてお
    り、 前記係合部は、前記体内留置具の基端部に形成されたル
    ープ状部分と、前記線状部材の先端部に形成された、前
    記ループ状部分に鎖状に係合するつかみ形状部分とから
    なり、このつかみ形状部分は、その外周に突出部を形成
    されて、常時開く方向に弾性付勢されており、前記突出
    部に引き掛かって前記つかみ形状部分の外周に圧接され
    た形状記憶合金のコイルによって先端部が閉じた状態に
    保持されており、形状記憶合金の変態点以上の温度にな
    ると、前記コイルが変形して前記つかみ形状部分を開か
    せることにより、係合が解除される構造であることを特
    徴とする管状器官の治療具。
  2. 【請求項2】 線状部材の先端部に体内留置具が着脱自
    在に取付けられてなる管状器官の治療具において、前記
    線状部材の先端部と、前記体内留置具の基端部とに、互
    いに係合する係合部が設けられ、少なくとも前記線状部
    材の先端部に設けられた係合部が形状記憶合金で形成さ
    れており、前記形状記憶合金の変態点以上の温度になる
    と、前記線状部材の先端部に設けられた係合部が変形す
    ることにより前記係合が解除されるように構成されてお
    り、 前記係合部は、前記線状部材の先端部に形成された形状
    記憶合金からなるU字状部分と、前記体内留置具の基端
    部に設けられ、前記U字状部分の外周に圧接されたコイ
    ル部とからなり、形状記憶合金の変態点以上の温度にな
    ると、前記U字状部分が閉じて前記係合が解除される構
    造であることを特徴とする管状器官の治療具。
  3. 【請求項3】 線状部材の先端部に体内留置具が着脱自
    在に取付けられてなる管状器官の治療具において、前記
    線状部材の先端部と、前記体内留置具の基端部とに、互
    いに係合する係合部が設けられ、少なくとも前記線状部
    材の先端部に設けられた係合部が形状記憶合金で形成さ
    れており、前記形状記憶合金の変態点以上の温度になる
    と、前記線状部材の先端部に設けられた係合部が変形す
    ることにより前記係合が解除されるように構成されてお
    り、 前記係合部は、前記体内留置具の基端部に設けられたコ
    イル部と、前記線状部材の先端部に設けられ、前記体内
    留置具の基端部のコイル部の外周に圧接された形状記憶
    合金からなるコイル部とからなり、形状記憶合金の変態
    点以上の温度になると、前記線状部材の先端部に設けら
    れたコイル部が拡径して前記係合が解除される構造であ
    ることを特徴とする管状器官の治療具。
  4. 【請求項4】 前記線状部材が、ガイドワイヤである請
    求項1〜3のいずれか1つに記載の管状器官の治療具。
  5. 【請求項5】 前記ガイドワイヤは、先端部が次第に細
    くなるように形成された芯線と、この芯線の先端部外周
    に固着されたコイルとで構成されている請求項4記載の
    管状器官の治療具。
  6. 【請求項6】 前記体内留置具は、ダブルコイルからな
    る請求項1〜5のいずれか1つに記載の管状器官の治療
    具。
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