JPH0577824U - 押釦スイッチ用キー - Google Patents

押釦スイッチ用キー

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Publication number
JPH0577824U
JPH0577824U JP2344292U JP2344292U JPH0577824U JP H0577824 U JPH0577824 U JP H0577824U JP 2344292 U JP2344292 U JP 2344292U JP 2344292 U JP2344292 U JP 2344292U JP H0577824 U JPH0577824 U JP H0577824U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key
push button
button switch
silicone rubber
back surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2344292U
Other languages
English (en)
Inventor
洋一 福澤
幹男 清澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Polymer Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Polymer Co Ltd filed Critical Shin Etsu Polymer Co Ltd
Priority to JP2344292U priority Critical patent/JPH0577824U/ja
Publication of JPH0577824U publication Critical patent/JPH0577824U/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 高い耐久性のキー表示部をもつ押釦スイッチ
用キーを提供する。 【構成】 シリコーン系ゴムを用いて加硫成形された全
光線透過率(JIS K7105)が85%以上の押釦
スイッチ用キーの裏面10に、シリコーンゴム系印刷イ
ンキにより表示部7が形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、耐久性が改善された、通信機器等の押釦スイッチ用キーに関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
従来の押釦スイッチは図2(a)、(b)のような構成であった。すなわち表 面板1の開口より押釦スイッチ用キー(以下単にキーと称する)2が突出してい るが、キー2は可撓性のゴム台3に支えられている。キー2を押すとゴム台3が 座屈し、ゴム台3の内側に設けた可動接点4が固定接点5を短絡してスイッチ動 作が行われる。 キー2はシリコーン系ゴムを用いて加硫成形されているが、識別のためキー表 面6に、シリコーンゴム系印刷インキを用いてスクリーン印刷した表示部7を備 えており、これは黒色層8の上に白色符号9を形成したものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
キー表面6は、指で叩かれたり、擦られたりするので、印刷された表示部7が 次第に薄くなったり剥げたりして消えてしまうおそれがあった。 この課題を解決するために従来は耐摩耗性のよいインキを使い、かつスクリー ン印刷によって表示部を厚くする等の対策が講じられいた。 しかしながら近年押釦スイッチのキー表示部では、外観のデザイン化がすすん で多色化し、さらに表面形状が複雑化してきたために、スクリーン印刷でキー表 面に表示部を形成することは難しくなってきた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決するもので、その要旨とするところは、シリコーン 系ゴムを用いて加硫成形された全光線透過率(JIS K7105)が85%以 上のキーの裏面に、シリコーンゴム系印刷インキを用いた表示部を形成してなる ことを特徴とするキーにある。
【0005】
【作用】
かかる本考案のキーでは、直接人の手が表示部に触れることがなくなり、しか もキーが全光線透過率の高い材料で作られているため、表示部がキー裏面にあっ ても、表示部を鮮明に読み取ることができるようになった。 また表面形状が複雑なキーであっても、一般にキーの裏面は制約が少なく平坦 なままとすることができるので、キーの裏面に表示部を印刷するようにしたため 、印刷が容易であり、したがって2色以上の表示印刷による多色化も比較的容易 になった。
【0006】 本考案のキーは繰り返し叩かれるため、高い硬度の材料が望ましい。キーの材 料が全光線透過率85%未満のものでは、キーの表面より表示部を読み取ること が難しく、表示部としての機能を果たさないので望ましいものではない。
【0007】 本考案のキーに表示部を形成するにあたってはパット印刷を用いることができ る。パット印刷はスクリーン印刷に比べ、被印刷物の形状依存性が少ない点で優 れてはいるが、印刷インキの膜厚を厚くすることが難しく、耐摩耗性を有する表 示部を形成する方法としては従来あまりよい方法とはされていなかったが、本考 案では表示部をキーの裏面に設けるため、パット印刷を利用することも可能とな った。 またシリコーンゴム系印刷インキに蓄光顔料を混合すると、インキの耐摩耗性 が悪くなるため、従来はキー表面にくぼみを作り、その中にこのインキを入れる などして耐摩耗性を向上する工夫をしていたが、本考案では表示部をキーの裏面 に設けるため、そのようなくぼみを特に作る必要はない。 また本考案のキーが実質的に透明であるので、光透過性を有する印刷インキを 用いて表示部を形成することにより、照光用押釦スイッチにも応用できる。
【0008】
【実施例】 (実施例1) シリコーンゴムコンパウンドKE996TU[信越化学工業(株)製、商品名 ]100重量部に、硬化剤C−8B[信越化学工業(株)製、商品名]2重量部 を配合して金型に挿入し、180℃、150kg/cm2 の条件で10分間加熱 、加圧し、図1(a)、(b)に示すように、10mm×10mm×2mmのキ ー2を5mmピッチで配列したシリコーンゴム製の押釦スイッチを作製した。こ のキー2の全光線透過率は86%であった。
【0009】 ついで、80mm×80mmのスクリーン枠に、線幅0.5mm、外径約5m mの「1」、「2」、「3」、「4」の4個の数字状開口部を有する250メッ シュのポリエステル製で乳剤厚さ20μmのスクリーンを、開口部がおのおのの キー裏面10の中央に位置するように配置し、このスクリーンに白色のシリコー ンゴム系印刷インキ、シルマークWN[信越化学工業(株)製、商品名]を充填 した後、幅60mm、厚さ6mm、ゴム硬度60°のウレタンゴム製のスキージ を用いてスクリーン印刷を行い、これを乾燥器中にて200℃、60分乾燥し、 厚さ20μmの4個の白色符号層9を形成した。
【0010】 つぎにこれらのキーに80mm×80mmのスクリーン枠に、線幅0.5mm 、外径8mm×8mmの正方形開口部を有する250メッシュのポリエステル製 で乳剤厚さが20μmのスクリーンで、開口部がおのおののキー裏面10の中央 に位置するように配置し、このスクリーン上に黒色のシリコーンゴム系インキ シルマークBLM[信越化学工業(株)製、商品名]を充填し、前記スキージに て印刷を行い、これを前記乾燥器にて同一条件で乾燥し、白色符号層9の上に黒 色層8を20μmの厚さに形成し、キーを作製した。 これらのキーを、図1(a),(b)に示すように、押釦スイッチのゴム台3 に載置したところ、キー表面より表示部7がはっきり読み取れるものであった。 また押圧治具による100万回の押釦操作後でも表示部の摩損はまったくみられ なかった。
【0011】 (比較例1) 実施例1においてキーの表示部を押圧治具側にしてゴム台に置いたほかはまっ たく同様にして押釦操作を行ったところ、このものは30万回で表示部が摩損し てしまった。 (比較例2) シリコーンコンパウンドMM3065[ローヌ プーラン シリコーン(株) 製、商品名]100重量部に、硬化剤C−8B[信越化学工業(株)製、商品名 ]の2重量部を配合し、実施例と同一の金型、同一条件でキーを同様に4個作製 した。これらのキーの全光線透過率は82%であった。 ついでこれらのキー裏面10に実施例1と同一条件で白色符号9および黒色層 8を形成した。しかしこれらのキーはキー表面より表示部7を鮮明に読み取るこ とはできなかった。
【0012】
【考案の効果】
本考案によれば、表示部をキーの裏面に設けたので、表示部の耐久性が向上し 、かつ表面形状の制約の少ないキー裏面に印刷することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のキーを組み込んだ押釦スイッチの
(a)は平面図、(b)は(a)のX−X線に沿う縦断
面図である。
【図2】従来のキーを組み込んだ押釦スイッチの(a)
は平面図、(b)は(a)のX−X線に沿う縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1 表面板 2 キー 3 ゴム台 4 可動接点 5 固定接点 6 キー表面 7 表示部 8 黒色層 9 白色符号 10 キーの裏面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコーン系ゴムを用いて加硫成形され
    た全光線透過率が85%以上の押釦スイッチ用キーの裏
    面に、シリコーンゴム系印刷インキにより表示部を形成
    してなることを特徴とする押釦スイッチ用キー。
JP2344292U 1992-03-19 1992-03-19 押釦スイッチ用キー Pending JPH0577824U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2344292U JPH0577824U (ja) 1992-03-19 1992-03-19 押釦スイッチ用キー

Applications Claiming Priority (1)

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JP2344292U JPH0577824U (ja) 1992-03-19 1992-03-19 押釦スイッチ用キー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0577824U true JPH0577824U (ja) 1993-10-22

Family

ID=12110622

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2344292U Pending JPH0577824U (ja) 1992-03-19 1992-03-19 押釦スイッチ用キー

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JP (1) JPH0577824U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6174215A (ja) * 1984-09-18 1986-04-16 富士ポリマテック株式会社 接点ゴムの製造法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6174215A (ja) * 1984-09-18 1986-04-16 富士ポリマテック株式会社 接点ゴムの製造法

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